JPH04337434A - ホイ−ル組立体のアンバランス修正方法 - Google Patents
ホイ−ル組立体のアンバランス修正方法Info
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- JPH04337434A JPH04337434A JP3138329A JP13832991A JPH04337434A JP H04337434 A JPH04337434 A JP H04337434A JP 3138329 A JP3138329 A JP 3138329A JP 13832991 A JP13832991 A JP 13832991A JP H04337434 A JPH04337434 A JP H04337434A
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- wheel
- amount
- circumference
- wheel assembly
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- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims abstract description 26
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 20
- 238000012935 Averaging Methods 0.000 claims description 8
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- 230000003068 static effect Effects 0.000 abstract description 15
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- 238000009434 installation Methods 0.000 description 4
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 2
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
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- Testing Of Balance (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホイ−ル組立体のアンバ
ランス修正方法にかかるものである。
ランス修正方法にかかるものである。
【0002】
【従来技術】重量的にアンバランスの状態でホイ−ル組
立体を回転させた場合、振動が生じることは周知のこと
である。そしてこのアンバランスにはホイ−ル組立体を
回転させなくても存在するどこが重いかという静的アン
バランスと、ホイ−ル組立体を回転させて初めて発生す
る動的アンバランスがある。このようなアンバランスを
修正する方法としては、現在ではホイ−ル組立体をアン
バランス計測機(バランサ−)により回転させ、修正に
必要なアンバランス量を計測し、これに基づいてホイ−
ルの両面に夫々一個づつ修正ウエイトを装着するという
方法をもって、静アンバランスと動アンバランスとを同
時に修正する方法が取られている。
立体を回転させた場合、振動が生じることは周知のこと
である。そしてこのアンバランスにはホイ−ル組立体を
回転させなくても存在するどこが重いかという静的アン
バランスと、ホイ−ル組立体を回転させて初めて発生す
る動的アンバランスがある。このようなアンバランスを
修正する方法としては、現在ではホイ−ル組立体をアン
バランス計測機(バランサ−)により回転させ、修正に
必要なアンバランス量を計測し、これに基づいてホイ−
ルの両面に夫々一個づつ修正ウエイトを装着するという
方法をもって、静アンバランスと動アンバランスとを同
時に修正する方法が取られている。
【0003】しかるに、この従来のアンバランス修正方
法では、バランサ−の測定精度又はバランサ−への取付
精度以上に、精度よくアンバランス量を修正することが
できず、場合によっては10g程度のアンバランス量が
残ってしまうこともある。特にチャッキングの悪いバラ
