JP2000299280A - 基板処理装置及びエア供給方法 - Google Patents

基板処理装置及びエア供給方法

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JP2000299280A
JP2000299280A JP2000006309A JP2000006309A JP2000299280A JP 2000299280 A JP2000299280 A JP 2000299280A JP 2000006309 A JP2000006309 A JP 2000006309A JP 2000006309 A JP2000006309 A JP 2000006309A JP 2000299280 A JP2000299280 A JP 2000299280A
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JP
Japan
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air
unit
cooling
heating
supply device
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JP2000006309A
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English (en)
Inventor
Norio Senba
教雄 千場
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Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来よりも省エネルギー,省スペースで温湿
度の制御が可能である,新規な基板処理装置を提供す
る。 【解決手段】 塗布現像処理装置1に備えられたレジス
ト塗布装置30のカップCP内に所定の温湿度のエアを
供給するエア供給装置81には,冷却減湿部86,バイ
パス回路87,加熱部88,加湿部89,送風機90が
設けられている。冷却減湿部86では,導入したエアの
55%を冷却減湿し,バイパス回路87では,導入した
エアの45%を通過させ,冷却減湿されたエアとバイパ
ス回路87からのエアとの混合エアを,加熱部88で加
熱し,加湿部89で加湿する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,基板を処理する基
板処理装置及びこの基板処理装置に好適に適用されるエ
ア供給方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体ウエハ(以下,「ウエハ」
という)のフォトリソ工程においては,ウエハに対して
レジストを塗布し,次いでパターンの露光を行い,その
後現像を行う処理が行われている。従来からこのような
一連の処理を行うにあたっては,各処理を個別に行う処
理ユニットが集約配置された塗布現像処理装置が使用さ
れている。
【0003】かかる塗布現像処理装置中で例えばレジス
ト塗布処理についていうと,処理容器内でウエハを回転
させてウエハ上のレジストを遠心力によって拡散させ,
ウエハ上に所定の厚さのレジスト膜を形成する処理が行
われる。レジスト膜の厚さは,温度,湿度に対して極め
て敏感であるから,処理容器内には所定の温湿度に設定
されたエアが供給されている。
【0004】前記エアは付設のエア供給装置から供給さ
れるが,従来のエア供給装置は,例えばクリーンルーム
内の雰囲気を導入し,該導入エアに対して冷却減湿する
冷却減湿部と,加熱する加熱部,加湿する加湿部と,レ
ジスト塗布処理を行う処理容器にエアを供給するための
送風機とを備えている。そして冷却減湿部は,冷凍機に
よって露点温度近傍,例えば5℃にまで一旦冷却し,そ
の後所定の温度と相対湿度を実現するために加熱し,最
後に前記所定の相対湿度に必要な水分を加湿部によって
加湿する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
エア供給装置では,導入エアを漏れなく冷却減湿部に導
いて,全部のエアを露点温度近傍まで一旦冷却して減湿
し,その後,加熱,加湿している。このため,冷却減湿
部,加熱部,加湿部の消費エネルギーが増大している。
さらに,エア供給装置も大型化し,設置スペースの浪費
を招いている。
【0006】本発明は,かかる点に鑑みてなされたもの
であり,従来よりも省エネルギー,省スペースで温湿度
の制御が可能である,新規な基板処理装置を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,請求項1の発明は,処理容器内で基板を処理する装
置であって,前記処理容器にエアを供給するエア供給装
置を備え,前記エア供給装置に,前記エア供給装置の入
口側から導入されたエアに対して冷却減湿する冷却減湿
部と,前記エア供給装置の入口側から導入されたエアを
前記冷却減湿部に通さずに迂回させるバイパス回路と,
前記冷却減湿部で冷却減湿されたエアと前記バイパス回
路からのエアとの混合エアに対して加熱を行う加熱部
と,前記加熱部で加熱されたエアに対して加湿を行う加
湿部と,前記加湿で加湿されたエアを前記処理容器に送
風するための送風装置とを設けたことを特徴とする,基
板処理装置を提供する。
【0008】この請求項1の基板処理装置では,前記エ
