JP2000296403A - 複合多結晶体切削工具およびその製造方法 - Google Patents
複合多結晶体切削工具およびその製造方法Info
- Publication number
- JP2000296403A JP2000296403A JP11103963A JP10396399A JP2000296403A JP 2000296403 A JP2000296403 A JP 2000296403A JP 11103963 A JP11103963 A JP 11103963A JP 10396399 A JP10396399 A JP 10396399A JP 2000296403 A JP2000296403 A JP 2000296403A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sintered body
- polycrystalline
- polycrystalline diamond
- layer
- diamond layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 title claims abstract description 64
- 239000002131 composite material Substances 0.000 title claims abstract description 39
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 12
- 229910003460 diamond Inorganic materials 0.000 claims abstract description 79
- 239000010432 diamond Substances 0.000 claims abstract description 79
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 49
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 25
- 238000005219 brazing Methods 0.000 claims abstract description 12
- 238000005245 sintering Methods 0.000 claims abstract description 6
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims abstract description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 4
- 239000000843 powder Substances 0.000 claims description 27
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 claims description 16
- 239000012808 vapor phase Substances 0.000 claims description 9
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 claims description 7
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 claims description 6
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 claims description 5
- 239000012535 impurity Substances 0.000 claims description 4
- 238000005304 joining Methods 0.000 claims description 4
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 150000004767 nitrides Chemical class 0.000 claims description 4
- 229910052582 BN Inorganic materials 0.000 claims description 3
- PZNSFCLAULLKQX-UHFFFAOYSA-N Boron nitride Chemical compound N#B PZNSFCLAULLKQX-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- -1 aluminum compound Chemical class 0.000 claims description 2
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 claims description 2
- 239000011261 inert gas Substances 0.000 claims description 2
- 238000002844 melting Methods 0.000 claims description 2
- 230000008018 melting Effects 0.000 claims description 2
- 150000001247 metal acetylides Chemical class 0.000 claims description 2
- 229910052763 palladium Inorganic materials 0.000 claims description 2
- 229910052697 platinum Inorganic materials 0.000 claims description 2
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 claims description 2
- 239000006104 solid solution Substances 0.000 claims description 2
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 claims 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims 1
- 230000002194 synthesizing effect Effects 0.000 claims 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 abstract 4
- 239000000945 filler Substances 0.000 abstract 1
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 9
- 238000005229 chemical vapour deposition Methods 0.000 description 8
