JP2000296534A - 射出成形用金型装置 - Google Patents

射出成形用金型装置

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JP2000296534A
JP2000296534A JP11109710A JP10971099A JP2000296534A JP 2000296534 A JP2000296534 A JP 2000296534A JP 11109710 A JP11109710 A JP 11109710A JP 10971099 A JP10971099 A JP 10971099A JP 2000296534 A JP2000296534 A JP 2000296534A
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JP
Japan
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insert
pin
mold
positioning guide
guide pins
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JP11109710A
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English (en)
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Ryoji Kitai
亮次 北井
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 人手に頼らずに、インサートピンbが傷つい
たり、破損することなしに、インサートをインサートピ
ンに装着できる射出成形用金型装置を提供する。 【解決手段】 射出成形用金型と、インサート3と、イ
ンサート装着装置4とからなり、上記インサート装着装
置4が、インサート3を把持解放自在なインサート把持
チャック41と、該把持チャック41の位置を固定する
把持チャック固定板43とからなり、把持チャック固定
板43には、先端部441がテーパー状に縮径されてい
る、断面が円形の位置決めガイドピン44が複数設けら
れ、上記インサートピン22が設けられた側の金型のパ
ーティング面に、上記各位置決めガイドピン44の最大
径より小さく、最小径より大きい凹23部が、上記各位
置決めガイドピン44と相対的に等しい位置に形成さ
れ、各位置決めガイドピン44を各凹部23に挿入した
ときに、各位置決めガイドピン44の先端部441の外
周が凹部23に当接されることにより、上記インサート
3がインサートピン22に装着可能となされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形用金型装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、OA機器等において、図8に
示すように、射出成形用金型の可動側金型a(固定側金
型でもよい)に設けられたインサートピンbにインサー
トc(図9)を装着し、型締めすることにより形成され
たキャビティ内に樹脂を射出し、インサートcが樹脂と
一体化された射出成形品を製造することは知られてい
る。
【0003】この際、インサートピンbにインサートc
を装着するのは、専ら人手に頼っていた。従って、人件
費等のコストが増加し、作業上の危険も伴っていた。
【0004】そこで、図9に示すように、ロボットを利
用して、ロボットアームdの先端にインサート把持チャ
ックeを接続し、インサート把持チャックeによりイン
サートcを把持固定し、矢印方向に移動させて、インサ
ートピンbにインサートcを装着することが考えられ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、インサートピ
ンbとインサートcとの間隙は、成形品中におけるイン
サートcの位置精度を保持するために、通常10μm以
下にする必要がある。しかし、上記間隙を10μm以下
とすると、装着されるインサートの中心が僅かにずれた
だけで、図10に示したようにインサートcをインサー
トピンbに装着できなくなる。また、無理に装着しよう
とすると、インサートピンbが傷ついたり、破損する場
合があった。
【0006】本発明は上記の課題を解決し、人手に頼ら
ずに、インサートピンbが傷ついたり、破損することな
しに、インサートをインサートピンに装着できる射出成
形用金型装置を提供することを目的する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の射出成形用金型
装置は、固定側金型と可動側金型の間に、成形すべき成
形品の形状に対応するキャビティが形成され、固定側金
型と可動側金型の少なくとも一方にインサートピンがキ
ャビティに向かって立設される射出成形用金型と、該イ
ンサートピンに装着されるインサートと、上記インサー
トピンにインサートを装着するインサート装着装置とか
らなり、上記インサート装着装置が、インサートを把持
解放自在なインサート把持チャックと、該把持チャック
の位置を固定する把持チャック固定板とからなり、把持
チャック固定板には、先端部がテーパー状に縮径されて
いる、断面が円形の位置決めガイドピンが複数設けら
れ、上記インサートピンが設けられた側の金型のパーテ
ィング面に、上記各位置決めガイドピンの最大径より小
さく、最小径より大きい凹部が、上記各位置決めガイド
ピンと相対的に等しい位置に形成され、各位置決めガイ
ドピンを各凹部に挿入したときに、各位置決めガイドピ
ンの先端部の外周が凹部に当接されることにより、上記
インサートがインサートピンに装着可能となされている
ものである。
【0008】上記インサートの材質は特に限定されず、
例えば、鋼材等の金属、セラミックス等の無機材料、繊
維強化樹脂等の樹脂材料が挙げられるが、樹脂をキャビ
ティ内に射出し、固定側金型と可動側金型とを型開きし
たときに、樹脂と一体化して脱型され、得られた成形品
を補強する目的から、金属であることが好ましい。
【0009】上記各位置決めガイドピンは複数(2本以
上)平行に設けられることが必要であり、把持チャック
固定板に直交するように設けられることが好ましい。ま
た、位置決めガイドピンは3本以上設けられることが好
ましく、さらに好ましくは4本である。上記インサート
の位置決めは、上記ガイドピンの先端部の外周が、固定
側金型又は可動側金型に設けられた凹部に線接触で当接
して固定されるため、2本の位置決めガイドピンでもイ
ンサートの位置決めをすることが可能である。この場
合、位置決めガイドピンが、インサートを挟んで対称に
設けられることが好ましい。
【0010】しかし、上記各位置決めガイドピンが2本
であると、上記凹部に線接触で固定されるため、場合に
よっては、2本の位置決めガイドピンを結んだ直線を軸
にして、回転する方向にぐらつくことがある。そこで、
位置決めガイドピンを3本とし、各位置決めガイドピン
を、金型のパーティング面に設けられた凹部に当接した
ときに形成される空間内に、インサート及びインサート
ピンが、互いに対峙するようにすればよい。
【0011】さらに、位置決めガイドピンを4本とする
と、インサート及びインサートピンを配設できる位置の
自由度が増すのでより好ましい。なお、5本以上位置決
めガイドピンを設けてもよいが、インサートを配設でき
る位置の自由度殆ど拡大せず、コストが嵩むので好まし
くない。
【0012】(作用)本発明の射出成形用金型装置は、
射出成形用金型と、インサートと、インサート装着装置
とからなり、上記インサート装着装置が、インサートを
把持解放自在なインサート把持チャックと、該把持チャ
ックの位置を固定する把持チャック固定板とからなり、
把持チャック固定板には、先端部がテーパー状に縮径さ
れている、断面が円形の位置決めガイドピンが複数設け
られ、上記インサートピンが設けられた側の金型のパー
ティング面に、上記各位置決めガイドピンの最大径より
小さく、最小径より大きい凹部が、上記各位置決めガイ
ドピンと相対的に等しい位置に形成され、各位置決めガ
イドピンを各凹部に挿入したときに、各位置決めガイド
ピンの先端部の外周が凹部に当接されることにより、上
記インサートがインサートピンに装着可能となされてい
るものであるから、インサートの位置決めが正確にで
き、インサートを簡単にインサートピンに装着できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照しつつ
説明する。なお、実質的に均等な部材については、同じ
符号を付して説明する。
【0014】図1は、本発明の射出成形用金型装置の一
例を示す側面図であり、型開きした状態を示す。図1に
おいて、1は固定側金型、2は可動側金型、22はイン
サートピン、3はインサート、4はインサート装着装置
である。
【0015】図1に示すように、本発明の射出成形用金
型装置は、射出成形用金型と、インサート3と、インサ
ート装着装置4とからなる。上記射出成形用金型は固定
側金型1と、可動側金型2との間に、型締めした状態で
成形すべき成形品の形状に対応するキャビティ(図示せ
ず)が形成されている。可動側金型2には、凸部21が
設けられ、その先端にインサートピン22が配設されて
いる。インサート装着装置4には、4本の位置決めガイ
ドピン44が設けられ、図示しない姿勢制御装置によ
り、ガイドピン44が可動側金型2側を向くようになさ
れている。
【0016】図2は、図1の要部を拡大して示す断面図
である。図2に示すように、インサート装着装置4は、
インサート3を把持解放自在なインサート把持チャック
41、41が取り付けられたアーム42、42と、アー
ム42、42を固定する把持チャック固定板43と、把
持チャック固定板43に設けられた、先端部441がテ
ーパー状に縮径されている、4本のガイドピン44とか
らなる。断面が円形の位置決めガイドピン44が4本設
けられている。可動側金型2の設けられた凹部23、2
3に先端部441が当接するように配設された4本のガ
イドピン44で構成される。ガイドピン44は、断面が
円形で、互いに平行に設けられている。把持チャック固
定板43にはさらに、装着部品嵌合用プッシャー45が
設けられ、把持チャック固定板43に取り付けられたエ
アーシリンダー(図示せず)により進退自在となされて
いる。
【0017】図3は、可動側金型にインサート装着装置
を取り付けた状態を示す断面図である。一方、可動側金
型2には、パーティング面に、上記各位置決めガイドピ
ン44の最大径より小さく、最小径より大きい凹部23
が、上記各位置決めガイドピン44と相対的に等しい位
置に形成されている。可動側金型2にインサート装着装
置4を取り付けるには、把持チャック固定板43を可動
側金型2に移動させる。そして、位置決めガイドピン4
4が各凹部23に挿入したときに、各位置決めガイドピ
ン44の先端部441の外周が凹部23に当接されるこ
とにより、上記インサート3とインサートピン22との
中心線が一致され、インサート3はインサートピン22
の一部に装着される。
【0018】そして、インサート3は、装着部品嵌合用
プッシャー45により押されてインサートピン22に完
全に装着される。この場合において、インサート3とイ
