JP2000299127A - 非水電解液およびそれを用いた二次電池 - Google Patents

非水電解液およびそれを用いた二次電池

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昌弘 鳥井田
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毅彦 尾身
Hiroaki Tan
弘明 丹
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 黒鉛などの高結晶性炭素を負極に用いた場
合に起こる溶媒の還元分解反応を低く抑制することがで
きる非水電解液を提供すること。およびこの非水電解液
を用いた、充放電特性、負荷特性、低温における電池特
性に優れている二次電池を提供すること。 【解決手段】 一般式[1]で表される化合物を含む非
水溶媒と、電解質とよりなる非水電解液。 R1((O)kCOO(CH2mCR2=CR34n [1] (式中、R1は水素または炭素数1〜30の炭化水素基
であり、R2、R3およびR4は水素、または同じでも異
なっていてもよい炭素数1〜8のアルキル基であり、k
は0または1であり、mは0または1であり、nは1〜
4の整数である。)およびこの非水電解液を用いた二次
電池。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、電池等に用いられる非水
電解液およびそれを利用した二次電池に関する。さらに
詳しくは難燃性が高く、高電圧を発生でき、かつ電池の
充放電特性に優れた非水電解液に関すると共に、この様
な特性を有する非水電解液を含む二次電池に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】非水電解液は、リチウム電池など
エネルギー貯蔵デバイスの電解液として使用されてお
り、そのデバイスは高電圧かつ高エネルギー密度を有
し、また信頼性が高いことから、広く民生用電子機器の
電源などに用いられている。非水電解液は、非水溶媒と
電解質とから構成されているが、その内非水溶媒として
は、一般に高誘電率の有機溶媒であるプロピレンカーボ
ネート、γ−ブチロラクトン、スルホラン、あるいは低
粘度の有機溶媒であるジメチルカーボネート、ジメトキ
シエタン、テトラヒドロフラン、1,3-ジオキソランなど
が用いられ、また電解質としてはLiBF4、LiPF6
LiClO4、LiAsF6、LiCF3SO3、LiSiF6
どが用いられている。
【0003】最近この二次電池の分野で、エネルギー密
度の高い電池へのニーズが強いことから、高電圧電池に
ついて研究が進められている。例えば、電池の正極にL
iCoO2、LiNiO2,LiMn24等のリチウムと
遷移金属の複合酸化物を使用し、負極に炭素材料を使用
した、ロッキングチェア型と呼ばれる二次電池がある。
この電池は、4V以上の電池電圧を発生させることで
き、しかも金属リチウムの析出がないため、過充電、外
部ショート、釘刺し、押しつぶし等の安全性実験によっ
て優れた成績が得られており、実際に民生用の電池とし
て流通している。
【0004】一方、今後一層の高エネルギー密度化と大
型化が期待されており、電池の高容量化を目指して電極
の研究も進められており、二次電池の負極として、リチ
ウムの吸蔵、放出が可能な黒鉛などの高結晶性炭素は、
放電電位が平坦であるなどの特徴を有していることか
ら、現在市販されているリチウムイオン二次電池の大半
の負極として採用されている。
【0005】ところが、高結晶性炭素を負極に用いる場
合、電解液用の非水溶媒として、高誘電率溶媒であるプ
ロピレンカーボネートや1,2−ブチレンカーボネート
を用いると、充電時に溶媒の還元分解反応が起こり、充
放電効率、特に初回充放電効率が低下するという傾向が
ある。
【0006】このため、還元分解反応が継続的に起こり
にくく、かつ粘度特性が改善された非水電解液を得るた
め、非水溶媒の組み合わせ方を工夫したり、様々な添加
剤を加えたりすることが提案されている。これらの対策
により、電池の充放電特性及び低温特性の向上が図られ
てきたが、なおより高性能の非水電解液が求められてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の要請に
応えるために、黒鉛などの高結晶性炭素を負極に用いた
場合であっても、溶媒の還元分解反応が抑制され、電池
にすぐれた充放電効率、負荷特性及び低温特性を与える
非水電解液の提供を目的とする。また、この非水電解液
を含む二次電池の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式[1]
で表されるエステル誘導体を含む非水溶媒と電解質より
なる非水電解液を提供する。 R1((O)kCOO(CH2mCR2=CR34n [1] (式中、R1は水素または炭素数1〜30の炭化水素基
であり、R2、R3およびR4は水素、または同じでも異
なっていてもよい炭素数1〜8のアルキル基であり、k
は0または1であり、mは0または1であり、nは1〜
4の整数である。)
【0009】また本発明は、前記一般式[1]で表され
る化合物の好ましい例である下記式[2]で表されるカ
ルボン酸エステルを含む非水溶媒中と、電解質とよりな
る非水電解液を提供する。 R56C=CR7(CH2pOCOO(CH2qCR8=CR910 [2] (式中、R5〜R10は水素または炭素数1〜8の炭化水
素基であり、pおよびqはそれぞれ0または1であ
る。)
【0010】また本発明は、前記一般式[1]で表され
る化合物の好ましい例である下記式[3]で表されるカ
ルボン酸エステルを含む非水溶媒中と、電解質とよりな
る非水電解液を提供する。 R1(COO(CH2mCR2=CR34n [3] (式中、R1は水素または炭素数1〜10の炭化水素基
であり、R2、R3およびR4は水素、または同じでも異
なっていてもよい炭素数1〜8のアルキル基でありmは
0または1であり、nは1〜4の整数である。)
【0011】また本発明は、前記の非水溶媒が、前記一
般式[1]で表されるエステル誘導体と、一般式[4a]も
しくは[4b]で表される環状炭酸エステルおよび/また
は前記一般式[1]に含まれる炭酸エステル以外の鎖状炭
酸エステルとを含む非水溶媒を含む非水電解液を提供す
る。
【化6】
【化7】 (式中、R11〜R14は水素原子または同一であっても異
なっていてもよい炭素数1〜6のアルキル基を示す。)
【0012】また、本発明は、前記非水電解液を含む二
次電池を提供する。
【0013】またさらに、本発明は、負極活物質として
金属リチウム、リチウム含有合金、リチウムイオンのド
ープ・脱ドープが可能な炭素材料のいずれかを含む負極
と、正極活物質としてリチウムと遷移金属の複合酸化
物、炭素材料またはこれらの混合物のいずれかを含む正
極と、前記非水電解液とを含むリチウムイオン二次電池
を提供する。
【0014】
【発明の具体的説明】次に、本発明に係る非水電解液お
よびこの非水電解液を用いた非水電解液二次電池につい
て具体的に説明する。非 水 電 解 液 本発明に係る非水電解液は、特定のエステル誘導体を含
む非水溶媒と、電解質とからなっており、各々について
詳述する。
【0015】エ ス テ ル 誘 導 体 本発明で用いられるエステル誘導体として、下記一般式
[1]で表される化合物が使用される。
【0016】 R1((O)kCOO(CH2mCR2=CR34n [1] (式中、R1は水素または炭素数1〜30の炭化水素基
であり、R2、R3およびR4は水素、または同じでも異
なっていてもよい炭素数1〜8のアルキル基であり、k
は0または1であり、mは0または1であり、nは1〜
4の整数である。) R1は水素または炭素数1〜30、好ましくは1〜10
の炭化水素基である。R1の例としては、炭素数1〜3
0、好ましくは1〜10の置換もしくは非置換のアルキ
ル基、アルキレン基;炭素数1〜30、好ましくは1〜
10の不飽和炭化水素基;炭素数6〜30、好ましくは
6から15の芳香族炭化水素基が挙げられる。前記不飽
和炭化水素基の好適な例として、R56C=CR7(C
2p−基(ここでR5〜R7は水素または炭素数1〜8
の炭化水素基であり、pは0または1である)で表され
るアルケニル基を挙げることができる。さらに具体的に
は、R1は例えば、(1)炭素数1のとき、メチル、メ
チレンまたはメチリジン基であり、(2)炭素数2のと
き、エチル、ビニル、エチニル、エチレン、エチリデ
ン、エチリジン、ビニレンまたはビニリデン基であり、
(3)炭素数3のとき、プロピル、イソプロピル、1−
プロペニル、2−プロペニル、メタクリル、1−プロピ
ニル、2−プロピニル、プロピリデン、プロピレン基等
の炭素数3の同族体であり、
【0017】(4)炭素数4のとき、ブチル、イソブチ
ル、sec−ブチル、t−ブチル、1−ブテニル、2−
ブテニル、3−ブテニル、2−メチル−2−プロペニ
ル、1−メチレンプロピル、1−メチル−2−プロペニ
ル、1,2−ジメチルビニル、1−ブチニル、2−ブチ
ニル、3−ブチニル、ブチレン、イソブチレン、sec‐
ブチレン、t−ブチレン基等の炭素数4の同族体であ
り、
【0018】(5)炭素数4のとき、ペンチル、1−メ
チルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、1
−メチル−2−メチルプロピル、2,2−ジメチルプロ
ピル、ペンチレン、1−メチルブチレン、2−メチルブ
チレン、3−メチルブチレン、2−メチルブチリデン、
1−メチル−2−メチルプロピリデン、1,3−シクロ
ペンチレン基等の炭素数5の同族体であり、
【0019】(6)その他炭素数6以上のとき、ヘキシ
ル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基等
の直鎖または分岐アルキル基、あるいはそれらのアルキ
レン基、シクロヘキシル基、フェニル基、フェニレン
基、ベンジル基、さらに前記の炭素数1〜10、好まし
くは1〜4のアルキル基がフェニル基に結合した置換フ
ェニル基などである。
【0020】中でも炭素数1ないし6のアルキル基およ
びアルケニル基、フェニル基、および炭素数1〜4のア
ルキル基がフェニル基に結合した置換フェニル基が好ま
しい。
【0021】R2、R3およびR4は互いに同じでも異な
っていてもよく、水素もしくは炭素数1〜8のアルキル
基である。具体的には、水素、メチル基、エチル基、プ
ロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基を挙げる
ことができるが、中でも水素またはメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基などの炭素数1〜4のアルキ
ル基が好ましく、中でも水素がより好ましい。
【0022】上記式[1]において、kが0のとき化合物
は下記式[3]のごとくカルボン酸エステルである。 R1(COO(CH2mCR2=CR34n [3] (式中、R1は水素または炭素数1〜10の炭化水素基
であり、R2、R3およびR4は水素、または同じでも異
なっていてもよい炭素数1〜8のアルキル基でありmは
0または1であり、nは1〜4の整数である。) R1並びにR2、R3およびR4の好ましい例は前述のとお
りである。前記式[3]で表される具体的な化合物とし
ては、次式で示される化合物を挙げることができる。C
3COOCH=CH2、CH3CH2COOCH=C
2、CH3(CH26COOCH=CH2、CH3COO
CH2CH=CH2、CH3CH2COOCH2CH=C
2、CH3(CH26COOCH2CH=CH2、CH3
COOC(CH3)=CH2、C(CH33COOCH=
CH2
【化8】
【化9】
【化10】
【0023】上記式[1]において、kが1のとき化合物
は下記式[A]のごとく炭酸エステルである。 R1(OCOO(CH2mCR2=CR34n [A] 式中R1,並びにR2、R3およびR4は、前記のとおりで
ある。mは0または1であり、より好ましくは0であ
る。nは1〜4の整数であり、好ましくは1または2で
ある。R1の具体例は前記のとおりである。R1の好まし
い例としてR56C=CR7(CH2p−基(ここでR5
〜R7は水素または炭素数1〜8の炭化水素基であり、
pは0または1である)で表されるアルケニル基を挙げ
ることができるが、この場合式[2]の化合物は次のよう
になる。 R56C=CR7(CH2pOCOO(CH2qCR8=CR910 [2] (式中、R5〜R10は水素または炭素数1〜8の炭化水
素基であり、pおよびqはそれぞれ0または1であり、
mは0または1である。)
【0024】前記の式[A]で表される炭酸エステルの
具体例としては、次式で示される化合物を挙げることが
できる。CH3OCOOCH2CH=CH2、CH2=CH
CH2OCOOCH2CH=CH2
【0025】上記式[1]において、kが0で、mが0
で、R2、R3およびR4がともに水素である化合物R
1(COOCH=CH2nが好ましく、これらの中でも
特に好ましい化合物としては、CH3COOCH=CH2
を挙げることができる。
【0026】このような式[1]で表されるエステル誘
導体には、充電時における非水溶媒の還元分解反応を抑
制し、充放電効率を改善する効果がある。
【0027】非 水 溶 媒 本発明に係る非水電解液では、前記のエステル誘導体を
含む非水溶媒が使用される。すなわち本発明の非水溶媒
は、前記のエステル誘導体と他の非水溶媒との混合物で
ある。
【0028】前記[1]式で表されるエステル誘導体
は、それを含む非水溶媒全体に対して0.001重量%
以上、好ましくは0.01〜70重量%、さらに好まし
くは0.05〜30重量%の量で含まれていることが望
ましい。このような混合割合で一般式[1]で表される
エステル誘導体が含まれていると、充電時に起こる溶媒
の還元分解反応を低く抑えることができ、電池の充放電
効率の向上および低温特性の改善を図ることができる。
【0029】本発明の非水溶媒において、前記式[1]
で表されるエステル誘導体の他に存在しうる好ましい非
水溶媒として、次に示す一般式[4a]もしくは[4b]で
表される環状炭酸エステルおよび/または前記一般式
[1]に含まれる炭酸エステル以外の鎖状炭酸エステルを
挙げることができる
【化11】
【化12】 (式中、R11〜R14は水素原子または同一であっても異
なっていてもよい炭素数1〜6のアルキル基を示す。)
【0030】このような式[4a]で表される環状炭酸
エステルの例としては、エチレンカーボネート、プロピ
レンカーボネート、1,2‐ブチレンカーボネート、2,
3−ブチレンカーボネート、1,2−ペンチレンカーボ
ネート、2,3−ペンチレンカーボネートなどが挙げら
れる。特に、誘電率が高く、粘度及び凝固点の低いプロ
ピレンカーボネートが好適に使用される。また、これら
環状炭酸エステルは2種以上混合して使用してもよい。
【0031】またこのような式[4b]で表される環状
炭酸エステルの例としては、ビニレンカーボネート、メ
チルビニレンカーボネートなどを挙げることができる。
【0032】鎖状炭酸エステルとしては、ジメチルカー
ボネート、メチルエチルカーボネート、ジエチルカーボ
ネート、メチルプロピルカーボネート、メチルイソプロ
ピルカーボネート、エチルプロピルカーボネートなどが
挙げられる。これら鎖状炭酸エステルは2種以上混合し
て使用してもよい。
【0033】このような鎖状炭酸エステルが非水溶媒中
に含まれていると、非水電解液の粘度を低くすることが
可能となり、電解質の溶解度をさらに高め、常温または
低温での電気伝導性に優れた電解液とすることできる。
このため電池の充放電効率、および、例えば、低温にお
ける充放電効率や、低温における負荷特性のような低温
特性を改善することができる。
【0034】非水溶媒として、一般式[4a]、[4b]
で示される環状炭酸エステルおよび/または前記[1]
に含まれる炭酸エステル以外の鎖状を用いる場合は、前
記[1]に含まれるエステル誘導体は、非水溶媒(前記
[1]に含まれる炭酸エステルと前記炭酸エステルの合
計量)に対して0.001重量%以上、好ましくは、
0.001〜70重量%、さらに好ましくは、0.05
から30重量%の量で含まれていることが好ましい。
【0035】また、非水溶媒中の、一般式[4a]、
[4b]で表される環状炭酸エステルと鎖状炭酸エステ
ルとの混合割合は、重量比で表して、環状炭酸エステ
ル:鎖状炭酸エステルが、0:100〜100:0、好
ましくは5:95〜95:5、特に好ましくは20:8
0〜85:15である。
【0036】したがって、本発明に係わる好ましい非水
溶媒は、一般式[1]で表されるエステル誘導体と、一
般式[4a]、[4b]で表される環状炭酸エステル及
び/又は前記鎖状炭酸エステルを含むものである。
【0037】他 の 非 水 溶 媒 本発明において、前述の非水溶媒のはかに、一般式
[1]で表されるエステル誘導体、一般式[4a]、
[4b]で表される環状炭酸エステルおよび前記の鎖状
炭酸エステル以外の非水溶媒であって、通常電池用非水
溶媒として使用されうる溶媒をさらに混合使用すること
も可能である。使用できる溶媒の例としては、蟻酸メチ
ル、蟻酸エチル、蟻酸プロピル、酢酸メチル、酢酸エチ
ル、酢酸プロピル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸
エチルなどの鎖状エステル、リン酸トリメチルなどのリ
ン酸エステル、ジメトキシエタンなどの鎖状エーテル、
テトラヒドロフランなどの環状エーテル、ジメチルホル
ムアミドなどのアミド、メチル‐N,N‐ジメチルカーバ
メートなどの鎖状カーバメート、γ‐ブチロラクトンな
どの環状エステル、スルホランなどの環状スルホン、N
‐メチルオキサゾリジノンなどの環状カーバメート、N
‐メチルピロリドンなどの環状アミド、N,N‐ジメチル
イミダゾリジノンなどの環状ウレアおよび特願平10−
138782号、特願平10−221164号、特願平
10−305573号などに記載の溶媒を挙げることが
できる。これらのその他の非水溶媒は、前述の一般式
[1]で表されるエステル誘導体と、一般式[4]で表
される環状炭酸エステル及び/又は前記鎖状炭酸エステ
ル100重量部に対して0〜100重量部で使用するこ
とができる。
【0038】非 水 電 解 液 本発明の非水電解液は、前述した非水溶媒に電解質を溶
解して構成されるが、使用される電解質としては、通
常、非水電解液用電解質として使用されているものであ
れば、いずれをも使用することができる。
【0039】電解質の具体例としては、LiPF6、Li
BF4、LiClO4、LiAsF6、LiSiF6、LiC49
SO3、LiC817SO3などのリチウム塩が挙げられ
る。また、次の一般式で示されるリチウム塩も使用する
ことができる。LiOSO26、LiN(SO27)(SO2
8)、LiC(SO29)(SO210)(SO211)、LiN
(SO2OR12)(SO2OR13)(ここで、R6〜R13は、
互いに同一であっても異なっていてもよく、炭素数1〜
6のパーフルオロアルキル基である)。これらのリチウ
ム塩は単独で使用してもよく、また2種以上を混合して
使用してもよい。
【0040】これらの内、特に、LiPF6、LiBF4
LiOSO26、LiN(SO27)(SO28)、LiC(S
29)(SO210)(SO211)、LiN(SO2OR12)
(SO2OR13)が好ましい。
【0041】このような電解質は、通常、0.1〜3モ
ル/リットル、好ましくは0.5〜2モル/リットルの
濃度で非水電解液中に含まれていることが望ましい。
【0042】以上のような本発明に係る非水電解液は、
リチウムイオン二次電池用の非水電解液として好適であ
るばかりでなく、一次電池用の非水電解液としても用い
ることが出来る。
【0043】二 次 電 池 本発明に係る非水電解液二次電池は、負極と、正極と、
前記の非水電解液とを基本的に含んで構成されており、
通常負極と正極との間にセパレータが設けられている。
【0044】負極を構成する負極活物質としては、金属
リチウム、リチウム合金、リチウムイオンをドーブ・脱
ドーブすることが可能な炭素材料のいずれを用いること
ができる。これらの中でもリチウムイオンをドーブ・脱
ドーブすることが可能な炭素材料が好ましい。このよう
な炭素材料は、グラファイトであっても非晶質炭素であ
ってもよく、活性炭、炭素繊維、カーボンブラック、メ
ソカーボンマイクロビーズなどが用いられる。
【0045】負極活物質として、特にX線解析で測定し
た(002))面の面間隔(d002)が0.340n
m以下の炭素材料が好ましく、密度が1.70g/cm
3以上である黒鉛またはそれに近い性質を有する高結晶
性炭素材料が望ましい。このような炭素材料を使用する
と、電池のエネルギー密度を高くすることができる。
【0046】正極を構成する正極活物質としては、Mo
2、TiS2、MnO2、V25などの遷移金属酸化物ま
たは遷移金属硫化物、LiCoO2、LiMnO2、LiMn2
4、LiNiO2などのリチウムと遷移金属とからなる複
合酸化物が挙げられる。これ等の中でも、特にリチウム
と遷移金属とからなる複合酸化物が好ましい。負極がリ
チウム金属またはリチウム合金である場合は、正極とし
て炭素材料を用いることもできる。また、正極として、
リチウムと遷移金属の複合酸化物と炭素材料との混合物
を用いることもできる。
【0047】セパレータは多孔性の膜であって、通常微
多孔性ポリマーフィルムが好適に使用される。特に、多
孔性ポリオレフィンフィルムが好ましく、具体的には多
孔性ポリエチレンフィルム、多孔性ポリプロピレンフィ
ルム、または多孔性のポリエチレンフィルムとポリプロ
ピレンとの多層フィルムを例示することができる。
【0048】このような非水電解液二次電池は、円筒
型、コイン型、角型、その他任意の形状に形成すること
ができる。しかし、電池の基本構造は形状によらず同じ
であり、目的に応じて設計変更を施すことができる。次
に、円筒型およびコイン型電池の構造について説明する
が、各電池を構成する負極活物質、正極活物質およびセ
バレータは、前記したものが共通して使用される。
【0049】例えば、円筒型非水電解液二次電池の場合
には、負極集電体に負極活物質を塗布してなる負極と、
正極集電体に正極活物質を塗布してなる正極とを、非水
電解液を注入したセバレータを介して巻回し、巻回体の
上下に絶縁板を載置した状態で電池缶に収納されてい
る。
【0050】また、本発明に係る非水電解液二次電池
は、コイン型非水電解液二次電池にも適用することがで
きる。コイン型電池では、円盤状負極、セバレータ、円
盤状正極、およびステンレスの板が、この順序に積層さ
れた状態でコイン型電池缶に収納されている。
【0051】
【実施例】以下、実施例および比較例を通して本発明を
具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定され
るものではない。
【0052】(実施例1) <非水電解液の調製>プロピレンカーボネート(PC)
とジエチルカーボネート(DEC)とを、PC:DEC
=55:45(重量比)の割合で混合した後、そこへ混
合液99重量部に対して酢酸ビニル(VA)を1重量部
(即ち、1重量%)添加し、非水溶媒を調製した。次に
電解質であるLiPF6を非水溶媒に溶解し、電解質濃
度が1.0mol/lとなるように非水電解液を調製した。ここ
で使用した酢酸ビニルは、次の構造を有している。 CH3COOCH=CH2
【0053】<負極の作製>大阪ガス(株)製のメソカ
ーボンマイクロビーズ(商品名;MCMB6−28、d
002=0.337nm、密度2.17g/cm3)の
炭素粉末90重量部と、結着剤としてのポリフッ化ビニ
リデン(PVDF)10重量部とを混合し、溶剤のN‐メチ
ルピロリドンに分散させ、ペースト状の負極合剤スラリ
ーを調製した。次に、この負極合剤スラリーを厚さ20
μmの帯状銅箔製の負極集電体に塗布し、乾燥させて帯
状の炭素負極を得た。乾燥後の負極合剤の厚さは25μ
mであった。さらに、この帯状電極を直径15mmの円
盤状に打ち抜いた後、圧縮成形して負極電極とした。
【0054】<正極の作製>本庄ケミカル(株)製のL
iCoO2(製品名:HLC−21、平均粒径8μm)
微粒子91重量部と、導電材としてのグラファイト6重
量部と、結着剤としてのポリフッ化ビニリデン3重量部
とを混合して正極合剤を調製し、N‐メチルピロリドン
に分散させて正極合剤スラリーを得た。このスラリーを
厚さ20μmの帯状アルミニウム箔製正極集電体に塗布
し、乾燥させ、圧縮成形によって帯状正極を得た。乾燥
後の正極合剤の厚さは40μmであった。その後、この
帯状電極を直径15mmの円盤状に打ち抜くことによっ
て正極電極とした。
【0055】<電池の作製>このようにして得られた円
盤状負極および円盤状正極、さらに厚さ25μm、直径
19mmの微多孔性ポリプロピレンフィルムからできた
セパレータを用意した。ステンレス製の2032サイズ
の電池缶内に、負極、セパレータ、正極の順序で各々を
積層した後、セパレータに前記非水電解液を注入した。
その後、電池缶内にステンレス製の板(厚さ2.4m
m、直径15.4mm)を収納し、さらにポリプロピレ
ン製のガスケットを介して、電池缶(蓋)をかしめた。
この結果、電池内の気密性が保持でき、直径20mm、
高さ3.2mmのボタン型非水電解液二次電池が得られ
た。
【0056】<放電容量の測定>このようにして得られ
た二次電池の放電容量を室温にて次の方法で測定した。
なお、本実施例では、負極にLi+がドープされる電流
方向を充電、脱ドープされる電流方向を放電とした。充
電は、4.1V、1mA定電流定電圧充電方法で行い、
充電電流が50μA以下になった時点で終了とした。放
電は、1mAの定電流で行い、電圧が2.7Vに達した
時点で終了した。この充放電サイクルの充電容量と放電
容量とから、次式により充放電効率を計算し、その結果
を表1に示した。 充放電効率(%)={放電容量(mAh/g)}/{充
電容量(mAh/g)}×100
【0057】(実施例2)実施例1において、酢酸ビニ
ルの代わりにプロピオン酸ビニル(VP)を使用した以
外は実施例1と同様に行って、電池の充放電効率を評価
した。結果を表1に記した。使用したプロピオン酸ビニ
ルは、次の通りであった。 CH3CH2COOCH=CH2
【0058】(実施例3)実施例1において、酢酸ビニ
ルの代わりにn−カプリル酸ビニル(VCa)を使用し
た以外は実施例1と同様に行って、電池の充放電効率を
評価した。結果を表1に記した。使用したn−カプリル
酸ビニルは、次の通りであった。 CH3(CH26COOCH=CH2
【0059】(実施例4)実施例1において、酢酸ビニ
ルの代わりに安息香酸ビニル(VB)を使用した以外は
実施例1と同様に行って、電池の充放電効率を評価し
た。結果を表1に記した。使用したVBは、次の通りで
あった。
【化13】
【0060】(実施例5)実施例1において、酢酸ビニ
ルの代わりに酢酸アリル(AA)を使用した以外は実施
例1と同様に行って、電池の充放電効率を評価した。結
果を表1に記した。使用したAAは、次の通りであっ
た。 CH3COOCH2CH=CH2
【0061】(実施例6)実施例1において、酢酸ビニ
ルの代わりにプロピオン酸アリル(AP)を使用した以
外は実施例1と同様に行って、電池の充放電効率を評価
した。結果を表1に記した。使用したAPは、次の通り
であった。 CH3CH2COOCH2CH=CH2
【0062】(実施例7)実施例1において、酢酸ビニ
ルの代わりにカプリル酸アリル(ACa)を使用した以
外は実施例1と同様に行って、電池の充放電効率を評価
した。結果を表1に記した。使用したACaは、次の通
り。 CH3(CH26COOCH2CH=CH2
【0063】(実施例8)実施例1において、酢酸ビニ
ルの代わりにマレイン酸ジアリル(DAM)を使用した
以外は実施例1と同様に行って、電池の充放電効率を評
価した。結果を表1に記した。使用したDAMは、次の
通りであった。
【化14】
【0064】(実施例9)実施例1において、酢酸ビニ
ルの代わりにフタル酸ジアリル(DAP)を使用した以
外は実施例1と同様に行って、電池の充放電効率を評価
した。結果を表1に記した。使用したDAPは、次の通
り。
【化15】
【0065】(実施例10)実施例1において、酢酸ビ
ニルの代わりにメチルアリルカーボネート(MAC)を
使用した以外は実施例1と同様に行って、電池の充放電
効率を評価した。結果を表1に記した。使用したMAC
は、次の通りであった。 CH3OCOOCH2CH=CH2
【0066】(実施例11)実施例1において、酢酸ビ
ニルの代わりに下記酢酸イソプロペニルを使用した以外
は実施例1と同様に行って、電池の充放電効率を評価し
た。 CH3COOC(CH3)=CH2
【0067】(比較例1)実施例1において、酢酸ビニ
ルを添加しなかった以外は、実施例1と同様に行って、
電池の充放電効率を評価し、結果を表1に記した。
【表1】
【0068】(実施例12)実施例1において、酢酸ビ
ニルの代わりにピバリン酸ビニルを使用した以外は実施
例と同様にして、電池の充放電効率を評価した。結果を
表2に示した。
【0069】(実施例13)実施例12において、ピバ
リン酸ビニルの添加量を0.5重量部としたほかは実施
例12と同様にして、電池の充放電効率を評価した。結
果を表2に示した。
【0070】(実施例14)実施例12において、ピバ
リン酸ビニルの添加量を0.3重量部としたほかは実施
例12と同様にして、電池の充放電効率を評価した。結
果を表2に示した。
【表2】
【0071】
【発明の効果】本発明の非水電解液は、黒鉛などの高結
晶性炭素を負極に用いた場合に起こる溶媒の還元分解反
応を低く抑制することができる。その結果、この非水電
解液を用いた二次電池は、充放電特性、負荷特性、低温
における電池特性に優れている。従って、この非水電解
液は、リチウムイオン二次電池用の非水電解液として特
に好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丹 弘明 千葉県袖ヶ浦市長浦字拓二号580番地32 三井化学株式会社内 Fターム(参考) 5H029 AJ02 AJ03 AK02 AK03 AL06 AM03 AM05 AM07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式[1]で表される化合物を含む非
    水溶媒と、電解質とよりなる非水電解液。 R1((O)kCOO(CH2mCR2=CR34n [1] (式中、R1は水素または炭素数1〜30の炭化水素基
    であり、R2、R3およびR4は水素、または同じでも異
    なっていてもよい炭素数1〜8のアルキル基であり、k
    は0または1であり、mは0または1であり、nは1で
    ある。)
  2. 【請求項2】 前記一般式[1]で表される化合物が、
    下記式[2]で表される化合物であることを特徴とする
    請求項1記載の非水電解液。 R56C=CR7(CH2pOCOO(CH2qCR8=CR910 [2] (式中、R5〜R10は水素または炭素数1〜8の炭化水
    素基であり、pおよびqはそれぞれ0または1であ
    る。)
  3. 【請求項3】 前記一般式[1]で表される化合物が、
    下記式[3]で表されるカルボン酸エステルであること
    を特徴とする請求項1記載の非水電解液。 R1(COO(CH2mCR2=CR34n [3] (式中、R1は水素または炭素数1〜10の炭化水素基
    であり、R2、R3およびR4は水素、または同じでも異
    なっていてもよい炭素数1〜8のアルキル基でありmは
    0または1であり、nは1〜4の整数である。)
  4. 【請求項4】 前記一般式[1]で表される化合物が、
    CH3COOCH=CH2、CH3CH2COOCH=CH
    2、CH3(CH26COOCH=CH2、CH3COOC
    2CH=CH2,CH3CH2COOCH2CH=CH2
    CH3(CH26COOCH2CH=CH2,CH3COO
    C(CH3)=CH2,C(CH33COOCH=C
    2, 【化1】 【化2】 【化3】 および CH3OCOOCH2CH=CH2 から選ばれた化合物であることを特徴とする請求項1に
    記載の非水電解液。
  5. 【請求項5】 前記の非水溶媒が、前記一般式[1]で表
    されるエステル誘導体と、一般式[4a]もしくは[4b]
    で表される環状炭酸エステルおよび/または前記一般式
    [1]に含まれる炭酸エステル以外の鎖状炭酸エステルと
    を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記
    載の非水電解液。 【化4】 【化5】 (式中、R11〜R14は水素原子または同一であっても異
    なっていてもよい炭素数1〜6のアルキル基を示す。)
  6. 【請求項6】 前記一般式[4]で表される環状炭酸エ
    ステルが、プロピレンカーボネートまたはブチレンカー
    ボネートであることを特徴とする請求項5記載の非水電
    解液。
  7. 【請求項7】 前記鎖状炭酸エステルが、ジメチルカー
    ボネート、ジエチルカーボネート、またはメチルエチル
    カーボネートのいずれかであることを特徴とする請求項
    5記載の非水電解液。
  8. 【請求項8】 前記一般式[1]で表されるエステル誘導
    体が、非水溶媒中に少なくとも0.001重量%以上含
    まれていることを特徴とする請求項1から7のいずれか
    に記載の非水電解液。
  9. 【請求項9】 電解質がリチウム塩であることを特徴と
    する請求項1ないし8のいずれかに記載の非水電解液。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    非水電解液を含む二次電池。
  11. 【請求項11】 負極活物質として金属リチウム、リチ
    ウム含有合金、リチウムイオンのドープ・脱ドープが可
    能な炭素材料のいずれかを含む負極と、正極活物質とし
    てリチウムと遷移金属の複合酸化物、炭素材料またはこ
    れらの混合物のいずれかを含む正極と、請求項1ないし
    9のいずれかに記載の非水電解液とを含むことを特徴と
    するリチウムイオン二次電池。
  12. 【請求項12】 前記リチウムイオンのドープ・脱ドー
    プが可能な炭素材料が、X線解析で測定した(002)
    面における面間隔距離(d002)が、0.340nm
    以下であることを特徴とする請求項11記載のリチウム
    イオン二次電池。
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