JP2000303921A - 内燃機関用空気清浄器 - Google Patents

内燃機関用空気清浄器

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JP2000303921A
JP2000303921A JP11114678A JP11467899A JP2000303921A JP 2000303921 A JP2000303921 A JP 2000303921A JP 11114678 A JP11114678 A JP 11114678A JP 11467899 A JP11467899 A JP 11467899A JP 2000303921 A JP2000303921 A JP 2000303921A
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有史 松下
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康民 北浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、キャップのエア導出通路筒部に挿入
筒部材を取り付ける場合、部品点数を低減でき、さらに
エアフロメータから安定した情報が得られる内燃機関用
空気清浄器を提供することを課題とする。 【解決手段】本発明の内燃機関用空気清浄器1は、キャ
ップ3Aと一体成形されたエア導出通路筒部32Aにエ
アフロメータEを備え、エア導出通路筒部32Aに整流
部Fを介在して着脱可能に装着される挿入筒部材4Aを
備えた構成であり、整流部Fは、エアフロメータEの上
流側でエア導出通路筒部32Aあるいは挿入筒部材4A
に一体成形されており、挿入筒部材4A及びエア導出通
路筒部3Aのいずれか一方及び他方は、挿入筒部材4A
を周方向に回動することによりエア導出通路筒部3Aに
着脱可能に装着できるように、互いに相対移動可能に嵌
合する凹状案内部43(34)及び凸状案内部323
(44)をもつことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の吸気系
に設置し利用できる、エアフロメータを備えた内燃機関
用空気清浄器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内燃機関の吸気系には、吸気の
流量及び温度などを測定し、その値をデータとして制御
システム(内燃機関の性能を充分に発揮できるように吸
気と燃料との混合比率を制御するシステム)に出力する
エアフロメータを備えた内燃機関用空気清浄器が設置さ
れている。例えば、 (1)図6及び図7に断面して示す従来の内燃機関用空
気清浄器1Cの場合には、大気を導入するエア導入通路
筒部(インレット)22をもつケース2と、内燃機関の
インレットマニフォールドに連通し清浄エアを供給する
エア導出通路筒部(アウトレット)32Cをもつキャッ
プ3Cとで形成される空間を濾過前後のダスティ側空間
S1とクリーン側空間S2とに区画する位置にエアクリ
ナエレメント5を介置し組付けている。
【0003】また、前記キャップ3Cのエア導出通路筒
部32Cには、エアフロメータEが設置されている。さ
らに、エアフロメータEより上流位置でクリーン側空間
S2に連通する内部開口端320側には、清浄エア流の
消音効果を高めるベンチュリー部41を備えた挿入筒部
材(ファンネルパイプ)4Cがエア導出通路筒部32C
の軸心線P1と斜めに交差する上下方向(図7の矢印X
1及びX2参照)に移動し着脱自在に装着される。
【0004】また、挿入筒部材4Cは、ベンチュリー部
41を通過後の清浄エアを整流するための整流部材F1
が予め組み込まれた後、その軸心線P2をエア導出通路
