JP2000293008A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000293008A
JP2000293008A JP11102301A JP10230199A JP2000293008A JP 2000293008 A JP2000293008 A JP 2000293008A JP 11102301 A JP11102301 A JP 11102301A JP 10230199 A JP10230199 A JP 10230199A JP 2000293008 A JP2000293008 A JP 2000293008A
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color
image
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JP11102301A
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English (en)
Inventor
Takao Tagawa
敬雄 田川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プロセス条件を異ならせた場合でも最小のロス
タイムでプロセスを実行して効率良く画像を形成する。 【解決手段】シーケンス制御部205は、多色の画像を
形成するプロセスを実行するとき、先行プロセスの最終
色の現像位置から起動するプロセスの最初の現像色の現
像位置まで回転するカラー現像部14の公転時間が連続
複写動作を行う場合の最小プロセス間隔の時間より短い
場合には、先行プロセスの書込終了後に最小プロセス間
隔分の時間が経過してから起動するプロセスを実行し、
公転時間が最小プロセス間隔の時間より長い場合には、
カラー現像部が起動するプロセスのプロセス条件による
最初の現像色の現像位置に移動してから最小プロセス間
隔分の時間が経過してから起動するプロセスを実行させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタルカラ−
複写機やプリンタ装置等の画像形成装置、特に画像形成
の生産性向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラー複写機等で読み取った原稿の画像
情報やホスト装置から送られた画像情報の多色画像を形
成するときに各色のトナー像を精度良く重ね合わせるた
め、例えば特開平5−27521号公報や特開平5−1
50574号公報,特開平7−325455号公報に示
すように、感光体に形成されたトナー像を重ね合わせる
中間転写体に基準マークを設け、この基準マークの検出
に基づいて各色の画像の書込信号のタイミングを制御し
て、色ずれや位置ずれのないカラー画像を得るようにし
ている。このように中間転写体の基準マークの検出によ
り画像の書込信号のタイミングを制御していると、色合
わせの必要のない単色の画像を得る場合にも中間転写体
の基準マークを検出して画像の書込信号を発するため、
単色の画像を形成するときに生産性が低下する。これを
防止するために、特開平5−27521号公報に示すよ
うに、単色の画像を形成するときは、中間転写体の基準
マークとは無関係に画像の書込信号を発するようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年のデジタル画像形
成装置は、1台の装置で複写機とプリンタ装置及びファ
クシミリ装置の各機能を併せ持つようになってきてい
る。この画像を形成するプロセス条件が異なる各種機能
を有する画像形成装置において、同じプロセス条件を連
続して繰り返す場合には画像品質と生産性を保つことは
できるが、例えば複写動作からファクシミリ動作とプロ
セス条件を異ならせた場合に、画像品質を維持しながら
生産性を著しく落とさずに画像を形成することことにつ
いては開示されていない。
【0004】この発明はこのようにプロセス条件を異な
らせた場合でも最小のロスタイムでプロセスを実行さ
せ、効率良く画像を形成することができる画像形成装置
を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る画像形成
