JP2000291663A - 転がり軸受 - Google Patents

転がり軸受

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JP2000291663A
JP2000291663A JP11102751A JP10275199A JP2000291663A JP 2000291663 A JP2000291663 A JP 2000291663A JP 11102751 A JP11102751 A JP 11102751A JP 10275199 A JP10275199 A JP 10275199A JP 2000291663 A JP2000291663 A JP 2000291663A
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ball
pocket
retainer
spherical surface
rolling bearing
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Hironori Suzuki
弘典 鈴木
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NSK Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転がり軸受に用いられる保持器において、保
持器音の誘発を防止することが可能な保持器を提供す
る。 【解決手段】 全体が円環状に形成されると共に円周方
向の複数個所にポケット17が設けられ、当該ポケット
17が玉1を保持することが可能な曲面からなる形状を
有する保持器10を備えた転がり軸受である。本発明
は、保持器10が有するポケット17の内壁の形状が、
当該ポケットの収容する玉1の表面の形状と相似形でな
いことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転動体を収容保持
可能なポケットを円周方向内複数個所に形成した保持器
を備えた転がり軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】各種回転機械装置の軸受部など、回転部
分を支持するため、転がり軸受が使用されることがあ
り、その中で玉軸受が特に好適である。そして、前記玉
軸受用保持器として、樹脂材料や金属から成る、冠形、
波形又はもみ抜き形の保持器が用いられている。かかる
保持器は、当該保持器が収納保持する玉とほぼ相似形
状、かつ、その曲率半径が当該玉のそれよりも若干大き
な球面の形状からなる複数のポケットを備える。複数の
前記玉が前記ポケットにそれぞれ組み込まれることによ
って、当該玉は軸受の円周方向に対して等配される。
【0003】図8に、従来型の冠形の保持器の一例を示
す。当該保持器80は、例えば、ハードディスクドライ
ブ(HDD)等の部品となる玉軸受に用いられるもの
で、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等の樹脂材
料から形成される。図示される保持器80は、円環状の
主部86の円周方向内の複数個所に、玉1を転動自在に
収容するポケット87が設けられている。この保持器8
0の場合、ポケット87の各々は、その内面が球面81
の形状を有している。当該球面の曲率半径R81は、前
記玉の半径よりも若干大きい。
【0004】前記玉軸受を組み立てる場合には、各ポケ
ット87を構成する一対ずつの弾性片の先端縁同士の間
隔を弾性的に押し広げながら、これら一対の弾性片の間
に前記玉の各々を押し込む。保持器80は、このように
して各ポケット87内に前記玉を収納することにより、
これら各玉を、前記玉軸受の外輪軌道と内輪軌道との間
に、転動自在に保持する。
【0005】前記玉軸受の使用時には、前記玉の転動に
伴って、当該玉軸受の外輪と内輪とが自在に相対回転す
る。この際、前記玉は自転しながら前記内輪の周囲を公
転する。また、保持器87は、前記玉の公転速度と同じ
速度で、前記内輪の周囲を回転する。
【0006】前記外輪の内壁と前記内輪の外周面との間
には、潤滑油を充填又は連続的に供給して、前記相対回
転が円滑に行なえるようにし、前記玉軸受に振動や騒音
が生じないようにするとともに、焼き付きなどの故障を
防止する。なお、一部の転がり軸受では、シールやシー
ルド板などの密封部材により、外輪の内壁と内輪の外周
面との間の空間の両端開口を塞ぎ、この空間から潤滑油
が漏洩したり、あるいは、この空間内に異物が侵入した
りすることを防止する場合もある。
【0007】上述したような冠型の保持器を組み込んだ