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 4
- VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N methane Chemical group C VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 3
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 2
- 238000004050 hot filament vapor deposition Methods 0.000 description 2
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 description 2
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 2
- 230000000191 radiation effect Effects 0.000 description 2
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 2
- 229910017945 Cu—Ti Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910001060 Gray iron Inorganic materials 0.000 description 1
- ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N Molybdenum Chemical compound [Mo] ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910009043 WC-Co Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010953 base metal Substances 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 239000002173 cutting fluid Substances 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 229910052750 molybdenum Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011733 molybdenum Substances 0.000 description 1
- 229910001000 nickel titanium Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000009257 reactivity Effects 0.000 description 1
- 238000001308 synthesis method Methods 0.000 description 1
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高い熱伝導率を持つため、高速切削に対して
著しく長い工具寿命をもつ複合多結晶体切削工具および
その製造方法を提供することにある。 【解決手段】 工具支持体4を有し、この工具支持体4
の上にロー材3を介在して複合多結晶体材料が形成され
ている。この複合多結晶体材料は、低圧気相法により合
成成長された多結晶ダイヤモンド層2および超高圧焼結
により形成されたCBN焼結体1を有し、工具支持体4
側に多結晶ダイヤモンド層2が配置されている。
著しく長い工具寿命をもつ複合多結晶体切削工具および
その製造方法を提供することにある。 【解決手段】 工具支持体4を有し、この工具支持体4
の上にロー材3を介在して複合多結晶体材料が形成され
ている。この複合多結晶体材料は、低圧気相法により合
成成長された多結晶ダイヤモンド層2および超高圧焼結
により形成されたCBN焼結体1を有し、工具支持体4
側に多結晶ダイヤモンド層2が配置されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は立方晶窒化硼素(C
BN)と低圧気相法により合成成長させた多結晶ダイヤ
モンドからなる複合多結晶体切削工具およびその製造方
法に関するものである。
BN)と低圧気相法により合成成長させた多結晶ダイヤ
モンドからなる複合多結晶体切削工具およびその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CBN焼結体はダイヤモンドの次に高い
硬度を有する材料であり、鉄系金属との反応性が低い。
また、立方晶窒化硼素(CBN)はダイヤモンドの次に
高い熱伝導率を有し、CBN焼結体も高い熱伝導率をも
ち高温強度に優れている。このため、CBN焼結体は各
種の鉄系高硬度材料を用いた切削工具の工具刃先に幅広
く使用されている。
硬度を有する材料であり、鉄系金属との反応性が低い。
また、立方晶窒化硼素(CBN)はダイヤモンドの次に
高い熱伝導率を有し、CBN焼結体も高い熱伝導率をも
ち高温強度に優れている。このため、CBN焼結体は各
種の鉄系高硬度材料を用いた切削工具の工具刃先に幅広
く使用されている。
【0003】従来のCBN焼結体を用いた工具刃先の構
造は以下の3タイプに分類される。 タイプ1:焼結時にCBN粉末と一体で焼結した基材金
属(通常、WC−Co超硬合金)と、工具支持体とをロ
ー付けにより接合し工具刃先とする構造。
造は以下の3タイプに分類される。 タイプ1:焼結時にCBN粉末と一体で焼結した基材金
属(通常、WC−Co超硬合金)と、工具支持体とをロ
ー付けにより接合し工具刃先とする構造。
【0004】タイプ2:CBN焼結体を直接工具支持体
にロー付け接合し工具刃先とする構造。
にロー付け接合し工具刃先とする構造。
【0005】タイプ3:工具刃先全体がCBN焼結体で
ある構造。 これら3タイプのCBN焼結体を有する工具刃先は、そ
れぞれの材料、構造のもつ特徴に応じて使い分けされて
いる。
ある構造。 これら3タイプのCBN焼結体を有する工具刃先は、そ
れぞれの材料、構造のもつ特徴に応じて使い分けされて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の通りCBN焼結
体は優れた性能を有しているため各種の鉄系高硬度材料
の切削工具の工具刃先に幅広く使用されている。
体は優れた性能を有しているため各種の鉄系高硬度材料
の切削工具の工具刃先に幅広く使用されている。
【0007】しかしながら、近年、生産効率の向上を目
的として切削速度の高速化が望まれている。加えて、地
球環境に対する配慮から切削液を使用しない乾式切削が
主流となりつつある。この2つの要望に応えるために
は、切削温度が従来にも増して高い条件での加工が必要
となり、工具刃先に用いられる材料の熱特性に対する要
求も厳しくなる。