装置は、感光体に形成された潜像を可視化する回転式の
カラー現像装置と感光体に形成されたトナー像を保持す
る中間転写体を有し、2色以上の画像を形成するときは
中間転写体の基準マークの検出を基準に画像基準信号を
発行して画像形成を行い、単色の画像を形成するときは
中間転写体の基準マークの検出に関係なく連続複写速度
に合わせて画像基準信号を発行して画像形成を行う画像
形成装置において、多色の画像を形成するプロセスを起
動するとき既に起動されて実行中の先行プロセスがある
とき、起動するプロセスのプロセス条件と実行中の先行
プロセスのプロセス条件が同じ場合及び起動するプロセ
スのプロセス条件による最初の現像色が実行中の先行プ
ロセスのプロセス条件による最終色と同じ場合に、先行
プロセスの書込終了後に連続複写動作を行う場合の最小
プロセス間隔分の時間が経過してから起動するプロセス
を実行することを特徴とする。
【0006】上記起動するプロセスのプロセス条件によ
る最初の現像色が実行中の先行プロセスのプロセス条件
による最終色と異なるときに、先行プロセスの最終色の
現像位置から起動するプロセスの最初の現像色の現像位
置まで回転する公転時間が連続複写動作を行う場合の最
小プロセス間隔の時間より短い場合には、先行プロセス
の書込終了後に連続複写動作を行う場合の最小プロセス
間隔分の時間が経過してから起動するプロセスを実行
し、公転時間が最小プロセス間隔の時間より長い場合に
は、カラー現像部が起動するプロセスのプロセス条件に
よる最初の現像色の現像位置に移動してから、先行プロ
セスの書込終了後に連続複写動作を行う場合の最小プロ
セス間隔分の時間が経過してから起動するプロセスを実
行する。
【0007】また、多色の画像を形成するプロセスを実
行するときに、先行プロセスの実行が終了してカラー現
像装置が待機位置に移動している場合、カラー現像装置
が待機位置に停止してから、多色の画像形成プロセスを
起動する。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明のカラー画像形成装置
は、画像形成部とスキャナと、LAN等に接続され、画
像形成部とスキャナの動作を制御する制御部とを有す
る。画像形成部は画像形成ユニットと1次転写ユニット
と2次転写ユニットと給紙ユニット及び定着ユニットを
有する。画像形成ユニットは画像書込部からのレーザビ
ームにより感光体上に静電潜像を形成し、形成した静電
潜像をカラー現像部で可視化してトナー像を形成する。
1次転写ユニットは複数のテンションローラに巻回され
た中間転写ベルトと1次転写部と中間転写ベルトの基準
マークを読み取る基準位置センサ及びクリーニング部を
有し、感光体に形成されたトナー像を中間転写ベルトに
1次転写する。2次転写ユニットは中間転写ベルトに転
写されたトナー像を転写紙に2次転写する。制御部はシ
ステム制御部と操作制御部と画像メモリとプリンタ制御
部とシーケンス制御部と書込制御部及びデバイス制御部
を有する。
【0009】プリンタ制御部はシステム制御部から例え
ばプリント要求のプロセス要求を受け付けると、デバイ
ス制御部から通知される画像形成部のセンサ情報を参照
してトナーエンドやペーパーエンドがなくプロセスを受
付可能かプロセス受付禁止かを確認し、画像形成部がプ
ロセス受付可能で要求されたプロセスが実行可能と判断
したら、今回受け付けたプロセスより前に受け付けてそ
のとき実行中の先行プロセスがあるかどうかを確認し、
先行プロセスがあるとき、起動するプロセスのプロセス
条件と実行中の先行プロセスのプロセス条件が同じ場合
及び起動するプロセスのプロセス条件による最初の現像
色が実行中の先行プロセスのプロセス条件による最終色
と同じ場合は、カラー現像部の現像色を切り換えるため
に公転する必要がないから、先行プロセスの書込終了か
ら連続複写速度による最小プロセス間隔分の時間が経過
して次プロセスが実行開始可能になるのを待つ。また、
起動するプロセスのプロセス条件による最初の現像色が
実行中の先行プロセスのプロセス条件による最終色と異
なるとき、先行プロセスの最終色の現像位置から起動す
るプロセスの最初の現像色の現像位置まで回転する公転
