JP2000300692A - ぶら下がり健康器 - Google Patents

ぶら下がり健康器

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JP2000300692A
JP2000300692A JP11115174A JP11517499A JP2000300692A JP 2000300692 A JP2000300692 A JP 2000300692A JP 11115174 A JP11115174 A JP 11115174A JP 11517499 A JP11517499 A JP 11517499A JP 2000300692 A JP2000300692 A JP 2000300692A
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Masakane Nakayasu
將兼 中安
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Glory Kiki Co Ltd
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Glory Kiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ぶら下がり状態において体重を支える部分に
適切に体重の分散ができ、長時間ぶら下がり状態でいる
ことができること。 【解決手段】 使用者の両腋を支えて体重を支えること
が可能な腋支持部10と、腋支持部が両腋を支えた状態で
使用者の両腕を支えることが可能な腕支持部11と、腋支
持部と腕支持部とを設けてあり腋支持部及び腕支持部を
所望高さ位置に支持可能な本体と、腋支持部と腕支持部
とに支持された状態で使用者が握ることができる腕支持
部に設けられた握り部12とを備えている。腕支持部は、
本体側との連結部付近を支点として垂直面に沿って回動
可能に且つ任意の回動位置に固定可能である。また腕支
持部は、本体側との連結部付近を支点として水平方向に
回動可能であり任意の回動位置に固定できる。使用者を
乗せて昇降移動可能なリフト台を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用者の体重が脊
椎を延ばす方向に作用するよう支持することによって自
然に脊椎を延ばすことができるぶら下がり健康器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の技術として、特開平7−
213647号公報に記載のものがある。これは、両脇
で使用者の体重を支持して、ぶら下がる構成のものであ
る。また、特開平10−155848号公報に記載のも
のもある。これには、腋支持アームと腋支持アームに回
動自在に取り付けられた肘を支持するための支持アーム
を備えた肩こり、腰痛治療椅子が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術の前者に
は、両脇支持部材と取っ手が支持部材に設けられてお
り、また後者には、腋を支える支持アームに肘を支える
コの字型の支持アームが回動自在に設けられてはいる
が、いずれも使用者の体重を支えている場所が常に腋と
手、腋と肘に限られ、使用者の体重を支える部分が適切
に分散しているとはいえず、疲れ易く、ぶら下がり時間
が短くなる問題がある。また、人がぶら下がり状態であ
る程度の長時間体重を支えていることができる部分や姿
勢は、人によって個人差があり、体重の配分も使用者に
よって違うため、必ずしも好ましい体重の配分で支える
ことができるものではない。本発明は、ぶら下がり状態
において体重を支える部分に適切に体重の分散ができる
ようにして、比較的長時間ぶら下がり状態でいることが
できるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は、使用者
の両腋を支えて体重を支えることが可能な腋支持部と、
前記腋支持部が両腋を支えた状態で前記使用者の両腕を
支えることが可能な腕支持部と、前記腋支持部と前記腕
支持部とを設けてあり腋支持部及び腕支持部を所望高さ
位置に支持可能な本体と、前記腋支持部と前記腕支持部
とに支持された状態で前記使用者が握ることができる前
