JPH0517319A - 化粧下地料 - Google Patents

化粧下地料

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JPH0517319A
JPH0517319A JP19578591A JP19578591A JPH0517319A JP H0517319 A JPH0517319 A JP H0517319A JP 19578591 A JP19578591 A JP 19578591A JP 19578591 A JP19578591 A JP 19578591A JP H0517319 A JPH0517319 A JP H0517319A
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JP
Japan
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weight
makeup
effective amount
base material
phase component
Prior art date
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Pending
Application number
JP19578591A
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English (en)
Inventor
Kikuko Katayama
喜久子 片山
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Pola Chemical Industries Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、さっぱりした使用感を有し、しっ
とりして保湿効果に優れ、しかも、化粧もちの良い化粧
下地料である。 【構成】 本発明は、(a)平均重合度2,000〜1
0,000の高分子量ジメチルポリシロキサンを揮発性
油剤に分散したシリコーゲル0.1〜3.0重量%(b)
非イオン界面活性剤1.0重量%以下の有効量(c)エ
タノール10重量%以下の有効量(d)油相成分6.0
重量%以下の有効量(e)保湿成分10〜30重量%
(f)水相成分50〜80重量%の構成成分からなる化
粧下地料である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化粧下地料に関し、更
に詳しくは、さっぱりした使用感を有し、しっとりして
保湿効果に優れ、しかも、化粧もちの良い化粧下地料を
提供せんとするものである。
【0002】
【従来の技術】化粧下地料は、通常メークアップ化粧を
する前に下地として用いるものであり、使用感に優れ、
メークアップ製品の付着力(つき)被覆力(のり)をよ
くして化粧くずれを防ぎメークアップ効果を長もちさせ
る目的で使用されている。
【0003】しかるに、従来の化粧下地料においては、
さっぱりした使用感を有し、しっとりして保湿効果に優
れたものは、耐汗性や耐皮膜性が十分でないため化粧く
ずれを起こしやすい。化粧もちに優れた化粧下地料が望
まれている。
【0004】一方、メークアップ製品との付着力、被覆
力を増すために、油相成分の含量を多くした化粧下地料
は、化粧くずれは起こりにくいが、油っぽい使用感を与
えるので、好ましくない。さっぱり感、しっとり感を併
せ持った化粧下地料が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、上記化粧
下地料の欠点を解消し、さっぱりした使用感を有し、し
っとりして保湿効果に優れ、しかも、化粧もちの良い化
粧下地料を開発することを課題とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)平均重
合度2,000〜10,000の高分子量ジメチルポリ
シロキサンを揮発性油剤に分散したシリコーンゲル0.
1〜3.0重量%(b)非イオン界面活性剤1.0重量
%以下の有効量(c)エタノール10重量%以下の有効
量(d)油相成分6.0重量%以下の有効量(e)保湿
成分10〜30重量%(f)水相成分50〜80重量%
の構成成分からなる化粧下地料である。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】本発明で用いるシリコーンゲルとは、平均
重合度2,000〜10,000の高分子量ジメチルポ
リシロキサンを2〜10倍量の揮発性油剤(例えば、低
沸点環状シリコーン油、低沸点イソパラフィン系炭化水
素、低沸点鎖状シリコーン油など)に分散したものであ
り、必要ならば少量のエタノ−ルや界面活性剤や精製水
を加えて得られる。。
【0009】これらシリコーンゲルの化粧下地料への含
