JP2000290548A - 水性顔料インク組成物および該インク組成物を使用したインクジェット記録方法 - Google Patents
水性顔料インク組成物および該インク組成物を使用したインクジェット記録方法Info
- Publication number
- JP2000290548A JP2000290548A JP9557799A JP9557799A JP2000290548A JP 2000290548 A JP2000290548 A JP 2000290548A JP 9557799 A JP9557799 A JP 9557799A JP 9557799 A JP9557799 A JP 9557799A JP 2000290548 A JP2000290548 A JP 2000290548A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink composition
- water
- weight
- pigment ink
- aqueous pigment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
発生させ記録するインクジェット記録に用いた場合に、
吐出安定性及び吐出応答性に優れ、ノズル目詰まり、長
期にわたる保存安定性といった信頼性を損なうことな
く、画像濃度が高く且つにじみの少ない記録物が得られ
る水性顔料インク組成物および該インク組成物を使用し
たインクジェット記録方法の提供。 【解決手段】 水、湿潤剤を主成分とする水性液媒体中
に、Na含有料が0〜0.25%の範囲にある中性また
は酸性カーボンブラックを含有する水性顔料インク組成
物および該インク組成物を使用したインクジェット記録
方法。
Description
物に関し、とくに吐出安定性及び吐出応答性に優れ、ノ
ズル目詰まり、長期にわたる保存性安定性といった信頼
性を損なうことなく、画像濃度が高く、且つにじみの少
ない記録物が得られる水性顔料インク組成物、およびイ
ンクジェット記録方法に関する。
用の記録液として、黒色染料を含有する水性染料インク
組成物が主に用いられてきた。近年に至り、記録画像に
耐光性や耐水性を持たせるためにカーボンブラックのよ
うな顔料を用いた水性顔料インク組成物が注目されてい
る。この種の顔料インキ組成物には、着色剤用(カラー
用)として市販されている種々の銘柄のカーボンブラッ
クが用いられている。これらの中でも酸性カーボンブラ
ックは、中性乃至塩基性のものに比べ水に対する親和性
が比較的良く、水性顔料インク組成物等に用いられる。
酸性カーボンブラックは、その表面にカルボキシル基の
ような酸性基が存在すると考えられている。
素、及び窒素酸化物のような常套の酸化剤を使用する気
相又は液相酸化法、或いはプラズマ処理等の表面改質法
によって、例えばファーネスブラックのようなカラー用
のカーボンブラックを適度に酸化することによって得ら
れる。
或いはチャンネルブラックは、ある程度の親水性を示す
が、水媒体に対する親和性及び分散安定性が不十分であ
り、単独では水に分散し難い。そこで、これらを水性顔
料インク組成物の着色剤として用いる場合には、水溶性
の各種合成高分子及び界面活性剤のようないわゆる顔料
分散剤の存在下で分散機を使用して水性媒体中に分散、
安定化させる必要がある。
4−149286号公報には、酸性カーボンブラックと
分散剤(アニオン系界面活性剤や高分子分散剤)と緩衡
液を含む水性顔料インク組成物が記載されている。ま
た、特開平3−210373号公報には、揮発分が3,
5〜8重量%の酸性カーボンブラックと水溶性樹脂とを
含むインクジェット用インク組成物が記載されている。
また、特開平3−134073号公報には、中性又は塩
基性カーボンブラックと水溶性樹脂とを含むインクジェ
ット用記録液が記載されている。
物に於いては、インク吐出ノズルの目詰まりを起こさな
い、吐出安定性が良い、保存安定性がよい、印字濃度が
高い、印字ムラが発生しない、染着性耐水性に優れる、
等の諸特性を備えることが要望される。しかしながら、
従来の水性顔料インク組成物のように市販のカーボンブ
ラックを使用する場合には、分散剤を形成する樹脂がオ
リフィス等に付着した後再溶解、再分散されないで、目
詰まり及び液滴の不吐出等が生じ易い。
は粘調なので、長時間にわたる連続吐出及び高速印字を
行う際にノズル先端までの経路で抵抗をおこし吐出が不
安定になりスムーズな記録が困難となる。これらの欠点
を解決するため、特願平8−98436号等において、
顔料分散剤を含まない水性顔料インク組成物が開示され
ている。しかし、ここに記載の水性顔料インク組成物で
は、カーボンブラックは粒子径300nm以下という微
細な粒子に微分散された状態で水性顔料インキ組成物中
に存在する。しかしながら、着色剤としてのカーボンブ
ラックは、一般に、粒子径が小さくなるほど赤味にな
り、カーボンブラック濃度を増やしても記録物の濃度が
十分にあがらないという問題を有する。このため従来の
水性顔料インキ組成物では、記録物の濃度を十分に高め
ることが困難である。また、これらは染料インキ組成物
