JP2000295879A - 開閉体の駆動制御方法 - Google Patents

開閉体の駆動制御方法

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JP2000295879A
JP2000295879A JP11098358A JP9835899A JP2000295879A JP 2000295879 A JP2000295879 A JP 2000295879A JP 11098358 A JP11098358 A JP 11098358A JP 9835899 A JP9835899 A JP 9835899A JP 2000295879 A JP2000295879 A JP 2000295879A
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JP
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memory
open
power
opening
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JP11098358A
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English (en)
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Takao Arai
貴男 新井
Masahiro Fueki
正弘 笛木
Narimitsu Kobori
成光 小堀
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Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開閉体の開閉位置検出制御を簡素化すると共
に開閉体の停止位置を記憶するメモリの寿命を伸ばす。 【解決手段】 電源オン時に保存用メモリ20から前回
位置データEMを読み出してその時の実位置データCと
して位置カウンタ1に書き込む共に、その前回位置デー
タを内蔵メモリ2にも書き込む。位置カウンタでは入力
されるパルス波信号PSによる加減算の計数処理を行っ
て実位置データを算出する。電源オフ時に、位置カウン
タの実位置データCと保存用メモリの一時記憶位置デー
タRMとが一致したら、実位置データの保存用メモリへ
の書き込みを禁止する。 【効果】 モータの回転信号を計数して開閉体の実位置
データとし、電源オフ時に停止位置データを保存用メモ
リへ書き込むという簡単な回路にすると共に、保存用メ
モリへの書き込み回数を減らして、その寿命を伸ばすこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に自動車に設け
られたパワーウィンドウやサンルーフなどの開閉体の駆
動制御に適する開閉体の駆動制御方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の開閉体としてのサイドウ
ィンドウなどを自動的に開閉するようにしたパワーウィ
ンドウ装置があり、そのような車両にあっては、ウィン
ドウの全閉時に異物を挟み込んだり、モータの部品が破
損・脱落した場合などの異常を防止するために、そのよ
うな異常を判定する制御を行っている。
【0003】例えば、図3に上記パワーウィンドウ装置
の概略回路ブロック図を示す。図において、開閉駆動制
御を行うCPUからなる主制御回路11の主電源端子V
1にはイグニッションスイッチ12を介して電源電圧が
供給され、主制御回路11の各入力端子I1・I2に
は、閉動作用スイッチ13aと開動作用スイッチ13b
とからの各開閉動作信号が入力し、主制御回路11の各
出力端子O1・O2からの各正逆転駆動信号が駆動切替
回路14を介してモータ15の両端子に出力されるよう
になっている。
【0004】モータ15には例えばモータ15側に設け
られたピニオンに噛合するセクタギヤを介してX字型レ
ギュレータ16が連結されていて良く、そのX字型レギ
ュレータ16の伸縮運動により開閉体としてのサイドウ
ィンドウ17が開閉動作を行う。さらに、モータ15に
は、その所定の回転角度毎に例えばパルス波を発生する
パルス発生器18が設けられており、そのパルス発生器
18からのパルス波信号が変換回路19を介して主制御
回路11の入力端子I3に入力するようになっている。
【0005】このようにして構成されたパワーウィンド
ウ装置にあっては、閉動作時にモータ15の回転周期が
判定値以上になりかつ所定の間続いた場合には異物の挟
み込み異常であると判断して、そのような場合にはモー
タ15の全閉動作を止めて反転させるなどしている。こ
のようにして、閉動作時の挟み込み防止制御を行うこと
ができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、降車時にサ
イドウィンドウを閉め忘れて電源オフにすることもあ
り、そのような場合でも、次回の電源オン時にその時の
サイドウィンドウの停止位置を把握し、その後の全閉動
作時における挟み込み防止制御を確実に行う必要があ
る。例えば、全閉位置から全開位置までの位置を絶対値
として検出し得る変位センサを設けても良いが、センサ
及びデータ処理回路が高騰化するため、上記したような
パルス波の計数を用いることにより安価な装置とするこ
とができる。
【0007】そこで、主制御回路11に、電源オフ(イ
グニッションスイッチ12オフ)時に主制御回路11の
