JP2004268662A - タイヤおよびホイールの組付方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】組付後タイヤのノンユニフォーミティ(RFV)および重量アンバランスを共に改善し得るタイヤおよびホイールの組付方法を提供する。
【解決手段】ホイールリムの半径の変動量が一定であっても、ホイールリムの剛性が高くなるほど組付後タイヤのRFVの変動量が大きくなることが確認される。このことに鑑み、ホイールリムの剛性が高い場合には、タイヤのRFVによる荷重変動の最大点をホイールリムの最小半径点に位置合わせしてタイヤおよびホイールを組み付ける「RFV位相合わせ」を採用し、ホイールリムの剛性が低い場合には、タイヤの軽点をホイールの重点に位置合わせしてタイヤおよびホイールを組み付ける「重軽点位相合わせ」を採用する。これにより組付後タイヤのRFVの減少および重量アンバランスの減少を効果的に両立させることができる。
【選択図】図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、組付後タイヤのノンユニフォーミティおよび重量アンバランスを共に改善し得るタイヤおよびホイールの組付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ホイールにタイヤを組み付けたタイヤ・ホイール組付体(以下、組付後タイヤと称する)のバランスを良好に保つためのタイヤおよびホイールの組付方法が、下記特許文献1〜3により公知である。
【0003】
タイヤの均一度を表す尺度としてRFV(ノンユニフォーミティ)がある。タイヤの回転軸とローラの回転軸との距離を一定に保持した状態で、タイヤをローラに押し付けて回転させた場合、タイヤが円周方向に完全に均一であれば、タイヤおよびローラ間に作用する荷重は変動しない。しかしながら、タイヤの質量分布や硬度分布が円周方向に不均一であったり、タイヤの半径が円周方向に不均一であったりすると、前記荷重はタイヤの1回転を1周期として変動する。この荷重変動の1周期の最大値および最小値の差がRFVとして定義され、このRFVはタイヤ単体に限らずに、ホイールにタイヤを組み付けた組付後タイヤの均一度を表す尺度としても使用される。
【0004】
またホイールの形状の均一度を表す尺度としてRROがある。これは、ホイールリムの外周面の半径の円周方向の変動として定義される。
【0005】
下記特許文献1に記載されたものは、タイヤのRFVを測定した際に荷重が最大になった点と、ホイールのRROが最小になった点(ホイールリムの半径の最小点)とが一致するようにタイヤおよびホイールを組み付けることで、組付後タイヤのRFVを最小にしている。
【0006】
また下記特許文献2,3に記載されたものは、ホイールの円周方向の質量分布の軽点(重点)と、タイヤの円周方向の質量分布の重点(軽点)とが一致するようにタイヤおよびホイールを組み付けることで、組付後タイヤの重量アンバランスを最小にしている。
【0007】
【特許文献1】
特公昭55−31003号公報
【特許文献2】
特開平11−258096号公報
【特許文献3】
特開2000−171323号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本出願人は、特許文献1に記載された方法、あるいは特許文献2,3に記載された方法を一律に採用するのではなく、個々のホイールの構造、材質、製造上の寸法誤差等に応じて上記二つの方法のうちの一方を選択することで、組付後タイヤのノンユニフォーミティおよび重量アンバランスを共に良好な状態にできることを見いだした。
【0009】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、組付後タイヤのノンユニフォーミティおよび重量アンバランスを共に改善し得るタイヤおよびホイールの組付方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、タイヤおよびホイールを組み付ける際に、ホイールリムの剛性およびホイールリムの半径の円周方向の変動量に基づいて、以下の▲1▼,▲2▼の何れか一方の方法を採用することを特徴とするタイヤおよびホイールの組付方が提案される。