時間が最小プロセス間隔の時間より短い場合には、先行
プロセスの書込終了後に連続複写動作を行う場合の最小
プロセス間隔分の時間が経過してから起動するプロセス
を実行し、公転時間が最小プロセス間隔の時間より長い
場合には、カラー現像部が起動するプロセスのプロセス
条件による最初の現像色の現像位置に移動してから、先
行プロセスの書込終了後に連続複写動作を行う場合の最
小プロセス間隔分の時間が経過してから起動するプロセ
スを実行する。
【0010】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の画像形成装置の
構成を示すブロック図である。図に示すように、画像形
成装置は画像形成部100と、スキャナ101と、公衆
回線102とLAN103に接続され、画像形成部10
0とスキャナ101の動作を制御する制御部200とを
有する。画像形成部100は、図2の構成図に示すよう
に、画像形成ユニット1と1次転写ユニット2と2次転
写ユニット3と給紙ユニット4及び定着ユニット5を有
する。画像形成ユニット1は感光体11の周囲に配置さ
れた帯電チャージャ12と画像書込部13とブラック
(K),シアン(C),マゼンタ(M),イエロー
(Y)からなる回転式のカラー現像部14と濃度センサ
15及びドラムクリ−ニング部16を有し、画像書込部
13からのレーザビームにより感光体11に静電潜像を
形成し、形成した静電潜像をカラー現像部14で可視化
してトナー像を形成する。濃度センサ15はトナー像を
形成した感光体11に描かれた特定パターンの濃度を検
出して、適正な濃度でトナー像が形成されているかどう
かを確認する。
【0011】1次転写ユニット2は中間転写ベルト21
と1次転写部22と複数のテンションローラ23と2次
転写ローラ24と基準位置センサ25及びクリーニング
部26を有し、感光体11に形成されたトナー像を中間
転写ベルト21に1次転写する。中間転写ベルト21
は、図3に示すように、非画像部に基準マーク27が設
けられている。この中間転写ベルト21は感光体11上
のトナー像を1次転写するとき以外は図示しない接離機
構によって感光体11の表面から離れ、トナー像を1次
転写するときだけ感光体11の表面に圧接される。2次
転写ユニット3は中間転写ベルト21に転写されたトナ
ー像を転写紙6に2次転写する。
【0012】この画像形成部100は、スキャナ101
で読み取った原稿の画像情報やホスト装置から送られた
画像情報の画像形成サイクルが始まると、形成する画像
が1色の場合は1次転写ユニット2の中間転写ベルト2
1の基準マーク27を検出する必要がないので、画像形
成ユニット1の感光体11に形成されたトナー像を基準
マーク27の位置とは関係なく中間転写ベルト21に1
次転写する。2次転写ユニット3は中間転写ベルト21
に転写されたトナー像の先端に合わせて給紙ユニット4
から順次給紙された転写紙6にトナー像を2次転写し、
定着ユニット5は転写紙6に転写されたトナー像を定着
して排紙トレイに排出する。中間転写ベルト21に残留
しているトナーはクリーニング部26で回収する。
【0013】形成する画像が2色以上の場合は、中間転
写ベルト21上の基準マーク27を基準位置センサ25
で検知し、このマーク検知信号を基準にして感光体11
に形成されたトナー像を中間転写ベルト21に1次転写
する。この感光体11に形成されたトナー像を中間転写
ベルト21に転写する1次転写を各色毎に繰り返す。す
なわち、2色の画像を形成する場合には中間転写ベルト
21を2回転し、フルカラーの画像を形成する場合には
中間転写ベルト21を4回転して、各回転毎にマーク検
知信号を基準にして感光体11に形成されたトナー像を
中間転写ベルト21に1次転写して各色の画像を位置ず
れなしに重ね合わせる。所定の色のトナー像を中間転写
ベルト21に転写したら、中間転写ベルト21に転写さ
れたトナー像の先端に合わせて給紙された転写紙6にト
ナー像を2次転写し、定着ユニット5は転写紙6に転写
されたトナー像を加熱,加圧して定着する。
【0014】制御部200はシステム制御部201と操
作制御部202と画像メモリ203とプリンタ制御部2
04とシーケンス制御部205と書込制御部206及び
デバイス制御部207を有する。システム制御部201