的として切削速度の高速化が望まれている。加えて、地
球環境に対する配慮から切削液を使用しない乾式切削が
主流となりつつある。この2つの要望に応えるために
は、切削温度が従来にも増して高い条件での加工が必要
となり、工具刃先に用いられる材料の熱特性に対する要
求も厳しくなる。
【0008】この工具刃先に用いられる材料の熱特性に
対する要求は、従来のCBN焼結体でも満足することが
できず、従来、実用的な工具寿命をもつ工具材料は存在
しなかった。
対する要求は、従来のCBN焼結体でも満足することが
できず、従来、実用的な工具寿命をもつ工具材料は存在
しなかった。
【0009】したがって、本発明の目的は、高速切削で
も従来の工具材料に対して高い熱伝導率等の優れた熱特
性を持ち、著しく長い工具寿命をもつ複合多結晶体切削
工具およびその製造方法を提供することにある。
も従来の工具材料に対して高い熱伝導率等の優れた熱特
性を持ち、著しく長い工具寿命をもつ複合多結晶体切削
工具およびその製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を鑑み、優れ
た熱特性をもつことで工具刃先温度の上昇を抑制するこ
とができ、熱的影響により促進される摩耗の抑制が可能
な切削工具を得るべく開発および検討を行った結果、下
記の発明に至ったものである。
た熱特性をもつことで工具刃先温度の上昇を抑制するこ
とができ、熱的影響により促進される摩耗の抑制が可能
な切削工具を得るべく開発および検討を行った結果、下
記の発明に至ったものである。
【0011】すなわち、CBN焼結体の上に低圧気相法
を用いて多結晶ダイヤモンドを合成成長させたCBN焼
結体層と多結晶ダイヤモンド層との複合多結晶体材料を
形成し、この複合多結晶体材料の多結晶ダイヤモンド層
側を工具支持体にロー付けし工具刃先として使用するこ
とにより、工具刃先温度の低減が可能となることを見出
した。 (構成)本発明に基づく複合多結晶体切削工具およびそ
の製造方法においては、CBN焼結体層を基材として、
このCBN焼結体層の上に低圧気相法により合成成長さ
せた多結晶ダイヤモンド層を備え、この多結晶ダイヤモ
ンド層をロー付け層を用いて工具支持体に接合してい
る。
を用いて多結晶ダイヤモンドを合成成長させたCBN焼
結体層と多結晶ダイヤモンド層との複合多結晶体材料を
形成し、この複合多結晶体材料の多結晶ダイヤモンド層
側を工具支持体にロー付けし工具刃先として使用するこ
とにより、工具刃先温度の低減が可能となることを見出
した。 (構成)本発明に基づく複合多結晶体切削工具およびそ
の製造方法においては、CBN焼結体層を基材として、
このCBN焼結体層の上に低圧気相法により合成成長さ
せた多結晶ダイヤモンド層を備え、この多結晶ダイヤモ
ンド層をロー付け層を用いて工具支持体に接合してい
る。
【0012】CBN焼結体層上への多結晶ダイヤモンド
層の形成は、現在広く用いられているCVD(化学蒸
着)法によって容易に合成成長させることができ、また
公知技術によりCBN焼結体層と多結晶ダイヤモンド層
の接合強度も実用に充分なものが作製可能である。
層の形成は、現在広く用いられているCVD(化学蒸
着)法によって容易に合成成長させることができ、また
公知技術によりCBN焼結体層と多結晶ダイヤモンド層
の接合強度も実用に充分なものが作製可能である。
【0013】工具刃先に本発明に基づく複合多結晶体材
料を使用する場合、工具刃先に適した形状にする必要が
ある。この手段としては、CBN焼結体を放電加工機
により予め工具刃先形状に適した形状に切断した後、そ
の上にCVD法により多結晶ダイヤモンドを成長させる
方法、大面積のCBN焼結体上に先ずCVD法により
多結晶ダイヤモンドを成長させた後、レーザーにより切
断する方法、という2とおりの方法があるが、いずれの
方法を用いても本発明の複合多結晶体材料としての機能
上の差はない。 (作用)本発明に基づく複合多結晶体切削工具およびそ
の製造方法によれば、工具刃先温度の上昇を抑制できる
ことから、高速切削においても工具刃先の寿命を飛躍的
に延ばすことが可能となる。本特許出願の発明者らはC
BN焼結体と多結晶ダイヤモンドとを組み合わせて得ら
れる複合多結晶体材料は、非常に高い熱伝導率を有し、
工具刃先の温度上昇を極端に抑制することができる優れ
た熱特性を持つ工具刃先用材料となることを見出した。
本発明に基づく複合多結晶体切削工具およびその製造方
法の作用について、以下詳述する。本発明に基づく複合
多結晶体切削工具においては、被削材の加工は鉄系被削
材に対して優れた切削性能を示すCBN焼結体部分を用
いている。一方、多結晶ダイヤモンドは極めて高い熱伝
導率を有するため、加工時にCBN焼結体からなる工具
刃先と被削材との間で発生する熱を放散させるヒートシ
ンクの役割を果たす。
料を使用する場合、工具刃先に適した形状にする必要が
ある。この手段としては、CBN焼結体を放電加工機
により予め工具刃先形状に適した形状に切断した後、そ
の上にCVD法により多結晶ダイヤモンドを成長させる
方法、大面積のCBN焼結体上に先ずCVD法により
多結晶ダイヤモンドを成長させた後、レーザーにより切
断する方法、という2とおりの方法があるが、いずれの
方法を用いても本発明の複合多結晶体材料としての機能
上の差はない。 (作用)本発明に基づく複合多結晶体切削工具およびそ
の製造方法によれば、工具刃先温度の上昇を抑制できる
ことから、高速切削においても工具刃先の寿命を飛躍的
に延ばすことが可能となる。本特許出願の発明者らはC
BN焼結体と多結晶ダイヤモンドとを組み合わせて得ら
れる複合多結晶体材料は、非常に高い熱伝導率を有し、
工具刃先の温度上昇を極端に抑制することができる優れ
た熱特性を持つ工具刃先用材料となることを見出した。
本発明に基づく複合多結晶体切削工具およびその製造方
法の作用について、以下詳述する。本発明に基づく複合
多結晶体切削工具においては、被削材の加工は鉄系被削
材に対して優れた切削性能を示すCBN焼結体部分を用
いている。一方、多結晶ダイヤモンドは極めて高い熱伝
導率を有するため、加工時にCBN焼結体からなる工具
刃先と被削材との間で発生する熱を放散させるヒートシ
ンクの役割を果たす。
【0014】したがって、切削加工時に発生する熱は多
結晶ダイヤモンド層により放散されるため、CBN焼結
体からなる工具刃先の温度上昇は抑制され、高速切削に
おいても熱的摩耗が抑制されCBN焼結体の寿命は飛躍
的に向上する。
結晶ダイヤモンド層により放散されるため、CBN焼結
体からなる工具刃先の温度上昇は抑制され、高速切削に
おいても熱的摩耗が抑制されCBN焼結体の寿命は飛躍
的に向上する。
【0015】本発明の複合多結晶材料において、CBN
焼結体の厚みは500μm以上、2.5mm以下であ
り、好ましくは800μm以上、2mm以下、さらに好
ましくは800μm以上、1.2mm以下である。
焼結体の厚みは500μm以上、2.5mm以下であ
り、好ましくは800μm以上、2mm以下、さらに好
ましくは800μm以上、1.2mm以下である。
【0016】また、多結晶ダイヤモンド層の厚みは10
μm以上、2mm以下であり、CBN焼結体層と多結晶
ダイヤモンド層の厚み比が0.3≦CBN焼結体層/多