▲1▼タイヤのノンユニフォーミティによる荷重変動の最大点あるいは最小点を、それぞれホイールリムの最小半径点あるいは最大半径点に位置合わせしてタイヤおよびホイールを組み付ける。
▲2▼タイヤの軽点あるいは重点を、それぞれホイールの重点あるいは軽点に位置合わせしてタイヤおよびホイールを組み付ける。
【0011】
上記構成によれば、ホイールリムの剛性およびホイールリムの半径の円周方向の変動量に基づいて、組付後タイヤのノンユニフォーミティを減少させる▲1▼の組付方法および組付後タイヤの重量アンバランスを減少させる▲2▼の組付方法の何れか一方を採用するので、ホイールリムの構造、材質および製造上の寸法誤差等に応じて最適の組付方法を採用し、組付後タイヤのノンユニフォーミティの減少および重量アンバランスの減少を両立させることができる。
【0012】
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、ホイールリムの剛性が高い場合に前記▲1▼の方法を採用し、ホイールリムの剛性が低い場合に前記▲2▼の方法を採用することを特徴とするタイヤおよびホイールの組付方法が提案される。
【0013】
上記構成によれば、ホイールリムの剛性が高い場合、つまり組付後タイヤのノンユニフォーミティが増加し易い場合に、ノンユニフォーミティを減少させる▲1▼の組付方法を採用し、ホイールリムの剛性が低い場合、つまり組付後タイヤのノンユニフォーミティが増加し難い場合に、組付後タイヤの重量アンバランスを減少させる▲2▼の組付方法を採用するので、組付後タイヤのノンユニフォーミティの減少および重量アンバランスの減少を効果的に両立させることができる。
【0014】
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、ホイールリムの半径の円周方向の変動量が大きい場合に前記▲1▼の方法を採用し、ホイールリムの半径の円周方向の変動量が小さい場合に前記▲2▼の方法を採用することを特徴とするタイヤおよびホイールの組付方法が提案される。
【0015】
上記構成によれば、ホイールリムの半径の円周方向の変動量が大きい場合、つまりノンユニフォーミティを減少させる▲1▼の組付方法が有効である場合に該▲1▼の組付方法を採用し、ホイールリムの半径の円周方向の変動量が小さい場合、つまりノンユニフォーミティを減少させる▲1▼の組付方法が有効でない場合に組付後タイヤの重量アンバランスを減少させる▲2▼の組付方法を採用するので、組付後タイヤのノンユニフォーミティの減少および重量アンバランスの減少を効果的に両立させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0017】
図1〜図5は本発明の一実施例を示すもので、図1はタイヤのRFVの測定方法の説明図、図2はRFV位相合わせの説明図、図3はホイールの重点ベクトルの説明図、図4は重軽点位相合わせの説明図、図5はホイールリムの半径の円周方向の変動量に対する組付後タイヤのRFVの変化特性を、ホイールリムの剛性が異なる5種のホイールについて示すグラフである。
【0018】
先ず、タイヤTおよびホイールWの第1の組付方法(本発明の▲1▼の方法)について説明する。
【0019】
それに先立って、タイヤのRFV(ノンユニフォーミティ)の測定方法の概略を、図1に基づいて説明する。回転軸11を有するゲージリム12と回転軸13を有する回転ドラム14とを両回転軸11,13の距離Dが一定になるように配置し、ゲージリム12の外周に装着したタイヤTを回転ドラム14の外周面に当接させた状態でゲージリム12およびタイヤTを一体に回転させる。ゲージリム12の半径は円周方向に均一であり、かつゲージリム12の剛性分布や質量分布も円周方向に均一に製作されている。従って、ゲージリム12に装着されたタイヤTの半径、硬度分布および質量分布が円周方向に均一であれば、タイヤTの回転に伴って回転ドラム14の回転軸13が受ける荷重Fは変化しないが、タイヤTの半径、硬度分布および質量分布の何れかが円周方向に不均一であれば、前記荷重FはタイヤTの1回転を1周期として変動する。そして前記荷重Fの1周期における最大値および最小値の差がRFVとして定義される。
【0020】
一方、図2において、タイヤTが取り付けられるホイールWの外周のホイールリムRの半径r(つまりRRO)を円周方向に連続的に測定する。そして上述したRFVの測定の際に荷重Fの最大値が発生するタイヤTの円周方向の位置(荷重変動の最大点)にマーク15を付けるとともに、ホイールリムRの半径rが最小になる点(最小半径点)にマーク16を付け、両マーク15,16の位相が一致するようにタイヤTおよびホイールWを組み付ける。これにより、タイヤTおよびホイールWを組み付けた組付後タイヤAのRFVを減少させることができる。
【0021】
尚、荷重Fの最小値が発生するタイヤTの円周方向の位置(荷重変動の最小点)にマーク15′を付けるとともに、ホイールリムRの半径rが最大になる点(最大半径点)にマーク16′を付け、両マーク15′,16′の位相が一致するようにタイヤTおよびホイールWを組み付けても、同様の効果を得ることができる。
【0022】
この組付方法を「RFV位相合わせ」といい、その詳細は前記特許文献1に記載されている。
【0023】
次に、タイヤTおよびホイールWの第2の組付方法(本発明の▲2▼の方法)について説明する。
【0024】
図3に示すように、ホイールWは製造上のばらつきにより円周方向の質量分布が均一でないため、最も重い点(重点)18が円周方向の1カ所に存在する。バランサー装置で測定した前記重点18の方向(位相)および重量アンバランスの大きさを「質量分布による重点ベクトルV1」で表示する。またホイールWの中心に対してホイール孔Hの中心が微妙に偏心していることがあるため、そのホイールWにタイヤTを取り付けた組付後タイヤAは最も重い点(重点)19が円周方向の1カ所に存在する。その重点19の方向(位相)および重量アンバランスの大きさを「偏心による重点ベクトルV2」で表示する。尚、偏心による重点ベクトルV2は、組付後タイヤAを実際にバランサー装置に装着して測定することなく、ホイールWの偏心状態、タイヤTの重量およびホイールWの半径に基づいて算出することができる。そして質量分布による重点ベクトルV1および偏心による重点ベクトルV2のベクトル和である重点ベクトルVを算出し、その重点ベクトルVの方向を重点としてホイールWにマーク20を付ける。
【0025】
続いて、バランサー装置でタイヤTの軽点の位置を測定し、その軽点にマーク21を付ける。そして、図4に示すように、ホイールWの重点のマーク20の位相とタイヤTの軽点のマーク21の位相とが一致するようにタイヤTおよびホイールWを組み付けることで、組付後タイヤAの重量アンバランスを最小にすることができる。
【0026】
尚、ホイールWに付けた軽点のマーク20′の位相と、タイヤTに付けた重点のマーク21′の位相とが一致するようにタイヤTおよびホイールWを組み付けても、同様の効果を得ることができる。
【0027】
この組付方法を「重軽点位相合わせ」といい、その詳細は前記特許文献2に記載されている。
【0028】
さて、本実施例では上述した「RFV位相合わせ」および「重軽点位相合わせ」を、ホイールリムRの剛性と、ホイールリムRの半径rの円周方向の変動量とに応じて使い分けている。
【0029】
図5の横軸はホイールリムRの半径rの円周方向の変動量(最大半径および最小半径の差)であり、縦軸は組付後タイヤAのRFVであり、5本の特性ラインはホイールリムRの剛性が異なる5種類のホイールWに対応している。即ち、ALはアルミホイール、SPは鉄ホイールであり、鉄ホイールのt2.4、t2.6、t3.2、t3.5はそれぞれホイールリムRの板厚をmmで示している。これら5種類のホイールWのホイールリムRの剛性は、大きい順にSPt3.5、AL、SPt3.2、SPt2.6、SPt2.4である。
【0030】
5種類のホイールWについて、当然のことながら、横軸のホイールリムRの半径rの円周方向の変動量が増加するに伴い、縦軸の組付後タイヤAのRFVが増加している。ここで注目すべきは、横軸のホイールリムRの半径rの円周方向の変動量が一定であっても、ホイールリムRの剛性が高くなるほど組付後タイヤAのRFVの増加量が大きくなり、ホイールリムRの剛性が低くなるほど組付後タイヤAのRFVの増加量が小さくなることである。
【0031】
その理由は、タイヤTの半径、硬度分布および質量分布が円周方向に不均一であって路面との間に作用する荷重が変動した場合に、ホイールリムRの剛性が低いほど、前記荷重変動がホイールリムRの半径方向の変形によって吸収され易くなり、組付後タイヤAのRFVの増加量が小さくなるためと考えられる。
【0032】
【表1】
Figure 2004268662
【0033】
上述した事実に鑑み、本実施例では「RFV位相合わせ」および「重軽点位相合わせ」を、表1に示す基準で使い分けている。
【0034】
即ち、ホイールリムRの剛性が低い場合、つまりホイールリムRが鉄製で厚さが2.6mm以下の場合には、組付後タイヤAのRFVが小さくなることが予測されるので、ホイールリムRの半径rの円周方向の変動量の大小に関わらずに、一律に「重軽点位相合わせ」を採用して組付後タイヤAの重量アンバランスの減少を図っている。
【0035】
一方、ホイールリムRの剛性が高い場合、つまりホイールWがアルミニウム製である場合と、ホイールリムRが鉄製で厚さが3.2mm以上の場合には、ホイールリムRの変形によるRFVの低下が期待できないため、「RFV位相合わせ」の効果が充分に期待できる場合、つまりホイールリムRの半径rの円周方向の変動量が「中」あるいは「大」の場合に「RFV位相合わせ」を採用してRFVの減少を図り、逆に「RFV位相合わせ」の効果があまり期待できない場合、つまりホイールリムRの半径rの円周方向の変動量が「小」の場合に「重軽点位相合わせ」を採用して組付後タイヤAの重量アンバランスの減少を図っている。
【0036】
尚、ホイールWがアルミニウム製である場合に、ホイールリムRの半径rの円周方向の変動量が「大」の欄が空欄になっているのは、精度が高いアルミニウム製のホイールWは前記変動量が0.39mm以上になることが無いためである。
【0037】
ホイールリムRの剛性が中程度の場合、つまりホイールリムRが鉄製で厚さが2.6mmから3.2mmまでの場合は、上述した二つの場合の折中であり、ホイールリムRの半径rの円周方向の変動量が「大」の場合にのみ「RFV位相合わせ」を採用してRFVの減少を図り、ホイールリムRの半径rの円周方向の変動量が「中」あるいは「小」の場合に「重軽点位相合わせ」を採用して組付後タイヤAの重量アンバランスの減少を図っている。
【0038】
このように、ホイールリムRの剛性が高いためにRFVが増加し易い場合に「RFV位相合わせ」を採用し、ホイールリムRの剛性が低いためにRFVが増加し難い場合に場合に「重軽点位相合わせ」を採用するので、組付後タイヤAのRFVの減少および重量アンバランスの減少を効果的に両立させることができる。
【0039】
またホイールリムRの半径rの円周方向の変動量が大きいために「RFV位相合わせ」が有効である場合に「RFV位相合わせ」を採用し、ホイールリムRの半径rの円周方向の変動量が小さいために「RFV位相合わせ」が有効でない場合に「重軽点位相合わせ」を採用するので、組付後タイヤAのRFVの減少および重量アンバランスの減少を効果的に両立させることができる。
【0040】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0041】
例えば、実施例における「重軽点位相合わせ」では、質量分布による重点ベクトルV1以外に偏心による重点ベクトルV2を考慮しているが、偏心による重点ベクトルV2を考慮せずに質量分布による重点ベクトルV1だけを用いてホイールWの重点20あるいは軽点20′を決定しても良い。
【0042】
また表1では、ホイールリムRの剛性を3種類に分類し、ホイールリムRの半径rの円周方向の変動量を3種類に分類しているが、その分類の数は適宜変更可能である。
【0043】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載された発明によれば、ホイールリムの剛性およびホイールリムの半径の円周方向の変動量に基づいて、組付後タイヤのノンユニフォーミティを減少させる▲1▼の組付方法および組付後タイヤの重量アンバランスを減少させる▲2▼の組付方法の何れか一方を採用するので、ホイールリムの構造、材質および製造上の寸法誤差等に応じて最適の組付方法を採用し、組付後タイヤのノンユニフォーミティの減少および重量アンバランスの減少を両立させることができる。
【0044】
また請求項2に記載された発明によれば、ホイールリムの剛性が高い場合、つまり組付後タイヤのノンユニフォーミティが増加し易い場合に、ノンユニフォーミティを減少させる▲1▼の組付方法を採用し、ホイールリムの剛性が低い場合、つまり組付後タイヤのノンユニフォーミティが増加し難い場合に、組付後タイヤの重量アンバランスを減少させる▲2▼の組付方法を採用するので、組付後タイヤのノンユニフォーミティの減少および重量アンバランスの減少を効果的に両立させることができる。
【0045】
また請求項3に記載された発明によれば、ホイールリムの半径の円周方向の変動量が大きい場合、つまりノンユニフォーミティを減少させる▲1▼の組付方法が有効である場合に該▲1▼の組付方法を採用し、ホイールリムの半径の円周方向の変動量が小さい場合、つまりノンユニフォーミティを減少させる▲1▼の組付方法が有効でない場合に組付後タイヤの重量アンバランスを減少させる▲2▼の組付方法を採用するので、組付後タイヤのノンユニフォーミティの減少および重量アンバランスの減少を効果的に両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】タイヤのRFVの測定方法の説明図
【図2】RFV位相合わせの説明図
【図3】ホイールの重点ベクトルの説明図
【図4】重軽点位相合わせの説明図
【図5】ホイールリムの半径の円周方向の変動量に対する組付後タイヤのRFVの変化特性を、ホイールリムの剛性が異なる5種のホイールについて示すグラフ
【符号の説明】
T タイヤ
W ホイール
R ホイールリム
r ホイールリムの半径
15 荷重変動の最大点
15′ 荷重変動の最小点
16 ホイールリムの最小半径点
16′ ホイールリムの最大半径点
20 ホイールの重点
20′ ホイールの軽点
21 タイヤの軽点
21′ タイヤの重点

Claims (3)

  1. タイヤ(T)およびホイール(W)を組み付ける際に、ホイールリム(R)の剛性およびホイールリム(R)の半径(r)の円周方向の変動量に基づいて、以下の▲1▼,▲2▼の何れか一方の方法を採用することを特徴とするタイヤおよびホイールの組付方法。
    ▲1▼タイヤ(T)のノンユニフォーミティによる荷重変動の最大点(15)あるいは最小点(15′)を、それぞれホイールリム(R)の最小半径点(16)あるいは最大半径点(16′)に位置合わせしてタイヤ(T)およびホイール(W)を組み付ける。
    ▲2▼タイヤ(T)の軽点(21)あるいは重点(21′)を、それぞれホイール(W)の重点(20)あるいは軽点(20′)に位置合わせしてタイヤ(T)およびホイール(W)を組み付ける。
  2. ホイールリム(R)の剛性が高い場合に前記▲1▼の方法を採用し、ホイールリム(R)の剛性が低い場合に前記▲2▼の方法を採用することを特徴とする、請求項1に記載のタイヤおよびホイールの組付方法。
  3. ホイールリム(R)の半径(r)の円周方向の変動量が大きい場合に前記▲1▼の方法を採用し、ホイールリム(R)の半径(r)の円周方向の変動量が小さい場合に前記▲2▼の方法を採用することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のタイヤおよびホイールの組付方法。
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