玉軸受の場合、必要量の潤滑油を充填又は供給しても、
当該保持器に振動が誘発され、それによって、当該保持
器を組み込んだ転がり軸受に、保持器音と呼ばれる騒音
や振動が発生する場合がある。このような保持器の振動
は、玉に対する保持器の動き量が大きい事に起因して、
又は、転動体である玉と保持器との間の滑り摩擦に基づ
いて発生する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以下、前記保持器音の
発生理由について、図9を参照しながら説明する。図9
(a)には、図8に示された保持器80に玉を組み込
み、それらの一部分を図8において側面から観察した場
合を示す。よって、図9において縦の一点鎖線は、玉軸
受の回転軸の延びる方向に平行である。玉1が断面円弧
形状のポケット87に収容されている。ポケット87は
単一の球面81からなる。玉1の中心CB及びポケット
87の中心C87は同一である。玉1が収容される関係
上、ポケット87の曲率半径R81は、玉1の外表面の
曲率半径RBよりも僅かに大きい。図9(b)に示され
るのは、図9(a)の保持器80を玉軸受に組み込むと
ともに潤滑油を充填し、その上で当該玉軸受を回転させ
た場合である(保持器及び玉の観察方向は同じ)。前記
玉軸受が回転すれば、玉1がポケット87に対して偏っ
た位置を取り(ポケット87の片側に寄り)、当該図の
ようになる。
【0009】玉1の位置が、図9(b)のような状態に
ある場合、玉1とポケット87の表面とが接触する部分
付近では、当然のことながら、図9(a)に示されるよ
うな隙間がなくなり、当該隙間に元々存在していた潤滑
油は掻き出される。また、この保持器80の場合は、玉
1の中心とポケット87の中心とが同一で互いに球形で
あるので、玉1の表面及びポケット87の内壁の形状が
相似形となる。この相似形の形状の結果、図9(b)に
示されるように、玉1とポケット87との間に形成され
るラビリンスL88の空間量が僅かとなり、潤滑油をポ
ケット87の外部へ掻き出す効果が大きくなる。玉1と
ポケット87との間に十分な量の潤滑油が取り込まれな
くなると、保持器80及び玉1の接触部分の摩擦による
振動を十分に抑制できなくなり、保持器音を誘発する。
ポケット87の曲率半径R81を大きくとれば、ラビリ
ンスL88が大きくなるが、今度は前記玉の走行する方
向に対しても潤滑油が多く取り込まれることとなり、回
転に対する潤滑油の抵抗が大きくなってしまう。その結
果、やはり振動が起こり保持器音が発生する。
【0010】上記に鑑みて本発明の目的は、上述された
保持器音を抑止することが可能な転がり軸受を提供する
ことである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的は、請求項1
〜3に記載される発明によって提供される転がり軸受に
よって解決される。すなわち、(1) 転動体を収容保
持可能なポケットを円周方向内複数個所に形成した保持
器を備えた転がり軸受において、前記転がり軸受の回転
軸と前記転動体の中心とを通過する直線を含みながら当
該回転軸の延びる方向にひろがる平面を対称面として対
向する当該ポケットの内壁同士が、お互いに中心の異な
る球面から形成されることを特徴とする転がり軸受、
(2) 転動体を収容保持可能なポケットを円周方向内
複数個所に形成した保持器を備えた転がり軸受におい
て、前記転がり軸受の回転軸と前記転動体の中心とを通
過する直線を含みながら当該回転軸の延びる方向にひろ
がる平面を対称面として対向する当該ポケットのそれぞ
れの内壁が、複数の球面から形成されることを特徴とす
る転がり軸受、(3) 転動体を収容保持可能なポケッ
トを円周方向内複数個所に形成した保持器を備えた転が
り軸受において、前記ポケットの軸方向球面と径方向球
面とが、お互いに異なることを特徴とする転がり軸受、
を提供することによって解決される。
【0012】本願の請求項1及び2による転がり軸受に
備えられる保持器のポケットの内壁部は、当該ポケット
が収容する玉とは相似でない形状を有している。したが
って、前述のラビリンスLの回転軸方向に対する空間量
を従来型の保持器の場合に比べて大きく取ることが可能
である。ラビリンスLの空間量を大きくとることができ
れば、当該ラビリンスL内に、より多くの潤滑油を含有
することが可能となり、保持器及び転動体の接触部分の
摩擦振動を十分に抑制することができる。その結果、従
来型の保持器の問題点であった、保持器音の誘発を防止
することができる。
【0013】本願の請求項3による転がり軸受に備えら
れる保持器のポケットの内壁部は、転動体の走行方向に
対するラビリンスを比較的小さくする作用を有する。し
