JP2000293258A - 発振安定回路 - Google Patents

発振安定回路

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JP2000293258A
JP2000293258A JP11100671A JP10067199A JP2000293258A JP 2000293258 A JP2000293258 A JP 2000293258A JP 11100671 A JP11100671 A JP 11100671A JP 10067199 A JP10067199 A JP 10067199A JP 2000293258 A JP2000293258 A JP 2000293258A
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circuit
oscillation
negative
counter
frequency counting
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Toshiyuki Mori
俊之 毛利
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
Original Assignee
NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より効率性の高い発振安定回路を得る。 【解決手段】 発信回路1の出力信号102の正振幅を
バッファ2で検出し、負振幅をインバータ3で検出す
る。バッファ2が検出した出力信号数をカウンタ4でカ
ウントし、インバータ3が検出した出力信号数をカウン
タ5でカウントする。これらのカウンタ4がカウントし
た正振幅カウント数と、カウンタ5がカウントした負振
幅カウント数との同一性を、判定回路7により比較す
る。この比較結果の許可信号109により、クロック生
成回路8の内部回路へ出力されるクロック110、11
1の出力を制御する。本構成により、発振安定時間が確
保され、カウンタの段数を少なくし、さらに、発振安定
時間確保に至るまでの時間を短縮することが可能とな
る。また、不正発振がある時にはカウンタの値がずれる
ため、不正発振の高精度の検出が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発振安定回路に関
し、特に、発振初期の発振安定化を確認する発振安定回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、発振安定回路は一般に、カウンタ
を用いて予め定めた安定化時間を確保する回路に構成さ
れる。図4から図7は、従来の発振安定回路の構成内容
を説明するための図である。
【0003】従来例1の発振安定回路のブロック構成例
を示す図4において、本従来例1の発振安定回路では、
発振回路201の出力がシュミット・トリガー・インバ
ータ202へ供給され、カウンタ203の入力を生成す
る。このカウンタ203がオーバーフローすることで発
振安定時間の確保が終了し、クロック生成回路204を
動作させ、内部回路へとクロックが供給される。
【0004】発振安定時間の確保の短縮を目的とした本
発明に類似する従来例2として、特開平7−32564
0号公報開示による「スタンバイ制御回路」を図5に示
す。本提案による「スタンバイ制御回路」は、発振回路
301の出力をインバータ303とシュミット・トリガ
ー・インバータ302およびEXORゲート304で構
成される計数クロック生成回路305で受け、アップ/
ダウン・カウンタ306へ供給する。発振が不安定であ
る時、インバータ303のみが動作してアップ/ダウン
・カウンタ306をインクリメントし、発振が安定する
とシュミット・トリガー・インバータ302が動作する
ため、アップ/ダウン・カウンタ306をデクリメント
する。このデクリメントの結果、カウンタがアンダーフ
ローすることで発振安定時間の確保がされたと判断さ
れ、クロック発生回路を動作させて内部回路へクロック
を供給する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例1では、下記の各種の問題を伴う。第1に、カウ
ンタ203の段数が多いため、発振安定時間の確保に必
要な時間が長い。その理由は、発振が安定するまでを実
際に検出するのではなく、発振安定を確保するための時