に比べ印字ムラが生じ易く、印字に濃淡が発生してしま
う等の欠点を有する
液に振動や熱エネルギーを与えて液滴を発生させ記録す
るインクジェット記録に用いた場合に、吐出安定性及び
吐出応答性に優れ、ノズル目詰まり、長期にわたる保存
安定性といった信頼性を損なうことなく、画像濃度が高
く且つにじみの少ない記録物が得られる水性顔料インク
組成物を提供することにより上記従来技術の問題を解決
することにある。
剤を主成分とする水性液媒体中に、Na含有量が0〜
0.25%の範囲にある中性または酸性カーボンブラッ
クを含有させることにより、吐出安定性及び吐出応答性
に優れ、また、ノズル目詰まり等の信頼性が高い水性顔
料インク組成物が得られることを見出し、本発明に到達
することが出来た。すなわち、本発明の特徴の一つは、
水性顔料インク組成物の顔料として、Na含有量が0〜
0.25%の中性または酸性カーボンブラックを用いる
ことにあり、Na含有量が0.25%、特に0.3%以
上となるとヘッドの目詰まりが多発しやすい。
中性または酸性カーボンブラックは、カーボンブラック
表面にある特定の官能基を化学的に結合させるか、ある
いはまた、次亜ハロゲン酸および/またはその塩を用い
て湿式酸化処理して得られる反応生成物である。本発明
で用いる中性または酸性カーボンブラックの原料となる
カーボンブラックは、一般に天然ガスや液状炭化水素
(重油やタール等)を熱分解または不完全燃焼させて得ら
れる炭素粉末である。これには、チャーンネルブラッ
ク、ファーネスブラック、ランプブラック;酸性カーボ
ンブラック、中性カーボンブラック、塩基性カーボンブ
ラック;C.I.ピグメントブラック6,7、C.I.ピ
グメントブラック10などと一般に呼ばれるもの等が含
まれる。
ブラックの粒子径は、1次粒子径40nm以下、好まし
くは30nm以下、更に好ましくは30〜10nmを有
する。1次粒子径40nm以上では、元のカーボンブラ
ック自体、着色力が低く、記録物の光学濃度(反射濃度)
が低下する。
とも顔料、湿潤剤、水を含んでなり、さらに前記顔料は
分散剤なしに水に分散及び/または溶解が可能なもので
あることを特徴とする。本発明において、顔料が分散剤
なしに水中に安定に存在している状態を「分散および/ま
たは溶解」と表現する。物質が溶解しているか、分散し
ているのかを明確に区別することが困難な場合も少なく
ないが、本発明にあっては、分散剤なしに水中に安定に
存在しうる顔料である限り、その状態が分散か、溶解か
を問わず、そのような顔料を利用可能である。したがっ
て、本明細書において、分散剤なしに水中に安定に存在
しうる顔料を水溶性性顔料ということがあるが、顔料が
分散状態にあるものまでも排除することを意味するもの
ではない。
料は、例えば特開平8−3498号公報記載の方法によ
って得ることできる。また、上記顔料として市販品を利
用することも可能であり、好ましい例としてはキャボッ
ト・スペシャルティ・ケミカルズ・インク社製のCAB−
O−JET200、300、IJX−181、157,
164やオリエント化学工業株式会社製のマイクロジェ
ットCW1または2が挙げられる。またこれらは従来か
らの公知の下記の方法により、酸性カーボンブラックを
次亜塩素酸ソーダ処理により酸化したカルボン酸基が導
入されたカーボンやアントラニル酸をジアゾ化したジア
ゾニウム塩でカーボンを処理して得られるアニオン性カ
ーボンを用いることができる。本発明ではこれら分散液
のNaイオン濃度を電気透析法等により調整する工程を
設けることで吐出安定性を得ることができる。電気透析
の装置としては登録特許第2805053号公報に挙げ
られるような構成のものが用いられ、本発明では旭化成
製のマイクロ・アシライザーを用いた。インク組成物へ
の顔料の添加量は、2〜15重量%が好ましく、より好
ましくは4〜10重量%程度である。
0℃の水中において、0.99重量%〜28重量%の間
に溶解度を有する、部分的に水溶性のポリオール及び/
またはグリコールエーテルを含有させたものが好まし
い。溶解度が0.99重量%未満では保存時の温度変化
が大きい場合に分離等が起こり物性が変化し易く、28
重量%を越えるものでは紙への十分な親和力が得られ
ず、乾燥性が悪い。より好ましくは1重量%〜4.5重
量%とすると高速印字での速乾性を得ることができる。
前記ポリオール及び/またはグリコールエーテルとして
は、具体的には、2−エチル−1,3−へキサンジオー
ル、エステルジオール204、すなわちHOCH2C
(CH3)2CH2OCOC(CH3)2CH2OH、
ヘキシルセルソルブすなわちC6H120CH2CH2
OH、ヘキシルカルビトール、すなわちC6H13O
(C2H4O)2H等々が挙げられるが、特に2−エチ
ル−1、3−へキサンジオールがより好ましい。2−エ
チル−1、3−へキサンジオールを添加することによ
り、にじみを低減することが可能となり、また吐出安定
性及び吐出応答性を向上させることができる。
れる湿潤剤としては、多価アルコールアルキルエーテル
及び/または多価アルコールアリールエーテル水溶性有
機溶媒が好ましい。これら湿潤剤を含有することによ
り、インクの水分蒸発を防止し、インク吐出口での着色
剤の析出、粘度上昇による吐出不良をさらに良く抑制す
ることができ吐出信頼性の高いインクセットを提供する
ことができる。前記多価アルコールアルキルエーテル類
としては例えば、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチ
ルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエー
テル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等が挙
げられ、多価アルコールアリールエーテルとしては、例
えば、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチ
レングリコールモノベンジルエーテル等が挙げられる。
これら水溶性有機溶媒のインク中の含有量としては、5
〜30wt%が好ましく、さらに好ましくは、10〜3
0wt%である。30wt%以上添加すると、水性イン
クの粘度が高くなってしまい、吐出安定性に影響を与え
てしまうことが多い。
して上記水溶性有機溶媒と組み合わせて用いられる水溶
性有機溶媒としては例えば、下記に示す水溶性有機溶媒
が挙げられる。エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、1,5−ペンタンジオ
ール、1,6−キサンジオール、グリセロール、1,
2,6−へキサントリオール、1,2,4−ブタントリ
オール、1,2,3−ブタントリオール、ペトリオール
等の多価アルコール類、N−メチル−2−ピロリドン、
N−ヒドロキシエチル−2−ピロリドン、2−ピロリド
ン、1,3−ジメチルイミダゾリジノン、ε−カプロラ
クタム等の含窒素複素環化合物;ホルムアミド、N−メ
チルホルムアミド、ホルムアミド、N,N−ジメチルホ
ルムアミド等のアミド類;モノエタノールアミン、ジエ
タノールアミン、トリエタノールアミン、モノエチルア
ミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン等のアミン
類、ジメチルスルホキシド、スルホラン、チオジエタノ
ール等の含硫黄化合物類、プロピレンカーボネート、炭
酸エチレン、ν−ブチロラクトン等である。
は、該水性顔料インク組成物中にさらに界面活性剤を含
有させても良く、該界面活性剤としては、特に下記一般
式(1)で示される、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル酢酸塩を含有することを特徴とする。
ホスホニウム、アルカノールアミン。) 上記界面活性剤を用いることにより、記録紙に対するイ
ンクの浸透性を高め、特に記録紙上での縦方向への浸透
性を高めることが可能となり、速乾燥性で、文字にじ
み、境界にじみをさらに低減させた高品位な画像を得る
ことが可能となる。前式(1)で示されるボリオキシエ
チレンアルキルエーテル酢酸塩の具体例を遊離酸型で下
記に示すが、これらに限定されるものではない。
量%〜10重量%が適当であり、0.1重量%〜6重量
%が好ましく、さらに好ましくは0.1重量%〜3重量
%である。界面活性剤の含有量が0.05重量%より少
ない場合は記録紙への浸透性を十分に高めることが出来
ない。10重量%より多い場合、化合物自体が低温で析
出しやすかったりと信頼性が悪くなる。
アルキルエーテル酢酸塩と組み合わせて、また、単独で
用いることの出来る界面活性剤としては、アニオン系界
面活性剤の他に、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤
が挙げられる。
防かび剤、PH調整剤、酸化防止剤、酸素吸収剤等々を
含んでなることができる。以下に本発明の実施例および
比較例を示すが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。
した後、pHが9になるように水酸化リチウム10%水
溶液にて調整した。その後、平均孔径0.8μmのメン
ブレンフィルターでろ過を行い下記のインク組成物を得
た。 CAB−O−JET200を電気透析処理したもの 5重量% (キャボット・スペシャルテイ・ケミカルズ・インク社製) グリセリン 5重量% ジエチレングリコール 15重量% 2−エチル−1,3−へキサンジオール 2重量% 2−ピロリドン 2重量% 界面活性剤(具体例1−1) 0.3重量% イオン交換水 残量
物を得た。 CAB−O−JET200を電気透析処理したもの 5重量% (キャボット・スペシャルテイ・ケミカルズ・インク社製) グリセリン 5重量% ジエチレングリコール 15重量% 2−エチル−1,3−へキサンジオール 2.5重量% 2−ピロリドン 2重量% 界面活性剤(具体例1−1) 0.5重量% イオン交換水 残量
組成物を調整した。 酸性カーボンを次亜塩素酸で処理し得られたカルボン 酸基を有するカーボンを電気透析処理したもの 5重量% (キャボット・スペシャルテイ・ケミカルズ・インク社製) グリセリン 5重量% ジエチレングリコール 15重量% 2−エチル−1,3−へキサンジオール 1重量% 2−ピロリドン 2重量% 界面活性剤(具体例1−1) 0.3重量% イオン交換水 残量