は公衆回路102とLAN103又は操作制御部202
からジョブ単位で動作要求を受け付け、公衆回路102
やLAN103からのプリント出力要求があったとき
に、その画像データを画像メモリ203に展開し、スキ
ャナ101で読み取った原稿の画像データを印刷するよ
うなコピー動作要求のときは、スキャナ130で読み取
った画像データを画像メモリ203に展開する。そして
公衆回路102やLAN103から画像データを得るよ
うなプリント出力要求の場合は、転写紙6の1枚単位の
画像形成プロセスを発行して要求された動作を行う。ま
た、例えばコピー動作中にプリント出力要求がある場合
など複数の出力要求があった場合、システム制御部20
1はユーザの設定によりコピー動作中にプリント動作を
割り込ませたり(インターリーブ動作)、コピー終了後
にプリンタ動作を実行させたりする。
【0015】プリンタ制御部204はシステム制御部2
01からのプロセス要求を受け付けると、デバイス制御
部207から通知される画像形成部100のセンサ情報
を参照してトナーエンドやペーパーエンドがなくプロセ
スを受付可能かプロセス受付禁止かを確認し、プロセス
受付禁止と判断したときはシステム制御部201にプロ
セス実行不能を通知し、プロセス受付可能と判断したと
きはシステム制御部201にプロセス実行可能を通知し
てシーケンス制御部205にシーケンス動作の実行開始
を通知してプロセスを起動する。そしてプリンタ制御部
204はプロセスの実行を開始して画像形成動作を実行
しているときに、次の画像形成動作が可能となるタイミ
ングでシステム制御部201にプロセス受付可能を通知
する。システム制御部201はプロセス受付可能の通知
を受けると、発行待ちのプロセスがあるときは、そのプ
ロセスをプリンタ制御部204に発行する。
【0016】シーケンス制御部205は起動されたプロ
セスのタイミング管理を行い、所定のタイミングでデバ
イス制御部207に画像形成部100の各ユニットの動
作要求例えばオン/オフ要求を発行して各ユニットの動
作状態を要求したり、画像形成部100のセンサ情報要
求を発行して各センサの状態を受けたりしてシーケンス
動作を実現させる。また、実行開始と書き込み開始可
能,書き込み中,書き込み終了,回転式のカラー現像部
14の待機位置移動要求発行済み,実行終了などのシー
ケンスの実行状態をプロセス毎にプリンタ制御部204
に通知する。
【0017】書込制御部206はシーケンス制御部20
5から書込基準信号受付可能を通知されると、2色以上
の画像を形成する場合には、画像形成部100の中間転
写ベルト21の基準マーク27の検出を基準にして書込
基準信号をスキャナ101又は画像メモリ203に発行
し、1色の画像を形成する場合には基準マーク27の検
出とは関係なく書込基準信号をスキャナ101又は画像
メモリ203に発行する。スキャナ101や画像メモリ
203は書込基準信号に同期して、画像基準信号に同期
させた画像データを書込制御部206に送る。書込制御
部206は画像データが入力されると、画像形成部10
0の画像書込部13のレーザダイオードを発光させて感
光体11に静電潜像を形成させる。
【0018】デバイス制御部207はシーケンス制御部
205からの画像形成部100の各負荷のオン/オフF
要求により排他制御により画像形成部100の各負荷を
オン/オフして画像形成部100を動作させる。この排
他制御は例えばある負荷Aのオン要求がきたときに、そ
の負荷Aのオンカウンタのカウント値を判断し、カウン
ト値が「0」の場合は負荷Aをオンさせ、カウント値が
「0」以外の場合には負荷Aのオン操作は行わない。こ
のカウンタ値の判断が済んだら負荷Aのオンカウンタの
カウント値をインクリメントする。そして負荷Aのオフ
要求がきたときに、負荷Aのオフカウンタのカウント値
が「0」でない場合は、負荷Aのオフカウンタのカウン
ト値をデクリメントする。このカウント値が「0」にな
ったら負荷Aのオフ操作を行う。このようにプロセス毎
に負荷をオン,オフすることにより、プロセス毎にプロ
セスの連続性を考慮せずに容易に連続動作を実現でき
る。この各負荷のカウンタは電源投入時や異常発生時に
初期化しておく。また、デバイス制御部207は画像形
成部100の各センサの状態を周期的に監視し、チャタ
