JP2000296707A - タイヤとホイールの組付方法及び組付装置 - Google Patents
タイヤとホイールの組付方法及び組付装置Info
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Abstract
タイヤのRFVと動的アンバランスをともに最適化する
タイヤとホイールの組付方法を提供する。 【解決手段】 複数のタイヤについて、RFVと動的ア
ンバランスを測定して、RFVと動的アンバランスとの
位相差αを求めるとともに、複数のホイールについて、
RROと動的アンバランスを測定して、RROと動的ア
ンバランスとの位相差βを求め、各タイヤの位相差αと
各ホイールの位相差βとが近いもの同士でタイヤとホイ
ールとの組合せを求め、この求めた組合せにてタイヤと
ホイールとを組付ける。
Description
ヤのRFV(ラジアルフォースバリエイション)と動的
アンバランスを同時に最適化する、タイヤとホイールの
組付方法及び組付装置に関する。
ィと呼ばれるその不均一性により、たわみ一定で転動さ
せた際、半径方向に作用する力が変動する。この半径方
向の力の変動は、ラジアルフォースバリエーション(R
FV)と呼ばれ、タイヤをホイールに組み付けたリム組
み付けタイヤにおいて、このRFVが大きいと、車両走
行時に振動が発生してしまう。
FVを低減するために、タイヤのRFVのピーク位置
(最大値をとる位置)と、ホイールの半径方向の振れの
変動であるラジアルランアウト(RRO)のボトム位置
(最小値をとる位置)とを、合せて組み付けことが、一
般的になされている。
多数のタイヤのRFV波形と多数のホイールのRRO波
形より、任意のタイヤとホイールを組付けた時のRFV
をシミュレーションし、RFVが基準値を越えないよう
なタイヤとホイールの組合せを求めて、この組合せ結果
に基づいてタイヤとホイールを組付けることが提案され
ている。
ンスがあると、車両装着時における振動の原因となる。
このような重量アンバランスには、静止時に周方向のど
こが重いかという重量アンバランスである静的アンバラ
ンスと、回転させてはじめて発生する重量アンバランス
である動的アンバランスとがある。
ために、タイヤをホイールのリムに組み付ける際に、タ
イヤの軽点マーク(タイヤが周方向でどこが軽いかを示
すマーク)とホイールのバルブ位置とを合わせて組み付
けることがなされている。この場合、組み付け後に、リ
ム組み付けタイヤの動的アンバランスを測定し、ホイー
ルのリム周面上にこの動的アンバランスを打ち消すため
の修正錘を付けるのが一般的である。
来のRFVの低減方法では、RFVは最適化されるもの
の、動的アンバランスについては何ら考慮されていない
ため、リム組付けタイヤの動的アンバランスが最悪とな
って、組付け後に付する修正錘が大きくなる場合があ
る。このような大きな修正錘は、コストの上昇につなが
るのみならず、外観上の見栄えを損なうことにもなる。
方法では、修正錘が小さくなる場合は多いものの、RF
Vについては何ら考慮されていないため、RFVが最悪
となって、車両振動の原因になる場合がある。
因となるリム組み付けタイヤのRFVと動的アンバラン
スをともに最適化するタイヤとホイールの組付方法及び
組付装置を提供することを目的とする。
けた時のRFVを小さくするには、タイヤのRFVとホ
イールのRROとが位相差180degとなるように、
即ち互いのピーク位置が対角線上の相対する位置になる
ように組付けるのが有効である。
的アンバランスを小さくするためには、タイヤの動的ア
ンバランスとホイールの動的アンバランスとが位相差1
80degとなるように組付けるのが有効である。
動的アンバランスを同時に最適化するためには、上記2
つの組付方法を同時に満たすように組付ければよく、そ
のためには、タイヤのRFVと動的アンバランスの位相
差と、ホイールのRROと動的アンバランスの位相差と
が、近いもの同士を組付ければよいことを見出し、本発
明を完成した。
付方法は、請求項1記載の通り、複数のタイヤについ
て、その半径方向の力の変動(RFV)と動的アンバラ
ンスを測定して、RFVと動的アンバランスとの位相差
を求めるとともに、複数のホイールについて、その半径
方向の振れの変動(RRO)と動的アンバランスを測定
して、RROと動的アンバランスとの位相差を求め、各
