JP2000120137A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

衛生洗浄装置

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JP2000120137A
JP2000120137A JP10291125A JP29112598A JP2000120137A JP 2000120137 A JP2000120137 A JP 2000120137A JP 10291125 A JP10291125 A JP 10291125A JP 29112598 A JP29112598 A JP 29112598A JP 2000120137 A JP2000120137 A JP 2000120137A
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washing device
power
toilet
electric
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JP10291125A
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Yukihiro Fukuda
幸弘 福田
Naohito Wajima
尚人 輪島
Masahiro Tokida
昌広 常田
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力使用に際して、同時使用による使用電流
の増加を防ぎ使用電流を制限容量の範囲内に抑えるよう
にし、排泄途中で電流遮断による全ての電気機器への電
源供給が停止するような日常生活上の支障を防ぐ。 【解決手段】 便器本体に設置された衛生洗浄装置10
3と中央処理装置101とは電源を供給する電力線10
5にて接続されている。電力線105には、トイレの外
部に設置された電気機器109が接続されている。衛生
洗浄装置103を使用する場合、衛生洗浄装置103は
使用電力量等の電力使用に関する情報をトイレの外部に
設置された中央制御装置101より受け取る。衛生洗浄
装置103は、受け取った情報を分析し、装置自身が使
用する電力量を予測し、使用可能電力を越える場合に、
衛生洗浄装置103の機能に消費電力量を抑える方向で
制限を加え、使用者にその機能が達成できないことを警
告する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気機器、特にト
イレ内に設置されて電力使用方法に特徴を有する衛生洗
浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、1家屋に対する使用電力の調整
手段として、例えば、「特開平9−261897号」に
見られる様に、電気機器群に対する給電回路の開閉制御
装置を電力供給側に設置された親局より制御する事によ
り、電力需要の平準化を図るようなシステムが提案され
ている。
【0003】一方、家庭内の機器として、トイレに設置
された衛生洗浄装置を説明する。トイレ内に設置する衛
生洗浄装置は、局部洗浄用のお湯を生成する、あるい
は、便座の暖房を行う等の加熱装置があり通電時の消費
電流が大きかった。そのため、従来、電力消費に際し
て、時間により湯の加熱ヒータ及び便座のヒータを切り
消費電力を抑えていた。また、未使用時の消費電力を下
げるために、瞬間加熱式の電熱装置を持ち、使用時の通
水中にのみ電熱装置に通電する事によって、局部洗浄用
のお湯を温める物もあった。
【0004】特に、瞬間加熱式の電熱装置を持つ物に関
しては、貯湯式の衛生洗浄装置が長時間掛けて、加熱し
ているのに対して、瞬間的に水から湯へと温度を上げる
のに必要な熱量を得るため、更に、通電時の消費電流は
大きいものとなった。且つ、その電流使用は制限される
ことなくその使用量が限度を越した場合、家庭内の電流
遮断器により家庭内の電力供給を遮断することで、電流
が遮断される構造となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来は、衛生洗浄装置
の通電時の使用する電流により、使用電流が家庭内の制