リング除去後のセンサ値を現在のセンサ状態として記憶
し、各センサの状態に変化があったときにプリンタ制御
部204に通知したり、シーケンス制御部205からの
センサ情報要求があった場合に、センサ状態をシーケン
ス制御部205に通知する。
【0019】上記のように構成された画像形成装置でプ
リンタ制御部204に例えばプリント要求があったとき
にプロセス起動と書き込み開始を行うときのの動作を図
4のフローチャートを参照して説明する。
【0020】プリンタ制御部204はシステム制御部2
01から例えばプリント要求のプロセス要求を受け付け
ると、デバイス制御部207から通知される画像形成部
100のセンサ情報を参照してトナーエンドやペーパー
エンドがなくプロセスを受付可能かプロセス受付禁止か
を確認し、画像形成部100がプロセス受付可能で要求
されたプロセスが実行可能と判断したら、今回受け付け
たプロセスより前に受け付けてそのとき実行中の先行プ
ロセスがあるかどうかを確認する(ステップS1)。先
行プロセスがある場合は、先行プロセスのプロセス実行
状態であるブラック(K),シアン(C),マゼンタ
(M),イエロー(Y)からなる回転式のカラー現像部
14が待機位置に移動中かどうかを確認する(ステップ
S2)。これは起動されるプロセスの現像を実現させる
ためにはカラー現像部14の位置が起動開始されるプロ
セスの最初の現像色の位置と等しくなければならないか
らである。カラー現像部14を位置制御できるモータで
制御したとしても、プロセス起動のタイミング等によ
り、シーケンス動作でカラー現像部14を最初の現像位
置に公転させるタイミングでカラー現像部14が待機位
置に停止しているかどうかは不明である。カラー現像部
14が公転中に位置変更も可能であるが、モータ立ち下
げ時では変更は不可能であり位置精度の誤差が大きくな
る可能性がある。そこでカラー現像部14が待機位置に
移動中と判断した場合、カラー現像部14の公転動作が
終了して待機位置に停止しどうかを判断する(ステップ
S3)。そしてプリンタ制御部204はカラー現像部1
4が待機位置に停止中と判断した場合及びカラー現像部
14が移動中であったが待機位置に停止したと判断した
場合にシーケンス制御部205に対してプロセスの実行
指示を行いプロセスを起動する(ステップS4)。
【0021】また、カラー現像部14が移動中と判断さ
れた場合、プロセスを起動してカラー現像部14の最初
の現像色への移動動作のみを遅らせる方法も考えられ
る。カラー画像形成装置の場合、ブラック(K),シア
ン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)の各色毎に
感光体11の電位の設定が行われている。このため帯電
の色切り替えによる出力値切り替えと現像バイアスの色
切り替えによる出力値切り替えは常に同期していない
と、現像剤が感光体11の表面に付着して感光体11に
傷を付けたり、トナーが感光体11の表面に付着してト
ナーを余分に消費したりしてしまう。これを防ぐために
は通常のシーケンスのほかにカラー現像部14のタイミ
ングを監視し、カラー現像部14が公転可能になったら
公転を開始させるような制御をする必要がある。
【0022】シーケンス制御部205はプロセスの実行
が指示されると、プロセス起動前にカラー現像部14の
待機位置停止待ちを行ったかを確認する(ステップS
5)。そしてカラー現像部14の待機位置停止待ちをし
ていないと判断した場合、先行プロセスがあるかどうか
を確認する(ステップS6)。カラー現像部14の待機
位置停止待ちを行ったと判断した場合及びカラー現像部
14の待機位置停止待ちをしていないが先行プロセスが
ないと判断した場合には、カラー現像部14に最初の現
像色への移動を要求し(ステップS7)、書き込み開始
可能になるのを待つ(ステップS14)。また、カラー
現像部14の待機位置停止待ちをしていないと判断した
場合で先行プロセスありと判断した場合(ステップS
5,S6)、起動するプロセスが多色の画像を形成する
多色プロセスであるかどうかを確認する(ステップS
8)。プリンタ制御部204のプロセス受付可能なとき
は次の画像形成動作が可能なタイミングであり、単色の
画像を形成するプロセスの場合は1次転写ユニット2の
