JP2000297877A - 管渠更生時の支保工方法 - Google Patents
管渠更生時の支保工方法Info
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- JP2000297877A JP2000297877A JP11106657A JP10665799A JP2000297877A JP 2000297877 A JP2000297877 A JP 2000297877A JP 11106657 A JP11106657 A JP 11106657A JP 10665799 A JP10665799 A JP 10665799A JP 2000297877 A JP2000297877 A JP 2000297877A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】更生管の曲り部を目的とする内面形状に維持し
つつ、管渠の曲り部と更生管の曲り部との間の間隙に裏
込め材を注入し硬化させることができる管渠更生時の支
保工方法を提供する。 【解決手段】管渠2の曲り部と該管渠2の曲り部内に新
たに形成した更生管3の曲り部との間の間隙に、該更生
管3内より支保工手段1により支持しつつ、裏込め材を
注入し硬化させる管渠更生時の支保工方法であって、前
記支保工手段1として、前記更生管3の曲り部の内面の
曲率に沿う部分を有するものを用いて、該支保工手段1
にて前記更生管3の曲り部の内面を押圧することによ
り、前記更生管3の曲り部を目的とする内面形状に矯正
しつつ、前記管渠2の曲り部と前記更生管3の曲り部と
の間の間隙に裏込め材を注入し硬化させる。
つつ、管渠の曲り部と更生管の曲り部との間の間隙に裏
込め材を注入し硬化させることができる管渠更生時の支
保工方法を提供する。 【解決手段】管渠2の曲り部と該管渠2の曲り部内に新
たに形成した更生管3の曲り部との間の間隙に、該更生
管3内より支保工手段1により支持しつつ、裏込め材を
注入し硬化させる管渠更生時の支保工方法であって、前
記支保工手段1として、前記更生管3の曲り部の内面の
曲率に沿う部分を有するものを用いて、該支保工手段1
にて前記更生管3の曲り部の内面を押圧することによ
り、前記更生管3の曲り部を目的とする内面形状に矯正
しつつ、前記管渠2の曲り部と前記更生管3の曲り部と
の間の間隙に裏込め材を注入し硬化させる。
Description
【0001】本発明は、管渠更生時の支保工方法に関す
るものである。
るものである。
【0002】
【発明の属する技術分野】従来、例えば、特公平3−4
8392号公報等に記載されているように、既設老朽管
内に螺旋管のような新設ライニング管を挿入し、既設老
朽管と新設ライニング管との間の間隙に裏込め材を注入
充填する既設老朽管更生工法が知られている。
8392号公報等に記載されているように、既設老朽管
内に螺旋管のような新設ライニング管を挿入し、既設老
朽管と新設ライニング管との間の間隙に裏込め材を注入
充填する既設老朽管更生工法が知られている。
【0003】このような既設老朽管更生工法において
は、新設ライニング管が大口径の場合には、例えば、特
開平10−121565号公報、特開平10−1215
66号公報に記載されているような支保工装置が使用さ
れている。即ち、既設老朽管と新設ライニング管との間
の間隙に裏込め材を注入充填する際には、支保工装置を
新設ライニング管内に挿入し、支保工装置に設けられた
支持手段により支保工装置の環状枠を新設ライニング管
内に設置して裏込め材の充填圧に対抗するようにされて
いる。
は、新設ライニング管が大口径の場合には、例えば、特
開平10−121565号公報、特開平10−1215
66号公報に記載されているような支保工装置が使用さ
れている。即ち、既設老朽管と新設ライニング管との間
の間隙に裏込め材を注入充填する際には、支保工装置を
新設ライニング管内に挿入し、支保工装置に設けられた
支持手段により支保工装置の環状枠を新設ライニング管
内に設置して裏込め材の充填圧に対抗するようにされて
いる。
【0004】しかしながら、既設老朽管の曲り部内に新
たに形成したライニング管の場合には、曲り部はその曲
率半径方向に薄くなるような変形、つまり断面が縦長の
楕円形状になるように変形するが、上記の従来の支保工
装置では、新設ライニング管の内面の一部分を支持する
だけであるので、目的とする内面形状、例えば断面形状
