JP2000302660A - 冬季用の皮膚外用剤 - Google Patents

冬季用の皮膚外用剤

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JP2000302660A JP11111676A JP11167699A JP2000302660A JP 2000302660 A JP2000302660 A JP 2000302660A JP 11111676 A JP11111676 A JP 11111676A JP 11167699 A JP11167699 A JP 11167699A JP 2000302660 A JP2000302660 A JP 2000302660A
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Masaharu Takatori
正治 高取
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、冬季に於けるかさつきなどの症状を
緩和しうる、使用感にべたつきのない化粧料や皮膚外用
医薬品などの皮膚外用組成物を提供する事を課題とす
る。 【解決手段】硫酸基を有するムコ多糖類から選ばれる1
種乃至は2種以上とジメチルポリシロキサン及び/又は
メチルフェニルポリシロキサンとを含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧料などに有用
な皮膚外用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】肌は季節によりその機能が変化する。例
えば、冬にしっとりした肌では、夏期においては油っぽ
い肌となり、化粧くずれなどを起こしやすくなる。この
様な季節変化に於いて、近年特に問題になってきている
のは、冬季に於ける肌のかさつきである。これは、近年
社会的なストレスの増大に伴って増えてきているアトピ
ー性皮膚炎の増悪要因の一つにこの様な冬季のかさつき
があるからである。更に、この逆として、冬季に於ける
肌のかさつきを抑制し、しっとりと保つことにより、ア
トピー性皮膚炎の増悪傾向を抑制しうることも既に2、
3報告されている。この様な、しっとりさせる手段とし
て従来行われているものは、ヒアルロン酸ナトリウムや
トレハロース類等の保水性成分と、マイクロクリスタリ
ンワックスやモクロウ、カルナウバワックス等のワック
ス類を組み合わせて使用することである。しかしなが
ら、この様な組合せでは、使用感に於いてべたつきなど
が生じるため、実使用では不快なものにならざるを得な
い面があった。
【0003】一方、ジメチルポリシロキサンやメチルフ
ェニルポリシロキサン、或いは、ヘパリン類似物質など
の多硫酸化された多糖類は、化粧料や皮膚外用医薬組成
物等の皮膚外用組成物で広く使用されているが、これら
を組み合わせて用いることも、この様な組合せにより、
べたつきのない優れた水分維持性のある、冬季の肌のか
さつきを改善するのに好適な皮膚外用剤が得られること
は全く知られていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状
況下為されたものであり、冬季の肌のかさつきを改善し
うる使用感に優れる皮膚外用組成物を提供する事を課題
とする。
【0005】
【課題の解決手段】かかる実状に鑑みて、本発明者ら
は、冬季の肌のかさつきを改善しうる使用感に優れる化
粧料や皮膚外用医薬品等の皮膚外用組成物を求めて鋭意
研究努力を重ねた結果、硫酸基を有するムコ多糖類から
選ばれる1種乃至は2種以上とジメチルポリシロキサン
及び/又はメチルフェニルポリシロキサンとを含有する
ことを特徴とする、皮膚外用組成物にそのような性質を
見い出し、発明を完成させるに至った。以下、本発明に
ついて、実施の形態を中心に詳細に説明を加える。
【0006】
【発明の実施の形態】(1)本発明の皮膚外用組成物の
必須成分である硫酸基を有するムコ多糖類 本発明の皮膚外用組成物は、硫酸基を有するムコ多糖類
から選ばれる1種乃至は2種以上を必須成分として含有