ア供給装置の入口側から導入されたエアのうち,例えば
55%のエアを冷却減湿部に通して冷却減湿する。一
方,残りの45%のエアを冷却減湿部に通さずに迂回さ
せて,入口側から導入された時の状態に維持する。この
場合,冷却減湿部では約半分のエアを冷却減湿すれば済
むので,導入された全てのエアを冷却減湿するときに比
べて,冷却減湿する時の消費電力を低減することができ
る。そして,冷却減湿されたエアとバイパス回路からの
エアとを混合した後,この混合エアを加熱部で加熱し,
最後に加湿部で加湿する。この場合,混合エアの温度や
相対湿度は,導入された全てのエアが冷却減湿された時
に比べて高い値になるので,加熱や加湿をする時の消費
電力も低減することができる。従って,省エネルギーで
温湿度の制御が可能になる。しかも,この省エネルギー
化によって,冷却減湿部,加熱部,加湿部の設計など
は,従来よりも一回り小さくすることができる。従っ
て,装置の小型化が可能になる。なお,処理容器にエア
を供給するとあることから,エア供給装置は,処理容器
内と処理容器の外周のどちらか一方,または処理容器内
と処理容器の外周の両方にエアを供給することができ
る。
【0009】請求項1に記載の基板処理装置において,
請求項2に記載したように,前記加湿部において蒸気を
噴出する蒸気噴出面の一部を,閉塞板で閉塞して形成す
ることが好ましい。かかる構成によれば,加湿部は,蒸
気噴出面から蒸気を噴出し,エアに必要な水分を加湿し
ている。この場合,蒸気噴出面に,例えば中央に開口部
が形成されている閉塞板を設け,この閉塞板によって蒸
気噴出面の周辺部を閉塞する。これにより,蒸気噴出面
全体から蒸気を噴出している時に比べて,蒸気が噴出す
る面積が限られることになり,蒸気噴出面から噴出する
蒸気の流速(噴出速度)を向上することができる。さら
に,外乱の影響を排除し,蒸気の生成を容易にする。
【0010】また,請求項3に記載したように,前記加
湿部において蒸気を噴出する蒸気噴出面に,多数の通気
孔を有する拡散板を設けても良い。かかる構成によれ
ば,蒸気が拡散板によって周囲に拡散するので,エアを
漏れなく加湿することができる。
【0011】請求項4に記載したように,前記処理容器
に供給されるエアの温度及び湿度を検出するセンサと,
前記センサにより検出されたエアの温度及び湿度に応じ
て,前記加熱部によるエアの加熱及び前記加湿部による
エアの加湿を制御する制御部を有することが好ましい。
かかる構成によれば,精度の良いエアの温度及び湿度の
制御が可能となる。
【0012】請求項5の発明は,処理容器内で基板を処
理する装置であって,前記処理容器にエアを供給するエ
ア供給装置を備え,前記エア供給装置に,前記エア供給
装置の入口側から導入されたエアに対して冷却減湿する
冷却減湿部と,前記エア供給装置の入口側から導入され
たエアを前記冷却減湿部に通さずに迂回させるバイパス
回路と,前記冷却減湿部で冷却減湿されたエアと前記バ
イパス回路からのエアとの混合エアに対して加熱と加湿
を行う加熱加湿部と,前記加熱加湿部で加熱と加湿が行
われたエアを前記処理容器に送風するための送風装置と
を設けたことを特徴とする,基板処理装置を提供する。
【0013】この請求項5の基板処理装置では,冷却減
湿されたエアとバイパス回路からのエアとの混合エアに
対して,加熱加湿部の一箇所で加熱と加湿の両方を行う
ので,装置の設置スペースを節約することができる。も
ちろん,請求項1と同様に,省エネルギーで温湿度の制
御が可能になる。また,エア供給装置は,処理容器内と
処理容器の外周のどちらか一方,または処理容器内と処
理容器の外周の両方にエアを供給することができる。
【0014】請求項5に記載の基板処理装置において,
請求項6に記載したように,前記加熱加湿部において蒸
気を噴出する蒸気噴出面の一部を,閉塞板で閉塞して形
成することが好ましい。かかる構成によれば,請求項2
と同様に,蒸気の噴出速度を向上でき,さらに蒸気の生
成を容易にすることができる。
【0015】また,請求項7に記載したように,前記加
熱加湿部において蒸気を噴出する蒸気噴出面に,多数の
通気孔を有する拡散板を設けても良い。かかる構成によ
れば,請求項3と同様に,エアを漏れなく加湿すること
ができる。
【0016】請求項8に記載したように,前記処理容器
に供給されるエアの温度及び湿度を検出するセンサと,
前記センサにより検出されたエアの温度及び湿度に応じ
て,前記加熱加湿部によるエアの加熱及び加湿を制御す
る制御部を有することが好ましい。かかる構成によれ
ば,請求項4と同様に精度の良いエアの温度及び湿度の
制御が可能となる。
【0017】請求項9に記載したように,前記冷却減湿
部で冷却減湿されたエアと前記バイパス回路からのエア
とを混合する混合部を設けると良い。
【0018】請求項10に記載したように,前記冷却減
湿部で冷却減湿されたエアと前記バイパス回路からのエ
アとの混合を促進させるミキシング手段を設けることが
好ましい。かかる構成によれば,例えばミキシング手段
としてパンチングメタルを用いる。そして,冷却減湿さ
れたエアの温度とバイパス回路からのエアの温度とは異
なるが,これら温度の異なるエアは,パンチングメタル
を通過して,混合される。このとき,パンチングメタル
の分散効果によって,これら温度の異なるエア同士を良
好に混ざり合わせることができる。なお,ミキシング手
段に,送風機等を用いて,エアを撹拌するようにしても
よい。
【0019】請求項11に記載したように,前記送風装
