JP4366558B2 - インクジェット用水性インクセット及びインクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット用水性インクセット及びインクジェット記録方法 Download PDF

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  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも2色以上のインクを使用してインクジェット記録を行うインクジェット用水性インクセット、及び、少なくともイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色以上のインクを使用してカラーインクジェット記録を行うインクジェット用水性インクセット、及び、該インクセットを微細な液滴として飛翔させて記録を行うインクジェット記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット記録方法は、例えば、静電吸引方法、圧電素子を用いてインクに機械的振動又は変位を与える方法、インクを加熱することにより気泡を発生させ、この時に発生する圧力を利用する方法等、種々のインク吐出方法により、インク滴を形成し、これらの一部又は全部を紙等の被記録材に付着させて記録を行うものである。
【0003】
従来、このようなインクジェット記録方法に使用するインクとしては、各種の水溶性染料又は顔料を、水または水と水溶性有機溶剤から成る液媒体に溶解または分散させたものが知られ、使用されている。
【0004】
インクジェット方式のプリンタ普及が急激に進む中で、特に、オフィスや一般家庭で使用されるコピー用紙等の普通紙に対して、カラー記録を行う場合、異なった色同士が隣接する部分で色の混ざり合い(ブリーディング)が発生し、満足な印字品質が得られないという問題があった。
【0005】
また、上述のブリーディングは、イエローインクとブラックインクの場合に明暗差が激しいために目立ちやすくなり、特に大きな問題である。
【0006】
このような問題を解決する手段として、特開昭55−65269号公報にはインク中に界面活性剤等の浸透性を高める化合物を添加するインクを用いることが開示されている。また、特開平8−209049号公報にはゲル形成種としてアルギン酸ナトリウムを含む組成物とゲル化開始剤としてカルシウムカチオンを含む組成物を組み合わせて、ゲル化反応による組成物同士の混合を抑える方法が開示されている。また、浸透剤としてジエチレングリコールモノブチルエーテルのような多価アルコールのアルキルエーテルをインクに配合することにより、ブリーディングを抑制する方法は、市販のカラーインクジェットプリンタにおいても適用されている一般的な方法として古くから知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術には以下に述べるような問題点があった。
【0008】
界面活性剤の添加や、多価アルコールアルキルエーテルの配合による方法では、ブリーディングの抑止効果は十分とは言えず、さらに、インクの浸透性が高くなるため、単色で印字した時の滲みが大きくなり、鮮鋭なエッジの実現が難しくなる。また、ゲル化反応を利用する方法では、カルシウムカチオンと不溶性の塩を形成しない着色剤が限られているため、材料の選択範囲が極端に狭いという問題がある。
【0009】
また、オフィスや一般家庭で用いられる普通紙は、繊維の太さや長さ、充填剤やサイズ剤の種類、量等多種多様にわたっているため、ブリーディングをはじめとする印字品質は紙の種類によって大きく左右されてしまう。
【0010】
本発明は上記のような従来の問題を解決するためになされたものであり、多種多様な普通紙に対する記録において、効果的にブリーディングを防止することのできるインクジェット用水性インクセットを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1記載のインクジェット用水性インクセットは、少なくとも2色のインクを使用してインクジェット記録を行うインクジェット用水性インクセットであって、該インクセットを構成する第1のインクと、該インクセットを構成する該第1のインクとは異なる少なくとも1種類のインクとからなり、該第1のインクがアンモニウム塩を含有し、該第1のインクとは異なる少なくとも1種類のインクが水酸化バリウムを含有するか、又は、該第1のインクが水酸化バリウムを含有し、該第1のインクとは異なる少なくとも1種類のインクがアンモニウム塩を含有することを特徴とする。
【0014】
また、請求項記載のインクジェット用水性インクセットは、請求項記載のインクジェット用水性インクセットにおいて、該アンモニウム塩が塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム及びチオシアン酸アンモニウムの少なくとも1種類から選ばれることを特徴とする。
【0015】
また、請求項記載のインクジェット用水性インクセットは、少なくともイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色のインクからなり、該インクを使用してカラーインクジェット記録を行うインクジェット用水性インクセットであって、該イエローインクがアンモニウム塩を含有し、該ブラックインクが水酸化バリウムを含有するか、又は、該イエローインクが水酸化バリウムを含有し、該ブラックインクがアンモニウム塩を含有することを特徴とする。