限容量を超え、電流遮断機にて電流供給を遮断されるこ
とによって、家庭内の他の電気機器が使用できなくな
り、家庭生活に支障をきたしていた。特に、衛生洗浄装
置を使用中に電流の遮断が起きた場合、トイレ内の照明
が消えてしまうため、暗闇の中で排泄行為を行わなけれ
ばならなく、且つ、排泄中であるため、すぐにトイレ外
部へ出ることができず、電流遮断機を復帰する事ができ
ない等の生活に重大な影響を与えていた。
【0006】本発明の目的は、トイレ外の他の電気機器
より電力使用に関する情報を得て、衛生洗浄装置の電力
使用を制限することによって、使用電力に比例した使用
電流が家庭内の制限容量を越える事がないようにするこ
とにある。また、その結果、家庭内の電気機器、特に、
トイレ内の照明機器や衛生洗浄装置が電流遮断により停
止することがないようにし、暗闇の中で排泄行為を行わ
なければならない等の家庭生活に支障を来さないことを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】請求項
1の衛生洗浄装置は、トイレ内に設置された衛生洗浄装
置において、トイレの外部にある電気機器の使用電力量
及び使用時間等の電力使用に関する情報を、トイレの外
部にある電気機器より受け、衛生洗浄装置の電力の使用
を制限する機構を備えてなるので、電力使用に際して、
トイレの外部に設置された電気機器より、使用電力量等
の電力使用に関する情報を入手し、衛生洗浄装置自身の
電力使用を制限する事によって、使用電力に比例した使
用電流が家庭内の制限容量を越える事がない。その結
果、家庭内の電気機器、特に、トイレ内の照明機器や衛
生洗浄装置が電流遮断により停止することがなく、暗闇
の中で排泄行為を行わなければならないというような家
庭生活上の支障を防ぐことができる。
【0008】請求項2の衛生洗浄装置は、トイレ内に設
置された衛生洗浄装置において、トイレの外部で且つト
イレが設置される1家屋内に中央制御装置を設置し、中
央制御装置に1家屋の外より公衆回線を接続し、公衆回
線を通して1家屋の外より得られた情報を基にして作成
された、前記家屋にて使用する電力量に対する電気料
金、家屋が位置する地域の電力余剰量あるいは電力会社
より発せられる電力制限のランク等の電力使用に関する
情報を、トイレの外部にある中央制御装置より受け、衛
生洗浄装置の電力の使用を制限する機構を備えてなる。
すなわち、1家屋の外より公衆回線を通して、配信され
る電力使用に関する情報を、1家屋内で且つトイレの外
部に設置された中央処理装置にて受ける。そして、中央
制御装置はその情報と同一家屋内にて使用される使用電
力量を解析して、電力使用に関する情報として、トイレ
内部に設置された衛生洗浄装置へ伝達する。衛生洗浄装
置は、電力使用に関する情報を受け取り、電力使用を制
限する機構を設けてあり、複数機器同時使用による使用
電流の増加を防ぎ使用電流を制限容量の範囲内に抑える
ようにした。その結果、家庭内の電気機器、特に、トイ
レ内の照明機器や衛生洗浄装置が電流遮断により停止す
ることがなく、暗闇の中で排泄行為を行わなければなら
ないというような家庭生活上の支障を防ぐことができ
る。
【0009】請求項3の衛生洗浄装置は、電力使用に際
して、使用電力量等の電力使用に関する情報を電力を供
給する電力線を介して、電力線に接続されている他の電
気機器から入手する。そのため、新たな配線を設置する
ことなく、電力使用に関する情報を入手でき、その情報
をもとに、衛生洗浄装置の電力使用を制限する事を可能
とした。このことによって、新たな配線をする必要がな
く、費用及び時間を掛けることなく電力調整のシステム
を実現できる。
【0010】請求項4の衛生洗浄装置は、衛生洗浄装置
の電力の使用を制限する機構が、衛生洗浄装置の基本的
な機能に対して、それ以外の機能を停止あるいは制限す
る機構である。ここで、衛生洗浄装置の基本的な機能と
は、ノズルの出し入れ、洗浄水の吐水・止水、各種安全
装置の動作、情報の送受信、機能の制御等を指す。これ
によれば、家庭生活に支障をきたすことなく、同時使用
による使用電流の増加を防ぎ使用電流を制限容量の範囲
内に抑えることができる。このように優先順位をつけて
管理することにより、家庭生活のなかで大きな不自由を
感じることなく、使用電力の有効利用が可能となる。
