JP2000302018A - 車輪速検出装置 - Google Patents

車輪速検出装置

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JP2000302018A
JP2000302018A JP11112112A JP11211299A JP2000302018A JP 2000302018 A JP2000302018 A JP 2000302018A JP 11112112 A JP11112112 A JP 11112112A JP 11211299 A JP11211299 A JP 11211299A JP 2000302018 A JP2000302018 A JP 2000302018A
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JP
Japan
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axle shaft
sensor
sensor ring
spindle
rotation speed
Prior art date
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Pending
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JP11112112A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Takeda
英幸 竹田
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ABSを搭載した自動車に適用する車輪
速検出装置の回転数センサ部分を改良する。 【解決手段】 アクスルシャフトの軸線に対して傾斜し
た円板からなるセンサリング16を自動車のアクスルシ
ャフト1の一部のハブ2に取付け、アクスルシャフト1
の外周のブレーキバッキングプレート10に、スピンド
ル20の先端がセンサリング16に接触してその回転を
検出する回転数センサ17を取付けた。アクスルシャフ
ト1が回転するとセンサリング16が揺動する。これを
回転数センサ17が捉えて回転数を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ABSを搭載した
自動車に適用する車輪速検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ABS(アンチロック・ブレーキ・シス
テム)を搭載した自動車は、車輪の回転速度が必要情報
となる。このため車輪側には一体に回転するセンサリン
グを取付け、その近傍に回転数センサを取付けて、車輪
の回転数を捕捉するようにしている(センサリングと回
転数センサの取付例については特開平6−305405
号公報参照)。
【0003】図7に示したものはABSを搭載したもの
の構造である。アクスルシャフト1の端部にはハブ2が
一体に設けられており、このハブ2にドラム3とホイー
ル4が当接し、ハブ2に設けられた図示しないアンカボ
ルトがドラム3の孔3aおよびホイール4の孔4aを貫
通して両者を固定する。ホイール4にはタイヤ5が装着
され、全体として車輪が形成される。
【0004】アクスルシャフト1の外周部にはパイプ状
のアクスルハウジング6が設けられ、その端部にはフラ
ンジ7が設けられて、ベアリング8の外輪を保持してい
る。ベアリング8は、アクスルシャフト1を回転自在に
支持している。なお、ベアリング8の内輪とハブ2の間
にはスペーサ9が介装されている。ベアリング8の外周
にはバッキングプレート10が設けられ、ブレーキシリ
ンダ11を支持している。
【0005】ABSのうち車輪部分に設けられるのは、
車輪と一体に回転するセンサリングと、このセンサリン
グの回転を捉える回転数センサである。センサリング1
2は、リテーナ13を介してアクスルシャフト1に取付
けられており、回転数センサ14はフランジ7に取付け
られている。回転数センサ14の出力信号は、リード線
15により図示しないECU(エレクトロニック・コン
トロール・ユニット)に入力される。
【0006】上記構造において、図示しないディファレ
ンシャル装置側から回転力を受けてアクスルシャフト1
が回転すると、アクスルシャフト1のハブ2にアンカボ
ルトで取付けられたホイール4が回転するので、自動車
は進行する。そしてアクスルシャフト1と一体に回転す
るセンサリング12の動きが回転数センサ14で検出さ
れる。
【0007】図8は、センサリング12と回転数センサ
14を単体で示すものである。センサリング12は、図
示するように外周に多数の突条12aを設けたもので、
孔12bの部分がリテーナ13に圧入される。回転数セ
ンサ14はマグネットとコイルおよびコアから構成され
ており、センサリング12の突条12aの動きで磁束を
変化させ、コイルに回転数に比例した周波数の交流電流
を発生させるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したものは一
般的な構造のものであり、車輪速を正しく捕捉すること
ができるが、その製造が煩雑であるという問題がある。
すなわち、センサリング12の外周に設けられる多数の
突条12aを形成するのに特殊な歯切り機が必要であ
り、時間と加工費がかかる上に、歯切り作業後のバリ取
りに細心の注意を要することになる。そこで切削加工に
よらずに燒結加工等で製作することも考えられるが、取
付けまわりの部品の加工精度を良くしなければ、組付け
時に損傷する虞がある。