筒部32Cの軸心線P1に一致する位置にまで矢印X1
方向に移動させられ固定保持される。ここで、エア導出
通路筒部32Cへの挿入筒部材4Cの取り付け構造とし
ては、クリーン側空間S2を形成するキャップ3Cの内
壁に一体成形した取り付け案内溝部35(図8参照)
に、挿入筒部材4Cの外面に一体成形した案内突起45
を挿通し、かつ案内溝35に沿って押し込み、エア導出
通路筒部32Cの軸心線P1と挿入筒部材4Cの軸心線
P2とが一致した位置で、エア導出通路筒部32Cに設
けた位置決め用凹部36(図7参照)に、挿入筒部材4
Cに設けた係止突起46を係止することによって固定保
持する方式が採用されている。 (2)また、実開平4ー62342号公開公報には、コ
ストの低減を目的としてエアクリーナより吸入した空気
を整流格子を介してエアフロメータに導くようにした内
燃機関の吸気装置において、樹脂製エアクリーナボック
スの出口に、整流格子を一体的に樹脂成形した構成が開
示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】(1)前記従来の内燃
機関用空気清浄器1Cは、挿入筒部材4Cを、キャップ
3Cのエア導出通路筒部32Cの上流側に連通可能及び
着脱可能に装着する場合、これに先立ち、予め、エア導
出通路筒部32Cへの挿入筒部分42C(エア導出通路
筒部32Cに対向する出口側装着部分)に整流部材F1
を組み込む構成である。
【0006】このため、キャップ3Cのエア導出通路筒
部32Cへの取り付け部品として挿入筒部材4Cと整流
部材F1Cの2点が必要であるため、取り付け部品を低
減する余地がある。さらに、挿入筒部材4Cと整流部材
F1を組み付けすることによる、組み付け精度や、誤差
などのバラツキの発生により、前記両者の組み付け後、
キャップのエア導出通路筒部32Cに取り付けた場合、
エアフロメータEと整流部材F1との間隔L1が微妙に
ズレ、エアフロメータEの測定条件が正確に設定できな
いことがあると、エアフロメータEから安定した情報が
得られない。 (2)また、実開平4ー62342号公開公報に開示さ
れた内燃機関の吸気装置は、樹脂製エアクリーナボック
スの出口に、整流格子を一体的に樹脂成形した構成であ
るため、整流格子を1部品としての部品点数を低減でき
るが、その図1及び図3からも明らかなように、エアフ
ロメータ6を備えたエアフロメータチャンバ7を、前記
整流格子4に対向する位置におけるエアクリーナボック
ス1の外部から、ウェルドナット8にボルト9を螺合す
ることで固定保持する構成であり、ウェルドナット8及
びボルト9の2部品分、部品点数が増えるため、取り付
け部品を低減する余地がある。
【0007】本発明は、前記問題点に鑑みなされたもの
で、キャップのエア導出通路筒部に挿入筒部材を取り付
ける場合、部品点数を低減でき、さらにエアフロメータ
から安定した情報が得られる内燃機関用空気清浄器を提
供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の内燃機関用空気
清浄器は、外部からエアを取り入れるエア導入通路筒部
をもつケース部材と、前記ケースに濾過前後のダスティ
側空間とクリーン側空間とを区画するエアクリナエレメ
ントを介して着脱可能に装着されるとともに、前記エア
クリナエレメントにより清浄化された清浄エアを整流
部、エアフロメータの順に流通させ外部に案内するエア
導出通路筒部をもつキャップと、前記エア導出通路筒部
の上流側に連通可能及び着脱可能に装着され、前記クリ
ーン側空間に突出する挿入筒部材と、よりなる内燃機関
用空気清浄器であって、前記整流部は、前記エアフロメ
ータの上流側で前記エア導出通路筒部あるいは前記挿入
筒部材に一体成形されており、前記挿入筒部材及び前記