たがって、前記転がり軸受内の円周方向すなわち回転方
向に位置する球面付近における潤滑油の掻き取り効果を
向上させ、かつ、その掻き取られた潤滑油分を、比較的
大きなラビリンスを有した軸方向に位置する当該球面の
方面に取り込ませることができる。その結果、前記転動
体の公転方向に対しての潤滑油による抵抗を少なくで
き、保持器音の発生原因の1つである潤滑油抵抗による
振動をも抑止することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0015】本明細書中において、「軸方向球面」と
は、軸受全体を側方から観察した場合における保持器の
ポケットの内壁の断面形状を指し、それに従うと、以下
に説明する図1〜図4中の縦の一点鎖線は、軸受の回転
軸線の方向に平行な線であり、横の一点鎖線は前記軸受
の円周方向に平行な線である。更に、「径方向球面」と
は、軸受全体を前方又は後方から観察した場合における
保持器のポケットの内壁の断面形状を指し、それに従う
と、以下に説明する図5〜図7中の縦の一点鎖線は、軸
受の径の方向に平行な線であり、円弧上の一点鎖線は前
記軸受の円周方向に平行な線である。また、前記ポケッ
トの内壁に関して「対向する」とは、当該ポケットの内
壁が、前記軸受の回転軸と前記玉の中心とを通過する直
線を含みながら当該回転軸の延びる方向にひろがる平面
を対称面として対向するということである。
【0016】図1〜図4に示されるのは、それぞれ、本
願の請求項1及び2に従って提供される転がり軸受の保
持器の一例である。また、いずれの保持器においても、
当該保持器によって保持される玉1は同一であり、当該
玉の中心はCB、当該玉の半径はRBである。加えて、
本発明の特徴部分以外の構成は、従来型の転がり軸受と
同一である。図1〜図4の保持器は、全て断面が示され
ており、図の明瞭化のために、いずれの図においても、
潤滑油は省略されて図示されていない。
【0017】図1に示される保持器10は、請求項1に
対応する転がり軸受に備えられる保持器であり、また、
本願発明の第1実施形態である。保持器10は、ポケッ
ト17を有する。ポケット17の内壁は、対向する球面
11及び12からなる。ただし、図1の球面は軸方向球
面が示されている。図1(a)に示されるように、球面
11及び12は、同一の曲率半径R11及びR12を有
している。しかしながら、球面11の径中心はC11、
球面12の径中心はC12であり、かつ、径中心C1
1,C12は、それぞれ玉1の中心CBに対して、保持
器10の組み込まれる軸受の円周方向(図1においては
左右方向)にずれている。加えて、R11>RBであ
る。そして、玉1が片寄った場合が図1(b)に示され
る。この図1(b)と、従来型を示した図9(b)とを
見比べれば明らかなように、従来よりも比較的大きなラ
ビリンスL18及びL19が得られている。
【0018】図2に示される保持器20は、請求項2に
対応する転がり軸受に備えられる保持器であり、また、
本願発明の第2実施形態である。保持器20はポケット
27を有する。ポケット27は、2つの球面21及び2
2を有している。ただし、図2の球面は軸方向球面が示
されている。図2(a)に示されるように、球面21は
曲率半径R21を有し、球面22は曲率半径R22を有
する。更に、球面21の径中心はC21、球面22の径
中心はC22であり、それぞれが、玉1の中心CBに対
して、保持器20の組み込まれる軸受の軸方向(図3に
おいては上下方向)に偏移している。加えて、(R21
=R22)>RBである。したがって、第2実施形態に
おいては、軸受の回転軸と玉1の中心とを通過する直線
を含みながら当該回転軸の延びる方向にひろがる平面を
境目としてポケットを2分して考えると、ポケット27
の内壁が複数の球面の組、すなわち球面21及び22の
組からなる。対向する球面同士は互いに同じ径中心C2
1又はC22を有する。そして、玉1が片寄った場合が
図2(b)に示される。図2(b)と、従来型が示され
る図9(b)とを見比べれば明らかなように、比較的大
きなラビリンスL28が得られている。
【0019】図3に示される保持器30は、請求項1及
び2に対応する転がり軸受に備えられる保持器であり、
また、本願発明の第3実施形態である。保持器30はポ
ケット37を有する。ポケット37の内壁は、3つの球
面31,32及び33からなる。ただし、図3の球面は
軸方向球面が示されている。加えて、球面31,33と
球面32との境目は図中横の一点鎖線である。図3
(a)に示されるように、球面32及び33は曲率半径
R31を有し、球面32は曲率半径R32を有する。更
に、球面31の径中心はC31、球面33の径中心はC