ンサ−を用いると、この残留アンバランス量はもっと大
きくなる可能性をもっており、この場合にはアンバラン
スを修正したとは言えない程である。かかるバランサ−
にあって、バランサ−自体の測定精度及び取付精度を向
上させればバランサ−自体での問題は解決するが、機械
自体のコストが大幅に上がってしまうし、高精度の測定
精度をもっていても使用を重ねるうちにチャッキング部
分が劣化し、取付精度が徐々に悪くなり、残留アンバラ
ンス量は増加していくこととなる。前記したように、か
かる残留アンバランス量により走行中に車輌に各種の振
動が発生することは周知の事実であり、静アンバランス
は車輌の上下振動を引き起こすし、動アンバランスはハ
ンドルの異常振動、シミ−等を引き起こすこととなる。
法では、バランサ−の測定精度又はバランサ−への取付
精度以上に、精度よくアンバランス量を修正することが
できず、場合によっては10g程度のアンバランス量が
残ってしまうこともある。特にチャッキングの悪いバラ
ンサ−を用いると、この残留アンバランス量はもっと大
きくなる可能性をもっており、この場合にはアンバラン
スを修正したとは言えない程である。かかるバランサ−
にあって、バランサ−自体の測定精度及び取付精度を向
上させればバランサ−自体での問題は解決するが、機械
自体のコストが大幅に上がってしまうし、高精度の測定
精度をもっていても使用を重ねるうちにチャッキング部
分が劣化し、取付精度が徐々に悪くなり、残留アンバラ
ンス量は増加していくこととなる。前記したように、か
かる残留アンバランス量により走行中に車輌に各種の振
動が発生することは周知の事実であり、静アンバランス
は車輌の上下振動を引き起こすし、動アンバランスはハ
ンドルの異常振動、シミ−等を引き起こすこととなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は通常のバラン
サ−を用いて静動アンバランスを修正し、車輌に対する
振動等の悪影響を低減したホイ−ル組立体の修正方法を
提供することを目的としている。
サ−を用いて静動アンバランスを修正し、車輌に対する
振動等の悪影響を低減したホイ−ル組立体の修正方法を
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
目的を達成するために次のような構成を採用したもので
ある。即ち、本発明の第1は、(1)タイヤとホイ−ル
組立体をアンバランス測定機に取付ける段階と、(2)
ホイ−ルの両端面における取付けアンバランスのウエイ
トの量と円周上の位置を測定し、これを2面におけるア
ンバランスベクトルを合成してその量と円周上の位置を
求める段階と、(3)上記タイヤとホイ−ル組立体のア
ンバランス測定機に対する取付け位置を周方向に移動し
て取付け直し、この新たな位置での上記(2)項手順を
繰り返してアンバランスベクトル量と円周上の位置を求
める段階と、(4)上記複測定して得たアンバランスベ
クトル量とタイヤの円周上の位置を平均し、この平均値
に基づくベクトル合成量のアンバランスウエイトをホイ
−ル周上の上記平均位置における軸方向のほぼ中心部に
固定する段階と、(5)ホイ−ル組立体の残留アンバラ
ンスをホイ−ルの両端面においてその量と円周上の位置
を測定し、ホイ−ル両端面の夫々の位置に測定によって
得た量のアンバランスウエイトを固定する段階と、を含
むホイ−ル組立体のアンバランス修正方法であって、特
にいえば、前記ホイ−ル組立体の残留アンバランスの測
定において、(1)ホイ−ル両端面におけるアンバラン
スの量と円周上の位置を測定する段階と、(2)タイヤ
とホイ−ル組立体のアンバランス測定機に対する測定位
置を周方向に移動して新たな位置に取付けた後、上記(
1)項の手順を繰り返してアンバランス量と周上の位置
を測定する段階と、(3)上記複数回測定することによ
って得たホイ−ル両端面におけるアンバランス量と位置
を夫々平均する段階と、(4)上記複数回の測定による
平均アンバランス量のウエイトをホイ−ルの両端の夫々
の平均位置に固定する段階を含む、ホイ−ル組立体のア
ンバランス修正方法にかかるものである。
目的を達成するために次のような構成を採用したもので
ある。即ち、本発明の第1は、(1)タイヤとホイ−ル
組立体をアンバランス測定機に取付ける段階と、(2)
ホイ−ルの両端面における取付けアンバランスのウエイ