【0011】請求項5の衛生洗浄装置は、衛生洗浄装置
の電力の使用を制限する機構が、使用者が変更可能な機
能に対して、制限を設けることにより、使用者が洗浄水
の温度の設定を高くする、洗浄水の吐水ノズルの揺動を
行う、あるいは、洗浄水の吐水量を変化させる等の電力
消費量が大きくなる機能に対して、制限を加えることが
できる。よって、前記の様な電力使用量が増える事を防
止し、同時使用による使用電流の増加を防ぎ使用電流を
制限容量の範囲内に抑えるようにできた。その結果、家
庭内の電気機器、特に、トイレ内の照明機器や衛生洗浄
装置が電流遮断により停止することがないようにし、暗
闇の中で排泄行為を行わなければならないというような
家庭生活上の支障を防ぐことができる。
【0012】請求項6の衛生洗浄装置は、衛生洗浄装置
内に温度センサ等のセンサを配置し、該センサのデータ
を機器内に配置された制御回路により分析し、使用電力
量を予測する機構を備えてなる。すなわち、局部洗浄水
を加熱する部分及び便座の加熱する部分に設けた温度セ
ンサの情報により、使用者が設定した局部洗浄用の洗浄
水の温度あるいは便座の温度を達成するために、必要な
消費電力量を解析し、事前に、消費電力量を予測するこ
とにより、同時使用による使用電流の増加を防ぎ使用電
流を制限容量の範囲内に抑えるようにした。その結果、
家庭内の電気機器、特に、トイレ内の照明機器や衛生洗
浄装置が電流遮断により停止することがないようにし、
暗闇の中で排泄行為を行わなければならないというよう
な家庭生活上の支障を防ぐことができる。
【0013】請求項7の衛生洗浄装置は、前記センサに
より測定データを機器内に配置された制御回路で分析す
る際に使用する、衛生洗浄装置に関するパラメータを記
憶する装置を衛生洗浄装置内に内蔵している。使用電力
量を予測する際に必要とされる衛生洗浄装置のパラメー
タとは、温水洗浄便座の便座の熱抵抗率、便座の比熱、
便座の熱容量、水加熱部の熱容量、水加熱部の効率、及
び通水中での熱伝達係数等、衛生洗浄装置の熱に関する
パラメータのことである。よって、衛生洗浄装置での使
用電力量の予測が即座に実施でき、使用者の手間を掛け
ず、且つ、使用者に意識させることなく、他の機器との
同時使用による使用電流の増加を防ぎ、使用電流を制限
容量の範囲内に抑えることができる。
【0014】請求項8の衛生洗浄装置は、衛生洗浄装置
の熱に関するパラメータを、使用者が設定あるいは変更
でき、且つ記憶できるようにした物で、使用環境に応じ
た自由な設定を可能にするものである。そのため、家庭
内の機器の種類及びその使用状況、あるいは、衛生洗浄
装置の使用者による使用方法よって、細かな設定が可能
となり、使用者が使いやすい環境を整えることができ
る。
【0015】請求項9の衛生洗浄装置は、トイレ内に設
置された衛生洗浄装置において、情報を、トイレの外部
に設置された電気機器より受け、衛生洗浄装置の使用を
制限する警報あるいは警告を発する機構を備えること
で、トイレの外部に設置された電気機器より、情報を入
手し、その情報に基づいて、使用者に、音、音声、光、
あるいは、リモコン等に設置された表示装置上の画像に
て警告を発するものである。その結果、使用者は、例え
ば、家庭内使用電流制限の限界に近い場合、その警告に
より、限界を認識し、衛生洗浄装置の使用を取り止める
等、電力使用に関する制限を行うことができ、同時使用
による使用電流の増加を防ぎ使用電流を制限容量の範囲
内に抑えることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の衛生洗浄装置の実
施の形態について述べる。図1は、家全体における構成
図である。1家屋の内部にて、トイレ108内の便器本
体に設置された衛生洗浄装置103とトイレ外の中央処
理装置101とは電力を供給する電力線105にて接続
されている。同様に、電力線105には、トイレ108
の外部に設置された電気機器109(本実施の形態にお
いては、空調機器として説明している)が接続されてい
る。なお、106は家庭内で使用される総電力を計測す
る電力計であり、107は電源供給用の電線である。
【0017】次に、本実施の形態における、衛生洗浄装
置103を使用する場合の電力使用について説明する。