結晶ダイヤモンド層≦50の範囲であれば多結晶ダイヤ
モンド層による放熱効果が発揮される。
μm以上、2mm以下であり、CBN焼結体層と多結晶
ダイヤモンド層の厚み比が0.3≦CBN焼結体層/多
結晶ダイヤモンド層≦50の範囲であれば多結晶ダイヤ
モンド層による放熱効果が発揮される。
【0017】また、好ましくは多結晶ダイヤモンド層の
厚み100μm以上、2mm以下であり、CBN焼結体
層と多結晶ダイヤモンド層の厚み比が0.4≦CBN焼
結体層/多結晶ダイヤモンド層≦20の範囲、さらに好
ましくは多結晶ダイヤモンド層の厚み100μm以上、
1mm以下であり、CBN焼結体層と多結晶ダイヤモン
ド層の厚み比が0.8≦CBN焼結体層/多結晶ダイヤ
モンド層≦12の範囲であれば多結晶ダイヤモンド層に
よる放熱効果が充分発揮される。
厚み100μm以上、2mm以下であり、CBN焼結体
層と多結晶ダイヤモンド層の厚み比が0.4≦CBN焼
結体層/多結晶ダイヤモンド層≦20の範囲、さらに好
ましくは多結晶ダイヤモンド層の厚み100μm以上、
1mm以下であり、CBN焼結体層と多結晶ダイヤモン
ド層の厚み比が0.8≦CBN焼結体層/多結晶ダイヤ
モンド層≦12の範囲であれば多結晶ダイヤモンド層に
よる放熱効果が充分発揮される。
【0018】本願発明において多結晶ダイヤモンド層の
厚みが厚いほど、放熱効果は大きいが多結晶ダイヤモン
ドを厚く成長させることによるコスト高に見合うだけの
効果は認められなかった。したがって、コストと性能と
のバランスを考えた場合、上記の範囲が適した範囲とな
る。
厚みが厚いほど、放熱効果は大きいが多結晶ダイヤモン
ドを厚く成長させることによるコスト高に見合うだけの
効果は認められなかった。したがって、コストと性能と
のバランスを考えた場合、上記の範囲が適した範囲とな
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に基づいた実施の形
態を図1を参照して説明する。図1は本発明に基づいた
実施の形態にける複合多結晶体切削工具の断面構造を示
す概念図である。ただし、本発明の技術的範囲は図1の
構造に限定されるものではない。
態を図1を参照して説明する。図1は本発明に基づいた
実施の形態にける複合多結晶体切削工具の断面構造を示
す概念図である。ただし、本発明の技術的範囲は図1の
構造に限定されるものではない。
【0020】図1において、本実施の形態にける複合多
結晶体切削工具は、工具支持体4を有し、この工具支持
体4の上にロー材3を介在して複合多結晶体材料が形成
されている。この複合多結晶体材料は、気相合成法によ
り合成成長された多結晶ダイヤモンド層2およびCBN
焼結体1を有し、工具支持体4側に多結晶ダイヤモンド
層2が配置されている。
結晶体切削工具は、工具支持体4を有し、この工具支持
体4の上にロー材3を介在して複合多結晶体材料が形成
されている。この複合多結晶体材料は、気相合成法によ
り合成成長された多結晶ダイヤモンド層2およびCBN
焼結体1を有し、工具支持体4側に多結晶ダイヤモンド
層2が配置されている。
【0021】CBN焼結体層1上への多結晶ダイヤモン
ド層2の成長は、現在広く用いられているCVD(化学
蒸着)法によって容易に実現させることができ、また公
知技術によりCBN焼結体層1と多結晶ダイヤモンド層
2の接合強度も実用に充分なものが作製可能である。
ド層2の成長は、現在広く用いられているCVD(化学
蒸着)法によって容易に実現させることができ、また公
知技術によりCBN焼結体層1と多結晶ダイヤモンド層
2の接合強度も実用に充分なものが作製可能である。
【0022】図1に示すように、工具刃先に複合多結晶
体を使用する場合、工具刃先に適した形状にする必要が
ある。この手段としては、CBN焼結体を放電加工機
により予め工具刃先形状に適した形状に切断しておいた
後、その上にCVD法により多結晶ダイヤモンドを成長
させる方法、大面積のCBN焼結体層上に先ずCVD
法により多結晶ダイヤモンドを成長させた後、レーザー
により切断する、という2通りの方法があるが、いずれ
の方法を用いても本実施の形態の複合多結晶体としての
機能上の差はない。
体を使用する場合、工具刃先に適した形状にする必要が
ある。この手段としては、CBN焼結体を放電加工機
により予め工具刃先形状に適した形状に切断しておいた
後、その上にCVD法により多結晶ダイヤモンドを成長
させる方法、大面積のCBN焼結体層上に先ずCVD
法により多結晶ダイヤモンドを成長させた後、レーザー
により切断する、という2通りの方法があるが、いずれ
の方法を用いても本実施の形態の複合多結晶体としての
機能上の差はない。
【0023】以下、上記構造を有する複合多結晶体切削
工具の製造方法の具体的な実施例について説明する。 (実施例1)超硬合金製ポットおよびボールを用いてT
iNとアルミニウムとを4:1の重量比で混合して結合
材粉末を得た。次に、この結合材粉末とCBN粉末とを
体積比で3:2となるように配合し(CBN粉末は40
体積%)、モリブデン製容器に充填し、圧力50kb、
温度1400℃で20分間焼結した。この焼結体側に付
着しているMoを削り取り、多結晶焼結体である厚み
1.5mmのCBN焼結体層を得た。
工具の製造方法の具体的な実施例について説明する。 (実施例1)超硬合金製ポットおよびボールを用いてT
iNとアルミニウムとを4:1の重量比で混合して結合
材粉末を得た。次に、この結合材粉末とCBN粉末とを
体積比で3:2となるように配合し(CBN粉末は40
体積%)、モリブデン製容器に充填し、圧力50kb、
温度1400℃で20分間焼結した。この焼結体側に付
着しているMoを削り取り、多結晶焼結体である厚み
1.5mmのCBN焼結体層を得た。
【0024】なお、結合材粉末は、周期律表4a,5
a,6a族の窒化物,炭化物,硼化物,酸化物ならびに
これらの固溶体からなる群の中から選択される少なくと
も1種と、アルミニウムおよび/またはアルミニウム化
合物とからなる結合材粉末を用いることが可能である。
また、結合材粉末とCBN粉末との配合においては、不
可避不純物が混合するものとする。
a,6a族の窒化物,炭化物,硼化物,酸化物ならびに
これらの固溶体からなる群の中から選択される少なくと
も1種と、アルミニウムおよび/またはアルミニウム化
合物とからなる結合材粉末を用いることが可能である。
また、結合材粉末とCBN粉末との配合においては、不
可避不純物が混合するものとする。
【0025】このCBN焼結体層を放電加工機により切
削工具用刃先の形状に切断したものを基材として、低圧
気相法である熱フィラメントCVD法により多結晶ダイ
ヤモンドを生成させた。このときの条件は、メタン30
0sccm、水素1000sccm、基材温度900
℃、圧力100Torrである。
削工具用刃先の形状に切断したものを基材として、低圧
気相法である熱フィラメントCVD法により多結晶ダイ
ヤモンドを生成させた。このときの条件は、メタン30
0sccm、水素1000sccm、基材温度900
℃、圧力100Torrである。
【0026】表1に、多結晶ダイヤモンド層の成長時間
(時間)に応じた(資料No.1−1〜1−6)、CB
