JP2000291236A - 竹集成床材とそれを用いた床構造 - Google Patents

竹集成床材とそれを用いた床構造

Info

Publication number
JP2000291236A
JP2000291236A JP11095151A JP9515199A JP2000291236A JP 2000291236 A JP2000291236 A JP 2000291236A JP 11095151 A JP11095151 A JP 11095151A JP 9515199 A JP9515199 A JP 9515199A JP 2000291236 A JP2000291236 A JP 2000291236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bamboo
laminated
materials
seam
flooring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11095151A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3433133B2 (ja
Inventor
Shigeru Murakami
村上  茂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Corp filed Critical Mitsuba Corp
Priority to JP09515199A priority Critical patent/JP3433133B2/ja
Priority to TW89106062A priority patent/TW546197B/zh
Publication of JP2000291236A publication Critical patent/JP2000291236A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3433133B2 publication Critical patent/JP3433133B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 竹独自の美観と風合いがあり、歪んだり、伸
縮したり、割れたりしにくく、湿度に強く、かびも生え
にくい竹集成材を提供する。 【解決手段】 生えてから五年目の竹を横挽き及び縦挽
きして板状にした竹材1をその幅方向に複数枚並べ、竹
材の上に前記と同様の他の竹材を積層し、上下の竹材の
継ぎ目2を横にずらし、継ぎ目及び積層重合部3を人体
に有害な化学物質が含まれていない接着剤で接着して積
層板を形成し、積層板の最下層の竹材の底面に凹溝7を
形成した。積層板の一方の外周面に嵌合突部5を形成
し、他方の外周面に嵌合突部を嵌入可能な嵌合凹部6を
形成し、積層板の最下層の竹材の底面に凹溝を形成し
た。竹集成床材10を、最上層の竹材の配列方向が縦横
の市松模様になる様に多数枚敷設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は五年生の孟宗竹、真
竹等の竹から切り出した竹材を組合わせてなる竹集成床
材であり、一般住宅、公共住宅、体育館等の建物の床材
の材料として使用することができる竹集成床材と、それ
を用いた床構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より建築材、特に床材には各種のも
のがあり、天然の木材、合板等がある。合板にも各種形
状、構造のものがあり、竹を利用したものもある。竹は
古くから物差しとして使用されていることからも分かる
ように伸縮性が少なく、耐久性、強靭性に優れ、脱臭効
果も高い。
【0003】そこで従来は孟宗竹を横挽き及び縦挽きし
て厚さ数mm、幅数cm、長さ数10cm〜2m程度の
板状に成形した竹材Aを図11の様に縦向きに並べ、隣
接する竹材A同士を接着剤を用いて加圧接着した竹積層
板Bがある。この竹積層板Bは表面Cに竹の模様が表わ
れるので竹特有の美観と風合いがあり、体裁が良く、ま
た、竹特有の弾力性があり、反ったり、割れたりしにく
く、たわみが少なく、振動幅も小さく、耐湿性に優れて
いるといった利点がある。
【0004】また従来は図12に示す様にベニヤ板等の
合板Dの上に前記の様な竹材Aを重ねて張り付けた竹合
板Eもある。これも竹の模様が表面に出るので竹独自の
美観と風合いがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図11に示す竹積層板
Bは多数枚の竹材Aの全てを同じ縦向きに並べてあるた
め、接着剤で接着されていても、縦向きの力に対する接
着強度は弱い。そのため、この竹積層板Bを床材として
使用すると、床に加わる縦向きの力で竹材Aの継ぎ目F
の接着が剥れたり、歪んだりし易くなる。特に、激しい
運動を行う体育館等の床板に使用すると激しい振動が加
わるのでより一層接着が剥れたり、歪んだりし易くな
り、歩きにくくなったり、場合によっては亀裂部分から
出ている竹のささくれが足に突き刺さったりする虞れが
あり危険でもあった。
【0006】図12に示すものは竹材Aが竹とは異質の
合板(例えばベニヤ板)Dに接着されているため、接着
された竹材Aと合板Dの伸縮率や吸湿率等が異なる。こ
のため時の経過に伴って接着が剥れたり、歪んだりする
ことがあった。
【0007】また、竹材Aの原材料として若竹を使用す
ると、若竹は含水率が高く、糖分を多く含むので、柔ら
かくて密度が低く、施工後に収縮し易く、かびや虫も発
生し易い。更に、若竹を竹材Aの原材料とすると、同竹
材Aが枯れて変色して竹独自の風合いが出るまでには6
〜8年掛かる、という課題もある。
【0008】更に、竹材Aの原材料として生えてから六
年目以上の竹を使用した場合もささくれ、かび、反り、
変色等の問題が発生し易い。