使用者が、排泄行為を行うためにトイレ内に入った際、
衛生洗浄装置103は図示しない人体検知センサにより
人体の存在を感知して人体の入室を認識し、便座301
を温めるために便座301に内蔵された、図示しないヒ
ーターに通電する。このとき、人体の存在を感知し、使
用者が着座するまでの短い時間に暖める必要があり、大
量の電流をヒーターに通電する。必要とされる電流は加
熱動作開始時の便座表面の温度にもよるが、本実施の形
態では、3A〜4.7Aの電流を通電している。
【0018】更に、使用者が排泄行為を終了後、局部
を、水道水を加熱して得られた温水にて洗浄するが、そ
の温水は、図2の構成にて生成される。図2において、
温水を加熱する機構について説明する。図2の温水に加
熱する加熱部312は1方が、接続管316にて流調弁
・減圧弁・測温部317を介して、水道管給水部へ接続
されている。また他方は、接続管316にてノズルへ接
続され吐水される。
【0019】加熱部312は、詳細は図示しないがセラ
ミックにて構成された筒であり、筒の内部を水道水が通
り、筒の外部にヒータ311が配置されている。ヒータ
311に電流を通電することにより、ヒータ311が発
熱し及びセラミックが加熱して、その結果、筒の内部の
水道水を温水にする機構となっており、水道水が通水中
に加温できる事を目的として、加熱部312は作られて
いる。本実施の形態では、毎分624ccの量の水道水
を10℃より最大35℃に昇温せしめるため、ヒータ3
11には伝導効率による熱の放失も含めて、最大12.
2Aの電流を通電している。
【0020】従来、一般家庭においては、各家庭によっ
て異なるが、一般的に電流使用限度が上限20A〜40
Aであり、前記の様な大きな電流を使用すると、他の電
気機器109、例えば空調機が動作している場合におい
て、衛生洗浄装置103を使用したときには、電流使用
限度を越してしまい、電流遮断器により電流が遮断され
る。その結果として、家庭内における全電力供給が遮断
され、排泄行為中に、トイレ内の照明及び衛生洗浄装置
等全ての電気機器が停止していた。このような場合、排
泄行為中のため、トイレの外へ出て、電流遮断器を復帰
させることができず。暗闇の中で、用をたすと言う、日
常生活に重大な支障をきたしていた。
【0021】しかし、本発明の実施の形態では、前記の
ように衛生洗浄装置103が電力を使用する場合、衛生
洗浄装置103は、トイレ108の外部に設置された中
央制御装置101より、使用電力量等の使用電力に関す
る情報を受け取る。衛生洗浄装置103は、受け取った
情報を分析し、衛生洗浄装置103を動作させた場合の
使用電力量及び使用電流量を予測し、家庭内の使用電流
限度を越えると判断した場合に、使用者に対して、警告
を発するとともに、衛生洗浄装置103自身の電力使用
に制限を加える。すなわち、衛生洗浄装置103に組み
込まれた制御回路324にて、家庭内の全ての電気機器
(衛生洗浄装置103を含む)での使用電流量と家庭内
での使用電流限度の値とを比較演算し、衛生洗浄装置1
03を使用することにより家庭内での使用電流量が家庭
内の使用電流限度を越すとの演算結果が出た場合には、
衛生洗浄装置103での使用電力量を制限して、家庭内
での使用電流限度を越さないようにするのである。
【0022】その結果、衛生洗浄装置103の使用電力
は大幅に増えることはなく、衛生洗浄装置103にて使
用する電流量と、その他の家庭内の全ての電気機器で使
用する電流量を合わせても、家庭内の使用電流限度を越
すことはなく、衛生洗浄装置103を使用中に電流遮断
を起こすことが無くなり、安心して、排泄行為を行うこ
とができる。
【0023】本実施の形態においては、警告の仕方とし
て、音声にて「電流限度ですので、お湯の温度が20℃
です。」、「電流限度ですので、お湯の温度がでませ
ん。」、「電流限度ですので、便座を暖房しませ
ん。」、「電流限度ですので、全ての機能を停止しま
す。」等の警告を発するとともに、リモコン102に配
置された表示装置に前記警告文を表示して、使用者に警
告をするようになっている。
【0024】今回は、警告の方法として、言葉による方
法で説明したが、これは、意味が伝達できる方法ならば
何でもよく、衛生洗浄装置103に配置されたLEDに