N焼結体層の上に合成成長させた多結晶ダイヤモンド層
の膜厚(μm)およびCBN焼結体層と多結晶ダイヤモ
ンド層との厚み比(CBN焼結体層/多結晶ダイヤモン
ド層)を示す。なお、本実施例におけるCBN焼結体層
の厚さは、1500μmである。
(時間)に応じた(資料No.1−1〜1−6)、CB
N焼結体層の上に合成成長させた多結晶ダイヤモンド層
の膜厚(μm)およびCBN焼結体層と多結晶ダイヤモ
ンド層との厚み比(CBN焼結体層/多結晶ダイヤモン
ド層)を示す。なお、本実施例におけるCBN焼結体層
の厚さは、1500μmである。
【0027】
【表1】
【0028】これらのCBN焼結体層と多結晶ダイヤモ
ンド層とからなる複合多結晶体の多結晶ダイヤモンド層
側をAg−Cu−Ti系のロー材を用いて工具支持体に
接合した後、切削工具用チップ(SNGN12040
8)の形に加工した。
ンド層とからなる複合多結晶体の多結晶ダイヤモンド層
側をAg−Cu−Ti系のロー材を用いて工具支持体に
接合した後、切削工具用チップ(SNGN12040
8)の形に加工した。
【0029】また、比較のため上記方法で作製されたC
BN焼結体層のみで多結晶ダイヤモンド膜を成長させて
いない多結晶体から同形状の切削用チップを作製した
(比較例1)。
BN焼結体層のみで多結晶ダイヤモンド膜を成長させて
いない多結晶体から同形状の切削用チップを作製した
(比較例1)。
【0030】それぞれの切削用チップを用いて切削性能
評価を行った。被削材は、硬度HRC63のSUJ2を
用いた。この被削材の外周を「切削速度300m/mi
n」、「切り込み速度0.2mm」、「送り速度0.0
5mm/rev」、「乾式」、の条件で20分間切削し
た結果を、表2にまとめる。
評価を行った。被削材は、硬度HRC63のSUJ2を
用いた。この被削材の外周を「切削速度300m/mi
n」、「切り込み速度0.2mm」、「送り速度0.0
5mm/rev」、「乾式」、の条件で20分間切削し
た結果を、表2にまとめる。
【0031】
【表2】
【0032】表2に示すように、比較例1の切削用チッ
プの評価は「×」、資料No.1−1の切削用チップの
評価は「△」であるものの、資料No.1−2〜1−6
の切削用チップの評価は「○」であった。 (実施例2)超硬合金製ポットおよびボールを用いてC
oとWCを2:1の重量比で混合して結合材粉末を得
た。次に、この結合材粉末とCBN粉末とを体積比で
1:9となるように配合し(CBN粉末は90体積
%)、Mo製容器に充填し、圧力55kb、温度140
0℃で20分間焼結した。この焼結体側に付着している
Moを削り取り、多結晶焼結体である厚み2mmのCB
N焼結体層を得た。
プの評価は「×」、資料No.1−1の切削用チップの
評価は「△」であるものの、資料No.1−2〜1−6
の切削用チップの評価は「○」であった。 (実施例2)超硬合金製ポットおよびボールを用いてC
oとWCを2:1の重量比で混合して結合材粉末を得
た。次に、この結合材粉末とCBN粉末とを体積比で
1:9となるように配合し(CBN粉末は90体積
%)、Mo製容器に充填し、圧力55kb、温度140
0℃で20分間焼結した。この焼結体側に付着している
Moを削り取り、多結晶焼結体である厚み2mmのCB
N焼結体層を得た。
【0033】なお、結合材粉末は、上記CoとWCとの
結合材粉末に限られず、Fe,Ni,Co,Alの少な
くとも1種ならびにこれらの窒化物,硼化物と、周期律
表4a,5a,6a族の少なくとも1種の炭化物とから
なる結合材粉末を用いることが可能である。また、結合
材粉末とCBN粉末との配合においては、不可避不純物
が混合するものとする。
結合材粉末に限られず、Fe,Ni,Co,Alの少な
くとも1種ならびにこれらの窒化物,硼化物と、周期律
表4a,5a,6a族の少なくとも1種の炭化物とから
なる結合材粉末を用いることが可能である。また、結合
材粉末とCBN粉末との配合においては、不可避不純物
が混合するものとする。
【0034】このCBN焼結体層を放電加工機により切
削工具用刃先の形状に切断したものを基材として、低圧
気相法である熱フィラメントCVD法により多結晶ダイ
ヤモンド膜を合成成長させた。このときの条件は、メタ
ン300sccm、水素1000sccm、基材温度9
00℃、圧力100Torrである。
削工具用刃先の形状に切断したものを基材として、低圧
気相法である熱フィラメントCVD法により多結晶ダイ
ヤモンド膜を合成成長させた。このときの条件は、メタ
ン300sccm、水素1000sccm、基材温度9
00℃、圧力100Torrである。
【0035】表3に、多結晶ダイヤモンド層の成長時間
(時間)に応じた(資料No.2−1〜2−4)、CB
N焼結体層の上に生成させた多結晶ダイヤモンド層の膜
厚(μm)およびCBN焼結体層と多結晶ダイヤモンド
層との厚み比(CBN焼結体層/多結晶ダイヤモンド
層)を示す。なお、本実施例におけるCBN焼結体層の
厚さは、2000μmである。
(時間)に応じた(資料No.2−1〜2−4)、CB
N焼結体層の上に生成させた多結晶ダイヤモンド層の膜
厚(μm)およびCBN焼結体層と多結晶ダイヤモンド
層との厚み比(CBN焼結体層/多結晶ダイヤモンド
層)を示す。なお、本実施例におけるCBN焼結体層の
厚さは、2000μmである。
【0036】
【表3】
【0037】これらのCBN焼結体層と多結晶ダイヤモ
ンド層とからなる複合多結晶体の多結晶ダイヤモンド層
側をCu−Ni−Ti系のロー材を用いて工具支持体に
接合した後、切削工具用チップ(SNGN12040
8)の形に加工した。
ンド層とからなる複合多結晶体の多結晶ダイヤモンド層
側をCu−Ni−Ti系のロー材を用いて工具支持体に
接合した後、切削工具用チップ(SNGN12040
8)の形に加工した。
【0038】また、比較のため上記方法で作製されたC
BN焼結体層のみで多結晶ダイヤモンド膜を成長させて
いない多結晶体から同形状の切削用チップを作製した
(比較例2)。
BN焼結体層のみで多結晶ダイヤモンド膜を成長させて
いない多結晶体から同形状の切削用チップを作製した
(比較例2)。
【0039】それぞれの切削用チップを用いて切削性能
評価を行った。被削材は、ねずみ鋳鉄(FC250)を
用いた。この被削材の外周を「切削速度1000m/m
in」、「切り込み速度0.3mm」、「送り速度0.
25mm/rev」、「湿式」、の条件で切削した結果
を、表4にまとめる。なお、表4中の切削長は工具寿命
にいたるまでの切削可能距離を示している。
評価を行った。被削材は、ねずみ鋳鉄(FC250)を
用いた。この被削材の外周を「切削速度1000m/m
in」、「切り込み速度0.3mm」、「送り速度0.
25mm/rev」、「湿式」、の条件で切削した結果
を、表4にまとめる。なお、表4中の切削長は工具寿命
にいたるまでの切削可能距離を示している。
【0040】
【表4】
【0041】表4に示すように、比較例2の切削用チッ
プの評価は「×」、資料No.2−1および資料No.
2−2の切削用チップの評価は「△」であるものの、資
料No.2−3〜2−4の切削用チップの評価は「○」
であった。
プの評価は「×」、資料No.2−1および資料No.
