JP2000291982A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents
冷凍サイクル装置Info
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- Japan
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- rubber
- refrigeration cycle
- vibration
- cycle apparatus
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D23/00—General constructional features
- F25D23/006—General constructional features for mounting refrigerating machinery components
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2500/00—Problems to be solved
- F25B2500/13—Vibrations
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Compressor (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は冷凍サイクル装置の圧縮機用防振ゴ
ムに関して塩素化ゴム代替化さらにゴム代替化を行うこ
とにより、環境負荷を低減した防振ゴムを長期信頼性を
踏まえて提供するものである。 【解決手段】 圧縮機を支持する基板と、前記基板に垂
直に固定した固定ピンと、前記固定ピンの外周に内接す
る防振ゴムと、前記防振ゴムに載置する前記圧縮機の支
持脚とを具備し、前記防振ゴムが熱可塑性エラストマー
で構成される冷凍サイクル装置。
ムに関して塩素化ゴム代替化さらにゴム代替化を行うこ
とにより、環境負荷を低減した防振ゴムを長期信頼性を
踏まえて提供するものである。 【解決手段】 圧縮機を支持する基板と、前記基板に垂
直に固定した固定ピンと、前記固定ピンの外周に内接す
る防振ゴムと、前記防振ゴムに載置する前記圧縮機の支
持脚とを具備し、前記防振ゴムが熱可塑性エラストマー
で構成される冷凍サイクル装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、セパレート型空気
調和機および冷蔵庫に代表される冷凍サイクル装置に関
し、リサイクル性を考慮した圧縮機用防振ゴムに関する
ものである。
調和機および冷蔵庫に代表される冷凍サイクル装置に関
し、リサイクル性を考慮した圧縮機用防振ゴムに関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】冷凍サイクル装置において、縦型圧縮機
の場合には下部外周部に等間隔を隔てて３個の支持脚が
固着され、これらの支持脚がそれぞれ防振ゴムを介して
支持基盤上に支持されている。また、横型圧縮機の場合
には下部四隅に間隔を隔てて４個の支持脚が固着され、
これらの支持脚がそれぞれ防振ゴムを介して支持基板上
に支持されている。
の場合には下部外周部に等間隔を隔てて３個の支持脚が
固着され、これらの支持脚がそれぞれ防振ゴムを介して
支持基盤上に支持されている。また、横型圧縮機の場合
には下部四隅に間隔を隔てて４個の支持脚が固着され、
これらの支持脚がそれぞれ防振ゴムを介して支持基板上
に支持されている。
【０００３】この支持基板の下面に溶接することによっ
て植設されたボルトは防振ゴムを上下に貫通し、このボ
ルトの上端にワッシャを介してナットもしくは直接ナッ
トが螺着されている。この用途にはいままでＣＲゴム、
ＮＢＲゴムが使用されてきた。
て植設されたボルトは防振ゴムを上下に貫通し、このボ
ルトの上端にワッシャを介してナットもしくは直接ナッ
トが螺着されている。この用途にはいままでＣＲゴム、
ＮＢＲゴムが使用されてきた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年環境問題
の深刻化にともなって塩素系樹脂および塩素系ゴムに対
する一般の考え方も変化しつつある。すなわち、塩素系