置は,前記冷却減湿部及びバイパス回路の前段側に配置
されていることが好ましい。そうなれば,エアが,冷却
部,加熱部及び加湿部において前段側から後段側に向か
って一貫して流れるようになる。エア供給量が多量にな
ってもエアの温度や湿度を精度良く制御でき,エア供給
装置内が負圧雰囲気になることを防止してパーティクル
の引き込み等を発生させない。
【0020】請求項12に記載したように,前記冷却減
湿部は,前記エア供給装置の入口側から導入されたエア
を冷却するためのペルチェ素子を有していても良い。こ
の場合,請求項13に記載したように,前記制御部は,
前記センサにより検出されたエアの温度に応じて,前記
ペルチェ素子を制御することが好ましい。かかる構成に
よれば,冷却減湿部の制御も行えるようになるので,よ
り精度の良いエアの温度及び湿度の制御が可能となる。
【0021】請求項14に記載したように,前記エア供
給装置は,前記エア供給装置の入口側から導入されて前
記冷却減湿部により冷却されるエアの量と前記バイパス
回路により迂回されるエアの量との割合を可変するため
の可変手段を有していても良い。この場合,請求項15
に記載したように,前記制御部は,前記センサにより検
出されたエアの温度及び湿度に応じて,前記可変手段に
より可変される割合を制御することが好ましい。かかる
構成によれば,冷却減湿部により冷却されるエアの量と
バイパス回路により迂回されるエアの量との割合を制御
することによって,冷却部,加熱部及び加湿部に要する
エネルギーを最小となるような制御を容易に行うことが
できる。また,請求項16に記載したように,前記バイ
パス回路により迂回されるエアの量は,前記エア供給装
置の入口側から導入されたエアの量のほぼ40〜70%
であっても良い。
【0022】請求項17の発明は,エアの温度及び湿度
を制御して基板を処理するための処理容器に該エアを供
給するエア供給方法において,前記供給するエアを第1
の通路と第2の通路とに分流させる工程と,前記第1の
通路に流れたエアを冷却する工程と,前記第1の通路に
流れて冷却されたエアと前記第2の通路に流れたエアと
を混合させる工程と,前記混合されたエアを加熱する工
程と,前記加熱されたエアを加湿する工程とを有すこと
を特徴とする,エア供給方法を提供する。
【0023】請求項17に記載のエア供給方法におい
て,請求項18に記載したように,前記加湿されたエア
を前記処理容器に送風する工程を有していても良い。ま
た請求項19に記載したように,前記供給するエアを第
1の通路と第2の通路とに分流させる前に,前記供給す
るエアを送風する工程を有していても良い。
【0024】
【発明の実施の形態】以下,図面を参照しながら,本発
明の好ましい実施の形態について説明する。図1〜図3
は本実施の形態にかかる塗布現像処理装置の外観を示し
ており,図1は平面,図2は正面,図3は背面の様子を
各々示している。
【0025】この塗布現像処理装置1は図1に示すよう
に,例えば25枚のウエハWを収納したカセットCを外
部から塗布現像処理装置1に対して搬入出したり,カセ
ットCに対してウエハWを搬入出したりするためのカセ
ットステーション2と,ウエハWに対する所定の処理を
施す枚葉式の各種処理装置を配置してなる処理ステーシ
ョン3と,処理ステーション3と露光装置(図示せず)
の間でウエハWの受け取り,受け渡しを行うインターフ
ェイス部4とを一体に接続した構成を有している。
【0026】カセットステーション2では,カセット載
置台10上の所定の位置に複数のカセットCがウエハW
の出入口を処理ステーション3側に向けてX方向(図1
中の上下方向)一列に載置自在である。そして,このカ
セット配列方向(X方向)及びカセットCに収容された
ウエハWのウエハ配列方向(Z方向;垂直方向)に移動
可能なウエハ搬送体11が搬送路12に沿って移動自在
であり,各カセットCに選択的にアクセスできるように
なっている。
【0027】ウエハ搬送体11はθ方向にも回転自在に
構成されており,後述する処理ステーション3側の第3
の処理装置群Gの多段ユニットに属するアライメント
装置52及びエクステンション装置53にもアクセスし
てウエハWの授受が可能なように構成されている。
【0028】処理ステーション3では,その中心部にウ
エハWを保持する3本のピンセット20,21,22を
上下三段に有する主搬送装置23が配置されており,そ
の周囲にはユニットとしての各種処理装置が多段に積み
重ねられて配置された処理装置群を構成している。本実
施の形態にかかる塗布現像処理装置1においては,5つ
の処理装置群G,G,G,G,Gが配置可能
であり,第1及び第2の処理装置群G,Gは塗布現
像処理装置1の正面側に配置されており,第3の処理装
置群Gはカセットステーション2側に配置されてお
り,第4の処理装置群Gはインターフェイス部4側に
配置されている。さらに破線で示した第5の処理装置群
が塗布現像処理装置1の背面側に配置可能である。
【0029】第1の処理装置群Gでは図2に示すよう
に,処理容器としてのカップCP内でウエハWをスピン
チャックに載せて所定の処理を行う2台のスピンナ型処
理装置,例えばレジスト塗布装置30及び現像処理装置
31が下から順に2段に重ねられている。また第2の処
理装置群Gでも,レジスト塗布装置40及び現像処理
装置41が下から順に2段に重ねられている。
【0030】第3の処理装置群Gでは図3に示すよう
に,ウエハWを載置台に載せて所定の処理を行うオーブ
