JP2000290743A - 切削性,耐変色性,耐食性,押出性に優れたアルミニウム合金押出材及びその製造方法 - Google Patents
切削性,耐変色性,耐食性,押出性に優れたアルミニウム合金押出材及びその製造方法Info
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- JP2000290743A JP2000290743A JP11098280A JP9828099A JP2000290743A JP 2000290743 A JP2000290743 A JP 2000290743A JP 11098280 A JP11098280 A JP 11098280A JP 9828099 A JP9828099 A JP 9828099A JP 2000290743 A JP2000290743 A JP 2000290743A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 Bi,Pb,Sn等の快削性元素を添加した
アルミニウム合金の黒色化をBe添加で防止し、良好な
表面をもつ押出材を得る。 【構成】 このアルミニウム合金押出材は、Si:0.
5〜1.0%,Mg:0.8〜1.2%,Fe:0.1
〜0.30%,Be:0.001〜0.2%,Cu:
0.15〜0.4%を含み、更にBi,Pb,Snの1
種を単独で0.4〜1.2%又は2種以上を合計量で
0.4〜2.2%含んでいる。必要に応じ、Cr:0.
05〜0.2%,Mn:0.05〜0.2%,Zr:
0.05〜0.1%の1種又は2種以上を合計量で0.
05〜0.3%を添加しても良い。不純物として含まれ
るZnは、0.25%以下に規制する。 【効果】 押出材の表面にBeの酸化皮膜が生成してい
るので、Mgの酸化等に起因した黒色化が防止される。
アルミニウム合金の黒色化をBe添加で防止し、良好な
表面をもつ押出材を得る。 【構成】 このアルミニウム合金押出材は、Si:0.
5〜1.0%,Mg:0.8〜1.2%,Fe:0.1
〜0.30%,Be:0.001〜0.2%,Cu:
0.15〜0.4%を含み、更にBi,Pb,Snの1
種を単独で0.4〜1.2%又は2種以上を合計量で
0.4〜2.2%含んでいる。必要に応じ、Cr:0.
05〜0.2%,Mn:0.05〜0.2%,Zr:
0.05〜0.1%の1種又は2種以上を合計量で0.
05〜0.3%を添加しても良い。不純物として含まれ
るZnは、0.25%以下に規制する。 【効果】 押出材の表面にBeの酸化皮膜が生成してい
るので、Mgの酸化等に起因した黒色化が防止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンチロックブレーキ
ングシステム(ABS)のハウジング,熱交換器等の自
動車搭載部品に使用され切削性,耐変色性,耐食性,押
出性に優れたアルミニウム合金押出材及びその製造方法
に関する。
ングシステム(ABS)のハウジング,熱交換器等の自
動車搭載部品に使用され切削性,耐変色性,耐食性,押
出性に優れたアルミニウム合金押出材及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】切削性を改善したアルミニウム合金とし
て、Pb,Bi等を添加したAl−Cu系の2011合
金,Al−Si−Mg系の6262合金等が知られてい
る。6262合金は、耐食性,皮膜処理性等が改善され
た素材であるが、2011合金に比較して切削性が劣
る。そこで、特開昭50−24109号公報では、P
b,Biに加えてSnを添加することにより、6262
合金の切削性を改善することが紹介されている。
て、Pb,Bi等を添加したAl−Cu系の2011合
金,Al−Si−Mg系の6262合金等が知られてい
る。6262合金は、耐食性,皮膜処理性等が改善され
た素材であるが、2011合金に比較して切削性が劣
る。そこで、特開昭50−24109号公報では、P
b,Biに加えてSnを添加することにより、6262
合金の切削性を改善することが紹介されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】Al−Si−Mg系合
金は、押出加工後、必要強度を付与するために溶体化を
伴ったT6処理が施される。ところが、Pb,Bi,S
n等の添加により切削性を改善した合金系では、押出材
を溶体化処理、水焼入れすると形材表面が黒色化し易
い。黒色化は押出材の外観が著しく損うことから、最終
製品とするためには黒色表面の切削除去が必要になる。
その結果、製造コストが上昇し、歩留も低下する。ま
た、丸棒等の形状をもつ製品では切削加工により表面を
全て加工面にできるが、異形断面形状をもつ製品では黒
色化した表面のまま使用せざるを得ないことがあり、商
品価値を下げる原因にもなっている。
金は、押出加工後、必要強度を付与するために溶体化を
伴ったT6処理が施される。ところが、Pb,Bi,S
n等の添加により切削性を改善した合金系では、押出材
を溶体化処理、水焼入れすると形材表面が黒色化し易
い。黒色化は押出材の外観が著しく損うことから、最終
製品とするためには黒色表面の切削除去が必要になる。
その結果、製造コストが上昇し、歩留も低下する。ま
た、丸棒等の形状をもつ製品では切削加工により表面を
全て加工面にできるが、異形断面形状をもつ製品では黒
色化した表面のまま使用せざるを得ないことがあり、商
品価値を下げる原因にもなっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような問
題を解消すべく案出されたものであり、ビレットの内部
も含めて特定量のBeが均一分散する合金設計を採用す
ることにより、押出材の表面に薄い透明薄膜を形成さ
せ、溶体化処理によっても表面が黒色化しないアルミニ
ウム合金押出材を提供することを目的とする。本発明の
アルミニウム合金押出材は、その目的を達成するため、
Si:0.5〜1.0重量%,Mg:0.8〜1.2重
量%,Fe:0.1〜0.30重量%,Be:0.00
1〜0.2重量%,Cu:0.15〜0.4重量%を含
み、更にBi,Pb,Snの1種を単独で0.4〜1.