することを特徴とする。硫酸基を有するムコ多糖類とし
ては、例えば、コンドロイチン硫酸とその塩、デルマタ
ン硫酸とその塩等のコンドロイチン硫酸類、ヘパリン
類、ケタラン硫酸とその塩やコンドロイチン多硫酸とそ
の塩等のヘパリン類似物質を含有することが好ましい。
本発明で言うヘパリン類似物質とは、コンドロイチン多
硫酸等の多硫酸化ムコ多糖の総称を意味する。この様な
ヘパリン類似物質は、ムコ多糖類を硫酸化することによ
り得ることもできるし、ウシなどの動物の気管支を含む
内臓より水性担体を用いて抽出・精製し得ることもでき
る。この様なヘパリン類似物質は既に医薬・化粧品原料
として開発されているため、この様な市販品を利用する
こともできる。この様なヘパリン類似物質として最も好
ましいものは、三共ファルマ株式会社より販売されてい
るウシの気管支を含む肺臓抽出・精製物であるヘパリノ
イド(登録商標)を使用することである。このものは、
優れた保湿作用を有していることが知られている。本発
明の皮膚外用剤に於いては、これら硫酸基を有するムコ
多糖類は、唯1種を含有させることもできるし、2種以
上を組み合わせて含有させることも可能である。本発明
の皮膚外用組成物に於ける、これら硫酸基を有するムコ
多糖類の好ましい含有量は,0.001〜10重量%で
あり、更に好ましくは、0.05〜5重量%である。こ
れは多すぎても加齢変化に伴う肌荒れ、乾燥感の改善に
対して効果が頭打ちになり、少なすぎると効果がでなく
なる場合があるからである。
【0007】(2)本発明の皮膚外用組成物の必須成分
であるジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシ
ロキサン 本発明の皮膚外用組成物は、上記多硫酸化多糖類以外
に、ジメチルポリシロキサン及び/又はメチルフェニル
ポリシロキサンを含有することを特徴とする。これらの
シリコーン類は、何れも化粧料などの皮膚外用組成物に
於いては、一般的に使用されている原料であり、この様
なグレードのものを使用することが出来る。これらジメ
チルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサンは
唯一種を含有することもできるし、二種以上を組み合わ
せて含有することもできる。これらのシリコーン類はポ
リマーであるため、様々な重合度のものが存在するが、
重合度としては、本発明に於いては、100センチスト
ークス以上の粘度を有する重合度のもの、更に好ましく
は、1000センチストークス以上の粘度を有する重合
度のものを使用するのが好ましい。これは、この様な重
合度の範囲に於いて、優れた、皮膚中の水分を保持する
作用が著しくなるからである。この為、この様な範囲の
シリコーン類はべたつきを発現せずに優れた肌のかさつ
きを改善する作用を発揮する。これら本発明の皮膚外用
剤の必須成分である、ジメチルポリシロキサン及び/又
はメチルフェニルポリシロキサンの、本発明の皮膚外用
組成物に於ける好ましい含有量は、1〜20重量%であ
り、更に好ましくは5〜10重量%である。これは、少
なすぎると効果を発揮しない場合があり、多すぎても効
果が頭打ちで徒に処方の自由度を阻害する場合があるか
らである。尚、本発明に於けるジメチルポリシロキサン
としては、架橋構造を有する三次元シリコーン類、更に
は、三次元構造が更に増えて、軟ワックス、ワックス、
ラテックス状のものも含むものである。
【0008】(3)本発明の皮膚外用組成物 本発明の皮膚外用組成物は、硫酸基を有するムコ多糖類
から選ばれる1種乃至は2種以上とジメチルポリシロキ
サン及び/又はメチルフェニルポリシロキサンとを含有
することを特徴とする。本発明の皮膚外用組成物として
は、皮膚に外用で使用される組成物であれば特段の限定
無く使用することが出来、例えば、化粧料、皮膚外用医
薬、殺菌消毒剤などが好ましく例示できる。これらの組
成物の内、特に好ましいものは、本発明の皮膚外用組成
物は、べたつきなしに冬季の肌のかさつきを改善し、加
えてアトピー性皮膚炎を有する人には、該皮膚炎を改善
する作用を有するのみならず、優れた保湿、美肌作用も