ン型の処理ユニット,例えばウエハWを冷却するクーリ
ング装置50,レジストの定着性を向上させるための疎
水化処理を行うアドヒージョン処理装置51,ウエハW
の位置合わせを行うアライメント装置52,ウエハWを
待機させるエクステンション装置53,レジスト液塗布
後のウエハWを加熱処理するプリベーキング装置54,
55,現像処理後のウエハWを加熱処理するポストベー
キング装置56,57が下から順に,例えば8段に積み
重ねられている。第4の処理装置群Gでは,クーリン
グ装置60,待機したウエハWを冷却するエクステンシ
ョンクーリング装置61,エクステンション装置62,
クーリング装置63,露光処理後のウエハWを加熱処理
するポストエクスポージャベーキング装置64,65,
ポストベーキング装置66,67が下から順に,例えば
8段に積み重ねられている。これらの各処理ユニットの
組み合わせ及び積層の順番は任意に設定できる。
【0031】インターフェイス部4の中央部にはウエハ
搬送体71が設けられている。ウエハ搬送体71は,前
記ウエハ搬送体11と同様に,搬送路72に沿ってのX
方向の移動とZ方向(垂直方向)への移動及びθ方向の
回転とが自在となるように構成されており,第4の処理
装置群Gに属する前記エクステンションクーリング装
置61,エクステンション装置62との間でウエハWの
授受可能であり,さらにインターフェイス部4における
背面側に設けられている,ウエハWの周辺部のレジスト
膜を除去する周辺露光装置73との間でウエハWの授受
が可能である。
【0032】前記塗布現像処理装置1は,図2に示した
ように,通常クリーンルーム内の床面を構成するグレー
チング74上に設置されるが,このグレーチング74の
下方の床下空間に,エア供給装置81が設置されてい
る。
【0033】エア供給装置81は,図4〜図6に示した
構成を有している。すなわち,チャンバ82内の入口8
3側から出口84側へと順に,パーティクルを捕集する
フィルタ85,フィルタ85を通過して清浄化されたエ
アのうち,例えば55%のエアに対して冷却減湿を行う
冷却減湿部86,フィルタ85を通過して清浄化された
エアのうち,例えば45%のエアを冷却減湿部86に通
さずに迂回させるバイパス回路87,冷却減湿部86で
冷却減湿されたエアとバイパス回路87からのエアとの
混合エアに対して加熱を行う加熱部88,加熱部88で
加熱されたエアに対して加湿を行う加湿部89,そして
加湿後のエアを出口84から,例えばレジスト塗布装置
30へと供給するための送風機90が,チャンバ82内
に設けられている。なお,バイパス回路87により迂回
されるエアの量は,入口83から導入されるエアの量の
ほぼ40〜70%の範囲であると良い。そうすれば,好
適に冷却減湿,加熱や加湿等を実施できるようになる。
【0034】冷却減湿部86は,冷媒によってエアを冷
やす冷凍機を使用したものである。この冷却減湿部86
における入口83側の通路90には,可変手段としての
ダンパ91が設けられており,このダンパ91によっ
て,冷却減湿部86に流れ込むエアの流量を調整してい
る。バイパス回路87にも,ダンパ92が設けられてい
る。また,冷却減湿部86は,例えば電源の出力制御な
どによって細かい制御が可能なようになっている。
【0035】図6に示すように,冷却減湿部86におけ
る出口84側の通路93には,小さい孔が多数穿設され
たパンチングメタル94が設けられている。このパンチ
ングメタル94は,冷却減湿部86で冷却減湿されたエ
アとバイパス回路87からのエアとが混合する場所(混
合部としての通路93)に配置されている。
【0036】加熱部88は,電気ヒータを使用したもの
である。加湿部89は,図7に示すように,タンク95
内の純水を電気ヒータ(図示せず)によって加熱蒸発さ
せる形式のものが使用されている。加湿部89のタンク
95において蒸気が噴出する蒸気噴出面96に,中央に
開口部97が形成されている閉塞板98を設け,この閉
塞板98によって蒸気噴出面96の周辺部を閉塞する。
また,加熱部88,加湿部89とも,例えば電源の出力
制御など電気的制御によって細かい調整が可能である。
【0037】そして例えばレジスト塗布装置30のカッ
プCPの近傍には,該カップCP内の温湿度(温度及び
湿度)を検出する温湿度センサ100が設けられてい
る。またエア供給装置81の出口84にも,出口84を
通過するエアの温湿度を検出する温湿度センサ101が
設けられている。これら温湿度センサ100,101に
よって検出した温湿度は制御部としての制御機器部10
2へと送られる。制御機器部102は,温湿度センサ1
00,101からの温湿度信号に基づいて,冷却減湿部
86,加熱部88及び加湿部89を制御するように構成
されている。なお,出口84から出たエアは,ダクト1
03を通じてレジスト塗布装置30のカップCP内へと
供給され,またレジスト塗布装置30内の雰囲気は,排
気ダクト104を通じて,例えば工場集中排気系(図示
せず)へと排気される。
【0038】本実施の形態にかかる塗布現像処理装置1
は以上のように構成されており,次にその作用等につい
て説明する。まずカセットステーション2において,カ
セット載置台10上のカセットCに収納されている未処
理のウエハWは,まずウエハ搬送体11によって取り出
され,第3の処理装置群Gに属するアライメント装置
52に搬入される。所定のアライメントが終了したウエ
ハWは,主搬送装置23によって取り出されてアドヒー
ジョン処理装置51に搬入され,そこで疎水化処理され