出力端子O3から出力される停止位置データを記憶し保
持するための例えばEEPROMからなる保存用メモリ
20を接続する。なお、電源オフ後における保存用メモ
リ20への停止位置データの書き込みを行うために、電
源オフ後に主制御回路11に所定時間電圧を供給するた
めの一時電圧供給回路21を補助電源端子V2に接続し
ておく。その書き込まれた停止位置データは、電源オン
(イグニッションスイッチ12オン)時に入力端子I4
を介して主制御回路11内に読み出され、電源オン時の
サイドウィンドウ17の停止位置として用いられる。
【0008】しかしながら、上記したように電源オフ時
にその時の停止位置データを保存用メモリ20に毎回書
き込むため、保存用メモリ20への書き込み回数が多
く、保存用メモリ(EEPROM)20の定格書き込み
回数を超えてしまう虞があるという問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決し
て、開閉体の開閉位置検出制御を簡素化すると共に開閉
体の停止位置を記憶するメモリの寿命を伸ばすことを実
現するために、本発明に於いては、開閉体を開閉駆動す
るモータに連動する回転信号発生器から出力される回転
信号を計数することにより当該開閉体の開閉位置を算出
し、前記開閉位置の変化に基づいて前記開閉体による挟
み込み状態の有無を判断するようにした開閉体の制御方
法であって、電源オフ時にその時の計数値を停止位置信
号値として保存用メモリに書き込み、次回の電源オン時
には前記保存用メモリから前記停止位置信号値を読み出
してその時の計数値とすると共に、前記電源オフ時に
は、その時の計数値と前記保存用メモリに書き込まれて
いる前記停止位置信号値とが略一致した場合には前記保
存用メモリへの書き込みを禁止するものとした。
【0010】これによれば、開閉体として特に自動車用
の場合にはサイドウィンドウやサンルーフパネルが考え
られるが、そのような開閉体にあっては電源オフ(自動
車の場合にはイグニッションスイッチ・オフ)時には通
常全閉状態にすることが考えられ、そのような場合には
電源オン時と電源オフ時とにおける開閉体の位置が一致
することになるため、電源オフ時に保存用メモリに新た
な停止位置信号値を書き込むことがなく、保存用メモリ
への書き込み回数を減らすことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された具体
例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
【0012】図1は、本発明が適用された自動車のパワ
ーウィンドウ装置におけるメモリへの停止位置の書き込
み/読み出し制御を示すフロー図である。なお、本パワ
ーウィンドウ装置の制御回路は従来例で示した構成と同
じであって良いため、その図示及び説明を省略するが、
図3と同様のものについては同一の符号を用いて以下の
説明を行う。
【0013】図1に示されるようにイグニッションスイ
ッチ12のオン動作が実行されたら、第1ステップST
1から第2ステップST2に進む。第2ステップST2
では、図2に示されるように保存用メモリとしての保存
用メモリ20からそこに記憶されている前回の電源オフ
時における前回位置データEMを読み出して、主制御回
路11内に設けられた位置カウンタ1に書き込み、開閉
体としてのサイドウィンドウ17の今回の電源オン時に
おける位置を認識する。
【0014】次の第3ステップST3では、上記読み出
した前回位置データEMを、主制御回路11内に設けら
れた内蔵メモリ2に一時記憶位置データRMとして書き
込む。次の第4ステップST4では、開閉動作に伴って
パルス発生器18から回転信号としてのパルス波が発生
したら、変換回路19を介して入力端子I3に入力され
るパルス波信号PSを位置カウンタ1に送り、位置カウ
ンタ1では、初期値(前回位置データEM)に対してパ
ルス波信号PSの計数処理(加減算)を行い、実位置デ
ータCを算出する。その実位置データCは、図示されな
い挟み込み判定処理等の制御に用いられる。
【0015】次の第5ステップST5では、イグニッシ
ョンスイッチ12がオフ状態になったか否かを判別し、
オン状態のままの場合には位置データを更新するべく上
記第4ステップST4に戻るが、イグニッションスイッ
チ12のオフ動作を確認したら、第6ステップST6に
進む。その第6ステップST6では、主制御回路11内
に設けられた判定制御部3で、電源オフ時における位置
カウンタ1の実位置データ(カウント値)Cと内蔵メモ
リ2に記憶されている一時記憶位置データRM(=E
M)とを比較し、不一致の場合には第7ステップST7
に進む。
【0016】第7ステップST7では、その時の位置カ
ウンタ1の実位置データCを保存用メモリ20に書き込
み、本制御フローを終了する。この時、保存用メモリ2
0に書き込まれた実位置データCが前回位置データEM
となって次回の電源オン時に読み出される。
【0017】第6ステップST6で実位置データCと一
時記憶位置データRMとが一致した場合には、改めて前
回位置データEMを更新する必要がないため、位置カウ
ンタ1から実位置データCを保存用メモリ20に出力す
ることを判定制御部3により禁止する。これにより、第
7ステップST7を実行しないため、電源オフの度に毎
回保存用メモリ20に書き込んで、例えばEEPROM
からなる保存用メモリ23の定格書き込み回数に早めに
達してしまい、保存用メモリ20の寿命を縮めてしまう
ことを回避することができる。
【0018】特に、本実施の形態のように自動車のパワ
ーウィンドウ装置に用いた場合には、ユーザの乗車から
降車まで一度も窓を開けない場合や、開閉動作を行った
としても、降車時に全閉状態にする場合が多いことが容
易に想像され、このような場合には、乗車前と降車後と
も全閉状態により位置データが変化していないため、上
記したように保存用メモリ(EEPROM)のデータを
更新する必要がない。
【0019】また、図示例の第6ステップST6では実
位置データCと一時記憶位置データRMとが一致したか
否かを判定条件としたが、完全に一致するのみに限る必
要はなく、例えば全閉状態から開閉動作を行った後に電
源オフ前に全閉状態に戻した場合には計数値に微妙なず
れが生じることもあり、そのような場合には位置データ
が完全に一致していなくても全閉状態であることには変
わりないため、上記第6ステップST6での判定条件と
して、略一致(許容幅は装置毎に異なって良い)として
も良い。例えば本実施の形態のように挟み込み防止制御
を行う装置にあっては、その制御に影響を及ぼさない範
囲で許容した幅をもたせることができる。
【0020】なお、上記した位置カウンタ1・内蔵メモ
リ2・判定制御部3にあっては、ソフト的な処理であっ
て良いが、回路的に構成しても良い。
【0021】
【発明の効果】このように本発明によれば、絶対値を検
出可能な高価な変位センサなどを用いずに、モータの回
転信号を計数して開閉体の実位置データとすると共に、
電源オフ時にその実位置データを停止位置データとして
記憶しておく保存用メモリを用いて回路を簡素化し、か
つ例えば自動車の開閉体としてのサイドウィンドウなど
にあっては、電源オフ(自動車の場合にはイグニッショ
ンスイッチ・オフ)時には通常全閉状態にすることが考
えられ、そのような場合には電源オン時と電源オフ時と
における開閉体の位置が一致することから、電源オフ時
に保存用メモリに新たな停止位置信号値を書き込む必要
がなく、保存用メモリへの書き込み回数を減らすことが
できるため、書き込み回数に上限がある保存用メモリの
寿命を伸ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された自動車のパワーウィンドウ
装置におけるメモリへの停止位置の書き込み/読み出し
制御を示すフロー図。
【図2】図1の制御フローを説明するための要部回路ブ
ロック図。
【図3】開閉体駆動制御回路の一例を示す自動車用パワ
ーウィンドウ装置の概略回路図。
【符号の説明】
1 位置カウンタ 2 内蔵メモリ 3 判定制御部 11 主制御回路 12 イグニッションスイッチ 13a 閉動作用スイッチ 13b 開動作用スイッチ 14 駆動切替回路 15 モータ 16 X字型レギュレータ 17 サイドウィンドウ 18 パルス発生器 19 変換回路 20 保存用メモリ 21 一時電圧供給回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小堀 成光 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株式 会社ミツバ内 Fターム(参考) 5H001 AB10 AC01 AD01 5H530 AA01 BB19 CC30 CD01 CD36 CE13 DD19

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉体を開閉駆動するモータに連動する
    回転信号発生器から出力される回転信号を計数すること
    により当該開閉体の開閉位置を算出し、前記開閉位置の
    変化に基づいて前記開閉体による挟み込み状態の有無を
    判断するようにした開閉体の制御方法であって、 電源オフ時にその時の計数値を停止位置信号値として保
    存用メモリに書き込み、次回の電源オン時には前記保存
    用メモリから前記停止位置信号値を読み出してその時の
    計数値とすると共に、前記電源オフ時には、その時の計
    数値と前記保存用メモリに書き込まれている前記停止位
    置信号値とが略一致した場合には前記保存用メモリへの
    書き込みを禁止することを特徴とする開閉体の駆動制御
    方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7061196B2 (en) 2004-03-26 2006-06-13 Honda Motor Co., Ltd. Power window system
CN102831666A (zh) * 2012-09-07 2012-12-19 重庆大学 一种门窗开启状态的记录装置
JP2013082388A (ja) * 2011-10-12 2013-05-09 Denso Corp 車両用電子制御装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7061196B2 (en) 2004-03-26 2006-06-13 Honda Motor Co., Ltd. Power window system
JP2013082388A (ja) * 2011-10-12 2013-05-09 Denso Corp 車両用電子制御装置
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Effective date: 20040309

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