樹脂および塩素系ゴムを焼却した場合には、樹脂および
ゴム中の塩素が焼却粉塵等と作用しながら４００〜６０
０℃付近の低温燃焼状態でダイオキシンを発生する可能
性が高い。したがって、廃家電品が埋め立てごみとして
扱われる場合には問題ないが、焼却ごみとして扱われる
場合には大きな問題となる。将来、廃家電品構成材料は
マテリアルリサイクルされるもの、サーマルリサイクル
されるもの等がある。サーマルリサイクル時に樹脂およ
びゴム材料の分別が正しく行われていれば問題ないが、
塩素系樹脂および塩素系ゴムがサーマルリサイクル用の
樹脂に混在するとダイオキシンの発生が危惧される。ま
た、ゴム材料はマテリアルリサイクルを考えると用途展
開が困難な材料である。
の深刻化にともなって塩素系樹脂および塩素系ゴムに対
する一般の考え方も変化しつつある。すなわち、塩素系
樹脂および塩素系ゴムを焼却した場合には、樹脂および
ゴム中の塩素が焼却粉塵等と作用しながら４００〜６０
０℃付近の低温燃焼状態でダイオキシンを発生する可能
性が高い。したがって、廃家電品が埋め立てごみとして
扱われる場合には問題ないが、焼却ごみとして扱われる
場合には大きな問題となる。将来、廃家電品構成材料は
マテリアルリサイクルされるもの、サーマルリサイクル
されるもの等がある。サーマルリサイクル時に樹脂およ
びゴム材料の分別が正しく行われていれば問題ないが、
塩素系樹脂および塩素系ゴムがサーマルリサイクル用の
樹脂に混在するとダイオキシンの発生が危惧される。ま
た、ゴム材料はマテリアルリサイクルを考えると用途展
開が困難な材料である。
【０００５】したがって、このような問題を避けるため
塩素系ゴムの代替化さらにゴム代替化が必要である。
塩素系ゴムの代替化さらにゴム代替化が必要である。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の本発明の
冷凍サイクル装置は、圧縮機を支持する基板と、前記圧
縮機の支持脚と、前記基板上に前記支持脚を固定するた
めのピンと、前記ピンの外周に内接する防振ゴムとを具
備し、前記防振ゴムが熱可塑性エラストマーで構成され
ていることを特徴とする。
冷凍サイクル装置は、圧縮機を支持する基板と、前記圧
縮機の支持脚と、前記基板上に前記支持脚を固定するた
めのピンと、前記ピンの外周に内接する防振ゴムとを具
備し、前記防振ゴムが熱可塑性エラストマーで構成され
ていることを特徴とする。
【０００７】請求項２記載の本発明は、請求項１記載の
冷凍サイクル装置において、前記熱可塑性エラストマー
がポリオレフィン系またはポリエステル系からなること
を特徴とする。
冷凍サイクル装置において、前記熱可塑性エラストマー
がポリオレフィン系またはポリエステル系からなること
を特徴とする。
【０００８】請求項３記載の本発明は、請求項１記載の
冷凍サイクル装置において、前記熱可塑性エラストマー
の硬度が４０〜９５度（ＪＩＳ―Ａ）であることを特徴
とする。
冷凍サイクル装置において、前記熱可塑性エラストマー
の硬度が４０〜９５度（ＪＩＳ―Ａ）であることを特徴
とする。
【０００９】請求項４記載の本発明は、請求項２記載の
冷凍サイクル装置において、ポリエステル系エラストマ
ーがハードセグメントをポリブチレンテレフタレートと
し、ソフトセグメントをポリエーテルとするブロック共
重合体であることを特徴とする。
冷凍サイクル装置において、ポリエステル系エラストマ
ーがハードセグメントをポリブチレンテレフタレートと
し、ソフトセグメントをポリエーテルとするブロック共
重合体であることを特徴とする。
【００１０】請求項５記載の本発明は、請求項２記載の
冷凍サイクル装置において、ポリオレフィン系エラスト
マーがハードセグメントをポリプロピレンとし、ソフト
セグメントを架橋エチレンプロピレンゴムとするコンパ
ウンドであることを特徴とする。
冷凍サイクル装置において、ポリオレフィン系エラスト
マーがハードセグメントをポリプロピレンとし、ソフト
セグメントを架橋エチレンプロピレンゴムとするコンパ
ウンドであることを特徴とする。
【００１１】請求項６記載の本発明は、請求項１〜５い
ずれか１項記載の冷凍サイクル装置において、前記圧縮
機がスクロール圧縮機であることを特徴とする。
ずれか１項記載の冷凍サイクル装置において、前記圧縮
機がスクロール圧縮機であることを特徴とする。
【００１２】
【発明の実施の形態】上記の課題を解決するための請求
項１記載の発明は、圧縮機を支持する基板と、ピンと、
防振ゴムと、圧縮機の支持脚とを具備し、防振ゴムが熱
可塑性エラストマーで構成されている。これによって、
製品廃棄時にサーマルリサイクルされても、ダイオキシ
ンの発生を心配する必要がなく環境負荷低減が図られ
る。また、分別することによってマテリアルリサイクル
も可能となる。
項１記載の発明は、圧縮機を支持する基板と、ピンと、
防振ゴムと、圧縮機の支持脚とを具備し、防振ゴムが熱
可塑性エラストマーで構成されている。これによって、
製品廃棄時にサーマルリサイクルされても、ダイオキシ
ンの発生を心配する必要がなく環境負荷低減が図られ
る。また、分別することによってマテリアルリサイクル
も可能となる。
【００１３】請求項２記載の発明は、熱可塑性エラスト
マーがポリオレフィン系またはポリエステル系からな
る。これによって、熱可塑性エラストマーの中でも圧縮
機用の防振ゴムとして実用に適した耐油性、制振特性等
を付与することが可能となる。
マーがポリオレフィン系またはポリエステル系からな
る。これによって、熱可塑性エラストマーの中でも圧縮
機用の防振ゴムとして実用に適した耐油性、制振特性等
を付与することが可能となる。
【００１４】請求項３記載の発明は、熱可塑性エラスト
マーの硬度が４０〜９５度（ＪＩＳ―Ａ）である。この
ように硬度を所定の値とすることで、エラストマー特性
を長期に亘って保証でき、圧縮機の荷重に耐え得る耐座
屈性、制振性を得ることができる。
マーの硬度が４０〜９５度（ＪＩＳ―Ａ）である。この
ように硬度を所定の値とすることで、エラストマー特性
を長期に亘って保証でき、圧縮機の荷重に耐え得る耐座
屈性、制振性を得ることができる。
【００１５】請求項４記載の発明は、ポリエステル系エ
ラストマーがハードセグメントをポリブチレンテレフタ
レートとし、ソフトセグメントをポリエーテルとするブ
ロック共重合体である。
ラストマーがハードセグメントをポリブチレンテレフタ
レートとし、ソフトセグメントをポリエーテルとするブ
ロック共重合体である。
【００１６】請求項５記載の発明は、ポリオレフィン系
エラストマーがハードセグメントをポリプロピレンと
し、ソフトセグメントを架橋エチレンポロピレンゴムと
するコンパウンドである。
エラストマーがハードセグメントをポリプロピレンと
し、ソフトセグメントを架橋エチレンポロピレンゴムと
するコンパウンドである。
【００１７】請求項６記載の発明は、圧縮機がスクロー
ルタイプである。圧縮機のタイプをスクロール型とする
ことで、ロータリー型よりも低振動であるため熱可塑性
エラストマーの導入が容易とななる。
ルタイプである。圧縮機のタイプをスクロール型とする
ことで、ロータリー型よりも低振動であるため熱可塑性
エラストマーの導入が容易とななる。
【００１８】（実施例１）以下、本発明の一実施例につ
いて詳細な説明を行う。
いて詳細な説明を行う。
【００１９】図１は室外機本体の基板に対する縦型ロー
タリー圧縮機の固定支持方法を示す分解構成図である。
図２は室外機本体の基板に横型スクロール圧縮機の固定
支持方法を示す分解構成図を表している。
タリー圧縮機の固定支持方法を示す分解構成図である。
図２は室外機本体の基板に横型スクロール圧縮機の固定
支持方法を示す分解構成図を表している。
【００２０】縦型ロータリー圧縮機の場合には基板１上
の所定場所に溶接されたピン２が配設され、前記固定ピ
ン２の外周に内接するように防振ゴム３が配置され、前
記防振ゴム３上に縦型ロータリー圧縮機４の支持脚を載
置し、その状態でナット５を使用して固定されている。
図３は縦型ロータリー圧縮機用防振ゴムの形状図であ
る。
の所定場所に溶接されたピン２が配設され、前記固定ピ
ン２の外周に内接するように防振ゴム３が配置され、前
記防振ゴム３上に縦型ロータリー圧縮機４の支持脚を載
置し、その状態でナット５を使用して固定されている。
図３は縦型ロータリー圧縮機用防振ゴムの形状図であ
る。
【００２１】また、横型スクロール圧縮機の場合には基
板６上の所定場所に溶接されたピン７が配設され、前記
固定ピン７の外周に内接するように防振ゴム８が配置さ
れ、前記防振ゴム８上に横型スクロール圧縮機９の支持
脚を載置し、横型スクロール圧縮機９と基板６の間には
圧縮機からの騒音を防止するために防音シート１０が配
置される。最後にその状態でナット１１を使用して固定
されている。図４は横型スクロール圧縮機用防振ゴムの
形状図である。
板６上の所定場所に溶接されたピン７が配設され、前記
固定ピン７の外周に内接するように防振ゴム８が配置さ
れ、前記防振ゴム８上に横型スクロール圧縮機９の支持
脚を載置し、横型スクロール圧縮機９と基板６の間には
圧縮機からの騒音を防止するために防音シート１０が配
置される。最後にその状態でナット１１を使用して固定
されている。図４は横型スクロール圧縮機用防振ゴムの
形状図である。
【００２２】本実施例の防振ゴムではハードセグメント
をポリブチレンテレフタレートとし、ソフトセグメント
をポリエーテルとするブロック共重合体であるポリエス
テル系エラストマー、硬度が６０度（ＪＩＳ―Ａ）を使
用した。
をポリブチレンテレフタレートとし、ソフトセグメント
をポリエーテルとするブロック共重合体であるポリエス
テル系エラストマー、硬度が６０度（ＪＩＳ―Ａ）を使
用した。
【００２３】その実用面での評価は、インバータ圧縮機
天面と支持脚に振動計測装置を装着して全領域にわたっ
て振動特性を評価した。また形状特性面での評価は、熱
老化性として付加荷重６８．８Ｎの状態で１００℃、２
４０時間放置後、荷重を除き３０分後のへたり量を測定
した。その結果、特に実用に不具合を生じなかった。さ
らにリサイクル性として熱老化試験後のもの２０ｗｔ％
を初期材８０ｗｔ％に混合しての同様な特性評価も実施
したが、特に大きな劣化は見られなかった。
天面と支持脚に振動計測装置を装着して全領域にわたっ
て振動特性を評価した。また形状特性面での評価は、熱
老化性として付加荷重６８．８Ｎの状態で１００℃、２
４０時間放置後、荷重を除き３０分後のへたり量を測定
した。その結果、特に実用に不具合を生じなかった。さ
らにリサイクル性として熱老化試験後のもの２０ｗｔ％
を初期材８０ｗｔ％に混合しての同様な特性評価も実施
したが、特に大きな劣化は見られなかった。
【００２４】（実施例２）本実施例の防振ゴムではハー
ドセグメントをポリプロピレンとし、ソフトセグメント
を架橋エチレンプロピレンゴムとするポリオレフィン系
エラストマー、硬度が６０度（ＪＩＳ―Ａ）を使用し、
実施例１と同様に実用面、形状特性面での評価を行っ
た。その結果、特に実用に不具合を生じなかった。
ドセグメントをポリプロピレンとし、ソフトセグメント
を架橋エチレンプロピレンゴムとするポリオレフィン系
エラストマー、硬度が６０度（ＪＩＳ―Ａ）を使用し、
実施例１と同様に実用面、形状特性面での評価を行っ
た。その結果、特に実用に不具合を生じなかった。
【００２５】さらにリサイクル性として熱老化試験後の
もの２０ｗｔ％を初期材８０ｗｔ％に混合しての同様な
特性評価も実施したが、特に大きな劣化は見られなかっ
た。縦型ロータリー圧縮機と横型スクロール圧縮機では
圧縮機から生じる振動特性が違い、横型スクロール圧縮
機のほうが低振動である。このように圧縮機の種類によ
って振動レベルが異なる時、低振動なものは硬度が８０
度（ＪＩＳ−Ａ）のものをリング状防振ゴムの断面形状
を薄くして使用することが好ましかった。リサイクル性
を考慮すると、低振動のインバータスクロール圧縮機の
ほうが熱可塑性エラストマーの導入が容易である。
もの２０ｗｔ％を初期材８０ｗｔ％に混合しての同様な
特性評価も実施したが、特に大きな劣化は見られなかっ
た。縦型ロータリー圧縮機と横型スクロール圧縮機では
圧縮機から生じる振動特性が違い、横型スクロール圧縮
機のほうが低振動である。このように圧縮機の種類によ
って振動レベルが異なる時、低振動なものは硬度が８０
度（ＪＩＳ−Ａ）のものをリング状防振ゴムの断面形状
を薄くして使用することが好ましかった。リサイクル性
を考慮すると、低振動のインバータスクロール圧縮機の
ほうが熱可塑性エラストマーの導入が容易である。
【００２６】本発明で使用できる防振ゴムに適した材料
は熱可塑性エラストマーであり、本発明の意図する環境
面でよいものはポリオレフィン系またはポリエステル系
である。さらに圧縮機から振動を吸収して騒音レベル低
減に効果を発揮するのは硬度が６０〜９５度（ＪＩＳ−
Ａ）であった。ゴムおよびエラストマーの硬度はＪＩＳ
Ｋ６３０１のスプリング式Ａ型が一般的であり、この
規定に基づいて本発明でも実用範囲を限定した。
は熱可塑性エラストマーであり、本発明の意図する環境
面でよいものはポリオレフィン系またはポリエステル系
である。さらに圧縮機から振動を吸収して騒音レベル低
減に効果を発揮するのは硬度が６０〜９５度（ＪＩＳ−
Ａ）であった。ゴムおよびエラストマーの硬度はＪＩＳ
Ｋ６３０１のスプリング式Ａ型が一般的であり、この
規定に基づいて本発明でも実用範囲を限定した。
【００２７】硬度が４０（ＪＩＳ−Ａ）以下では長期信
頼性で徐々にへたりが生じ、ナットと防振ゴムとの間に
隙間ができ好ましくなかった。また、９５以上では形状
特性を変更して最適化しても十分な防振特性が得られな
いとともに繰り返しに伴う内部応力歪みからゴムにクラ
ックが生じてしまった。適用できる硬度範囲内では硬度
の大きいものを使用するほうが材料を薄肉設計でき、省
資源化に効果的である。
頼性で徐々にへたりが生じ、ナットと防振ゴムとの間に
隙間ができ好ましくなかった。また、９５以上では形状
特性を変更して最適化しても十分な防振特性が得られな
いとともに繰り返しに伴う内部応力歪みからゴムにクラ
ックが生じてしまった。適用できる硬度範囲内では硬度
の大きいものを使用するほうが材料を薄肉設計でき、省
資源化に効果的である。
【００２８】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、請求項
１記載の発明によれば、製品廃棄時にサーマルリサイク
ルされても、ダイオキシンの発生を心配する必要がなく
環境負荷低減が図られる。また、分別することによって
マテリアルリサイクルも可能となる。
１記載の発明によれば、製品廃棄時にサーマルリサイク
ルされても、ダイオキシンの発生を心配する必要がなく
環境負荷低減が図られる。また、分別することによって
マテリアルリサイクルも可能となる。
【００２９】請求項２記載の発明によれば、熱可塑性エ
ラストマーの中でも圧縮機用の防振ゴムとして実用に適
した耐油性、制振特性等を付与することが可能となる。
ラストマーの中でも圧縮機用の防振ゴムとして実用に適
した耐油性、制振特性等を付与することが可能となる。
【００３０】請求項３記載の発明によれば、硬度を所定
の値とすることで、エラストマー特性を長期に亘って保
証でき、圧縮機の荷重に耐え得る耐座屈性、制振性を得
ることができる。従来の加硫ゴムよりも硬度を大きくす
ることによって材料を薄肉設計でき、省資源化に効果的
である。
の値とすることで、エラストマー特性を長期に亘って保
証でき、圧縮機の荷重に耐え得る耐座屈性、制振性を得
ることができる。従来の加硫ゴムよりも硬度を大きくす
ることによって材料を薄肉設計でき、省資源化に効果的
である。
【００３１】請求項４、５記載の発明によれば、圧縮機
用防振ゴムとしてトータル的に優れたものが得られる。
用防振ゴムとしてトータル的に優れたものが得られる。
【００３２】請求項６記載の発明によれば、圧縮機のタ
イプをスクロール型とすることで、ロータリー型よりも
低振動であるため熱可塑性エラストマーの導入が容易と
なり、このような防振ゴム用途でのリサイクル化を推進
することができる。
イプをスクロール型とすることで、ロータリー型よりも
低振動であるため熱可塑性エラストマーの導入が容易と
なり、このような防振ゴム用途でのリサイクル化を推進
することができる。
【図１】本発明の一実施例における室外機の縦型ロータ
リー圧縮機を支持する構成を示す分解図
リー圧縮機を支持する構成を示す分解図
【図２】本発明の一実施例における室外機の横型スクロ
ール圧縮機を支持する構成を示す分解図
ール圧縮機を支持する構成を示す分解図
【図３】本発明の一実施例における縦型ロータリー圧縮
機用防振ゴムの形状図
機用防振ゴムの形状図
【図４】本発明の一実施例における横型スクロール圧縮
機用防振ゴムの形状図
機用防振ゴムの形状図
１ ベース基板 ２ 固定ピン ３ 防振ゴム ４ 縦型圧縮機 ５ ナット ６ ベース基板 ７ 固定ピン ８ 防振ゴム ９ 横型スクロール圧縮機 １０ 防音シート １１ ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｃ０８Ｌ 67/00 Ｃ０８Ｌ 67/00 Ｆ０４Ｂ 39/00 １０２ Ｆ０４Ｂ 39/00 １０２Ｑ Ｆ０４Ｃ 23/02 Ｆ０４Ｃ 23/02 Ｅ Ｆ１６Ｆ 15/08 Ｆ１６Ｆ 15/08 Ｖ Ｆ２５Ｂ 31/00 Ｆ２５Ｂ 31/00 Ａ Ｆターム(参考） 3H003 AA05 AB05 AC03 AD03 BB06 3H029 AA02 AA15 AB03 BB00 BB25 BB32 CC09 CC10 CC30 CC39 3J048 AA01 BA05 BD04 DA01 EA09 4J002 BB12W BB15X CF10W GM00 4J029 AA03 AC03 AE18 BA05 BF25 CB06A HA01 HB01 JE112 JE182
Claims (6)
- 【請求項１】 圧縮機を支持する基板と、前記圧縮機の
支持脚と、前記基板上に前記支持脚を固定するためのピ
ンと、前記ピンの外周に内接する防振ゴムとを具備し、
前記防振ゴムが熱可塑性エラストマーで構成されている
ことを特徴とする冷凍サイクル装置。 - 【請求項２】 前記熱可塑性エラストマーがポリオレフ
ィン系またはポリエステル系からなることを特徴とする
請求項１記載の冷凍サイクル装置。 - 【請求項３】 前記熱可塑性エラストマーの硬度が４０
〜９５度（ＪＩＳ―Ａ）であることを特徴とする請求項
１記載の冷凍サイクル装置。 - 【請求項４】 ポリエステル系エラストマーがハードセ
グメントをポリブチレンテレフタレートとし、ソフトセ
グメントをポリエーテルとするブロック共重合体である
ことを特徴とする請求項２記載の冷凍サイクル装置。 - 【請求項５】 ポリオレフィン系エラストマーがハード
セグメントをポリプロピレンとし、ソフトセグメントを
架橋エチレンプロピレンゴムとするコンパウンドである
ことを特徴とする請求項２記載の冷凍サイクル装置。 - 【請求項６】 前記圧縮機がスクロール圧縮機であるこ
とを特徴とする請求項１〜５いずれか１項記載の冷凍サ
イクル装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10105499A JP2000291982A (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 冷凍サイクル装置 |
| MYPI20001356A MY122575A (en) | 1999-04-08 | 2000-04-03 | Refrigeration cycle apparatus |
| ES00107252T ES2232342T3 (es) | 1999-04-08 | 2000-04-03 | Aparato de ciclo de refrigeracion. |
| EP20000107252 EP1043554B1 (en) | 1999-04-08 | 2000-04-03 | Refrigeration cycle apparatus |
| DE2000615837 DE60015837T2 (de) | 1999-04-08 | 2000-04-03 | Kältekreislaufgerät |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10105499A JP2000291982A (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 冷凍サイクル装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000291982A true JP2000291982A (ja) | 2000-10-20 |
Family
ID=14290412
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10105499A Pending JP2000291982A (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 冷凍サイクル装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
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