た後,今度は第3の処理装置群Gに属するクーリング
装置50へと搬送され,所定温度にまで冷却される。そ
の後該ウエハWは,第1の処理装置群G に属するレジ
スト塗布装置30に搬送され,スピンコート方式によっ
て表面に所定の膜厚のレジスト膜が形成される。
【0039】ところでレジスト膜の膜厚は,温湿度に対
して敏感であるから,カップCP内の温度雰囲気は所定
の温湿度となるように厳格に制御される。本実施の形態
においては,エア供給装置81の入口83側からクリー
ンルーム内のエアを取り込んで,これをレジスト塗布装
置30のカップCP内に供給し,例えばカップCP内の
温湿度を23℃,45%(RH)に設定,維持してい
る。通常,エア供給装置81の入口83側から導入され
るエアの温湿度は,カップCP内の温湿度とは異なるの
で,エア供給装置81内で調整される。
【0040】即ち,エア供給装置81の入口83側から
導入されたエアの状態が,23℃,40%(RH)とな
っている。図4,図5に示したように,このエアのう
ち,例えば55%のエアを冷却減湿部86に通して冷却
減湿する。一方,残りの45%のエアを冷却減湿部86
に通さずにバイパス回路87に迂回させて,入口83側
から導入された時の状態に維持する。この場合,冷却減
湿部86では約半分のエアを冷却減湿すれば済むので,
導入された全てのエアを冷却減湿するときに比べて,冷
却減湿する時の消費電力を低減することができる。
【0041】冷却減湿されたエアとバイパス回路87か
らのエアとを通路93で混合する。冷却減湿されたエア
の温度は,例えば5℃の状態となっている。一方,バイ
パス回路87からのエアの温度は,入口83側から導入
した時と変わらず例えば23℃の状態となっている。そ
して,これら温度の異なるエアは,通路93に流れ込
み,パンチングメタル94を通過して,混合される。こ
のとき,パンチングメタル94の分散効果によって,こ
れら温度の異なるエア同士を良好に混ざり合わせること
ができる。
【0042】その後,混合エアを加熱部88で加熱し,
最後に加湿部89で加湿して所定の温湿度にする。所定
の温湿度になったエアは,送風機90によってレジスト
膜塗布装置30のカップCP内に供給される。この場
合,制御機器部102は,温湿度センサ100,101
により検出されたエアの温度及び湿度に応じて,加熱部
88によるエアの加熱及び加湿部89によるエアの加湿
を制御する。このため,精度の良いエアの温度及び湿度
の制御が可能となる。ここで,加湿部89では,図7に
示すように,蒸気噴出面96から蒸気を噴出してエアに
必要な水分を加湿している。この場合,蒸気噴出面96
には,中央に開口部97を有する閉塞板98が設けられ
ているので,蒸気噴出面96全体から蒸気を噴出してい
る時に比べて,蒸気が噴出する面積が限られることにな
り,蒸気噴出面96から噴出する蒸気の流速(噴出速
度)を向上することができる。例えば,蒸気噴出面96
全体から蒸気を噴出していた時の噴出速度が0.1m/
sであるのに対し,蒸気噴出面96に閉塞板98を設け
た場合では,噴出速度を0.3m/sに向上することが
できる。さらに,外乱の外乱の影響を排除し,蒸気の生
成を容易にする。
【0043】このように,カップCP内にエアを供給す
る過程においては,供給するエアを通路90とバイパス
回路87とに分流させる工程と,通路90に流れたエア
を冷却する工程と,通路90に流れて冷却されたエアと
バイパス回路87に流れたエアとを混合させる工程と,
混合されたエアを加熱する工程と,加熱されたエアを加
湿する工程と,加湿されたエアをカップCPに送風する
工程とが行われる。
【0044】このようなエア供給装置81においては,
前記混合エアの温度や相対湿度は,導入された全てのエ
アが冷却減湿された時に比べて高い値になるので,冷却
減湿部86で冷却減湿する時だけでなく,加熱や加湿す
る時の消費電力も低減することができる。従って,省エ
ネルギーで温湿度の制御が可能になる。しかも,この省
エネルギー化によって,冷却減湿部86,加熱部88,
加湿部89の設計などは,従来よりも一回り小さくする
ことができる。従って,装置の小型化が可能になる。
【0045】また,図8に示す加湿部110のように,
蒸気噴出面96における開口部97に多数の多数の通気
孔111を有する拡散板112を取り付けても良い。か
かる構成によれば,蒸気が拡散板112によって周囲に
拡散するので,エアを漏れなく加湿することができる。
【0046】以上,所定の温湿度に調整されたエアをレ
ジスト塗布装置30のカップCP内に供給するエア供給
装置81について説明したが,本実施の形態にかかる塗
布現像処理装置1は,所定の温湿度に調整されたエアを
レジスト塗布装置30や各種処理装置の外周に供給する
エア供給装置を備えていても良い。図9に示すエア供給
装置120は,その例である。
【0047】図9に示すように,このエア供給装置12
0は,塗布現像処理装置1が置かれているワークエリア
に対して,壁を隔てて設置されている。エア供給装置1
20は,フィルタ121によって清浄化されたエアを入
口122側からケーシング123内に導入し,ダクト1
24を通して出口125側へと導く。ダクト124内で
は,入口122側から出口125側へと順に,送風機1
26,冷却減湿部127並びにバイパス回路128,加
熱加湿部129が設けられている。
【0048】冷却減湿部127は,冷媒が流通するクー
リングコイル130を有し,冷媒供給源131から冷媒
