JP2000302499A - 細骨材、及びセメント組成物 - Google Patents

細骨材、及びセメント組成物

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高強度コンクリート、高耐久性コンクリート
等に用いるのに適した細骨材およびそのコンクリート組
成を提供する。 【解決手段】高炉水砕スラグおよび石灰石砕砂を含む細
骨材を使用し、高強度、高耐久性等に優れたコンクリー
トを得るコンクリート組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は細骨材、及びモルタ
ルやコンクリート等のセメント組成物に関する。特に、
一般土木配合・一般建築配合用コンクリート、一般コン
クリート製品、圧縮強度Fcが42〜100N/mm2
の高強度コンクリート、JASS 5T−503に準拠
するスランプフローが45〜75cmの高流動コンクリ
ート、凍結融解抵抗性・耐塩害性などを必要とする高耐
久性コンクリート等に用いるに適した細骨材に関する。
【0002】
【従来の技術、発明が解決しようとする課題】近年、良
質な川砂は殆ど採取できなくなって来ている。この為、
山砂、陸砂、海砂、或いは砕砂がモルタルやコンクリー
ト用の細骨材として使用されている。しかし、最近で
は、山砂も良質なものは少なくなっている。そして、今
日、一般的に使用されている山砂や陸砂には、粘土質鉱
物などの有害物が含まれていることが多い。
【0003】海砂には塩分が含まれている。更には、貝
殻なども含まれていることもある。砕砂は、砕かれたも
のであることから、形状が悪く、単位水量が増加する。
このようなことから、各種の細骨材が提案されている。
例えば、石灰石砕砂が提案されている。しかし、石灰石
砕砂は、製造に際して、微粉末が多く発生する。この
為、砕いた石灰石を細骨材として使用する場合には、セ
パレータ等を用いて微粉末を除去する必要がある。すな
わち、多量の微粉末を含む石灰石砕砂をそのまま使用す
ると、スランプ値が小さく、流動性が得られない問題が
ある。従って、多量の微粉末を含む石灰石砕砂をそのま
ま使用できないことから、微粉末を除去する必要があ
る。この為、除去のコスト、及び除去した微粉末の処理
の問題がある。尚、微粉末の発生量が少ないように粉砕
することも考えられるが、微粉末の発生量が少ないよう
に粉砕した場合には、得られる石灰石砕砂の粒径が大き
過ぎ、細骨材として適切な石灰石砕砂は得られない。
【0004】又、細骨材として高炉水砕スラグ細骨材も
提案されている。しかし、高炉水砕スラグ細骨材は、形
状が良くないことから、単位水量が増加する。そこで、
この高炉水砕スラグ細骨材を用いた場合の問題を解決し
ようとして、高炉水砕スラグ細骨材を山砂、陸砂、或い
は海砂と混合することが提案されている。
【0005】しかし、これらの混合物からなる細骨材を
用いた場合でも、高炉水砕スラグ細骨材を単独で用いた
場合と同様な問題、すなわち単位水量増加の問題が認め
られる。又、ブリーディングの問題もある。従って、本
発明が解決しようとする課題は、高炉水砕スラグ細骨材
を用いた場合の問題を解決することである。すなわち、
高炉水砕スラグ細骨材を細骨材として使用するのに差し
支えが無いようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題についての研究
を鋭意押し進めて行くうちに、石灰石砕砂や高炉水砕ス
ラグ細骨材とも、それ単味では各々欠点があるものの、
又、高炉水砕スラグ細骨材と山砂、陸砂、或いは海砂と
が併用されても、高炉水砕スラグ細骨材単味と同様な欠
点があるものの、石灰石砕砂と高炉水砕スラグ細骨材と
を併用した場合には、石灰石砕砂単味の場合の問題や高
炉水砕スラグ細骨材単味の場合の問題が解決できること
を見出すに至った。
【0007】すなわち、石灰石砕砂と高炉水砕スラグ細
骨材とを含む混合物を細骨材として用いた場合、天然細
骨材を用いた場合と同様な単位水量でワーカブルなコン
クリートが得られることを見出すに至った。このような
知見に基づいて本発明が達成されたものであり、前記の
課題は、高炉水砕スラグ細骨材と、石灰石砕砂とを含む
ことを特徴とする細骨材によって解決される。
【0008】又、高炉水砕スラグ細骨材と、石灰石砕砂
と、前記以外の種類の細骨材(例えば、天然の細骨材)
とを含むことを特徴とする細骨材によって解決される。
又、上記の細骨材と、セメントと、水と、混和材とを含
むことを特徴とするセメント組成物によって解決され
る。すなわち、細骨材として高炉水砕スラグ細骨材と石
灰石砕砂とを併用したモルタルやコンクリートは、石灰
石砕砂が天然砂に比べても混和剤(AE減水剤や高性能
AE減水剤などの混和剤)の吸着量が少ない為、天然砂
を用いた場合と同等の流動性が得られ、又、単位水量も
同等で済み、更にはブリーディングの問題も解決され
る。かつ、初期強度や長期強度にも優れている。つま
り、天然砂を用いた場合と同等/又は少ない単位水量
で、天然砂を用いた場合と同等のワーカブルなモルタル
やコンクリートが得られる。又、同一セメント量であれ
ば、天然砂を用いた場合と同等/又は高強度のモルタル
やコンクリートが得られる。又、同一水セメント比であ
れば、セメント量が少なくて済む安価なモルタルやコン
クリートが得られる。
【0009】このように、各々、単独では細骨材として
満足できないものの、高炉水砕スラグ細骨材と石灰石砕
砂とを併用した混合物は、天然砂と同等以上の品質のモ
ルタルやコンクリートが得られる。しかも、高炉水砕ス
ラグ細骨材や石灰石砕砂は、共に、含有されている不純
物が少なく、品質のバラツキが少ない。従って、一定の
品質のものが得られる。
【0010】高炉水砕スラグ細骨材と石灰石砕砂との割
合は、(高炉水砕スラグ細骨材)/(高炉水砕スラグ細
骨材+石灰石砕砂)=5〜80wt%、(石灰石砕砂)
/(高炉水砕スラグ細骨材+石灰石砕砂)=95〜20
wt%であるのが好ましい。特に、より大きな初期強度
を得たい場合には、石灰石砕砂の割合を60wt%以上
(特に、70wt%以上)とするのが好ましい。これに
対して、より大きな長期強度を得たい場合には、高炉水
砕スラグ細骨材の割合を40wt%以上(特に、50w
t%以上)とするのが好ましい。
【0011】更に、高炉水砕スラグ細骨材と石灰石砕砂
とを混合した細骨材は、JIS Z8801が規定する
粒度分布を持つものが好ましい。すなわち、ふるいの呼
び寸法(mm)が10のふるいを通過する質量百分率
(%)が100、ふるいの呼び寸法(mm)が5のふる
いを通過する質量百分率(%)が90〜100、ふるい
の呼び寸法(mm)が2.5のふるいを通過する質量百
分率(%)が80〜100、ふるいの呼び寸法(mm)
が1.2のふるいを通過する質量百分率(%)が50〜
90、ふるいの呼び寸法(mm)が0.6のふるいを通
過する質量百分率(%)が25〜65、ふるいの呼び寸
法(mm)が0.3のふるいを通過する質量百分率
(%)が10〜35、ふるいの呼び寸法(mm)が0.
15のふるいを通過する質量百分率(%)が2〜15の
粒度分布を持つように、所定の大きさの高炉水砕スラグ
細骨材を所定量(5〜80wt%)と所定の大きさの石
灰石砕砂を所定量(95〜20wt%)混合したものが
好ましい。
【0012】本発明で用いる石灰石砕砂は、通常の方法
によって石灰石を砕いたものを用いることが出来る。こ
のような石灰石砕砂は、JIS A 1103で規定さ
れる「骨材の洗い試験方法」による洗い試験で失われる
量が1〜15wt%の石灰石微粉末を含む。すなわち、
本発明においては、石灰石を砕いた際に発生する微粉末
を除去すると言うよりも、発生する石灰石微粉末を積極
的に利用する。これは、石灰石微粉末を敢えて特別な工
程を経て除去することを行わないことを意味する。尚、
多少の石灰石微粉末を除去しても差し支えないが、コス
ト等の面を考慮するならば、積極的に石灰石微粉末を除
去するものでは無い。これによって、微粉末が少ない高
炉水砕スラグ細骨材のブリーディングを改善できる。
【0013】高炉水砕スラグ細骨材と石灰石砕砂とを併
用したことによる強度増進のメカニズムは、次のような
ことと考えている。セメント中のアルミネート相(C3
A)と炭酸カルシウム(CaCO3 )とが反応し、カル
シウム−カーボアルミネート水和物を生成することや、
炭酸カルシウムの添加がエーライト(C3 S)の反応を
促進し、これによって初期強度が向上する。そして、高
炉水砕スラグ細骨材にはAl2 3 が多く含まれている
ことから、潜在水硬性が促進され、長期強度が向上す
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の細骨材は、高炉水砕スラ
グ細骨材と、石灰石砕砂とを含む。又、更に、前記以外
の種類の細骨材、特に天然の細骨材を含む。石灰石砕砂
は、JISA 1103で規定される「骨材の洗い試験
方法」による洗い試験で失われる量が1〜15wt%
(特に、5wt%以上。10wt%以下。)の石灰石微
粉末を含む。これらの砕砂量は、(高炉水砕スラグ細骨
材)/(高炉水砕スラグ細骨材+石灰石砕砂)=5〜8
0wt%、(石灰石砕砂)/(高炉水砕スラグ細骨材+
石灰石砕砂)=95〜20wt%である。特に、より大
きな初期強度を得たい場合には、石灰石砕砂の割合は6
0wt%以上(特に、70wt%以上)である。特に、
より大きな長期強度を得たい場合には、高炉水砕スラグ
細骨材の割合は40wt%以上(特に、50wt%以
上)である。更に、高炉水砕スラグ細骨材と石灰石砕砂
とを混合した細骨材は、JIS Z 8801が規定す
る粒度分布を持つ。すなわち、ふるいの呼び寸法(m
m)が10のふるいを通過する質量百分率(%)が10
0、ふるいの呼び寸法(mm)が5のふるいを通過する
質量百分率(%)が90〜100、ふるいの呼び寸法
(mm)が2.5のふるいを通過する質量百分率(%)
が80〜100、ふるいの呼び寸法(mm)が1.2の
ふるいを通過する質量百分率(%)が50〜90、ふる
いの呼び寸法(mm)が0.6のふるいを通過する質量
百分率(%)が25〜65、ふるいの呼び寸法(mm)
が0.3のふるいを通過する質量百分率(%)が10〜
35、ふるいの呼び寸法(mm)が0.15のふるいを
通過する質量百分率(%)が2〜15の粒度分布を持つ
ように、所定の大きさの高炉水砕スラグ細骨材を所定量
(5〜80wt%)と所定の大きさの石灰石砕砂を所定
量(95〜20wt%)混合したものである。
【0015】本発明のセメント組成物(モルタル組成
物、或いはコンクリート組成物)は、上記の細骨材と、
セメントと、水と、混和剤とを含む。セメントは、如何
なる種類のものであっても良い。すなわち、普通ポルト
ランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、低熱ポ
ルトランドセメント、早強ポルトランドセメント等のポ
ルトランドセメントのみならず、混合セメントであって
も良い。
【0016】混和剤は、AE減水剤及び/又は高性能A
E減水剤などが用いられる。その他、必要に応じて、膨
張材や収縮低減剤も用いられる。AE減水剤としては、
エヌ・エム・ビー社製のポゾリスNo.70等が挙げら
れる。高性能AE減水剤としては、太平洋セメント社製
のコアフローNP−5、エフ・ピー・ケー社製のパリッ
クFP−100S、エヌ・エム・ビー社製のレオビルド
SP−8N等のカルボン酸系の化合物からなる高性能A
E減水剤、エヌ・エム・ビー社製のレオビルドSP−9
N、花王社製のマイティー2000S、竹本油脂社製の
チューポールHP等のナフタレン系の化合物からなる高
性能AE減水剤、日本シーカ社製のシーカメント100
0N等のメラミン系の化合物からなる高性能AE減水
剤、エフ・ピー・ケー社製のパリックFP200S、サ
ンフロー社製のサンフローHS−200等のアミノスル
ホン酸系の化合物からなる高性能AE減水剤が用いられ
る。
【0017】水セメント比は20〜65%(特に、30
%以上。60%以下。)である。上記組成物の成分は、
荷卸し或いは打込み時のスランプが0〜21cm(JI
S A 1128に準拠)であるよう配合されたもので
ある。例えば、セメントは100〜500kg/m3
ある。細骨材は500〜950kg/m3 である。又
は、練り込み90分後のスランプフローが45〜75c
m(JASS 5T−503に準拠)であるよう配合さ
れたものである。例えば、セメントは200〜750k
g/m3 である。細骨材は600〜1150kg/m3
である。
【0018】以下、具体的実施例を挙げて本発明を説明
する。下記の表−1に示す骨材を用意した。 表−1 高炉水砕スラグ細骨材(S) 千葉県君津市(新日本製鐵社製) JIS A 1103で規定される「骨材の洗い 試験方法」による洗い試験で失われる量1.0% 表乾比重2.73 粗粒率(FM)3.20 石灰石砕砂(2L) 三重県員弁郡産 JIS A 1103で規定される「骨材の洗い 試験方法」による洗い試験で失われる量11.8 % 表乾比重2.63 粗粒率(FM)2.48 石灰石砕砂(1L) 三重県員弁郡産 JIS A 1103で規定される「骨材の洗い 試験験方法」による洗い試験で失われる量6.0 % 表乾比重2.63 粗粒率(FM)2.84 陸砂(O) 千葉県市原市産 JIS A 1103で規定される「骨材の洗い 試験方法」による洗い試験で失われる量0.6% 表乾比重2.60 粗粒率(FM)2.63 砕石(G) 埼玉県両神村産 表乾比重2.71 粗粒率(FM)6.71 上記表−1に示す細骨材を混合して下記の表−2に示す
細骨材を用意した。
【0019】 表−2 No 細骨材種類及び割合(Wt%) FM 絶乾 実積 単位容積 洗い S 2L 1L O (%) 比重 率(%) 質量(t/m3) (%) 1 30 70 2.72 2.68 70.2 1.879 8.6 2 45 55 2.84 2.68 69.3 1.857 6.9 3 60 40 2.96 2.68 68.6 1.839 5.3 4 30 70 2.98 2.62 67.2 1.771 4.5 5 45 55 3.04 2.64 66.3 1.758 3.8 6 60 40 3.09 2.65 65.8 1.743 3.0 7 100 2.63 2.54 66.1 1.680 0.6 8 100 3.28 2.69 60.6 1.632 1.0 9 30 70 2.86 2.59 67.7 1.757 2.2 *洗い(%)は、JIS A 1103で規定される「骨材の洗い試験方法」 による洗い試験で失われる量 *No8以外の細骨材はJIS Z 8801が規定する粒度分布を持つ。 上記表−2に示す細骨材(No1〜No9の細骨材。N
o1〜No6の細骨材は本発明の細骨材。No7〜No
9の細骨材は本発明外の細骨材。)と、表−1に示した
粗骨材と、普通ポルトランドセメントと、水と、混和剤
(AE減水剤(リグニンスルホン酸化合物ポリオール複
合体),AE調整剤(アルキルアリルスルホン酸化合物
系陰イオン界面活性剤))とを用い、セメント量が30
2kg/m3 、水量が166kg/m3 、水セメント比
が55.0%、細骨材率s/aが46.0〜49.0%
(No1〜No3,No9のs/aは46.0%、No
4〜No6,No8のs/aは49.0%、No7のs
/aは46.5%)となる割合で配合し、No1〜No
9のコンクリート組成物(No1のコンクリート組成物
はNo1の細骨材を用いた。その他も同様。)からなる
試供体を作製した。
【0020】上記配合のコンクリート組成物の混練物の
スランプ値(JIS A 1101に準拠)及び空気量
(JIS A 1128に準拠)を調べると共に、その
硬化体(20℃での水中養生)の圧縮強度(JIS A
1108に準拠)を調べたので、これらの結果を表−
3に示す。 表−3 No スランプ値 空気量 練り混ぜ時 圧縮強度(N/mm2 (cm) (%) 温度(℃) 7日 28日 91日 1 12.5 4.6 20.0 36.3 44.1 51.9 2 12.0 5.1 20.0 34.5 43.0 50.2 3 11.0 5.1 20.5 32.0 41.2 49.2 4 11.5 5.1 21.0 32.6 41.4 46.9 5 9.5 4.6 21.0 31.8 41.0 48.8 6 8.0 4.5 21.0 29.5 40.4 46.2 7 11.0 5.0 21.5 28.9 40.3 45.3 8 6.5 7.0 21.0 26.5 36.7 45.3 9 10.0 5.5 20.5 27.1 38.5 42.9 この表−3より、細骨材として高炉水砕スラグ細骨材の
みを用いたNo8のものは、スランプ値が小さく、流動
性の悪いことが判る。又、初期強度も陸砂のみを用いた
場合に比べても劣っていることが判る。
【0021】細骨材として、高炉水砕スラグ細骨材のみ
でなく、高炉水砕スラグ細骨材と陸砂とを併用したNo
9のものは、高炉水砕スラグ細骨材のみのNo8のもの
よりも、スランプ値は改善されるものの、91日後の圧
縮強度は小さく、特に陸砂のみを用いた場合に比べても
劣っていることが判る。これに対して、本発明、特にN
o1〜3のものは、適度なスランプ値を示しており、流
動性は良いことが判る。又、圧縮強度も大きなことが判
る。すなわち、No7の陸砂を用いた場合に比べて優る
ものであっても、劣るものでは無いことが判る。よっ
て、高炉水砕スラグ細骨材を細骨材として利用できるこ
とが判る。
【0022】
【発明の効果】高炉水砕スラグ細骨材を細骨材として使
用するのに差し支えが無い。又、石灰石砕砂の場合に問
題となった微粉末除去の問題も無い。そして、高炉水砕
スラグ細骨材を細骨材として使用した場合に、陸砂を用
いた場合に比べて優るものであっても、劣るものでは無
いものとなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 城國 省二 埼玉県熊谷市月見町2−1−1 太平洋セ メント株式会社研究本部内 (72)発明者 藤山 修 埼玉県熊谷市月見町2−1−1 太平洋セ メント株式会社研究本部内 (72)発明者 市川 枚彦 千葉県佐倉市大作2−4−2 太平洋セメ ント株式会社研究本部内 (72)発明者 金谷 宗輝 千葉県佐倉市大作2−4−2 太平洋セメ ント株式会社研究本部内 (72)発明者 高野 良広 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内 (72)発明者 嶋田 陽一 千葉県君津市君津1 新日本製鐵株式会社 君津製鐵所内 Fターム(参考) 4G012 PA04 PA10 PA29 PB24 PC02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高炉水砕スラグ細骨材と、石灰石砕砂と
    を含むことを特徴とする細骨材。
  2. 【請求項2】 高炉水砕スラグ細骨材と、石灰石砕砂
    と、前記以外の種類の細骨材とを含むことを特徴とする
    細骨材。
  3. 【請求項3】 石灰石砕砂は、JIS A 1103で
    規定される「骨材の洗い試験方法」による洗い試験で失
    われる量が1〜15wt%の石灰石微粉末を含むもので
    あることを特徴とする請求項1又は請求項2の細骨材。
  4. 【請求項4】 高炉水砕スラグ細骨材と石灰石砕砂との
    割合は、高炉水砕スラグ細骨材:石灰石砕砂=5重量部
    〜80重量部:95重量部〜20重量部であることを特
    徴とする請求項1〜請求項3いずれかの細骨材。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4いずれかの細骨材
    と、セメントと、水と、混和剤とを含むことを特徴とす
    るセメント組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005219958A (ja) * 2004-02-05 2005-08-18 Nippon Steel Corp 高炉スラグ細骨材とその製造方法、および、セメントコンクリート用またはモルタル用細骨材
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