33であり、それぞれ玉1の中心CBに対して、保持器
30の組み込まれる軸受の円周方向(図3おいては左右
方向)にずれている。また、球面31の径中心はC32
であり、玉1の中心CBと同一である。加えて、(R3
1=R33)>R32>RBである。したがって、第3
実施形態においては、軸受の回転軸と玉1の中心とを通
過する直線を含みながら当該回転軸の延びる方向にひろ
がる平面を境目としてポケットを2分して考えると、ポ
ケット37の一方の内壁が複数の球面の組、すなわち球
面31及び32の組又は球面33及び32の組からなっ
ている。更に、それら球面のうち、対向している球面3
1及び球面33は、互いに異なる中心を有する。そして
玉1が片寄った場合が図3(b)に示される。図3
(b)と、従来型が示される図9(b)を見比べれば明
らかなように、ラビリンスL39とともに、比較的大き
なラビリンスL38が得られている。
【0020】図4に示される保持器40は、請求項1及
び2に対応する転がり軸受に備えられる保持器であり、
また、本願発明の第4実施形態である。保持器40はポ
ケット47を有する。ポケット47は、4つの球面4
1,42,43及び44からなる。ただし、図4の球面
は軸方向球面が示されている。図4(a)に示されるよ
うに、球面41,42,43,44はそれぞれ曲率半径
R41,R42,R43,R44を有し、R41=R4
2=R43=R44である。更に、球面41,42,4
3,44の径中心はそれぞれC41,C42,C43,
C44であり、これらの径中心C41,C42,C43
及びC44は、玉1の径中心CBに対して、円周方向及
び軸方向にずれている。したがって、第4実施形態にお
いては、軸受の回転軸と玉1の中心とを通過する直線を
含みながら当該回転軸の延びる方向にひろがる平面を境
目としてポケットを2分して考えると、ポケット47の
内壁が複数の球面の組、すなわち球面41及び42の組
又は球面43及び44の組からなり、対向する球面同士
が異なる中心を有する。そして、玉1が片寄った場合が
図4(b)に示される。図4(b)と、従来型が示され
る図9(b)とを見比べれば明らかなように、比較的大
きなラビリンスL48及びL49が得られている。
【0021】以上の第1〜第4実施形態を提供すること
で得られる好適な作用は、回転軸方向に対するラビリン
スLの空間量を従来型に比べて大きくとれるので、当該
ラビリンス内に、より多くの潤滑油を含有することが可
能となり、保持器10,20,30,40及び玉1の接
触部分の摩擦振動を十分に抑制することができるという
ことである。
【0022】次に、図5〜図7を参照して、本願の請求
項3に対応する実施形態を説明する。本明細書中におい
ては、この実施形態は全て、前述した第1〜第4実施形
態と同時に実施される。ただし、請求項3に対応する実
施形態が前記第1〜第4実施形態と同時に実施される必
要性はなく、単独で実施されてもよい。図5〜図7に示
される保持器は全て、前述の保持器10,20,30,
40のいずれか1つであり、その観察方向はポケットの
球面が径方向球面として示される方向である。
【0023】図5に示される保持器10,20,30,
40は、ポケットの球面51を有する。ただし、球面5
1は径方向球面であり、曲率半径R51を有し、その径
中心C51は玉1の中心CBと同一である。加えて、仮
に保持器10,20,30,40のポケットの軸方向球
面のそれぞれを総括して59とし、その曲率半径をR5
9とおくと、この実施形態は、R59>R51>RBと
いう条件が成り立つように構成される。
【0024】図6に示される保持器10,20,30,
40は、ポケットの球面61及び62を有する。ただ
し、球面61及び62は径方向球面であり、それぞれ曲
率半径R61及び曲率半径R62を有し、それらの径中
心C61及びC62は玉1の中心から円周方向(すなわ
ち図6において円弧方向)にずれている。加えて、仮に
保持器10,20,30,40のポケットの軸方向球面
のそれぞれを総括して69とし、その曲率半径R69と
おくと、この実施形態はR69>(R61=R62)>
RB又はR69>RB>(R61=R62)という条件
が成り立つように構成される。
【0025】図7に示される保持器10,20,30,
40は、ポケットの球面71及び72を有する。ただ
し、球面71及び72は径方向球面であり、それぞれ曲
率半径R71及び曲率半径R72を有し、それらの径中
心C61及びC62は玉1の中心から円周方向(すなわ
ち図7において円弧方向)及び径方向(すなわち図7に
おいて縦方向)にずれている。加えて、仮に保持器1
0,20,30,40のポケットの軸方向球面のそれぞ