よる点滅あるいは、ブザー等による音・記号による表示
であってもよい。また、本実施の形態における警告内容
は、中央制御装置101を介して外部の電気機器より得
られた情報ならば電力使用に関する情報でなくてもよ
く、例えば、地震による衛生洗浄装置103の使用制
限、他室での火災を検知して衛生洗浄装置103の使用
を制限して早期避難を勧告する等であってもよい。
【0025】なお、本実施の形態においては、衛生洗浄
装置103は中央制御装置101から情報を受け取る形
態にて説明しているが、これに限る必要はなく、中央制
御装置101を経由せず、その他の電気機器109から
直接、電力使用に関する情報を受け取っても良い。
【0026】本実施の形態においては、電力使用に関す
る情報の伝達を電力を供給する電力線105を介してお
こなっている。その実施方法について図3にて説明す
る。図3では、電力線105は、コンセントにて衛生洗
浄装置103と接続されている。このコンセントは機器
内電力線327にて電源回路と接続れており、電源回路
より衛生洗浄装置103内に電力供給される。
【0027】また、機器内電力線327にはクランプ伝
達器325が取り付けられ、クランプ伝達器325は、
機器電力線327を挟み込む様に、フェライトコアが配
置され電力線105及び機器電力線327を通ってきた
交流電気信号を磁束の変化として、拾い出す。その磁束
の変化は、クランプ伝達器325に巻かれたコイルによ
り、電気信号としてとらえられ、トランシーバを介した
後、フィルタ323にて公用周波数による電流変化と信
号伝達による電流変化とに分けられる事により、初めて
電気信号としてとらえられる。その電気信号は、制御回
路324に伝えられて、衛生洗浄装置103の制御への
情報として活用される。
【0028】次に、本実施の形態における電力使用に関
する情報による衛生洗浄装置103の電力制限の方法に
ついて説明する。本実施の形態における電力使用に関す
る情報は、使用可能電力量であり、10Wを1単位とし
て取り扱っている。ここで、衛生洗浄装置103が電力
使用に関する情報として、使用可能電力量80を受け取
った場合について、衛生洗浄装置103の電力制限の方
法について説明する。
【0029】まず、トイレ内に設置された衛生洗浄装置
103は、図示しない人体検知センサによって衛生洗浄
装置103を利用しようとしている使用者の存在を検知
する。そのときに、衛生洗浄装置103はトイレの外部
に設置してある中央制御装置101より電力使用に関す
る情報として、使用可能電力量を入手する。本情報は、
前述の如くクランプ伝達器325を通して、制御回路3
24へと伝達される。制御回路324は、記憶素子32
8に記憶してある衛生洗浄装置103の、水の吐水・止
水やノズルの出し入れ及び洗浄等の基本的な機能を実行
するための消費電力量を呼び出し、使用可能電力量と比
較して、基本的な機能の消費電力量が少ない場合に基本
的な機能を有効にする。基本的な機能の消費電力量が多
い場合には、使用者に警告を発して、衛生洗浄装置10
3の基本的な機能が使用できないあるいは機能が制限さ
れて実行されることを通知する。
【0030】次に、使用者は便蓋を上げて衛生洗浄装置
103を使用するが、衛生洗浄装置103はトイレの外
部に設置してある中央制御装置101より電力使用に関
する情報として、使用可能電力量を入手する。その情報
は制御回路324へ伝達される。制御回路324は便座
温度センサ331より便座301の温度を把握し、図示
しない操作パネルあるいは、リモコン102により設定
された便座温度にするための消費電力量を、制御回路に
配置された記憶素子328に記憶してある衛生洗浄装置
103のパラメータを使用して解析し、便座消費電力量
として算出する。ここでは、便座消費電力量を例とし
て、説明する。その便座消費電力量が、使用可能電力量
と比較して、少ない場合に便座301の温度を設定の温
度にする。便座消費電力量が多い場合には、使用者に警
告を発して、便座暖房機能を使用できない、あるいは、
便座の温度が所定の温度にならないことを通知する。
【0031】次に、排泄行為を行い、局部洗浄を行うた
めに、図示しない操作パネルあるいはリモコン102に
より、局部洗浄のスイッチを押した場合について説明す