有量は、0.1〜3.0重量%である。3重量%を越え
るとべたつき感が出て好ましくない。また、0.1重量
%より低濃度では化粧もち効果が弱くなり好ましくな
い。
【0010】ちなみに、後述の実施例に配合のシリコー
ンゲルは、平均重合度5,000の高分子ジメチルポリ
シロキサン14%、デカメチルシクロペンタシロキサン
78%、ポリオキシエチレンセチルエーテル2%、エタ
ノール1%、精製水5%の構成成分からなる分散液を使
用した。
【0011】本発明で用いる非イオン界面活性剤とは、
通常化粧料で用いるものをそのまま使用することができ
る。例えば、モノオレイン酸ポリエチレングリコール、
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、モノステアリン酸ポ
リオキシエチレンソルビタン、親油型モノステアリン酸
グリセリン、モノステアリン酸ソルビタンなどを挙げる
ことができる。
【0012】これら非イオン界面活性剤は、エマルショ
ンを作るために配合するものであり、化粧下地料への含
有量は1.0重量%以下の有効量を使用する。
【0013】本発明で用いるエタノールとは、市販の合
成品でも発酵品でもよい。これらエタノールは、本発明
の化粧下地料に、さっぱり感、清涼感、防腐効果を与
え、肌へ早く落ち着かせるために配合するものであり、
10重量%以下の有効量を使用する。
【0014】本発明で用いる油相成分としては、通常化
粧料で用いるものをそのまま使用することができる。例
えば、スクワラン、流動パラフィン、マイクロクリスタ
リンワックスなどの炭化水素類、ラノリン、密ロウ、キ
ャンデリラロウなどのロウ類、オクタン酸セチル、ミリ
スチン酸イソプロピルなどのエステル類、ホホバ油、オ
リーブ油、ミンク油などの油脂類、ステアリン酸、オレ
イン酸、イソステアリン酸などの高級脂肪酸類、セタノ
ール、ステアリルアルコールなどの高級アルコール類な
どが挙げられる。
【0015】これら油相成分の化粧下地料への含有量
は、6.0重量%以下の有効量を使用する。6重量%を
越えると、油っぽい感触となり、また、シリコーンゲル
の特性も発揮しにくくなって好ましくない。また、油相
成分の使用量は、シリコーンゲルによる膜のヨレを緩和
するために大略シリコーンゲルの2〜6倍が好ましい。
【0016】本発明で用いる保湿成分としては、通常化
粧料に用いるものをそのまま使用することができる。例
えば、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ポリエチレングリコール、マルチト
ール液などの多価アルコール、アミノ酸、乳酸ナトリウ
ムなどの天然保湿成分、ヒアルロン酸、コラーゲン、ム
コ多糖類、コンドロイチン硫酸などの水溶性高分子物質
などを挙げることができる。
【0017】これら保湿成分の化粧下地料への含有量は
10〜30重量%である。30重量%を越えると、べた
つき感や化粧もちが悪くなり好ましくない。また、10
重量%より低濃度だと、しっとり感が不足し、化粧のり
も悪くなり好ましくない。
【0018】本発明で用いる水相成分としては、通常化
粧料に用いるものをそのまま使用することができる。例
えば、精製水の他には、アルギン酸ナトリウム、キサン
タンガム、カルボキシメチルセルロース、カルボキシビ
ニルポリマー、ポリビニルアルコールなどの水分散液を
挙げることができる。
【0019】これら水相成分の化粧下地料への含有量
は、50〜80重量%である。80重量%を越えると化
粧下地料の経時安定性が悪くなり好ましくない。また、
50重量%より低濃度だと水々しさを失い、さっぱり感
が不足して好ましくない。
【0020】更に、本発明の化粧下地料には、通常化粧
品に用いられる他の成分も配合することができる。例え
ば、紫外線防護剤(紫外線吸収剤としてのp−アミノ安
息香酸エチル、メトキシケイ皮酸オクチル、ウロカニン
酸などや、紫外線散乱剤としての酸化チタン、雲母チタ
ンなど)、抗酸化剤(トコフェロール、ジブチルヒドロ
キシトルエンなど)、抗炎症剤(紫根抽出物、オウゴン
抽出物、甘草抽出物、アラントインなど)、防腐剤(メ
チルパラベン、フェノキシエタノールなど)、美白剤
(ソウハクヒ抽出液など)、ビタミン類(ビタミンA、
B2、B6、C、E、Fなど)、胎盤抽出液、胸腺エキ
ス、顎下腺ムチン等を挙げることができる。
【0021】次に、本発明の化粧下地料のタイプは、ク
リーム状、ゲル状、乳液状、溶液状、スプレー状等のい
ずれの剤型もとることができる。
【0022】尚、これら化粧下地料の製造方法は、通常
化粧料の製法をそのまま利用することができる。
【0023】
【実施例】以下、実施例と比較例にて本発明を説明する
が、本発明はこれら実施例に制限されるものではない。
尚、配合量は重量部である。
【0024】実施例(1) 乳液状トリートメントベー
ス (処方)
【表1】