T200(スルホン基付加型)に変えた以外は実施例1
と同様にしてインク組成物を得た。
T300(カルボキシル基付加型)に変えた以外は実施
例2と同様にしてインク組成物を得た。
T300(カルボキシル基付加型)に変えた以外は実施
例3と同様にしてインク組成物を得た。
評価を実施した。 (1)Na含有量 実施例1〜3、比較例1〜3に用いた顔料中に含有され
るNa量について、プラズマ発光分光分析にて絶対検量
線方法を用いて定量測定を行った。 (2)画像の鮮明性 インクジェットプリンターMJ930C(セイコーエプ
ソン社製)にて下記各紙に印刷を行った。印刷パターン
は、Y,M,Cの各カラーインクは100%dutyで
印字し、文字をブラックインクで同時に印刷した。イン
ク吐出量は0.07μg/dot、密度は360dpi
とした。またキャノン社製バブルジェット方式のインク
ジェットプリンターBJC430のBKカートリッジに
インクをつめ、記録密度360dpiでべた及び文字を
印字した。印字乾燥後、2色重ね部境界にじみ、画像に
じみ、画像濃度を目視、及び反射型カラー分光測色濃度
計(X−Rite社製)により評価した。
製)
る。 △:全紙にひげ状の滲みの発生がある。 ×:文字の輪郭がはっきりしないほど滲みが発生してい
る。
5℃、20℃、70℃の各条件にて3ヶ月保存した後、
表面張力、粘度及び沈殿物析出の有無を評価した。どの
条件で保存しても物性等に変化のないものを○とした。
を用いて、プリンター動作中にキャップ、クリーニング
等が行われない状態でどれだけ印字休止しても復帰でき
るかを調べ、どれだけの時間(秒)で噴射方向がずれる
か、あるいは吐出液滴の重量が変化するかでその信頼性
を評価した。上記評価結果を表1に示す。
含有量が0〜0.25%の範囲にある中性または酸性カ
ーボンブラックを含有する水性顔料インク組成物を用い
ることにより、吐出安定性及び吐出応答性に優れ、ノズ
ル目詰まり、長期にわたる保存安定性といった信頼性を
損なうことなく、画像濃度が高く且つにじみの少ない記
録物を得ることが可能となる。
Claims (11)
- 【請求項1】 水、湿潤剤を主成分とする水性液媒体中
に、Na含有量が0〜0.25%の範囲にある中性また
は酸性カーボンブラックを含有する水性顔料インク組成
物。 - 【請求項2】 カーボンブラックが、その表面に、カル
ボニル基、カルボキシル基、ヒドロキシル基、およびス
ルホン基よりなる群れから選ばれた少なくとも1種類の
官能基またはその塩が結合するように処理されたもので
あり、かつ該表面処理によって分散剤なしに水に分散お
よび/または溶解可能なものとされたものである請求項
1記載の水性顔料インク組成物。 - 【請求項3】 官能基のカウンターイオンが、ナトリウ
ムイオン、カリウムイオン、リチウムイオンおよび第4
級アンモニウムイオンよりなる群れから選ばれた少なく
とも1種のものである請求項2記載の水性顔料インク組
成物。 - 【請求項4】 20℃の水中において0.99重量%か
ら28重量%の間に溶解度を有する、部分的に水溶性の
ポリオールおよび/またはグリコールエーテルを含有す
る請求項1〜3のいずれかに記載の水性顔料インク組成
物。 - 【請求項5】 20℃の水中において1重量%から4.
5重量%の間に溶解度を有する、部分的に水溶性のポリ
オールおよび/またはグリコールエーテルを含有する請
求項1〜4のいずれかに記載の水性顔料インク組成物。 - 【請求項6】 部分的に水溶性のポリオールが、2−エ
チル−1,3−ヘキサンジオールである請求項4〜5の
いずれかに記載の水性顔料インク組成物。 - 【請求項7】 湿潤剤が、多価アルコールアルキルエー
テルおよび/または多価アルコールアリールエーテル水
溶性有機溶媒である請求項1〜6のいずれかに記載の水
性顔料インク組成物。 - 【請求項8】 界面活性剤をさらに含んでなる請求項1
〜7のいずれかに記載の水性顔料インク組成物。 - 【請求項9】 界面活性剤が、下記一般式(1)で示さ
れるポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩である
請求項8記載の水性顔料インク組成物。 【化1】 R1−O−(CH2CH2O)mCH2COOM (1) (R1:炭素数6〜14の分岐していてもよいアルキル
基。 m:3〜12。 M:アルカリ金属イオン、第4級アンモニウム、第4級
ホスホニウム、アルカノールアミン。) - 【請求項10】 界面活性剤がポリオキシエチレンアル
キルエーテル酢酸塩界面活性剤であり、かつその含有量
が0.05〜10重量%である請求項8〜9のいずれか
に記載の水性顔料インク組成物。 - 【請求項11】 インク組成物の液滴を記録ヘッドから
吐出し、該液滴を記録媒体に付着させて印字を行うイン
クジェット記録方法であって、インク組成物として請求
項1〜10のいずれかに記載の水性顔料インク組成物を