トの量と円周上の位置を測定し、これを2面におけるア
ンバランスベクトルを合成してその量と円周上の位置を
求める段階と、(3)上記タイヤとホイ−ル組立体のア
ンバランス測定機に対する取付け位置を周方向に移動し
て取付け直し、この新たな位置での上記(2)項手順を
繰り返してアンバランスベクトル量と円周上の位置を求
める段階と、(4)上記複測定して得たアンバランスベ
クトル量とタイヤの円周上の位置を平均し、この平均値
に基づくベクトル合成量のアンバランスウエイトをホイ
−ル周上の上記平均位置における軸方向のほぼ中心部に
固定する段階と、(5)ホイ−ル組立体の残留アンバラ
ンスをホイ−ルの両端面においてその量と円周上の位置
を測定し、ホイ−ル両端面の夫々の位置に測定によって
得た量のアンバランスウエイトを固定する段階と、を含
むホイ−ル組立体のアンバランス修正方法であって、特
にいえば、前記ホイ−ル組立体の残留アンバランスの測
定において、(1)ホイ−ル両端面におけるアンバラン
スの量と円周上の位置を測定する段階と、(2)タイヤ
とホイ−ル組立体のアンバランス測定機に対する測定位
置を周方向に移動して新たな位置に取付けた後、上記(
1)項の手順を繰り返してアンバランス量と周上の位置
を測定する段階と、(3)上記複数回測定することによ
って得たホイ−ル両端面におけるアンバランス量と位置
を夫々平均する段階と、(4)上記複数回の測定による
平均アンバランス量のウエイトをホイ−ルの両端の夫々
の平均位置に固定する段階を含む、ホイ−ル組立体のア
ンバランス修正方法にかかるものである。
【0006】そして本発明の第2は、(1)タイヤとホ
イ−ル組立体をアンバランス測定機に取付ける段階と、
(2)ホイ−ルの両端面における取付けアンバランスの
ウエイトの量と円周上の位置を測定し、これを2面にお
けるアンバランスベクトルを合成してその量と円周上の
位置を求める段階と、(3)上記タイヤとホイ−ル組立
体のアンバランス測定機に対する取付け位置を周方向に
移動して取付け直し、この新たな位置での上記(2)項
手順を繰り返してアンバランスベクトル量と円周上の位
置を求める段階と、(4)上記複測定して得たアンバラ
ンスベクトル量とタイヤの円周上の位置を平均し、この
平均値に基づくベクトル合成量のアンバランスウエイト
をホイ−ル周上の上記平均位置における軸方向のほぼ中
心部に固定する段階と、(5)ホイ−ル組立体の残留ア
ンバランスをホイ−ルの両端面においてその量と円周上
の位置を測定する段階と、(6)タイヤとホイ−ル組立
体のアンバランス測定機に対する測定位置を周方向に移
動して新たな位置に取付けた後、上記(4)項の手順を
繰り返してアンバランス量と周上の位置を測定する段階
と、(7)上記複数回測定することによって得たホイ−
ル両端面におけるアンバランス量と位置を夫々平均する
段階と、(8)上記複数回の測定による平均アンバラン
ス量のウエイトをホイ−ルの両端の夫々の平均位置に固
定する段階、とを含むホイ−ル組立体のアンバランス修
正方法にかかるものである。
イ−ル組立体をアンバランス測定機に取付ける段階と、
(2)ホイ−ルの両端面における取付けアンバランスの
ウエイトの量と円周上の位置を測定し、これを2面にお
けるアンバランスベクトルを合成してその量と円周上の
位置を求める段階と、(3)上記タイヤとホイ−ル組立
体のアンバランス測定機に対する取付け位置を周方向に
移動して取付け直し、この新たな位置での上記(2)項
手順を繰り返してアンバランスベクトル量と円周上の位
置を求める段階と、(4)上記複測定して得たアンバラ
ンスベクトル量とタイヤの円周上の位置を平均し、この
平均値に基づくベクトル合成量のアンバランスウエイト
をホイ−ル周上の上記平均位置における軸方向のほぼ中
心部に固定する段階と、(5)ホイ−ル組立体の残留ア
ンバランスをホイ−ルの両端面においてその量と円周上
の位置を測定する段階と、(6)タイヤとホイ−ル組立
体のアンバランス測定機に対する測定位置を周方向に移
動して新たな位置に取付けた後、上記(4)項の手順を
繰り返してアンバランス量と周上の位置を測定する段階
と、(7)上記複数回測定することによって得たホイ−
ル両端面におけるアンバランス量と位置を夫々平均する
段階と、(8)上記複数回の測定による平均アンバラン
ス量のウエイトをホイ−ルの両端の夫々の平均位置に固
定する段階、とを含むホイ−ル組立体のアンバランス修
正方法にかかるものである。
【0007】
【作用】バランサ−の測定誤差には、大きく分けてアン
バランス信号を検出するセンサ−の感度や、フィルタ−
の特性等から生じる測定誤差と、タイヤをバランサ−に
取り付ける際のチャッキングが原因の偏心、面ぶれによ
る取付誤差である。特に一般に用いられている汎用タイ
プのバランサ−はチャッキングの精度が不十分であるも
のが多い。
バランス信号を検出するセンサ−の感度や、フィルタ−
の特性等から生じる測定誤差と、タイヤをバランサ−に
取り付ける際のチャッキングが原因の偏心、面ぶれによ
る取付誤差である。特に一般に用いられている汎用タイ
プのバランサ−はチャッキングの精度が不十分であるも
のが多い。
【0008】本発明においては、これらの誤差を修正す
るためにホイ−ル組立体とバランサ−の相対位置を変え
、数回測定することによってこれらの平均を求める。 そして第3発明を例にして言えば、まず静アンバランス
の平均修正を行ない、この静アンバランス修正ウエイト
の装着にあっては、動アンバランスになるべく影響を与
えないように、ホイ−ルの幅方向のセンタ−面付近でこ
れを修正する。そして、次に動アンバランスの平均修正
ウエイトを装着するものであって、これは静アンバラン
スが完全に修正された場合にはホイ−ル両側面の180
度対角の位置で同重量をもって修正されるものである。
るためにホイ−ル組立体とバランサ−の相対位置を変え
、数回測定することによってこれらの平均を求める。 そして第3発明を例にして言えば、まず静アンバランス
の平均修正を行ない、この静アンバランス修正ウエイト
の装着にあっては、動アンバランスになるべく影響を与
えないように、ホイ−ルの幅方向のセンタ−面付近でこ
れを修正する。そして、次に動アンバランスの平均修正
ウエイトを装着するものであって、これは静アンバラン
スが完全に修正された場合にはホイ−ル両側面の180
度対角の位置で同重量をもって修正されるものである。
【0009】又、静アンバランス修正が尚不完全な場合
で、特に、動アンバランスの計測値がバランサ−の表示
上で180度から20度以上ずれている位置を表示した
場合は、5g程度のウエイトをもってホイ−ルのセンタ
−付近にて修正することによりこれを修正すべきである
。尚、静動アンバランスの修正にあって、これを求めら
れた一点に集中的に修正装着するのもよいが、これをそ
の近傍にあって一定の小範囲内に分散してこれを修正す
ることも可能である。
で、特に、動アンバランスの計測値がバランサ−の表示
上で180度から20度以上ずれている位置を表示した
場合は、5g程度のウエイトをもってホイ−ルのセンタ
−付近にて修正することによりこれを修正すべきである
。尚、静動アンバランスの修正にあって、これを求めら
れた一点に集中的に修正装着するのもよいが、これをそ
の近傍にあって一定の小範囲内に分散してこれを修正す
ることも可能である。
【0010】
【具体例】本発明を具体例に即して更に詳述する。ここ
で本発明の第3発明をもって説明する。静アンバランス
修正にあっては第1発明と同内容であり、動アンバラン
ス修正にあっては第2発明と同内容である。さて、まず
、タイヤとホイ−ルとを一体に組立てたホイ−ル組立体
となし、このホイ−ル組立体の静アンバランスの測定を
行なう。即ち、バランサ−にホイ−ル組立体を取り付け
、従来の静動同時アンバランスの測定を行ない、ホイ−
ルの両側端面に取り付けるべきアンバランス量と位置を
求める。
で本発明の第3発明をもって説明する。静アンバランス
修正にあっては第1発明と同内容であり、動アンバラン
ス修正にあっては第2発明と同内容である。さて、まず
、タイヤとホイ−ルとを一体に組立てたホイ−ル組立体
となし、このホイ−ル組立体の静アンバランスの測定を
行なう。即ち、バランサ−にホイ−ル組立体を取り付け
、従来の静動同時アンバランスの測定を行ない、ホイ−
ルの両側端面に取り付けるべきアンバランス量と位置を
求める。
【0011】図1はこの状態を示すホイ−ル組立体の側
面図であって、アンバランス量と位置とはベクトルU1
、U2 で示してある。又、ベクトルU1 はホイ−
ルの手前の第1面P1 に、ベクトルU2 は後面P2
に夫々存在するアンバランス量と位置である。
面図であって、アンバランス量と位置とはベクトルU1
、U2 で示してある。又、ベクトルU1 はホイ−
ルの手前の第1面P1 に、ベクトルU2 は後面P2
に夫々存在するアンバランス量と位置である。
【0012】図2はかかるホイ−ルの面P1 とP2
夫々におけるベクトルU1 及びU2 を相殺するため
、180度異なる位置に修正ウエイトをタイヤとホイ−
ル組立体のホイ−ルのフランジに貼着した場合の斜視図
であって、これは従来の2面修正方法によるウエイトの
修正を示したものである。図中1はタイヤ、2はホイ−
ルであって、A1 、A2 はホイ−ルのフランジ3、
4に貼着されたウエイト(計測された修正量)を示す。
夫々におけるベクトルU1 及びU2 を相殺するため
、180度異なる位置に修正ウエイトをタイヤとホイ−
ル組立体のホイ−ルのフランジに貼着した場合の斜視図
であって、これは従来の2面修正方法によるウエイトの
修正を示したものである。図中1はタイヤ、2はホイ−
ルであって、A1 、A2 はホイ−ルのフランジ3、
4に貼着されたウエイト(計測された修正量)を示す。
【0013】さて、本発明は、この二つのアンバランス
ベクトルを合成しその量と位置を求める。図1にあって
はベクトルUS にて示されているものであり、その位
置と量をマ−キングする。これは、チョ−ク等を用いて
タイヤのトレッド面に書き込んでおけばよい。尚、バラ
ンサ−に静アンバランス量を求める機能がついている場
合、これを利用すれば容易にその位置と量を知ることが
できる。
ベクトルを合成しその量と位置を求める。図1にあって
はベクトルUS にて示されているものであり、その位
置と量をマ−キングする。これは、チョ−ク等を用いて
タイヤのトレッド面に書き込んでおけばよい。尚、バラ
ンサ−に静アンバランス量を求める機能がついている場
合、これを利用すれば容易にその位置と量を知ることが
できる。
【0014】次いで、バランサ−とホイ−ル組立体の取
り付け等の誤差の影響をキャンセルするため、チャッキ
ングをゆるめ、ホイ−ル組立体をバランサ−の取付軸に
対して相対位置をずらして再度チャッキングをする。そ
してこれらの行程を複数回繰返して静アンバランスの量
と位置を平均して求め、これをホイ−ルの径方向内周面
における幅方向の中心面付近に修正ウエイトを装着する
。この場合、計測されるホイ−ルのフランジ位置と径方
向内周面位置とでは回転軸中心からの径方向距離が小さ
くなるため、その分ウエイトの量を調整する必要がある
。又、ホイ−ルの幅方向中心面において、ウエイトを装
着する位置はベクトルUS の平均値が示す方向と18
0度異なる位置であることは勿論である。
り付け等の誤差の影響をキャンセルするため、チャッキ
ングをゆるめ、ホイ−ル組立体をバランサ−の取付軸に
対して相対位置をずらして再度チャッキングをする。そ
してこれらの行程を複数回繰返して静アンバランスの量
と位置を平均して求め、これをホイ−ルの径方向内周面
における幅方向の中心面付近に修正ウエイトを装着する
。この場合、計測されるホイ−ルのフランジ位置と径方
向内周面位置とでは回転軸中心からの径方向距離が小さ
くなるため、その分ウエイトの量を調整する必要がある
。又、ホイ−ルの幅方向中心面において、ウエイトを装
着する位置はベクトルUS の平均値が示す方向と18
0度異なる位置であることは勿論である。
【0015】しかる後に動アンバランスを修正すること
となるが、これも又前記したと同様に複数回チャッキン
グをしなおし、位置を変えて測定しこれらを平均してそ
の量と位置を求める。前記したように、一般にはホイ−
ルの片側面を求めることによって済み、他面側には18
0度ずれた位置に片側面に存在するウエイトの半分の量
の修正ウエイトを装着することとなる。
となるが、これも又前記したと同様に複数回チャッキン
グをしなおし、位置を変えて測定しこれらを平均してそ
の量と位置を求める。前記したように、一般にはホイ−
ルの片側面を求めることによって済み、他面側には18
0度ずれた位置に片側面に存在するウエイトの半分の量
の修正ウエイトを装着することとなる。
【0016】図3は本実施例によって修正されたウエイ
ト(平均値として)の貼着状態を示すものであり、静ア
ンバランス修正ウエイトCは、ホイ−ル2の径方向内周
面で軸方向中心面P上に貼着されている。一方、動アン
バランス修正ウエイトB1 、B2 は、ホイ−ル2の
フランジ3、4に180度の位相をもって貼着される。 尚、バランスウエイトの平均修正にあっては、2回の測
定による平均の場合には、0度と180度の位相差をも
って測定するのがよく、3回の測定の平均にあっては、
0度、120度、240度、4回の測定の平均にあって
は0度、90度、180度、270度のように等間隔で
測定すべきである。
ト(平均値として)の貼着状態を示すものであり、静ア
ンバランス修正ウエイトCは、ホイ−ル2の径方向内周
面で軸方向中心面P上に貼着されている。一方、動アン
バランス修正ウエイトB1 、B2 は、ホイ−ル2の
フランジ3、4に180度の位相をもって貼着される。 尚、バランスウエイトの平均修正にあっては、2回の測
定による平均の場合には、0度と180度の位相差をも
って測定するのがよく、3回の測定の平均にあっては、
0度、120度、240度、4回の測定の平均にあって
は0度、90度、180度、270度のように等間隔で
測定すべきである。
【0017】
【効果】本発明は、以上のようにホイ−ル組立体とバラ
ンサ−との取付けに不具合があったり、バランサ−のチ
ャッキング自体に不具合があったりした場合に、これら
によるアンバランス修正量におけるノイズを打消すため
に、アンバランス測定を複数回にわたって行うものであ
って、このように修正されたホイ−ル組立体は極めてバ
ランスがよく、アンバランスによる振動やハンドルのブ
レ等が大幅に解消されることとなったのである。
ンサ−との取付けに不具合があったり、バランサ−のチ
ャッキング自体に不具合があったりした場合に、これら
によるアンバランス修正量におけるノイズを打消すため
に、アンバランス測定を複数回にわたって行うものであ
って、このように修正されたホイ−ル組立体は極めてバ
ランスがよく、アンバランスによる振動やハンドルのブ
レ等が大幅に解消されることとなったのである。
【図1】図1はバランサ−によって測定させたアンバラ
ンス量と位置を示すホイ−ル組立体の側面図からみた図
である。
ンス量と位置を示すホイ−ル組立体の側面図からみた図
である。
【図2】図2はバランサ−によって測定されたウエイト
をホイ−ル面に貼着した場合の斜視図である。
をホイ−ル面に貼着した場合の斜視図である。
【図3】図3は本実施例によって修正されたウエイトの
貼着状態を示すホイ−ルの斜視図である。 1‥‥タイヤ 2‥‥ホイ−ル 3、4‥‥ホイ−ルのフランジ A1 、A2 ‥‥ウエイト B1 、B2 、C‥‥修正ウエイト P0 ‥‥ホイ−ル軸方向中心面 U1 、U2 、US ‥‥ベクトル
貼着状態を示すホイ−ルの斜視図である。 1‥‥タイヤ 2‥‥ホイ−ル 3、4‥‥ホイ−ルのフランジ A1 、A2 ‥‥ウエイト B1 、B2 、C‥‥修正ウエイト P0 ‥‥ホイ−ル軸方向中心面 U1 、U2 、US ‥‥ベクトル
Claims (3)
- 【請求項1】(1)タイヤとホイ−ル組立体をアンバラ
ンス測定機に取付ける段階と、(2)ホイ−ルの両端面
における取付けアンバランスのウエイトの量と円周上の
位置を測定し、これを2面におけるアンバランスベクト
ルを合成してその量と円周上の位置を求める段階と、(
3)上記タイヤとホイ−ル組立体のアンバランス測定機
に対する取付け位置を周方向に移動して取付け直し、こ
の新たな位置での上記(2)項手順を繰り返してアンバ
ランスベクトル量と円周上の位置を求める段階と、(4
)上記複測定して得たアンバランスベクトル量とタイヤ
の円周上の位置を平均し、この平均値に基づくベクトル
合成量のアンバランスウエイトをホイ−ル周上の上記平
均位置における軸方向のほぼ中心部に固定する段階と、
(5)ホイ−ル組立体の残留アンバランスをホイ−ルの
両端面においてその量と円周上の位置を測定し、ホイ−
ル両端面の夫々の位置に測定によって得た量のアンバラ
ンスウエイトを固定する段階と、を含むホイ−ル組立体
のアンバランス修正方法。 - 【請求項2】 ホイ−ル組立体の残留アンバランスの
測定において、(1)ホイ−ル両端面におけるアンバラ
ンスの量と円周上の位置を測定する段階と、(2)タイ
ヤとホイ−ル組立体のアンバランス測定機に対する測定
位置を周方向に移動して新たな位置に取付けた後、上記
(1)項の手順を繰り返してアンバランス量と周上の位
置を測定する段階と、(3)上記複数回測定することに
よって得たホイ−ル両端面におけるアンバランス量と位
置を夫々平均する段階と、(4)上記複数回の測定によ
る平均アンバランス量のウエイトをホイ−ルの両端の夫
々の平均位置に固定する段階を含む、請求項第1項記載