れを総括して79とし、その曲率半径R79とおくと、
この実施形態はR79>(R71=R72)>RB又は
R79>RB>(R71=R72)という条件が成り立
つように構成される。
【0026】これら図5〜図7に示された実施形態に共
通する特徴は、径方向球面によるラビリンスが軸方向球
面によるラビリンスよりも比較的小さいということであ
る。したがって、請求項3にかかる発明を実施すること
によって、軸受のポケット10,20,30,40内の
円周方向すなわち回転方向に位置する球面付近における
潤滑油の掻き取り効果を向上させ、かつ、その掻き取ら
れた潤滑油分を、比較的大きなラビリンスを有した軸方
向に位置する当該球面の方面に取り込ませることができ
る。その結果、玉1が軸受の回転する方向に対し公転走
行する際に、第1〜第4実施形態を実施したときの作用
を有しながら、玉1の公転方向に対しての潤滑油による
抵抗を少なくでき、保持器音の発生原因の1つである潤
滑油抵抗による振動をも抑止することが可能となる。
【0027】以上に説明された実施形態は、本発明を実
施するための一例であり、本発明はこれらの実施形態に
とらわれることなく実施可能である。
【0028】
【発明の効果】上述されたように、本発明による転がり
軸受は、(1) 転がり軸受の回転軸と転動体の中心と
を通過する直線を含みながら当該回転軸の延びる方向に
ひろがる平面を対称面として対向するポケットの内壁同
士が、お互いに中心の異なる球面から形成されること、
(2) 転がり軸受の回転軸と転動体の中心とを通過す
る直線を含みながら当該回転軸の延びる方向にひろがる
平面を対称面として対向するポケットのそれぞれの内壁
が、複数の球面から形成されること、(3) 当該ポケ
ットの軸方向球面と径方向球面とが、お互いに異なるこ
とを特徴とする。したがって、本発明によれば、保持器
音を抑止することが可能な転がり軸受を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる保持器を示す。
ポケットの球面は、軸方向球面を示す。
【図2】本発明の第2実施形態にかかる保持器を示す。
ポケットの球面は、軸方向球面を示す。
【図3】本発明の第3実施形態にかかる保持器を示す。
ポケットの球面は、軸方向球面を示す。
【図4】本発明の第4実施形態にかかる保持器を示す。
ポケットの球面は、軸方向球面を示す。
【図5】本発明の請求項3にかかる保持器を示す。ポケ
ットの球面は、径方向球面を示す。
【図6】本発明の請求項3にかかる保持器を示す。ポケ
ットの球面は、径方向球面を示す。
【図7】本発明の請求項3にかかる保持器を示す。ポケ
ットの球面は、径方向球面を示す。
【図8】従来型の玉軸受におけるポケットを示す。
【図9】従来型の玉軸受におけるポケットを示す。
【符号の説明】
1 玉 10,20,30,40 保持器 17,27,37,47 ポケット 11,12 球面 21,22 球面 31,32,33 41,42,43,44 R 球面の半径 RB 玉の半径 C 球面の中心 CB 玉の中心 L ラビリンス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転動体を収容保持可能なポケットを円周
    方向内複数個所に形成した保持器を備えた転がり軸受に
    おいて、 前記転がり軸受の回転軸と前記転動体の中心とを通過す
    る直線を含みながら当該回転軸の延びる方向にひろがる
    平面を対称面として対向する当該ポケットの内壁同士
    が、お互いに中心の異なる球面から形成されることを特
    徴とする転がり軸受。
  2. 【請求項2】 転動体を収容保持可能なポケットを円周
    方向内複数個所に形成した保持器を備えた転がり軸受に
    おいて、 前記転がり軸受の回転軸と前記転動体の中心とを通過す
    る直線を含みながら当該回転軸の延びる方向にひろがる
    平面を対称面として対向する当該ポケットのそれぞれの
    内壁が、複数の球面から形成されることを特徴とする転
    がり軸受。
  3. 【請求項3】 転動体を収容保持可能なポケットを円周
    方向内複数個所に形成した保持器を備えた転がり軸受に
    おいて、 前記ポケットの軸方向球面と径方向球面とが、お互いに
    異なることを特徴とする転がり軸受。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012082863A (ja) * 2010-10-07 2012-04-26 Ntn Corp 玉軸受用保持器および玉軸受
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