JP2000291107A - 衛生洗浄装置の制御装置 - Google Patents

衛生洗浄装置の制御装置

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JP2000291107A
JP2000291107A JP11097424A JP9742499A JP2000291107A JP 2000291107 A JP2000291107 A JP 2000291107A JP 11097424 A JP11097424 A JP 11097424A JP 9742499 A JP9742499 A JP 9742499A JP 2000291107 A JP2000291107 A JP 2000291107A
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誠也 永吉
Yasuhiro Hamafuku
康裕 濱福
Shinji Isaji
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 スイッチング方式の直流電源装置が間欠発振
することを防止した衛生洗浄装置の制御装置を提供す
る。 【解決手段】 スイッチング電源5の発振を入/切する
手段として、使用者の便座1への着座/非着座を機械的
に検出可能な着座スイッチ26を備えて構成したので、
スイッチング電源5の発振を常時行わず、ある条件(着
座や便蓋開等)を満たしたとき発振を入として、特定の
直流負荷を駆動するように構成したので、スイッチング
電源5の発振が無負荷状態または軽負荷状態で入となり
間欠発振を起こすことはないため、間欠発振防止用の擬
似負荷を設ける必要はなく、前記擬似負荷によって無効
電力が消費されることもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無効電力の消費を
解消して良好に負荷を制御することのできる衛生洗浄装
置の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の衛生洗浄装置は、現在の衛生洗浄
装置と比較して使用できる機能が少なく、制御対象とな
る負荷は、例えば、図14に示す便座1を暖房するヒー
タやノズル2から噴出する局部洗浄水を加熱するヒータ
など、交流電源により制御するものの割合が多く、直流
電源によって駆動する負荷(以下、直流負荷という)と
しては、洗浄時にノズル2を進退させる電動機などごく
一部に限られていた。したがって、前記直流負荷を駆動
する電源装置(以下、直流電源装置という)は小容量で
よく、しかも、小型のものが利用できた。
【0003】然るに、近年の衛生洗浄装置の多機能化に
より、便座暖房機能および洗浄水加熱機能の他に、例え
ば、洗浄後の局部を乾燥する機能や脱臭機能など便利な
機能が増えてきた。これにより、前記直流負荷の使用数
が増加して前記直流電源装置の容量を必然的に増大させ
ることが必要となってきた。
【0004】しかし、前記直流電源装置の容量を増大す
ることは一般的に装置自体の大型化を招き、特に、前記
直流電源装置をトランスおよびダイオードブリッジを用
いて構成した場合、前記直流電源装置は直接50Hzま
たは60Hzの周波数で電力を変換しなければならず、
これは大形で重量も大きく装置を小型化するうえで大き
な妨げとなっていた。
【0005】そこで、最近はトランスおよびダイオード
ブリッジからなる平滑型の直流電源装置に代えて、トラ
ンスを介さずに商用電源を直接入力源として必要な直流
電圧を得るスイッチング方式の直流電源装置が使用され
るようになってきた。前記スイッチング方式の直流電源
装置を使用した場合、スイッチング動作をするトランジ
スタのスイッチング周波数は一般に人間の可聴帯域を基
本(20kHz以上)とするので、出力トランスは非常
に小型化することが可能となる。
【0006】これは、出力トランスの1次側の巻数NP
は、NP =VIN/(4・δB・A・f)×108 で求め
ることができ、スイッチング周波数fが高いほどNP
少なくてよく、またトランスの外形から決まるコアの有
効断面積Aが小さくてすむからである。なお、前式のう
ち、係数4は動作波形が方形波の場合で、正弦波では
4.44となる。また、VINはトランスの1次側入力電
圧であり、δBはトランスに使用するコアの磁束密度の
変化量である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ス
イッチング方式の直流電源装置は、トランスおよびダイ
オードブリッジを用いた平滑型の直流電源装置と違っ
て、原理上時定数の大きなコンデンサやコイルを使用す
ることから応答性が悪く、2次側(出力側)からの出力
要求がない場合でも、常に発振動作を維持しておかなけ
ればならないため(2次側から要求があったとき即応答
できるようにするため)、無負荷時または軽負荷時に間
欠発振を起こして、直流負荷が誤動作してしまうといっ
た問題があった。これは、2次側の出力が大きくなるほ
ど発生しやすく、そのため、2次側の出力が大きい場合
には、2次側にブリーダ抵抗を接続して、最低でも間欠
発振を起こさない程度の出力が常時得られるような回路
構成を考慮する必要があった。
【0008】このように、2次側にブリーダ抵抗を接続
した場合、前記スイッチング方式の直流電源装置は、無
負荷時または軽負荷時に間欠発振を起こすといった問題
点は解消されるものの、前記ブリーダ抵抗に流れる電力
は無効電力となって無駄に消費されるため、不経済であ
った。
【0009】本発明は、前記の問題点を解決するように
したもので、直流負荷の電源としてスイッチング方式の
直流電源装置を使用した場合、無効電力の消費を極力排
除して負荷を良好に駆動制御することのできる衛生洗浄
装置の制御装置を提供する。
【0010】
【問題を解決するための手段】請求項1記載の衛生洗浄
装置の制御装置は、交流を直流に変換して発振するスイ
ッチング方式の電源装置に、発振の入/切を切換える切
換手段と、前記切換手段の切換動作を制御する制御手段
と、前記制御手段の駆動用電源を備えて構成した。
【0011】請求項2記載の衛生洗浄装置の制御装置に
おける制御手段は、便座の着座/非着座を監視する手段
と、便座着座時、切換手段によってスイッチング方式の
電源装置の発振を入にして特定の直流負荷を駆動し、便
座非着座時、切換手段によって前記電源装置の発振を切
にする手段を備えて構成した。
【0012】請求項3記載の衛生洗浄装置の制御装置に
おける制御手段は、使用者の有無を監視する手段と、使
用者が存在するとき、切換手段によってスイッチング方
式の電源装置の発振を入にして特定の直流負荷を駆動
し、使用者が存在しないとき、切換手段によって前記電
源装置の発振を切にする手段を備えて構成した。
【0013】請求項4記載の衛生洗浄装置の制御装置に
おける制御手段は、便蓋の開閉状態を監視する手段と、
便蓋が開状態にあるとき、切換手段によってスイッチン
グ方式の電源装置の発振を入にして特定の直流負荷を駆
動し、便蓋が閉状態にあるとき、切換手段によって前記
電源装置の発振を切にする手段を備えて構成した。
【0014】請求項5記載の衛生洗浄装置の制御装置に
おける制御手段は、スイッチング方式の電源装置の発振
が切状態である時間を計測する手段と、前記発振の切時
間に比例して、前記電源装置の発振を入にする条件を遅
延する方向に変更する手段を備えて構成した。
【0015】請求項6記載の衛生洗浄装置の制御装置に
おける制御手段は、スイッチング方式の電源装置の発振
状態を監視する手段と、前記発振状態が間欠発振状態で
ないとき前記特定の直流負荷の駆動を継続し、前記発振
状態が間欠発振状態であるとき、特定の直流負荷の駆動
を開始する手段を備えて構成した。
【0016】請求項7記載の衛生洗浄装置の制御装置に
おける制御手段は、スイッチング方式の電源装置の発振
状態を監視する手段と、前記発振状態が間欠発振状態と
なったとき、切換手段によってスイッチング方式の電源
装置の発振を切にする手段を備えて構成した。
【0017】請求項8記載の衛生洗浄装置の制御装置に
おける制御手段は、直流負荷の駆動状態を監視する手段
と、前記直流負荷が全て停止状態にあるとき、切換手段
によってスイッチング方式の電源装置の発振を切にする
手段を備えて構成した。
【0018】請求項9記載の衛生洗浄装置の制御装置に
おける制御手段は、スイッチング方式の電源装置の発振
電力を監視する手段と、前記発振電力が指定した電力量
以上となったとき、切換手段によって前記電源装置の発
振を切にし、発振電力が指定した電力量以下となったと
き、切換手段によって前記電源装置の発振を入にして特
定の直流負荷を駆動する手段を備えて構成した。
【0019】請求項10記載の衛生洗浄装置の制御装置
は、交流を直流に変換して発振するスイッチング方式の
電源装置に、着座/非着座により電源装置の発振を入/
切する機構スイッチと、前記電源装置の発振により駆動
して負荷を制御する制御手段を備えて構成した。
【0020】請求項11記載の衛生洗浄装置の制御装置
は、交流を直流に変換して発振するスイッチング方式の
電源装置に、便蓋の開閉により電源装置の発振を入/切
する機構スイッチと、前記電源装置の発振により駆動し
て負荷を制御する制御手段を備えて構成した。
【0021】請求項12記載の衛生洗浄装置の制御装置
における制御手段は、電源装置の発振により駆動した
際、特定の直流負荷を駆動する手段を備えて構成した。
【0022】本発明の衛生洗浄装置の制御装置は、スイ
ッチング方式の電源装置が無負荷時または軽負荷時にお
いて間欠発振動作が生じないように構成したので、前記
間欠発振を防止するための擬似負荷を必要とせず、この
結果、前記擬似負荷により無効電力が消費されることを
確実に阻止することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
ないし図12により説明する。図1は本発明の第1実施
例における負荷制御手段を示しており、図1において、
5は商用電源6aの交流電圧を一旦整流した後、図示し
ないトランジスタのスイッチング動作によって必要な直
流電圧を得る直流電源装置(以下、スイッチング電源と
いう)であり、7は前記スイッチング電源5の出力(発
振)を入/切する切換手段である。
【0024】8は前記スイッチング電源5および直流負
荷a〜cを制御するマイクロコンピュータからなる制御
手段であり、9は商用電源6bの交流電圧をトランスT
により所定電圧値に変換した後、ダイオードブリッジD
およびコンデンサCによって必要な直流電圧を得て前記
制御手段8を駆動する平滑型の電源装置(以下、平滑電
源という)である。
【0025】前記制御手段8は図2に示すように、例え
ば、着座センサー10に接続され、図14に示す便座1
の着座/非着座を監視する着座検出手段11と、前記切
換手段7に対してスイッチング電源5の発振を入/切す
る信号を送信する入/切信号出力手段12から構成され
ている。
【0026】つづいて、前記制御手段8の動作を図3の
フローチャートにより説明する。まず最初に、図14に
示す制御装置3の図示しない電源スイッチを投入する
と、図2に示す制御手段8は、図3のステップS1 にお
いて、マイクロコンピュータ内のRAMの初期化,I/
O設定,割り込み処理の設定等コンピュータの初期化処
理を行う。
【0027】そして、ステップS2 において前記制御手
段8は、例えば、図14に示す衛生洗浄装置の便座1内
に取付けた着座センサー10(電気的に便座1の着座/
非着座を検出できるセンサー)の信号を着座検出手段1
1により確認し、ステップS 3 において、前記便座1が
着座状態にあるか否かを判別する。その結果、前記便座
1が着座状態にある場合、前記制御手段8はステップS
4 において、入/切信号出力手段12から切換手段7に
スイッチング電源5の発振を継続する旨の信号を送信す
るとともに、ステップS5 において特定の直流負荷(例
えば、脱臭ファン回転用電動機)に駆動信号を送信す
る。
【0028】これにより、前記脱臭ファン回転用の電動
機は、使用者が便座1に着座することにより駆動して、
便器内および便室内を消臭する。このとき、図1に示す
スイッチング電源5の2次側(出力側)は、前記脱臭フ
ァン回転用の電動機が駆動することにより無負荷状態ま
たは軽負荷状態となることはなく、便座1の着座後にス
イッチング電源5が常時発振状態となったとしても、前
記発振の状態が間欠発振を起こすことはない。
【0029】また、前記便座1の着座後に使用者が図1
4に示す操作パネルP上のスイッチを投入して、例え
ば、局部洗浄を行おうとした場合、図1に示す制御手段
8はノズル2を進退する電動機に駆動信号を送信する
が、前記スイッチング電源5は既に発振を継続した状態
にあるため、ノズル2を進退する電動機は前記スイッチ
ング電源5の発振により応答良くノズル2を進出させて
局部を洗浄することができる。
【0030】その後は再びステップS2 まで戻って着座
センサー10の信号を確認し、順次ステップS3 以降の
動作を繰返し行う。また、前記ステップS3 において便
座1が非着座状態にある場合、入/切信号出力手段12
はスイッチング電源5の発振を切にする旨の信号を切換
手段7に送信して、スイッチング電源5の発振を停止
(ステップS6 )し、直流負荷の駆動を停止(ステップ
7 )する。
【0031】すなわち、前記制御手段8は使用者が便座
1から離座することによりスイッチング電源5の発振を
切にして直流負荷の駆動を停止する。これにより、使用
者が衛生洗浄装置を使用しない状態、つまり直流負荷が
待機状態にある無負荷時または軽負荷時にスイッチング
電源5が間欠発振をすることを確実に防止することがで
きる。
【0032】前記ステップS7 において直流負荷の駆動
を停止した後は、再びステップS2の着座センサー10
の信号確認まで戻り、それ以降の動作を繰返し行うこと
で、常時、便座1の着座/非着座状態を確認して、その
都度、スイッチング電源5の発振を入/切制御するもの
である。
【0033】なお、前記入/切信号出力手段12は、便
座1の着座/非着座を検出してからスイッチング電源5
の発振を入/切するまでの時間および、発振を入にした
ときはそれにより駆動する特定の直流負荷の駆動継続時
間を任意に設定することが可能なものとする。即ち、使
用者が便座1に着座した後、例えば2秒後にスイッチン
グ電源5の発振が入となって、ある特定の直流負荷(例
えば脱臭ファン回転用の電動機)がその後30分間継続
して駆動するように設定したり、使用者が便座1から離
座した後、1分後にスイッチング電源5の発振を切にし
て特定の直流負荷の駆動を停止するといったように、自
由に設定することが可能なものとする。
【0034】また、前記制御手段8はスイッチング電源
5の発振を入/切する条件を便座1の着座/非着座に限
定することなく、例えば、図2に示す着座センサー10
に代えて、便座1の前に存在する使用者を感知する人感
センサーや、便蓋4の開閉状態を検出する便蓋開閉セン
サー等を備えて、使用者の有無または便蓋の開閉を条件
に、前記スイッチング電源5の発振を入/切するように
してもよい。
【0035】この場合、前記制御手段8は、着座検出手
段11に代えて人感センサーの信号を監視する手段(使
用者監視手段)若しくは、便蓋の開閉状態を監視する手
段(開閉状態監視手段)を備え、また前記入/切信号出
力手段12は使用者の有無または便蓋4の開閉状態によ
って、前記切換手段7に対してスイッチング電源5の発
振を入/切する信号を送信するように構成してもよいこ
とは言うまでもない。
【0036】つづいて、本発明の第2実施例を図4,5
を用いて説明する。なお、図4において図2に示す第1
実施例と同一部品は同一符号を付して説明する。図4は
図1に示すスイッチング電源5および直流負荷a〜cを
制御するマイクロコンピュータからなる制御手段13を
示し、14は人感センサー15の信号より便座1の前に
使用者が存在するか、否かを監視する使用者監視手段で
ある。
【0037】16は図14に示す操作パネルP上に備え
た直流負荷駆動用のスイッチ(以下、負荷スイッチとい
う)であり、17は前記負荷スイッチ16の信号より前
記負荷スイッチの投入/非投入を監視するスイッチ監視
手段である。18は入/切信号出力手段12の出力信号
からスイッチング電源5の発振が切状態にある時間を計
測し、前記計測時間に応じてスイッチング電源5の発振
を入にする条件を変更する切時間計測手段である。
【0038】次に、前記制御手段13の動作を図5のフ
ローチャートにより説明する。図14に示す制御装置3
の図示しない電源スイッチを投入すると、前記制御手段
13は、図5に示すステップS21において、マイクロコ
ンピュータ内のRAMの初期化,I/O設定,割り込み
処理の設定等コンピュータの初期化処理を行う。
【0039】つづいて、切時間計測手段18はステップ
22において、前記入/切信号出力手段12が切換手段
7に対してスイッチング電源5の発振を切とする旨の信
号を送信したときスタートさせたタイマによって、スイ
ッチング電源5の発振が切状態にある時間tを計測す
る。なお、このときスイッチング電源5の発振が入状態
である場合は、切時間計測手段18による計測時間t=
0とする。
【0040】そして、ステップS23において、前記計測
時間tと使用者が予め任意に設定した所定時間T1 と比
較して、前記計測時間tが所定時間T1 より短い場合
は、ステップS24に移行して、使用者監視手段14は人
感センサー15の信号を確認し、便座1の前に使用者が
存在するか、否かをステップS25にて判別する。
【0041】その結果、便座1の前に使用者が存在する
場合は、ステップS26において、入/切信号出力手段1
2はスイッチング電源5の発振を入にする旨の信号を切
換手段7に送信して、特定の直流負荷(例えば、脱臭フ
ァン回転用の電動機)を駆動する(ステップS27)。な
お、ステップS22において計測時間t=0のとき、つま
り、スイッチング電源5が発振状態にある場合は、ステ
ップS26において、現在の発振状態を継続して行うこと
になる。
【0042】また、前記ステップS25において便座1の
前に使用者が存在しないときは、ステップS28に移行し
て、入/切信号出力手段12は切換手段7にスイッチン
グ電源5の発振を切にする旨の信号を送信して、前記ス
イッチング電源5の2次側(出力側)に接続した直流負
荷の駆動を停止する(ステップS29)。なお、既に駆動
停止状態にある場合は、停止状態を継続する。
【0043】前記ステップS23においてスイッチング電
源5の発振が切状態にある時間tが所定時間T1 よりも
長い場合は、ステップS30に移行して、前記計測時間t
と所定時間T2 とを比較する。なお所定時間T1 とT2
との間には、T1 <T2 の関係が常に存在するものとす
る。
【0044】そして、前記計測時間tが所定時間T2
りも短い場合、着座検出手段11はステップS31におい
て着座センサー10の信号を確認し、ステップS32にお
いて、便座1の着座/非着座を判別する。その結果、前
記便座1が着座状態にあれば、ステップS33に移行し
て、入/切信号出力手段12は切換手段7にスイッチン
グ電源5の発振を入にする信号を送信して、特定の直流
負荷を駆動する(ステップS34)。
【0045】また、前記ステップS32において、便座1
が非着座状態にあれば、ステップS 28に移行して、前記
入/切信号出力手段12は切換手段7にスイッチング電
源5の発振を切にする信号を送信して、スイッチング電
源5の2次側(出力側)に接続した直流負荷の駆動を停
止する(ステップS29)。
【0046】さらに、前記ステップS30において、前記
計測時間tが所定時間T2 よりも長いときは、ステップ
35に移行して、前記負荷スイッチ16の投入状態を確
認する。その結果、前記負荷スイッチ16が投入状態
(ステップS36)にあれば、ステップS37において、入
/切信号出力手段12は切換手段7にスイッチング電源
5の発振を入にする信号を送信して、特定の直流負荷を
駆動する(ステップS38)。
【0047】また、前記ステップS36において、負荷ス
イッチ16が投入状態にない場合は、ステップS28にお
いて、入/切信号出力手段12はスイッチング電源5の
発振を切にする信号を切換手段7に送信して、直流負荷
の駆動を停止する(ステップS29)。
【0048】以上説明したように、本発明の第2実施例
は、スイッチング電源5の発振が切状態にある時間tを
計測し、その計測時間tが使用者が任意に設定した所定
時間T1 (例えば、100時間)より短いときは、使用
者が便座1の前に立つことによりスイッチング電源5の
発振を入として、特定の直流負荷(例えば、脱臭ファン
回転用の電動機)を駆動し、前記計測時間tが所定時間
1 (100時間)より長く所定時間T2 (例えば、2
00時間)より短いときは、使用者が便座1に着座する
ことによってスイッチング電源5の発振を入として、特
定の直流負荷を駆動し、また、前記計測時間tが所定時
間T2 (200時間)より長いときは、使用者が負荷ス
イッチ16を投入することによってスイッチング電源5
の発振を入として、特定の直流負荷を駆動するように構
成したものである。
【0049】つまり、旅行時など、衛生洗浄装置を長期
間使用しないときは、その非使用時間tを計測し、前記
非使用時間tに比例して、スイッチング電源5の発振を
入とする条件を遅延する方向に変更するように構成した
ので、留守中に、例えば、塵埃や犬猫が誤って人感セン
サー15や着座センサー10に反応して、スイッチング
電源5の発振が入状態となることを極力防止して、無駄
な電力消費を抑制することを可能とした。
【0050】なお、前記非使用時間tが所定時間T2
り長い場合、負荷スイッチ16を投入したとき、スイッ
チング電源5は発振状態にないため、前記負荷スイッチ
16の投入に対して直流負荷の応答性は良くないが、前
記所定時間T2 を充分長く設定することで、このような
状況は通常の日常生活では起こり得ない特別時の状況と
設定することができる。
【0051】図6は本発明の第3実施例を示すものであ
り、19は前記制御手段8,13同様、スイッチング電
源5および直流負荷a〜cを制御するマイクロコンピュ
ータからなる制御手段である。11は前記制御手段19
内において、着座センサー10の信号より便座1の着座
/非着座状態を監視する着座検出手段であり、12は便
座1の着座/非着座によってスイッチング電源5の発振
を入/切する入/切信号出力手段である。
【0052】20は前記スイッチング電源5の発振電圧
を監視する発振電圧監視手段であり、21は電圧検出手
段22にて検出したスイッチング電源5の発振電圧が間
欠発振状態にあるとき、スイッチング電源5の発振を入
にして、特定の直流負荷を駆動する駆動信号出力手段で
ある。なお、前記制御手段19の駆動電源は図1に示す
平滑電源9と同一であるため、ここでは記載を省略す
る。
【0053】そして、前記制御手段19によりスイッチ
ング電源5および直流負荷a〜cを制御する場合、図7
のステップS41において、前記制御手段19はマイクロ
コンピュータ内のRAMの初期化,I/O設定,割り込
み処理の設定等コンピュータの初期化処理を行い、ステ
ップS42において、着座検出手段11により着座センサ
ー10の信号を確認する。
【0054】その結果、便座1が着座状態にない(ステ
ップS43)場合は、ステップS44に移行して、入/切信
号出力手段12は切換手段7に対してスイッチング電源
5の発振を切とする信号を送信して、直流負荷a〜cの
駆動を停止(ステップS45)し、その後は、ステップS
42に戻ってそれ以降の動作を再び行う。
【0055】また、前記ステップS43において前記便座
1が着座状態にある場合、ステップS46に移行して、入
/切信号出力手段12は切換手段7にスイッチング電源
5の発振を入とする信号を送信して、特定の直流負荷
(例えば、脱臭ファン回転用の電動機)を、予め設定し
た時間(例えば、30分間)駆動する(ステップ
47)。
【0056】前記特定の直流負荷が駆動しはじめると、
発振電圧監視手段20はステップS 48において、電圧検
出手段22にて検出したスイッチング電源5の発振電圧
を確認し、ステップS49において、前記発振電圧が間欠
発振状態であるか否かを判別する。前記発振電圧が間欠
発振状態にあるか否かは、図8に示すように、スイッチ
ング電源5の発振電圧にサージ電圧があらわれるか、否
かによって容易に判別することができる。
【0057】前記スイッチング電源5の発振電圧が間欠
発振状態となるのは、スイッチング電源5の2次側(出
力側)が無負荷時または軽負荷時のときであり、これ
は、図14に示す操作パネルP上の負荷スイッチ16を
使用者が一切投入していない状態、即ち、直流負荷a〜
cが前記制御手段19から何等駆動信号を受信しない待
機状態において発生する。
【0058】然るに、前記スイッチング電源5は従来例
でも説明したように、原理上時定数の大きなコンデンサ
やコイルを使用して構成されるため、2次側(出力側)
に接続した直流負荷a〜cから発振要求があった場合、
即時応答できるように常に発振を維持しておかなければ
ならず、2次側が無負荷時または軽負荷時にもかかわら
ず発振を継続すると、その発振電圧は間欠発振状態とな
り、負荷a〜cが誤動作または故障するといった危険性
が常にあった。
【0059】したがって、前記制御手段19はステップ
49において、スイッチング電源5の発振電圧が間欠発
振状態にあるか、否かを判断して、その結果、前記発振
電圧が間欠発振状態にない場合、つまり、ステップS47
にて駆動した直流負荷が、設定した時間(30分間)を
経過せずに未だ駆動状態にある場合は、ステップS50
移行して、駆動信号出力手段21から特定の直流負荷に
駆動信号を送信して、前記特定の直流負荷の駆動を継続
(ステップS50)する。そして、その後は再びステップ
42の着座センサー10の信号確認まで戻り、それ以降
の動作を繰り返し行う。
【0060】また、前記ステップS49において、スイッ
チング電源5の発振電圧が間欠発振状態であるとき、つ
まり、ステップS47にて駆動した直流負荷が、予め設定
した時間(30分間)を経過して駆動を停止している場
合、前記駆動信号出力手段21は切換手段7にスイッチ
ング電源5の発振を入にする信号を送信して、停止状態
にある前記特定の直流負荷を駆動(ステップS51)し、
スイッチング電源5の2次側(出力側)の無負荷状態ま
たは軽負荷状態を解消して、スイッチング電源5の間欠
発振状態を解消する。
【0061】本発明の第3実施例は以上説明したよう
に、便座1の着座/非着座によってスイッチング電源5
の発振を入/切し、前記スイッチング電源5の発振が入
となった後は、これにより駆動する直流負荷が予め設定
した時間を経過して停止状態にあるか、或いは設定時間
を経過せず未だ継続して駆動状態にあるかによって、前
記直流負荷の駆動を開始または継続するように構成した
ので、前記スイッチング電源5の間欠発振状態が長時間
にわたって継続されることを確実に防止することができ
る。
【0062】なお、前記本発明の第3実施例は第1実施
例同様、スイッチング電源5の発振を入/切する条件を
便座1の着座/非着座に限定することなく、着座センサ
ー10に代えて人感センサー15や便蓋開閉センサーを
備えて、使用者の有無または便蓋の開閉を条件にスイッ
チング電源5の発振を入/切するように構成してもよ
く、その場合は、着座検出手段11の代わりに使用者監
視手段14または開閉状態監視手段を備えるとともに、
入/切信号出力手段12は使用者の有無若しくは便蓋の
開閉により切換手段7にスイッチング電源5の発振を入
/切する信号を送信するように構成することは当然であ
る。
【0063】さらに、前記第3実施例における制御手段
19に、着座検出手段11と駆動信号出力手段21を具
備せず(マイクロコンピュータに着座検出手段11およ
び駆動信号出力手段21の機能を持たせず)、図9
(a)に示すように、発振電圧監視手段20と入/切信
号出力手段12のみから構成して、電圧検出手段22に
て検出した発振電圧が間欠発振状態であるとき、スイッ
チング電源5の発振を切にする信号を切換手段7に送信
したり、同図(b)に示すように、制御手段19を直流
負荷a〜cの駆動状態を監視する負荷監視手段23と入
/切信号出力手段12より構成して、直流負荷a〜cが
全て停止状態にあるとき、切換手段7にスイッチング電
源5の発振を切にする信号を送信することで、スイッチ
ング電源5の間欠発振が継続されることを阻止してもよ
い。
【0064】図10は本発明の第4実施例を示すもので
あり、図10において、24は電源スイッチ5の発振電
力量を監視する電力量監視手段25と、前記発振電力量
が予め指定した電力量以下/上により、スイッチング電
源5の発振を入/切する入/切信号出力手段12から構
成されるマイクロコンピュータからなる制御手段であ
る。なお、図10において前記制御手段23およびスイ
ッチング電源5の駆動電源と、スイッチング電源5の2
次側(出力側)に接続される直流負荷a〜cは、図1に
示すものと同一であるため、その記載は省略する。
【0065】つづいて、前記制御手段24の動作を図1
1のフローチャートにより説明する。前記制御手段24
は図11のステップS61において、マイクロコンピュー
タ内のRAMの初期化,I/O設定,割り込み処理の設
定等コンピュータの初期化処理を行うと、ステップS62
において、電力量監視手段25はスイッチング電源5が
現在発振している電力量(以下、発振電力量という)の
確認をする。
【0066】そして、前記発振電力量が予め指定した電
力量(以下、指定電力量という)以下であるか否かをス
テップS63にて判別し、その結果、前記発振電力量が指
定電力量以下であれば、ステップS64に移行して、入/
切信号出力手段12は切換手段7にスイッチング電源5
の発振を入にする信号を送信して、特定の直流負荷(例
えば、脱臭ファン回転用の電動機)を駆動(ステップS
65)し、その後は、ステップS62まで戻ってそれ以降の
動作を繰返す。
【0067】また、前記ステップS63において、発振電
力量が指定電力量を上回った場合、前記入/切信号出力
手段12は切換手段7にスイッチング電源5の発振を切
にする信号を送信(ステップS66)して現在駆動中の直
流負荷を停止し、つづいて、前記負荷スイッチ16の投
入状態を解除する(ステップS67)。
【0068】その後、再びステップS62の発振電力量の
確認まで戻った後は、ステップS63以降の動作を繰返す
ことによって、スイッチング電源5の発振電力が指定電
力を越えて発振されていないか常時監視し、万一越えた
場合はスイッチング電源5の発振を停止して電力が使用
者の予定量を上回って消費されることを確実に防止す
る。
【0069】すなわち、本発明の第4実施例は、省エネ
ルギーを目的として、スイッチング電源5の発振電力量
の限度を予め指定しておき、直流負荷により使用される
電力量が前記指定電力量を上回ったときは、前記スイッ
チング電源5の発振を停止することで、無駄に電力が消
費されることを防止し、また、前記スイッチング電源5
の発振を停止した際は、負荷スイッチ16の投入状態を
全て解除することで、ステップS64において再びスイッ
チング電源5の発振が開始された際、発振電力量が指定
電力量を上回って、発振が即時停止されてしまうことを
確実に阻止できるように構成した。
【0070】図12は本発明の第5実施例を示してお
り、26は便座1の下側に取付けられ、使用者が便座1
に着座したとき、前記便座1により上方から押されるこ
とによって機械的に投入する着座スイッチを示し、前記
着座スイッチ26の投入/非投入によりスイッチング電
源5が発振を入/切するものである。
【0071】27は前記スイッチング電源5の発振によ
り駆動する、マイクロコンピュータによって構成した制
御手段を示し、28は前記制御手段27内において、ス
イッチング電源5が発振を開始した際、特定の直流負荷
(例えば、脱臭ファン回転用の電動機)に駆動信号を送
信する駆動信号出力手段である。
【0072】そして、前記制御手段27によって直流負
荷a〜cを制御する場合、図13のステップS71におい
て、使用者が便座1に着座することにより着座スイッチ
27が投入されると、ステップS72においてスイッチン
グ電源5は発振を入とする。これにより、前記制御手段
27はスイッチング電源5の発振電力により電力供給さ
れて(ステップS73)、マイクロコンピュータ内のRA
Mの初期化,I/O設定,割り込み処理の設定等、コン
ピュータの初期化処理(ステップS74)を行う。
【0073】つづいて、駆動信号出力手段27はステッ
プS75において、特定の直流負荷(例えば、脱臭ファン
回転用の電動機)に駆動信号を送信してこれを駆動する
ことにより、スイッチング電源5が無負荷状態または軽
負荷状態で発振を入とすることを防止するとともに、着
座後に図示しない負荷スイッチが投入されたとき、応答
性良く負荷を駆動することを可能とする。その後はステ
ップS71まで戻って、それ以降の動作を繰返し行う。
【0074】また、前記ステップS71において、着座ス
イッチ26が投入されていない場合、すなわち、便座1
が非着座状態にあるときは、ステップS76に移行して、
スイッチング電源5の発振は切となり、前記スイッチン
グ電源5の2次側(出力側)に接続した直流負荷は、電
力の供給がなくなることによりその駆動を停止する(ス
テップS77)。その後は、再びステップS71の着座スイ
ッチ26の投入確認まで戻り、以降の動作を繰返す。
【0075】すなわち、本発明の第5実施例は、スイッ
チング電源5の発振の入/切を、使用者の着座/非着座
によって機械的に切換可能な着座スイッチ26を備えて
構成したので、着座検出時に制御手段27の電源を確保
する必要は全くなく、その結果、制御手段27の電源に
前記スイッチング電源5を使用することができるため、
制御手段27の電源を別に設ける必要はなく、経済的で
ある。
【0076】なお、本発明の第5実施例は、スイッチン
グ電源5の発振を入/切する手段として、使用者の便座
1への着座/非着座を機械的に検出可能な着座スイッチ
26を備えて構成した例について説明したが、本発明は
これに限らず、例えば、図12に示す便蓋4の開閉を機
械的に検出可能な機構スイッチを備えて構成してもよ
い。
【0077】本発明は以上説明したように、スイッチン
グ電源5の発振を常時行わず、ある条件(着座や便蓋開
等)を満たしたとき発振を入として、特定の直流負荷を
駆動するように構成したので、スイッチング電源5の発
振が無負荷状態または軽負荷状態で入となり間欠発振を
起こすことはないため、間欠発振防止用の擬似負荷を設
ける必要はなく、前記擬似負荷によって無効電力が消費
されることもない。
【0078】また、本発明は、使用者が操作パネル上の
負荷スイッチを投入する際、スイッチング電源5は既に
発振を入にした状態にあるため、直流負荷は前記負荷ス
イッチの投入に対して即時応答することが可能となり、
利便である。
【0079】
【発明の効果】請求項1に示す衛生洗浄装置の制御装置
は、直流負荷に電力を供給するスイッチング電源に、供
給電力の発振の入/切を行う切換手段を備えて構成した
ので、発振が不必要なときは前記スイッチング電源の発
振を切として、無負荷状態あるいは軽負荷状態におい
て、間欠発振が生じるのを確実に防止することができ
る。
【0080】請求項2に示す衛生洗浄装置の制御装置
は、便座の着座/非着座によりスイッチング電源の発振
を入/切するように構成したので、例えば、使用者が便
座に着座してない状態で操作パネル上の局部洗浄スイッ
チが投入されて、ノズルから噴出した洗浄水が便室を濡
らしてしまうといった誤動作を確実に防止することがで
きる。
【0081】請求項3に示す衛生洗浄装置の制御装置
は、使用者を感知することによってスイッチング電源の
発振を入とするように構成したので、使用者が操作パネ
ル上の負荷スイッチを操作して直流負荷を駆動する際、
前記スイッチング電源は既に発振を入とした状態にある
ため、前記直流負荷は負荷スイッチの投入に即時応答す
ることができ、利便である。
【0082】請求項4に示す衛生洗浄装置の制御装置
は、使用者が便蓋を開放することによってスイッチング
電源の発振を入とし、特定の直流負荷を駆動するように
構成したので、特定の直流負荷を例えば脱臭ファン回転
用の電動機とすれば、使用者が衛生洗浄装置を使用する
ときには必ず脱臭機能が働き、使用者が衛生洗浄装置の
使用に際して、異臭により不快感を感じることを良好に
抑制することができる。
【0083】請求項5に示す衛生洗浄装置の制御装置
は、スイッチング電源の発振が切状態である時間、即
ち、使用者が衛生洗浄装置を使用していない時間を計測
して、該計測時間に比例してスイッチング電源の発振を
入とする条件を遅延するように構成したので、使用者が
旅行などで長期間不在であるときなど、塵埃などにセン
サーが反応してスイッチング電源が誤発振されることを
確実に阻止することができ、無駄な電力消費を防止する
ことができる。
【0084】請求項6に示す衛生洗浄装置の制御装置
は、スイッチング電源の発振が間欠発振状態となったと
き、特定の直流負荷を自動的に駆動するように構成した
ので、スイッチング電源の間欠発振が継続して行われる
ことはなく、これにより直流負荷が誤動作することを防
止することができ、安全性が向上する。
【0085】請求項7,8に示す衛生洗浄装置の制御装
置は、スイッチング電源が間欠発振状態或いは無負荷状
態(軽負荷状態)となったとき、前記スイッチング電源
の発振を切制御するように構成したので、直流負荷が前
記間欠発振によって誤動作することを阻止できるととも
に、装置は間欠発振状態を監視する手段または無負荷状
態(軽負荷状態)を監視する手段と、スイッチング電源
の発振を切にする手段のみから構成されるため、簡易な
構成で確実に直流負荷の誤動作を防止することができ、
利便である。
【0086】請求項9に示す衛生洗浄装置の制御装置
は、スイッチング電源の発振電力が指定電力量以上とな
ったとき前記発振を停止するように構成したので、使用
者の予定量以上に電力が消費されることを確実に防止す
ることができる。
【0087】請求項10,11に示す衛生洗浄装置の制
御装置は、機構スイッチによってスイッチング電源の発
振を入/切するように構成したので、発振の入/切条件
を設定する高価なセンサーを必要とせず、経済的であ
る。
【0088】請求項12に示す衛生洗浄装置の制御装置
は、機構スイッチによってスイッチング電源の発振を入
/切するように構成したので、制御手段の駆動用電源と
してスイッチング電源を使用することが可能となり、装
置の構造を簡素化できるとともに、製造コストを低減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における負荷制御手段を示
すブロック図である。
【図2】第1実施例における制御手段の構成図である。
【図3】第1実施例の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図4】本発明の第2実施例における制御手段を示す構
成図である。
【図5】第2実施例の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図6】本発明の第3実施例を示すブロック図である。
【図7】第3実施例の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図8】間欠発振状態を説明する波形図である。
【図9】間欠発振を回避する手段のみから構成した制御
手段を示す構成図である。
【図10】本発明の第4実施例を示すブロック図であ
る。
【図11】第4実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【図12】本発明の第5実施例を示すブロック図であ
る。
【図13】第5実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【図14】一般に使用されている衛生洗浄装置を示す斜
視図である。
【符号の説明】
3 制御装置 4 便蓋 5 スイッチング電源 7 切換手段 8,13,19,24,27 制御手段 9 直流電源部 10 着座センサー 11 着座検出手段 12 入/切信号出力手段 14 使用者監視手段 15 人感センサー 16 直流負荷駆動用スイッチ 17 スイッチ監視手段 18 切時間計測手段 20 発振電圧監視手段 21,28 駆動信号出力手段 22 電圧検出手段 25 電力量監視手段 26 着座スイッチ a〜c 直流負荷
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊佐治 伸司 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機株 式会社内 Fターム(参考) 2D037 AB21 AD16 2D038 BB00 JC11 JF03 KA01 KA03 2D039 FA01 FB01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流を直流に変換して発振するスイッチ
    ング方式の電源装置に、発振の入/切を切換える切換手
    段と、前記切換手段の切換動作を制御する制御手段と、
    前記制御手段の駆動用電源を備えて構成したことを特徴
    とする衛生洗浄装置の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、便座の着座/非着座を
    監視する手段と、便座着座時、切換手段によってスイッ
    チング方式の電源装置の発振を入にして特定の直流負荷
    を駆動し、便座非着座時、切換手段によって前記電源装
    置の発振を切にする手段を備えて構成したことを特徴と
    する請求項1記載の衛生洗浄装置の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、使用者の有無を監視す
    る手段と、使用者が存在するとき、切換手段によってス
    イッチング方式の電源装置の発振を入にして特定の直流
    負荷を駆動し、使用者が存在しないとき、切換手段によ
    って前記電源装置の発振を切にする手段を備えて構成し
    たことを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置の制御
    装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、便蓋の開閉状態を監視
    する手段と、便蓋が開状態にあるとき、切換手段によっ
    てスイッチング方式の電源装置の発振を入にして特定の
    直流負荷を駆動し、便蓋が閉状態にあるとき、切換手段
    によって前記電源装置の発振を切にする手段を備えて構
    成したことを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置の
    制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、スイッチング方式の電
    源装置の発振が切状態である時間を計測する手段と、前
    記発振の切時間に比例して、前記電源装置の発振を入に
    する条件を遅延する方向に変更する手段を備えて構成し
    たことを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置の制御
    装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、スイッチング方式の電
    源装置の発振状態を監視する手段と、前記発振状態が間
    欠発振状態でないとき特定の直流負荷の駆動を継続し、
    前記発振状態が間欠発振状態であるとき、特定の直流負
    荷の駆動を開始する手段を備えて構成したことを特徴と
    する請求項2ないし4記載の衛生洗浄装置の制御装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、スイッチング方式の電
    源装置の発振状態を監視する手段と、前記発振状態が間
    欠発振状態となったとき、切換手段によって前記電源装
    置の発振を切にする手段を備えて構成したことを特徴と
    する請求項1記載の衛生洗浄装置の制御装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、直流負荷の駆動状態を
    監視する手段と、前記直流負荷が全て停止状態にあると
    き、切換手段によって前記電源装置の発振を切にする手
    段を備えて構成したことを特徴とする請求項1記載の衛
    生洗浄装置の制御装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、スイッチング方式の電
    源装置の発振電力を監視する手段と、前記発振電力が指
    定した電力量以上となったとき、切換手段によって前記
    電源装置の発振を切にし、発振電力が指定した電力量以
    下となったとき、切換手段によって前記電源装置の発振
    を入にして特定の直流負荷を駆動する手段を備えて構成
    したことを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置の制
    御装置。
  10. 【請求項10】 交流を直流に変換して発振するスイッ
    チング方式の電源装置に、着座/非着座により電源装置
    の発振を入/切する機構スイッチと、前記電源装置の発
    振により駆動して負荷を制御する制御手段を備えて構成
    したことを特徴とする衛生洗浄装置の制御装置。
  11. 【請求項11】 交流を直流に変換して発振するスイッ
    チング方式の電源装置に、便蓋の開閉により電源装置の
    発振を入/切する機構スイッチと、前記電源装置の発振
    により駆動して負荷を制御する制御手段を備えて構成し
    たことを特徴とする衛生洗浄装置の制御装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、電源装置の発振によ
    り駆動した際、特定の直流負荷を駆動する手段を備えて
    構成したことを特徴とする請求項8,9記載の衛生洗浄
    装置の制御装置。
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