2−2の切削用チップの評価は「△」であるものの、資
料No.2−3〜2−4の切削用チップの評価は「○」
であった。
【0042】なお、上記各実施例においては、多結晶ダ
イヤモンド層の工具支持体への接合には、周期律表4a
〜7a族の少なくとも1種の金属と、Au、Ag、C
u、Pt、PdおよびNiの少なくとも1種とを構成成
分として含有し、融点が800℃〜1000℃のロー材
を用いて、真空もしくは不活性ガス雰囲気中で行った。
イヤモンド層の工具支持体への接合には、周期律表4a
〜7a族の少なくとも1種の金属と、Au、Ag、C
u、Pt、PdおよびNiの少なくとも1種とを構成成
分として含有し、融点が800℃〜1000℃のロー材
を用いて、真空もしくは不活性ガス雰囲気中で行った。
【0043】また、上記実施例1における結合材粉末に
おけるCBN粉末の割合は40体積%、上記実施例2に
おける結合材粉末におけるCBN粉末の割合は10体積
%であるが、結合材粉末におけるCBN粉末の割合は、
10体積%以上90体積%以下の範囲で適用することが
可能である。
おけるCBN粉末の割合は40体積%、上記実施例2に
おける結合材粉末におけるCBN粉末の割合は10体積
%であるが、結合材粉末におけるCBN粉末の割合は、
10体積%以上90体積%以下の範囲で適用することが
可能である。
【0044】また、上記実施例1および2におけるCB
N焼結体の厚み、多結晶ダイヤモンド層の厚みおよびC
BN焼結体層と多結晶ダイヤモンド層の厚み比は例示で
あり、上記表1および表2の評価結果、多結晶ダイヤモ
ンド層による放熱効果が充分発揮される観点、および、
コストと性能とのバランスの観点からは、多結晶ダイヤ
モンド層の厚みは10μm以上、2mm以下、CBN焼
結体層と多結晶ダイヤモンド層の厚み比が0.3≦CB
N焼結体層/多結晶ダイヤモンド層≦50の範囲であれ
ば良く、好ましくは多結晶ダイヤモンド層の厚み100
μm以上、2mm以下であり、CBN焼結体層と多結晶
ダイヤモンド層の厚み比が0.4≦CBN焼結体層/多
結晶ダイヤモンド層≦20の範囲が良く、さらに好まし
くは多結晶ダイヤモンド層の厚み100μm以上、1m
m以下であり、CBN焼結体層と多結晶ダイヤモンド層
の厚み比が0.8≦CBN焼結体層/多結晶ダイヤモン
ド層≦12の範囲であれば良い。
N焼結体の厚み、多結晶ダイヤモンド層の厚みおよびC
BN焼結体層と多結晶ダイヤモンド層の厚み比は例示で
あり、上記表1および表2の評価結果、多結晶ダイヤモ
ンド層による放熱効果が充分発揮される観点、および、
コストと性能とのバランスの観点からは、多結晶ダイヤ
モンド層の厚みは10μm以上、2mm以下、CBN焼
結体層と多結晶ダイヤモンド層の厚み比が0.3≦CB
N焼結体層/多結晶ダイヤモンド層≦50の範囲であれ
ば良く、好ましくは多結晶ダイヤモンド層の厚み100
μm以上、2mm以下であり、CBN焼結体層と多結晶
ダイヤモンド層の厚み比が0.4≦CBN焼結体層/多
結晶ダイヤモンド層≦20の範囲が良く、さらに好まし
くは多結晶ダイヤモンド層の厚み100μm以上、1m
m以下であり、CBN焼結体層と多結晶ダイヤモンド層
の厚み比が0.8≦CBN焼結体層/多結晶ダイヤモン
ド層≦12の範囲であれば良い。
【0045】以上、今回開示した上記実施の形態はすべ
ての点で例示であって、制限的なものではなく、本発明
の技術的範囲は、上記した説明ではなく特許請求の範囲
によって画定され、特許請求の範囲と均等の意味および
範囲内でのすべての変更が含まれる。
ての点で例示であって、制限的なものではなく、本発明
の技術的範囲は、上記した説明ではなく特許請求の範囲
によって画定され、特許請求の範囲と均等の意味および
範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0046】
【発明の効果】本発明の複合多結晶体切削工具およびそ
の製造方法によれば、多結晶ダイヤモンドの放熱効果に
よりCBN焼結体の持つ優れた熱的特性をさらに高めた
ものであり、高速加工において従来の工具材料と比較し
て極めて長寿命の加工が可能である。従って、高能率加
工が可能となり工業上有用な効果がもたらされる。
の製造方法によれば、多結晶ダイヤモンドの放熱効果に
よりCBN焼結体の持つ優れた熱的特性をさらに高めた
ものであり、高速加工において従来の工具材料と比較し
て極めて長寿命の加工が可能である。従って、高能率加
工が可能となり工業上有用な効果がもたらされる。
【図1】本発明に基づいた実施の形態にける複合多結晶
体切削工具の断面構造を示す概念図である。
体切削工具の断面構造を示す概念図である。
1:CBN焼結体層 2:多結晶ダイヤモンド層 3:ロー材 4:工具支持体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中井 哲男 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社伊丹製作所内 Fターム(参考) 3C046 FF12 FF16 FF25 FF35 FF37 FF53 GG01 HH05 4G001 BA03 BA23 BA38 BA60 BA63 BB03 BB23 BB38 BB43 BB60 BB63 BC12 BC15 BC55 BC73 BD18 BE01 BE11
Claims (9)
- 【請求項1】 立方晶窒化硼素(CBN)を10体積%
以上、90体積%以下含むCBN焼結体層と、低圧気相
法により合成成長させた多結晶ダイヤモンド層とを有す
る複合多結晶体材料を用いた工具刃先用素材を備え、 前記工具刃先用素材の前記多結晶ダイヤモンド層を工具
支持体にロー付け接合した構造を特徴とする複合多結晶
体切削工具。 - 【請求項2】 前記複合多結晶体材料は、前記CBN焼
結体層を基材とし、低圧気相法により生成した前記多結
晶ダイヤモンド層が前記CBN焼結体層に直接接合して
いることを特徴とする請求項1に記載の複合多結晶体切
削工具。 - 【請求項3】 前記多結晶ダイヤモンド層の厚みが10
μm以上、2mm以下であることを特徴とする請求項1
に記載の複合多結晶体切削工具。 - 【請求項4】 前記CBN焼結体層の厚みが500μm
以上、2mm以下であることを特徴とする請求項1に記
載の複合多結晶体切削工具。 - 【請求項5】 前記CBN焼結体層と前記多結晶ダイヤ
モンド層とからなる前記複合多結晶体材料の厚みが51
0μm以上、3mm以下であり、前記CBN焼結体層と
前記多結晶ダイヤモンド層の厚み比が、0.3≦CBN
焼結体層/多結晶ダイヤモンド層≦50の範囲であるこ
とを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の複合
多結晶体切削工具。 - 【請求項6】 前記CBN焼結体層は、10体積%以
上、90体積%以下のCBN粉末と、残部の結合材粉末
とを超高圧焼結して得られた焼結体であり、前記結合材
粉末は、周期律表4a,5a,6a族の窒化物,炭化
物,硼化物,酸化物ならびにこれらの固溶体からなる群
の中から選択される少なくとも1種と、アルミニウムお
よび/またはアルミニウム化合物とからなる結合材と、
不可避不純物と、を有する請求項1〜5のいずれかに記
載の複合多結晶体切削工具。 - 【請求項7】 前記CBN焼結体層は、70体積%以
上、90体積%以下のCBN粉末と、残部の結合材粉末
とを超高圧焼結して得られた焼結体であり、 前記結合材粉末は、Fe,Ni,Co,Alの少なくと
も1種ならびにこれらの窒化物,硼化物と、周期律表4
a,5a,6a族の少なくとも1種の炭化物と、不可避
不純物と、を有する請求項1〜5のいずれかに記載の複
合多結晶体切削工具。 - 【請求項8】 超高圧焼結されたCBN焼結体を基材と
し、この基材の上に低圧気相法により多結晶ダイヤモン