【0018】
また、請求項記載のインクジェット用水性インクセットは、請求項記載のインクジェット用水性インクセットにおいて、該アンモニウム塩が塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム及びチオシアン酸アンモニウムの少なくとも1種類から選ばれることを特徴とする。
【0021】
また、請求項記載のインクジェット用水性インクセットは、請求項記載のインクジェット用水性インクセットにおいて、該イエロー、マゼンタ及びシアンインクがアンモニウム塩を含有し、該ブラックインクが水酸化バリウムを含有するか、又は、該イエロー、マゼンタ及びシアンインクが水酸化バリウムを含有し、該ブラックインクがアンモニウム塩を含有することを特徴とする。
【0022】
また、請求項記載のインクジェット用水性インクセットは、請求項記載のインクジェット用水性インクセットにおいて、該アンモニウム塩が塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム及びチオシアン酸アンモニウムの少なくとも1種類から選ばれることを特徴とする。
【0023】
また、請求項記載のインクジェット記録方法は、インクジェット用水性インクセットを微細な液滴として飛翔させて記録を行うインクジェット記録方法であって、請求項1からのいずれかに記載のインクジェット用水性インクセットを使用することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0025】
本発明における水性インクセットは一般的にインクジェット用途に用いられる従来の水性インクと同様に、基本的に水と水溶性有機溶剤と着色剤から成るものであるが、この基本成分に加えて、少なくとも異なる色の2種類のインクがお互いに接触した時、吸熱反応を起こすような成分をそれぞれのインクに含有させたことを特徴としている。
【0026】
吸熱反応の例としては、反応自体が吸熱反応であり、加えて、反応により揮発性のある化合物が生成し、該揮発成分が揮発するような反応系が挙げられる。
【0027】
上述のような反応が、インクジェット記録におけるブリーディングを効果的に防止にする機構は、以下のように説明することができる。
【0028】
ブラックインクとカラーインクが記録紙面上で接触すると、吸熱反応が起こると同時に、反応生成物としての揮発成分がインク同士の界面で揮発し、インク同士の界面周辺のブラックインクとカラーインクは熱を奪われ、温度低下が起こり、粘度が上昇する。このような機構により、結果としてインク同士の界面周辺のインク流動性が低下するため、インク同士の混ざり合いが妨げられる。さらに、反応生成物である該揮発性化合物は、気化することにより、インク同士の界面に気体の壁を作り、加えてインク同士の混ざり合いが妨げられる。
【0029】
上記2つの作用により、インク同士の混ざり合いが起きない状態が保たれている間に、インク同士の界面周辺以外のブラックインクとカラーインクは紙面内部に浸透し、さらに界面周辺のブラックインクとカラーインクについても、流動性が抑えられ、気体の壁が形成されているインク同士の界面方向に浸透することはなく、紙面内部及び界面とは逆の方向にのみ選択的に浸透が進むため、色の混ざり合いを起こさないまま、インクの浸透乾燥が完了する。
【0030】
また、上述の反応では、反応物として揮発性化合物が生成する場合の効果について述べたが、揮発性化合物に加えて、さらに反応物として析出物が生成する場合、該析出物もインク同士の界面で色の混ざり合いを防止する壁として作用し、さらなるブリーディング防止効果が得られる。
【0031】
本発明における吸熱反応の具体例としては以下のような反応が挙げられる。
【0032】
【式1】
Figure 0004366558
【0033】
【式2】
Figure 0004366558
【0034】
【式3】
Figure 0004366558
【0035】
上記反応式中の水酸化バリウムをブラックインクに配合し、塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム、チオシアン酸アンモニウムのいずれかをイエロー、マゼンタ、シアンの各カラーインクに配合することにより、上述のような機構によるブリーディング防止効果を得る事ができる。
【0036】
また、逆に、塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム、チオシアン酸アンモニウムのいずれかをブラックインクに配合し、水酸化バリウムをカラーインクに配合しても同様の効果を得ることができる。
【0037】
さらに、塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム、チオシアン酸アンモニウムは単独で用いても良いし、複数混合して配合しても良い。
【0038】
特に、上記例示した吸熱反応の場合、反応生成物としてのバリウム塩(塩化バリウム、硝酸バリウム、チオシアン酸バリウム)はいずれも反応により固形物として析出するため、インク同士の界面でさらに固体析出物の壁を作り、より一層のブリーディング防止効果が得られる。また、これらのバリウム塩は、水溶性の塩であることから、反応直後は固形物として析出するものの、徐々にインクに再溶解するため、最終的な印字品質に影響することはない。さらに、紙面上ではなく、記録装置内で仮にインク同士が接触し、上記反応に起因する析出が起こった場合にも、これらのバリウム塩はインクへの再溶解性があるため、ノズルの目詰まり等の原因になることもなく、インクジェット記録の信頼性を損なうこともない。
【0039】
このように、上述の水酸化バリウムとアンモニウム塩の吸熱反応は、インクジェット記録に特に好適な吸熱反応である。しかしながら、上述の例は本発明の範囲を何ら制限するものではなく、本発明の効果が得られる限りにおいて、その他の吸熱反応を起こす成分をブラックインクとカラーインクに配合することも可能である。
【0040】
また、上述の例においては、説明のため、ブラックインクとカラーインクを用いるカラー記録の場合を述べたが、本発明は、通常のカラー記録だけでなく、2色以上のインクを使用する用途、例えば、2色以上で構成されるチケットの印刷や、その他の特殊用途の多色記録にも適用可能である。
【0041】
上述の例における吸熱反応を起こす成分の配合量としては、反応により吸収される熱量や、生成物の気化、析出等の有無や程度によって、様々であるが、おおよそインク全重量の0.01〜10重量%の範囲内が好ましい。なぜなら、吸熱反応成分が0.01重量%よりも少ないと十分なブリーディング防止効果が得られず、逆に10重量%よりも多いとインク自体の性能や保存安定性に悪影響を及ぼすことが考えられるためである。
【0042】
また、A+B→C+Dなる吸熱反応の場合、ブラックインクに配合する反応成分Aとカラーインクに配合する反応成分Bの比率は、反応成分Aと反応成分Bの反応当量とほぼ等しい比率とすることが望ましいが、本発明の効果が得られる限りにおいて、特に限定されるものではない。
【0043】
本発明のインクに使用する水は、脱イオン水(純水)であることが望ましい。この時の水の含有量は、通常時のインク粘度を正常噴射可能な低粘度に保つため、インク全重量に対して40重量%以上であることが望ましい。
【0044】
また、本発明のインクに使用する水溶性有機溶剤としては、主としてインクジェットヘッドの先端部におけるインクからの析出発生、乾固防止を目的として使用され、従って揮発性が低く、着色剤の溶解性、分散安定性の良好な溶剤を選択することが望ましい。このような水溶性有機溶剤としては、ポリエチレングリコール等のポリアルキレングリコール類;エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、トリプロピレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、チオジグリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、ヘキシレングリコール等のアルキレングリコール類;グリセリン;2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン等のピロリドン類が挙げられる。これらの水溶性有機溶剤は単独で用いてもよいし、2種類以上混合して用いることも可能である。
【0045】
インク中の上記水溶性有機溶剤の含有量は、インク全量に対して重量%で5〜40重量%、好ましくは7〜40重量%、より好ましくは10〜35重量%である。もし、5重量%未満であると、湿潤作用が不十分となり、析出、乾固等の問題が生じる。また、40重量%を越えると、インクが必要以上に増粘し、吐出不能となったり、記録紙上での乾燥が極端に遅くなる等の問題を生じる。
【0046】
本発明のインクの着色剤としては、水溶性染料、もしくは顔料が好適に使用される。
【0047】
水溶性染料としては、塩基性染料、酸性染料、直接染料、反応性染料等のカチオン性、アニオン性の染料が好適に使用できる。具体的には、カラーインデックスナンバーベーシックレッド1,1:1,2,12,13,14,18,22,27,28,29,34,38,39,46,46:1,67,69,70、カラーインデックスナンバーベーシックバイオレット1,2,3,4,5,7,8,10,11,11:1,20,33、カラーインデックスナンバーベーシックブルー3,6,7,9,11,12,16,17,24,26,41,47,66、カラーインデックスナンバーベーシックグリーン1,4,5、カラーインデックスナンバーベーシックイエロー1,11,19,21,24,25,28,29,36,45,51,67,73、カラーインデックスナンバーベーシックオレンジ14,21,22,32、カラーインデックスナンバーベーシックブラウン1,4、カラーインデックスナンバーダイレクトブラック17,19,32,51,71,108,146,154,168、カラーインデックスナンバーダイレクトブルー6,22,25,71,86,90,106,199、カラーインデックスナンバーダイレクトレッド1,4,17,28,83,227、カラーインデックスナンバーダイレクトイエロー12,24,26,86,98,132,142、カラーインデックスナンバーダイレクトオレンジ34,39,44,46,60、カラーインデックスナンバーダイレクトバイオレット47,48、カラーインデックスナンバーダイレクトブラウン109、カラーインデックスナンバーダイレクトグリーン59、カラーインデックスナンバーアシッドブラック2,7,24,26,31,52,63,112,118、カラーインデックスナンバーアシッドブルー9,22,40,59,93,102,104,113,117,120,167,229,234、カラーインデックスナンバーアシッドレッド1,6,32,37,51,52,80,85,87,92,94,115,181,256,289,315,317、カラーインデックスナンバーアシッドイエロー11,17,23,25,29,42,61,71、カラーインデックスナンバーアシッドオレンジ7,19、カラーインデックスナンバーアシッドバイオレット49、カラーインデックスナンバーフードブラック1,2、カラーインデックスナンバーリアクティブレッド180等が挙げられる。
【0048】
上記の水溶性染料例は本発明に対して特に好ましいものであるが、本発明はこれらの水溶性染料に限定されるものではない。
【0049】
顔料としては、カーボンブラックの他、多くの無機顔料、有機顔料が使用できる。例えば、アゾレーキ、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料などのアゾ顔料や、フタロシアニン顔料、ペリレン及びペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサン顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフタロン顔料などの多環式顔料や、塩基性染料型レーキ、酸性染料型レーキなどの染料レーキや、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラック昼光蛍光顔料などの有機顔料、酸化チタン、酸化鉄系、カーボンブラック系等の無機顔料を挙げることができる。また、その他の顔料であっても水相に分散可能なものであれば使用できる。さらに、上記顔料を界面活性剤や高分子分散剤等で表面処理したもの、例えばグラフトカーボン等も使用可能であり、顔料表面に化学的に官能基を導入した自己分散可能なタイプの顔料も使用可能である。これらの顔料例は本発明のインクに対して特に好ましいものであるが、本発明は、これらの顔料例に限定されるものではない。
【0050】
上記顔料のうち、自己分散型以外のものを着色剤として使用する場合、適当な分散剤、溶剤、純水及び必要に応じて他の添加剤と共に、従来知られている方法により分散処理される。
【0051】
分散剤としては、例えば特開昭62−101672号公報に記載されている顔料分散に用いられる高分子分散剤や界面活性剤が使用でき、高分子分散剤としては、ゼラチン、アルブミン等のタンパク質、アラビアゴム、トラガントゴム等の天然ゴム類、サポニン等のグルコシド類、メチルセルロース、カルボキシセルロース、ヒドロキシメチルセルロース等のセルロース誘導体、リグニンスルホン酸塩、セラック等の天然高分子、ポリアクリル酸塩、スチレン−アクリル酸共重合物の塩、ビニルナフタレン−アクリル酸共重合物の塩、スチレン−マレイン酸共重合物の塩、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合物の塩、β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩、リン酸塩等の陰イオン性高分子やポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール等の非イオン性高分子等の高分子分散剤、界面活性剤としては、高級アルコール硫酸エステル塩類、液体脂肪油硫酸エステル塩類、アルキルアリルスルホン酸塩類等の陰イオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルエステル類、ソルビタンアルキルエステル類、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエステル類等の非イオン界面活性剤があり、これらの1種または2種以上を適宜選択して使用できる。その使用量は、一般的にインク全量に対して1〜20重量%が望ましい。
【0052】
一方、上記顔料の分散に用いる分散機は、一般的な分散機ならどんなものでも良いが、例えば、ボールミル、ロールミル、サンドミル等が挙げられる。その中でも特に高速型のサンドミルが好ましい。
【0053】
また、上記の水溶性染料及び顔料はそれぞれ単独で用いても良いし、2種類以上を混合して使用することも可能であり、その場合には単独では得られない所望の色を得ることが可能となる。また、その含有量は、所望される色や濃度に依存して広い範囲で決定されるが、インク全量に対して0.1〜20重量%、好ましくは0.3〜15重量%の範囲内である。
【0054】
本発明に使用するインクの基本構成は以上の通りであるが、その他従来公知の各種浸透剤、樹脂バインダー、分散剤、界面活性剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、pH調整剤、染料溶解剤、防腐防カビ剤等を必要に応じて添加することができる。