用いることを特徴とするインクジェット記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9557799A JP4662590B2 (ja) | 1999-04-01 | 1999-04-01 | 水性顔料インク組成物および該インク組成物を使用したインクジェット記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9557799A JP4662590B2 (ja) | 1999-04-01 | 1999-04-01 | 水性顔料インク組成物および該インク組成物を使用したインクジェット記録方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000290548A true JP2000290548A (ja) | 2000-10-17 |
JP4662590B2 JP4662590B2 (ja) | 2011-03-30 |
Family
ID=14141455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9557799A Expired - Fee Related JP4662590B2 (ja) | 1999-04-01 | 1999-04-01 | 水性顔料インク組成物および該インク組成物を使用したインクジェット記録方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4662590B2 (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002256187A (ja) * | 2001-03-02 | 2002-09-11 | Ricoh Co Ltd | インクジェット記録用インクセット、インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 |
JP2002265794A (ja) * | 2001-03-07 | 2002-09-18 | Niigata Prefecture | 高効率に熱伝導する樹脂組成物 |
JP2002265831A (ja) * | 2001-03-13 | 2002-09-18 | Ricoh Co Ltd | インク組成物及びそれを使用する記録方法 |
JP2002285055A (ja) * | 2001-03-26 | 2002-10-03 | Ricoh Co Ltd | 記録用インク及びそのインクを使用した記録方法 |
JP2002327141A (ja) * | 2001-03-02 | 2002-11-15 | Ricoh Co Ltd | インク及びそれを用いた記録方法 |
JP2003020426A (ja) * | 2001-07-06 | 2003-01-24 | Ricoh Co Ltd | インクジェット記録用インク及び記録装置 |
WO2005044937A1 (en) * | 2003-10-23 | 2005-05-19 | Fujifilm Imaging Colorants Limited | Radiation-curable inks |
JP2009286833A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Riso Kagaku Corp | インクジェット用水性インクおよびインクジェット記録方法 |
WO2010041707A1 (ja) * | 2008-10-08 | 2010-04-15 | 理想科学工業株式会社 | 水性インクジェットインク |
US9227430B2 (en) | 2014-03-14 | 2016-01-05 | Ricoh Company, Ltd. | Processing object modifying apparatus, printing apparatus, printing system, and method for manufacturing printout |
US9427976B2 (en) | 2014-07-10 | 2016-08-30 | Ricoh Company, Ltd. | Printing apparatus, printing system, and printed material manufacturing method |
US10508211B2 (en) | 2017-09-29 | 2019-12-17 | Ricoh Company, Ltd. | Ink, ink container, recording device, recording set and recording method |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6492685B2 (ja) | 2014-03-07 | 2019-04-03 | 株式会社リコー | 印刷装置、印刷システム、プログラムおよび印刷物の製造方法 |
JP6503713B2 (ja) | 2014-03-11 | 2019-04-24 | 株式会社リコー | 印刷装置、印刷システムおよび印刷物の製造方法 |