ドを合成成長させた多結晶ダイヤモンド層を形成し、前
記基材と前記多結晶ダイヤモンド層とからなる工具刃先
用素材を形成して、 前記工具刃先用素材の前記多結晶ダイヤモンド層を工具
支持体にロー材を用いて接合した後に、前記工具刃先用
素材の刃先形成を行うことを特徴とする複合多結晶体切
削工具の製造方法。 - 【請求項9】 前記工具刃先用素材の前記多結晶ダイヤ
モンド層の前記工具支持体への接合は、周期律表4a〜
7a族の少なくとも1種の金属と、Au、Ag、Cu、
Pt、PdおよびNiの少なくとも1種とを構成成分と
して含有し、融点が800℃〜1000℃のロー材を用
いて、真空もしくは不活性ガス雰囲気中で行うことを特
徴とする請求項8に記載の複合多結晶体切削工具の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11103963A JP2000296403A (ja) | 1999-04-12 | 1999-04-12 | 複合多結晶体切削工具およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11103963A JP2000296403A (ja) | 1999-04-12 | 1999-04-12 | 複合多結晶体切削工具およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000296403A true JP2000296403A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=14368038
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11103963A Withdrawn JP2000296403A (ja) | 1999-04-12 | 1999-04-12 | 複合多結晶体切削工具およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000296403A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010507742A (ja) * | 2006-10-25 | 2010-03-11 | ティーディーワイ・インダストリーズ・インコーポレーテッド | 改良された耐熱亀裂性を有する物品 |
| US8318063B2 (en) | 2005-06-27 | 2012-11-27 | TDY Industries, LLC | Injection molding fabrication method |
| US8459380B2 (en) | 2008-08-22 | 2013-06-11 | TDY Industries, LLC | Earth-boring bits and other parts including cemented carbide |
| US8789625B2 (en) | 2006-04-27 | 2014-07-29 | Kennametal Inc. | Modular fixed cutter earth-boring bits, modular fixed cutter earth-boring bit bodies, and related methods |
| US8790439B2 (en) | 2008-06-02 | 2014-07-29 | Kennametal Inc. | Composite sintered powder metal articles |
| US8800848B2 (en) | 2011-08-31 | 2014-08-12 | Kennametal Inc. | Methods of forming wear resistant layers on metallic surfaces |
| US8876443B2 (en) | 2009-05-12 | 2014-11-04 | Kennametal Inc. | Composite cemented carbide rotary cutting tools and rotary cutting tool blanks |
| US9016406B2 (en) | 2011-09-22 | 2015-04-28 | Kennametal Inc. | Cutting inserts for earth-boring bits |
| JP2015530263A (ja) * | 2012-07-11 | 2015-10-15 | スミス インターナショナル インコーポレイテッド | Pcbn移行層を有する熱的に安定なpcd |
| US9266171B2 (en) | 2009-07-14 | 2016-02-23 | Kennametal Inc. | Grinding roll including wear resistant working surface |
| US9643236B2 (en) | 2009-11-11 | 2017-05-09 | Landis Solutions Llc | Thread rolling die and method of making same |
| JP6192253B1 (ja) * | 2017-04-06 | 2017-09-06 | 龍司 大島 | 立方晶窒化ホウ素粒子含有単結晶質ダイヤモンド粒子、およびその製造方法 |
| JP2023512955A (ja) * | 2020-01-31 | 2023-03-30 | ダイヤモンド イノヴェーションズ インコーポレイテッド | Tiベースのセラミック化合物を有さない立方晶窒化ホウ素で形成される複合材およびその作製方法 |
-
1999
- 1999-04-12 JP JP11103963A patent/JP2000296403A/ja not_active Withdrawn
Cited By (23)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8637127B2 (en) | 2005-06-27 | 2014-01-28 | Kennametal Inc. | Composite article with coolant channels and tool fabrication method |
| US8808591B2 (en) | 2005-06-27 | 2014-08-19 | Kennametal Inc. | Coextrusion fabrication method |
| US8318063B2 (en) | 2005-06-27 | 2012-11-27 | TDY Industries, LLC | Injection molding fabrication method |
| US8789625B2 (en) | 2006-04-27 | 2014-07-29 | Kennametal Inc. | Modular fixed cutter earth-boring bits, modular fixed cutter earth-boring bit bodies, and related methods |
| JP2014037767A (ja) * | 2006-10-25 | 2014-02-27 | Tdy Industries Llc | 改良された耐熱亀裂性を有する物品 |
| US8697258B2 (en) * | 2006-10-25 | 2014-04-15 | Kennametal Inc. | Articles having improved resistance to thermal cracking |