【0055】
また、インクの記録紙への浸透、乾燥性を制御する目的で、エタノール、イソプロピルアルコール等の1価アルコールを使用することも可能である。
【0056】
尚、熱エネルギーの作用によってインクを吐出させるタイプのインクジェット方式に適用する場合には、熱的な物性値(例えば比熱、熱膨張係数、熱電導率等)が調整されることもある。
【0057】
以上のようにして得られる本発明で使用するインク及び該インクを使用したインクジェット記録方法は、従来技術の問題点が十分に解決されており、良好な噴射安定性を示すと共に、優れたブリーディング防止効果を有している。
【0058】
【実施例】
以下、本発明を具体化した実施例について説明する。
【0059】
尚、文、表中%とあるのは重量基準である。
<実施例1>
(ブラックインク)
フードブラック2 4%
ジエチレングリコール 20%
水酸化バリウム 5%
純水 残部
(イエローインク)
アシッドイエロー23 1%
グリセリン 25%
塩化アンモニウム 3%
純水 残部
上記各材料を十分に混合攪拌した後、0.8μmのメンブランフィルタで濾過を行いインクとした。
【0060】
これらのインクを用いて、記録ヘッド内のインクに熱エネルギーを与えて液滴を発生させ、記録を行うオンデマンドタイプのマルチヘッド(吐出オリフィス径35μm、発熱抵抗体抵抗値150オーム、駆動電圧30ボルト、周波数2KHz)を有する2色以上の印字が可能な記録装置、及び記録ヘッド内のインクにピエゾ素子振動による圧力を与えて液滴を発生させ、記録を行うオンデマンドタイプのマルチヘッド(吐出オリフィス径40μm、駆動電圧30ボルト、周波数10KHz)を有する2色以上の印字が可能な記録装置により、以下の試験評価を行ったところ、いずれにおいても良好な結果を得た。
【0061】
(試験評価1)噴射安定性;室温、5℃、40℃の雰囲気下でそれぞれ24時間の連続吐出を行ったが、いずれの条件でも終始安定した噴射が行えた。
【0062】
(試験評価2)ブリーディング;以下に示す普通紙に、ブラック印字とイエロー印字が隣接する部分を含む2色記録を行い、ブリーディングの程度を評価したが、色の混ざり合いはほとんどなく、鮮鋭で良好な印字品質であった。
【0063】
普通紙:ゼロックス社製「ゼロックス4200」
ゼロックス社製「ゼロックスL」
三菱製紙社製「三菱PPC用紙」
シロキ社製「スピードマウス」
シロキ社製「再生紙100」
<実施例2>
(ブラックインク)
フードブラック2 4%
ジエチレングリコール 20%
水酸化バリウム 0.5%
純水 残部
(イエローインク)
アシッドイエロー23 1%
グリセリン 25%
塩化アンモニウム 0.3%
純水 残部
(マゼンタインク)
アシッドレッド52 1%
グリセリン 20%
ジエチレングリコールモノブチルエーテル 5%
純水 残部
(シアンインク)
アシッドブルー9 1.5%
グリセリン 20%
ジエチレングリコールモノブチルエーテル 5%
純水 残部
上記各材料を十分に混合攪拌した後、0.8μmのメンブランフィルタで濾過を行いインクとした。
【0064】
これらのインクを用いて、実施例1と同様の4色印字可能な記録装置により、以下の試験評価を行ったところ、いずれにおいても良好な結果を得た。
【0065】
(試験評価1)噴射安定性;室温、5℃、40℃の雰囲気下でそれぞれ24時間の連続吐出を行ったが、いずれの条件でも終始安定した噴射が行えた。
【0066】
(試験評価2)ブリーディング;以下に示す普通紙に、ブラック印字とカラー印字が隣接する部分を含むカラー記録を行い、ブリーディングの程度を評価したが、特に色の境界が判別しやすいブラック印字とイエロー印字の境界部分において、色の混ざり合いはほとんどなく、全体的に良好な印象の印字品質であった。
【0067】
普通紙:ゼロックス社製「ゼロックス4200」
ゼロックス社製「ゼロックスL」
三菱製紙社製「三菱PPC用紙」
シロキ社製「スピードマウス」
シロキ社製「再生紙100」
<実施例3>
(ブラックインク)
フードブラック2 4%
ジエチレングリコール 20%
水酸化バリウム 0.5%
純水 残部
(イエローインク)
アシッドイエロー23 1%
グリセリン 25%
塩化アンモニウム 0.3%
純水 残部
(マゼンタインク)
アシッドレッド52 1%
グリセリン 25%
塩化アンモニウム 0.3%
純水 残部
(シアンインク)
アシッドブルー9 1.5%
グリセリン 25%
塩化アンモニウム 0.3%
純水 残部
上記各材料を十分に混合攪拌した後、0.8μmのメンブランフィルタで濾過を行いインクとした。
【0068】
これらのインクを用いて、実施例2と同様の4色印字可能な記録装置により、以下の試験評価を行ったところ、いずれにおいても良好な結果を得た。
【0069】
(試験評価1)噴射安定性;室温、5℃、40℃の雰囲気下でそれぞれ24時間の連続吐出を行ったが、いずれの条件でも終始安定した噴射が行えた。
【0070】
(試験評価2)ブリーディング;以下に示す普通紙に、ブラック印字とカラー印字が隣接する部分を含むカラー記録を行い、ブリーディングの程度を評価したが、いずれの境界部分も色の混ざり合いはほとんどなく、鮮鋭で良好な印字品質であった。
【0071】
普通紙:ゼロックス社製「ゼロックス4200」
ゼロックス社製「ゼロックスL」
三菱製紙社製「三菱PPC用紙」
シロキ社製「スピードマウス」
シロキ社製「再生紙100」
<実施例4>
実施例3におけるイエローインク、マゼンタインク、シアンインクの塩化アンモニウム0.3%の代わりに硝酸アンモニウム7%を使用し、実施例3のブラックインクの水酸化バリウム0.5%を5%として、実施例3と同様の試験評価を行ったところ、いずれにおいても実施例3と同じく良好な結果を得た。
<実施例5>
実施例3におけるイエローインク、マゼンタインク、シアンインクの塩化アンモニウム0.3%の代わりにチオシアン酸アンモニウム0.45%を使用し、実施例3のブラックインクと組み合わせ、実施例3と同様の試験評価を行ったところ、いずれにおいても実施例3と同じく良好な結果を得た。
<実施例6>
実施例3におけるブラックインクの水酸化バリウム0.5%の代わりに塩化アンモニウム0.5%を使用し、実施例3におけるイエローインク、マゼンタインク、シアンインクの塩化アンモニウム0.3%の代わりに水酸化バリウム0.8%を使用し、実施例3と同様の試験評価を行ったところ、いずれにおいても実施例3と同じく良好な結果を得た。
<実施例7>
(ブラックインク)
ダイレクトブラック168 5%
1,5−ペンタンジオール 10%
水酸化バリウム 0.25%
純水 残部
(イエローインク)
ダイレクトイエロー86 2%
ポリエチレングリコール 20%
(分子量200)
塩化アンモニウム 0.1%
硝酸アンモニウム 0.1%
純水 残部
(マゼンタインク)
ダイレクトレッド227 2%
ポリエチレングリコール 20%
(分子量200)
塩化アンモニウム 0.1%
チオシアン酸アンモニウム 0.1%
純水 残部
(シアンインク)
ダイレクトブルー199 2%
ポリエチレングリコール 20%
(分子量200)
硝酸アンモニウム 0.1%
チオシアン酸アンモニウム 0.1%
純水 残部
上記各材料を十分に混合攪拌した後、0.8μmのメンブランフィルタで濾過を行いインクとし、実施例3と同様の試験評価を行ったところ、いずれにおいても実施例3と同じく良好な結果を得た。
<実施例8>
(ブラックインク)
自己分散型カーボンブラック 5%
(末端カルボキシル基)
グリセリン 15%
水酸化バリウム八水和物 0.5%
純水 残部
上記各材料を十分に混合攪拌した後、0.8μmのメンブランフィルタで濾過を行いブラックインクとし、該ブラックインクと実施例7のイエローインク、マゼンタインク、シアンインクを組み合わせ、実施例3と同様の試験評価を行ったところ、いずれにおいても実施例3と同じく良好な結果を得た。
<比較例1>
(ブラックインク)
フードブラック2 4%
ジエチレングリコール 20%
水酸化バリウム 5%
純水 残部
(イエローインク)
アシッドイエロー23 1%
グリセリン 20%
ジエチレングリコールモノブチルエーテル 5%
純水 残部
上記各材料を十分に混合攪拌した後、0.8μmのメンブランフィルタで濾過を行いインクとし、実施例1と同様の試験評価を行ったところ、試験評価1は良好であったが、試験評価2においては、色の混ざり合いによる乱れが目立ち、全体的な印字品質は良くない印象であった。
<比較例2>
(ブラックインク)
フードブラック2 4%
ジエチレングリコール 20%
水酸化バリウム 0.5%
純水 残部
(イエローインク)
アシッドイエロー23 1%
グリセリン 20%
ジエチレングリコールモノブチルエーテル 5%
純水 残部
(マゼンタインク)
アシッドレッド52 1%
グリセリン 20%
ジエチレングリコールモノブチルエーテル 5%
純水 残部
(シアンインク)
アシッドブルー9 1.5%
グリセリン 20%
ジエチレングリコールモノブチルエーテル 5%
純水 残部
上記各材料を十分に混合攪拌した後、0.8μmのメンブランフィルタで濾過を行いインクとし、実施例3と同様の試験評価を行ったところ、試験評価1は良好であったが、試験評価2においては特にブラック印字とイエロー印字の境界部分において、色の混ざり合いによる乱れが目立ち、全体的な印字品質は良くない印象であった。
<比較例3>
比較例2におけるブラックインクの水酸化バリウム0.5%の代わりに塩化アンモニウム0.5%を使用し、比較例2におけるイエローインク、マゼンタインク、シアンインクと組み合わせて、実施例3と同様の試験評価を行ったところ、試験評価1は良好であったが、試験評価2においては境界部分での色の混ざり合いによる乱れが目立ち、印字品質は不良であった。
<比較例4>
比較例2におけるブラックインクの水酸化バリウム0.5%の代わりにジエチレングリコールモノブチルエーテル5%を使用し、且つ、該ブラックインクのジエチレングリコール20%を15%とし、比較例2におけるイエローインク、マゼンタインク、シアンインクと組み合わせて、実施例3と同様の試験評価を行ったところ、試験評価1は良好であったが、試験評価2においては境界部分での色の混ざり合いによる乱れが目立ち、印字品質は十分満足のいくものではなかった。
<比較例5>
実施例3におけるイエローインク、マゼンタインク、シアンインクの塩化アンモニウム0.3%を12%、グリセリン25%を15%とし、実施例3におけるブラックインクと組み合わせて、実施例3と同様の試験評価を行ったところ、試験評価1において、カラーインクの不安定な噴射が観察され、特に5℃で噴射不良は顕著であった。試験評価2においては、不安定な噴射に起因する印字乱れを差し引けば、境界部での色の混ざり合いはほとんど観察されなかった。
【0072】
【表1】
Figure 0004366558
【0073】
【表2】
Figure 0004366558
【0074】
【表3】
Figure 0004366558
【0075】
以上のように本発明の実施例によれば、良好な噴射安定性を示すと共に、優れたブリーディング防止効果が得られる。一方、比較例においては、試験評価のいずれかにおいて問題を有している。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したことから明かなように、本発明の請求項1記載のインクジェット用水性インクセットは、少なくとも2色以上のインクを使用してインクジェット記録を行うインクジェット用水性インクセットであって、該インクセットを構成する第1のインクと、該インクセットを構成する該第1のインクとは異なるインクの少なくとも1種類以上が接触した時に、吸熱反応を起こすことを特徴としているため、良好な噴射安定性を示すと共に、優れたブリーディング防止効果が得られ、各種の方式のインクジェット用水性インクとして、優れた記録を与えることができる。
【0077】
また、請求項2記載のインクジェット用水性インクセットは、請求項1記載のインクジェット用水性インクセットにおいて、該第1のインクと該第1のインクとは異なる少なくとも1種類以上のインクが接触した時に、さらに固形物の析出を起こすことを特徴としているため、良好な噴射安定性を示すと共に、優れたブリーディング防止効果が得られ、各種の方式のインクジェット用水性インクとして、優れた記録を与えることができる。
【0078】
また、請求項3記載のインクジェット用水性インクセットは、請求項1または2記載のインクジェット用水性インクセットにおいて、該第1のインクがアンモニウム塩を含有し、該第1のインクとは異なる少なくとも1種類以上のインクが水酸化バリウムを含有するか、又は、該第1のインクが水酸化バリウムを含有し、該第1のインクとは異なる少なくとも1種類以上のインクがアンモニウム塩を含有することを特徴としているため、良好な噴射安定性を示すと共に、優れたブリーディング防止効果が得られ、各種の方式のインクジェット用水性インクとして、優れた記録を与えることができる。
【0079】
また、請求項4記載のインクジェット用水性インクセットは、請求項3記載のインクジェット用水性インクセットにおいて、該アンモニウム塩が塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム、チオシアン酸アンモニウムの少なくとも1種類以上から選ばれることを特徴としているため、良好な噴射安定性を示すと共に、優れたブリーディング防止効果が得られ、各種の方式のインクジェット用水性インクとして、優れた記録を与えることができる。
【0080】
また、請求項5記載のインクジェット用水性インクセットは、少なくともイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色以上のインクを使用してカラーインクジェット記録を行うインクジェット用水性インクセットであって、該イエローインクと該ブラックインクが接触した時に、吸熱反応を起こすことを特徴としているため、良好な噴射安定性を示すと共に、優れたブリーディング防止効果が得られ、各種の方式のインクジェット用水性インクとして、優れた記録を与えることができる。
【0081】
また、請求項6記載のインクジェット用水性インクセットは、請求項5記載のインクジェット用水性インクセットにおいて、該イエローインクと該ブラックインクが接触した時に、さらに固形物の析出を起こすことを特徴としているため、良好な噴射安定性を示すと共に、優れたブリーディング防止効果が得られ、各種の方式のインクジェット用水性インクとして、優れた記録を与えることができる。
【0082】
また、請求項7記載のインクジェット用水性インクセットは、請求項5または6記載のインクジェット用水性インクセットにおいて、該イエローインクがアンモニウム塩を含有し、該ブラックインクが水酸化バリウムを含有するか、又は、該イエローインクが水酸化バリウムを含有し、該ブラックインクがアンモニウム塩を含有することを特徴としているため、良好な噴射安定性を示すと共に、優れたブリーディング防止効果が得られ、各種の方式のインクジェット用水性インクとして、優れた記録を与えることができる。
【0083】
また、請求項8記載のインクジェット用水性インクセットは、請求項7記載のインクジェット用水性インクセットにおいて、該アンモニウム塩が塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム、チオシアン酸アンモニウムの少なくとも1種類以上から選ばれることを特徴としているため、良好な噴射安定性を示すと共に、優れたブリーディング防止効果が得られ、各種の方式のインクジェット用水性インクとして、優れた記録を与えることができる。
【0084】