【0009】そこで、ステアリングホイールの回転角速
度を検出するものとして使用されている光学式のもの
を、車輪速検出装置として適用できないか検討する。こ
れは、ステアリングホイールと一体に回転するセンサリ
ングを設け、このセンサリングの回転を検出することに
よってステアリングホイールの回転角速度を検出するも
のである。この装置におけるセンサリングの外周部分に
は放射状に多数のスリットが設けられており、発光体と
受光体とからなるフォトカプラでスリットの数を数える
のである。
【0010】しかしながら、このステアリングホイール
の回転角速度を検出するものを車室外に設ける車輪速検
出装置として使用すると、防塵の点で不備であり、耐久
性に問題が生ずる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、請求項1に記載した発明で
は、アクスルシャフトの軸線に対して傾斜した円板から
なるセンサリングを自動車のアクスルシャフトの一部ま
たはアクスルシャフトと一体の部材に取付け、前記アク
スルシャフトの外周の不動部材に、スピンドルの先端が
前記センサリングに接触してその回転を検出する回転数
センサを取付けたことを特徴とする。
【0012】また、請求項2に記載した発明では、請求
項1に記載されたものにおいて、前記センサリングをア
クスルシャフトのハブに取付け、回転数センサをブレー
キバッキングプレートに取付けたことを特徴とする。
【0013】また、請求項3に記載した発明では、請求
項1に記載されたものにおいて、前記回転数センサを、
本体に対して一方向に突出するよう付勢されたスピンド
ルと、該スピンドルの本体に対する突出量に応じて変形
するカンチレバーに貼着された歪ゲージとで構成したこ
とを特徴とする。
【0014】また、請求項4に記載した発明では、請求
項1に記載されたものにおいて、前記回転数センサを、
本体に対して一方向に突出するよう付勢されたスピンド
ルと、該スピンドルの本体に対する突出量に応じてスプ
リングを介して変形するカンチレバーに貼着された歪ゲ
ージとで構成したことを特徴とする。
【0015】そして、請求項5に記載した発明では、軸
線に対して傾斜した円板からなるセンサリングを設け、
該センサリングを自動車のアクスルシャフトの一部また
はアクスルシャフトと一体の部材に取付け、前記アクス
ルシャフトの外周の不動部材に、前記センサリングの近
接、離反を磁気的または光学的に捉える回転数センサを
取付けたことを特徴とする。
【0016】請求項1または2に記載された構成とすれ
ば、アクスルシャフトが回転するとき、センサリングが
揺動回転をする。センサリングには回転数センサのスピ
ンドルの先端が接触しているので、アクスルシャフトが
回転するとこのスピンドルが軸方向に動く。回転数セン
サは、この動きを捉えてアクスルシャフトの回転とす
る。請求項3に記載された構成とすれば、ロッドがカン
チレバーを介して歪ゲージに外力を加えるから、歪ゲー
ジの出力がアクスルシャフトの回転数に対応する。ま
た、請求項4に記載された構成とすれば、カンチレバー
がスプリングを介して変形するので、スピンドルの動き
量に対してカンチレバーの動き量が小さくなる。
【0017】さらに、請求項5に記載された構成とすれ
ば、センサリングの近接、離反を磁気的または光学的に
無接触で捉えるから、摩耗部分がない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
について説明する。本発明においては、図2および図3
に示すような円板からなるセンサリング16を設け、こ
のセンサリング16を、図3に示すようにアクスルシャ
フト1の軸線aに対して角度θだけ傾斜させてハブ2に
取付けてある。そして、アクスルシャフト1の外周の不
動部材であるブレーキバッキングプレート10に回転数
センサ17が取付けられている。回転数センサ17は、
図4に示すように筒状の本体18からブッシュ19を介
してスピンドル20を突出させたものであり、スピンド
ル20の先端をセンサリング16に接触させて使用す
る。
【0019】図4に示すようにスピンドル20にはプレ
ート21が取付けられており、このプレート21と本体
18の一部に基端が支持されたカンチレバー22との間
にはスプリング23が掛けられている。カンチレバー2
2は、外力を受けたときに撓み、外力から解放されたと
きに元の状態に復帰する材質のものである。カンチレバ
ー22の一側面には歪ゲージ(ストレインゲージ)24
が貼着されている。
【0020】このように構成された車輪速検出装置は、
アクスルシャフト1が回転するときセンサリング16が
揺動しながら回転する。センサリング16にはスピンド
ル20の先端が圧接しているので、スピンドル20はセ
ンサリング16の回転にしたがって往復動する。スピン
ドル20が往復動すると、その動きはスプリング23を
介してカンチレバー22を振動させる(図5参照)。
【0021】カンチレバー22が振動すると歪ゲージ2
4に連続した歪成分が加えられるから、歪ゲージ24に
電気的な出力信号が発生する。これを図示しないアンプ
で増幅し信号処理を行うことにより、アクスルシャフト
1の回転角速度に対応した位相の電気信号が得られるの
で、アクスルシャフト1の回転角速度としてECUに入
力することができる。
【0022】以上説明した実施の形態では、スピンドル
20とカンチレバー22とをスプリング23を介して結
合したので、スピンドル20のストロークとカンチレバ
ー22の動き量が合致しなくてもそれをカバーすること
ができるが、スピンドル20のストロークとカンチレバ
ー22の動き量を合致させるように設計すれば、スプリ
ング23を省略することが可能になる。
【0023】図6に示すものは、本発明の実施の形態の
他の例であり、請求項5に対応するものである。この場
合には、図2および図3に示すセンサリング16を図1
のものより小さく製作し、これをリテーナ13の外周部
に圧入して取付けてある。そしてこの構造における回転
数センサ14は、磁気的または光学的な構造によってセ
ンサリング16に接触しないで近接、離反を検出し、そ
の信号を処理して回転数を得る。
【0024】以上説明した実施の形態では、回転数セン
サとして請求項1ないし4のものでは歪ゲージを用い、
請求項5のものでは磁気あるいは光学的なものを用いた
が、本発明はこれらに限られるものではなく、このほか
に音波を用いるもの、さらには抵抗値やインダクタンス
の変化を捉える構造のものを考えることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
た車輪速検出装置であるから、請求項1に記載した発明
によれば、センサリングとして、従来のもののように多
数の突条を形成する必要がないことから、特殊な歯切り
機を必要とせず、また加工工数と加工費が少なくなり、
歯切り作業後のバリ取りに要していた細心の注意も不要
となる。そしてアクスルシャフトの回転角速度は、回転
方向が逆になっても支障なく計測することができる。
【0026】また、ABSを装備した自動車に用いる場
合と、装備しない自動車に用いる場合とでフランジの構
造を変える必要がないので、部品の共用化を図ることが
できる。そして請求項2に記載した発明によれば、セン
サリングと回転数センサの取付けが容易になり、既存の
部品が使用できることになる。
【0027】また、請求項3に記載した発明によれば、
回転数センサのスピンドルがセンサリングの回転に応じ
て往復動し、これがカンチレバーを介して歪ゲージを変
形させるから、アクスルシャフトの回転が損失なく歪ゲ
ージに伝達され、電気的な出力信号を得ることができ
る。そして請求項4に記載した発明では、スピンドルと
カンチレバーとの間にスプリングを介装したから、スピ
ンドルの動き量とカンチレバーの変形量に相違があって
も、これを吸収して安定した作動を得ることができる。
【0028】さらに、請求項5に記載した発明によれ
ば、センサリングの近接、離反を磁気的または光学的に
捉えることにより、スピンドルやカンチレバーが不要と
なるので、構造が簡単になる上に摩耗部分がなくなり、
かつ、ABS非搭載車との部品共用部分が多くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図2】図1のうちのセンサリングを示す斜視図であ
る。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】図1のうちの回転数センサの詳細を示す断面図
である。
【図5】図4のものの異なった状態を示す断面図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態の他の例を示す断面図であ
る。
【図7】従来の回転数センサの取付構造を示す断面図で
ある。
【図8】図7のうちのセンサリングと回転数センサを示
す正面図である。
【符号の説明】
1 アクスルシャフト 2 ハブ 10 ブレーキバッキングプレート 16 センサリング 17 回転数センサ 18 本体 20 スピンドル 22 カンチレバー 23 スプリング 24 歪ゲージ a 軸線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクスルシャフトの軸線に対して傾斜し
    た円板からなるセンサリングを自動車のアクスルシャフ
    トの一部またはアクスルシャフトと一体の部材に取付
    け、前記アクスルシャフトの外周の不動部材に、スピン
    ドルの先端が前記センサリングに接触してその回転を検
    出する回転数センサを取付けたことを特徴とする車輪速
    検出装置。
  2. 【請求項2】 前記センサリングをアクスルシャフトの
    ハブに取付け、回転数センサをブレーキバッキングプレ
    ートに取付けたことを特徴とする請求項1に記載の車輪
    速検出装置。
  3. 【請求項3】 前記回転数センサを、本体に対して一方
    向に突出するよう付勢されたスピンドルと、該スピンド
    ルの本体に対する突出量に応じて変形するカンチレバー
    に貼着された歪ゲージとで構成したことを特徴とする請
    求項1に記載の車輪速検出装置。
  4. 【請求項4】 前記回転数センサを、本体に対して一方
    向に突出するよう付勢されたスピンドルと、該スピンド
    ルの本体に対する突出量に応じてスプリングを介して変
    形するカンチレバーに貼着された歪ゲージとで構成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の車輪速検出装置。
  5. 【請求項5】 軸線に対して傾斜した円板からなるセン
    サリングを設け、該センサリングを自動車のアクスルシ
    ャフトの一部またはアクスルシャフトと一体の部材に取
    付け、前記アクスルシャフトの外周の不動部材に、前記
    センサリングの近接、離反を磁気的または光学的に捉え
    る回転数センサを取付けたことを特徴とする車輪速検出
    装置。
JP11112112A 1999-04-20 1999-04-20 車輪速検出装置 Pending JP2000302018A (ja)

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