【0009】本発明の目的は節目を持った竹独自の美観
と風合いがあり、歪んだり、伸縮したり、接着が剥れた
り、割れたりしにくく、湿気に強く、かびも生えにくい
竹集成床材とそれを用いた床構造を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の竹集成床
材は、生えてから五年目の孟宗竹等の竹を横挽き及び縦
挽きして細長の板状に形成した竹材をその幅方向に複数
枚並べ、それら竹材の上に前記と同様に形成した他の竹
材を積層し、上下の竹材の継ぎ目を横にずらし、それら
継ぎ目及び積層重合部をホルマリン等人体に有害な化学
物質が含まれていない接着剤で接着して積層板を形成
し、この積層板の最下層の竹材の底面に凹溝を形成した
ものである。
【0011】本発明の第2の竹集成床材は、生えてから
五年目の孟宗竹等の竹を横挽き及び縦挽きして細長の板
状に形成した竹材をその幅方向に複数枚並べ、それら竹
材の上に前記と同様に形成した他の竹材を積層し、上下
の竹材の継ぎ目を横にずらし、それら継ぎ目及び積層重
合部をホルマリン等人体に有害な化学物質が含まれてい
ない接着剤で接着して積層板を形成し、この積層板の最
上層の竹材をそれより下層の竹材より幅の広い一枚もの
としたものである。
【0012】本発明の第3の竹集成床材は、生えてから
五年目の孟宗竹等の竹を横挽き及び縦挽きして細長の板
状に形成した竹材をその幅方向に複数枚並べ、それら竹
材の上に前記と同様に形成した他の竹材を積層し、上下
の竹材の継ぎ目を横にずらし、それら継ぎ目及び積層重
合部をホルマリン等人体に有害な化学物質が含まれてい
ない接着剤で接着して積層板を形成し、この積層板の竹
材の配列方向及び長手方向の外周面に、同外周面よりも
外側に突出する嵌合突部を形成し、竹材の配列方向及び
長手方向の外周面の他方に同外周面よりも竹材の配列方
向又は長手方向内側に窪んで他の竹集成床材の嵌合突部
を嵌入可能な嵌合凹部を形成し、積層板の最下層の竹材
の底面に凹溝を形成したものである。
【0013】本発明の第4の竹集成床材は、生えてから
五年目の孟宗竹等の竹を横挽き及び縦挽きして細長の板
状に形成した竹材をその幅方向に複数枚並べ、それら竹
材の上に前記と同様に形成した他の竹材を積層し、上下
の竹材の継ぎ目を横にずらし、それら継ぎ目及び積層重
合部をホルマリン等人体に有害な化学物質が含まれてい
ない接着剤で接着して積層板を形成し、この積層板の竹
材の配列方向及び長手方向の外周面に、同外周面よりも
外側に突出する嵌合突部を形成し、竹材の配列方向及び
長手方向の外周面の他方に同外周面よりも竹材の配列方
向又は長手方向内側に窪んで他の竹集成床材の嵌合突部
を嵌入可能な嵌合凹部を形成し、嵌合突部から最下層の
竹材の裏面まで貫通する釘孔が開口されてなるものであ
る。
【0014】本発明の第5の竹集成床材は、孟宗竹等の
竹を横挽き及び縦挽きして細長の板状に形成した竹材を
その幅方向に複数枚並べ、それら竹材の上に前記と同様
に形成した他の竹材を積層して2層又は3層に形成し、
上下の竹材の継ぎ目を横にずらし、それら継ぎ目及び積
層重合部をホルマリン等人体に有害な化学物質が含まれ
ていない接着剤で接着して積層板を形成し、積層板が2
層の場合は上層の竹材は外皮側を上側に、下層の竹材は
外皮側を下側にして夫々配列し、積層板が3層の場合
は、最上層の竹材は外皮側を上側に、最下層の竹材は外
皮側を下側に、中間層の竹材は外皮側が交互に上向きと
下向きになるように夫々配列したものである。
【0015】本発明の第6の竹集成床材は、孟宗竹等の
竹を横挽き及び縦挽きして細長の板状に形成した竹材を
その幅方向に複数枚並べ、それら竹材の上に前記と同様
に形成した他の竹材を積層し、上下の竹材の継ぎ目を横
にずらし、それら継ぎ目及び積層重合部をホルマリン等
人体に有害な化学物質が含まれていない接着剤で接着し
て積層板を形成し、積層板の最上層の竹材の上面を波形
に形成したものである。
【0016】本発明の第7の竹集成床材は、前記第1乃
至第6の夫々の竹集成床材において、最下層の竹材の裏
面に消音材を取付けてなるものである。
【0017】本発明の第8の竹集成床材は、前記第1乃
至第7の夫々の竹集成床材において、積層板の最上層又
は最上層と最下層の竹材の表面にUV塗料又は硬度型ウ
レタン塗料が塗装されてなるものである。
【0018】本発明の第9の竹集成床材は、前記第1乃
至第8の夫々の竹集成床材における竹の横挽き及び縦挽
きから積層板の形成までの加工を一日の内で連続して行
なうようにしたものである。
【0019】本発明の竹集成床材を用いた床構造は、前
記第1乃至第9の夫々の竹集成床材を、最上層の竹材の
配列方向が縦横の市松模様になる様に多数枚敷設してな
るものである。
【0020】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本発明の竹集成床
材の実施の形態の一例を図1に示す。この竹集成床材1
0は天然の生えてから五年目の孟宗竹を横挽き及び縦挽
きして厚さ数mm、幅数cmの方形板状に形成した竹材
1を後述するようにかび止め処理した後、同竹材1の幅
方向に二枚以上並べ、その上に二枚以上の竹材1をその
幅方向に並べ、このとき隣接する竹材1同士の継ぎ目2
を下の層の継ぎ目2から横にずらして数層積層し、少な
くとも最上層の竹材1を節目模様16が表面になるよう
に積層し、それらの継ぎ目2及び積層重合部3をホルマ
リン等人体に有害な化学物質が含まれてない接着剤で接
着して積層板30を形成してなる。更に、この積層板3
0の竹材1の配列方向及び長手方向の外周面20に、同
外周面20よりも外側に突出する嵌合突部5を形成し、
竹材1の配列方向及び長手方向の外周面20の他方に同
外周面20よりも竹材1の配列方向又は長手方向内側に
窪んで他の竹集成床材の嵌合突部5を嵌入可能な嵌合凹
部6を形成し、この積層板30の最上層の竹材1にUV
塗装が施されてなる。この実施形態では竹材1を積層し