| JP2010507742A (ja) * | 2006-10-25 | 2010-03-11 | ティーディーワイ・インダストリーズ・インコーポレーテッド | 改良された耐熱亀裂性を有する物品 |
| US20110265623A1 (en) * | 2006-10-25 | 2011-11-03 | Tdy Industries, Inc. | Articles having improved resistance to thermal cracking |
| US8841005B2 (en) | 2006-10-25 | 2014-09-23 | Kennametal Inc. | Articles having improved resistance to thermal cracking |
| US8790439B2 (en) | 2008-06-02 | 2014-07-29 | Kennametal Inc. | Composite sintered powder metal articles |
| US8858870B2 (en) | 2008-08-22 | 2014-10-14 | Kennametal Inc. | Earth-boring bits and other parts including cemented carbide |
| US8459380B2 (en) | 2008-08-22 | 2013-06-11 | TDY Industries, LLC | Earth-boring bits and other parts including cemented carbide |
| US9435010B2 (en) | 2009-05-12 | 2016-09-06 | Kennametal Inc. | Composite cemented carbide rotary cutting tools and rotary cutting tool blanks |
| US8876443B2 (en) | 2009-05-12 | 2014-11-04 | Kennametal Inc. | Composite cemented carbide rotary cutting tools and rotary cutting tool blanks |
| US9266171B2 (en) | 2009-07-14 | 2016-02-23 | Kennametal Inc. | Grinding roll including wear resistant working surface |
| US9643236B2 (en) | 2009-11-11 | 2017-05-09 | Landis Solutions Llc | Thread rolling die and method of making same |
| US8800848B2 (en) | 2011-08-31 | 2014-08-12 | Kennametal Inc. | Methods of forming wear resistant layers on metallic surfaces |
| US9016406B2 (en) | 2011-09-22 | 2015-04-28 | Kennametal Inc. | Cutting inserts for earth-boring bits |
| JP2015530263A (ja) * | 2012-07-11 | 2015-10-15 | スミス インターナショナル インコーポレイテッド | Pcbn移行層を有する熱的に安定なpcd |
| JP6192253B1 (ja) * | 2017-04-06 | 2017-09-06 | 龍司 大島 | 立方晶窒化ホウ素粒子含有単結晶質ダイヤモンド粒子、およびその製造方法 |
| WO2018185909A1 (ja) * | 2017-04-06 | 2018-10-11 | 龍司 大島 | 立方晶窒化ホウ素粒子含有単結晶質ダイヤモンド粒子、およびその製造方法 |
| JP2023512955A (ja) * | 2020-01-31 | 2023-03-30 | ダイヤモンド イノヴェーションズ インコーポレイテッド | Tiベースのセラミック化合物を有さない立方晶窒化ホウ素で形成される複合材およびその作製方法 |
| JP7682184B2 (ja) | 2020-01-31 | 2025-05-23 | ダイヤモンド イノヴェーションズ インコーポレイテッド | Tiベースのセラミック化合物を有さない立方晶窒化ホウ素で形成される複合材およびその作製方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5435815A (en) | Cutting tool employing vapor-deposited polycrystalline diamond for cutting edge and method of manufacturing the same | |
| JP2000296403A (ja) | 複合多結晶体切削工具およびその製造方法 | |
| JP2019031742A (ja) | サーメット、切削工具、及びサーメットの製造方法 | |
| JPH06297206A (ja) | 硬質焼結体工具およびその製造方法 | |
| JPS59170262A (ja) | 耐摩耗性のすぐれた表面被覆工具部材 | |
| JPH0725619B2 (ja) | 切削工具用表面被覆立方晶窒化ほう素基超高圧焼結材料 | |
| JPH0623436B2 (ja) | 複合硬質膜被覆工具 | |
| JP5407487B2 (ja) | 表面被覆切削工具 | |
| JP2607592B2 (ja) | 高耐摩耗性多結晶ダイヤモンド工具及びその製造方法 | |
| JPH0516004A (ja) | 切削工具およびその製造方法 | |
| JPH04261703A (ja) | 多結晶ダイヤモンド切削工具 | |
| JP2662692B2 (ja) | 硬質多結晶ダイヤモンド工具 | |
| JPS6059085B2 (ja) | 被覆セラミツク工具 | |
| JP3235206B2 (ja) | ダイヤモンド切削工具およびその製造方法 | |
| JP2792136B2 (ja) | 高靭性多結晶ダイヤモンド及びその製造方法 | |
| JPH0623602A (ja) | 気相合成ダイヤモンド工具 | |
| JPH0551267A (ja) | 工具用焼結材料 | |
| KR102454037B1 (ko) | 다이아몬드 복합 다결정체 | |
| JPH0671503A (ja) | ダイヤモンド切削工具およびその製造方法 | |
| JPH01225774A (ja) | 高硬度多結晶ダイヤモンド工具 | |
| JPH0740106A (ja) | 耐熱性に優れた気相合成ダイヤモンドろう付け工具およびその製造方法 | |
| JPS6345372A (ja) | ダイヤモンド被覆炭化タングステン基超硬合金製切削工具チツプ | |
| JP3412528B2 (ja) | 耐チッピング性のすぐれたスローアウェイ切削チップの製造方法 | |
| JP3412527B2 (ja) | 耐チッピング性のすぐれたスローアウェイ切削チップの製造方法 | |
| JPH04300106A (ja) | 硬質相密着性のすぐれた超高圧焼結材料製切削工具 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051122 |
|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20060324 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060919 |