有することより、化粧料や皮膚外用医薬として用いるこ
とである。ここで、本発明の最大の効果は、冬季の肌の
かさつきをべたつくことなしに改善することであるが、
前述の如く、優れた保湿・美肌作用も有することより、
冬季に限らず、保湿・美肌の目的で本発明の皮膚外用組
成物を使用することも、本発明の技術的範囲に属する。
これら本発明の皮膚外用組成物に於いては、通常この様
な組成物で使用される任意成分を含有することが出来
る。この様な任意成分としては、例えば、ワセリンやマ
イクロクリスタリンワックス等のような炭化水素類、ホ
ホバ油やゲイロウ等のエステル類、牛脂、オリーブ油等
のトリグリセライド類、セタノール、オレイルアルコー
ル等の高級アルコール類、ステアリン酸、オレイン酸等
の脂肪酸、グリセリンや1,3−ブタンジオール等の多
価アルコール類、非イオン界面活性剤、アニオン界面活
性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、エタノー
ル、カーボポール等の増粘剤、防腐剤、紫外線吸収剤、
抗酸化剤、色素、粉体類等が好ましく例示できる。勿
論、皮膚外用医薬組成物に於いては、抗真菌剤、ステロ
イド剤、抗炎症剤、抗ヒスタミン剤等の有効成分を含有
することも可能である。本発明の皮膚外用組成物は、こ
れらの必須及び任意の成分を常法に従って処理すること
により得られる。
【0009】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明について更に
詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例のみに限
定を受けないことは言うまでもない。
【0010】<実施例1〜6>下記に示す処方に従っ
て、本発明の皮膚外用組成物である実施例1〜6(乳
液;化粧料)を作製した。即ち、イ、ロの成分をそれぞ
れ80℃に加熱し、イにロを撹拌しながら徐々に加え乳
化し、ホモジナイザーにて乳化粒子を均一にした後、冷
却撹拌し乳液を得た。このものを脱脂モルモット背部皮
膚を装着したフランツセル(レシバー側、生理食塩水充
填)のドナーサイトに0.1g塗布し、レシバー側から
の水分損失を測定した。水分損失抑制値は(サンプル無
塗布のフランツセルの重量減)/(サンプル塗布のフラ
ンツセルの重量減)の値として求めた。更に、これらの
サンプルの使用感を専門家の官能評価により評価した。
評価基準は++:べたつきが無く著しく使用感に優れ
る、+:べたつきが微弱で使用感に優れる、±:ややべ
たつくが使用感としては許容しうる、−:べたつきが明
らかで使用感として問題があるの基準で評価した。結果
を表1に示す。これより本発明の化粧料が脂質の少なく
なった水分透過抑制作用の少ない皮膚に対して、水分保
持性を向上せしめる作用に優れること、及び、それにも
関わらず、べたつきのない極めて好ましい使用感を有す
ることがわかる。尚、比較例1は実施例1のジメチコン
(ジメチルポリシロキサン;100センチストークス)
を水に置換したものであり、比較例2は実施例1のヘパ
リン類似物質を水に置換したものである。これらとの比
較より、前記本発明の効果は、必須の2種の成分の相乗
効果によるものであることがわかる。更に、粘度として
は、100センチストークス以上が好ましく、更に好ま
しくは1000センチストークス以上であることがわか
る。 イ) ホホバアルコール 0.5重量部 セタノール 0.5重量部 グリセリンーαーモノオレイルエーテル 0.3重量部 ホホバ油 1.7重量部 ジメチコン* 2 重量部 ブチルパラベン 0.1重量部 ロ) 1、3ーブチレングリコール 8 重量部 アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.2重量部 (ペムレンTR−2) 水酸化カリウム 0.1重量部 ヘパリン類似物質 0.5重量部 (「ヘパリノイド」) 水 86.1重量部 *表1に粘度(センチストークス)を詳細を示す。
【0011】
【表1】
【0012】<実施例7〜10>下記に示す処方に従っ
て、本発明の皮膚外用組成物である実施例7〜10(乳
液;化粧料)を作製した。即ち、イ、ロの成分をそれぞ
れ80℃に加熱し、イにロを撹拌しながら徐々に加え乳
化し、ホモジナイザーにて乳化粒子を均一にした後、冷
却撹拌し乳液を得た。このものを上記実施例同様、水分
損失抑制作用と使用感を調べた。比較例3としては、多
硫酸化多糖類の代わりにグァーガムを用い、比較例4で
はヒアルロン酸ナトリウムを用いた。結果を平均評点と
して、表2に示す。これより、他の多硫酸化多糖類でも
しめすことがわかる。しかし、形態としては、ヘパリン
類似物質が好ましいことがわかる。 イ) ホホバアルコール 0.5重量部 セタノール 0.5重量部 グリセリンーαーモノオレイルエーテル 0.3重量部 ホホバ油 1.7重量部 ジメチコン(100cs) 2 重量部 ブチルパラベン 0.1重量部 ロ) 1、3ーブチレングリコール 8 重量部 アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.2重量部 (ペムレンTR−2) 水酸化カリウム 0.1重量部 多硫酸化多糖類** 0.5重量部 水 86.1重量部 **表2に詳細を示す。
【0013】
【表2】
【0014】<実施例11>下記に示す処方に従って、
本発明の皮膚外用組成物である、クリーム(化粧料)を
作成した。即ち、イ、ロ、ハの成分をそれぞれ80℃に
加熱し、イを良く混練りし、これにロを加え希釈し、こ
れに徐々にハを加え乳化し、撹拌冷却しクリームを得
た。このものは、上記の評価において、水分損失抑制値
は2.49、使用感の評価は++であった。 イ 70%マルチトール水溶液 5 重量部 1,4−ペンチルグリコール 5 重量部 トリグリセリンジイソステアレート 5 重量部 フェノキシエタノール 0.2重量部 メチルフェニルポリシロキサン(5000cs) 5 重量部 ロ 軽質イソパラフィン 15 重量部 流動パラフィン 15 重量部 ハ ケラタン硫酸ナトリウム 0.1重量部 ヘパリン類似物質 0.1重量部 水 49.6重量部
【0015】<実施例12>下記に示す処方に従って、
本発明の皮膚外用組成物である、クリーム(抗真菌皮膚
外用医薬)を作成した。即ち、イ、ロ、ハの成分をそれ
ぞれ80℃に加熱し、イを良く混練りし、これにロを加
え希釈し、これに徐々にハを加え乳化し、撹拌冷却しク
リームを得た。このものは、優れた皮膚改善作用を示し
た。 イ 70%マルチトール水溶液 5 重量部 1,4−ブタンジオール 5 重量部 ジグリセリン 5 重量部 トリグリセリンジイソステアレート 5 重量部 フェノキシエタノール 0.2重量部 ビフォナゾール 1 重量部 ジメチルポリシロキサン(1000cs) 0.5重量部 メチルフェニルポリシロキサン(3000cs) 0.5重量部 ロ 軽質イソパラフィン 15 重量部 流動パラフィン 15 重量部 ハ ヘパリン類似物質 0.1重量部 水 47.7重量部
【0016】<実施例13>下記に示す処方に従って、
本発明の皮膚外用組成物である、クリーム(抗真菌皮膚
外用医薬)を作成した。即ち、イ、ロ、ハの成分をそれ
ぞれ80℃に加熱し、イを良く混練りし、これにロを加
え希釈し、これに徐々にハを加え乳化し、撹拌冷却しク
リームを得た。このものは、ビラン改善作用に優れてい
た。 イ 70%マルチトール水溶液 5 重量部 1,4−ブタンジオール 5 重量部 ジグリセリン 5 重量部 トリグリセリンジイソステアレート 5 重量部 フェノキシエタノール 0.2重量部 テルビナフィン 1 重量部 架橋型メチルシロキサン(軟ワックス状) 1 重量部 ロ 軽質イソパラフィン 15 重量部 流動パラフィン 15 重量部 ハ ヘパリン類似物質 0.1重量部 水 47.7重量部
【0017】<実施例14>下記に示す処方に従って、
本発明の皮膚外用組成物である、クリーム(抗ヒスタミ
ン皮膚外用医薬)を作成した。即ち、イ、ロ、ハの成分
をそれぞれ80℃に加熱し、イを良く混練りし、これに
ロを加え希釈し、これに徐々にハを加え乳化し、撹拌冷
却しクリームを得た。このものは、引っかき傷等のビラ
ンを伴う炎症に適用しても刺激を感じない優れた製剤で