間を経験的に予測し、最悪条件な場合でも十分安定する
ような時間をかける設計がなされていることによる。ま
た、段数の多いカウンタがオーバーフローすることで、
発振安定時間の確保がされたと判断することもその理由
として挙げられる。
【0006】第2に、シュミット・トリガー・インバー
タ202自体は、閾値付近の不正発振の検出ができな
い。その理由は、不正発振に対してもシュミット・トリ
ガー・インバータ202が動作することによる。その結
果、カウンタ203は不正発振による入力も受付けてし
まい、発振安定時間のカウントとして使用されてしま
う。
【0007】また、上記の従来例2では、下記の問題を
伴う。第1に、アップ/ダウン・カウンタ306の回路
が大規模になることである。その理由として、本従来例
2では不安定発振である時にカウントアップし、安定発
振になった時にカウントダウンをする。従って、発振が
実際に安定してくると、カウンタの動作がカウントダウ
ンに偏るので、カウンタがアンダーフローする。このこ
とで発振安定時間が確保されたとする。このため、不安
定発振期間をカウントすることができるだけのカウンタ
が必要になる。つまり、従来例2で使用するアップ/ダ
ウン・カウンタ306には、ユーザーに使用を許可した
発振器で最も長い発振安定時間を持つ発振器に対応する
カウント値を基に、温度、電圧等の最悪の条件を考慮
し、且つマージンを持ったカウンタが必要になる。
【0008】第2に、発振安定時の計数クロック生成回
路の動作の実現が困難である。その理由を、発振安定時
の計数クロック生成回路の動作を示す図6と、図6のタ
イミング波形との関連を示す図7とを用いて説明する。
発振安定時は、図7の回路点と関連付けた図6のb)シ
ュミット出力およびc)インバータ出力で示すように、
インバータ303とシュミット・トリガー・インバータ
302との出力が、シュミット閾値とインバータ閾値と
が異なることによって同期していない。従って、インバ
ータ303とシュミット・トリガー・インバータ302
の各出力をEXORすると、d)EXOR出力で示すよ
うな波形となり、発振安定時にもかかわらずe)EXO
R出力(期待値)とならない。このため、インクリメン
ト信号が生成される。
【0009】発振安定時に本従来例2が期待する波形は
符号eで示されるような波形であり、発振安定時にはイ
ンクリメント信号は生成されず、デクリメント信号のみ
生成されるとしている。しかし、期待する出力を得るた
めには、b)シュミット出力とc)インバータ出力とを
完全に同期させなければならない。
【0010】本発明は、より効率性の高い発振安定回路
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明では、所定の発信回路の出力
信号の正振幅を検出する正振幅検出回路と、前記出力信
号の負振幅を検出する負振幅検出回路と、前記正振幅検
出回路が検出した出力信号数をカウントする正振数計数
回路と、前記負振幅検出回路が検出した出力信号数をカ
ウントする負振数計数回路と、前記正振数計数回路がカ
ウントした正振カウント数と前記負振数計数回路がカウ
ントした負振カウント数との同一性を比較する判定回路
とを有する。
【0012】従って、本発明によれば、前記発振装置よ
り出力される発振において、正振の安定性と負振の安定
性とを分割して検査することが可能となり、発振の安定
がより検出しやすい発振安定装置を考案することが可能
となる。
【0013】求項2記載の発明では、 請求項1記載の
発振安定回路において、前記発振回路からの発振により
内部回路にクロックを供給するクロック生成回路と、前
記クロック生成回路を制御する判定回路とを有する。
【0014】従って、この発明によれば、請求項1記載
の発振安定回路において、検出した安定性用いて、物理
的にも時間的にもより効率的に発振安定回路の動作を制
御することが可能となる。
【0015】また、請求項3記載の発明では、請求項1
または2記載の発振安定回路において、前記正振検出回
路がバッファ回路を用いて構成され、前記負振検出回路
がインバ−タ回路を用いて構成されている。
【0016】従って、本発明によれば、前記発振回路に
より発信された電圧波に対し、ある閾値を用いて振幅の
有無を取り扱うことが可能となり、また、前記発振がア
ナログ波であれば、それをデジタル的に取り扱うことも
可能となるので、より確実な情報の伝達とより正確な安
定性の検出を可能する。
【0017】また、請求項4記載の発明では、請求項1