JP6476928B2 (ja) | 2014-03-11 | 2019-03-06 | 株式会社リコー | 印刷装置、印刷システム、および印刷物の製造方法 |
JP2015193217A (ja) | 2014-03-18 | 2015-11-05 | 株式会社リコー | 印刷装置、印刷システム、印刷物の製造方法、およびプログラム |
JP6586725B2 (ja) | 2014-03-18 | 2019-10-09 | 株式会社リコー | 印刷装置、印刷システム、印刷物の製造方法、およびプログラム |
JP6413345B2 (ja) | 2014-05-23 | 2018-10-31 | 株式会社リコー | プラズマ処理装置、およびそれを有する画像形成装置 |
-
1999
- 1999-04-01 JP JP9557799A patent/JP4662590B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002256187A (ja) * | 2001-03-02 | 2002-09-11 | Ricoh Co Ltd | インクジェット記録用インクセット、インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 |
JP2002327141A (ja) * | 2001-03-02 | 2002-11-15 | Ricoh Co Ltd | インク及びそれを用いた記録方法 |
JP2002265794A (ja) * | 2001-03-07 | 2002-09-18 | Niigata Prefecture | 高効率に熱伝導する樹脂組成物 |
JP2002265831A (ja) * | 2001-03-13 | 2002-09-18 | Ricoh Co Ltd | インク組成物及びそれを使用する記録方法 |
JP2002285055A (ja) * | 2001-03-26 | 2002-10-03 | Ricoh Co Ltd | 記録用インク及びそのインクを使用した記録方法 |
JP2003020426A (ja) * | 2001-07-06 | 2003-01-24 | Ricoh Co Ltd | インクジェット記録用インク及び記録装置 |
WO2005044937A1 (en) * | 2003-10-23 | 2005-05-19 | Fujifilm Imaging Colorants Limited | Radiation-curable inks |
US7780279B2 (en) | 2003-10-23 | 2010-08-24 | Fujifilm Imaging Colorants Limited | Radiation-curable inks |
JP2009286833A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Riso Kagaku Corp | インクジェット用水性インクおよびインクジェット記録方法 |
WO2010041707A1 (ja) * | 2008-10-08 | 2010-04-15 | 理想科学工業株式会社 | 水性インクジェットインク |
JP5529030B2 (ja) * | 2008-10-08 | 2014-06-25 | 理想科学工業株式会社 | 水性インクジェットインク |
US9227430B2 (en) | 2014-03-14 | 2016-01-05 | Ricoh Company, Ltd. | Processing object modifying apparatus, printing apparatus, printing system, and method for manufacturing printout |
US9643429B2 (en) | 2014-03-14 | 2017-05-09 | Ricoh Compant, Ltd. | Processing object modifying apparatus, printing apparatus, printing system, and method for manufacturing printout |
US9427976B2 (en) | 2014-07-10 | 2016-08-30 | Ricoh Company, Ltd. | Printing apparatus, printing system, and printed material manufacturing method |
US10508211B2 (en) | 2017-09-29 | 2019-12-17 | Ricoh Company, Ltd. | Ink, ink container, recording device, recording set and recording method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4662590B2 (ja) | 2011-03-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4317241B2 (ja) | インクジェット記録用水性インク | |