て積層板30を形成する時の竹材1の寸法、その幅方向
に並べる竹材1の枚数、竹材1の積層数等は任意に選択
することができる。その一例としては例えば、竹材1の
寸法は長さ数mm、幅数cm、長さ数cm〜数10cm
とし、この竹材1を組合わせて製作される竹集成床材1
0の寸法を厚さ15mmとすると竹材1を3層又は5層
に積層して縦横約20cm〜30cmの正方形にすると
か、幅7〜9cm、長さ約30cm程度の細長にすると
かする。使用する複数枚の竹材1は全て同じ寸法のもの
でも異なる寸法のものでも良い。
【0021】図1の竹集成床材10は、積層板30の外
周面20のうち、竹材1の配列方向に外周面20より外
側に突出する嵌合突部5を形成し、反対側の外周面20
に同外周面20より内側に窪んで他の竹集成床材の嵌合
突部5を嵌入可能とした嵌合凹部6を形成し、更に、竹
材1の長手方向一端の外周面20にも嵌合凹部6を形成
してある。嵌合突部5と嵌合凹部6の数とか形成する位
置は図示したものに限らず、例えば、竹集成床材10の
2辺に嵌合凹部6を形成する等しても良い。嵌合突部5
と嵌合凹部6は、後述するサネ切り加工によって形成す
る。
【0022】この竹集成床材10は積層板30の最上層
の竹材1にUV塗料又は硬度型ウレタン塗料による塗装
仕上げがなされている。この塗装仕上げは最上層の竹材
1の表面を研磨した後に行なうのが良い。この塗装には
一液型ポリウレタン系UV硬化型樹脂塗料を使用する。
又、二液性硬度型ウレタン樹脂塗料を使用することもで
きる。
【0023】図1に示す竹材1の接着方法は各種ある
が、その一つとしては側面1aに接着剤を塗布した竹材
1を重ねながら積層重合部3を一枚づつ接着する方法が
あり、他の方法としては側面1aに接着剤を塗布した竹
材1を横に並べ更に接着剤をつけて積層し、その上に積
層重合部3に接着剤を塗布した竹材1を重ね、それらの
竹材1をまとめて加圧接着する方法がある。また、この
他にも、側面1aに接着剤を塗布した竹材1を横に並
べ、それを竹材1の並んだ方向に加圧接着して一枚の集
成板4を重ね、その上に更に、裏面に接着剤を塗布した
他の集成板4を重ね、その状態で上下に加圧して集成板
4の積層方向に接着する方法もある。
【0024】図1の竹集成床材10は最下層の竹材1の
うち幅方向中央の竹材1の肉厚をその両側の竹材1の肉
厚よりも薄くして、その底面に凹溝7を形成してある。
この凹溝7を形成することにより、それを敷く床が多少
凸凹していても水平に敷き易くなり、床に敷設した後に
通気路となり、通気性が良くなって、竹材1にかびが生
えにくくなる。
【0025】竹集成床材10には図4に示す様に釘孔1
1が形成されている。この釘孔11は竹集成床材10を
床に敷設する時に釘を打ち込んで床に固定するためのも
のである。この釘孔1は嵌合突部5から外側に向けて斜
めに開口されている。釘孔11の数、間隔は竹集成床材
10の長さにもよるが、竹集成床材10の長さが910
mmの時は、290mm間隔で3個形成するのが作業性
の面からも竹集成床材10の固定の安定性の面からも望
ましい。釘孔11は釘を打ち込む時に竹材1が割れない
様にするためのものである。釘をエアガンで打込む場合
は釘孔11は無くとも竹材1は割れないので、この場合
は釘孔11は必ずしも必要無い。尚、図1(a)の16
は竹の節である。
【0026】(実施形態2)本発明の竹集成床材の実施
形態の他の例を図2に示す。この竹集成床材10も竹材
1を組合わせて形成し、一番上の層の竹材1を幅の広い
一枚ものにし、更に、最下層の竹材1の裏面にシート状
の消音材8を貼り付けたものである。消音材8には種々
のものがあるが、本発明で使用される消音材8は汎用さ
れているどの消音材8であってもよい。この竹集成床材
10は二階の床材に使用すると階下に音が響きにくくな
る。
【0027】(実施形態3)本発明の竹集成床材の実施
形態の更に他の例を図6に示す。この竹集成床材10
は、竹材1を組合わせて3層に形成してある。最上層と
最下層の竹材1は竹の外皮40が外側に向くようにして
あり、中間層は断面形状が台形の竹材1を交互に上向き
と下向きに配列して組み合わせて、竹の外皮40(図6
(a)の黒い部分)が交互に上下に逆向きになるように
してある。ちなみに、図6(b)に示すように、竹は外
皮40が内側に反る特性があるが、図6(a)のように
外皮40の向きを交互に上下にして配列すると、夫々の
竹材1は反りの向きが逆になって反りが相殺されて、全
体として反りが無くなる。
【0028】(実施形態4)本発明の竹集成床材の実施
形態の更に他の例を図7に示す。この竹集成床材10
も、竹材1を組合わせて3層に形成してある。本実施形
態では、竹材1を組合わせて積層板30を形成した後、
最上層の竹材1の表面を、刃物等で山形に削ってある。
この場合、例えば最下層と中間層の竹材1は厚さXが5
mm、最上層の竹材1は、底面から波の頂点までの高さ
Zが3mm、両端部の高さYが2mmとすることができ
る。このようにして竹材1の表面を波形にすることによ
り、人が竹材1の上を歩くだけで足の裏が程よく刺激さ
れ、血行が良くなるという効果が見込まれる。尚、これ
らの寸法はあくまでも一例であり、他の寸法とすること
もできる。この場合、最上層には予め上面を山形に切削
加工した竹材1を使用することもできる。
【0029】(実施形態5)本発明の竹集成床材10を
用いた床構造の実施の形態の一例を図8に示す。この床
構造には例えば縦及び横が20cm程度の正方形の竹集
成床材10を使用し、この竹集成床材10の最上層の竹
材1の竹の繊維方向が縦横になる様に組み合わせて全体
で市松模様になるように配列してある。
【0030】(本発明の竹集成床材の製造方法の説明)
本発明の竹集成床材の製造方法は各種考えられるが、そ
の一例として次の様な方法がある。本発明の竹材1の原
材料としては孟宗竹、真竹、剛竹、柱竹等種々のものが
考えられるが、これらのうちの生えてから五年目のもの
が最も適する。生えてから五年目の竹は含水率、糖分の