2重量%又は2種以上を合計量で0.4〜2.2重量%
含み、Znが0.25重量%以下に規制され、残部が実
質的にAlの組成をもち、表面にBeの酸化皮膜が形成
されていることを特徴とする。
題を解消すべく案出されたものであり、ビレットの内部
も含めて特定量のBeが均一分散する合金設計を採用す
ることにより、押出材の表面に薄い透明薄膜を形成さ
せ、溶体化処理によっても表面が黒色化しないアルミニ
ウム合金押出材を提供することを目的とする。本発明の
アルミニウム合金押出材は、その目的を達成するため、
Si:0.5〜1.0重量%,Mg:0.8〜1.2重
量%,Fe:0.1〜0.30重量%,Be:0.00
1〜0.2重量%,Cu:0.15〜0.4重量%を含
み、更にBi,Pb,Snの1種を単独で0.4〜1.
2重量%又は2種以上を合計量で0.4〜2.2重量%
含み、Znが0.25重量%以下に規制され、残部が実
質的にAlの組成をもち、表面にBeの酸化皮膜が形成
されていることを特徴とする。
【0005】このアルミニウム合金押出材は、更にC
r:0.05〜0.2重量%,Mn:0.05〜0.2
重量%,Zr:0.05〜0.1重量%の1種又は2種
以上を合計量で0.05〜0.3重量%含むことができ
る。また、Ti:0.005〜0.05重量%,B:
0.001〜0.01重量%を添加しても良い。このア
ルミニウム合金押出材は、所定組成に調整された700
〜780℃のアルミニウム合金溶湯にBeを添加した
後、溶湯を0.5〜1.5時間電磁攪拌し、電磁攪拌か
ら0.5時間以内に鋳造を開始し、得られたビレットを
均質化処理し、次いで押出加工することにより製造され
る。鋳造に際し、Beを一層均一に分散させるため、保
持炉と鋳造機との間で溶湯を機械的に攪拌することが好
ましい。押出加工に先立ってビレットを300〜450
℃に加熱し、押出加工後に510〜560℃×1〜4時
間で溶体化処理、次いで160〜200℃×2〜12時
間の人工時効処理が施される。
r:0.05〜0.2重量%,Mn:0.05〜0.2
重量%,Zr:0.05〜0.1重量%の1種又は2種
以上を合計量で0.05〜0.3重量%含むことができ
る。また、Ti:0.005〜0.05重量%,B:
0.001〜0.01重量%を添加しても良い。このア
ルミニウム合金押出材は、所定組成に調整された700
〜780℃のアルミニウム合金溶湯にBeを添加した
後、溶湯を0.5〜1.5時間電磁攪拌し、電磁攪拌か
ら0.5時間以内に鋳造を開始し、得られたビレットを
均質化処理し、次いで押出加工することにより製造され
る。鋳造に際し、Beを一層均一に分散させるため、保
持炉と鋳造機との間で溶湯を機械的に攪拌することが好
ましい。押出加工に先立ってビレットを300〜450
℃に加熱し、押出加工後に510〜560℃×1〜4時
間で溶体化処理、次いで160〜200℃×2〜12時
間の人工時効処理が施される。
【0006】
【作用】Bi,Pb,Sn等の快削性元素を添加したA
l−Si−Mg系合金の押出材をT6処理する際、溶体
化処理→水焼入時に押出材の表面が部分的に黒色化し易
い。黒色化は、押出材の表面にあるMgが優先的に酸化
され、Mgの酸化物にBi,Pb,Sn等が複合化する
ことによって発生するものと推察される。本発明等は、
Be添加により黒色化が効果的に防止されることを見出
した。Beの黒色化抑制作用自体は、たとえばAl−S
i系鍛造材ではすでに知られている技術である(特公平
6−78580号公報)。しかし、Beは表面偏析し易
い元素であるため、単にBeを添加しただけではビレッ
ト内部までもが製品表面になる押出材ではBeの黒色化
抑制作用を期待できない。
l−Si−Mg系合金の押出材をT6処理する際、溶体
化処理→水焼入時に押出材の表面が部分的に黒色化し易
い。黒色化は、押出材の表面にあるMgが優先的に酸化
され、Mgの酸化物にBi,Pb,Sn等が複合化する
ことによって発生するものと推察される。本発明等は、
Be添加により黒色化が効果的に防止されることを見出
した。Beの黒色化抑制作用自体は、たとえばAl−S
i系鍛造材ではすでに知られている技術である(特公平
6−78580号公報)。しかし、Beは表面偏析し易