エア導出通路筒部のいずれか一方及び他方は、前記挿入
筒部材を周方向に回動することにより前記エア導出通路
筒部に着脱可能に装着できるように、互いに相対移動可
能に嵌合する凹状案内部及び凸状案内部をもつことを特
徴とする。
【0009】このように構成された内燃機関用空気清浄
器によると、エアクリナエレメントにより清浄化された
エアが流通するクリーン側空間に配置される挿入筒部材
を、キャップのエア導出通路筒部に着脱可能に取り付け
る場合、エア導出通路筒部あるいは挿入筒部材には予め
整流部が一体成形されているため、従来の場合のように
挿入筒部材に整流部材を取り付けなくてすむ。
【0010】また、キャップのエア導出通路筒部への挿
入筒部材の取り付けは、エア導出通路筒部及び挿入筒部
材のいずれか一方及び他方における凹状案内部と凸状案
内部とを互いに相対移動可能に嵌合するのみであるた
め、従来のようにボルト、ナットによる螺合方式を用い
ずにすむ。従って、キャップのエア導出通路筒部への取
り付け部品としては、従来の場合、挿入筒部材と整流部
材の2点あるいはボルト、ナットの2点が必要であった
が、本発明の場合では、挿入筒部材のみの1点ですみ、
かつ部品点数の低減ができ、挿入筒部材と、整流部材と
の組み付け工程を行わずにすみ、コスト面で有利とな
る。
【0011】さらに、エア導出通路筒部あるいは挿入筒
部材と、整流部材とを組み付けすることによる、組み付
け精度や、誤差などのバラツキの発生により、前記両者
の組み付け後、キャップのエア導出通路筒部に取り付け
た場合、エアフロメータと整流部との間隔が微妙にズ
レ、エアフロメータによる必要とする測定条件が正確に
設定できないことを解消でき、かつエアフロメータから
安定した情報が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】整流部は、予めキャップのエア導
出通路筒部あるいは挿入筒部材のいずれか一方の成形時
に一体的に形成することができる。整流部は、例えば、
格子状、オリフィス状、などとすることができる。挿入
筒部材は、ストレート形筒状に形成されたものや、ベン
チュリーを備えたものなどを用いることができるととも
に、エア導出通路筒部に対向する位置に着脱可能であ
り、かつエア導出通路筒部のクリーン側空間に対向する
開口端部に対し、その軸心線に沿って直線的に往復移動
可能で、さらに周方向に沿って往復回転移動可能な構成
を備える。
【0013】前記構成としては、挿入筒部材及びエア導
出通路筒部のいずれか一方及び他方に形成され、互いに
相対移動可能に嵌合する凹状案内部及び凸状案内部とが
用いられる。凹状案内部は、例えば、略L字状の溝ある
いは略L字状の切り欠けであり、前記凸状案内部は、柱
状とすることができる。
【0014】凹状案内部としては、キャップのエア導出
通路筒部の軸心線方向あるいはエア導出通路筒部に着脱
可能に取り付けられる挿入筒部材の軸心線方向に沿う直
線状部分と、直線状部分に連続し周方向に沿う円弧状部
分とで形成することができる。キャップは、挿入筒部材
の装着完了位置で挿入筒部材の周方向への回転移動を拘
束する固定側回転止ストッパ及び挿入筒部材の軸線方向
へのズレ移動を拘束する固定側ズレ止ストッパを備えた
ものを用いることができる。
【0015】挿入筒部材は、固定側回転止ストッパに係
止する可動側回転止ストッパ及び固定側ズレ止ストッパ
に係止する可動側ズレ止ストッパを備えたものを用いる
ことができる。前記各ストッパを備えたキャップ及び挿
入筒部材を用いた場合には、装着完了位置にある挿入筒
部材を固定位置に確実に拘束できる。
【0016】
【実施例】(実施例1)本発明、内燃機関用空気清浄器
の実施例を図1〜4に基づいて説明する。図1に示す内
燃機関用空気清浄器1Aは、互いに組付けられるケース
2およびキャップ3Aと、ケース2に組付けられるに先
立ちキャップ3Aに着脱可能に装着される挿入筒部材4
Aと、ケース2とキャップ3Aとで挟持されて内部空間
を濾過前後のダスティ側S1とクリーン側S2とに区画
する位置に組付けられるフィルタエレメント5とよりな
る。
【0017】ケース2は、樹脂成形型を用い製造された
熱可塑性樹脂製の有底筒状の容器であり、底部20より
立ち上がる周壁部21の下方位置で外部に突出し、僅か
に傾斜するエア導入通路筒部22と、周壁部21の上端
の外周側に形成され、前記キャップ3Aおよびフィルタ
エレメント5を取り付けるためのフランジ部23をも
つ。
【0018】フランジ部23には、キャップ3Aのフラ
ンジ部33の係止凸部330を係止した状態に保持する
係止凹部230が設けられている。キャップ3Aは、樹
脂成形型を用い製造されたポリプロピレン製の有天(天
井)筒状の容器であり、その天井部30と天井部30か
ら垂下する周壁部31との間に形成され内部及び外部に
突出し、僅かに傾斜するエア導出通路筒部32Aと、周
壁部31の下端の外周側(ケース2のフランジ部23に
対向する位置)に形成され、フィルタエレメント5の鍔
部51およびケース2のフランジ部23を取り付けるた
めのフランジ部33とをもつ。
【0019】天井部30には、エア導出通路筒部32A
の内部開口端320に連通するように装着された挿入筒
部材4Aに対して拘束し、周方向(矢印Y2方向)の回
転移動及び軸心線方向(矢印Z2方向)のズレ移動を阻
止する、固定側回転止ストッパ300及び固定側ズレ止
ストッパ301が前記クリーン側S2に突出する位置に
形成されている。
【0020】エア導出通路筒部32Aには、内部開口端
320に軸方向Pと直交する位置にオリフィス状の整流
部材F(図1、図2、図4参照)が一体的に形成されて
いる。また、エア導出通路筒部32Aの通路孔32aに
は、内部開口端320と外部開口端321との中間で、
軸心線P1と直交する位置で外部から内部に突出するエ
アフロメータE(図1、2参照)が設置されている。
【0021】このエアフロメータEの測定部(計測部)
eは、エア導出通路筒部32Aを流通し図略の内燃機関
に供給される清浄エアの流れと接する位置に固定保持さ
れ、かつ、整流部材Fからの間隔Lが清浄エアの流れを
測定に適する値に精度よく設定されている。さらに、エ
ア導出通路筒部32Aには、内部開口端320側の外周
面322に固定側案内凸部323(図3参照)が設けら
れている。固定側案内凸部323は、後記する挿入筒部
材4Aに形成された略L字状の可動側案内凹部43をガ
イドする。
【0022】挿入筒部材4Aは、清浄エアを導入する導
入口部分40と、清浄エアの流速を早めるベンチュリー
部41と、エア導出通路筒部32Aの内部開口端320
側の外周面322に挿入可能な挿入筒部42と、よりな
る。挿入筒部材4の導入口部分40には、その外周面4
00から半径外方向に突出する可動側ズレ止ストッパ4
01(図1、図2参照)と、挿入筒部分42の外周面4
20に形成された可動側回転止ストッパ421(図1、
図2参照)及びL字状の案内凹部43(図2、図3参
照)をもつ。
【0023】可動側ズレ止ストッパ401は、挿入筒部
材4Aの導入口部分40がエア導出通路筒部32Aの内
部開口端320に連通するように装着された位置にある
とき、キャップ3Aの固定側ズレ止ストッパ301に係
止し、拘束され、かつ固定側ズレ止ストッパ301とで
エア導出通路筒部32Aの内部開口端320から矢印Z
2方向のズレを阻止する。
【0024】可動側回転止ストッパ421は、取り付け
回転方向(図3、4の矢印Y1参照)の先端側が低い緩
やかな傾斜案内部分422と、それより後端側が高い垂
直係止部分423とよりなる略垂直三角形状のものであ
る。傾斜案内部分422の傾斜角度は、約30°に設定
されている。また、可動側回転止ストッパ421は、挿
入筒部材4Aの矢印Y1方向(図4参照)の回転操作時
に、傾斜案内部分422を固定側回転止ストッパ300
の先端302に摺接しつつ強制的に乗り越えた位置で、
垂直係止部分423を固定側回転止ストッパ300に係
止できる。この場合には、矢印Y2方向へ強制的に戻し
操作を付与しない限り、同矢印Y2方向への逆回転を防
止できる。なお、固定側回転止ストッパ300と垂直係
止部分423との係止長さは約3mmに設定されてい
る。前記係止長さの値は、強制的に戻し操作を付与した
場合、矢印Y2方向への逆回転を可能とする範囲であ
る。
【0025】可動側案内凹部43は、挿入筒部材4の挿
入筒部分42に形成されており、エア導出通路筒部32
Aの固定側案内凸部323にガイドされ、軸心線P1方
向(矢印Z1方向及び矢印Z2方向)に沿い往復移動可
能な直線状溝部分430と、周方向(矢印Y1方向及び
矢印Y2方向)に沿い往復移動可能な円弧状溝部分43
1とよりなる。
【0026】前記のように構成された内燃機関用空気清
浄器1によると、その組付け時には、キャップ3Aのエ
ア導出通路筒部32Aに挿入筒部材4Aが組付けられた
後、キャップ3Aとケース2とがエアクリナエレメント
5を介して組付けられる。以下に、キャップ3Aのエア
導出通路筒部32Aに挿入筒部材4Aを組付ける場合を
説明する。
【0027】まず、挿入筒部材4Aは、図3に示される
ように、その軸心線P2がエア導出通路筒部32Aの軸
心線P1と一致する位置で、可動側案内凹部43の直線
状溝部分430及び円弧状溝部分431の順に、エア導
出通路筒部32Aの固定側案内凸部323をガイドとし
て図3の矢印Z1及びY1方向に沿って移動させる。す
ると、挿入筒部材4Aは、矢印Z1方向の移動に伴い、
挿入筒部分42がエア導出通路筒部32Aの内部開口端
320側からその外周面322に所定長さL10分、嵌
合する。このとき、挿入筒部分42の内周面424がエ
ア導出通路筒部32Aの外周面322に当接する。
【0028】この後、挿入筒部材4Aは、矢印Y1方向
の移動に伴い、可動側回転止ストッパ421の傾斜部分
422(図4参照)がキャップ3Aの固定側回転止スト
ッパ300の先端302を乗り越える。そして可動側回
転止ストッパ421の垂直係止部分423が固定側回転
止ストッパ300に係止する。この時点で挿入筒部材4
Aは、キャップ3Aのエア導出通路筒部32Aへの取り
付けが終了し、挿入筒部材4Aの導入口部分40がエア
導出通路筒部32Aの内部開口端320に連通する位置
(軸心線P1とP2とが一致する位置)に装着される。
【0029】なお、挿入筒部材4Aは、前記矢印Y1方
向の移動を終了した時点で、可動側ズレ止ストッパ40
1がキャップ3Aの固定側ズレ止ストッパ301に係止
するとともに拘束され、かつ固定側ズレ止ストッパ30
1とでエア導出通路筒部32Aの内部開口端320から
矢印Z2方向にズレることを阻止される。また、挿入筒
部材4Aをエア導出通路筒部32Aから取り外す場合
は、前記取り付ける場合と逆の手順を経ればよい。
【0030】このようにして、キャップ3Aのエア導出
通路筒部32Aには、挿入筒部材4Aが装着された後、
ケース2のフランジ部23と、キャップ3Aのフランジ
部33でエアクリナエレメント5の鍔部51を挟持する
ようにして組付けられ、内燃機関用空気清浄器1A(図
1参照)として使用に供される。この内燃機関用空気清
浄器1Aによれば、キャップ3Aのエア導出通路筒部3
2AにはエアフロメータEが所定の位置に設置されてお
り、エアフロメータEの上流側(挿入筒部材4Aを対向
して装着する内部開口端320側)に整流部Fが一体成
形されている。
【0031】このため、エア導出通路筒部32Aの内部
開口端320側に挿入筒部材4Aを着脱可能に装着する
構成であっても、エアフロメータEと整流部Fとの間隔
L精度は、挿入筒部材4Aの装着状態に影響されず、か
つ初期に設定された値に精度よく、一定に保持される。
従って、エアフロメータEからの情報が安定し、内燃機
関の性能を充分に発揮し得る。
【0032】また、キャップ3Aのエア導出通路筒部3
2Aに挿入筒部材4Aを取り付ける場合、挿入筒部材4
Aは、図3に示されるように、その軸心線P2がエア導
出通路筒部32Aの軸心線P1と一致する位置で、可動
側案内凹部43の直線状溝部分430及び円弧状溝部分
431の順に、エア導出通路筒部32Aの固定側案内凸
部323をガイドとして図3の矢印Z1及び矢印Y1方
向に沿い移動させるのみで正確に規定位置に装着を完了
できる。
【0033】このため、内燃機関用空気清浄器1Aは、
前記従来例(1)のような整流部材F1を部品として用
いる必要がないこと、及び前記従来例(2)のボルト、
ナットを必要としないため、部品点数の低減ができると
ともにこれらの部品の組付けを行わずにすみ、コスト面
で有利となる。 (実施例2)図5に示す実施例2の内燃機関用空気清浄
器1Bは、挿入筒部材4Bに凸状案内部44を可動側ガ
イドとして形成し、キャップ3Bのエア導出通路筒部3
2Bに凸状案内部34を固定側ガイドとして形成したこ
と以外は、前記実施例1と同じ構成である。従って、実
施例1と同じ構成部分には同じ符号を付し、その説明を
省略する。
【0034】エア導出通路筒部32Bの凹状案内部34
は、L字状のもので、挿入筒部材4Bの凸状案内部44
を、軸心線P2方向(矢印Z1方向及び矢印Z2方向)
に沿い直線的に往復移動可能にガイドする直線状溝34
0と、挿入筒部材4Bの凸状案内部44を周方向(矢印
Y1方向及び矢印Y2方向)に沿い往復移動可能にガイ
ドする円弧状溝341とよりなる。
【0035】すなわち、実施例2の内燃機関用空気清浄
器1Bは、実施例1の内燃機関用空気清浄器1Aとは逆
に、挿入筒部材4Bの凸状案内部44を可動側ガイドと
し、エア導出通路筒部32Bの凹状案内部34を固定側
ガイドとする構成である。このため、内燃機関用空気清
浄器1Bの場合にも、前記実施例1の内燃機関用空気清
浄器1Aと同じ効果を得ることができる。
【0036】
【発明の効果】本発明の内燃機関用空気清浄器による
と、エアクリナエレメントにより清浄化されたエアが流
通するクリーン側空間に配置される挿入筒部材を、キャ
ップのエア導出通路筒部に着脱可能に取り付ける場合、
エア導出通路筒部あるいは挿入筒部材には予め整流部が
一体成形されているため、従来の場合のように挿入筒部
材に整流部材を取り付けなくてすむ。
【0037】また、キャップのエア導出通路筒部への挿
入筒部材の取り付けは、エア導出通路筒部及び挿入筒部
材のいずれか一方及び他方における凹状案内部と凸状案
内部とを互いに相対移動可能に嵌合するのみであるた
め、従来のようにボルト、ナットによる螺合方式を用い
ずにすむ。従って、キャップのエア導出通路筒部への取
り付け部品としては、従来の場合、挿入筒部材と整流部
材の2点あるいはボルト、ナットの2点が必要であった
が、本発明の場合では、挿入筒部材のみの1点ですみ、
かつ部品点数の低減ができ、挿入筒部材と、整流部材と
の組み付け工程を行わずにすみ、コスト面で有利とな
る。
【0038】さらに、挿入筒部材と、整流部材とを組み
付けすることによる、組み付け精度や、誤差などのバラ
ツキの発生により、前記両者の組み付け後、キャップの
エア導出通路筒部に取り付けた場合、エアフロメータと
整流部との間隔が微妙にズレ、エアフロメータによる必
要とする測定条件が正確に設定できないことを解消で
き、かつエアフロメータから安定した情報が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の内燃機関用空気清浄器を示す断面
図。
【図2】図1における内燃機関用空気清浄器のキャップ
のエア導出通路筒部に、挿入筒部材を装着する直前状態
を示し、かつ前記エア導出通路筒部に挿入筒部材を対向
させた状態を示す断面図。
【図3】図2におけるB方向から視認したキャップのエ
ア導出通路筒部及び挿入筒部材を示す部分断面外貌図。
【図4】図1におけるA方向から視認したキャップに形
成された固定側回転止ストッパ及び固定側ズレ止ストッ
パに、挿入筒部材に形成された可動側回転止ストッパ及
び可動側ズレ止ストッパが係止した状態を示す外貌図。
【図5】実施例2の内燃機関用空気清浄器を分解して示
す部分断面外貌分解図。
【図6】従来例の内燃機関用空気清浄器を示す断面図。
【図7】図6における内燃機関用空気清浄器のキャップ
に、挿入筒部材を装着する直前状態を示し、かつ挿入筒
部材と整流部材とを分解して示す分解断面図。
【図8】図7における内燃機関用空気清浄器のキャップ
に形成された固定側案内部と、挿入筒部材に形成された
可動側案内部とを示す分解斜視図。
【符号の説明】
1A、1B…内燃機関用空気清浄器 2…ケース 22…エア導入通路筒部 2
3…フランジ 3A、3B…キャップ 32A、32B…エア導出通路
筒部 33…フランジ 323…凸状案内部 300…固定側回転止ストッパ 301…固定側ズレ止
ストッパ 4A、4B…挿入筒部材 43…凹状案内
部 430…直線状溝部分 431…円弧状溝部分 401…可動側回転止ストッパ 402…可動側ズレ止
ストッパ 5…フィルタエレメント 50…濾過部 5
1…鍔部 E…エアフロメータ F…整流部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部からエアを取り入れるエア導入通路筒
    部をもつケース部材と、 前記ケースに濾過前後のダスティ側空間とクリーン側空
    間とを区画するエアクリナエレメントを介して着脱可能
    に装着されるとともに、前記エアクリナエレメントによ
    り清浄化された清浄エアを整流部、エアフロメータの順
    に流通させ外部に案内するエア導出通路筒部をもつキャ
    ップと、 前記エア導出通路筒部の上流側に連通可能及び着脱可能
    に装着され、前記クリーン側空間に突出する挿入筒部材
    と、よりなる内燃機関用空気清浄器であって、 前記整流部は、前記エアフロメータの上流側で前記エア
    導出通路筒部あるいは前記挿入筒部材に一体成形されて
    おり、 前記挿入筒部材及び前記エア導出通路筒部のいずれか一
    方及び他方は、前記挿入筒部材を周方向に回動すること
    により前記エア導出通路筒部に着脱可能に装着できるよ
    うに、互いに相対移動可能に嵌合する凹状案内部及び凸
    状案内部をもつことを特徴とする内燃機関用空気清浄
    器。
  2. 【請求項2】前記凹状案内部は、略L字状の溝あるいは
    略L字状の切り欠けであり、前記凸状案内部は、柱状で
    ある請求項1記載の内燃機関用空気清浄器。
  3. 【請求項3】前記キャップは、前記挿入筒部材の装着完
    了位置で前記挿入筒部材の周方向への移動を拘束する固
    定側回転止ストッパ及び前記挿入筒部材の軸線方向への
    移動を拘束する固定側ズレ止ストッパを備え、 前記挿入筒部材は、前記固定側回転止ストッパに係止す
    る可動側回転止ストッパ及び前記固定側ズレ止ストッパ
    に係止する可動側ズレ止ストッパを備えた請求項1記載
    の内燃機関用空気清浄器。
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