のホイ−ル組立体のアンバランス修正方法。 - 【請求項3】(1)タイヤとホイ−ル組立体をアンバラ
ンス測定機に取付ける段階と、(2)ホイ−ルの両端面
における取付けアンバランスのウエイトの量と円周上の
位置を測定し、これを2面におけるアンバランスベクト
ルを合成してその量と円周上の位置を求める段階と、(
3)上記タイヤとホイ−ル組立体のアンバランス測定機
に対する取付け位置を周方向に移動して取付け直し、こ
の新たな位置での上記(2)項手順を繰り返してアンバ
ランスベクトル量と円周上の位置を求める段階と、(4
)上記複測定して得たアンバランスベクトル量とタイヤ
の円周上の位置を平均し、この平均値に基づくベクトル
合成量のアンバランスウエイトをホイ−ル周上の上記平
均位置における軸方向のほぼ中心部に固定する段階と、
(5)ホイ−ル組立体の残留アンバランスをホイ−ルの
両端面においてその量と円周上の位置を測定する段階と
、(6)タイヤとホイ−ル組立体のアンバランス測定機
に対する測定位置を周方向に移動して新たな位置に取付
けた後、上記(4)項の手順を繰り返してアンバランス
量と周上の位置を測定する段階と、(7)上記複数回測
定することによって得たホイ−ル両端面におけるアンバ
ランス量と位置を夫々平均する段階と、(8)上記複数
回の測定による平均アンバランス量のウエイトをホイ−
ルの両端の夫々の平均位置に固定する段階、とを含むホ
イ−ル組立体のアンバランス修正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3138329A JPH04337434A (ja) | 1991-05-14 | 1991-05-14 | ホイ−ル組立体のアンバランス修正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3138329A JPH04337434A (ja) | 1991-05-14 | 1991-05-14 | ホイ−ル組立体のアンバランス修正方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04337434A true JPH04337434A (ja) | 1992-11-25 |
Family
ID=15219362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3138329A Pending JPH04337434A (ja) | 1991-05-14 | 1991-05-14 | ホイ−ル組立体のアンバランス修正方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04337434A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5454627A (en) * | 1993-07-27 | 1995-10-03 | Bridgestone Corporation | Method of correcting weight unbalance of rim-fitted tire |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62228127A (ja) * | 1986-03-28 | 1987-10-07 | Shimadzu Corp | 釣合試験機の偏芯細正方法および釣合試験機 |
-
1991
- 1991-05-14 JP JP3138329A patent/JPH04337434A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62228127A (ja) * | 1986-03-28 | 1987-10-07 | Shimadzu Corp | 釣合試験機の偏芯細正方法および釣合試験機 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5454627A (en) * | 1993-07-27 | 1995-10-03 | Bridgestone Corporation | Method of correcting weight unbalance of rim-fitted tire |
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