る。衛生洗浄装置103は局部洗浄のスイッチが押され
た場合、トイレの外部に設置してある中央制御装置10
1より電力使用に関する情報として、使用可能電力量を
入手する。その情報は制御回路324へ伝達される。制
御回路324は水温度センサ331より水道水の温度を
把握し、図示しない操作パネルあるいはリモコン102
により設定された温水温度にするための消費電力量を、
制御回路324に配置された記憶素子328に記憶して
ある衛生洗浄装置103のパラメータを使用して解析
し、温水消費電力量として算出する。
【0032】ここでは、温水消費電力量をとして、説明
する。その温水消費電力量が、使用可能電力量69と比
較して、少ない場合に温水の温度を設定の温度にする。
温水消費電力量が多い場合には、使用者に警告を発し
て、局部洗浄機能が使用できない、あるいは、温水の温
度が所定の温度にならないことを通知する。なお、一般
的には、温水消費電力量が使用可能電力量に比して多い
ため、温水の制御されるべき温度設定を、使用者が設定
した温度設定より下げて、温水消費電力量が使用可能電
力量の範囲内に収まるように、制御回路324が自動調
整して、且つ使用者に、温水の温度が低いことを警告す
るのが、好ましい。
【0033】以上の様に、衛生洗浄装置103は、常に
使用可能な電力量を見ながら動作する事により、衛生洗
浄装置103を使用中に、他の電気機器との同時使用に
よって起こる、家庭内の全ての電気機器の使用電力量に
比例した使用電流量が使用電流限度をオーバーするのを
防ぐことができる。従って、衛生洗浄装置103を使用
中に電流遮断を起こすことが無くなり、トイレ内の照明
を含む全ての電気機器が停止することが無いことから、
暗闇にて排泄行為を行うことがなくなり、生活に重大な
支障をきたすことがなく安心した営みができる。
【0034】本実施の形態において、消費電力量を算出
するのに必要な衛生洗浄装置103の各種パラメータ
は、図3の制御回路324に設置された記憶素子328
に記録されており、必要に応じて、そこからデータを呼
び出し、解析し、電力使用に関する情報として、活用し
ている。
【0035】また、これら記憶素子に電気的に書き換え
可能な呼び出し専用メモリであり、記録された情報は、
図示しない、衛生洗浄装置103の操作盤あるいは、リ
モコン102等を使用して、使用者が任意に書き換える
事ができる。そのことによって、使用者は家庭内の機器
の種類及びその使用状況により最適な電力使用に関する
情報とすることが可能である。ここでは、記録素子とし
て、書き換え可能な呼び出し専用メモリを使用したが、
記録できる物であれば、何でもよくPROM・RAMで
も良い。
【0036】なお、この発明とは直接の関係はないが、
衛生洗浄装置103での電力使用に関する情報をトイレ
外の中央制御装置101あるいは他の電気機器109に
伝達し、家庭内の全ての電気機器(衛生洗浄装置103
を含む)での使用電流量と家庭内の使用電流限度とを比
較演算し、衛生洗浄装置103を使用することにより家
庭内での使用電流量が家庭内の使用電流限度を越すとの
演算結果が出た場合には、他の電気機器109での使用
電力量を制限して、家庭内での使用電流限度を越さない
ようにすることも考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる、家屋内の電力線配線システム
の全体構成図。
【図2】本発明に係わる衛生洗浄装置の、温水を加熱す
る部分の機構図。
【図3】本発明の衛生洗浄措置の実施の形態における、
使用電力に関する情報の伝達の経路に係わる構成図。
【符号の説明】
101:中央制御装置、 102:リモコン、 10
3:衛生洗浄装置、105:電力線、 106:電力
計、 107:電源供給用の電線、108:トイレ、
109:空調機器(トイレ外の電気機器)、301:便
座、 311:ヒータ、 312:加熱部、 316:
接続管、317:測温部、 323:フィルタ、 32
4:制御回路、325:クランプ伝達器、 327:機
器内電力線、331:便座温度センサ、 332:水温
度センサ
フロントページの続き Fターム(参考) 2D038 JH00 KA11 ZA00 5G066 KA01 KA11 KD01 LA03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トイレ内に設置された衛生洗浄装置にお