基準位置センサ25で中間転写ベルト21の基準マーク
27の検出を基準にする必要がないので、単色の画像を
形成するプロセスと判断した場合には書き込み開始可能
を待つ(ステップS14)。
【0023】シーケンス制御部205は多色の画像を形
成するプロセスと判断した場合は、実行するプロセスの
プロセス条件が先行プロセスと同じプロセス条件である
かを確認する(ステップS9)。この確認の結果、実行
するプロセスのプロセス条件が現在実行中の先行プロセ
スと同じプロセス条件の場合には、カラー現像部14の
現像色を切り換えるために公転する必要がないから、先
行プロセスの書込終了から連続複写速度による最小プロ
セス間隔分の時間が経過して次プロセスが実行開始可能
になるのを待つ(ステップS13)。また、シーケンス
制御部205は実行するプロセスのプロセス条件が現在
実行中の先行プロセスのプロセス条件と異なる場合は、
実行するプロセスのプロセス条件の最初の現像色が先行
プロセスの最終現像色と同じ現像色であるかを確認する
(ステップS10)。この確認の結果、実行するプロセ
スの最初の現像色が先行プロセスの最終現像色と同じ現
像色と判断した場合には、先行プロセスの書込みが終了
した時点でカラー現像部14を公転する必要がないの
で、先行プロセスの書込終了から連続複写速度による最
小プロセス間隔分の時間が経過して次プロセスが実行開
始可能になるのを待つ(ステップS13)。この最小プ
ロセス間隔分の時間は画像を形成する転写紙6の給紙搬
送動作においてセンサが転写紙6間を検知できるように
したり、規定される連続複写速度を満足させたりするた
めの時間である。実行するプロセスの最初の現像色が先
行プロセスの最終現像色と異なる現像色と判断した場合
は、先行プロセスの最終色と実行するプロセスの最初の
現像色の現像位置の関係からカラー現像部14を先行プ
ロセスの最終色の現像位置から実行するプロセスの最初
の現像色の現像位置まで回転する公転時間を導き出し、
この公転時間と最小プロセス間隔の時間を比較する(ス
テップS11)。この公転時間はカラー現像部14の現
像モータの特性とカラー現像部14のブラック(K),
シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)の各現
像器の配置から常に一定に保たれるため、公転時間を演
算して導き出すことができるが、公転時間を各現像器の
配置位置に応じてテーブル化しておき、先行プロセスの
最終色の現像位置から実行するプロセスの最初の現像色
の現像位置から公転時間を導き出したり、先行プロセス
の最終色の現像位置と実行するプロセスの最初の現像色
の現像位置の公転角度から公転時間を導き出すことによ
り処理時間を短縮することができる。
【0024】カラー現像部14を先行プロセスの最終色
の現像位置から実行するプロセスの最初の現像色の現像
位置まで回転する公転時間を導き出して最小プロセス間
隔の時間を比較した結果、公転時間が最小プロセス間隔
の時間より短い場合には、最小プロセス間隔の時間内に
カラー現像部14の公転が終了し、実行するプロセスの
最初の現像色の現像の準備ができるため、最小プロセス
間隔で実行するプロセスを開始することができるから最
小プロセス間隔分の時間が経過して次プロセスが実行開
始可能になるのを待つ(ステップS13)。このように
先行プロセスの最終色の現像位置から実行するプロセス
の最初の現像色の現像位置まで回転する公転時間と最小
プロセス間隔の時間を比較するから、実行するプロセス
のプロセス条件の最初の現像色が先行プロセスの最終現
像色と同じ現像色であるかを確認する処理を省くことも
できる。すなわち、実行するプロセスのプロセス条件の
最初の現像色が先行プロセスの最終現像色と同じ現像色
の場合には、公転時間を「0」にすることで最小プロセ
ス間隔の時間が公転時間より長いと判断できるからであ
る。この場合、公転時間を存在しないような値、例えば
最大公転時間の2倍以上になる値や最大値になるような
値にすることにより公転なしと判断することもできる。
【0025】また、公転時間が最小プロセス間隔の時間
より長い場合にはカラー現像部14が実行するプロセス
のプロセス条件による最初の現像色の現像位置に公転さ
れるのを待ち(ステップS12)、カラー現像部14が
実行するプロセスのプロセス条件による最初の現像色の
現像位置に公転したら先行プロセスの書込終了から連続
複写速度による最小プロセス間隔分の時間が経過して次
プロセスが実行開始可能になるのを待つ(ステップS1
3)。これはプロセス間での画像を形成する間隔を一定
に保ち、画像品質を保証することと、転写紙6の搬送系
のメカ的レイアウトや駆動系の連結時間と搬送する転写
紙6のスリップ等による時間的ばらつきを解消して転写
紙6の搬送品質を保証するために必要なプロセス間隔で
あり、このプロセス間隔が短いと画像品質等が悪くなる
おそれがあり、長すぎると連続動作間隔が長くなって画
像形成の生産性がわるくなってしまうので、適正な時間
が経過するの待つ。シーケンス制御部205は先行プロ
セスの書き込みが終了した後に最小プロセス間隔分の時
間が経過したときに書込開始可能であるかを確認する
(ステップS14)。この書込開始可能な条件は、書込
制御部206が書き込み可能であることと、カラー現像
分14が実行するプロセスのプロセス条件に応じた現像
位置に達していることと帯電領域が感光体11の書込み
位置にきていること及びスキャナ同期の場合にはスキャ
ナ101が読み取り開始可能であることなどがあり、全
ての条件が満たされるまで画像形成動作の実行開始を禁
止する。これらの全ての条件が満たされ書き込み開始可
能となると、シーケンス制御部205はこれから書込み
を開始するプロセスが多色プロセスの場合には(ステッ
プS15)、中間転写ベルト21の基準マーク27の検
出に基づいて書込基準信号の受付を書込制御部206に
通知し(ステップS16,S17)、感光体11に対す
る書込みを開始させてプロセスを実行する(ステップS
18)。また、書込みを開始するプロセスが単色プロセ
スの場合には(ステップS15)、中間転写ベルト21
の基準マーク27の検出を基準にしないから、基準マー
ク27の検出を待たずに感光体11に対する書込みを開
始させてプロセスを実行する(ステップS18)。
【0026】このようにプロセスを実行しているとき
に、シーケンス制御部205でカラー現像部14の現像
色を切り換えるための公転を制御するときの動作を図5
のフローチャートを参照して説明する。
【0027】シーケンス制御部205は実行中のプロセ
スが最終現像色であるかどうかを確認し(ステップS2
1)、最終現像色でない場合は、カラー現像部14を次
の現像色へ移動することをデバイス制御部207に要求
する(ステップS22)。また、最終現像色と判断した
場合には次にプロセスがあるかどうかを判断する(S2
3)。この判断の結果、次プロセスがない場合にはカラ
ー現像部14を待機位置に移動することを要求する(ス
テップS24)。また、次プロセスがある場合には、カ
ラー現像部14を次プロセスの最初の現像色へ移動する
ことを要求を要求する(ステップS25)。このように
して異なるプロセス条件でもカラー現像部14の現像位
置管理を容易にかつ正しく行うことができる。
【0028】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、多色の
画像を形成するプロセスを起動するとき既に起動されて
実行中の先行プロセスがあるとき、起動するプロセスの
プロセス条件と実行中の先行プロセスのプロセス条件が
同じ場合及び起動するプロセスのプロセス条件による最
初の現像色が実行中の先行プロセスのプロセス条件によ
る最終色と同じ場合には、先行プロセスの最終書き込み
終了を基準に最小プロセス間隔をあけて書き込みを開始
させて、画像の品質を損なうことなく迅速に画像を形成
うことができ、生産性を向上させることができる。
【0029】また、起動するプロセスのプロセス条件に
よる最初の現像色が実行中の先行プロセスのプロセス条
件による最終色と異なり、先行プロセスの最終色の現像
位置から起動するプロセスの最初の現像色の現像位置ま
で回転する公転時間が連続複写動作を行う場合の最小プ
ロセス間隔の時間より短い場合には、先行プロセスの書
込終了後に連続複写動作を行う場合の最小プロセス間隔
分の時間が経過してから起動するプロセスを実行し、公
転時間が最小プロセス間隔の時間より長い場合には、カ
ラー現像部が起動するプロセスのプロセス条件による最
初の現像色の現像位置に移動してから先行プロセスの書
込終了後に連続複写動作を行う場合の最小プロセス間隔
分の時間が経過してから起動するプロセスを実行するか
ら、異なるプロセス条件のプロセスを連続実行するとき
のカラー現像部の公転待ちを必要最低限にして、多色の
画像を迅速に形成することができる。
【0030】また、多色の画像を形成するプロセスを実
行するときに、先行プロセスの実行が終了してカラー現
像装置が待機位置に移動している場合、カラー現像装置
が待機位置に停止してから多色の画像形成プロセスを起
動することにより、最小のロスタイムで次プロセスを起
動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の画像形成装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】上記実施例の画像形成部の構成図である。
【図3】中間転写ベルトの基準マークを示す斜視図であ
る。
【図4】上記実施例のプロセス起動動作を示すフローチ
ャートである。
【図5】上記実施例のカラー現像部の現像色切換え動作
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 画像形成部 101 スキャナ 200 制御部 201 システム制御部 202 操作制御部 203 画像メモリ 204 プリンタ制御部 205 シーケンス制御部 206 書込制御部 207 デバイス制御部 11 感光体 14 カラー現像部 21 中間転写ベルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体に形成された潜像を可視化する回
    転式のカラー現像装置と感光体に形成されたトナー像を
    保持する中間転写体を有し、2色以上の画像を形成する
    ときは中間転写体の基準マークの検出を基準に画像基準
    信号を発行して画像形成を行い、単色の画像を形成する
    ときは中間転写体の基準マークの検出に関係なく連続複
    写速度に合わせて画像基準信号を発行して画像形成を行
    う画像形成装置において、 多色の画像を形成するプロセスを起動するとき既に起動
    されて実行中の先行プロセスがあるとき、起動するプロ
    セスのプロセス条件と実行中の先行プロセスのプロセス
    条件が同じ場合及び起動するプロセスのプロセス条件に
    よる最初の現像色が実行中の先行プロセスのプロセス条
    件による最終色と同じ場合に、先行プロセスの書込終了
    後に連続複写動作を行う場合の最小プロセス間隔分の時
    間が経過してから起動するプロセスを実行することを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記起動するプロセスのプロセス条件に
    よる最初の現像色が実行中の先行プロセスのプロセス条
    件による最終色と異なるときに、先行プロセスの最終色
    の現像位置から起動するプロセスの最初の現像色の現像
    位置まで回転する公転時間が連続複写動作を行う場合の
    最小プロセス間隔の時間より短い場合には、先行プロセ
    スの書込終了後に連続複写動作を行う場合の最小プロセ
    ス間隔分の時間が経過してから起動するプロセスを実行
    し、公転時間が最小プロセス間隔の時間より長い場合に
    は、カラー現像部が起動するプロセスのプロセス条件に
    よる最初の現像色の現像位置に移動してから、先行プロ
    セスの書込終了後に連続複写動作を行う場合の最小プロ
    セス間隔分の時間が経過してから起動するプロセスを実
    行する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記多色の画像を形成するプロセスを実
    行するときに、先行プロセスの実行が終了してカラー現
    像装置が待機位置に移動している場合、カラー現像装置
    が待機位置に停止してから、多色の画像形成プロセスを
    起動する請求項1記載の画像形成装置。
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