JP2000297554A - エレベータ式駐車装置 - Google Patents

エレベータ式駐車装置

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JP2000297554A
JP2000297554A JP11106805A JP10680599A JP2000297554A JP 2000297554 A JP2000297554 A JP 2000297554A JP 11106805 A JP11106805 A JP 11106805A JP 10680599 A JP10680599 A JP 10680599A JP 2000297554 A JP2000297554 A JP 2000297554A
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JP
Japan
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elevator
oil
pressure
elevator car
pressurized oil
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Application number
JP11106805A
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English (en)
Inventor
Toshitaka Ono
俊孝 大野
Shuichi Fukushi
秀一 福士
Shin Sakumoto
伸 佐久本
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IHI Corp
IHI Transport Machinery Co Ltd
Original Assignee
IHI Corp
Ishikawajima Transport Machinery Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B50/00Energy efficient technologies in elevators, escalators and moving walkways, e.g. energy saving or recuperation technologies

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  • Types And Forms Of Lifts (AREA)
  • Elevator Control (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレベータケージにおける駆動装置を駆動す
るのためのエネルギーを不要にして、エレベータケージ
への給電を省略できるようにする。 【解決手段】 車両を支持し案内部材に沿って昇降する
エレベータケージを備え、且つエレベータケージのガイ
ドフレーム9に、フックを外側に張出して建屋の固定部
に係止させることによりエレベータケージを所定高さ位
置に停止させる係止装置を備えているエレベータ式駐車
装置であって、エレベータケージの下降時に重力により
駆動されて加圧油を吐出する油加圧装置34と、油加圧
装置34からの加圧油を蓄圧する油圧アキュムレータ4
2と、油圧アキュムレータ42の加圧油を切替弁43が
備えられた加圧油供給系路41を介してエレベータケー
ジの駆動装置11,16,29に供給する油圧回路38
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータ式駐車
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、エレベータパーキングと呼ばれ
るエレベータ式駐車装置は、図4に示されるように、建
屋1内中央部の上下方向に延びる昇降空間2に、エレベ
ータケージ3をワイヤロープやチェーン等の吊下材4に
より駆動により昇降可能に配設すると共に、昇降空間2
の左右両側に、上下複数段の格納棚5を配設して駐車空
間を形成し、自動車6を搭載可能なパレット7をエレベ
ータケージ3と格納棚5との間で受け渡し可能なトンボ
と称される横送り装置(図示せず)を前記エレベータケ
ージ3に設置して成る構成を有している。
【0003】前述した如きエレベータ式駐車装置では、
自動車6の入庫時に、空の格納棚5からパレット7を移
載したエレベータケージ3を昇降空間2の最下部にあた
る地上1階の入出庫部8に下降せしめた状態で、エレベ
ータケージ3のパレット7上に自動車6を入庫した後、
エレベータケージ3を上昇させて自動車6を前記格納棚
5上にパレット7ごと格納し、又、自動車6の出庫時に
は、空のエレベータケージ3が、出庫要求が成された所
望の格納棚5に格納されている自動車6を受け取りに行
ってから該自動車6をパレット7ごと移載して入出庫部
8まで下降し、自動車6を出庫するようにしている。
【0004】図5〜図9は前記エレベータケージ3の一
例を示したものであり、エレベータケージ3は四隅に設
けられたガイドフレーム9に緩衝バネ4A(図9参照)
を介して接続された吊下材4により吊り下げられて昇降
するようになっており、エレベータケージ3の下部フレ
ーム10には、昇降駆動装置11によりチェーン12と
ホイール13を介して駆動される4本のボールネジ14
により上下に昇降移動する昇降台15が設けられてい
る。
【0005】昇降台15には、旋回駆動装置16により
旋回環17を中心に旋回される旋回フレーム18が設け
られており、旋回フレーム18によりトンボと称される
横送り装置19が構成されている。即ち、横送り装置1
9の旋回フレーム18に備えたピン20が、旋回フレー
ム18の回転により図4のパレット7の幅端部に備えた
係止溝(図示せず)に嵌合し、旋回フレーム18を旋回
させると、パレット7をエレベータケージ3上に引込ん
だり、又、エレベータケージ3上から格納棚5上に押し
出すことができるようになっている。
【0006】エレベータケージ3の四隅のガイドフレー
ム9の建屋1側面には、図8に示すようにスライド材2
1が設けられていて、このスライド材21が、建屋1に
設けたレール状の案内部材22に案内されて昇降するよ
うになっている。
【0007】又、上記ガイドフレーム9の旋回フレーム
18側面には、図9に示すように、ピン23を中心に回
動するフック24を備えた係止装置25が設けられてい
る。フック24は、引張バネ26により常にガイドフレ
ーム9側に引込まれるように保持されており、又、コン
トロールワイヤ27により引張バネ26の引張力に抗し
てフック24を外方に回動させることにより、フック2
4の係止面24Aが、図8、図9に示す建屋1の固定部
28に当接して、エレベータケージ3を固定部28上に
位置決めして停止させられるようになっている。図6中
29は、前記コントロールワイヤ27を引張ってフック
24を回動させるためのワイヤ駆動装置である。
【0008】上記エレベータケージ3に備えられる昇降
駆動装置11、旋回駆動装置16、ワイヤ駆動装置29
及びその他の駆動装置は、殆どが電動モータで駆動され
るようになっており、そのために、エレベータケージ3
には給電のための給電ケーブルが接続されていて、エレ
ベータケージ3の昇降に伴って給電ケーブルが昇降する
ようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、斯かる
従来のエレベータ式駐車装置では、エレベータケージ3
に備えられる種々の駆動装置11,16,29を、電動
モータによって駆動するようにしているために、長大な
給電ケーブルを布設する必要があると共に、給電ケーブ
ルを支持するための装置が必要であり、そのために装置
の構造が複雑化するという問題を有していた。
【0010】又、駆動装置11,16,29を駆動する
ための消費電力も増大するという問題を有していた。
【0011】本発明は、斯かる実情に鑑みてなしたもの
で、エレベータケージに備えられる各種駆動装置の駆動
のためのエネルギーを不要にして、エレベータケージへ
の給電を省略できるようにしたエレベータ式駐車装置を
提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両を支持し
案内部材に沿って昇降するエレベータケージを備え、且
つエレベータケージのガイドフレームに、フックを外側
に張出して建屋の固定部に係止させることによりエレベ
ータケージを所定高さ位置に停止させる係止装置を備え
ているエレベータ式駐車装置であって、エレベータケー
ジの下降時に重力により駆動されて加圧油を吐出する油
加圧装置と、油加圧装置からの加圧油を蓄圧する油圧ア
キュムレータと、油圧アキュムレータの加圧油を切替弁
が備えられた加圧油供給系路を介してエレベータケージ
の駆動装置に供給する油圧回路とを備えたことを特徴と
するエレベータ式駐車装置、に係るものである。
【0013】上記形態例において、油圧回路における油
圧アキュムレータと駆動装置の切替弁との間の加圧油供
給系路にノンリークバルブを備えてもよく、油加圧装置
は、ガイドフレームに設けたガイドに沿って上下に移動
可能なスライド台と、スライド台に備えた係止装置と、
スライド台を下方に引張る引き下げバネと、スライド台
とガイドフレームとの間に備えられてスライド台の上昇
により縮小して加圧油を吐出する蓄圧シリンダとから構
成されていてもよく、油加圧装置は、ガイドフレームに
備えてレールとの接触により回転する回転輪と、それに
接続された蓄圧ポンプとから構成されていてもよく、
又、回転輪に蓄圧ポンプを備えることに加えて、回転輪
により駆動される発電機と、それにより蓄電される蓄電
池とを備えてもよく、油圧アキュムレータに蓄圧された
加圧油の圧力を監視し、設定した圧力以下となった場合
に自動で蓄圧動作を行うようにしてもよく、又、蓄電池
の電圧を監視し、設定した電圧以下となった場合に自動
で蓄電動作を行うようにしてもよい。
【0014】上記手段によれば、エレベータケージの吊
上下のたびに、エレベータケージの重力にて油加圧装置
を作動させて加圧油を油圧アキュムレータに蓄圧し、こ
の油圧アキュムレータの加圧油を、加圧油供給系路及び
切替弁を介してエレベータケージの各駆動装置に供給
し、且つ油圧アキュムレータと駆動装置の切替弁との間
の加圧油供給系路にノンリークバルブを備えて油を遮断
できるようにしているので、エレベータケージの昇降に
よって油を油圧アキュムレータに蓄圧でき、更に駆動装
置の非駆動時にノンリークバルブを閉じることによって
油が漏れるのを防止できるので、油圧アキュムレータの
油圧を安定に維持できる。従って、エレベータケージに
備えられる全ての駆動装置を、油圧アキュムレータに蓄
圧された加圧油にて安定駆動でき、よって、従来技術の
ような給電ケーブルや給電ケーブルを支持するための装
置を省略でき、更に電動モータを駆動するための電力を
無くすことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0016】図1は、本発明を実施するエレベータケー
ジに備えられた油加圧装置の一例を示したものであり、
図中、図4〜図7と同一の構成部分には同一の符号を付
して詳細な説明は省略する。
【0017】図1に示すように、エレベータケージ3の
四隅に設けられるガイドフレーム9の夫々に、上下に延
びるLMガイド等のガイド30を設け、そのガイド30
に沿って上下に移動可能なスライド台31を設ける。ス
ライド台31には、ピン23を中心に回動可能なフック
24を設けており、フック24は、引張バネ26により
スライド台31側に引込めたり、コントロールワイヤ2
7の引張りにより外方に張出して係止面24Aを建屋1
の固定部28に当接させて位置決めできるようになって
いて係止装置25を構成している。
【0018】前記スライド台31の下端とガイドフレー
ム9との間には、スライド台31を下方に引き下げるよ
うに引張る引き下げバネ32が設けられている。
【0019】更に、スライド台31の上端とガイドフレ
ーム9との間には、スライド台31の上昇により縮小さ
れて加圧油を吐出するようにした蓄圧シリンダ33を備
えて油加圧装置34を構成している。このように、蓄圧
シリンダ33が縮小した時に加圧油を吐出するように設
けたのは、図2に示すように、加圧室35Aには非加圧
室35Bに存在するロッド36がないことにより、加圧
面積を大きく取れるためである。
【0020】図1の装置では、吊下材4にてエレベータ
ケージ3を昇降させる際には、引張バネ26によりフッ
ク24はスライド台31側に引込められて待機してい
る。この時、スライド台31は引き下げバネ32によっ
て下側に引き下げられており、従って蓄圧シリンダ33
は伸長された状態となっている。
【0021】続いて、エレベータケージ3を所定高さ位
置に停止させる際には、停止させる位置より所定距離高
い位置において、ワイヤ駆動装置29(図6)を駆動し
てコントロールワイヤ27の引張力によりフック24を
外方に張出すように回動させる。この状態でエレベータ
ケージ3を下降させると、フック24の係止面24Aが
建屋1の固定部28に当接する。
【0022】この状態から更にエレベータケージ3を下
降させると、フック24の係止によりスライド台31は
下方に移動できないので、スライド台31はガイド30
に沿ってガイドフレーム9に対して相対的に上昇するこ
とになり、これによって蓄圧シリンダ33が縮小されて
加圧油を吐出するようになる。スライド台31が所定位
置まで移動すると、センサ37がそれを検出し、吊下材
4によるエレベータケージ3の下降は停止される。
【0023】図2は、前記蓄圧シリンダ33による油加
圧装置34を備えた場合における油圧回路38の形態を
示している。
【0024】図2の油圧回路38では、蓄圧シリンダ3
3が伸長するときは、加圧室35Aに油タンク39の油
が吸入され、又、エレベータケージ3の停止時に、フッ
ク24が固定部28に係止され、更にエレベータケージ
3を下降させると、スライド台31が停止しているため
に引き下げバネ32を伸ばしながら下降する。この時、
スライド台31はガイドフレーム9に対して相対的に上
昇するように移動するため、蓄圧シリンダ33が縮小さ
れることになり、加圧室35Aの油が加圧されて加圧油
となり、加圧油は吐出管40から加圧油供給系路41に
吐出されるようになる。蓄圧シリンダ33の非加圧室3
5Bには、油タンク39の油が給排される。
【0025】吐出管40には、油圧アキュムレータ42
が接続されていて、蓄圧シリンダ33から吐出された加
圧油が蓄圧されるようになっている。42aは油圧アキ
ュムレータ42内の加圧油の圧力を検出する圧力センサ
である。
【0026】エレベータケージ3に備えられる昇降駆動
装置11、旋回駆動装置16、ワイヤ駆動装置29及び
その他の駆動装置は、全て油圧で駆動されるようにして
いる。各駆動装置11,16,29には、それ等の駆動
を制御するための電磁バルブ等の切替弁43が各々に設
けられており、各切替弁43に加圧油供給系路41が接
続されている。
【0027】加圧油供給系路41にはノンリークバルブ
44を設ける。ノンリークバルブ44としては、弁座面
に対して弁体が直角方向から当接するポヘット弁のよう
な構造のものを用いることができ、これにより電磁バル
ブのような漏油を全く生じない遮断性に優れたものとす
ることができる。図中45は油の戻り系路、46は油圧
アキュムレータ42の蓄圧量が必要以上に増加して圧力
が上昇した場合に油タンク39に戻す圧力制御弁であ
る。
【0028】以下に上記図1、図2に示した形態例の作
用を説明する。
【0029】図1の吊下材4にてエレベータケージ3を
吊下げて昇降する状態では、引張バネ26によりフック
24はスライド台31側に引込められて待機している。
この時、スライド台31は引き下げバネ32によって下
側に引き下げられており、従って蓄圧シリンダ33は伸
長された状態となっている。この状態の蓄圧シリンダ3
3は、加圧室35Aに油タンク39の油を吸引してい
る。
【0030】続いて、エレベータケージ3を所定高さ位
置に停止させる際には、停止させる位置より所定距離高
い位置において、ワイヤ駆動装置29(図6)を駆動し
てコントロールワイヤ27の引張力によりフック24を
外方に回動させる。この状態でエレベータケージ3を下
降させるとフック24の係止面24Aが建屋1の固定部
28に当接する。
【0031】この状態から、更にエレベータケージ3を
下降させると、フック24の係止によりスライド台31
は下方に移動できないためにガイド30に沿ってガイド
フレーム9に対し相対的に上昇し、これにより蓄圧シリ
ンダ33が縮小されて加圧油を吐出する。スライド台3
1が所定位置まで移動すると、センサ37がそれを検出
し、吊下材4によるエレベータケージ3の吊下を停止す
る。
【0032】前記蓄圧シリンダ33から吐出された加圧
油は、吐出管40を介して油圧アキュムレータ42に貯
えられる。
【0033】上記したエレベータケージ3の停止操作の
たびに蓄圧シリンダ33から加圧油が吐出されて油圧ア
キュムレータ42に蓄圧されるので、油圧アキュムレー
タ42に常時所定圧力の加圧油を蓄圧することができ
る。尚、油圧アキュムレータ42の蓄圧量が必要以上に
増加して圧力が上昇した場合には圧力制御弁46により
油タンク39に戻される。
【0034】エレベータケージ3に備えられる昇降駆動
装置11、旋回駆動装置16、ワイヤ駆動装置29及び
その他の駆動装置を駆動する際は、ノンリークバルブ4
4を開放し、切替弁43を作動させることにより各駆動
装置11,16,29の作動を行わせる。
【0035】各駆動装置11,16,29を油圧駆動装
置とすることにより、駆動装置11,16,29の作動
を、全て油圧アキュムレータ42に蓄圧された加圧油で
行うことができ、よって駆動装置11,16,29の駆
動エネルギーを全く不要にすることができる。
【0036】この時、ノンリークバルブ44は、駆動装
置11,16,29を作動させるときのみ開放し、作動
しないときは閉止している。ノンリークバルブ44は高
い密閉性を有しているので、油が漏れることはなく、よ
って油圧アキュムレータ42の圧力を常に安定して維持
できる。従って、上記形態例では、一般の油圧回路のよ
うにノンリークバルブ44を備えない場合に、駆動装置
11,16,29を作動させないときに切替弁43や駆
動装置11,16,29から油が漏れて油圧アキュムレ
ータ42の圧力が低下する、という問題を防止できる。
【0037】又、前記したように、駆動装置11,1
6,29の作動を全て油圧アキュムレータ42に蓄圧さ
れた加圧油で行えるようにしているため、従来技術のよ
うな給電ケーブルの設置が不要となり、更に、給電ケー
ブルを案内して支持するための装置も不要となる。
【0038】上記において、駐車装置による自動車6の
入出庫が頻繁に行われている間は、油圧アキュムレータ
42に充分な圧力の加圧油を蓄圧することができるが、
自動車6の入出庫が余り行われない休止状態の時には、
加圧油のリーク等によって油圧アキュムレータ42の圧
力が低下することが考えられる。このために、油圧アキ
ュムレータ42に備えた圧力センサ42aによって油圧
アキュムレータ42の圧力を検出し、圧力が設定圧力以
下に低下した場合には、駐車装置の図示しない制御装置
に信号を出力して、エレベータケージ3を上下動させる
ことにより蓄圧動作を行い、油圧アキュムレータ42の
圧力が設定圧力以上に回復したら、エレベータケージ3
の上下動を停止するという操作を自動的に行わせること
ができる。
【0039】図3は、油加圧装置34の他の例を示した
ものである。即ち、建屋1にレール47を設ける一方、
ガイドフレーム9に、前記レール47に接して回転する
回転輪48と、該回転輪48の回転がワンウェイクラッ
チ49を介して伝達されて、エレベータケージ3の下降
時に油を圧縮して加圧油を吐出するようにした蓄圧ポン
プ50を備えている。
【0040】この形態例においては、エレベータケージ
3の降下時にその都度蓄圧ポンプ50が回転されて加圧
油が吐出されるようになり、従ってこの加圧油を図2の
油圧アキュムレータ42に蓄圧することにより、上記形
態例と同様に作用させることができる。
【0041】又、図3の回転輪48に蓄圧ポンプ50を
備えることに加えて、回転輪48によって駆動される発
電機51を備え、且つ発電機51によって発電した電気
を蓄電池52に蓄電するようにしている。53は蓄電池
52の電圧を検出する電圧センサである。このような発
電機51及び蓄電池52を備えると、エレベータケージ
3の制御装置、センサ等に必要な電源をエレベータケー
ジ3自身で供給することができ、よって制御信号のやり
とりを無線で行うようにすれば、エレベータケージ3に
おける完全なケーブルレス化も達成できる。
【0042】上記において、駐車装置による自動車6の
入出庫が頻繁に行われている間は、発電機51による発
電によって充分な電圧を蓄電池52に蓄電することがで
きるが、自動車6の入出庫が余り行われない休止状態の
時には、蓄電池52の放電等によって蓄電池52の電圧
が低下することが考えられる。このために、蓄電池52
に備えた電圧センサ53によって蓄電池52の電圧を検
出し、電圧が設定電圧以下に低下した場合には、駐車装
置の図示しない制御装置に信号を出力して、エレベータ
ケージ3を上下動させることにより蓄電動作を行い、蓄
電池52の電圧が設定電圧以上に回復したら、エレベー
タケージ3の上下動を停止するという操作を自動的に行
わせることができる。
【0043】尚、本発明は上記形態例にのみ限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内におい
て種々変更を加え得る。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、エレベータケージの吊
上下のたびに、エレベータケージの重力にて油加圧装置
を作動させて加圧油を油圧アキュムレータに蓄圧し、こ
の油圧アキュムレータの加圧油を、加圧油供給系路及び
切替弁を介してエレベータケージの各駆動装置に供給
し、且つ油圧アキュムレータと駆動装置の切替弁との間
の加圧油供給系路にノンリークバルブを備えて油を遮断
できるようにしているので、エレベータケージの昇降に
よって油を油圧アキュムレータに蓄圧でき、更に駆動装
置の非駆動時にノンリークバルブを閉じることによって
油が漏れるのを防止できるので、油圧アキュムレータの
油圧を安定に維持できる。従って、エレベータケージに
備えられる全ての駆動装置を、油圧アキュムレータに蓄
圧された加圧油にて安定駆動でき、よって、従来技術の
ような給電ケーブルや給電ケーブルを支持するための装
置を省略でき、更に電動モータを駆動するための電力を
無くすことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の形態における油加圧装置の一例を示す
側面図である。
【図2】本発明の形態における油圧回路の一例を示す側
面図である。
【図3】本発明の形態における油加圧装置の他の例を示
す平面図である。
【図4】エレベータ式駐車装置の概略正面図である。
【図5】エレベータケージの一例を示す正面図である。
【図6】図5のエレベータケージの平面図である。
【図7】図5をVII−VII方向から見た矢視図であ
る。
【図8】ガイドフレームの詳細を示す平面図である。
【図9】ガイドフレームの係止装置を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 建屋 3 エレベータケージ 4 吊下材 6 自動車(車両) 9 ガイドフレーム 11 昇降駆動装置 16 旋回駆動装置 22 案内部材 23 ピン 24 フック 25 係止装置 28 固定部 29 ワイヤ駆動装置 30 ガイド 31 スライド台 32 引き下げバネ 33 蓄圧シリンダ 34 油加圧装置 38 油圧回路 41 加圧油供給系路 42 油圧アキュムレータ 43 切替弁 44 ノンリークバルブ 47 レール 48 回転輪 49 ワンウェイクラッチ 50 蓄圧ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B66B 9/04 F15B 11/00 K (72)発明者 福士 秀一 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 佐久本 伸 東京都千代田区大手町二丁目2番1号 石 川島播磨重工業株式会社本社内 Fターム(参考) 3F002 AA08 EB01 GA03 GA07 3F301 BA01 BB16 BD00 BE05 3H089 BB27 CC01 DA04 DA18 DB03 DB33 DB43 GG02 JJ10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両を支持し案内部材に沿って昇降する
    エレベータケージを備え、且つエレベータケージのガイ
    ドフレームに、フックを外側に張出して建屋の固定部に
    係止させることによりエレベータケージを所定高さ位置
    に停止させる係止装置を備えているエレベータ式駐車装
    置であって、エレベータケージの下降時に重力により駆
    動されて加圧油を吐出する油加圧装置と、油加圧装置か
    らの加圧油を蓄圧する油圧アキュムレータと、油圧アキ
    ュムレータの加圧油を切替弁が備えられた加圧油供給系
    路を介してエレベータケージの駆動装置に供給する油圧
    回路とを備えたことを特徴とするエレベータ式駐車装
    置。
  2. 【請求項2】 油圧回路における油圧アキュムレータと
    駆動装置の切替弁との間の加圧油供給系路にノンリーク
    バルブを備えたことを特徴とする請求項1記載のエレベ
    ータ式駐車装置。
  3. 【請求項3】 油加圧装置が、ガイドフレームに設けた
    ガイドに沿って上下に移動可能なスライド台と、スライ
    ド台に備えた係止装置と、スライド台を下方に引張る引
    き下げバネと、スライド台とガイドフレームとの間に備
    えられてスライド台の上昇により縮小して加圧油を吐出
    する蓄圧シリンダとを備えていることを特徴とする請求
    項1又は2記載のエレベータ式駐車装置。
  4. 【請求項4】 油加圧装置が、ガイドフレームに備えて
    レールとの接触により回転する回転輪と、それに接続さ
    れた蓄圧ポンプとを備えていることを特徴とする請求項
    1又は2記載のエレベータ式駐車装置。
  5. 【請求項5】 回転輪に蓄圧ポンプを備えることに加え
    て、回転輪により駆動される発電機と、それにより蓄電
    される蓄電池を備えていることを特徴とする請求項4記
    載のエレベータ式駐車装置。
  6. 【請求項6】 油圧アキュムレータに蓄圧された加圧油
    の圧力を監視し、設定した圧力以下となった場合に自動
    で蓄圧動作を行うようにしていることを特徴とする請求
    項1又は2記載のエレベータ式駐車装置。
  7. 【請求項7】 蓄電池の電圧を監視し、設定した電圧以
    下となった場合に自動で蓄電動作を行うようにしている
    ことを特徴とする請求項5記載のエレベータ式駐車装
    置。
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