タイヤの前記位相差と各ホイールの前記位相差とを比較
して、両者の差が所定の角度以下であるタイヤとホイー
ルとの組合せを求め、この求めた組合せにてタイヤとホ
イールとを組付けることを特徴とする。
請求項10記載の通り、複数のタイヤについて、その半
径方向の力の変動(RFV)と動的アンバランスの測定
データに基づいて、RFVと動的アンバランスとの位相
差を求めるタイヤ位相差算出手段と、複数のホイールに
ついて、その半径方向の振れの変動(RRO)と動的ア
ンバランスの測定データに基づいて、RROと動的アン
バランスとの位相差を求めるホイール位相差算出手段
と、各タイヤの前記位相差と各ホイールの前記位相差と
を比較して、両者の差が所定の角度以下であるタイヤと
ホイールとの組合せを求める組合せ決定手段と、この求
めた組合せにてタイヤとホイールとを組付ける組付け手
段とを備えることを特徴とする。
に対する他方の位相の差であり、正の場合も負の場合も
ある。
の中から、タイヤのRFVと動的アンバランスの位相差
と、ホイールのRROと動的アンバランスの位相差と
が、近いもの同士でタイヤとホイールの組合せを求め、
そのような組合せでタイヤとホイールとを組付けるの
で、RFV又は動的アンバランスのいずれか一方を低減
するように組付ければ他方も低減され、よって、リム組
付けタイヤのRFVと動的アンバランスを同時に最適化
することができる。
複数のタイヤについてRFVの1次成分と動的アンバラ
ンスとの位相差を求めるとともに、複数のホイールにつ
いてRROの1次成分と動的アンバランスとの位相差を
求める場合がある。RFV及びRROとしては、その変
動する波形そのもの、それをフーリエ解析した1次成分
などがあるが、車両の振動は一般にRFVの波形そのも
のの変動よりもその1次成分が大きく、かつその1次成
分の回転数が車両のサスペンション等の共振周波数と合
致又は近づいた時に発生し易いので、1次成分を用いる
のが有効である。
V又はRROのピーク位置の位相を基準として、これと
動的アンバランスの位相との位相差を求めることにより
算出される。ここで、位相とは、所定の基準位置に対す
るタイヤ又はホイールの周方向における位置(角度)を
いう。なお、この場合、RFV又はRROのピーク位置
のみならず、ボトム位置(最小値をとる位置)を基準と
することもできる。
タイヤについての動的アンバランスをタイヤ外面側の動
的アンバランスとし、ホイールについての動的アンバラ
ンスをホイール外面側の動的アンバランスとする場合が
ある。この場合、リム組付けタイヤの外面側の動的アン
バランスが最適化されるため、外面側に付する修正錘が
小さくなり、外観品質の向上が図れる。
ヤとホイールとを組付けるに際しては、請求項4記載の
ように、(1)タイヤのRFVとホイールのRROとが位
相差180degとなるように組付けても、請求項5記
載のように、(2)タイヤの動的アンバランスとホイール
の動的アンバランスとが位相差180degとなるよう
に組付けても、あるいはまた、請求項6記載のように、
(3)タイヤのRFVのピーク位置の位相と動的アンバラ
ンスの位相との平均値をとる位相と、ホイールのRRO
のピーク位置の位相と動的アンバランスの位相との平均
値をとる位相とが位相差180degとなるように組付
けてもよい。
上記(2)は動的アンバランスをより重視する場合に、上
記(3)はRFVと動的アンバランスが同程度に重視され
る場合に有効である。
の組合せを求める際の、タイヤの位相差とホイールの位
相差との差は、請求項7記載のように、60deg以下
であることが好ましい。より好ましくは28deg以下
である。
ように、RFVの大きさに応じてタイヤを複数のグルー
プに区分するとともに、RROの大きさに応じてホイー
ルを上記タイヤと同数のグループに区分して、同一順位
のグループ同士でタイヤとホイールとの組合せを求める
ことが好適である。タイヤのRFVをホイールのRRO
で有効に打消すためには、両者の大きさのレベルが同程
度である必要がある。そのため、大きさのレベルが同じ
グループ同士でタイヤとホイールの組合せを選択するこ
とにより、リム組付けタイヤのRFVをより効果的に低
減することができる。
ランスの大きさに応じてタイヤとホイールをそれぞれ同
数の複数グループに区分して、同一順位のグループ同士
でタイヤとホイールとの組合せを求めてもよい。これに
より、上記RFVの場合と同様、リム組付けタイヤの動
的アンバランスを効果的に低減することができる。
いて図面を参照して説明する。
ールの組付方法のフローチャートであり、図2は、同組
付方法によりタイヤとホイールを組み付ける組付装置の
ブロック図である。
いる全てのタイヤについて、RFVと動的アンバランス
DUtを測定する。
全てのホイールについて、RROと動的アンバランスD
Uwを測定する。
又はそれに類する情報表示手段によりこれらの測定デー
タを付しておき、入荷する際に適宜の読み取り手段でこ
の情報を読み取るようにしてもよい。
のユニフォミティ測定機で測定することができ、その波
形から本実施形態ではRFVの1次成分のピーク位置と
大きさを求める。ピーク位置は、タイヤの所定の基準位
置(0deg)に対する位相(角度)として求める。動
的アンバランスDUtについては、公知のバランサーで
測定することができ、その位置(上記基準位置に対する
位相)と大きさを求める。本実施形態では外観品質に影
響を与えるタイヤ外面側の動的アンバランスを測定す
る。
計で測定することができ、その波形から本実施形態では
RROの1次成分のピーク位置と大きさを求める。ピー
ク位置は、ホイールの所定の基準点(0deg)に対す
る位相(角度)として求める。動的アンバランスDUw
については、公知のバランサーで測定することができ、
その位置(上記基準点に対する位相)と大きさを求め
る。ここでも、外観品質を考慮してホイール外面側の動
的アンバランスを測定する。
ヤの測定データは制御部14に入力され、そこで、タイ
ヤ位相差算出手段16によりRFVと動的アンバランス
DUtの位相差αが算出される。また、各ホイールの測
定データも制御部14に入力され、そこで、ホイール位
相差算出手段18によりRROと動的アンバランスDU
wの位相差βが算出される。
成され、タイヤ測定部10及びホイール測定部12と接
続されている。各測定部10,12で測定された測定デ
ータはこの接続を介して制御部14に送られ、これによ
り、制御部14への測定データの入力がなされる。な
お、このように接続して入力する代りに、測定者が制御
部14に測定データを入力するようにしてもよい。
は、タイヤについては、RFVの1次成分のピーク位置
の位相に対する動的アンバランスDUtの位相との差を
求め、ホイールについては、RROの1次成分のピーク
位置の位相に対する動的アンバランスDUwの位相との
差を求めることで行なう。
イヤT−1について、RFVの1次成分のピーク位置R
tの位相が30deg、動的アンバランスDUtの位相
が90degであったとすると、位相差αは+60de
gとして求められる。同様に、第2のタイヤT−2につ
いて、RFVの1次成分のピーク位置Rtの位相が90
deg、動的アンバランスDUtの位相が250deg
であったとすると、位相差αは+160degとして、
第3のタイヤT−3について、RFVの1次成分のピー
ク位置Rtの位相が270deg、動的アンバランスD
Utの位相が225degであったとすると、位相差α
は−45degとして求められる。
ROの1次成分のピーク位置Rwの位相が180de
g、動的アンバランスDUwの位相が340degであ
ったとすると、位相差βは+160degとして、第2
のホイールW−2について、RROの1次成分のピーク
位置Rwの位相が120deg、動的アンバランスDU
wの位相が60degであったとすると、位相差βは−
60degとして、第3のホイールW−3について、R
ROの1次成分のピーク位置Rwの位相が90deg、
動的アンバランスDUwの位相が170degであった
とすると、位相差βは+80degとして求められる。
アンバランスDUtの位相に対するRFVの1次成分の
ピーク位置の位相との差を求め、ホイールについて動的
アンバランスDUwの位相に対するRROの1次成分の
ピーク位置の位相との差を求めてもよい。
は、上記測定データとともに制御部14のデータ記憶手
段20に記憶される。
号が付与され、タイヤ収納部24に保管される。測定の
終了した各ホイールにも管理符号が付与され、ホイール
収納部26に保管される。
ホイールとを対応させるために付与するものであり、バ
ーコード等の情報表示手段が用いられる。かかる管理符
号は、不図示の付与手段により、タイヤ又はホイールの
表面に付される。
了した後、組合せ決定手段22により、各タイヤの上記
位相差αと各ホイールの上記位相差βとを比較して、両
者の差が所定の角度以下であるタイヤとホイールとの組
合せを求める。
egに設定しており、あるタイヤとホイールを組合せた
ときに、上記αとβの差(差の絶対値)が60deg以
下であれば、その組合せを実際に組付けるタイヤとホイ
ールの組合せとして決定する。
−1については、位相差α=+60degであるため、
位相差β=+160degのホイールW−1や位相差β
=−60degのホイールW−2とでは、αとβの差が
60degを越えてしまい、従ってこれらのホイールは
組付ける相手として選択されない。ホイールW−3であ
れば、位相差β=+80degであるため、αとβの差
が20degであり、従って、タイヤT−1とホイール
W−3との組合せが選択される。
ヤT−2については、位相差β=+160degのホイ
ールW−1との組合せが選択され、位相差α=−45d
egのタイヤT−3については、位相差β=−60de
gのホイールW−2との組合せが選択される。
しを行なう。
イヤとホイールの組合せにしたがって、タイヤ収納部2
4とホイール収納部26から、それぞれ不図示の搬送手
段により、タイヤとホイールが自動的に取出され、組付
け部30に搬送される。該搬送手段による取出しは、タ
イヤとホイールにそれぞれ付された管理符号を目印とし
て行なわれる。
記組合せでタイヤとホイールとを組付ける。
おり、この制御部14から組付けるタイヤとホイールに
ついての上記測定データが送られてくる。この送られて
くる測定データにより、タイヤのRFVの1次成分のピ
ーク位置RtとホイールのRROの1次成分のピーク位
置Rwとを特定し、両者が位相差180degとなるよ
うに、即ち、互いのピーク位置RtとRwが対角線上に
相対するように組付ける。
ピーク位置Rtの位相が30degのタイヤT−1と、
RROのピーク位置Rwの位相が90degのホイール
W−3の場合、ホイールW−3を120deg回転させ
てRROのピーク位置Rwの位相がタイヤ基準位置に対
して210degとなるようにして、両者を組付ける。
これにより、組付状態において、タイヤT−1のRFV
のピーク位置RtとホイールW−3のRROのピーク位
置Rwとが位相差180degとなるので、リム組付け
タイヤのRFVは最小化される。動的アンバランスにつ
いては、組付状態において、タイヤT−1の動的アンバ
ランスDUtの位相が90degに対し、ホイールW−
3の動的アンバランスDUwの位相が290degと、
両者の位相差が200degとなる。これは、位相差1
80degに対して20degずれているため、動的ア
ンバランスは最小化はされないものの、低減効果はDU
tとDUwの大きさの組合せにもよるが最も効果の少な
い組合せでも最大時の83%であり、十分な低減効果が
得られる。
定されることなく、例えば、タイヤの動的アンバランス
DUtとホイールの動的アンバランスDUwとが位相差
180degとなるように組付けてもよく、また、タイ
ヤのRFVのピーク位置Rtの位相と動的アンバランス
DUtの位相との平均値をとる位相と、ホイールのRR
Oのピーク位置Rwの位相と動的アンバランスDUwの
位相との平均値をとる位相とが、位相差180degと
なるように、組付けてもよい。
に、動的アンバランスDUtの位相が90degのタイ
ヤT−1と、動的アンバランスDUwの位相が170d
egのホイールW−3の場合、ホイールW−3を100
deg回転させて動的アンバランスDUwの位相がタイ
ヤ基準位置に対して270degとなるようにして、両
者を組付ければ、組付状態において動的アンバランスD
UtとDUwの位相差が180degとなるので、リム
組付けタイヤの動的アンバランスが最小化される。RF
Vについては、組付状態において、タイヤT−1のRF
Vのピーク位置Rtの位相が30degに対し、ホイー
ルW−3のRROのピーク位置Rwの位相が190de
gと、両者の位相差が160degとなって、位相差1
80degに対して20degずれているため、RFV
は最小化はされないものの、低減効果はタイヤのRFV
とホイールのRROの大きさの組合せにもよるが最も効
果の少ない組合せでも最大時の83%であり、十分な低
減効果が得られる。
に、タイヤT−1については、RFVのピーク位置Rt
の位相が30deg、動的アンバランスDUtの位相が
90degであるため、その平均値をとる位置Ctの位
相は60degである。ホイールW−3については、R
ROのピーク位置Rwの位相が90deg、動的アンバ
ランスDUwの位相が170degであるため、その平
均値をとる位置のCwの位相は130degである。そ
のため、ホイールW−3を110deg回転させてCw
の位相がタイヤ基準位置に対して240degとなるよ
うにして、両者を組付ければ、組付状態において、タイ
ヤT−1のRFVのピーク位置RtとホイールW−3の
RROのピーク位置Rwとが位相差170degとな
り、タイヤT−1の動的アンバランスDUtとホイール
W−3の動的アンバランスDUwとが位相差190de
gとなって、RFVと動的アンバランスの双方とも、最
小化される位相差180degに対してわずか10de
gしかずれてないため、ともに十分な低減効果が得られ
る。
の位相差βが同一でない場合、リム組付けタイヤのRF
Vと動的アンバランスのいずれか一方を最小化すると他
方は必ずしも最小化されないことになる。即ち、αとβ
が同一であれば、RFVと動的アンバランスのいずれか
一方について位相合せして組付けることで、双方とも最
大の低減効果が得られるが、αとβが同一でない場合に
は、αとβの差の分だけ、位相合せしない上記他方側に
ついては最小化される位相差180degに対してずれ
ることになる。そこで、このαとβの差を上記のように
60deg以下に設定することにより、位相合せしない
上記他方について、最大時の50%の低減効果を保障す
ることができる。このような観点からすれば、組合せを
決定する際のαとβの差は28deg以下に設定しても
よく、この場合は最大時の75%の低減効果が保障され
る。
けた後に、リム組付けタイヤの動的アンバランスを打消
すように、ホイールのリム周上に修正錘を付ける。
イヤとホイールの組合せを決定するに際し、多数のタイ
ヤをRFVの1次成分の大きさに応じて大小2つのグル
ープに区分し、同様に、多数のホイールをRROの1次
成分の大きさに応じて大小2つのグループに区分して、
RFVの大きさの大きいグループのタイヤに対してはR
ROの大きさの大きいグループのホイールから組合せの
相手を決定するように、同一順位のグループ同士でタイ
ヤとホイールとの組合せを求めるようにすることが好ま
しい。これにより、タイヤのRFVをホイールのRRO
で有効に打消すことができる。このようなグループ分け
の例としては、タイヤについては、RFVの1次成分の
大きさが40N以上のグループとそれ未満のグループと
に区分し、ホイールについては、RROの1次成分の大
きさが0.2mm以上のグループとそれ未満のグループ
とに区分することができる。
ついて同様のグループ分けを行なってもよく、例えば、
タイヤとホイールをそれぞれ動的アンバランスDUt,
DUwが20g以上のグループとそれ未満のグループと
に区分して、大きいもの同士のグループでタイヤとホイ
ールの組合せを決定してもよい。
大きさの小さいグループ同士の場合には、上記した本実
施形態の組付け方法を採用しなくても実用上問題ない場
合があり、そのような場合には、上記位相差αとβの比
較を行なうことなく、タイヤとホイールを選んで、両者
の動的アンバランスDUtとDUwが打消されるように
組付ければよい。
複数のタイヤとホイールの中から、タイヤのRFVと動
的アンバランスの位相差と、ホイールのRROと動的ア
ンバランスの位相差とが、近いもの同士でタイヤとホイ
ールの組合せを求め、そのような組合せでタイヤとホイ
ールとを組付けるので、RFV又は動的アンバランスの
いずれか一方を低減するように組付ければ他方も低減さ
れ、よって、リム組付けタイヤのRFVと動的アンバラ
ンスを同時に最適化することができる。
組付方法のフローチャートである。
のブロック図である。
におけるRFVとRROと動的アンバランスとの関係を
示す図であり、(a)はタイヤでの関係、(b)はホイ
ールでの関係、(c)は両者の組付状態での関係をそれ
ぞれ示している。
例におけるRFVとRROと動的アンバランスとの関係
を示す図であり、(a)はタイヤでの関係、(b)はホ
イールでの関係、(c)は両者の組付状態での関係をそ
れぞれ示している。
付け例におけるRFVとRROと動的アンバランスとの
関係を示す図であり、(a)はタイヤでの関係、(b)
はホイールでの関係、(c)は両者の組付状態での関係
をそれぞれ示している。
Claims (10)
- 【請求項1】複数のタイヤについて、その半径方向の力
の変動と動的アンバランスを測定して、該力の変動と動
的アンバランスとの位相差を求めるとともに、 複数のホイールについて、その半径方向の振れの変動と
動的アンバランスを測定して、該振れの変動と動的アン
バランスとの位相差を求め、 各タイヤの前記位相差と各ホイールの前記位相差とを比
較して、両者の差が所定の角度以下であるタイヤとホイ
ールとの組合せを求め、 この求めた組合せにてタイヤとホイールとを組付けるこ
とを特徴とするタイヤとホイールの組付方法。 - 【請求項2】前記複数のタイヤについて、半径方向の力
の変動の1次成分と動的アンバランスとの位相差を求め
るとともに、 前記複数のホイールについて、半径方向の振れの変動の
1次成分と動的アンバランスとの位相差を求めることを
特徴とする請求項1記載のタイヤとホイールの組付方
法。 - 【請求項3】タイヤについての動的アンバランスがタイ
ヤ外面側の動的アンバランスであり、ホイールについて
の動的アンバランスがホイール外面側の動的アンバラン
スであることを特徴とする請求項1記載のタイヤとホイ
ールの組付方法。 - 【請求項4】前記求めた組合せのタイヤとホイールと
を、タイヤの半径方向の力の変動とホイールの半径方向
の振れの変動とが位相差180degとなるように組付
けることを特徴とする請求項1記載のタイヤとホイール
の組付方法。 - 【請求項5】前記求めた組合せのタイヤとホイールと
を、タイヤの動的アンバランスとホイールの動的アンバ
ランスとが位相差180degとなるように組付けるこ
とを特徴とする請求項1記載のタイヤとホイールの組付
方法。 - 【請求項6】前記求めた組合せのタイヤとホイールと
を、タイヤの半径方向の力の変動のピーク位置の位相と
動的アンバランスの位相との平均値をとる位相と、ホイ
ールの半径方向の振れの変動のピーク位置の位相と動的
アンバランスの位相との平均値をとる位相とが、位相差
180degとなるように、組付けることを特徴とする
請求項1記載のタイヤとホイールの組付方法。 - 【請求項7】前記所定の角度が60degであることを
特徴とする請求項1記載のタイヤとホイールの組付方
法。 - 【請求項8】半径方向の力の変動の大きさに応じてタイ
ヤを複数のグループに区分するとともに、半径方向の振
れの変動の大きさに応じてホイールを上記タイヤと同数
のグループに区分して、同一順位のグループ同士でタイ
ヤとホイールとの組合せを求めることを特徴とする請求
項1記載のタイヤとホイールの組付方法。 - 【請求項9】動的アンバランスの大きさに応じてタイヤ
とホイールをそれぞれ同数の複数グループに区分して、
同一順位のグループ同士でタイヤとホイールとの組合せ
を求めることを特徴とする請求項1記載のタイヤとホイ
ールの組付方法。 - 【請求項10】複数のタイヤについて、その半径方向の
力の変動と動的アンバランスの測定データに基づいて、
該力の変動と動的アンバランスとの位相差を求めるタイ
ヤ位相差算出手段と、 複数のホイールについて、その半径方向の振れの変動と
動的アンバランスの測定データに基づいて、該振れの変
動と動的アンバランスとの位相差を求めるホイール位相
差算出手段と、 各タイヤの前記位相差と各ホイールの前記位相差とを比
較して、両者の差が所定の角度以下であるタイヤとホイ
ールとの組合せを求める組合せ決定手段と、 この求めた組合せにてタイヤとホイールとを組付ける組
付け手段とを備えることを特徴とするタイヤとホイール
の組付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10843799A JP4005262B2 (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | タイヤとホイールの組付方法及び組付装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10843799A JP4005262B2 (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | タイヤとホイールの組付方法及び組付装置 |
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