記腕支持部に設けられた握り部と、を備えていることを
特徴とする(請求項1)。
【0005】この手段では、使用者の体重が、両側の腋
支持部、両側の腕支持部、及び握り部で同時に支持され
ることによって分散して支持されるから、使用者にかか
るぶら下がっているための負担が非常に少ない。この明
細書において、腕は肘から手首までの間をいうもので、
腕支持部はこの腕、つまり肘から手首までの間を支持す
るものである。
【0006】前記腕支持部は、前記本体側との連結部付
近を支点として垂直面に沿って回動可能に且つ任意の回
動位置に固定可能に構成するのがよい(請求項2)。こ
の構成では、腕支持部が、本体側との連結部付近を支点
とし、垂直面に沿って回動位置を調節できるから、使用
者は、自分のぶら下がり姿勢における腕の状態を、連結
部付近を支点とする上下の回動範囲内で所望位置に選択
できる。従って、使用者は、体重を腋支持部と腕支持部
と握り部で任意に配分することができ、腕を好ましい所
定の垂直面に沿って屈曲させた状態で、ぶら下がり状態
になることができる。
【0007】前記腕支持部は、前記本体側との連結部付
近を支点として水平方向に回動可能であり任意の回動位
置に固定できる構成とするのがよい(請求項3)。この
構成では、使用者が両腕を、手が離れる方向に又は近寄
る方向に連結部付近の支点を中心に回動させることがで
きるから、結局、使用者が力を入れやすい姿勢を取るこ
とができる所望の位置に位置させてぶら下がり状態にな
ることができる。
【0008】前記腕支持部は、前記本体側との連結部付
近を支点として回動自在であり、且つ任意の回動位置に
固定できる構成とするのがよい(請求項4)。この構成
では、使用者が両腕を、本体側との連結部付近を支点と
して所望の回動位置に位置させてぶら下がり状態になる
ことができる。
【0009】前記使用者を乗せて昇降移動可能なリフト
台と、前記リフト台を昇降駆動する駆動部と、を備え、
前記リフト台が下降することにより前記使用者を前記腋
支持部と前記腕支持部とを介してぶら下がり状態に支持
できる構成とするのがよい(請求項5)。この構成で
は、使用者は、リフト台に乗って腋支持部と腕支持部と
握り部とに支持されるぶら下がり姿勢をとり、その状態
でリフト台が下降すると、使用者は自然にぶら下がり状
態となる。従って、使用者がぶら下がり状態になるため
に跳び上がる動作を必要としない。
【0010】前記本体を、前記腋支持部及び前記腕支持
部を設けた基部とその基部を昇降可能に支持する台部と
で構成し、前記基部を昇降駆動する駆動部を備え、前記
基部が上昇することにより前記使用者を前記腋支持部と
前記腕支持部とを介してぶら下がり状態に支持できる構
成とするのがよい(請求項6)。この構成では、使用者
は、例えば床に直立して腋支持部と腕支持部と握り部と
に支持されるぶら下がり姿勢をとり、その状態で基部を
上昇させることにより、使用者は自然にぶら下がり状態
となる。従って、使用者がぶら下がり状態になるために
跳び上がる動作を必要としない。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
〜図3を用いて説明する。このぶら下がり健康器1は、
本体2が、基部3と、台部4とで構成され、基部3に、
腋支持部10、腕支持部11、握り部12等を設け、台
部4に、リフト台13、駆動部14、操作盤15等を設
けてある。
【0012】基部3は、図1に示すように、上下2本の
横梁部16、17と、その両端を結合していると共に下
方へ伸延した2本の縦部18、19とで枠状に形成され
ている。縦部18、19の下端部は、次に説明する台部
4の縦部21、22に夫々嵌入され、嵌入長さを調節し
て、横梁部16、17の高さ位置を変更し、ハンドル2
0により締付固定される。台部4は、縦部21、22が
2本の柱状であり、その途中を結合している横梁部23
と、下端を結合している下横部24と、その下横部24
の両側の結合部に途中を結合されて前後に伸延して終端
している両側の下前後部25、26とで構成され、水平
な床面に置かれて自立可能なものである。図1におい
て、63はばねダンパーで、横梁部17と23の間に設
けられている。
【0013】腋支持部10は、左右両側に設けられてお
り、その一方について説明すると、使用者を腋で支える
程度に、水平で前後方向に長い棒状に形成され、上面に
パッド27を設けてあり、下面の後部位置と中間よりや
や前方寄り位置とに夫々下方へ伸延して終端した支え2
8、29を設けたものである。そして、両側の腋支持部
10は、それぞれが横梁部16、17に跨がって左右に
摺動可能に設けられた両側のブロック状摺動体30、3
1に、夫々高さの調節ができるように取り付けてある。
その高さ調節構造は、腋支持部10の支え28、29が
上下に摺動可能に嵌入する管状の嵌入部32、33を摺
動体側に設け、支え29に、例えば図2に仮想線で示す
ように、鋸歯状の被係合部34を設け、摺動体(30、
31)側にこれに係合する爪35を解除可能に設けた構
成とする。これは爪35の被係合部34に対する係合位
置を変えることによって所定のピッチで高さ位置を変え
ることができる。この高さ位置の変更は、腋と肘の間隔
を調節するものである。なお、嵌入部32は後述する扇
形板42に設けてある。
【0014】前記摺動体30、31は、図1、図2に示
すように、互いに左右で対称な構成であり、内部に固定
して設けた雌ねじ部材36、37が左右で右ねじと左ね
じに形成され、この雌ねじ部材36、37に螺合して左
右に伸延した1本の雄ねじ部材38を設けてあり、雄ね
じ部材38の両端が縦部18、19を夫々貫通して出た
部分にノブ39を設けてあり、ノブ39を左右に回転さ
せることによって左右の摺動体30、31が左右に離れ
たり近づいたりして間隔を調節できるようになってい
る。この間隔調節は、使用者によって異なる両脇の間隔
を調節するものである。
【0015】腕支持部11は、前記腋支持部10に関連
して、使用者が腋支持部11に腋を支持された状態で左
右の夫々の側で腕を上面で支える位置に、例えば、腕が
水平位置を取り得るように設けられていて、前後方向に
長い肘掛け状のものであり、その後端部を左右方向の水
平な軸40によって摺動体(30、31)側に支持さ
れ、前後方向に沿う垂直面内で回動可能である。図2に
示す後部上面の41は肘の部分に当接するパッドであ
る。そして、その回動位置を任意に選択して固定できる
ように、扇形板42を摺動体31(32)の前側に固定
して設け、扇形板42の外縁部に幾つかのピン孔43を
設け、このピン孔43を選択してねじ付きのピン44を
挿入し、そのピン孔の位置に回動させた腕支持部11を
ピン44で固定できるようになっている。この腕支持部
11の回動位置の変更は、ぶら下がり状態の腕の角度
が、使用者によって好みが異なるから、これを調節する
ものである。前記軸40はこの扇形板42に軸受されて
おり、また、前記腋支持部10の一方の支え29の嵌入
した嵌入部33も、扇形板42に設けてある。また、腕
支持部11の先端部には、使用者が腕を腕支持部11に
乗せた状態で握ることができる握り部45を設けてあ
る。
【0016】握り部12は、図1、図2に示すように、
腕支持部11を先端側へ延長するように設けた延長部材
45の先端部に直角に突設された円柱状のものであり、
使用者の腕の長さに適合できるように延長部材45が腕
支持部11の内孔46から引き出して長さを調節可能で
ある。その構成は、図2に示すように延長部材45の下
面に長手方向に沿って鋸歯状の幾つかの被係合部47を
設け、腕支持部11側の先端下面にピン48で支持され
て回動可能な係合爪49を設け、係合爪49がコイルば
ね50で押圧されて被係合部47の一つに係合してい
る。この被係合部47との係合位置を変更することによ
り使用者の腕の長さに合った位置に握り部12を位置さ
せることができる。握り部12の延長部材45に対する
取付けは延長部材45の先端部に回転可能に嵌合させ、
ねじ付きのノブ86で、好みに応じた所望回転位置に締
付固定する。また、握り部12の先端部には押釦スイッ
チ51を設けてあり、使用者が親指で操作できる。この
押釦スイッチ51の操作信号は後述する操作盤15に設
けてある制御部に伝達されるようになっている。
【0017】リフト台13は、図1、図3に示すよう
に、側面形状が略L字型のもので、両側の縦部52と、
その下端に固定された水平板53と、縦部52の上部前
面に固定された背面板54と、背面板54と水平板53
の両側を夫々連結している斜めの補強支え55とで構成
され、全体がガイド56、57に沿って約20cm程度
昇降可能である。ガイド56、57は図1に示すよう
に、横梁部23と下横部24との間を結ぶように固定さ
れた2本の柱状のものである。なお、図示は省略する
が、ガイド56、57に対してリフト台13の側に設け
た転子が前面と後面と側面とから外接していて、水平板
53が傾かないように昇降可能になっている。そして、
縦部52は、後面に開放した略コ字状の断面を有する部
材で形成され、上端に端面を閉じる様な被支持部58を
設けられている。この被支持部58を介してリフト台1
3が駆動部14によって昇降駆動される。
【0018】駆動部14は、ラック59と、これに噛み
合ったピニオン60と、このピニオン60を正、逆回転
させる回転駆動源(モータ及び減速機)61と、で構成
されてる。ラック59は前記リフト台13の縦部52内
で歯を後方に向けた状態で上下に摺動可能に設けてあ
り、回転駆動源61は台部4側であるガイド56、57
の後面に固定されており、ピニオン60がラック59に
噛み合っている。62はピニオン軸である。図3に実線
で示すリフト台13は、ピニオン60の回転によりラッ
ク59が上昇し、その上端で縦部52上端の被支持部5
8が押し上げられて上昇した状態であり、仮想線13a
で示すリフト台はラック59の下降により、これに伴っ
て自重で下降した状態である。この構成はリフト台13
が誤って物の上に下降した場合でも自重のみが作用する
ようにして、できるだけ軽く形成しておくことにより強
く挟むことがなく、また機器の破損を避けることができ
る様にしたものである。
【0019】操作盤15は、図1に示すように、台部4
の適所、例えば横梁23の端部上位置に設けてあり、詳
細な図示は省略するが、電源スイッチ、時計、時間設定
部、計数部、回数設定部、制御部等を備えている。時間
設定部はリフト台13が下降している時間を設定でき、
回数設定器はリフト台13が下降してそして上昇する回
数を設定でき、制御部は、時間設定部の設定時間、回数
設定部の設定回数、押釦スイッチ51からの信号等によ
って、リフト台13の昇降動作を制御できるように設け
られている。その制御の内容は、例えば、押釦スイッチ
51の操作で始動し、上昇位置にあるリフト台13が下
降して停止し、第1の設定時間経過が経過すると上昇し
て停止し、第2の設定時間が経過すると下降して停止
し、また第1の設定時間が経過すると上昇して停止する
ことを繰り返し、この下降及び上昇回数を計数部が計数
し、設定回数に達すると、リフト台13が上昇位置に停
止する、といったものである。なお、リフト台13が下
降途中又は下降しているときに、押釦スイッチ51を操
作したときは、リフト台13が上昇して停止するように
しておくと、使用途中でぶら下がりを中止することがで
きる。
【0020】このぶら下がり健康器1は、予め使用者の
体形や大きさに合うように各部を調節しておいて使用す
る。すなわち、両腋の間隔に合うように両腋支持部10
の間隔をノブ39を回転させて調節し、腕支持部11に
対する腋支持部10の高さ位置を爪34を解除して調節
してから係止状態とし、腕支持部11の傾斜角度をピン
孔とピン40と選択したピン孔43とによって調節し、
握り部12の位置を延長部材45を引き出すことによっ
て調節し、握り部12の延長部材45の軸回りの角度を
ノブ86を使用して調節し、上昇状態にあるリフト台1
3に直立した状態で両腋に腋支持部10、10が下から
丁度当接する高さとなるように、基部3の高さをハンド
ル20を使用して調節しておく。そして、操作盤15で
リフト台3の下降上昇の回数、下降している時間、及び
上昇している時間、を設定しておく。
【0021】使用者は上昇しているリフト台13に乗
り、所定のぶら下がり姿勢、すなわち、リフト台13上
で直立し、両脇を腋支持部10に当接させ、両腕を腕支
持部11に置き、手で握り部12を握る姿勢をとってか
ら押釦スイッチ51を親指で押す。これによってリフト
台13が下降し、設定された所定時間下降状態で停止し
てから上昇し、設定された所定時間上昇状態で停止して
から下降することを、設定された回数だけ繰り返す。リ
フト台13が下降して停止すると、使用者は主に両腋を
腋支持部10、10に支持され、補助的に両腕を腕支持
部11、11に支持されて、腋よりも下側がぶら下がり
状態となる。
【0022】このぶら下がり健康器1は、使用者の体形
に合わせて各部を調節できるから、ぶら下がり状態にお