【0025】(製法)にを分散させたものにを混
和し、60〜70℃に加熱する。あらかじめを60〜
70℃に加熱溶解したものを、上記混和物に徐々に添
加、攪拌して乳化組成物を得る。50℃まで攪拌しなが
ら冷却し、を添加し、更に30℃まで冷却し、容器に
充填し製品とする。
【0026】次に、本発明の化粧下地料の官能評価及び
化粧もち評価テストを実施する。 〈実施方法と結果〉
【0027】(試料)実施例1及び比較例1、2の乳液
状トリートメントベース
【0028】(試験法)
【0029】〈官能評価テスト〉専門パネラー30名を
10名ずつ3群にわけ、各試料をそれぞれ前腕内側部に
0.005g/ あて塗布し、実際の使用性(さっぱり
感、べたつき感のなさ、しっとり感、油っこさのなさ、
ファンデーションのつき・のり)を下記評価点で評価し
てもらう。
【0030】〈化粧もち評価テスト〉専門パネラー20
名を10名ずつ2群に分け、右半顔には実施例1、左半
顔には比較例1または2の乳液状トリートメントベース
0.1〜0.2g(左右同量とする)を塗布後、ファンデ
ーション(ポーラ サザンコール ツーウェイケーキE
Xクール)を全顔塗布する。次に、室温32℃、湿度7
0%に設定した恒温室に1時間入室し、化粧もち(くず
れ、てかり等)を下記評価点で評価してもらう。
【0031】(評価点基準) 10:非常によい 5:よい 3:普通 0:悪い
【0032】(全パネラーの平均評価点) 9.0以上〜10.0 ◎ 7.0 〜 9.0 ○ 5.0 〜 7.0 △ 0 〜 5.0 x
【0033】(結果)
【表2】
【0034】表2の結果から明らかなように、本発明の
乳液状トリートメントベースは、いずれの項目も高得点
であり、さっぱりした使用感を有し、しっとりした保湿
効果に優れ、しかも化粧もちも良く所期の目的を達して
いる。一方、シリコ−ンゲルの配合量が少ない比較例1
の乳液状トリ−トメントベ−スでは、化粧もちがわる
い。また、シリコ−ンゲルの配合量が多すぎる比較例2
の乳液状トリ−トメントベ−スでは、べたつき感が強く
好ましくない。
【0035】実施例2 ゲル状トリートメントベース (処方)
【表3】
【0036】(製法)を均一分散させたものにを混
和し、60〜70℃に加熱する。あらかじめを60〜
70℃に加熱溶解したものを上記混和物に徐々に添加・
攪拌した後、を加えて攪拌する。攪拌しながら50℃
まで冷却し、を加え30℃まで冷却し、容器に充填し
製品とする。
【0037】
【発明の効果】本発明の化粧下地料は、メークアップ化
粧をする前に下地に用いるものであり、さっぱりした使
用感を有し、しっとりして保湿効果に優れ、油っこさや
べたつきを感じさせず、しかも、化粧もちの良い化粧下
地料である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 (a)平均重合度2,000〜10,000の高分子量ジメチルポリシロキサン を揮発性油剤に分散したシリコーンゲル 0.1〜3.0重量% (b)非イオン界面活性剤 1.0重量%以下の有効量 (c)エタノール 10重量%以下の有効量 (d)油相成分 6.0重量%以下の有効量 (e)保湿成分 10〜30重量% (f)水相成分 50〜80重量% の構成成分からなる化粧下地料。
JP19578591A 1991-07-10 1991-07-10 化粧下地料 Pending JPH0517319A (ja)

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JP19578591A JPH0517319A (ja) 1991-07-10 1991-07-10 化粧下地料

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07330536A (ja) * 1994-06-02 1995-12-19 Shiseido Co Ltd 化粧料
JPH08506584A (ja) * 1993-02-09 1996-07-16 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー 化粧品組成物
JPH08506583A (ja) * 1993-02-09 1996-07-16 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー 化粧品組成物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08506584A (ja) * 1993-02-09 1996-07-16 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー 化粧品組成物
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