から3の何れかに記載の発振安定回路において、前記正
振検出回路の検出レベルはVDD側にシフトし、前記負
振検出回路の検出レベルはGND側にシフトする構成を
持つ。
【0018】従って、この発明によれば、検出レベルを
変えることで、発振において最低限必要な振幅を設定す
ることが可能となるので、より操作者の意図に準した発
振安定回路を提供することが可能となる。
【0019】また、請求項5記載の発明では、請求項1
から4の何れかに記載の発振安定回路において、前記判
定回路は同期性を比較するために、前記正振数計数回路
と負振数計数回路とへ、ある定められたN周期(Nは2
以上の自然数)毎にリセットをかけ、同期を図る手段を
有する。
【0020】従って、この発明によれば、請求項1から
4の何れかに記載の発振安定回路において、ある定めら
れたN周期毎に前記正振数計数回路と負振数計数回路の
同期性を得ることが可能となる発振安定回路を提供する
ことが可能となる。
【0021】また、請求項6記載の発明では、請求項1
から5の何れかに記載の発振安定回路において、前記判
定回路に入力された、前記正振数計数回路と前記負振数
計数回路との計測値に、共にある値Mを定めて発振安定
時間の確保を判定する。
【0022】従って、この発明によれば、発振安定時間
の確保を、従来の様に経験的に求められた十分長い時間
に設定する必要がなく、より短い時間で内部回路にクロ
ックの供給が可能となる発振安定回路を提供することが
可能となる。
【0023】また、請求項7記載の発明では、請求項1
から6の何れかに記載の発振安定回路において、前記正
振数計数回路と前記負振数計数回路とにより計測された
値が、共にある定められた値Mである場合は、クロック
生成回路に対し、内部回路へのクロックの供給を許可す
る許可信号を出力し、前記正振数計数回路と前記負振数
計数回路とにより計測された値が、共にある定められた
値Mでない場合は、クロック生成回路に対し、内部回路
へのクロックの供給を許可しない不許可信号を出力する
判別回路を有する。
【0024】従って、この発明によれば、請求項1から
6の何れかに記載の発振安定回路において、何らかの影
響で安定した発振を供給出来ない場合に対し、短い時間
でクロックの供給を停止することが可能となり、内部回
路への影響を最小限に抑えることが可能な発振安定回路
を提供することが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
による発振安定回路の実施の形態を詳細に説明する。図
1から図3を参照すると、本発明の発振安定回路の一実
施形態が示されている。
【0026】図1は、本発明における発振安定回路の実
施形態の回路構成例を示している。また、図2は図1の
判定回路7の内部回路の構成例を示したものである。さ
らに、図3は横軸を時間軸として、主要構成部のタイミ
ングを示している。
【0027】まず、図1を用いて実施形態の発振安定回
路の構成例を説明する。図1に示すように、本実施形態
による発振安定回路は、発振回路1の出力102をバッ
ファ2およびインバータ3で受け、各々の出力103、
104をカウンタ4、5でカウントする。発振信号の振
幅検出レベルであるバッファ2とインバータ3の閾値
は、振幅が所定のレベルに達しているかを判別させるた
めに、それぞれVDD側、GND側にシフトされてい
る。このシフトは、バッファ2には正振幅レベルを判別
させ、インバータ3には負振幅を判別させるためであ
る。
【0028】バッファ2およびインバータ3は発振回路
1の正常発振で動作し、カウンタ4は発振回路出力10
2の正振回数を、カウンタ5は発振回路出力102の負
振回数をそれぞれカウントする。判定回路7は、カウン
タ4、5の各ビット出力107、108からカウンタ
4、5をN周期毎に同期させるN値信号105と、クロ
ック生成回路8を動作させるための許可信号109とを
生成する。クロック生成回路8は、許可信号109を受
けて動作状態となり、内部回路へクロック110、11
1を供給する。
【0029】次に、発振安定時間の確保を判定し、内部
回路へクロックを供給するための、許可信号109を生
成する判定回路7の詳細な構成例について、図2を用い
て説明する。
【0030】本発明の実施形態における判定回路7の構
成例を示すブロック図である。本図2において、判定回
路7は、インバータ9、10、ANDゲート11〜1
5、ORゲート16〜18、カウンタ19、セットリセ
ットフリップフロップ20から構成される。