    いて、トイレの外部にある電気機器の使用電力量及び使
    用時間等の電力使用に関する情報を、トイレの外部にあ
    る電気機器より受け、衛生洗浄装置の電力の使用を制限
    する機構を備えてなる事を特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 【請求項2】 トイレ内に設置された衛生洗浄装置にお
    いて、トイレの外部で且つトイレが設置される1家屋内
    に中央制御装置を設置し、該中央制御装置に1家屋の外
    より公衆回線を接続し、該公衆回線を通して1家屋の外
    より得られた情報を基にして作成された、前記家屋にて
    使用する電力量に対する電気料金、前記家屋が位置する
    地域の電力余剰量あるいは電力会社より発せられる電力
    制限のランク等の電力使用に関する情報を、トイレの外
    部にある中央制御装置より受け、衛生洗浄装置の電力の
    使用を制限する機構を備えてなる事を特徴とする衛生洗
    浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項1あるいは請求項2における電力
    使用に関する情報の伝達を、電気を供給する電力線を介
    して行う事を特徴とする請求項1または請求項2の衛生
    洗浄装置。
  4. 【請求項4】 衛生洗浄装置の電力の使用を制限する機
    構が、水の吐水・止水やノズルの出し入れ及び洗浄等で
    ある衛生洗浄装置の基本的な機能に対して、それ以外の
    機能を停止あるいは制限する機構であることを特徴とす
    る請求項1から請求項3のいずれかの衛生洗浄装置。
  5. 【請求項5】 衛生洗浄装置の電力の使用を制限する機
    構が、使用者が変更可能な機能に対して、制限を設ける
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかの衛
    生洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記衛生洗浄装置内に温度センサ等のセ
    ンサを配置し、該センサのデータを機器内に配置された
    制御回路により分析し、使用電力量を予測する機構を備
    えてなる事を特徴とする請求項1から請求項5のいずれ
    かの衛生洗浄装置。
  7. 【請求項7】 前記データを機器内に配置された制御回
    路で分析する際に使用する、衛生洗浄装置に関するパラ
    メータを記憶する装置を衛生洗浄装置内に内蔵している
    ことを特徴とする請求項6の衛生洗浄装置。
  8. 【請求項8】 前記衛生洗浄装置内に内蔵された衛生洗
    浄装置に関するパラメータを使用者が変更する事ができ
    る機構を備えてなる事を特徴とする請求項7の衛生洗浄
    装置。
  9. 【請求項9】 トイレ内に設置された衛生洗浄装置にお
    いて、情報を、トイレの外部に設置された電気機器より
    受け、前記衛生洗浄装置の使用を制限する警報あるいは
    警告を発する機構を備えてなる事を特徴とする衛生洗浄
    装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005004089A1 (ja) * 2003-07-04 2005-01-13 Sumikin Management Co., Ltd. 省エネルギー実習システム
JP2009153336A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Panasonic Electric Works Co Ltd 配電システム
JP2017125312A (ja) * 2016-01-12 2017-07-20 Toto株式会社 衛生洗浄装置
JP2018168543A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 Toto株式会社 温水洗浄便座

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