が真円となるように矯正しておいても、支持していない
部分が裏込め材の充填圧により変形し易いという問題点
がある。
たに形成したライニング管の場合には、曲り部はその曲
率半径方向に薄くなるような変形、つまり断面が縦長の
楕円形状になるように変形するが、上記の従来の支保工
装置では、新設ライニング管の内面の一部分を支持する
だけであるので、目的とする内面形状、例えば断面形状
が真円となるように矯正しておいても、支持していない
部分が裏込め材の充填圧により変形し易いという問題点
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来の問題点を解消し、更生管の曲り部を目的とする
内面形状に維持しつつ、管渠の曲り部と更生管の曲り部
との間の間隙に裏込め材を注入し硬化させることができ
る管渠更生時の支保工方法を提供することを目的として
なされたものである。
な従来の問題点を解消し、更生管の曲り部を目的とする
内面形状に維持しつつ、管渠の曲り部と更生管の曲り部
との間の間隙に裏込め材を注入し硬化させることができ
る管渠更生時の支保工方法を提供することを目的として
なされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に記載の
発明(本発明1)は、管渠の曲り部と該管渠の曲り部内
に新たに形成した更生管の曲り部との間の間隙に、該更
生管内より支保工手段により支持しつつ、裏込め材を注
入し硬化させる管渠更生時の支保工方法であって、前記
支保工手段として、前記更生管の曲り部の内面の曲率に
対応する部分を有するものを用いて、該支保工手段にて
前記更生管の曲り部の内面を押圧することにより、前記
更生管の曲り部を目的とする内面形状に矯正しつつ、前
記管渠の曲り部と前記更生管の曲り部との間の間隙に裏
込め材を注入し硬化させる管渠更生時の支保工方法であ
る。
発明(本発明1)は、管渠の曲り部と該管渠の曲り部内
に新たに形成した更生管の曲り部との間の間隙に、該更
生管内より支保工手段により支持しつつ、裏込め材を注
入し硬化させる管渠更生時の支保工方法であって、前記
支保工手段として、前記更生管の曲り部の内面の曲率に
対応する部分を有するものを用いて、該支保工手段にて
前記更生管の曲り部の内面を押圧することにより、前記
更生管の曲り部を目的とする内面形状に矯正しつつ、前
記管渠の曲り部と前記更生管の曲り部との間の間隙に裏
込め材を注入し硬化させる管渠更生時の支保工方法であ
る。
【0007】本願の請求項2に記載の発明(本発明2)
は、前記支保工手段として、環状枠と、前記更生管の曲
り部の内面の周方向の曲率に対応する曲面を外面に有す
る面板とを備えたもの用いて、前記環状枠から進出させ
た前記面板にて前記更生管の曲り部の内面を押圧するこ
とにより、前記更生管の曲り部を目的とする内面形状に
矯正する本発明1に記載の管渠更生時の支保工方法であ
る。
は、前記支保工手段として、環状枠と、前記更生管の曲
り部の内面の周方向の曲率に対応する曲面を外面に有す
る面板とを備えたもの用いて、前記環状枠から進出させ
た前記面板にて前記更生管の曲り部の内面を押圧するこ
とにより、前記更生管の曲り部を目的とする内面形状に
矯正する本発明1に記載の管渠更生時の支保工方法であ
る。
【0008】本願の請求項3に記載の発明(本発明3)
は、前記支保工手段として、環状枠と、中空チューブに
内圧をかけて膨張自在とされたものを用いて、前記環状
枠の外面から膨張させた前記中空チューブにて前記更生
管の曲り部の内面を押圧することにより、前記更生管の
曲り部を目的とする内面形状に矯正する本発明1に記載
の管渠更生時の支保工方法である。
は、前記支保工手段として、環状枠と、中空チューブに
内圧をかけて膨張自在とされたものを用いて、前記環状
枠の外面から膨張させた前記中空チューブにて前記更生
管の曲り部の内面を押圧することにより、前記更生管の
曲り部を目的とする内面形状に矯正する本発明1に記載
の管渠更生時の支保工方法である。
【0009】本発明において、更生管としては、帯状体
を螺旋に巻回して、隣接する端部同士を接続することに
より形成される螺旋管を使用してもよく、その他の通常
の管を使用してもよい。
を螺旋に巻回して、隣接する端部同士を接続することに
より形成される螺旋管を使用してもよく、その他の通常
の管を使用してもよい。
【0010】螺旋管を形成する帯状体は、塩化ビニル樹
脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネー
ト、ポリエステル、或いはこれらの合成樹脂をガラス繊
維で補強した材料により、例えば押出成形法等により成
形できる。
脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネー
ト、ポリエステル、或いはこれらの合成樹脂をガラス繊
維で補強した材料により、例えば押出成形法等により成
形できる。
【0011】
【作用】本発明1の管渠更生時の支保工方法は、前記支
保工手段として、前記更生管の曲り部の内面の曲率に対
応する部分を有するものを用いて、該支保工手段にて前
記更生管の曲り部の内面を押圧することにより、前記更
生管の曲り部を目的とする内面形状に矯正しつつ、前記
管渠の曲り部と前記更生管の曲り部との間の間隙に裏込
め材を注入し硬化させることにより、既設老朽管の曲り
部内に新たに形成した更生管の曲り部が、その曲率半径
方向に薄くなるような変形、つまり断面が縦長の楕円形
状になるように変形していても、更生管の曲り部を支保
工手段により目的とする内面形状、例えば断面形状が真
円となるように面状に支持するようにして矯正すること
ができ、又、その状態にて、管渠の曲り部と更生管の曲
り部との間の間隙に裏込め材を注入し硬化させることが
できるので、更生管の曲り部が裏込め材の注入圧により
部分的に歪んだりすることがない。
保工手段として、前記更生管の曲り部の内面の曲率に対
応する部分を有するものを用いて、該支保工手段にて前
記更生管の曲り部の内面を押圧することにより、前記更
生管の曲り部を目的とする内面形状に矯正しつつ、前記
管渠の曲り部と前記更生管の曲り部との間の間隙に裏込
め材を注入し硬化させることにより、既設老朽管の曲り
部内に新たに形成した更生管の曲り部が、その曲率半径
方向に薄くなるような変形、つまり断面が縦長の楕円形
状になるように変形していても、更生管の曲り部を支保
工手段により目的とする内面形状、例えば断面形状が真
円となるように面状に支持するようにして矯正すること
ができ、又、その状態にて、管渠の曲り部と更生管の曲
り部との間の間隙に裏込め材を注入し硬化させることが
できるので、更生管の曲り部が裏込め材の注入圧により
部分的に歪んだりすることがない。
【0012】本発明2の管渠更生時の支保工方法は、前
記支保工手段として、環状枠と、前記更生管の曲り部の
内面の周方向の曲率に対応する曲面を外面に有する面板
とを備えたもの用いて、前記環状枠から進出させた前記
面板にて前記更生管の曲り部の内面を押圧することによ
り、前記更生管の曲り部を目的とする内面形状に矯正す
ることことにより、更生管の曲り部内に支保工装置を挿
入し、環状枠から面板を進出させるだけで更生管の曲り
部の内面を面状に押圧することができるので、その施工
操作が簡単である。
記支保工手段として、環状枠と、前記更生管の曲り部の
内面の周方向の曲率に対応する曲面を外面に有する面板
とを備えたもの用いて、前記環状枠から進出させた前記
面板にて前記更生管の曲り部の内面を押圧することによ
り、前記更生管の曲り部を目的とする内面形状に矯正す
ることことにより、更生管の曲り部内に支保工装置を挿
入し、環状枠から面板を進出させるだけで更生管の曲り
部の内面を面状に押圧することができるので、その施工
操作が簡単である。
【0013】本発明3の管渠更生時の支保工方法は、前
記支保工手段として、環状枠と、中空チューブに内圧を
かけて膨張自在とされたものを用いて、前記環状枠の外
面から膨張させた前記中空チューブにて前記更生管の曲
り部の内面を押圧することにより、前記更生管の曲り部
を目的とする内面形状に矯正することにより、更生管の
曲り部内に支保工装置を挿入し、環状枠の外面から中空
チューブを膨張させるだけで更生管の曲り部の内面を面
状に押圧することができるので、その施工操作が簡単で
ある。
記支保工手段として、環状枠と、中空チューブに内圧を
かけて膨張自在とされたものを用いて、前記環状枠の外
面から膨張させた前記中空チューブにて前記更生管の曲
り部の内面を押圧することにより、前記更生管の曲り部
を目的とする内面形状に矯正することにより、更生管の
曲り部内に支保工装置を挿入し、環状枠の外面から中空
チューブを膨張させるだけで更生管の曲り部の内面を面
状に押圧することができるので、その施工操作が簡単で
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の管渠更生時の支保
工方法の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1
は、本発明の管渠更生時の支保工方法の一例を、使用さ
れる支保工手段の一例とともに説明する断面図、図2は
図1におけるA−A線に沿う断面図である。
工方法の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1
は、本発明の管渠更生時の支保工方法の一例を、使用さ
れる支保工手段の一例とともに説明する断面図、図2は
図1におけるA−A線に沿う断面図である。
【0015】図1及び図2において、1は支保工手段、
2は更生しようとする断面円形の既設老朽管からなる管
渠、3は管渠2内に新設される更生管である。更生管3
は、図5にも示すように、帯状体31を螺旋状に巻回
し、隣接する帯状体の端縁同士を接続することにより形
成された螺旋管である。
2は更生しようとする断面円形の既設老朽管からなる管
渠、3は管渠2内に新設される更生管である。更生管3
は、図5にも示すように、帯状体31を螺旋状に巻回
し、隣接する帯状体の端縁同士を接続することにより形
成された螺旋管である。
【0016】帯状体31は、基板311の片面の両端付
近に接続用凸条312及び接続用凹条313が設けら
れ、中途部に断面T形のリブ314が突設され、リブ3
14間に図示しない断面W形の補強材が嵌合された構造
を備えている。隣接する接続用凸条312が接続用凹条
313内に挿入嵌合されることにより接続されて螺旋管
が形成されている。
近に接続用凸条312及び接続用凹条313が設けら
れ、中途部に断面T形のリブ314が突設され、リブ3
14間に図示しない断面W形の補強材が嵌合された構造
を備えている。隣接する接続用凸条312が接続用凹条
313内に挿入嵌合されることにより接続されて螺旋管
が形成されている。
【0017】支保工手段1は、環状枠11と、面板12
と、支持手段13とからなる。環状枠11は、環状枠1
1は複数個の主部材111と曲り継手112とから構成
され、主部材111の両端が曲り継手112の受口内に
挿入嵌合されることにより8角形をなすように形成され
ている。主部材111の曲り継手112への挿入深さを
調節することにより、或いは、長さの異なる主部材11
1を使用することにより環状枠11の大きさを変えるこ
とができるようになっている。
と、支持手段13とからなる。環状枠11は、環状枠1
1は複数個の主部材111と曲り継手112とから構成
され、主部材111の両端が曲り継手112の受口内に
挿入嵌合されることにより8角形をなすように形成され
ている。主部材111の曲り継手112への挿入深さを
調節することにより、或いは、長さの異なる主部材11
1を使用することにより環状枠11の大きさを変えるこ
とができるようになっている。
【0018】面板12は複数個からなり、それぞれ、更
生管3の曲り部の内面31の曲率に対応する曲面を外面
121に有している。図5にも示すように、各面板12
の内面には周方向に沿う凹溝122が設けられ、その凹
溝122に、枠状体11の主部材111に螺合された複
数の支持手段13に回転自在に設けられた先端板131
が摺動自在に係合されており、支持手段13を回すこと
により更生管3の曲り部の内面に対して進退させること
ができるようになっている。
生管3の曲り部の内面31の曲率に対応する曲面を外面
121に有している。図5にも示すように、各面板12
の内面には周方向に沿う凹溝122が設けられ、その凹
溝122に、枠状体11の主部材111に螺合された複
数の支持手段13に回転自在に設けられた先端板131
が摺動自在に係合されており、支持手段13を回すこと
により更生管3の曲り部の内面に対して進退させること
ができるようになっている。
【0019】そして、図3に示すように、管渠2内に新
設された更生管3の曲り部内に支保工手段1を挿入す
る。この更生管3の曲り部はその曲率半径方向に薄くな
るような変形、つまり断面が縦長の楕円形状になるよう
に変形しているが、支持手段13を回すことにより面板
12を更生管3の曲り部の内面に進出させて、図1及び
図2に示すように、面板12の外面を更生管3の曲り部
の内面を面状に押圧して、目的とする内面形状、つまり
断面形状が真円となるように矯正する。
設された更生管3の曲り部内に支保工手段1を挿入す
る。この更生管3の曲り部はその曲率半径方向に薄くな
るような変形、つまり断面が縦長の楕円形状になるよう
に変形しているが、支持手段13を回すことにより面板
12を更生管3の曲り部の内面に進出させて、図1及び
図2に示すように、面板12の外面を更生管3の曲り部
の内面を面状に押圧して、目的とする内面形状、つまり
断面形状が真円となるように矯正する。
【0020】この状態を維持しつつ、図示しない裏込め
材注入手段により、管渠2の曲り部と更生管3の曲り部
との間の間隙に裏込め材を注入し硬化させる。このと
き、更生管3の曲り部は、内部から支保工手段1の面板
12により面状に支持されているので、裏込め材の注入
圧により部分的に歪んだりすることがない。
材注入手段により、管渠2の曲り部と更生管3の曲り部
との間の間隙に裏込め材を注入し硬化させる。このと
き、更生管3の曲り部は、内部から支保工手段1の面板
12により面状に支持されているので、裏込め材の注入
圧により部分的に歪んだりすることがない。
【0021】上記の例では、管渠2内に新設された更生
管3の曲り部内に1個の支保工手段1を挿入する場合を
図示して説明したが、図6に示すように、更生管3の曲
り部の口径、曲率に応じて、その内部に複数個の支保工
手段1を挿入してもよい。
管3の曲り部内に1個の支保工手段1を挿入する場合を
図示して説明したが、図6に示すように、更生管3の曲
り部の口径、曲率に応じて、その内部に複数個の支保工
手段1を挿入してもよい。
【0022】図7は、本発明の管渠更生時の支保工方法
の更に別の例を、使用される支保工手段の別の例ととも
に説明する断面図、図8は図7におけるB−B線に沿う
断面図である。
の更に別の例を、使用される支保工手段の別の例ととも
に説明する断面図、図8は図7におけるB−B線に沿う
断面図である。
【0023】支保工手段4は、環状枠41と中空チュー
ブ42とからなる。環状枠41は、一対の半環状体41
1,411の両端が、両端部に正ねじと逆ねじとが設け
られた連結材412にて連結自在とされたものであっ
て、連結状態にて環状となすことができるようになって
いる。
ブ42とからなる。環状枠41は、一対の半環状体41
1,411の両端が、両端部に正ねじと逆ねじとが設け
られた連結材412にて連結自在とされたものであっ
て、連結状態にて環状となすことができるようになって
いる。
【0024】中空チューブ42は、一対の半環状中空チ
ューブ421,421からなり、それぞれ、管渠2内に
新たに形成した更生管3の曲り部内に設置された環状枠
41の一対の半環状体411,411の外周面と更生管
3の曲り部の内面との間に挿着されて、内部に空気を圧
入するように膨張させて、図7及び図8に示すように、
面板12の外面を面板にて前記更生管3の曲り部の内面
を面状に押圧して、目的とする内面形状、つまり断面形
状が真円となるように矯正する。
ューブ421,421からなり、それぞれ、管渠2内に
新たに形成した更生管3の曲り部内に設置された環状枠
41の一対の半環状体411,411の外周面と更生管
3の曲り部の内面との間に挿着されて、内部に空気を圧
入するように膨張させて、図7及び図8に示すように、
面板12の外面を面板にて前記更生管3の曲り部の内面
を面状に押圧して、目的とする内面形状、つまり断面形
状が真円となるように矯正する。
【0025】この状態を維持しつつ、図示しない裏込め
材注入手段により、管渠2の曲り部と更生管3の曲り部
との間の間隙に裏込め材を注入し硬化させる。このと
き、更生管3の曲り部は、内部から支保工手段4の膨張
状態の中空チューブ42により面状に支持されているの
で、裏込め材の注入圧により部分的に歪んだりすること
がない。
材注入手段により、管渠2の曲り部と更生管3の曲り部
との間の間隙に裏込め材を注入し硬化させる。このと
き、更生管3の曲り部は、内部から支保工手段4の膨張
状態の中空チューブ42により面状に支持されているの
で、裏込め材の注入圧により部分的に歪んだりすること
がない。
【0026】
【発明の効果】本発明の管渠更生時の支保工方法、上記
のとおりとされているので、更生管の曲り部を支保工手
段にて目的とする内面形状となるように面状に支持する
ようにして矯正することができ、又、その更生管の曲り
部は裏込め材の注入圧により部分的に歪んだりすること
がない。
のとおりとされているので、更生管の曲り部を支保工手
段にて目的とする内面形状となるように面状に支持する
ようにして矯正することができ、又、その更生管の曲り
部は裏込め材の注入圧により部分的に歪んだりすること
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管渠更生時の支保工方法の一例を、使
用される支保工手段の一例とともに説明する断面図であ
る。
用される支保工手段の一例とともに説明する断面図であ
る。
【図2】図1におけるA−A線に沿う断面図である。
【図3】図1及び図2に示す支保工手段を更生管内に設
置する状態を説明する断面図である。
置する状態を説明する断面図である。
【図4】本発明に使用される支保工手段の一例における
面板と支保手段との係合状態を説明する断面図である。
面板と支保手段との係合状態を説明する断面図である。
【図5】本発明に使用される更生管を説明する断面図で
ある。
ある。
【図6】本発明の管渠更生時の支保工方法の別の例を、
使用される支保工手段の一例とともに説明する断面図で
ある。
使用される支保工手段の一例とともに説明する断面図で
ある。
【図7】本発明の管渠更生時の支保工方法の更に別の例
を、使用される支保工手段の別の例とともに説明する断
面図である。
を、使用される支保工手段の別の例とともに説明する断
面図である。
【図8】図6におけるB−B線に沿う断面図である。
1,4 支保工装置 2 管渠 3 更生管 11,41 環状枠 12 面板 13 支保手段 42 中空チューブ
Claims (3)
- 【請求項1】 管渠の曲り部と該管渠の曲り部内に新た
に形成した更生管の曲り部との間の間隙に、該更生管内
より支保工手段により支持しつつ、裏込め材を注入し硬
化させる管渠更生時の支保工方法であって、前記支保工
手段として、前記更生管の曲り部の内面の曲率に対応す
る部分を有するものを用いて、該支保工手段にて前記更
生管の曲り部の内面を押圧することにより、前記更生管
の曲り部を目的とする内面形状に矯正しつつ、前記管渠
の曲り部と前記更生管の曲り部との間の間隙に裏込め材
を注入し硬化させることを特徴とする管渠更生時の支保
工方法。 - 【請求項2】 前記支保工手段として、環状枠と、前記
更生管の曲り部の内面の周方向の曲率に対応する曲面を
外面に有する面板とを備えたもの用いて、前記環状枠か
ら進出させた前記面板にて前記更生管の曲り部の内面を
押圧することにより、前記更生管の曲り部を目的とする
内面形状に矯正することを特徴とする請求項1に記載の
管渠更生時の支保工方法。 - 【請求項3】 前記支保工手段として、環状枠と、中空
チューブに内圧をかけて膨張自在とされたものを用い
て、前記環状枠の外面から膨張させた前記中空チューブ
にて前記更生管の曲り部の内面を押圧することにより、
前記更生管の曲り部を目的とする内面形状に矯正するこ
とを特徴とする請求項1に記載の管渠更生時の支保工方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11106657A JP2000297877A (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | 管渠更生時の支保工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11106657A JP2000297877A (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | 管渠更生時の支保工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000297877A true JP2000297877A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=14439181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11106657A Pending JP2000297877A (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | 管渠更生時の支保工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000297877A (ja) |
-
1999
- 1999-04-14 JP JP11106657A patent/JP2000297877A/ja active Pending
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