あると同時に、冬季にありがちな乾燥による掻痒を優れ
て抑える効果を有していた。 イ 70%マルチトール水溶液 5 重量部 1,4−ブタンジオール 5 重量部 ジグリセリン 5 重量部 トリグリセリンジイソステアレート 5 重量部 フェノキシエタノール 0.2重量部 ブフェキサマク 1 重量部 ウルソール酸ベンジル 0.1重量部 ジメチコン(10000cs) 1 重量部 ロ 軽質イソパラフィン 15 重量部 流動パラフィン 15 重量部 ハ ヘパリン類似物質 0.1重量部 水 47.6重量部
【0018】<実施例15>実施例2の乳液を用いて使
用テストを行った。即ち、冬季にかさつきなどの肌のト
ラブルが多発するパネラーを使用して、冬季にこれらの
トラブルの改善状況を調べた。即ち、パネラー21名を
用いて、パネラーを1群7名に分け、10月1日より、
5カ月間、それぞれの群に実施例2、比較例1、比較例
2を連日朝夕2回連日使用してもらった。使用終了後、
アンケートにより、いつもの年に比べて、肌トラブルの
出現状況を++:著しく少ない、+:明らかに少ない、
±:やや少ない、−:変化なしの基準で評価してもら
い、使用感を++:べたつきが著しく少ない、+:べた
つきが明らかに少ない、±:べたつきがやや少ない、
−:べたつくの基準で評価してもらい、総合的な評価を
++:非常によい、+:良い、±:やや良い、−:良く
ないで評価してもらった。結果を表3に出現例数として
示す。これより、本発明の化粧料は、冬季のかさつきに
対して優れた作用を有することがわかる。
【0019】
【表3】
【0020】<実施例16>実施例2の乳液を、無作為
に選出した10名の女性パネラーに1カ月使用してもら
いその評価を++:大変良い、+:良い、±:やや良
い、−:悪いの基準で評価してもらったところ、++と
答えた人が7名で+と答えた人が3名であった。これよ
り、本発明の化粧料が、冬季にかさつき等の肌トラブル
を有する人だけにではなく、通常の人にとっても好まし
いことがわかる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、紫外線による亜急性乃
至は慢性の好ましくない作用を緩和し得る皮膚外用組成
物を提供する事ができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硫酸基を有するムコ多糖類から選ばれる
    1種乃至は2種以上とジメチルポリシロキサン及び/又
    はメチルフェニルポリシロキサンとを有する物質とを含
    有することを特徴とする、皮膚外用組成物。
  2. 【請求項2】 硫酸基を有するムコ多糖類として、ヘパ
    リン類似物質を含有することを特徴とする、請求項1に
    記載の皮膚外用組成物。
  3. 【請求項3】 ジメチルポリシロキサン及び/又はメチ
    ルフェニルポリシロキサンが粘度100センチストーク
    ス以上であることを特徴とする、請求項1又は2に記載
    の皮膚外用組成物。
  4. 【請求項4】 化粧料であることを特徴とする、請求項
    1〜3の何れか一項に記載の皮膚外用組成物。
  5. 【請求項5】 冬季用であることを特徴とする、請求項
    1〜4の何れか一項に記載の皮膚外用剤。
  6. 【請求項6】 用途が肌のかさつきであることを特徴と
    する、請求項5に記載の皮膚外用剤。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003026606A1 (fr) * 2001-09-25 2003-04-03 Sekisui Chemical Co., Ltd. Compositions ameliorant la fonction barriere de la peau
JP2017511298A (ja) * 2014-01-29 2017-04-20 プール・モア・ビューティ・エルエルシーPour Moi Beauty, Llc スキンケアシステム

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