【0031】インバータ9、10とANDゲート11、
12によりカウンタ4、5の各ビット出力107、10
8からカウント値N−1のデコード信号112および1
13を生成し、ANDゲート15によりN−1一致信号
116を生成する。N−1一致信号116は、カウンタ
4、5のカウント値がN−1になり、且つ両者が一致し
た時に出力される。故に、不正な発振があり、カウンタ
4、5の値がずれた時には、N−1一致信号116は出
力されない。
【0032】発振安定時間の確保が終了したと判定され
るのは、N−1一致信号116が出力された時となる。
N−1一致信号116は、フリップフロップ20のセッ
ト端子に供給されており、フリップフロップ20がセッ
トされて許可信号109を生成し、クロック生成回路8
の動作を許可する。N−1一致信号116は、カウンタ
19のリセット端子にも供給され、N−1一致信号11
6が出力される度にカウンタ19はリセットされる。
【0033】ANDゲート13、14によりカウンタ
4、5の各ビット出力107、108からカウント値N
のデコード信号114および115を生成し、ORゲー
ト16によりN値信号105が生成される。
【0034】N値信号105は、カウンタ4、5のどち
らかのカウント値がNになった時に出力され、カウンタ
4、5のリセット端子に供給される。このN値信号10
5により、カウンタ4、5はカウント周期N毎にリセッ
トされる。これにより、カウンタ4、5は、カウント周
期N毎に同期を取ることになる。N値信号105は、カ
ウンタ19の入力にも供給され、N値信号105の数を
カウントする。前述したように、カウンタ19のリセッ
トは、N−1一致信号116で行われるので、カウンタ
19の出力117、つまりフリップフロップ20のリセ
ットは、カウント周期N中でN−1一致信号116が出
力されなかった時に行われる。
【0035】発振が安定している時には、カウント周期
N中で、N−1一致信号116とN信号105が1回ず
つ交互に出力される。不正な発振がある時には、N−1
一致信号116は出力されない。カウンタ19はN値信
号105を入力し、N−1一致信号116をリセットと
することにより、不正発振があった場合に許可信号10
9で入力していた”1”を不許可を表す“0”にするよ
うに動作する。
【0036】(動作の説明)次に、図1および図2の回
路の動作について、図3に示すタイミングチャートによ
り説明する。
【0037】まず、時刻T0 において電源が投入され、
リセット信号101が“1”になるとカウンタ4、5が
初期化される。また、判定回路7のフリップフロップ2
0もリセットされ、許可信号109は“0”を出力する
ため、クロック生成回路8は停止状態にある。
【0038】時刻T1 になるとリセット信号101が
“0”になり、カウンタ4、5が動作可能となる。しか
し、発振回路1の振幅102が不十分であるため、バッ
ファ2、インバータ3はアクティブにならない。このた
め、カウンタ4、5は動作しない。
【0039】時刻T2 になり、発振回路1の振幅102
が十分に大きくなると、バッファ2、インバータ3が動
作し、カウント動作を開始する。発振回路1の振幅10
2の立ち上がりをバッファ2を介してカウンタ4でカウ
ントし、立ち下がりをインバータ3を介してカウンタ5
でカウントする。つまり、発振の1周期で1回ずつカウ
ントしていく。
【0040】時刻T3 において、発振回路1の振幅10
2がカウンタ4、5のカウント値N−1までカウント
し、N−1一致信号116が出力される。このことによ
り、発振安定時間の確保が終了したと判定する。N−1
一致信号116により、フリップフロップ20がセット
されて、許可信号109が出力される。この許可信号1
09により、クロック生成回路8が動作状態となり、内
部回路へクロック110、111が供給される。
【0041】時刻T4 では、カウンタ4、5のカウント
値がNになることにより、N値信号105が出力され、
カウンタ4、5がリセットされる。このN値信号105
によりカウンタ4、5はカウント周期N毎に同期を取る
ことになり、発振が安定している時には、N−1一致信
号116とN値信号105がカウント周期Nの中で1回
ずつ出力される。従って、カウンタ19はカウント周期
Nで1回リセットされるので、フリップフロップ20が
リセットされることはなく、許可信号109を出力し続
ける。
【0042】時刻T5 では、カウント周期中で不正な発
振があった場合の動作を示している。カウンタ19の入
力であるN値信号105は、カウント周期N中で必ず1
回出力される。
【0043】カウンタ19のリセットはN−1一致信号
116で行われるが、このN−1一致信号116は、カ
ウント周期N中で不正な発振がありカウンタ4、5のカ
ウント値がずれると出力されない。従って、カウント周
期N中でN−1一致信号116が出力されない場合に
は、不正発振があったことが検出できる。N−1一致信
号116が出力されない時、カウンタ19はリセットさ
れずにN値信号105が入力される。従って、カウンタ
19の出力が“1”となりフリップフロップ20がリセ
ットされるため、許可信号109が“0”となりクロッ
ク生成回路8は停止状態となって、内部回路へのクロッ
ク110、111の供給が停止される。
【0044】上記の実施形態による発振安定回路は、発
振回路の出力を正振と負振とで分け、各々別のカウンタ
でカウントし、所定期間内のカウント値を比較して両者
が一致することにより発振安定時間が確保されたと判断
する。よって、従来のカウンタよりも段数が少なくて済
む。このため、発振安定に至るまでの時間を短縮するこ
とができ、不正発振の検出もできる。このことから、ウ
オッチ・ドッグ・タイマとしての使用も可能である。
【0045】尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施
の一例である。但し、これに限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施
が可能である。
【0046】
【発明の効果】従って、この発明によれば、請求項1記
載の発明により、前記発振装置より出力される発振にお
いて、正振の安定性と負振の安定性とを分割して検査す
ることが可能となり、発振の安定がより検出しやすい発
振安定装置を考案することが可能となる。
【0047】求項2記載の発明では、 請求項1記載の
発振安定回路において、前記発振回路からの発振により
内部回路にクロックを供給するクロック生成回路と、前
記クロック生成回路を制御する判定回路とを有する。
【0048】従って、この発明によれば、請求項1記載
の発振安定回路において、検出した安定性用いて、物理
的にも時間的にもより効率的に発振安定回路の動作を制
御することが可能となる。
【0049】また、請求項3記載の発明により、前記発
振回路により発信された電圧波に対し、ある閾値を用い
て振幅の有無を取り扱うことが可能となり、また、前記
発振がアナログ波であれば、それをデジタル的に取り扱
うことも可能となるので、より確実な情報の伝達とより
正確な安定性の検出を可能する。
【0050】また、請求項4記載の発明により、検出レ
ベルを変えることで、発振において最低限必要な振幅を
設定することが可能となるので、より操作者の意図に準
した発振安定回路を提供することが可能となる。
【0051】また、請求項5記載の発明により、請求項
1から4の何れかに記載の発振安定回路において、ある
定められたN周期毎に前記正振数計数回路と負振数計数
回路の同期性を得ることが可能となる発振安定回路を提
供することが可能となる。
【0052】また、請求項6記載の発明により、発振安
定時間の確保を、従来の様に経験的に求められた十分長
い時間に設定する必要がなく、より短い時間で内部回路
にクロックの供給が可能となる発振安定回路を提供する
ことが可能となる。
【0053】また、請求項7記載の発明により、請求項
1から6の何れかに記載の発振安定回路において、何ら
かの影響で安定した発振を供給出来ない場合に対し、短
い時間でクロックの供給を停止することが可能となり、
内部回路への影響を最小限に抑えることが可能な発振安
定回路を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発振安定回路の実施形態を示す回路ブ
ロック構成図である。
【図2】図1の判定回路7の内部構成例を示した回路図
である。
【図3】主要構成部の動作例を示すタイミング図であ
る。
【図4】従来例1の発振安定回路の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図5】従来例2の発振安定回路の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図6】従来例2の動作例を説明するためのタイミング
波形図である。
【図7】図6のタイミング波形との関連を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
1 発振回路 2 バッファ 3 インバータ 4、5 カウンタ 6 ORゲート 7 判定回路 8 クロック生成回路 9、10 インバータ 11〜15 ANDゲート 16〜18 ORゲート 19 カウンタ 20 セットリセットフリップフロップ 101 リセット信号 102 発振回路出力 103 バッファの出力 104 インバータの出力 105 N値信号 107、108 カウンタのビット出力 109 許可信号 110、111 内部回路へ出力されるクロック 112、113 カウント値N−1のデコード信号 114、115 カウント値Nのデコード信号 116 N−1一致信号 201 発振回路 202 シュミット・トリガ・インバ−タ 203 カウンタ 204 クロック生成回路 301 発振回路 302 シュミット・トリガ・インバ−タ 303 インバ−タ 304 EXORゲ−ト 305 計数クロック生成回路 306 アップ/ダウン・カウンタ 307、308 フリップフロップ回路 309 クロック発生回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の発信回路の出力信号の正振幅を検
    出する正振幅検出回路と、 前記出力信号の負振幅を検出する負振幅検出回路と、 前記正振幅検出回路が検出した出力信号数をカウントす
    る正振数計数回路と、 前記負振幅検出回路が検出した出力信号数をカウントす
    る負振数計数回路と、 前記正振数計数回路がカウントした正振カウント数と前
    記負振数計数回路がカウントした負振カウント数との同
    一性を比較する判定回路とを有することを特徴とする発
    振安定回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発振安定回路において、 前記発振回路からの発振により内部回路にクロックを供
    給するクロック生成回路と、 前記クロック生成回路を制御する判定回路とを有するこ
    とを特徴とする発振安定回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の発振安定回路に
    おいて、 前記正振検出回路がバッファ回路を用いて構成され、 前記負振検出回路がインバ−タ回路を用いて構成されて
    いることを特徴とする発振安定回路。
  4. 【請求項4】 請求項1から3の何れかに記載の発振安
    定回路において、 前記正振検出回路の検出レベルはVDD側にシフトし、 前記負振検出回路の検出レベルはGND側にシフトする
    構成を持つことを特徴とする発振安定回路。
  5. 【請求項5】 請求項1から4の何れかに記載の発振安
    定回路において、 前記判定回路は同期性を比較するために、前記正振数計
    数回路と負振数計数回路とへ、ある定められたN周期
    (Nは2以上の自然数)毎にリセットをかけ、同期を図
    る手段を有することを特徴とする発振安定回路。
  6. 【請求項6】 請求項1から5の何れかに記載の発振安
    定回路において、 前記判定回路に入力された、前記正振数計数回路と前記
    負振数計数回路との計測値に、共にある値Mを定めて発
    振安定時間の確保を判定することを特徴とする発振安定
    回路。
  7. 【請求項7】 請求項1から6の何れかに記載の発振安
    定回路において、 前記正振数計数回路と前記負振数計数回路とにより計測
    された値が、共にある定められた値Mである場合は、ク
    ロック生成回路に対し、内部回路へのクロックの供給を
    許可する許可信号を出力し、前記正振数計数回路と前記
    負振数計数回路とにより計測された値が、共にある定め
    られた値Mでない場合は、クロック生成回路に対し、内
    部回路へのクロックの供給を許可しない不許可信号を出
    力する判別回路を有することを特徴とする発振安定回
    路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6888391B2 (en) 2001-11-29 2005-05-03 Nec Electronics Corporation Clock generating circuit and clock generating method

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