JP5116002B2 (ja) | 水系顔料分散体の製造方法、水系顔料インクの製造方法、及び該インクを用いたインクカートリッジ、インクジェット記録装置、画像形成方法、それによる画像形成物 | |
EP2235123B1 (en) | Inkjet recording ink, ink cartridge, inkjet printing apparatus and image forming method | |
JP4662590B2 (ja) | 水性顔料インク組成物および該インク組成物を使用したインクジェット記録方法 | |
JP5552995B2 (ja) | インクジェット記録用インク、インクカートリッジ、インクジェット記録装置、画像形成方法、画像形成物 | |
JPH11228898A (ja) | インクジェット記録用インク及びインクジェット記録方法 | |
JP2006291176A (ja) | 記録用インク及び該インクを用いるインクジェット記録方法 | |
JP2009149815A (ja) | インクジェット記録用インク、並びにインクカートリッジ、インクジェット記録方法、インクジェット記録装置、及びインク記録物 | |
JP4624703B2 (ja) | インクジェットインク用溶媒システム | |
JP4230212B2 (ja) | インクジェット記録用顔料インクおよびインクジェット記録方法 | |
JPH11181341A (ja) | インクジェット記録用インク及びインクジェット記録方法 | |
JP2003096355A (ja) | インク組成物、該インク組成物を用いたインクジェット記録方法および記録装置 | |
JP6808410B2 (ja) | 水性インク、インクカートリッジ、及びインクジェット記録方法 | |
JP2004043518A (ja) | インクジェット記録用インク、インクジェット記録方法及びインクジェット記録用インクカートリッジ | |
JP4678573B2 (ja) | インクジェット記録用インク | |
JP2009155662A (ja) | インクジェット記録用水性インク | |
JP5263568B2 (ja) | 顔料分散体、顔料インクの製造方法及びこれを用いた記録装置、記録物 | |
JP2001089686A (ja) | 水性顔料インク組成物 | |
JP2007070513A (ja) | インクジェット記録用水性インク組成物 | |
JP5152632B2 (ja) | インクジェット用記録インク及び画像形成装置並びに画像形成方法 | |
JP2015021037A (ja) | インクジェットインク | |
JP2003073595A (ja) | 水性顔料インク組成物 | |
JP4869507B2 (ja) | インクジェット記録用インク及び記録装置 | |
JP4323153B2 (ja) | インク組成物およびインクジェット記録方法 | |
JP4366558B2 (ja) | インクジェット用水性インクセット及びインクジェット記録方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050905 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060221 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060421 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060424 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070605 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070806 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20071003 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20080125 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20100517 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100818 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101202 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110104 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140114 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |