JP2000299034A - スイッチ付きロータリエンコーダ - Google Patents

スイッチ付きロータリエンコーダ

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JP2000299034A
JP2000299034A JP10705099A JP10705099A JP2000299034A JP 2000299034 A JP2000299034 A JP 2000299034A JP 10705099 A JP10705099 A JP 10705099A JP 10705099 A JP10705099 A JP 10705099A JP 2000299034 A JP2000299034 A JP 2000299034A
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Japan
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shaft
switch
rotary encoder
elastic member
tooth
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JP10705099A
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English (en)
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Hiroyasu Noguchi
廣康 野口
Hirohiko Sonoki
裕彦 園木
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Nidec Precision Corp
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Nidec Copal Corp
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Optical Transform (AREA)
  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コスト化を図りつつ、スイッチ感を強くで
きると共にスイッチ寿命を長くする。 【解決手段】 筐体1に回転可能で且つ滑動可能に装着
された軸2と、軸2に連結された回転部4と、回転部4
の回転方向を検出する検出部5,6と、軸2の滑動方向
に段差3bを有する歯部3と、歯部3と接触する転動体
9と、転動体9を歯部方向へと付勢する第1弾性部材1
0と、軸2の滑動により押圧されてスイッチングされる
スイッチ部7と、軸2をスイッチング時の押圧方向に抗
する方向に付勢する第2弾性部材8と、を具備し、転動
体9が、軸2のスイッチング時に、第1弾性部材10の
付勢力に抗して歯部3の段差3bに乗り上げて成るも
の。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチ付きロー
タリエンコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】回転量(回転変位)を検出すると共にス
イッチングを行うことができるスイッチ付きロータリエ
ンコーダとしては、例えば実開平2−6213号公報、
特開平9−243399号公報等に記載のものが知られ
ている。
【0003】この種のスイッチ付きロータリエンコーダ
は、操作軸に固定された摘み等を掴み回転操作すること
により回転量を検出できると共に、上記摘みをスライド
操作することにより、操作軸に対向配置されたスイッチ
部を当該操作軸が押圧しスイッチングを行うことができ
る構成になされている。
【0004】そして、このスイッチ付きロータリエンコ
ーダでは、操作軸の押圧方向に抗する方向に当該操作軸
を付勢する例えばバネ等の弾性部材を設け、この弾性部
材の座屈作用等によってスイッチ感(操作軸を押した時
のクリック感)が生じるように構成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成されたエンコーダにおいては、スイッチ感とス
イッチ寿命が相反する関係にあり、スイッチ感を強くす
るとスイッチ寿命が短くなるといった問題があった。
【0006】そこで、スイッチ感を強く、且つ、スイッ
チ寿命を長くしようとすると、スイッチ感用の弾性部材
とスイッチング用の弾性部材とが別々に必要となり、部
品点数が増えてコスト高となるといった問題あった。
【0007】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、低コスト化を図りつつ、スイッ
チ感を強くできると共にスイッチ寿命を長くできるスイ
ッチ付きロータリエンコーダを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるスイッチ付
きロータリエンコーダは、筐体に回転可能で且つ滑動可
能に装着された軸と、この軸に連結された回転部と、こ
の回転部の回転方向を検出する検出部と、軸の滑動方向
に段差を有する歯部と、この歯部と接触する転動体と、
この転動体を歯部方向へと付勢する第1の弾性部材と、
軸の滑動により押圧されてスイッチングされるスイッチ
部と、軸をスイッチング時の押圧方向に抗する方向に付
勢する第2の弾性部材と、を具備し、転動体は、軸のス
イッチング時に、第1の弾性部材の付勢力に抗して歯部
の段差に乗り上げることを特徴としている。
【0009】このように構成されたスイッチ付きロータ
リエンコーダによれば、手動により軸が回転されると、
この軸と一体に回転部が回転され、この回転部の回転方
向が検出部により検出される。この回転部の回転に従
い、歯部に第1の弾性部材により付勢されて押し付けら
れる転動体がクリック係合すると、クリック感が発生す
る。
【0010】一方、手動により軸が第2の弾性部材の付
勢力に抗して滑動され、当該軸の滑動によりスイッチ部
が押圧されてスイッチングが行われると、転動体が、第
1の弾性部材の付勢力に抗して歯部の段差に乗り上げ、
滑動時の負荷が変動して、スイッチ感が発生する。
【0011】このようなスイッチ感は、従来技術のよう
な弾性部材の座屈作用等により生じるスイッチ感に比し
て強い。また、弾性部材の座屈作用等によりスイッチ感
が生じる構成ではなく、転動体が第1の弾性部材の付勢
力に抗して歯部の段差に乗り上げてスイッチ感が生じる
構成のため、スイッチング時の動作力が小さくて済む。
また、軸回転時のクリック感を生じさせる部品としての
第1の弾性部材及び転動体が、軸滑動時のスイッチ感を
生じさせる部品として兼用にされる。
【0012】ここで、歯部としては、具体的には、例え
ば、その周面を面に山部と谷部とが交互に設けられ、当
該谷部は、転動体が潜入可能で高さの異なる第2の谷部
を備えていて、軸の滑動方向の段差を形成している構成
が採用される。
【0013】さらに、上記歯部及び転動体としては、具
体的には、例えば、歯部は、軸の外周若しくは筐体の内
周の何れか一方側に形成され、転動体は、軸若しくは筐
体の他方側に配されている構成が採用される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るスイッチ付き
ロータリエンコーダの好適な実施形態について添付図面
を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る
スイッチ付きロータリエンコーダの非スイッチング時の
状態を示す縦断面図、図2は、第1実施形態に係るスイ
ッチ付きロータリエンコーダのスイッチング時の状態を
示す縦断面図である。なお、各図において、同一の要素
には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0015】このスイッチ付きロータリエンコーダは、
図1に示すように、ボディ(筐体)1内に挿設された軸
2を備える。この軸2は、ボディ1に回転自在及び軸線
方向に滑動可能に支承されると共に、当該軸2を手動で
回転すべく、その上部(図示右側、以下図示右側を上
側、図示左側を下側とする)がボディ1の外部に突出さ
れる。
【0016】軸2は、そのボディ1内に位置する先端部
(下端部)に例えば圧入により装着されたギヤ部(歯
部)3及び回転部4を備える。これらのギヤ部3及び回
転部4は略円板状を成し、回転部4は、軸2のギヤ部3
よりさらに先端部側に装着される。
【0017】軸2はまた、当該軸2を囲むようにボディ
1に装備された第2の圧縮コイルバネ(第2の弾性部
材)8により上方に付勢されている。すなわち、軸2
は、非スイッチング時(通常時)には、第2の圧縮コイ
ルバネ8の付勢力によりギヤ部3がボディ1の上内壁に
当接する図示の所定位置に位置し、第2の圧縮コイルバ
ネ8の付勢力に抗した押圧力が作用すると所定位置より
下方に滑動し、この押圧力が無くなると第2の圧縮コイ
ルバネ8の付勢力により図示の所定位置に復帰するよう
に構成される。
【0018】ギヤ部3は、その外周面に山部と谷部が交
互に環状に並設される歯部を備える。この歯部は、軸2
の滑動方向(上下方向)に段差を有し、小径側(下側)
の第1の歯部3aと、この第1の歯部3aより第2の圧
縮コイルバネ8側に配置され第1の歯部3aに対して大
径の段差を有する第2の歯部(段差部)3bと、から成
る。第2の歯部3bは、その谷部の径が第1の歯部3a
の谷部の径より少なくとも大きい径を有するように構成
される。
【0019】また、ボディ1の上記第1の歯部3aに対
向する所定の位置には、切欠溝1aが形成される。この
切欠溝1aは第1の歯部3aの半径方向に延在するよう
に形成され、この切欠溝1aに第1の圧縮コイルバネ
(第1の弾性部材)10が収容される。この第1の圧縮
コイルバネ10は、ボディ1に固定された蓋部15によ
り当該ボディ1側からの離脱が防止されている。
【0020】この第1の圧縮コイルバネ10の先端(ギ
ヤ部3側の端部)には、転動体(クリック体)としての
ボール9が装着される。このボール9は、第1の圧縮コ
イルバネ10の付勢力により、ギヤ部3に常時押し付け
られ、ギヤ部3が回転して歯部の谷部に押し付けられた
時に当該谷部にクリック係合し、この時クリック感が生
じる構成になされている。ここでいうクリック係合と
は、谷部を形成する両斜面にボール9が挟接した状態を
いう。なお、非スイッチング時においては、図1に示す
ように、ボール9は、ギヤ部3の第1の歯部3aに押し
付けられている。
【0021】回転部4は、そのギヤ部3側(上側)の外
周寄りに、傾斜した反射面を有するプリズム部4aを備
えると共に、プリズム部4aとは反対側の面に、当該回
転部4の中心から放射状に形成されたレンズ面4bを備
える。
【0022】ボディ1の下部開放端には回路基板11が
固定される。この回路基板11は、上記軸2の先端部に
対して離隔配置され、上記レンズ面4bに対向する位置
に、検出部としての投光・受光部を備える。受光部5
は、投光部6より投光され、透明樹脂により形成された
回転部4の内部を通過して反射面により反射されて戻っ
て来た光を受光する。回転部4が回転している時に受光
部5において受光される光は、レンズ面4bにより強弱
のあるパルスとして検出され、このパルスから回転部4
の回転方向の変位、すなわち回転部4の回転量が得られ
る。また、このパルスと同期して上記クリック感が発生
するように、ギヤ部3の歯部及び回転部4が構成される
と共に、当該ギヤ部3及び回転部4が軸2に対して取り
付けられる。
【0023】また、回路基板11は、上記軸2の先端部
に対向する位置にコンタクトスイッチ(スイッチ部)7
を備える。このコンタクトスイッチ7は、軸2の先端部
に対して離間配置されている。コンタクトスイッチ7
は、軸2の先端部の押圧によりスイッチングされるもの
で、具体的には、軸2の先端部によりオン−オフされる
ボタンを有しているものや、隣接された二接点が軸2の
先端部により短絡されるようなもの等である。
【0024】このコンタクトスイッチ7は、例えば、エ
ンコーダで設定する対象数値が複数あって、当該コンタ
クトスイッチ7を押圧してオンすることで切り替えた
り、例えば、数値をエンコーダで設定し、この設定で良
ければ当該コンタクトスイッチ7を押圧してオンするこ
とでその値を機器に入力する等の場合に利用される。
【0025】回路基板11には、リードピン12が接続
される。このリードピン12は、投光部6、受光部5及
びコンタクトスイッチ7の他、回路基板11上の電子部
品に電力を供給すると共に、受光部5及びコンタクトス
イッチ7等により検出された検出結果を電気信号として
エンコーダ外部に送信するのに用いられる。
【0026】また、ボディ1の上部外周面には螺子部1
bが形成されており、この螺子部1bを用いてエンコー
ダ自体をパネル等に取り付け得る構成になされている。
【0027】このように構成されたスイッチ付きロータ
リエンコーダによれば、非スイッチング時、すなわち軸
2を滑動させていない図1に示す状態において、手動に
より軸2を回転すると、この軸2と一体にギヤ部3及び
回転部4が回転し、回転部4の回転方向の変位がパルス
として検出部5,6により検出される。これにより、回
転部4の回転量が得られる。
【0028】この時、回転部4及びギヤ部3の回転に従
い、当該ギヤ部3の第1の歯部3aに第1の圧縮コイル
バネ10により付勢されて押し付けられているボール9
がクリック係合し、上記パルスと同期したクリック感が
得られる。
【0029】一方、スイッチング時においては、手動に
より軸2を押圧し、図2に示すように、当該軸2を第2
の圧縮コイルバネ8の付勢力に抗して滑動させる。そし
て、この軸2の滑動によりスイッチ部7が押圧されてス
イッチングが行われる。この時、ボール9が、第1の圧
縮コイルバネ10の付勢力に抗してギヤ部3の段差部、
すなわち第2の歯部3bに乗り上げ、滑動時の負荷が変
動するため、スイッチ感が得られる。
【0030】このスイッチ感は、従来技術のような弾性
部材の座屈作用等により生じるスイッチ感に比して強い
ため、スイッチ感を強くできるようになっている。な
お、このスイッチ感は、ギヤ部3の歯部の形状を種々変
えることにより、変更することが可能である。
【0031】また、本実施形態のスイッチ付きロータリ
エンコーダは、弾性部材の座屈作用等によりスイッチ感
が生じる構成ではなく、ボール9が第1の圧縮コイルバ
ネ10の付勢力に抗してギヤ部3の段差部3bに乗り上
げてスイッチ感が生じる構成のため、スイッチング時の
動作力が小さくて済み、スイッチ寿命を長くできるよう
になっている。
【0032】すなわち、本実施形態のスイッチ付きロー
タリエンコーダは、スイッチ感を強くできると共にスイ
ッチ寿命を長くできるようになっている。
【0033】また、軸2回転時のクリック感を生じさせ
る部品としての第1の圧縮コイルバネ10及びボール9
が、軸2滑動時のスイッチ感を生じさせる部品として兼
用にされているため、低コスト化を図ることができるよ
うにもなっている。
【0034】なお、本実施形態においては、段差部3b
にも第1の歯部3aと同位相で第2の歯部が形成されて
いるため、スイッチング時においても(軸2を押圧した
状態においても)、軸2を回転した時にクリック感が生
じるようになっている。
【0035】図3は、第2実施形態に係るスイッチ付き
ロータリエンコーダの非スイッチング時の状態を示す縦
断面図、図4は、第2実施形態に係るスイッチ付きロー
タリエンコーダのスイッチング時の状態を示す縦断面図
である。
【0036】この第2実施形態のスイッチ付きロータリ
エンコーダが第1実施形態のそれと違う点は、ボディ1
に設けられていた第1の圧縮コイルバネ10及びボール
9を、軸2側に設けると共に、軸2に装着されていたギ
ヤ部をボディ1側に設けた点である。
【0037】すなわち、図3に示すように、軸2には、
ギヤ部3に代えて円板状の円板部14が固定されてい
る。この円板部14には、その外周面から軸心に向かう
切欠溝14aが当該円板部14の回転部4側の面に形成
され、この切欠溝14aに上記第1の圧縮コイルバネ1
0が収容されている。円板部14の回転部4側には蓋部
16が固定されており、この蓋部16により第1の圧縮
コイルバネ10の回転部4側への離脱が防止されてい
る。この第1の圧縮コイルバネ10の先端に装着されて
いる上記ボール9は、第1の圧縮コイルバネ10の付勢
力により、円板部14の外周面から突出する構成になさ
れている。
【0038】一方、ボディ1の内周面には、上記円板部
14を環状に囲繞するギヤ部13が固定される。このギ
ヤ部13は、その内周面に山部と谷部が交互に環状に並
設され、当該谷部にボール9がクリック係合する歯部を
備える。この歯部は、軸2の滑動方向に段差を有し、大
径側(上側)の第1の歯部13aと、この第1の歯部1
3aより回転部4側に配置され第1の歯部13aに対し
て小径の段差を有する第2の歯部(段差部)13bと、
から成る。第2の歯部13bは、その谷部の径が第1の
歯部13aの谷部の径より少なくとも小さい径を有する
ように構成される。
【0039】このように構成されたスイッチ付きロータ
リエンコーダによれば、手動により軸2を押圧し、図4
に示すように、当該軸2を第2の圧縮コイルバネ8の付
勢力に抗して滑動させてスイッチングを行うと、ボール
9が、第1の圧縮コイルバネ10の付勢力に抗してギヤ
部13の段差部、すなわち第2の歯部13bに乗り上げ
てスイッチ感が生じるため、第1実施形態と同様な効果
を得ることができる。
【0040】以上、本発明をその実施形態に基づき具体
的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、例えば、上記実施形態においては、スイッ
チング時においても(軸2を押圧した状態において
も)、軸2を回転した時にクリック感が生じるべく、段
差部に第2の歯部3b、13bを設けているが、スイッ
チング時に軸2を回転しないようであれば、段差部に歯
部を設けなくても良い。
【0041】また、上記実施形態においては、クリック
体をボール9としているが、円筒ローラ等でも良い。
【0042】また、上記実施形態においては、ギヤ部
3,13を、第1の歯部3a,13a及び段差部(第2
の歯部)3b,13bより成る一体品としているが、第
1の歯部と段差部(第2の歯部)を別体としても良い。
【0043】また、上記実施形態においては、弾性部材
を圧縮コイルバネ8,10としているが、例えば竹の子
バネやゴム等の他の弾性復元力を有する弾性部材に代え
ることも可能である。
【0044】また、上記実施形態においては、スイッチ
付きロータリエンコーダを、回転部4をプリズムとして
機能させる光学式ロータリエンコーダとしているが、回
転部4に放射状のスリットを複数設け、投光した光の通
過・遮蔽により回転量を検出する光学式ロータリエンコ
ーダや、回転部4に放射状の反射部と非反射部を交互に
形成し、反射光の強弱で回転量を検出する光学式ロータ
リエンコーダにも適用できる。また、これらの光学式以
外の機械式や磁気式のロータリエンコーダに対しても勿
論適用可能である。
【0045】
【発明の効果】本発明によるスイッチ付きロータリエン
コーダは、手動により軸を第2の弾性部材の付勢力に抗
して滑動させ当該軸の滑動によりスイッチ部を押圧して
スイッチングを行うと、転動体が、第1の弾性部材の付
勢力に抗して歯部の段差に乗り上げて滑動時の負荷が変
動され、従来技術のような弾性部材の座屈作用等により
生じるスイッチ感に比して強いスイッチ感が発生するよ
うに構成したものであるから、スイッチ感を強くするの
が可能となる。また、弾性部材の座屈作用等によりスイ
ッチ感が生じる構成ではなく、転動体が第1の弾性部材
の付勢力に抗して歯部の段差に乗り上げてスイッチ感が
生じる構成のため、スイッチング時の動作力が小さくて
済み、スイッチ寿命を長くするのが可能となる。また、
軸回転時のクリック感を生じさせる部品としての第1の
弾性部材及び転動体を、軸滑動時のスイッチ感を生じさ
せる部品として兼用できるため、低コスト化を図ること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るスイッチ付きロータリエン
コーダの非スイッチング時の状態を示す縦断面図であ
る。
【図2】第1実施形態に係るスイッチ付きロータリエン
コーダのスイッチング時の状態を示す縦断面図である。
【図3】第2実施形態に係るスイッチ付きロータリエン
コーダの非スイッチング時の状態を示す縦断面図であ
る。
【図4】第2実施形態に係るスイッチ付きロータリエン
コーダのスイッチング時の状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…ボディ(筐体)、2…軸、3,13…ギヤ部(歯
部)、3a,13a…第1の歯部、3b,13b…第2
の歯部(段差部)、4…回転部、5…受光部(検出
部)、6…発光部(検出部)、7…コンタクトスイッチ
(スイッチ部)、8…第2の圧縮コイルバネ(第2の弾
性部材)、9…ボール(転動体)、10…第1の圧縮コ
イルバネ(第1の弾性部材)、14…円板部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F077 AA49 CC02 NN02 NN28 PP19 VV02 2F103 CA03 DA01 DA13 EA05 EB32 EC01 5G019 CY22 SK02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体に回転可能で且つ滑動可能に装着さ
    れた軸と、 この軸に連結された回転部と、 この回転部の回転方向を検出する検出部と、 前記軸の滑動方向に段差を有する歯部と、 この歯部と接触する転動体と、 この転動体を歯部方向へと付勢する第1の弾性部材と、 前記軸の滑動により押圧されてスイッチングされるスイ
    ッチ部と、 前記軸をスイッチング時の押圧方向に抗する方向に付勢
    する第2の弾性部材と、を具備し、 前記転動体は、前記軸のスイッチング時に、前記第1の
    弾性部材の付勢力に抗して前記歯部の前記段差に乗り上
    げることを特徴とするスイッチ付きロータリエンコー
    ダ。
  2. 【請求項2】 前記歯部には、その周面を面に山部と谷
    部とが交互に設けられ、 前記谷部は、前記転動体が潜入可能で高さの異なる第2
    の谷部を備えていて、前記軸の滑動方向の段差を形成し
    ていることを特徴とする請求項1記載のスイッチ付きロ
    ータリエンコーダ。
  3. 【請求項3】 前記歯部は、前記軸の外周若しくは前記
    筐体の内周の何れか一方側に形成され、 前記転動体は、前記軸若しくは前記筐体の他方側に配さ
    れていることを特徴とする請求項1または2記載のスイ
    ッチ付きロータリエンコーダ。
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