導入管132を通って導入された冷媒は,このクーリン
グコイル130内を巡って冷媒排出管133から冷媒供
給源131に再び戻されるようになっている。冷却減湿
部127に対して設けられたダンパ134によって冷却
減湿部127のエアの流量が,バイパス回路128に設
けられたダンパ135によってバイパス回路128のエ
アの流量がそれぞれ調整されるようになっている。ま
た,パンチングメタル136は,加熱加湿部129の手
前に設けられている。
【0049】加熱加湿部129は,電気ヒータ140
と,貯留した純水を電気ヒータ141によって加熱蒸発
するタンク142を有している。このタンク142も,
前記エア供給装置81のタンク95と同様に,蒸気噴出
面143に閉塞板144が設けられている。さらに,タ
ンク142内の純水は,純水供給路145によって供給
されると共に,純水排液路146によって排液されるよ
うになっている。出口125側には,温度センサ147
と湿度センサ148とが設けられており,温度センサ1
47からの温度信号は制御機器部149へと送られ,湿
度センサ148からの湿度信号は制御機器部150へと
送られる。そして,制御機器部149によって電気ヒー
タ140は制御され,制御機器部150によって電気ヒ
ータ141は制御されるように構成されている。
【0050】以上のように構成されたエア供給装置12
0によれば,冷却減湿されたエアとバイパス回路128
からのエアとの混合エアに対して,加熱加湿部129の
一箇所で加熱と加湿の両方を行うので,装置の設置スペ
ースを節約することができる。もちろん,前記エア供給
装置81と同様に,省エネルギーで温湿度の制御が可能
になる。例えば23℃,40%(RH)の状態で導入し
たエアを,所定の温湿度に調整して塗布現像処理装置1
に供給し,レジスト塗布装置30の外周に,例えば23
℃,45%(RH)の状態のエアのダウンフローを形成
することができる。
【0051】次に,別のエア供給装置の他の例について
説明する。図10に示されるエア供給装置181では,
冷却部186が冷凍機187及びペルチェ素子188を
有する。制御機器部102は温湿度センサ100,10
1の検出結果に基づき冷凍機187及びペルチェ素子1
88を制御する。このエア供給装置181では,冷却部
186にペルチェ素子188を配置すると共に,このペ
ルチェ素子188を適応的に制御しているので,より精
度が良いエアの温度及び湿度の制御が可能となる。な
お,図10において,図4に示した構成要素と同じもの
には同一の符号を付している。
【0052】次に,さらに別のエア供給装置の他の例に
ついて説明する。図11に示されるエア供給装置281
は,配管289を介して塗布現像処理装置1のカセット
ステーション2,処理ステーション3及びインターフェ
イス部5の上部に配置されたエア供給部282,28
3,284にエアを供給するものである。エア供給部2
82,283,284は,例えばフィルタ等を有してい
る。エア供給部282,283,284から各部に,温
度及び湿度が制御された清浄なエアがダウンフローとし
て供給されるようになっている。また,塗布現像処理装
置1の下部には,該装置から排気される上記のエアを回
収するための排気口285が設けられている。排気口2
85から排気されるエアは,配管286を介してエア供
給装置281に回収されるようになっている。このエア
供給装置281を備えた塗布現像処理装置1では,エア
供給部282,283,284から各部に供給されたエ
アのうち約30%程度が排気口285を介してエア供給
装置281に回収されずに外部に漏れる。そこで,エア
供給装置281は,エアを導入する入口として配管28
6に接続された回収エア導入口287に加え,漏れたエ
アを補うために外部からエアを導入する外部エア導入口
288を有する。該外部エア導入口288に配管290
が接続され,この配管290の出口291を通じてエア
を取り込む。そして,エア供給装置281では,外部エ
ア導入口288より不足した約30%のエアを外部から
導入している。
【0053】ところで,このようにエア供給部282,
283,284から各部に供給されたエアのうち約30
%程度が塗布現像処理装置1から外部に漏れているた
め,エア供給装置281から塗布現像処理装置1に供給
されるエアは多量になる。そのため,図9に示した送風
機126と同様に,図12に示すように,送風機90が
冷却部86及びバイパス回路87の前段側に配置されて
いることが好ましい。例えば装置内が負圧雰囲気になっ
た場合,冷却部86,加熱部88及び加湿部89等がそ
れぞれ前段側からエアを吸引するような構成になり,周
囲からエアを装置内に引き込むこととなる。そしてエア
供給量が多量になるとそのことで温度や湿度を精度よく
制御できるなくなるばかりか,パーティクルを引き込む
原因にもなる。これに対して,図12に示したように送
風機90が冷却部86及びバイパス回路87の前段に配
置されていると,冷却部86,加熱部88及び加湿部8
9等の前段側ではエアが外部に放出されるような構成に
なる。即ち,エアが,冷却部86,加熱部88及び加湿
部89において前段側(回収エア導入口287側)から
後段側(出口84側)に向かって一貫して流れるように
なる。エア供給量が多量になってもエアの温度や湿度を
精度良く制御でき,エア供給装置281内が負圧雰囲気
になることを防止してパーティクルの引き込み等を発生
させない。
【0054】次に,また別のエア供給装置の他の例につ
いて説明する。図13に示されるエア供給装置381で
は,制御機器部102がダンパ391,392を制御し
て冷却部86を通るエアの量とバイパス回路87を通る
エアの量との割合を制御できるようになっている。そし
て,制御機器部102は,温湿度センサ100,101
による検出結果に基づき上記割合を制御するものであ
る。このエア供給装置381では,特に,上記制御によ
って冷却部86,加熱部88及び加湿部89に要するエ
ネルギーを最小となるような制御を容易に行うことがで
きる。
【0055】これら実施の形態は,塗布現像処理装置に
おけるレジスト塗布装置にエアを供給する場合に即して
説明したが,これらに限らず所定の温湿度制御を伴う他
の処理,例えば現像装置に対してエアを供給する場合に
ももちろん適用がある。また基板にはウエハを使用した
例を挙げて説明したが,本発明はかかる例には限定され
ず,例えばLCD基板や他の基板にも応用することが可
能である。
【0056】
【発明の効果】請求項1〜16の基板処理装置によれ
ば,従来の導入されたエアを全て冷却減湿する方式に比
べて,省エネルギー効果が高い。しかも,従来よりも装
置を小型化することが可能であり,省スペース効果も高
い。特に請求項5の基板処理装置では,加熱加湿部の一
箇所で加熱と加湿を行うので,装置の設置スペースを節
約することができる。また,請求項2,3では加湿部に
よる加湿を,請求項6,7では加熱加湿部による加湿を
効果的に行える。請求項9,10では,冷却減湿された
エアとバイパス回路からのエアを良好に混ざり合わせる
ことができる。
【0057】さらに請求項4,8,11〜13によれ
ば,精度の良いエアの温度及び湿度の制御が可能とな
る。特に請求項11によれば,エア供給量が多量になっ
てもエアの温度や湿度を精度良く制御でき,例えばエア
供給装置内が負圧雰囲気になることを防止してパーティ
クルの引き込み等を発生させない。請求項14,15に
よれば,冷却部,加熱部及び加湿部に要するエネルギー
を最小となるような制御を容易に行うことができる。ま
た請求項16によれば,好適に冷却減湿,加熱や加湿等
を実施できるようになる。
【0058】請求項17〜19に記載のエア供給方法
は,請求項1〜16に記載の基板処理装置に好適に適用
される。従って,省エネルギー効果等を図ることができ
る。特に請求項19によれば,エアの温度や湿度を精度
良く制御でき,パーティクルの引き込み等を発生させな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる塗布現像処理装置
の平面図である。
【図2】図1の塗布現像処理装置の正面図である。
【図3】図1の塗布現像処理装置の背面図である。
【図4】図1の塗布現像処理装置に用いたエア供給装置
の断面を模式的に示した説明図である。
【図5】図4のエア供給装置の構成を示す説明図であ
る。
【図6】通路に設けられたパンチングメタルの斜視図で
ある。
【図7】加湿部に設けられたタンクの斜視図である。
【図8】拡散板が蒸気噴出面に設けられた他のタンクの
斜視図である。
【図9】図1の塗布現像処理装置に用いた他のエア供給
装置の断面を模式的に示した説明図である。
【図10】図9とは異なる,別の他のエア供給装置の断
面を模式的に示した説明図である。
【図11】図9,10とは異なる,さらに別の他のエア
供給装置を備えた塗布現像処理装置の背面図である。
【図12】図11のエア供給装置の断面を模式的に示し
た説明図である。
【図13】図9,10,12とは異なる,また別の他の
エア供給装置の断面を模式的に示した説明図である。
【符号の説明】
1 塗布現像処理装置 30,40 レジスト塗布装置 81 エア供給装置 86 冷却減湿部 87 バイパス回路 88 加熱部 89 加湿部 90 送風機 94 パンチングメタル 96 給気口 97 給気面 102 制御機器部 CP カップ W ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/30 569C

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理容器内で基板を処理する装置であっ
    て,前記処理容器にエアを供給するエア供給装置を備
    え,前記エア供給装置に,前記エア供給装置の入口側か
    ら導入されたエアに対して冷却減湿する冷却減湿部と,
    前記エア供給装置の入口側から導入されたエアを前記冷
    却減湿部に通さずに迂回させるバイパス回路と,前記冷
    却減湿部で冷却減湿されたエアと前記バイパス回路から
    のエアとの混合エアに対して加熱を行う加熱部と,前記
    加熱部で加熱されたエアに対して加湿を行う加湿部と,
    前記加湿で加湿されたエアを前記処理容器に送風するた
    めの送風装置とを設けたことを特徴とする,基板処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記加湿部において蒸気を噴出する蒸気
    噴出面の一部を,閉塞板で閉塞して形成することを特徴
    とする,請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記加湿部において蒸気を噴出する蒸気
    噴出面に,多数の通気孔を有する拡散板を設けたことを
    特徴とする,請求項1又は2に記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】 前記処理容器に供給されるエアの温度及
    び湿度を検出するセンサと,前記センサにより検出され
    たエアの温度及び湿度に応じて,前記加熱部によるエア
    の加熱及び前記加湿部によるエアの加湿を制御する制御
    部を有することを特徴とする,請求項1,2又は3に記
    載の基板処理装置。
  5. 【請求項5】 処理容器内で基板を処理する装置であっ
    て,前記処理容器にエアを供給するエア供給装置を備
    え,前記エア供給装置に,前記エア供給装置の入口側か
    ら導入されたエアに対して冷却減湿する冷却減湿部と,
    前記エア供給装置の入口側から導入されたエアを前記冷
    却減湿部に通さずに迂回させるバイパス回路と,前記冷
    却減湿部で冷却減湿されたエアと前記バイパス回路から
    のエアとの混合エアに対して加熱と加湿を行う加熱加湿
    部と,前記加熱加湿部で加熱と加湿が行われたエアを前
    記処理容器に送風するための送風装置とを設けたことを
    特徴とする,基板処理装置。
  6. 【請求項6】 前記加熱加湿部において蒸気を噴出する
    蒸気噴出面の一部を,閉塞板で閉塞して形成することを
    特徴とする,請求項5に記載の基板処理装置。
  7. 【請求項7】 前記加熱加湿部において蒸気を噴出する
    蒸気噴出面に,多数の通気孔を有する拡散板を設けたこ
    とを特徴とする,請求項5又は6に記載の基板処理装
    置。
  8. 【請求項8】 前記処理容器に供給されるエアの温度及
    び湿度を検出するセンサと,前記センサにより検出され
    たエアの温度及び湿度に応じて,前記加熱加湿部による
    エアの加熱及び加湿を制御する制御部を有することを特
    徴とする,請求項5,6又は7に記載の基板処理装置。
  9. 【請求項9】 前記冷却減湿部で冷却減湿されたエアと
    前記バイパス回路からのエアとを混合する混合部を設け
    たことを特徴とする,請求項1,2,3,4,5,6,
    7又は8に記載の基板処理装置。
  10. 【請求項10】 前記冷却減湿部で冷却減湿されたエア
    と前記バイパス回路からのエアとの混合を促進させるミ
    キシング手段を設けたことを特徴とする,請求項1,
    2,3,4,5,6,7,8又は9に記載の基板処理装
    置。
  11. 【請求項11】 前記送風装置は,前記冷却減湿部及び
    バイパス回路の前段側に配置されていることを特徴とす
    る,請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,又は
    10に記載の基板処理装置。
  12. 【請求項12】 前記冷却減湿部は,前記エア供給装置
    の入口側から導入されたエアを冷却するためのペルチェ
    素子を有していることを特徴とする,請求項1,2,
    3,4,5,6,7,8,9,10又は11に記載の基
    板処理装置。
  13. 【請求項13】 前記制御部は,前記センサにより検出
    されたエアの温度に応じて,前記ペルチェ素子を制御す
    ることを特徴とする,請求項12に記載の基板処理装
    置。
  14. 【請求項14】 前記エア供給装置は,前記エア供給装
    置の入口側から導入されて前記冷却減湿部により冷却さ
    れるエアの量と前記バイパス回路により迂回されるエア
    の量との割合を可変するための可変手段を有することを
    特徴とする,請求項1,2,3,4,5,6,7,8,
    9,10,11,12又は13に記載の基板処理装置。
  15. 【請求項15】 前記制御部は,前記センサにより検出
    されたエアの温度及び湿度に応じて,前記可変手段によ
    り可変される割合を制御することを特徴とする,請求項
    14に記載の基板処理装置。
  16. 【請求項16】 前記バイパス回路により迂回されるエ
    アの量は,前記エア供給装置の入口側から導入されたエ
    アの量のほぼ40〜70%であることを特徴とする,請
    求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,1
    1,12,13,14又は15に記載の基板処理装置。
  17. 【請求項17】 エアの温度及び湿度を制御して基板を
    処理するための処理容器に該エアを供給するエア供給方
    法において,前記供給するエアを第1の通路と第2の通
    路とに分流させる工程と,前記第1の通路に流れたエア
    を冷却する工程と,前記第1の通路に流れて冷却された
    エアと前記第2の通路に流れたエアとを混合させる工程
    と,前記混合されたエアを加熱する工程と,前記加熱さ
    れたエアを加湿する工程とを有すことを特徴とする,エ
    ア供給方法。
  18. 【請求項18】 前記加湿されたエアを前記処理容器に
    送風する工程を有することを特徴とする,請求項17に
    記載のエア供給方法。
  19. 【請求項19】 前記供給するエアを第1の通路と第2
    の通路とに分流させる前に,前記供給するエアを送風す
    る工程を有することを特徴とする,請求項17又は18
    に記載のエア供給方法。
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