ンサートピン22との隙間は10μm以下であり、これ
によって成形品中におけるインサート3の位置精度が保
持される。そして、把持チャック41は、インサート3
を解放し次の工程に移る。
【0019】図4は、凹部23に位置決めガイドピン4
4が当接された状態を示す断面図である。上述の如く、
位置決めガイドピン44の先端部441はテーパー状に
縮径され、先端部441を凹部23に挿入することによ
り、先端部441の外周面で凹部23に当接する。
【0020】図5は、本発明の射出成形用金型装置の
内、可動側金型とインサート装着装置の別の例を示す側
面図であり、型開きした状態を示す。図5に示すよう
に、可動側金型2にはスライド部24が設けられ、その
下方にインサートピン22が下方に向けて立設されてい
る。インサート装着装置4は、図1に示した平板状の把
持チャック固定板43に代えて、L字状の把持チャック
固定板46が設けられている。把持チャック固定板46
は、可動側金型2のパーティングラインと平行な板状体
と、パーティングラインに直交する板状体(図6参照)
とからなる。
【0021】図6は、図5の要部を拡大して示す断面図
であり、図7は可動側金型にインサート装着装置を取り
付けた状態を示す断面図である。図6、図7に示すよう
に、インサート装着装置4は、インサート3、インサー
ト把持チャック41、アーム42、装着部品嵌合用プッ
シャー45がそれぞれ、把持チャック固定板に立設され
たものであって、かつパーティングラインに直交する板
状体46上に設けられていること以外は図2、図3と同
様である。この場合においても、インサート3とインサ
ートピン22との隙間は10μm以下であり、これによ
って成形品中におけるインサート3の位置精度が保持さ
れる。
【0022】
【発明の効果】本発明の射出成形金型装置は上述の如き
構成となされているので、人手に頼らずに、インサート
ピンbが傷ついたり、破損することなしに、インサート
をインサートピンに装着できる。また、これによってイ
ンサートの位置精度の高い成形品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の射出成形用金型装置の一例を示す側面
図であり、型開きした状態を示す。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】図2の可動側金型にインサート装着装置を取り
付けた状態を示す断面図である。
【図4】凹部23に位置決めガイドピン44が当接され
た状態を示す断面図である。
【図5】本発明の射出成形用金型装置の内、可動側金型
とインサート装着装置の別の例を示す側面図であり、型
開きした状態を示す。
【図6】図5の要部拡大断面図である。
【図7】図6の射出成形用金型装置において、可動側金
型にインサート装着装置を取り付けた状態を示す断面図
である。
【図8】従来の射出成形用金型の可動側金型を示す側面
図である。
【図9】従来の射出成形用金型の可動側金型のインサー
トピンと、インサートを示す断面図である。
【図10】図9のインサートピンに、インサートを装着
した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 固定側金型 2 可動側金型 22 インサートピン 23 凹部 3 インサート 4 インサート装着装置 41 インサート把持チャック 43、46 把持チャック固定板 44 位置決めガイドピン 441 位置決めガイドピン先端部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側金型と可動側金型の間に、成形す
    べき成形品の形状に対応するキャビティが形成され、固
    定側金型と可動側金型の少なくとも一方にインサートピ
    ンがキャビティに向かって立設される射出成形用金型
    と、該インサートピンに装着されるインサートと、上記
    インサートピンにインサートを装着するインサート装着
    装置とからなり、上記インサート装着装置が、インサー
    トを把持解放自在なインサート把持チャックと、該把持
    チャックの位置を固定する把持チャック固定板とからな
    り、把持チャック固定板には、先端部がテーパー状に縮
    径されている、断面が円形の位置決めガイドピンが複数
    平行に設けられ、上記インサートピンが設けられた側の
    金型のパーティング面に、上記各位置決めガイドピンの
    最大径より小さく、最小径より大きい凹部が、上記各位
    置決めガイドピンと相対的に等しい位置に形成され、各
    位置決めガイドピンを各凹部に挿入したときに、各位置
    決めガイドピンの先端部の外周が凹部に当接されること
    により、上記インサートがインサートピンに装着可能と
    なされていることを特徴とする射出成形用金型装置。
JP11109710A 1999-04-16 1999-04-16 射出成形用金型装置 Pending JP2000296534A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030073711A (ko) * 2002-03-13 2003-09-19 한양정밀로보트 (주) 취출기의 인서트장치
JP2017042970A (ja) * 2015-08-25 2017-03-02 株式会社フジクラ インサート成形品の製造方法およびインサート成形品の製造装置
CN110653994A (zh) * 2019-07-03 2020-01-07 何信葵 用于注塑模具的轴承滚轮自动放入机构

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