いて、支持される部分が、両脇、両腕、両手に分散して
おり、比較的長時間ぶら下がり状態となっていても、局
部的に負荷がかからないから、無理が無く、ぶら下がり
状態を継続できる。また、リフト台13に乗ってぶら下
がり姿勢をとり、押釦スイッチ51を押すことにより、
設定した所望の時間、所望の時間間隔で、所望の回数、
ぶら下がり状態となることができる。従って、ぶら下が
り状態となるために、特に使用者が跳び上がる必要はな
く、段差の低い階段を1段上がる程度のリフト台13に
上がればよいから、脊椎に衝撃が加わるようなことがな
い。また、任意に時間、回数等の設定が可能であるか
ら、自己のぶら下がり運動の管理が容易である。
【0023】本発明の第2の実施の形態を図4〜図6を
用いて説明する。このぶら下がり健康器1aは、前述し
た第1の実施の形態と比べて、前記腋支持部10等を設
けてある摺動体30、31が摺動するのみであった点
が、腋支持部10等を設けてある部分を水平面内で回動
位置調節可能に設けた点と、リフト台13及びダンパー
63、ハンドル20による固定手段、が無く、基部3を
昇降駆動する様になっている点とが相違しており、他は
同じであるから、同等部分は同じ図面符号で示して説明
を省略する。
【0024】両側の摺動体130、131は、図4、図
5に示すように、いずれも横梁16、17に夫々摺動す
るように設けた上軸受部70、下軸受部71と、上下の
軸受部70、71の間に設けられたブロック72とで構
成され、腋支持部10等はブロックに設けてある。上軸
受部70は、横梁16に嵌合して摺動可能な嵌合部73
を有し、その下側にねじ孔74を有し、その下側に下方
に開口した軸孔75を有している。ねじ孔74は前述し
たと同じ雄ねじ部材38が螺合しているものであるが、
雄ねじ部材38の位置が横梁16の下側に接近した位置
である点が少し異なる。軸孔75には挿入された軸82
を係止可能に先端に係止突起76を有するノブ77付き
の雄ねじ78をねじ孔79に螺合させてある。下軸受部
71は、横梁17に嵌合して摺動可能な嵌合部80を有
し、その上側に上方に開口した軸孔81を有している。
【0025】ブロック72は、強固な枠状に形成されて
いて上下に突出した軸部82、83を有し、この軸部8
3が軸孔75に挿入され、軸部83が軸孔81に挿入さ
れて所定範囲内で軸部82、83を中心に回動可能であ
り、且つノブ77を操作して係止突起76により、所望
回動位置に係止可能である。従って、ブロック72に設
けられている腋支持部10、腕支持部11、握り部12
が、共に回転可能で、且つ所望回動位置に係止可能であ
る。なお、腕支持部11の垂直面内での回動位置調節
に、扇形板42に設けた円弧状長孔84と、ノブ付き締
付ねじ85とによる別の構成を用いてあり、この場合無
段階に位置調節ができる。
【0026】基部3の駆動部14aは、前記リフト台1
3のものと略同じであり、図4、図6に示すように、被
支持部58を有するコ字状の断面の縦部52の上端を、
基部3の横梁部17に固定し、縦部52の下部を台部4
の横梁部23によって上下に摺動自在に案内されるよう
に設け、回転駆動源61を横梁部23に固定し、回転駆
動源61の回転でピニオン60を回転させてラック59
を昇降させ、ラック59の上端を被支持部58に当接さ
せた構成である。ラック59の上昇により縦部52の被
支持部58を押し上げるから、基部3が押し上げられ
る。また、ラック59の下降により基部3が自重によっ
て下降する。そして、この実施の形態では、予め使用に
先立って行う使用者の腋下高さ位置の調節のために、操
作盤15の制御部には第1の実施の形態における機能の
他に、この昇降駆動機構を利用した初期高さ調節手段を
設けてある。すなわち、別に使用モードと初期高さ調節
モードとに切り換えられるようにして、初期高さ調節モ
ードにおいて床面に直立した使用者の両腋に下側から腋
支持部10が当接し且つ腕支持部11が腕に当接する初
期高さ位置に調節でき、使用モードにおいて調節した初
期高さ位置を基準に設定された上昇と下降を、設定され
た時間間隔で、設定された回数、実行できるようになっ
ている。なお、この実施の形態は、初期高さ位置を基準
に基部3が所定寸法(20cm程度)上昇してぶら下が
り状態になるものである。
【0027】この第2の実施の形態のぶら下がり健康器
1aを使用するには、予め、両腋支持部10の間隔、腕
支持部11に対する腋支持部10の高さ位置、腕支持部
11の傾斜角度、握り部12の位置、握り部12の延長
部材45の軸回りの角度を調節しておく点は、第1の実
施の形態と同じであるが、これに加えて両側の摺動体1
30、131は、それぞれにブロック72が軸82、8
3を中心とする回動位置を調節できるから、これも調節
する。これらの調節の際に同時に調節モードで初期高さ
位置を調節する。また、操作盤15を使用してぶら下が
り時間、時間間隔、及び回数を設定する。そして、使用
者は床面に立ち、所定のぶら下がり姿勢、すなわち、両
脇を腋支持部10に当接させ、両腕を腕支持部11に置
き、手で握り部12を握る姿勢をとってから押釦スイッ
チ51を親指で押す。これによって基部3が上昇し、設
定された所定時間上昇状態で停止してから下降し、設定
された所定時間下降状態で停止してから上昇すること
を、設定された回数だけ繰り返す。基台3が上昇して停
止した状態は、使用者は主に両腋を腋支持部10、10
に支持され、補助的に両腕を腕支持部11、11に支持
されて、腋よりも下側がぶら下がり状態である。
【0028】このぶら下がり健康器1aでは、第1の実
施の形態のものと同様にぶら下がり状態において適切に
負荷を分散できて比較的長い時間ぶら下がり状態でいる
ことができる。また、使用者が床面に立った状態でぶら
下がり姿勢をとり、押釦スイッチ51を押すことによ
り、設定した所望の時間、所望の時間間隔で、所望の回
数、ぶら下がり状態となることができる。従って、ぶら
下がり状態となるために、特に使用者が跳び上がる必要
はなく、床に立った状態でよいから、脊椎に衝撃が加わ
るようなことがない。また、任意に時間、回数等の設定
が可能であるから、ぶら下がりに対する適切な自己管理
が容易である。
【0029】前述した第1の実施の形態のものの変形例
として、腕支持部11の基端側を、すなわち、使用者の
肘が位置する側を、摺動体30(31)に固定した扇形
板42に軸40で回動可能に支持した部分を、軸40に
代えて、球と球面座で構成した回動自在な関節構造部材
を設け、腕支持部11が任意の回動位置をとることがで
き、所望の回動位置で球体を締付けてあるいは係止して
固定できる締付ねじあるいは係止ねじを設けた構成(例
えば、カメラの三脚に設けられる自由雲台の構成)を採
用することが考えられる。この構成では、第2の実施の
形態における、腕支持部11が軸40の回りと、軸8
2、83の回りとに回動調節できる構成と略同様な機能
のものとなる。
【0030】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、使用者にかか
るぶら下がるための負担が少ないから、比較的長時間ぶ
ら下がることができる効果を奏する。請求項2に記載の
発明は、使用者の体重を両脇、両腕、両手に、任意に配
分することができるから、より長時間ぶら下がることが
できる効果を奏する。請求項3に記載の発明は、使用者
が体重を支えるのに最適な姿勢を取ることができるか
ら、より長時間ぶら下がることができる効果を奏する。
請求項4に記載の発明は、使用者が体重を任意に配分す
ることができ且つ体重を支えるのに最適な姿勢を取るこ
とができるから、より長時間ぶら下がることができる効
果を奏する。請求項5に記載の発明は、使用者がぶら下
がり状態になるために跳び上がる動作を必要としないか
ら、その分脊椎にかかる負担を軽減できる効果を奏す
る。請求項6に記載の発明は、使用者がぶら下がり状態
になるために跳び上がる動作を必要としないから、その
分脊椎にかかる負担を軽減できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す概略斜視図で
ある。
【図2】同実施の形態の摺動体、腋支持部、腕支持部、
握り部の構成を示す部分縦断側面拡大図である。
【図3】同実施の形態のリフト台とその駆動部を示す部
分縦断側面拡大図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す概略斜視図で
ある。
【図5】同実施の形態の摺動体、腋支持部、腕支持部、
握り部の構成を示す部分縦断側面拡大図である。
【図6】同実施の形態の基部の駆動部を示す部分縦断側
面拡大図である。
【符号の説明】
1 ぶら下がり健康器 1a ぶら下がり健康器 2 本体 3 基部 4 台部 10 腋支持部 11 腕支持部 12 握り部 13 リフト台 14 駆動部 14a 駆動部 15 操作盤 16、17 横梁部 18、19 縦部 20 ハンドル 21、22 縦部 23 横梁部 24 下横部 25、26 下前後部 27 パッド 28、29 支え 30、31 摺動体 32、33 嵌入部 34 被係合部 35 爪 36、37 雌ねじ部材 38 雄ねじ部材 39 ノブ 40 軸 41 パッド 42 扇形板 43 ピン孔 44 ねじ付きピン 45 延長部材 46 内孔 47 被係合部 48 ピン 49 係合爪 50 コイルばね 51 押釦スイッチ 52 縦部 53 水平板 54 背面板 55 補強支え 56、57 ガイド 58 被支持部 59 ラック 60 ピニオン 61 回転駆動源 62 ピニオン軸 63 ばねダンパー 70 上軸受部 71 下軸受部 72 ブロック 73 嵌合部 74 ねじ孔 75 軸孔 76 係止突起 77 ノブ 78 雄ねじ 79 ねじ孔 80 嵌合部 81 軸孔 82、83 軸部 84 長孔 85 ノブ 86 ノブ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者の両腋を支えて体重を支えること
    が可能な腋支持部と、前記腋支持部が両腋を支えた状態
    で前記使用者の両腕を支えることが可能な腕支持部と、
    前記腋支持部と前記腕支持部とを設けてあり腋支持部及
    び腕支持部を所望高さ位置に支持可能な本体と、前記腋
    支持部と前記腕支持部とに支持された状態で前記使用者
    が握ることができる前記腕支持部に設けられた握り部
    と、を備えていることを特徴とするぶら下がり健康器。
  2. 【請求項2】 前記腕支持部は、前記本体側との連結部
    付近を支点として垂直面に沿って回動可能に且つ任意の
    回動位置に固定可能に構成したことを特徴とする請求項
    1に記載のぶら下がり健康器。
  3. 【請求項3】 前記腕支持部は、前記本体側との連結部
    付近を支点として水平方向に回動可能であり任意の回動
    位置に固定できる構成としたことを特徴とする請求項
    1、又は請求項2に記載のぶら下がり健康器。
  4. 【請求項4】 前記腕支持部は、前記本体側との連結部
    付近を支点として回動自在であり、且つ任意の回動位置
    に固定できる構成としたことを特徴とする請求項1に記
    載のぶら下がり健康器。
  5. 【請求項5】 前記使用者を乗せて昇降移動可能なリフ
    ト台と、前記リフト台を昇降駆動する駆動部と、を備
    え、前記リフト台が下降することにより前記使用者を前
    記腋支持部と前記腕支持部とを介してぶら下がり状態に
    支持できる構成としたことを特徴とする請求項1、請求
    項2、請求項3、又は請求項4に記載のぶら下がり健康
    器。
  6. 【請求項6】 前記本体を、前記腋支持部及び前記腕支
    持部を設けた基部とその基部を昇降可能に支持する台部
    とで構成し、前記基部を昇降駆動する駆動部を備え、前
    記基部が上昇することにより前記使用者を前記腋支持部
    と前記腕支持部とを介してぶら下がり状態に支持できる
    構成としたことを特徴とする請求項1、請求項2、請求
    項3、又は請求項4に記載のぶら下がり健康器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103239313A (zh) * 2012-02-08 2013-08-14 安徽瑞德埃克森医疗设备有限公司 一种用于非手术脊柱治疗设备的上身定位装置
JP3190441U (ja) * 2013-07-25 2014-05-15 三正 山口 空中運動器具
CN104224422A (zh) * 2014-09-01 2014-12-24 浏阳市余氏机械科技有限公司 一种悬挂式柔性动态牵引器
CN111920659A (zh) * 2020-09-04 2020-11-13 天津科技大学 一种可调节助行器

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