い元素であるため、単にBeを添加しただけではビレッ
ト内部までもが製品表面になる押出材ではBeの黒色化
抑制作用を期待できない。
【0007】そこで、本発明者等は、マトリックスにB
eを均一分散させるため、各種合金成分及び含有量につ
いて種々調査・研究した結果、本発明で規定する成分・
組成及び製造方法に到達した。本発明においては、他の
元素の成分調整終了後にBeを添加すること、溶湯を電
磁攪拌すること、攪拌時間及び鋳造開始時間、溶湯温度
を制限することにより、溶湯中のBeの酸化による減量
を少なくしている。又、電磁攪拌を行うこと、攪拌時
間、鋳造開始時間を制限することにより、溶湯中にBe
を均一分散させる。本発明の押出用アルミニウム合金
は、ビレット段階でBeがマトリックスに均一分散され
ている。そのため、押出加工によりビレットから得られ
た押出材の表面にもBeが分布している。形材表面にあ
るBeは、押出直後に雰囲気の酸素と反応し、薄い透明
の酸化皮膜を押出材の表面に形成する。その際に、Be
の酸化皮膜が形成される前にMgの酸化がおこらないよ
うにビレット温度を450℃以下とした。透明酸化皮膜
は、Mgの酸化及びPb,Bi,Sn等との複合化を防
止する。その結果、押出材を溶体化処理したとき形材表
面の黒色化が抑制され、特殊な前処理を必要とせずアロ
ジン処理等の表面処理後に良好な表面をもつ製品とな
る。
eを均一分散させるため、各種合金成分及び含有量につ
いて種々調査・研究した結果、本発明で規定する成分・
組成及び製造方法に到達した。本発明においては、他の
元素の成分調整終了後にBeを添加すること、溶湯を電
磁攪拌すること、攪拌時間及び鋳造開始時間、溶湯温度
を制限することにより、溶湯中のBeの酸化による減量
を少なくしている。又、電磁攪拌を行うこと、攪拌時
間、鋳造開始時間を制限することにより、溶湯中にBe
を均一分散させる。本発明の押出用アルミニウム合金
は、ビレット段階でBeがマトリックスに均一分散され
ている。そのため、押出加工によりビレットから得られ
た押出材の表面にもBeが分布している。形材表面にあ
るBeは、押出直後に雰囲気の酸素と反応し、薄い透明
の酸化皮膜を押出材の表面に形成する。その際に、Be
の酸化皮膜が形成される前にMgの酸化がおこらないよ
うにビレット温度を450℃以下とした。透明酸化皮膜
は、Mgの酸化及びPb,Bi,Sn等との複合化を防
止する。その結果、押出材を溶体化処理したとき形材表
面の黒色化が抑制され、特殊な前処理を必要とせずアロ
ジン処理等の表面処理後に良好な表面をもつ製品とな
る。
【0008】以下、本発明の押出用アルミニウム合金に
含まれる合金成分,含有量等を説明する。Si:0.5〜1.0重量% T6処理の時効段階でMg2 Siとして析出し、押出材
の強度を向上させる作用を呈する。Mg2 Si析出によ
る強度向上は、0.5重量%以上のSiで顕著になる。
しかし、1.0重量%を超える過剰なSiが含まれる
と、強度は向上するものの耐食性や熱間加工性が低下す
る。Mg:0.8〜1.2重量% T6処理の時効段階でMg2 Siとして析出し、押出材
の強度を向上させる作用を呈する。Mg2 Si析出によ
る強度向上は、0.8重量%以上のMgで顕著になる。
しかし、1.2重量%を超える過剰なMgが含まれる
と、強度は向上するものの耐食性や熱間加工性が低下す
る。
含まれる合金成分,含有量等を説明する。Si:0.5〜1.0重量% T6処理の時効段階でMg2 Siとして析出し、押出材
の強度を向上させる作用を呈する。Mg2 Si析出によ
る強度向上は、0.5重量%以上のSiで顕著になる。
しかし、1.0重量%を超える過剰なSiが含まれる
と、強度は向上するものの耐食性や熱間加工性が低下す
る。Mg:0.8〜1.2重量% T6処理の時効段階でMg2 Siとして析出し、押出材
の強度を向上させる作用を呈する。Mg2 Si析出によ
る強度向上は、0.8重量%以上のMgで顕著になる。
しかし、1.2重量%を超える過剰なMgが含まれる
と、強度は向上するものの耐食性や熱間加工性が低下す
る。
【0009】Fe:0.1〜0.30重量% AlFeSi,Al3 Fe等の金属間化合物となって晶
出する合金成分であり、押出材の結晶粒を微細化して機
械的性質を改善する作用を呈する。このような作用は、
0.1重量%以上のFe含有量で顕著になる。しかし、
Fe含有量が0.30重量%を超えると、AlFeS
i,Al3 Fe等の金属間化合物の晶出量は増加するも
のの、その分だけ有効Si量が減少し、時効処理工程で
析出するMg2 Si量が少なくなる。Be:0.001〜0.2重量% 押出材の表面に薄い透明な酸化皮膜を形成し、押出材表
面にあるMgの酸化を防止する作用を呈する合金成分で
ある。本発明で規定する成分・組成にあっては、ビレッ
トの内部にもBeが均一分散しているので、ビレットの
押出加工で得られる押出材の表面にもBeが分布し、B
eによる黒色化抑制作用が発現される。黒色化抑制作用
は、0.001重量%以上のBe添加で顕著になるが、
0.2重量%を超える過剰量のBeを添加すると靭性が
劣化する傾向が示される。
出する合金成分であり、押出材の結晶粒を微細化して機
械的性質を改善する作用を呈する。このような作用は、
0.1重量%以上のFe含有量で顕著になる。しかし、
Fe含有量が0.30重量%を超えると、AlFeS
i,Al3 Fe等の金属間化合物の晶出量は増加するも
のの、その分だけ有効Si量が減少し、時効処理工程で
析出するMg2 Si量が少なくなる。Be:0.001〜0.2重量% 押出材の表面に薄い透明な酸化皮膜を形成し、押出材表
面にあるMgの酸化を防止する作用を呈する合金成分で
ある。本発明で規定する成分・組成にあっては、ビレッ
トの内部にもBeが均一分散しているので、ビレットの
押出加工で得られる押出材の表面にもBeが分布し、B
eによる黒色化抑制作用が発現される。黒色化抑制作用
は、0.001重量%以上のBe添加で顕著になるが、
0.2重量%を超える過剰量のBeを添加すると靭性が
劣化する傾向が示される。
【0010】Cu:0.15〜0.4重量% 機械的性質の向上及び延性に有効な合金成分であり、
0.15重量%以上のCu含有量によって人工時効処理
時にMg2 SiやCuAl2 の析出が促進され、強度を
向上させる。しかし、0.4重量%を超える過剰量のC
uは、耐食性を劣化させる。Bi,Pb,Sn:単独で0.4〜1.2重量%,合計
量で0.4〜2.2重量% Bi,Pb,Snは単独又は化合物として晶出し、切り
粉分断の基点となり、切削性を改善する有効な合金成分
であり、0.4重量%以上の単独又は合計量で切削性が
顕著に改善される。しかし、単独で1.2重量%を超
え、或いは合計量で2.2重量%を超える過剰量のB
i,Pb,Snを添加すると、機械的強度が低下する。
0.15重量%以上のCu含有量によって人工時効処理
時にMg2 SiやCuAl2 の析出が促進され、強度を
向上させる。しかし、0.4重量%を超える過剰量のC
uは、耐食性を劣化させる。Bi,Pb,Sn:単独で0.4〜1.2重量%,合計
量で0.4〜2.2重量% Bi,Pb,Snは単独又は化合物として晶出し、切り
粉分断の基点となり、切削性を改善する有効な合金成分
であり、0.4重量%以上の単独又は合計量で切削性が
顕著に改善される。しかし、単独で1.2重量%を超
え、或いは合計量で2.2重量%を超える過剰量のB
i,Pb,Snを添加すると、機械的強度が低下する。
【0011】Zn:0.25重量%以下 Znは、耐食性や表面処理後の光沢に悪影響を及ぼす成
分である。そこで、本発明では、Zn起因の耐食性低下
や光沢不良が現れないように、Zn含有量の上限を0.
25重量%に規制した。Cr:0.05〜0.2重量%,Mn:0.05〜0.
2重量%,Zr:0.05〜0.1重量% 必要に応じて添加される合金成分であり、ビレットを均
質化処理するとき化合物として析出し、押出中の再結晶
化や再結晶粒の粗大成長を抑制する作用を呈する。この
ような作用は、0.05重量%以上のCr,Mn又はZ
r添加で顕著になる。しかし、0.2重量%を超えるC
r,0.2重量%を超えるMn,0.1重量%を超える
Zr又は合計量で0.3重量%を超えるCr,Mn,Z
rを添加すると、巨大な金属間化合物が生成し、耐食性
が劣化する。
分である。そこで、本発明では、Zn起因の耐食性低下
や光沢不良が現れないように、Zn含有量の上限を0.
25重量%に規制した。Cr:0.05〜0.2重量%,Mn:0.05〜0.
2重量%,Zr:0.05〜0.1重量% 必要に応じて添加される合金成分であり、ビレットを均
質化処理するとき化合物として析出し、押出中の再結晶
化や再結晶粒の粗大成長を抑制する作用を呈する。この
ような作用は、0.05重量%以上のCr,Mn又はZ
r添加で顕著になる。しかし、0.2重量%を超えるC
r,0.2重量%を超えるMn,0.1重量%を超える
Zr又は合計量で0.3重量%を超えるCr,Mn,Z
rを添加すると、巨大な金属間化合物が生成し、耐食性
が劣化する。
【0012】本発明のアルミニウム合金押出材は、鋳造
割れ防止のためTi:0.005〜0.05重量%,
B:0.001〜0.01重量%を含むことができる。
しかし、0.05重量%を超える過剰量のTiを添加す
ると、粗大なTiAl3 ,TiB2 等が生成し、加工後
の表面肌が劣化する傾向を示す。また、0.01重量%
を超える過剰量のB添加は、粗大なTiB2 ,Al−B
系化合物の生成に加え、金型損傷,形材欠陥等の原因に
なる。
割れ防止のためTi:0.005〜0.05重量%,
B:0.001〜0.01重量%を含むことができる。
しかし、0.05重量%を超える過剰量のTiを添加す
ると、粗大なTiAl3 ,TiB2 等が生成し、加工後
の表面肌が劣化する傾向を示す。また、0.01重量%
を超える過剰量のB添加は、粗大なTiB2 ,Al−B
系化合物の生成に加え、金型損傷,形材欠陥等の原因に
なる。
【0013】製造条件 Beの添加に際しては、アルミニウム合金溶湯を780
〜700℃の温度域に維持しておくことが好ましい。7
80℃を超える高温の溶湯にBeを添加すると、添加し
たBeがフラックスと反応し、生成したBeF2 が昇華
してヒューム中のBe濃度が高くなり、溶湯に含まれる
Beの歩留が低下する。逆に700℃より低い温度の溶
湯では、Beが溶解し難くなる。Beを添加した溶湯
は、0.5〜1.5時間電磁攪拌される。比重が小さく
溶湯表面に浮上し易いBeは、電磁攪拌によって溶湯中
に均一分散される。この点、機械攪拌では、溶湯表面の
波動が活発になってBeの酸化が促進され、溶湯に移行
するBeの割合が低下する。均一分散のためには0.5
時間以上の電磁攪拌が必要であるが、1.5時間を超え
る長時間の電磁攪拌ではBeの酸化が進行し却って溶湯
中のBe量が低下する。
〜700℃の温度域に維持しておくことが好ましい。7
80℃を超える高温の溶湯にBeを添加すると、添加し
たBeがフラックスと反応し、生成したBeF2 が昇華
してヒューム中のBe濃度が高くなり、溶湯に含まれる
Beの歩留が低下する。逆に700℃より低い温度の溶
湯では、Beが溶解し難くなる。Beを添加した溶湯
は、0.5〜1.5時間電磁攪拌される。比重が小さく
溶湯表面に浮上し易いBeは、電磁攪拌によって溶湯中
に均一分散される。この点、機械攪拌では、溶湯表面の
波動が活発になってBeの酸化が促進され、溶湯に移行
するBeの割合が低下する。均一分散のためには0.5
時間以上の電磁攪拌が必要であるが、1.5時間を超え
る長時間の電磁攪拌ではBeの酸化が進行し却って溶湯
中のBe量が低下する。
【0014】電磁攪拌で溶湯中にBeを均一分散させた
後、Beの均一分散状態を維持するため、電磁攪拌終了
時点から0.5時間以内に鋳造を開始する。電磁攪拌終
時点から鋳造開始までの時間が0.5時間より長くなる
と、Beの溶湯表面への浮上やBeの酸化等による影響
が強くなり、溶湯中のBe量が低下する。鋳造に際し、
インライン脱ガス装置等を用いて溶湯を攪拌すると、溶
湯内におけるBeの均一分散状態が維持される。Beが
均一分散しているアルミニウム合金溶湯は、鋳込み温度
720〜740℃の条件下で鋳造される。鋳造方法とし
ては、DC鋳造等が採用される。得られた鋳塊を面削し
て押出用ビレットとし、或いは面削後の鋳塊から押出用
ビレットを切り出す。押出加工に先立って、ビレットを
300〜450℃に加熱する。このとき、450℃を超
える温度にビレットを加熱すると、押出材にテアリング
が発生し易くなる。また、ビレット温度が高いと押出直
後の押出材温度も高くなり、押出直後に押出材が冷却す
る過程でBeの酸化皮膜が形成される前にMgが酸化
し、押出材の表面が黒色化し易い。しかし、300℃に
達しない温度では大きな押出圧力が必要となり、設備が
大きくなってしまう。
後、Beの均一分散状態を維持するため、電磁攪拌終了
時点から0.5時間以内に鋳造を開始する。電磁攪拌終
時点から鋳造開始までの時間が0.5時間より長くなる
と、Beの溶湯表面への浮上やBeの酸化等による影響
が強くなり、溶湯中のBe量が低下する。鋳造に際し、
インライン脱ガス装置等を用いて溶湯を攪拌すると、溶
湯内におけるBeの均一分散状態が維持される。Beが
均一分散しているアルミニウム合金溶湯は、鋳込み温度
720〜740℃の条件下で鋳造される。鋳造方法とし
ては、DC鋳造等が採用される。得られた鋳塊を面削し
て押出用ビレットとし、或いは面削後の鋳塊から押出用
ビレットを切り出す。押出加工に先立って、ビレットを
300〜450℃に加熱する。このとき、450℃を超
える温度にビレットを加熱すると、押出材にテアリング
が発生し易くなる。また、ビレット温度が高いと押出直
後の押出材温度も高くなり、押出直後に押出材が冷却す
る過程でBeの酸化皮膜が形成される前にMgが酸化
し、押出材の表面が黒色化し易い。しかし、300℃に
達しない温度では大きな押出圧力が必要となり、設備が
大きくなってしまう。
【0015】押出材は、510〜560℃×1〜4時間
の溶体化処理が施され、水焼入れされる。510℃未満
の加熱温度や1時間に達しない短時間加熱では、Si,
Mg,Fe,Be,Cu等の固溶化が十分に進行せず、
後工程の人工時効処理によっても十分な機械的強度が得
られない。逆に560℃を超える加熱温度や4時間を超
える加熱時間では、押出材の表面が黒色化する傾向がみ
られる。次いで、押出材は、160〜200℃×2〜1
2時間の人工時効処理によってMg2 Si,Al2 Cu
等を析出させ、必要強度が付与される。160℃未満の
加熱温度や2時間に達しない加熱時間では時効が不充分
で、必要強度が得られない。200℃を超える加熱温度
や12時間を超える加熱時間でも、過時効となって十分
な強度が得られない。
の溶体化処理が施され、水焼入れされる。510℃未満
の加熱温度や1時間に達しない短時間加熱では、Si,
Mg,Fe,Be,Cu等の固溶化が十分に進行せず、
後工程の人工時効処理によっても十分な機械的強度が得
られない。逆に560℃を超える加熱温度や4時間を超
える加熱時間では、押出材の表面が黒色化する傾向がみ
られる。次いで、押出材は、160〜200℃×2〜1
2時間の人工時効処理によってMg2 Si,Al2 Cu
等を析出させ、必要強度が付与される。160℃未満の
加熱温度や2時間に達しない加熱時間では時効が不充分
で、必要強度が得られない。200℃を超える加熱温度
や12時間を超える加熱時間でも、過時効となって十分
な強度が得られない。
【0016】
【実施例1】所定組成に調整されたアルミニウム合金溶
湯を溶解炉で溶製し、740℃の溶湯にAl−5重量%
Beの母合金を添加して、1時間電磁攪拌した。電磁攪
拌後、20分沈静化し、次いでインライン脱ガス処理を
施しながら直径254mmのビレットに鋳込み温度73
0℃,鋳造速度50mm/分の条件でDC鋳造した。得
られたビレットを成分分析した結果を表1に示す。な
お、表1では、同様な条件下で製造したBe無添加のア
ルミニウム合金を比較例として示す。
湯を溶解炉で溶製し、740℃の溶湯にAl−5重量%
Beの母合金を添加して、1時間電磁攪拌した。電磁攪
拌後、20分沈静化し、次いでインライン脱ガス処理を
施しながら直径254mmのビレットに鋳込み温度73
0℃,鋳造速度50mm/分の条件でDC鋳造した。得
られたビレットを成分分析した結果を表1に示す。な
お、表1では、同様な条件下で製造したBe無添加のア
ルミニウム合金を比較例として示す。
【0017】
【0018】各ビレットに540℃×4時間→空冷の均
質化処理を施した後、合金番号1〜4(本発明例)につ
いてビレットのBe濃度を分析した。分析結果を示す表
2にみられるように、ビレット表層部とビレット内部と
の間でBeの濃度差は僅か0.0001重量%に止まっ
ていた。
質化処理を施した後、合金番号1〜4(本発明例)につ
いてビレットのBe濃度を分析した。分析結果を示す表
2にみられるように、ビレット表層部とビレット内部と
の間でBeの濃度差は僅か0.0001重量%に止まっ
ていた。
【0019】
【0020】各ビレットを380℃に加熱し、押出速度
10m/分で27.0mm×90mmの矩形断面形状に
押し出した。得られた押出材に540℃×2時間→水焼
入れ→180℃×8時間のT6処理を施した。T6処理
された押出材の表面を観察したところ、合金番号1〜4
の押出材では黒色化した表面が検出されなかった。測色
計(ミノルタ株式会社製 ミノルタCR−300)を用
い形材表面の色調を観察した結果を表3に示す。表3か
ら明らかなように、合金番号1〜4は、合金番号5〜8
に比較して何れもL値,光沢度共に高い値を示してお
り、黒色化が防止されていることが確認される。
10m/分で27.0mm×90mmの矩形断面形状に
押し出した。得られた押出材に540℃×2時間→水焼
入れ→180℃×8時間のT6処理を施した。T6処理
された押出材の表面を観察したところ、合金番号1〜4
の押出材では黒色化した表面が検出されなかった。測色
計(ミノルタ株式会社製 ミノルタCR−300)を用
い形材表面の色調を観察した結果を表3に示す。表3か
ら明らかなように、合金番号1〜4は、合金番号5〜8
に比較して何れもL値,光沢度共に高い値を示してお
り、黒色化が防止されていることが確認される。
【0021】
【0022】
【実施例2】押出条件及び熱処理条件の影響を調査する
ため、実施例1で使用した合金番号1〜4のビレットを
380℃及び500℃に加熱し、押出速度10m/分で
27.0mm×90mmの矩形断面形状に押し出した。
得られた押出形材に480℃×6時間→水焼入れ→18
0℃×8時間又は540℃×2時間→水焼入れ→180
℃×8時間のT6処理を施した。熱処理後の押出材表面
を観察し、L値,光沢度及びテアリングの発生有無を調
査した。表4の調査結果にみられるように、押出し時の
ビレット温度(380℃)及び溶体化処理時の温度(5
40℃)を本発明で規定した範囲に維持するとき、L値
及び光沢度が高く、テアリングのない押出材が得られ
た。これに対し、同じ組成をもつ材料であっても、ビレ
ット温度が500℃と高く、比較的低温(480℃)で
長時間(6時間)の溶体化処理を施したものでは、L値
及び光沢度の低下がみられ、一部にテアリングも発生し
ていた。
ため、実施例1で使用した合金番号1〜4のビレットを
380℃及び500℃に加熱し、押出速度10m/分で
27.0mm×90mmの矩形断面形状に押し出した。
得られた押出形材に480℃×6時間→水焼入れ→18
0℃×8時間又は540℃×2時間→水焼入れ→180
℃×8時間のT6処理を施した。熱処理後の押出材表面
を観察し、L値,光沢度及びテアリングの発生有無を調
査した。表4の調査結果にみられるように、押出し時の
ビレット温度(380℃)及び溶体化処理時の温度(5
40℃)を本発明で規定した範囲に維持するとき、L値
及び光沢度が高く、テアリングのない押出材が得られ
た。これに対し、同じ組成をもつ材料であっても、ビレ
ット温度が500℃と高く、比較的低温(480℃)で
長時間(6時間)の溶体化処理を施したものでは、L値
及び光沢度の低下がみられ、一部にテアリングも発生し
ていた。
【0023】
【0024】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のアルミ
ニウム合金押出材は、Beが均一分散する成分系に調整
されているので、ビレット内部が製品表面となる押出材
の表面においてもBeが分布する。形材表面にあるBe
は、雰囲気の酸素と反応して薄い透明薄膜を形成し、M
gの酸化及び酸化したMgとBi,Pb,Snとの複合
化に起因する形材表面の黒色化を防止する。そのため、
形材表面が切削されずにそのまま製品となる場合であっ
ても、特別な表面処理を必要とすることなく、Bi,P
b,Sn等の添加による快削性を活用して形状精度良く
加工でき、良好な表面をもつ製品として提供される。
ニウム合金押出材は、Beが均一分散する成分系に調整
されているので、ビレット内部が製品表面となる押出材
の表面においてもBeが分布する。形材表面にあるBe
は、雰囲気の酸素と反応して薄い透明薄膜を形成し、M
gの酸化及び酸化したMgとBi,Pb,Snとの複合
化に起因する形材表面の黒色化を防止する。そのため、
形材表面が切削されずにそのまま製品となる場合であっ
ても、特別な表面処理を必要とすることなく、Bi,P
b,Sn等の添加による快削性を活用して形状精度良く
加工でき、良好な表面をもつ製品として提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C22F 1/00 681 C22F 1/00 681 690 690 691 691B 691C 694 694B (72)発明者 工藤 高雄 静岡県庵原郡蒲原町蒲原161番地 日本軽 金属株式会社蒲原製造所内
Claims (5)
- 【請求項1】 Si:0.5〜1.0重量%,Mg:
0.8〜1.2重量%,Fe:0.1〜0.30重量
%,Be:0.001〜0.2重量%,Cu:0.15
〜0.4重量%を含み、更にBi,Pb,Snの1種を
単独で0.4〜1.2重量%又は2種以上を合計量で
0.4〜2.2重量%含み、Znが0.25重量%以下
に規制され、残部が実質的にAlの組成をもち、表面に
Beの酸化皮膜が形成されている切削性,耐変色性,耐
食性,押出性に優れたアルミニウム合金押出材。 - 【請求項2】 更にCr:0.05〜0.2重量%,M
n:0.05〜0.2重量%,Zr:0.05〜0.1
重量%の1種又は2種以上を合計量で0.05〜0.3
重量%含む請求項1記載の切削性,耐変色性,耐食性,
押出性に優れたアルミニウム合金押出材。 - 【請求項3】 成分調整された700〜780℃のアル
ミニウム合金溶湯にBeを添加した後、溶湯を0.5〜
1.5時間電磁攪拌し、電磁攪拌終了時点から0.5時
間以内に鋳造を開始し、得られたビレットを均質化処理
し、次いで押出加工することを特徴とする請求項1又は
2記載の組成をもつ切削性,耐変色性,耐食性,押出性
に優れた押出用アルミニウム合金押出材の製造方法。 - 【請求項4】 押出加工に先立ってビレットを300〜
450℃に加熱し、押出加工後に510〜560℃×1
〜4時間で溶体化処理、次いで160〜200℃×2〜
12時間の人工時効処理を施す請求項3記載の切削性,
耐変色性,耐食性,押出性に優れたアルミニウム合金押
出材の製造方法。 - 【請求項5】 請求項3又は4記載の方法で製造された
アンチロックブレーキングシステムのハウジング又は自
動車用熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11098280A JP2000290743A (ja) | 1999-04-06 | 1999-04-06 | 切削性,耐変色性,耐食性,押出性に優れたアルミニウム合金押出材及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11098280A JP2000290743A (ja) | 1999-04-06 | 1999-04-06 | 切削性,耐変色性,耐食性,押出性に優れたアルミニウム合金押出材及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000290743A true JP2000290743A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14215528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11098280A Pending JP2000290743A (ja) | 1999-04-06 | 1999-04-06 | 切削性,耐変色性,耐食性,押出性に優れたアルミニウム合金押出材及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000290743A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002317255A (ja) * | 2001-04-17 | 2002-10-31 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 自動車ブレーキ用部材及びその製造方法 |
JP2009138225A (ja) * | 2007-12-06 | 2009-06-25 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 耐熱性に優れた快削アルミニウム合金 |
CN107267897A (zh) * | 2017-06-22 | 2017-10-20 | 江苏宇马铝业有限公司 | 一种铝合金型材的加工方法 |
CN111349831A (zh) * | 2020-02-23 | 2020-06-30 | 广东吉源铝业有限公司 | 一种6061铝合金拉弯型材的生产工艺 |
US11649530B2 (en) | 2018-03-27 | 2023-05-16 | Nikkei Mc Aluminium Co., Ltd. | Al—Si—Mg aluminum alloy |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5024109A (ja) * | 1973-07-05 | 1975-03-15 | ||
JPS6386830A (ja) * | 1986-09-18 | 1988-04-18 | アルカン・インターナショナル・リミテッド | アルミニウム合金インゴットの鋳造法 |
JPH06115420A (ja) * | 1992-10-06 | 1994-04-26 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | アンチロックブレーキシステム |
JPH06264157A (ja) * | 1993-03-09 | 1994-09-20 | Hitachi Metals Ltd | アルミニウム合金の鋳造方法及びアルミニウム合金部品 |
JPH093581A (ja) * | 1995-06-15 | 1997-01-07 | Nippon Light Metal Co Ltd | 疲労強度の高いアルミニウム鍛造品及び製造方法 |
-
1999
- 1999-04-06 JP JP11098280A patent/JP2000290743A/ja active Pending
Patent Citations (5)
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JP4537611B2 (ja) * | 2001-04-17 | 2010-09-01 | 株式会社住軽テクノ | 自動車ブレーキ用部材及びその製造方法 |
JP2009138225A (ja) * | 2007-12-06 | 2009-06-25 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 耐熱性に優れた快削アルミニウム合金 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
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