含有率が共に低下するので、密度が高まり弾力性が向上
し、かびや虫も発生しにくくなる。以下では孟宗竹を例
として説明する。
【0031】(1)原材料加工 1.直径200mm、肉厚10mm以上の生えてから五
年目の新鮮な孟宗竹を検品し(第1回目の検品)、原材
料倉庫に収納・保管する。管理体制としては、竹山の伐
採権を取得し、原竹の生長年数を記録し、伐採した原竹
は直ちに加工する。ここで原竹の直径、肉厚は前記の数
値に限定されない。 2.必要な長さに応じて原竹を横挽きする。(使用設備
名称:原竹横挽き裁断機) 3.横挽きした原竹を規定寸法の幅に縦割りして竹材1
(図10)を形成する。(使用設備名称:原竹縦挽き割
り機) 4.縦割りした竹材1の皮を剥き、節を取り除き、長方
形に加工して竹材1とする。(使用設備名称:四面自動
鉋盤) 5.竹材1を水温摂氏70度、濃度30%の次亜塩素酸
ソーダ液に60分程度浸漬し(実質的には煮沸するのと
同じ)、その後に中和剤に浸漬して漂白、殺菌、防虫、
カビ止め等の処理を施す。(使用設備名称:ステンレス
製タンク) 6.竹材1を摂氏40度〜60度の設定温度で、1週間
低温除湿方式により含水率6〜8%にまで乾燥させる。
(使用設備名称:蒸気式乾燥装置) 7.竹材1を保温室内で一定の温度で保温する。(使用
設備名称:保温ルーム) 以上1〜7の工程は一日の内に連続して行なうものとす
る。
【0032】(2)集成材加工 1.前記のように乾燥した竹材1を色分け等して2回目
の検品作業を行ない、半製品倉庫に保管する。 2.乾燥した竹材1を、四隅が直角になるように20m
m前後の幅にカットした上で四面が平らになるように鉋
をかける。(使用設備名称:四面自動鉋盤) 3.厳重な検品作業(第3回目)を行ない、ホルマリン
等人体に有害な物質を含まない日本製二液性水性接着剤
(小西ボンド製)を竹材1に均一に塗布して数枚を継ぎ
合わせする。この時、摂氏110度で210Kg/cm
2 の圧力を5分間掛けて一枚単層竹集成材を作製する。
(使用設備名称:両面自動糊付け機と高周波装置、或は
自動投入式で自動糊付け装置付の側圧油圧ホットプレ
ス) 4.前記単層竹集成材の両面を研磨して余分な接着剤を
落とし、表面を平らにする。(使用設備名称:ワイドベ
ルトサンダー) 5.単層竹集成材の両面に日本製二液性接着剤(前記と
同様にホルマリン等人体に有害な化学物質が含まれてい
ない)を均一に塗布して数枚の単層竹集成材を各層の継
ぎ目が交互に配列するように継ぎ合わせる。摂氏110
度、圧力10Kg/cm2 の条件で15分間に亙って処
理すると積層竹集成材(積層板30)となる。その後、
積層板30のたわみを少なくするために冷圧処理をす
る。(使用設備名称:両面自動糊付け機とブロック用油
圧コールドプレス)この場合、単層では反りが激しい
が、3層以上にすると反りが少なくなる。以上1〜5の
工程も一日の内に連続して行なうものとする。
【0033】(3)フローリング加工 1.積層竹集成材(積層板30)を規定の幅に縦割りに
する。(使用設備名称:リップソー&自動縦丸鋸盤) 2.積層竹集成床材(積層板30)を規定の長さに横挽
きする。(使用設備名称:カットソー&自動縦丸鋸盤) 3.積層竹集成床材(積層板30)の幅方向両端をサネ
切りし、裏面の溝及び表面に鉋をかける。(使用設備名
称:七軸モルダー&ユニマット23E) 4.積層竹集成床材(積層板30)の幅方向両端のサネ
切り部分を加工する。(使用設備名称:ダブルテノーナ
ー) 以上(1)〜(3)の工程で素地の積層板30が出来上
がる。消費者の好みによっては加工をここまでで留めて
出荷しても良い。
【0034】(4)1回目塗装 1.前記素地の積層板30を#180のサンドペーパー
(これは数値が大きくなる程目が細かくなる。)で研磨
する(素地研磨)。この工程は、次の塗装の際、塗料の
定着を良くするために行なうものである。(使用設備名
称:ワイドベルトサンダー) 2.下塗りとして、積層板30の最上層の表面に一液型
ポリウレタン系UV硬化型樹脂塗料又は二液性硬度型ウ
レタン樹脂塗料を塗装する。(使用設備名称:ロールコ
ーター式塗装ライン) 3.紫外線照射装置により、塗料を瞬間的に硬化させ
る。(使用設備名称:紫外線照射機) 4.積層板30の最下層の表面を一液型ポリウレタン系
UV硬化型樹脂塗料又は二液性硬度型ウレタン樹脂塗料
により、防カビ密閉塗装する。(使用設備名称:ロール
コーター式塗装ライン) 5.紫外線照射装置により塗料を瞬間的に硬化させる。
(使用設備名称:紫外線照射機) 6.サネ切りの口(四周面)を一液型ポリウレタン系U
V硬化型樹脂塗料又は二液性硬度型ウレタン樹脂塗料に
より、防水、防カビ密閉塗装する。(使用設備名称:エ
アスプレーガン) 7.紫外線照射装置により、塗料を瞬間的に硬化させ
る。(使用設備名称:紫外線照射機)
【0035】(5)2回目塗装 1.積層板30の塗膜を#240のサンドペーパーで研
磨する。この工程も、次の塗装の際に塗料の定着を良く
するために行なうものである。(使用設備名称:ワイド
ベルトサンダー) 2.積層板30の最上層の表面を一液型ポリウレタン系
UV硬化型樹脂塗料又は二液性硬度型ウレタン樹脂塗料
により塗装する(中塗り)。(使用設備名称:ロールコ
ーター或はフローコーター塗装ライン) 3.紫外線照射装置により塗料を瞬間的に硬化させる。
(使用設備名称:紫外線照射機)
【0036】(6)3回目塗装 1.積層板30の塗膜を#400のサンドペーパーにて
研磨する。この工程も、次の塗装の際に塗料の定着を良
くするために行なうものである。(使用設備名称:ワイ
ドベルトサンダー) 2.積層板30の最上層の表面を一液型ポリウレタン系
UV硬化型樹脂塗料又は二液性硬度型ウレタン樹脂塗料
で塗装する(上塗り)。(使用設備名称:フローコータ
ー塗装ライン) 3.紫外線照射装置により、塗料を瞬間的に硬化させ
る。(使用設備名称:紫外線照射機) この場合の加工色調は所望のものとすることができる
が、竹の色調を生かすためにはホワイト又はブラウンと
するのが望ましい。いずれの色の場合も艶あり仕上げに
することも、艶無し仕上げにすることもできる。又、積
層板30は、前記3回目塗装後は硬度3H〜4H程度と
なり、その表面に傷が付きにくくなる。
【0037】竹集成床材10の仕上げ寸法の一例は、厚
さT=15mm、幅W=90mm、長さL=910mm
程度とすることができる。長さは455mm、606m
m、758mm、910mm、1820mmにすると用
途が広がる。勿論これ以外の寸法でも良い。
【0038】(本発明の竹集成床材の耐摩耗試験方法)
本発明の竹集成床材の耐摩耗試験は例えば次のようにし
て行なう。 (1)竹集成床材10の表面に減摩剤を振り掛けた上
で、試験機の1つのアーム毎に500gずつ、合計1k
gの荷重を掛けてサンドペーパーで竹集成床材10の表
面をこする。 (2)アームの回転数500回毎にサンドペーパーを取
替えながら、竹集成床材の塗装が取り除かれるまでその
表面をこする。 (3)塗装が完全に取り除かれるまでのアームの回転数
をチェックして竹集成床材の耐摩耗性を調べる。竹集成
床材の表面の塗装が取り除かれるまでのアームの回転数
が500回転以上の場合は家庭用に適し、1000回転
以上の場合は体育館や店舗等に適する。
【0039】(本発明の竹集成床材の使用例)本発明の
竹集成床材は床材として使用することができる。以下
に、床暖房システムと組合わせて床材として使用する場
合について図9に基づいて説明する。
【0040】図9に示すものは厚さ12mm程度の防炎
合板を用いた床ベース12に、深さ4mm程度の凹部1
3を形成し、その凹部13の上に厚さ2〜3mmの断熱
材14を敷き、その上にポリエステルフィルムに導電性
発熱塗料をコーティングした厚さ1mm程度の面状発熱
体15を敷き、更にその上に発明の竹集成床材10を敷
いてある。面状発熱体15は幅25cm、長さ70cm
或は160cmのものが使用されており、図示されてい
ないがリード線が取付けられている。この場合の竹集成
床材10には例えば縦及び横が20cm程度の正方形の
ものを使用し、それを竹の繊維方向が縦横になる様に交
互に配列して全体で図9のように市松模様になるように
してある。竹集成床材10の配列はこれ以外の配列とす
ることもできる。
【0041】また、本発明の竹集成床材は、コンクリー
ト床の上に直張りすることもできる。
【0042】
【発明の効果】本発明の第1の竹集成床材は次の様な効
果がある。 .上下の竹材1の継ぎ目2を横にずらして接着剤で接
着したので、上下の竹材1の接合が強固になる。 .最下層の竹材1の底面に凹溝7を形成したので、竹
集成床材を敷く床が多少凸凹していても水平に敷き易く
なる。 .竹を使用した床材は弾力性に富むので膝が保護され
る。このためエアロビクス、バスケット等の激しい運動
をする体育館等の床材として使用するのに適する。 .竹は脱臭効果があるので汗が付着し易い体育館の床
材として使用するのに適する。 .原材料に生えてから五年目の竹を用いるので、弾力
性が向上し、かびや虫が発生しにくく、竹独自の風合い
が出易い上、若竹を伐採しないので環境破壊につながら
ない。
【0043】本発明の第2の竹集成床材は上下の竹材1
の継ぎ目2を横にずらして接着剤で接着したので、第1
の竹集成床材と同様に上下の竹材1の接合が強固にな
り、更に、積層板30の最上層の竹材1が下層の竹材1
より幅の広い一枚ものであるため、最上層の竹材1と下
層の竹材1との接着が強固になるという効果もある。
【0044】本発明の第3の竹集成床材は積層板30に
嵌合突部5と嵌合凹部6が形成されているので、上下の
竹材1の継ぎ目2を横にずらして接着剤で接着したの
で、第1の竹集成床材と同様に上下の竹材1の接合が強
固になり、更に、隣接する竹集成床材の嵌合突部5と嵌
合凹部6とを嵌合させることにより多数枚の竹集成床材
を手軽に連結して敷設することができ、積層板30同士
の連結が容易且つ確実になり、位置ずれもしにくくな
る。
【0045】本発明の第4の竹集成床材は、積層板30
に形成された嵌合突部5から最下層の竹材1の裏面まで
貫通する釘孔11が開口されてなるので、釘孔11に釘
を打ち込めば積層板30を床面に手軽に固定することが
でき、積層板30の竹材1にひびが入ったり、竹材1が
割れたりすることがない。
【0046】本発明の第5の竹集成床材は、積層板を2
層にした場合は上層の竹材は外皮側を上側に、下層の竹
材は外皮側を下側にして配列し、積層板を3層にした場
合には最上層の竹材は外皮側を上側に、最下層の竹材は
外皮側を下側に、中間層の竹材は外皮側を交互に上向き
と下向きに配列したので、積層板が反らなくなる。
【0047】本発明の第6の竹集成床材は、積層板の最
上層の竹材の上面を波形に形成したので、人が竹材の上
を歩くだけで血行が良くなる。
【0048】本発明の第7の竹集成床材は積層板の最下
層の竹材1の裏面に消音材8を取付けてなるので、防音
効果の優れたものとなる。
【0049】本発明の第8の竹集成床材は積層板の最上
層又は最上層と最下層の竹材1の表面がUV塗料又は硬
度型ウレタン塗料で塗装されているので表面が奇麗にな
って体裁がよく、硬度が高くなって傷が付きにくくな
り、ささくれ立ちにくくもなるので、床材に使用しても
安全である。
【0050】本発明の第9の竹集成床材は前記第1乃至
第6の夫々の竹集成床材における竹の横挽き及び縦挽き
から積層板の形成までの加工を一日の内で連続して行な
うので、その品質が一定する。
【0051】本発明の床構造は多数の竹集成床材を最上
層の竹材1の配列が縦横の市松模様になる様に敷設して
なるので体裁が良く、見た目に奇麗な床となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の竹集成床材の第1の実施形態
を示す斜視図、(b)は竹集成床材の端面図。
【図2】本発明の竹集成床材の第2の実施形態を示す説
明図。
【図3】本発明の竹集成床材の形成過程の説明図。
【図4】(a)は本発明の竹集成床材の第1の実施形態
を示す一部切欠きの斜視図、(b)は(a)のX−X断
面図。
【図5】本発明の竹集成床材の組立て説明図。
【図6】(a)は本発明の竹集成床材の組立て後の一例
を示す説明図、(b)は竹材の反りの説明図。
【図7】本発明の竹集成床材の組立て後の一例を示す説
明図。
【図8】本発明の竹集成床材の組立て後の一例を示す説
明図。
【図9】本発明の竹集成床材を床暖房システムと組合わ
せて使用した床構造の縦断説明図。
【図10】(a)、(b)は本発明の竹集成床材に使用
される竹材を孟宗竹からの取り出す場合の説明図。
【図11】竹材を使用した従来の積層材の説明図。
【図12】竹材をベニヤ板と組合わせて使用した従来の
竹合板の説明図。
【符号の説明】
1は竹材 2は継ぎ目 3は積層重合部 4は集成板 5は嵌合突部 6は嵌合凹部 7は凹溝 8は消音材 10は竹集成床材 20は外周面 30は積層板

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生えてから五年目の孟宗竹等の竹を横挽き
    及び縦挽きして細長の板状に形成した竹材(1)をその
    幅方向に複数枚並べ、それら竹材(1)の上に前記と同
    様に形成した他の竹材(1)を積層し、上下の竹材
    (1)の継ぎ目(2)を横にずらし、それら継ぎ目
    (2)及び積層重合部(3)をホルマリン等人体に有害
    な化学物質が含まれていない接着剤で接着して積層板
    (30)を形成し、この積層板(30)の最下層の竹材
    (1)の底面に凹溝(7)を形成したことを特徴とする
    竹集成床材。
  2. 【請求項2】生えてから五年目の孟宗竹等の竹を横挽き
    及び縦挽きして細長の板状に形成した竹材(1)をその
    幅方向に複数枚並べ、それら竹材(1)の上に前記と同
    様に形成した他の竹材(1)を積層し、上下の竹材
    (1)の継ぎ目(2)を横にずらし、それら継ぎ目
    (2)及び積層重合部(3)をホルマリン等人体に有害
    な化学物質が含まれていない接着剤で接着して積層板
    (30)を形成し、この積層板(30)の最上層の竹材
    (1)をそれより下層の竹材(1)より幅の広い一枚も
    のとしたことを特徴とする竹集成床材。
  3. 【請求項3】生えてから五年目の孟宗竹等の竹を横挽き
    及び縦挽きして細長の板状に形成した竹材(1)をその
    幅方向に複数枚並べ、それら竹材(1)の上に前記と同
    様に形成した他の竹材(1)を積層し、上下の竹材
    (1)の継ぎ目(2)を横にずらし、それら継ぎ目
    (2)及び積層重合部(3)をホルマリン等人体に有害
    な化学物質が含まれていない接着剤で接着して積層板
    (30)を形成し、この積層板(30)の竹材(1)の
    配列方向及び長手方向の外周面(20)に、同外周面
    (20)よりも外側に突出する嵌合突部(5)を形成
    し、竹材(1)の配列方向及び長手方向の外周面(2
    0)の他方に同外周面(20)よりも竹材(1)の配列
    方向又は長手方向内側に窪んで他の竹集成床材の嵌合突
    部(5)を嵌入可能な嵌合凹部(6)を形成し、積層板
    (30)の最下層の竹材(1)の底面に凹溝(7)を形
    成したことを特徴とする竹集成床材。
  4. 【請求項4】生えてから五年目の孟宗竹等の竹を横挽き
    及び縦挽きして細長の板状に形成した竹材(1)をその
    幅方向に複数枚並べ、それら竹材(1)の上に前記と同
    様に形成した他の竹材(1)を積層し、上下の竹材
    (1)の継ぎ目(2)を横にずらし、それら継ぎ目
    (2)及び積層重合部(3)をホルマリン等人体に有害
    な化学物質が含まれていない接着剤で接着して積層板
    (30)を形成し、この積層板(30)の竹材(1)の
    配列方向及び長手方向の外周面(20)に、同外周面
    (20)よりも外側に突出する嵌合突部(5)を形成
    し、竹材(1)の配列方向及び長手方向の外周面(2
    0)の他方に同外周面(20)よりも竹材(1)の配列
    方向又は長手方向内側に窪んで他の竹集成床材の嵌合突
    部(5)を嵌入可能な嵌合凹部(6)を形成し、嵌合突
    部(5)から最下層の竹材(1)の裏面まで貫通する釘
    孔(11)が開口されてなることを特徴とする竹集成床
    材。
  5. 【請求項5】孟宗竹等の竹を横挽き及び縦挽きして細長
    の板状に形成した竹材(1)をその幅方向に複数枚並
    べ、それら竹材(1)の上に前記と同様に形成した他の
    竹材(1)を積層して2層又は3層に形成し、上下の竹
    材(1)の継ぎ目(2)を横にずらし、それら継ぎ目
    (2)及び積層重合部(3)をホルマリン等人体に有害
    な化学物質が含まれていない接着剤で接着して積層板
    (30)を形成し、積層板(30)が2層の場合は上層
    の竹材(1)は外皮(40)側を上側に、下層の竹材
    (1)は外皮(40)側を下側にして夫々配列し、積層
    板(30)が3層の場合は、最上層の竹材(1)は外皮
    (40)側を上側に、最下層の竹材(1)は外皮(4
    0)側を下側に、中間層の竹材(1)は外皮(40)側
    が交互に上向きと下向きになるように夫々配列したこと
    を特徴とする竹集成床材。
  6. 【請求項6】孟宗竹等の竹を横挽き及び縦挽きして細長
    の板状に形成した竹材(1)をその幅方向に複数枚並
    べ、それら竹材(1)の上に前記と同様に形成した他の
    竹材(1)を積層し、上下の竹材(1)の継ぎ目(2)
    を横にずらし、それら継ぎ目(2)及び積層重合部
    (3)をホルマリン等人体に有害な化学物質が含まれて
    いない接着剤で接着して積層板(30)を形成し、積層
    板(30)の最上層の竹材(1)の上面を波形に形成し
    たことを特徴とする竹集成床材。
  7. 【請求項7】請求項1乃至請求項6記載の夫々の竹集成
    床材において、積層板(30)の裏面に消音材(8)を
    取付けてなることを特徴とする竹集成床材。
  8. 【請求項8】請求項1乃至請求項7記載の夫々の竹集成
    床材において、積層板(30)の最上層又は最上層と最
    下層の竹材(1)の表面にUV塗料又は硬度型ウレタン
    塗料が塗装されてなることを特徴とする竹集成床材。
  9. 【請求項9】請求項1乃至請求項8記載の夫々の竹集成
    床材における竹の横挽き及び縦挽きから積層板(30)
    の形成までの加工を一日の内で連続して行なうことを特
    徴とする竹集成床材。
  10. 【請求項10】請求項1乃至請求項9記載の夫々の竹集
    成床材(10)を、最上層の竹材(1)の配列方向が縦
    横の市松模様になる様に多数枚敷設したことを特徴とす
    る竹集成床材を用いた床構造。
JP09515199A 1999-04-01 1999-04-01 竹集成床材の製造方法と、その製造方法により製造された竹集成床材と、その竹集成床材を用いた床構造 Expired - Fee Related JP3433133B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09515199A JP3433133B2 (ja) 1999-04-01 1999-04-01 竹集成床材の製造方法と、その製造方法により製造された竹集成床材と、その竹集成床材を用いた床構造
TW89106062A TW546197B (en) 1999-04-01 2000-03-31 Bamboo gathering material

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09515199A JP3433133B2 (ja) 1999-04-01 1999-04-01 竹集成床材の製造方法と、その製造方法により製造された竹集成床材と、その竹集成床材を用いた床構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000291236A true JP2000291236A (ja) 2000-10-17
JP3433133B2 JP3433133B2 (ja) 2003-08-04

Family

ID=14129804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09515199A Expired - Fee Related JP3433133B2 (ja) 1999-04-01 1999-04-01 竹集成床材の製造方法と、その製造方法により製造された竹集成床材と、その竹集成床材を用いた床構造

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3433133B2 (ja)
TW (1) TW546197B (ja)

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1316417A1 (en) * 2001-11-30 2003-06-04 Wei Rong Dong Guan Bamboo & Wood Products Co. Ltd Laminated bamboo board
WO2004071729A1 (ja) * 2003-02-13 2004-08-26 Japan Science And Technology Agency 木質釘状接合具、および圧縮竹材、並びにその製造方法
US7160053B2 (en) * 2004-01-26 2007-01-09 Ao Yu Chang Bamboo mat board and method for producing the same
DE202008007789U1 (de) 2008-06-11 2008-09-04 Jokey Plastik Sohland Gmbh Holzfreies Paneel aus Bambus und Wärmekabine
US7459206B2 (en) 2005-08-31 2008-12-02 Huber Engineered Woods Llc Panel containing highly-cutinized bamboo flakes
JP2008297867A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Hideaki Takeuchi 建築用竹集成材の製造方法及び竹集成材を用いた家屋
US7625631B2 (en) 2005-08-31 2009-12-01 Huber Engineered Woods Llc Wood panel containing inner culm flakes
JP2010189967A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Shimizu Corp 耐震壁の水平力伝達構造及びこれを備えた耐震壁
JP2010537852A (ja) * 2007-09-07 2010-12-09 上海▲雲▼生竹木▲業▼有限公司 継ぎ目無しの長い竹板材
KR101093293B1 (ko) 2008-09-30 2011-12-14 박천우 대나무 바닥재
BE1019284A3 (nl) * 2010-04-09 2012-05-08 Evert Delanoye Man Gcv Gewone Commanditaire Vennootschap Vloerpaneel en wekwijze voor het realiseren van een vloerbekleding.
JP2012148527A (ja) * 2011-01-21 2012-08-09 Shimane Prefecture 表皮付き竹材の製造方法
CN102975268A (zh) * 2012-10-17 2013-03-20 江西南丰振宇实业集团有限公司 一种碳化竹青条的加工工艺
KR101266093B1 (ko) * 2011-10-31 2013-05-27 김종석 압축 마루 및 압축 집성 마루 제작 방법
CN103128833A (zh) * 2011-12-02 2013-06-05 吕锋滨 具有木纹凹槽的竹质板块及其制备方法
CN104416637A (zh) * 2013-09-06 2015-03-18 郑永如 免漆竹地板及其制造方法
CN108149834A (zh) * 2018-02-27 2018-06-12 辽宁工业大学 Ncclt隔音楼板
WO2021164295A1 (zh) * 2020-02-18 2021-08-26 微山宏瑞电力科技有限公司 一种热适应环保隔音地板及其制造方法
JP7334944B2 (ja) 2019-08-22 2023-08-29 三甲株式会社 敷板同士の連結構造
JP7492525B2 (ja) 2019-02-14 2024-05-29 ボクサブル インク ユーティリィティチャネルおよび積層物エンクロージャーを有する折り畳み可能建築構造体

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100532038C (zh) * 2003-12-17 2009-08-26 张傲宇 竹材拼花板及其制造方法
TWI477681B (zh) * 2011-09-20 2015-03-21 Nichiha Co Ltd Construction boards, and construction boards
CN105479558A (zh) * 2014-09-24 2016-04-13 新会中集木业有限公司 展平竹层积材拼板及其制造方法
CN107214794A (zh) * 2017-04-07 2017-09-29 浙江农林大学 刨切微薄竹增强处理方法

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1316417A1 (en) * 2001-11-30 2003-06-04 Wei Rong Dong Guan Bamboo & Wood Products Co. Ltd Laminated bamboo board
WO2004071729A1 (ja) * 2003-02-13 2004-08-26 Japan Science And Technology Agency 木質釘状接合具、および圧縮竹材、並びにその製造方法
US7160053B2 (en) * 2004-01-26 2007-01-09 Ao Yu Chang Bamboo mat board and method for producing the same
US7459206B2 (en) 2005-08-31 2008-12-02 Huber Engineered Woods Llc Panel containing highly-cutinized bamboo flakes
US7625631B2 (en) 2005-08-31 2009-12-01 Huber Engineered Woods Llc Wood panel containing inner culm flakes
JP2008297867A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Hideaki Takeuchi 建築用竹集成材の製造方法及び竹集成材を用いた家屋
JP2010537852A (ja) * 2007-09-07 2010-12-09 上海▲雲▼生竹木▲業▼有限公司 継ぎ目無しの長い竹板材
DE202008007789U1 (de) 2008-06-11 2008-09-04 Jokey Plastik Sohland Gmbh Holzfreies Paneel aus Bambus und Wärmekabine
KR101093293B1 (ko) 2008-09-30 2011-12-14 박천우 대나무 바닥재
JP2010189967A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Shimizu Corp 耐震壁の水平力伝達構造及びこれを備えた耐震壁
BE1019284A3 (nl) * 2010-04-09 2012-05-08 Evert Delanoye Man Gcv Gewone Commanditaire Vennootschap Vloerpaneel en wekwijze voor het realiseren van een vloerbekleding.
JP2012148527A (ja) * 2011-01-21 2012-08-09 Shimane Prefecture 表皮付き竹材の製造方法
KR101266093B1 (ko) * 2011-10-31 2013-05-27 김종석 압축 마루 및 압축 집성 마루 제작 방법
CN103128833A (zh) * 2011-12-02 2013-06-05 吕锋滨 具有木纹凹槽的竹质板块及其制备方法
CN102975268A (zh) * 2012-10-17 2013-03-20 江西南丰振宇实业集团有限公司 一种碳化竹青条的加工工艺
CN104416637A (zh) * 2013-09-06 2015-03-18 郑永如 免漆竹地板及其制造方法
CN106760393A (zh) * 2013-09-06 2017-05-31 郑牧之 免漆竹地板及其制造方法
CN106760393B (zh) * 2013-09-06 2019-01-18 郑牧之 免漆竹地板及其制造方法
CN108149834A (zh) * 2018-02-27 2018-06-12 辽宁工业大学 Ncclt隔音楼板
JP7492525B2 (ja) 2019-02-14 2024-05-29 ボクサブル インク ユーティリィティチャネルおよび積層物エンクロージャーを有する折り畳み可能建築構造体
JP7334944B2 (ja) 2019-08-22 2023-08-29 三甲株式会社 敷板同士の連結構造
WO2021164295A1 (zh) * 2020-02-18 2021-08-26 微山宏瑞电力科技有限公司 一种热适应环保隔音地板及其制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3433133B2 (ja) 2003-08-04
TW546197B (en) 2003-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000291236A (ja) 竹集成床材とそれを用いた床構造
JP2004345299A (ja) 竹と間伐材との複合集成材
JP2738520B2 (ja) 竹集成床材とそれを用いた床構造
JP3823094B2 (ja) 対称構造を用いたラミネートウッド(laminatedwood)と合成樹脂層を有する木床材及びその製造方法
US3554850A (en) Laminated floor covering and method of making same
JP2733641B2 (ja) 建築用板
US20050136234A1 (en) Plank for interior use
US20140370231A1 (en) Laminar Building Block, and System and Method for its Manufacture
US8769912B2 (en) Method of forming a wood board incorporating embedded sound attenuating elements and stiffening elements
ES2439260T3 (es) Placa de compuesto de madera
JP3430230B2 (ja) 木質繊維板の積層加工方法
JP3068380B2 (ja) 化粧床材
KR100405206B1 (ko) 무늬목과 합성수지층을 이용한 마루바닥재 및 그 제조방법
JP2004351773A (ja) 竹繊維集成材とそれを用いた複合集成材
JPH07502706A (ja) エンドウッド型シート要素の製造方法及び該方法によって製造された要素
US20090297780A1 (en) Water-proof wood board
JPH1148212A (ja) 竹集成床材とそれを用いた床構造
JP3538448B2 (ja) 化粧床材
JPH03166462A (ja) 木質床材
US20140322460A1 (en) Raised panels of poplar bark
JPH0726701A (ja) 床材用基板および床材
KR200315778Y1 (ko) 대나무를 이용한 마루판재
FI110359B (fi) Aallotettu puutuote, menetelmä sen valmistamiseksi ja puurakenne
JP2535178Y2 (ja) 建築用板
JPH04339601A (ja) 制振床下地材

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees