JP3112446B2 - 処理装置 - Google Patents

処理装置

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JP3112446B2
JP3112446B2 JP10237955A JP23795598A JP3112446B2 JP 3112446 B2 JP3112446 B2 JP 3112446B2 JP 10237955 A JP10237955 A JP 10237955A JP 23795598 A JP23795598 A JP 23795598A JP 3112446 B2 JP3112446 B2 JP 3112446B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26

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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、例えばレジスト処
理のように被処理体に対して一連の処理を施す処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】被処理体としての半導体ウエハに対して
レジストを塗布する場合の方法として、例えば特開昭5
2−144971号公報に示すものが知られている。こ
の方法は、クリーンルーム内に設置されたスピンコータ
により半導体にレジストを塗布するもので、クリーンル
ームの垂直層流を入れる入口を上側に有するカップ内に
設けられたスピンチャックに、半導体ウエハを被塗布面
を上に向けた状態で真空吸着させ、スピンチャックに連
結されたモータによりウエハを高速回転しつつ、ウエハ
の被塗布面中心部にレジストを滴下し、その際の遠心力
によりレジストを被塗布面全面に塗布する。
【0003】しかし、上述のような装置によりウエハに
レジストを塗布する場合には、レジストの温度変化によ
りウエハに塗布されたレジストの膜圧が不均一になると
いう欠点がある。
【0004】このような欠点を解消するために、塗布の
際にレジスト温度を調整してレジストの温度変化を抑制
しつつ、半導体ウエハの表面にレジストを滴下して塗布
する技術が、例えば特開昭61−125017号公報に
開示されている。
【0005】また、被処理体として例えば半導体ウエハ
を用い、その表面のパターン露光されたレジスト膜を現
像処理する場合、クリーンルームの垂直層流を入れる入
口を上側に有するカップ内に設けられたスピンチャック
に、半導体ウエハを被塗布面を上に向けた状態で真空吸
着させ、スピンチャックに連結されたモータによりウエ
ハを低速回転しつつ、又は停止させた状態で、ウエハの
被現像面に現像液をスプレーノズル等により供給して塗
布し、その後、モータによりウエハを高速回転させて、
遠心力により処理後に残存する現像液を排除する方法が
採用されている。この場合にも、上述のレジスト塗布の
際と同様、現像液の温度変化によりウエハ上の現像パタ
ーンが不均一になるという問題点があり、現像液の温度
を調整してレジストの温度変化を抑制しつつ、現像液を
塗布する方法が採用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにカップ内で、クリーンルームの垂直層流を入れつ
つ、レジスト塗布又は現像液塗布を行なう場合には、た
とえレジスト又は現像液の温度調整を行なったとして
も、ウエハに供給された後のレジスト及び現像液がカッ
プ内の雰囲気温度及び湿度の影響を受ける。従って、カ
ップ内の温度及び湿度の変動により、所望のレジスト膜
厚や現像パターンが得られなかったり、レジスト膜厚又
は現像の所望の均一性が得られない場合があり、歩留り
及び生産性が低くなってしまう。
【0007】ウエハ周囲の雰囲気を安定させる技術とし
ては、特開昭60−152029号公報に開示されたも
のがある。この技術について、図5を参照しながら説明
する。図5において、スピンチャック5に吸着された半
導体ウエハ1は、下カップ3及び上カップ2からなるカ
バー4により囲まれ、密閉状態になっている。この状態
で、滴下ノズル6からウエハ1の中心部にレジストを滴
下させる。そうすると、レジストに含有された溶剤が揮
発し、カバー4内が溶剤の飽和状態となるので、ウエハ
1の周囲の温度・湿度は一定となる。従って、この状態
でウエハ1をモータ7により回転させることにより、ウ
エハ1表面への均一なレジスト膜形成が期待できる。
【0008】しかし、このような技術においては、ウエ
ハ1の回転により飛散したレジストや現像液がカバー4
の内壁に固着し、この固着物が高く積み重なると、わず
かな力で剥がれてカップ内の雰囲気が汚染され、ウエハ
1に塵が付着するおそれがある。ウエハ1が256Kビ
ットから1Mビット、4Mビットと高集積化されるにつ
れて、雰囲気のクリーン度をより高める必要があるが、
上述の技術ではウエハへの塵の付着により必要なクリー
ン度が保てず、歩留り及び生産性が低下するという問題
点がある。
【0009】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、所望のクリーン度を保持した状態で、雰囲気
の温度及び湿度の影響を受けずに被処理体に対してレジ
スト処理等の一連の処理を行なうことができる処理装置
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、第1に、被処理体に一連の処理を施す処
理部と、この処理部の上方に設けられ、クリーンエアー
の垂直層流を導入してその温度および湿度をコントロー
ルし、その温度および湿度がコントロールされたクリー
ンエアーを前記処理部に供給する温度湿度コントロール
部とを具備し、前記処理部は、搬送路と、搬送路に沿っ
て設けられ、それぞれ被処理体に対して所定の処理を施
す複数の処理ユニットと、被処理体を保持しつつ搬送路
を移動し、各処理ユニットへの被処理体の搬入出を行う
搬送手段とを有することを特徴とする処理装置を提供す
る。
【0011】第2に、上記処理装置において、前記搬送
手段は、被処理体を水平方向および垂直方向に移動自
在、かつ回転自在に構成されることを特徴とする処理装
置を提供する。に、上記処理装置はクリーンルーム
内に配置され、前記温度湿度コントロール部はクリーン
ルーム内におけるクリーンエアーの垂直層流を導入する
ことを特徴とする処理装置を提供する。
【0012】第に、上記いずれかの処理装置におい
て、前記温度湿度コントロール部は、上下に開口部を有
する筒状の筐体と、クリーンエアーの垂直層流を前記筐
体の上部開口部から強制的に導入するための導入手段
と、クリーンエアーの風量を変化させることが可能な風
量可変機構と、クリーンエアーの温度および湿度をコン
トロールする温度湿度コントロール機構とを備えている
ことを特徴とする処理装置を提供する。
【0013】第に、上記いずれかの処理装置におい
て、前記温度湿度コントロール部は、上下に開口部を有
する筒状の筐体と、クリーンエアーの垂直層流を前記筐
体の上部開口部から強制的に導入するための導入手段
と、クリーンエアーの風量を変化させることが可能な風
量可変機構と、風量可変機構により風量が調節されたク
リーンエアーの温度および湿度をコントロールする温度
湿度コントロール機構とを備えていることを特徴とする
処理装置を提供する。
【0014】第に、上記第または第の処理装置に
おいて、前記温湿度コントロール機構は、クリーンエ
アーを冷却する第1の熱交換器と、冷却されたクリーン
エアーに加湿された気体を供給する加湿器と、加湿器を
制御してクリーンエアーの湿度をコントロールする湿度
コントローラと、加湿されたクリーンエアーの熱交換を
行う第2の熱交換器と、第2の熱交換器を制御してクリ
ーンエアーの温度をコントロールする温度コントローラ
とを有することを特徴とする処理装置を提供する。
【0015】第に、上記第4からのいずれかの処
理装置において、前記温度湿度コントロール部は、温度
湿度コントロール機構で温度および湿度がコントロール
されたクリーンエアーをフィルタリングするフィルター
を更に有することを特徴とする処理装置を提供する。
【0016】第に、上記いずれかの処理装置におい
て、前記温度コントロール部は、前記クリーンエアーの
静電気を除去するイオナイザーを更に有することを特徴
とする処理装置を提供する。
【0017】
【0018】
【0019】本発明によれば、搬送路と、搬送路に沿っ
て設けられ、それぞれ被処理体に対して所定の処理を施
す複数の処理ユニットと、搬送路を被処理体を載置した
状態で保持しつつ移動し、各処理ユニットへの被処理体
の搬入出を行う搬送手段とを有する処理部を有する処理
装置に、クリーンエアーの垂直層流を導入してその温度
および湿度をコントロールし、その温度および湿度がコ
ントロールされたクリーンエアーを前記処理部に供給す
る温度湿度コントロール部を設けることにより、処理部
における雰囲気変動が防止され、複数の処理ユニットに
おける一連の処理を安定して行うことができる。
【0020】特に、この処理装置をクリーンルーム内に
配置し、クリーンルーム内におけるクリーンエアーの垂
直層流を温度湿度コントロール部に導入することにより
一層安定した処理を行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明装置を半導体製造工
程における半導体ウエハのレジスト塗布に適用した一実
施形態につき、図面を参照して説明する。
【0022】図1は、この実施形態に係る塗布装置の設
置状態を説明するための図である。第1図中、参照符号
10はクリーンルームであり、このクリーンルーム10
内に塗布装置20が設置されている。クリーンルーム1
0は、その天井に沿って設けられたエアー通路12を有
しており、ブロアー(図示せず)からのエアーが通路1
2に供給されるようになっている。通路12の直下には
フィルター13が設けられており、通路12に供給され
たエアーがこのフィルター13を通過してクリーンルー
ム10の本体11内の全面に亘って導入され、垂直層流
15となる。
【0023】塗布装置20は、図2に示すように、被処
理体としての半導体ウエハにレジストを塗布する塗布部
30と、ウエハに対して垂直に供給される垂直層流15
の温度・湿度をコントロールする手段である温度/湿度
コントロール部50とを備えている。
【0024】塗布部30は、真空吸着によってウエハ4
0を水平かつ回転可能に支持するためのスピンチャック
31を備えている。スピンチャック31はスピンモータ
32の出力軸33に連結されており、このモータ32に
より例えば8000rpaまでの範囲の所定の回転速度
で回転される。なお、このようなモータ32としては、
例えばACサーボモータを用いることができる。
【0025】スピンチャック31上のウエハ40の周囲
には、ウエハ40を囲続するように、樹脂又はステンレ
ス鋼でつくられた略円筒状のカップ34が設けられてい
る。このカップ34の上部には、上述したクリーンルー
ム10の垂直層流15を入れる導入口35が成形されて
いる。また、カップ34の周壁上部は、その底壁となす
角度が鋭角となるように傾斜して設けられている。
【0026】カップ34の底部には垂直層流を形成する
如く、上記カップ34内の排気を行なうための排気装置
(図示せず)に接続された排気パイプ36、及び使用後
のレジストをカップ34から排出するためのドレインパ
イプ37が設けられている。ドレインパイプ37は、例
えば塩化ビニル製の立方形状をなすドレインボックス3
8に接続されており、このドレインボックス38にドレ
インパイプ37を通流してきた使用後のレジスト廃液が
収容される。
【0027】スピンチャック31に支持されたウエハ4
0の上方には、ウエハ40のほぼ中心にレジスト液を滴
下させるためのレジスト滴下ノズル39が設けられてい
る。このレジストノズル39は、レジスト液を収容した
レジスト容器(図示せず)に至るパイプ(図示せず)に
連結されており、このパイプの途中に設けられたベロー
ズポンプ(図示せず)を作動させることにより、パイプ
を介してノズル39にレジスト液が供給される。ノズル
39は、例えば四フッ化エチレン樹脂、又はステンレス
鋼でつくられている。
【0028】レジスト滴下ノズル39には、ノズル39
の一部分を囲むように、二重管構造の温度調節器41が
設けられている。この温度調節器41内には恒温槽(図
示せず)から所定温度に設定された恒温水がパイプ4
2、43を通流して循環され、これによりレジスト滴下
ノズル39を通流するレジスト液が一定温度に保持され
る。
【0029】温度/湿度コントロール部50は、図3に
示すようにカップ34の導入口35の直上に設けられて
いる。この温度/湿度コントロール部50は、上下に夫
々開口部52及び53を有する垂直層流15を取込み、
取込んだ垂直層流15の温度及び湿度をコントロールし
て開口部53から排出するようになっている。
【0030】ハウジング51内の開口部52近傍には、
2つのファン54が設けられており、これによりハウジ
ング51内に垂直層流15を強制的に導入することがで
きる。ファン54の下には風量調節用のダンパー(風量
可変機構)55が設けられ、更にその下に層流15内の
塵の静電気を解消して層流15の清浄度を向上させるイ
オナイザー56が設けられている。
【0031】イオナイザー56の下には、冷却水通流パ
イプ58とフイン59とを備えた第1の熱交換器57が
設けられており、この熱交換器57によりハウジング5
1内に取込まれた垂直層流15を冷却してその中の水分
を結露させ、その湿度を低下させる、この第1の熱交換
器57のパイプ58は、冷却用の水を貯留する第1の貯
留槽60に連結されており、またパイプ58にはポンプ
61が接続されていて、ポンプ61を作動させることに
より貯留槽60の水がパイプ58内を循環する。第1の
貯留槽60には冷却水を加熱・冷却可能の第1の温度調
節装置62が接続されており、この第1の温度調節装置
62によりパイプ58を循環する冷却水の温度を所定値
に設定する。
【0032】第1の熱交換器57の下には、複数の孔6
4が設けられた加湿管63が設けられている。加湿管6
3は、ハウジング51外に設けられた加湿器65に連結
されている。加湿器65は、例えばフォトレジストの溶
媒等の蒸気を超音波等により発生させるもので、この蒸
気が加湿管63を通って孔64からハウジング51内に
供給される。
【0033】加湿器65には、コントローラ66が接続
されており、コントローラ66にはケーブル68を介し
て後述する第2の熱交換器69の下方に設けられた湿度
センサ67が接続されている。従って、湿度センサ67
が検出された湿度に応じた信号がコントローラ66に出
力され、コントローラ66はその信号に基づいて加湿器
65にコントロール信号を出力して、ハウジング51か
ら塗布部30に供給される垂直層流15の湿度が所望の
値になるようにフィードバック制御を行なう。
【0034】加湿管63の下方には、温度調節水通流パ
イプ70とフイン71とを備えた第2の熱交換器69が
設けられており、これによりハウジング51から塗布装
置30に供給される垂直層流15の温度を所定温度に設
定する。この第2の熱交換器69のパイプ70は、温度
調節用の水を貯留する第2の貯留槽72に連結されてお
り、またパイプ70にはポンプ73が接続されていて、
ポンプ73を作動させることにより貯留槽72には温度
調節水を加熱・冷却可能の第2の温度調節装置74が接
続されており、この温度調節装置74にはコントローラ
75が接続されている。コントローラ75にはケーブル
77を介して第2の熱交換器69の下方に設けられた温
度センサ76が接続されている。従って、温度センサ7
6が検出した温度に応じた信号がコントローラ75に出
力され、コントローラ75はその信号に基づいて第2の
温度調節装置74にコントロール信号を出力してパイプ
70を循環する水の温度を調節し、ハウジング51から
塗布装置30に供給される垂直層流15の温度が所望の
値になるようにフィードバック制御を行なう。
【0035】湿度センサ67及び温度センサ76の下の
ハウジング51の出口である開口部53近傍には、フィ
ルタ78が設けられており、垂直層流15がこのフィル
タ78を通過することにより、垂直層流15のクリーン
度が更に向上する。なお、フィルタ78としては、例え
ばHEPAフィルタを用いることができる。なお、この
塗布装置20は、図示しない制御部で動作設定及び制御
が行なわれる。
【0036】次に、上述のように構成された塗布装置2
0におけるレジスト塗布動作について説明する。
【0037】被処理体としての半導体ウエハ40を例え
ばベルト搬送を行なう搬送機構(図示せず)によりスピ
ンチャック31上方に搬送し、ウエハ40の中心とスピ
ンチャック31の中心とを合せて、ウエハ40をスピン
チャック31上に載置する。この場合に、ウエハ40の
外周にフィットする外形を有する2つの挟持部材(図示
せず)でウエハを挟持し、スピンチャック31の中心に
ウエハ40の中心を合せることができる。スピンチャッ
ク31上に載置されたウエハ40は、真空機構(図示せ
ず)によりチャック31に真空吸着される。
【0038】なお、このようにウエハ40がチャック3
1上に搬送される際には、カップ34はウエハ40の搬
送の妨げとならないように、昇降装置(図示せず)によ
り下方に退避しており、ウエハ40がチャック31上に
保持された後に図1の位置まで上昇する。
【0039】次いで、チャック31上に保持されたウエ
ハ40の中心部に、レジスト滴下ノズル39からレジス
トを滴下する。このレジストは、前述したように図示し
ないレジスト容器からパイプを通って先ず温度調節器4
1に供給される。そして、温度調節器41に恒温槽から
所定温度に設定された恒温水をパイプ42、43を通っ
て循環させることにより、レジスト滴下ノズル39を通
流してウエハ40上に滴下されるレジストを例えば24
℃の一定温度に調節する。この場合、1回に温度調節可
能なレジスト量は、1つのウエハのレジスト量を例えば
3ccとすると、例えばその3倍程度の10ccであ
る。
【0040】なお、温度調節器41内のレジストの通路
を蛇管状又は螺旋状にすることにより、一度に温度調節
できるレジスト量を増加させて温度調節を高効率で行な
うことができる。
【0041】このように温度調節されたレジストをノズ
ル39からウエハ40の表面に、例えば3cc滴下し、
モータ32によりウエハ40を例えば50000rpm
/secで加速させ、回転数例えば4000rpmで高
速回転させて、滴下されたレジストを拡散させる。その
後、ウエハ40を更に回転させ、拡散されたレジストを
乾燥させる。このような塗布処理の間、カップ34内
は、予め設定されたプログラムに従って、図示しない排
気装置により排気パイプ36を介して排気される。
【0042】ウエハ40の回転により飛散したレジスト
は、カップ34の周壁上部の傾斜部の内側部分に付着
し、ウエハ40の外側に落下する。すなわち、カップ3
4周壁の傾斜部により、飛散したレジストは、ドレイン
パイプを通ってドレインボックス38に収容される。
【0043】このようなレジスト塗布処理中、カップ3
4内は上述のように、排気装置により排気されるので、
温度/湿度コントロール装置50で温度・湿度がコント
ロールされた垂直層流15が常にカップ34内に供給さ
れる。すなわち、ハウジング51の上部開口部52から
ファン54によりクリーンルーム10の垂直層流15を
ハウジング51内に強制的に取込み、これをダンパー5
5及びイオナイザー54を介して第1の熱交換器57に
供給して除湿する。その後、前述したように、湿度セン
サ67及び温度センサ76が検出した値に基づいて、コ
ントローラ66、75を動作させることにより、加湿器
65からの蒸気量及び湿度がコントロールされる。この
ように温度及び湿度が所望の値にコントロールされた垂
直層流15は、フィルター78を通過してカップ34内
に供給される。
【0044】従って、カップ34内は常に所望の雰囲気
が維持されることとなり、レジスト塗布の際にウエハ4
0周囲の温度及び湿度変化によって生じる不都合が解消
される。すなわち、ウエハ40に塗布されるレジスト膜
の厚みを所望の値にすることができ、しかも、レジスト
膜厚の均一性が向上する。このため、歩留り及び生産性
を著しく向上させることができる。また、クリーンルー
ム内の温度及び湿度をコントロールすることにより、そ
の影響を回避することができる。
【0045】更に、イオナイザー56及びフィルタ78
により清浄化された層流15がカップ34内に供給され
るので、カップ34を極めてクリーンな状態に保つこと
ができ、半導体ウエハ40の塵等による汚染を防止する
ことができ、歩留り及び生産性を一層向上させることが
できる。
【0046】更に、上記実施例においては、ファン54
により強制的に垂直層流15を取入れるので、カップ3
4からの排気量と、カップ34内に供給される垂直層流
15の流量とをバランスさせることができる。従って、
カップ34内での気流の乱れを防止することができ、飛
散したレジストがウエハ40に付着するおそれを極めて
少なくすることができる。排気パイプ36にバタフライ
状のダンパを設置し、このダンパを回転させて排気パイ
プ36の排気面積を変化させ、排気量を制御することも
できる。この場合には、カップ34内の気流の乱れを一
層小さくすることができる。ダンパの回転は、ロータリ
シリンダ等のロータリアクチュエータで行なうことがで
きる。ダンパは目的に応じて、排気の可否を自動的に選
択するオートダンパ、排気変動による影響を防止するた
めのリニアダンパ、排気量を多段階に変更可能なシーケ
ンシャルダンパ等を用いることができ、これらを組合わ
せて使用することもできる。
【0047】このようにしてウエハ40に対するレジス
ト塗布動作が終了した前、前述の図示しない搬送機構に
よりウエハ40を塗布装置30から装置外へ搬送し、一
連の処理が終了する。
【0048】次に、この発明を図4に示す処理部100
を有する塗布装置に適用した実施例について説明する。
この塗布装置は半導体ウエハの搬送から一連の塗布に関
する処理を全て行なうことができる装置であり、基台1
01と、夫々基台101に設けられた予備加熱機構10
3、冷却機構104、第1の加熱機構105、第2の加
熱機構106、第1の塗布機構107、及び第2の塗布
機構108とを備えている。また、基台101の中央部
には、矢印Y方向(横方向)に延長する通路102が設
けられており、その一方の側に予備加熱機構103、冷
却機構104、第1の加熱機構105、及び第2の加熱
機構106が設けられており、他方の側に第1の塗布機
構107、及び第2の塗布機構108が設けられてい
る。なお、図4では予備加熱機構13と冷却機構104
とが並列に記載されているが、実際には冷却機構104
は予備加熱機構103の下に設けられている。
【0049】通路102には、その中を移動するウエハ
搬送装置110が設けられている。この搬送装置110
は、本体111及び2つのウエハ吸着保持用ピンセット
112、113を有している。本体111は通路102
をY方向に移動可能であり、ピンセット112、113
は、Y方向(横方向)、X方向(縦方向)、Z方向(垂
直方向)、及びθ方向(回転移動)に、夫々独立して移
動することが可能となっている。そして、これらピンセ
ット112、113により前記各処理機構(103〜1
08)のうち任意の機構に対するウエハWの搬出・搬
入、及び後述するウエハ搬出・搬入機構からのウエハW
の授受を行なう。
【0050】基台101の側方には、ウエハ搬出搬入機
構120が設けられている。この搬出搬入機構120に
は、処理前のウエハWBを収容したウエハカセット12
2、及び処理後のウエハWFを収容するウエハカセット
123が設けられている。また、搬出搬入機構120は
ウエハWを吸着し、X、Y方向に移動が可能なピンセッ
ト121を備えており、このピンセット121により処
理前のウエハをカセット122から取出し、また処理済
みのウエハを搬送装置110のピンセットから受取る。
通路102と搬出搬入機構120とのインターフェイス
において、搬送装置110のピンセット112、113
とピンセット121との間でウエハWの受渡しができる
ようになっている。
【0051】第1及び第2の塗布機構107、108
は、前述の塗布装置30と同様の構造を有しており、ウ
エハWに例えばレジストを実際に塗布するものである。
【0052】このような処理部100を垂直層流の存在
下、例えばダウンフローを有するクリーンルーム内に設
置し、この装置の上方に前述した温度/湿度コントロー
ル部50と同様の構成を有する温度/湿度コントロール
部を設置する。この場合に、温度及び湿度がコントロー
ルされた垂直層流は、必ずしも処理部100の全面に供
給される必要はない。
【0053】このような塗布装置によれば、予備加熱−
冷却−プリベークーレジスト等の塗布処理−ポストベー
クといった、一連の塗布動作を行なうことができ、しか
も、工程の順序等を任意に設定することができる。ま
た、2つのピンセット112、113を独立に動作させ
ることができ、しかも熱処理機構及び塗布機構が夫々2
つ設けられているので、複数のウエハを同時に処理する
ことができ、極めて迅速な塗布処理を行なうことができ
る。
【0054】以上説明したように、これらの実施形態に
よれば、塗布部20または処理部100にセットされた
ウエハ等の被処理体に、温度/湿度コントロール装置に
より温度及び湿度がコントロールされた垂直層流が常に
供給されるので、被処理体雰囲気の温度及び湿度が変動
することによる塗布処理への悪影響を防止することがで
き、しかも被処理体の清浄度を著しく向上させることが
できる。
【0055】なお、この発明は上記実施例に限定される
ことなく、種々変形することが可能である。例えば、温
度/湿度コントロール部において、熱交換器及び湿度を
コントロールしたが、これに限らず温度・湿度をコント
ロールできるものであればどのようにものであってもよ
い。例えば、熱交換はベルチェ素子等を用いることもで
き、加湿はバブリング等により行なってもよい。
【0056】また、上記実施形態における塗布装置は、
半導体ウエハのレジスト塗布を行なうものであるが、こ
れに限らずウエハ表面のパターン露光されたレジスト膜
を現像する場合の塗布処理に適用することもできる。前
述の処理部100において、第2の塗布機構108を基
本的に塗布装置30と同様の機構を有する現像機構に適
用し、通路102の右端において露光装置との間でウエ
ハの授受をできるようにすることにより、レジスト塗布
から現像までの一連の動作が可能な塗布装置を得ること
ができ、この発明はこのような装置にも適用することが
できる。
【0057】さらに、このような塗布処理に限らず、雰
囲気制御が問題になる処理であれば本発明を適用するこ
とができる。さらにまた、被処理体としてウエハを用い
た場合について示したが、これに限らずマスク等であっ
てもよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
搬送路と、搬送路に沿って設けられ、それぞれ被処理体
に対して所定の処理を施す複数の処理ユニットと、被処
理体を保持しつつ搬送路を移動し、各処理ユニットへの
被処理体の搬入出を行う搬送手段とを有する処理部を有
する処理装置に、クリーンエアーの垂直層流を導入して
その温度および湿度をコントロールし、その温度および
湿度がコントロールされたクリーンエアーを前記処理部
に供給する温度湿度コントロール部を設けることによ
り、処理部における雰囲気変動が防止され、複数の処理
ユニットにおける一連の処理を安定して行うことができ
る。
【0059】特に、この処理装置をクリーンルーム内に
配置し、クリーンルーム内におけるクリーンエアーの垂
直層流を温度湿度コントロール部に導入することにより
一層安定した処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例を説明するための塗布設
備の構成図。
【図2】図1の塗布装置の説明図。
【図3】図2の温湿度コントロール装置の説明図。
【図4】本発明装置の他の実施例を説明するための塗布
装置の構成図。
【図5】従来の塗布装置の説明図。
【符号の説明】
15…垂直層流 30…塗布部 40…ウエハ 50…温度/湿度コントロール部 57…第1の熱交換器 65…加湿器 69…第2の熱交換器 100…処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 21/68 H01L 21/68 A (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 B05C 9/08 B05C 11/08 G03F 7/16 G03F 7/30 H01L 21/68

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体に一連の処理を施す処理部と、
    この処理部の上方に設けられ、クリーンエアーの垂直層
    流を導入してその温度および湿度をコントロールし、そ
    の温度および湿度がコントロールされたクリーンエアー
    を前記処理部に供給する温度湿度コントロール部とを具
    備し、 前記処理部は、搬送路と、搬送路に沿って設けられ、そ
    れぞれ被処理体に対して所定の処理を施す複数の処理ユ
    ニットと、被処理体を保持しつつ搬送路を移動し、各処
    理ユニットへの被処理体の搬入出を行う搬送手段とを有
    することを特徴とする処理装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送手段は、被処理体を水平方向お
    よび垂直方向に移動自在、かつ回転自在に構成されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
  3. 【請求項3】 前記処理装置はクリーンルーム内に配置
    され、前記温度湿度コントロール部はクリーンルーム内
    におけるクリーンエアーの垂直層流を導入することを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載の処理装置。
  4. 【請求項4】 前記温度湿度コントロール部は、上下に
    開口部を有する筒状の筐体と、クリーンエアーの垂直層
    流を前記筐体の上部開口部から強制的に導入するための
    導入手段と、クリーンエアーの風量を変化させることが
    可能な風量可変機構と、クリーンエアーの温度および湿
    度をコントロールする温度湿度コントロール機構とを備
    えていることを特徴とする請求項1から請求項3のいず
    れか1項に記載の処理装置。
  5. 【請求項5】 前記温度湿度コントロール部は、上下に
    開口部を有する筒状の筐体と、クリーンエアーの垂直層
    流を前記筐体の上部開口部から強制的に導入するための
    導入手段と、クリーンエアーの風量を変化させることが
    可能な風量可変機構と、風量可変機構により風量が調節
    されたクリーンエアーの温度および湿度をコントロール
    する温度湿度コントロール機構とを備えていることを特
    徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の
    処理装置。
  6. 【請求項6】 前記温湿度コントロール機構は、クリ
    ーンエアーを冷却する第1の熱交換器と、冷却されたク
    リーンエアーに加湿された気体を供給する加湿器と、加
    湿器を制御してクリーンエアーの湿度をコントロールす
    る湿度コントローラと、加湿されたクリーンエアーの熱
    交換を行う第2の熱交換器と、第2の熱交換器を制御し
    てクリーンエアーの温度をコントロールする温度コント
    ローラとを有することを特徴とする請求項4または請求
    項5に記載の処理装置。
  7. 【請求項7】 前記温度湿度コントロール部は、温度湿
    度コントロール機構で温度および湿度がコントロールさ
    れたクリーンエアーをフィルタリングするフィルターを
    更に有することを特徴とする請求項4から請求項6のい
    ずれか1項に記載の処理装置。
  8. 【請求項8】 前記温度湿度コントロール部は、前記ク
    リーンエアーの静電気を除去するイオナイザーを更に有
    することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか
    1項に記載の処理装置。
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