また、請求項9記載のインクジェット用水性インクセットは、請求項5記載のインクジェット用水性インクセットにおいて、さらに該マゼンタインク、シアンインクと該ブラックインクが接触した時に、吸熱反応を起こすことを特徴としているため、良好な噴射安定性を示すと共に、優れたブリーディング防止効果が得られ、各種の方式のインクジェット用水性インクとして、優れた記録を与えることができる。
【0085】
また、請求項10記載のインクジェット用水性インクセットは、請求項9記載のインクジェット用水性インクセットにおいて、該イエロー、マゼンタ、シアンインクと該ブラックインクが接触した時に、さらに固形物の析出を起こすことを特徴としているため、良好な噴射安定性を示すと共に、優れたブリーディング防止効果が得られ、各種の方式のインクジェット用水性インクとして、優れた記録を与えることができる。
【0086】
また、請求項11記載のインクジェット用水性インクセットは、請求項5または9または10記載のインクジェット用水性インクセットにおいて、該イエロー、マゼンタ、シアンインクがアンモニウム塩を含有し、該ブラックインクが水酸化バリウムを含有するか、又は、該イエロー、マゼンタ、シアンインクが水酸化バリウムを含有し、該ブラックインクがアンモニウム塩を含有することを特徴としているため、良好な噴射安定性を示すと共に、優れたブリーディング防止効果が得られ、各種の方式のインクジェット用水性インクとして、優れた記録を与えることができる。
【0087】
また、請求項12記載のインクジェット用水性インクセットは、請求項11記載のインクジェット用水性インクセットにおいて、該アンモニウム塩が塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム、チオシアン酸アンモニウムの少なくとも1種類以上から選ばれることを特徴としているため、良好な噴射安定性を示すと共に、優れたブリーディング防止効果が得られ、各種の方式のインクジェット用水性インクとして、優れた記録を与えることができる。
【0088】
また、請求項13記載のインクジェット記録方法は、インクジェット用水性インクセットを微細な液滴として飛翔させて記録を行うインクジェット記録方法であって、請求項1から12のいずれかに記載のインクジェット用水性インクセットを使用することを特徴としているため、良好な噴射安定性を示すと共に、優れたブリーディング防止効果が得られ、各種の方式のインクジェット記録において、優れた記録を与えることができる。

Claims (7)

  1. 少なくとも2色のインクを使用してインクジェット記録を行うインクジェット用水性インクセットにおいて、該インクセットを構成する第1のインクと、該インクセットを構成する該第1のインクとは異なる少なくとも1種類のインクとからなり、該第1のインクがアンモニウム塩を含有し、該第1のインクとは異なる少なくとも1種類のインクが水酸化バリウムを含有するか、又は、該第1のインクが水酸化バリウムを含有し、該第1のインクとは異なる少なくとも1種類のインクがアンモニウム塩を含有することを特徴とするインクジェット用水性インクセット。
  2. 請求項記載のインクジェット用水性インクセットにおいて、該アンモニウム塩が塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム及びチオシアン酸アンモニウムの少なくとも1種類から選ばれることを特徴とするインクジェット用水性インクセット。
  3. 少なくともイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色のインクからなり、該インクを使用してカラーインクジェット記録を行うインクジェット用水性インクセットにおいて、該イエローインクがアンモニウム塩を含有し、該ブラックインクが水酸化バリウムを含有するか、又は、該イエローインクが水酸化バリウムを含有し、該ブラックインクがアンモニウム塩を含有することを特徴とするインクジェット用水性インクセット。
  4. 請求項記載のインクジェット用水性インクセットにおいて、該アンモニウム塩が塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム及びチオシアン酸アンモニウムの少なくとも1種類から選ばれることを特徴とするインクジェット用水性インクセット。
  5. 請求項記載のインクジェット用水性インクセットにおいて、該イエロー、マゼンタ及びシアンインクがアンモニウム塩を含有し、該ブラックインクが水酸化バリウムを含有するか、又は、該イエロー、マゼンタ及びシアンインクが水酸化バリウムを含有し、該ブラックインクがアンモニウム塩を含有することを特徴とするインクジェット用水性インクセット。
  6. 請求項記載のインクジェット用水性インクセットにおいて、該アンモニウム塩が塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム及びチオシアン酸アンモニウムの少なくとも1種類から選ばれることを特徴とするインクジェット用水性インクセット。
  7. インクジェット用水性インクセットを微細な液滴として飛翔させて記録を行うインクジェット記録方法において、請求項1からのいずれかに記載のインクジェット用水性インクセットを使用することを特徴とするインクジェット記録方法。
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