JP2000289735A - 緩衝構造体 - Google Patents

緩衝構造体

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JP2000289735A
JP2000289735A JP11096061A JP9606199A JP2000289735A JP 2000289735 A JP2000289735 A JP 2000289735A JP 11096061 A JP11096061 A JP 11096061A JP 9606199 A JP9606199 A JP 9606199A JP 2000289735 A JP2000289735 A JP 2000289735A
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Kunihiro Osumi
邦博 大隅
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Abstract

(57)【要約】 【課題】重量があって衝撃に弱い陶磁器・ガラス製品や
精密部品・家電製品などを、輸送、梱包箱に対して中空
状に収容する輸送中の振動や取扱中の衝撃などで緩衝効
果が劣化することがない緩衝効果が優れた緩衝構造体を
提供する。 【解決手段】本発明は、山型に折曲げた緩衝部を底面板
21の内面側に貼着した、角筒状の板紙製や段ボール紙
製などの緩衝構造体において、それぞれ左右の上面枠板
23、23と内側面板24、24とに、中空保持板11
と側面保持板12とから成る保持凹部構造Aを形成し
て、また底面板21の、前記保持凹部構造Aの組立て時
に、それぞれの中空保持板11の少なくとも左右に相当
する位置に、中空補強板13と摩擦板14とから成る中
空補強構造Bを形成して、この中空補強板13を起立さ
せ、摩擦板14が前記中空保持板11の下面を支持する
ことことを特徴とする緩衝構造体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重量があって衝撃
に弱い陶磁器、ガラス製品や精密部品、家電製品など
を、輸送、梱包箱に対して中空状に収容する工程が簡単
で作製費用が廉価な板紙製や段ボール紙製などの、緩衝
効果が優れた緩衝構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、重量があって衝撃に弱い陶磁
器、ガラス製品や精密部品、家電製品などを、輸送、梱
包箱に対して中空状に収容する緩衝構造体としては、例
えば発泡スチロール製のものが広く使用されており、こ
の発泡スチロール製の緩衝構造体は、収容物の形状に合
せた各種の成形品や粒状、シート状などの各種の成形品
として、用いられている。
【0003】また従来から、最近の地球環境に係る廃棄
物処理問題に関連して、前述した発泡スチロール製の各
種の成形品から成る緩衝構造体に替えて、例えば図5に
示すような、1枚の基材の底面板21の左右に、外側か
ら左右の側面板22、22、左右の上面枠板23、2
3、左右の内側面板24、24及び左右の底貼着板2
5、25を、それぞれ折り目線を介して連設し、左右の
上面枠板23、23が上部になるように、山型に折曲げ
た緩衝部を底面板21の内面側に、左右の底貼着板2
5、25を貼着した角筒状の緩衝構造体において、それ
ぞれ左右の上面枠板23、23と内側面板24、24と
に、折り目線a、aを設け、この折り目線a、aの中間
に谷折り線bを設け、かつ折り目線a、aの端部同士を
結ぶ切れ目線c、cを設けて区画した、中空保持板11
と側面保持板12とから成る保持凹部構造Aを形成し
た、板紙製や段ボール紙製などの緩衝構造体が用いられ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の、図5に示す緩
衝構造体は、衝撃に弱い陶磁器、ガラス製品や精密部
品、家電製品などを、輸送、梱包箱に対して中空状に収
容することができる。また図5に示す緩衝構造体は、廃
棄時の処理、処分が容易であって、製造工程が簡単で作
製費用が廉価である。ところが、特に重量がある陶磁
器、ガラス製品や精密部品、家電製品などを収容した場
合に、重量がかかる保持凹部構造Aを構成する中空保持
板11の隅部などが、輸送中の振動や取扱中の衝撃など
で変形したり破損したりして、緩衝構造体の緩衝効果が
劣化するという問題があった。このために、必要に応じ
て保持凹部構造Aの中空保持板11の隅部内面側など
に、発泡スチロール製などの補強片を貼着するなどし
て、緩衝構造体を補強して用いることが多かった。
【0005】本発明の目的は、重量があって衝撃に弱い
陶磁器、ガラス製品や精密部品、家電製品などを、輸
送、梱包箱に対して中空状に収容する工程が簡単で作製
費用が廉価な板紙製や段ボール紙製などの緩衝構造体で
あって、輸送中の振動や取扱中の衝撃などで緩衝効果が
劣化することがない、緩衝効果が優れた緩衝構造体を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の緩衝構造体は、
図1、図2に示すように、底面板21の左右に、外側か
ら左右の側面板22、22、左右の上面枠板23、2
3、左右の内側面板24、24及び左右の底貼着板2
5、25を、それぞれ折り目線を介して連設し、左右の
上面枠板23、23が上部になるように、山型に折曲げ
た緩衝部を底面板21の内面側に、左右の底貼着板2
5、25を貼着した緩衝構造体であって、この角筒状の
板紙製や段ボール紙製などの緩衝構造体において、それ
ぞれ左右の上面枠板23、23と内側面板24、24と
に、折り目線a、aを設け、この折り目線a、aの中間
に谷折り線bを設け、かつ折り目線a、aの端部同士を
結ぶ切れ目線c、cを設けて区画した、中空保持板11
と側面保持板12とから成る保持凹部構造Aを形成し
て、また底面板21の、前記保持凹部構造Aの組立て時
に、それぞれの中空保持板11の少なくとも左右に相当
する位置に、前記折り目線を含むコの字状の切れ目線f
を設け、このコの字状の切れ目線fの終端同士を結ぶ折
り目線dを設け、かつコの字状の切れ目線fの平行な部
分の中間部を結ぶ谷折り線eを設けて区画した、中空補
強板13と摩擦板14とから成り、中空補強板13を起
立させ、摩擦板14が前記中空保持板11の下面を支持
する中空補強構造Bを形成した緩衝構造体である。
【0007】加えて、本発明の緩衝構造体は、図1、図
2に示すように、保持凹部構造Aを構成する中空保持板
11と底貼着板25との間の内側面板24の中間に、繋
止細溝孔hを設けるとともに、中間の中空補強構造Bを
構成する中空補強板13の端縁に、繋止突起gを設け、
この繋止突起gを繋止細溝孔hに挿入して繋止した緩衝
構造体である。
【0008】
【作用】本発明の緩衝構造体においては、山型に折曲げ
た緩衝部を底面板21の内面側に貼着した、角筒状の板
紙製や段ボール紙製などの緩衝構造体において、それぞ
れ左右の上面枠板23、23と内側面板24、24と
に、中空保持板11と側面保持板12とから成る保持凹
部構造Aを形成して、また底面板21の、前記保持凹部
構造Aの組立て時に、それぞれの中空保持板11の少な
くとも左右に相当する位置に、中空補強板13と摩擦板
14とから成る中空補強構造Bを形成して、図2B、C
に示すように、この中空補強板13を起立させ、摩擦板
14が前記中空保持板11の下面を支持することによっ
て、保持凹部構造Aを構成する中空保持板11を、底面
板21に設けた中空補強構造Bで支持することができ
る。すなわち、特に重量がある陶磁器、ガラス製品や精
密部品、家電製品などを収容した場合に、中空保持板1
1の下面と摩擦板14の上面との摩擦によって、中空保
持板11に対して直角に保形された中空補強板13が、
重量がかかる保持凹部構造Aを構成する中空保持板11
の隅部などを、しっかり補強しているために、輸送中の
振動や取扱中の衝撃などで中空保持板11が変形したり
破損したりして、緩衝構造体の緩衝効果が劣化すること
がない、緩衝効果が優れた緩衝構造体を提供することが
できる。
【0009】加えて、本発明の緩衝構造体においては、
中間の中空補強構造Bの中空補強板13の繋止突起g
を、中空保持板11と底貼着板25との間の繋止細溝孔
hに、挿入して繋止したことによって、保持凹部構造A
を構成する中空保持板11を、底面板21に設けた中間
の中空補強構造Bで、より確実に支持することができ
る。すなわち、前述した中空保持板11の下面と摩擦板
14の上面との摩擦に加えて、挿入して繋止した中空補
強板13の繋止突起gが、中空補強板13を、確実に中
空保持板11に対して直角に保形しているために、重量
がかかる保持凹部構造Aを構成する中空保持板11の中
間部を、しっかり確実に補強した、輸送中の振動や取扱
中の衝撃などで緩衝効果が劣化することがない、緩衝効
果がより優れた緩衝構造体を提供することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の緩衝構造体については、
後述する実施例に示すように、適宜の板紙や段ボール紙
などを用いて、通常の打抜型を用いた打抜工程で、無駄
が少ない長方形状の緩衝構造体のブランクを作製して、
通常の機械的な貼着工程で、底面板21の内面側に、左
右の底貼着板25、25を貼着した後に、簡単な手作業
などで、左右を縦角筒状に形成すると同時に、それぞれ
左右の上面枠板23、23と内側面板24、24とに、
それぞれ収容物の形状に合せた、1個又は2個以上の中
空保持板11と側面保持板12とから成る保持凹部構造
Aを形成して、続いて簡単な手作業で、底面板21の、
前記保持凹部構造Aの組立て時に、それぞれの中空保持
板11の少なくとも左右に相当する位置に、中空補強板
13と摩擦板14とから成り、中空補強板13を起立さ
せ、摩擦板14が前記中空保持板11の下面を支持する
1個又は2個以上の中空補強構造Bを形成することがで
きる工程が簡単で作製費用が廉価な緩衝構造体を提供す
ることができる。
【0011】また、本発明の緩衝構造体については、後
述する実施例に示すように、通常の機械的な貼着工程
で、底面板21の内面側に、平坦な状態で左右の底貼着
板25、25を貼着した後に、使用する時に、簡単な手
作業などで、左右を縦角筒状に形成することができる使
用する前に嵩張らないために、緩衝構造体の保管や運搬
などに便利な、また使用する時に左右の縦角筒状の形状
が安定しているために、緩衝構造体の輸送、梱包箱への
挿入や緩衝構造体への収容物の収容などに便利な、使い
勝手が優れた緩衝構造体を提供することができる。
【0012】
【実施例】<実施例1>図1は、本発明の実施例1にお
ける緩衝構造体のブランクの平面図である。また図2A
は、本発明の実施例1における図1を組立てた緩衝構造
体の斜視図であって、図2B、Cは、図2Aの緩衝構造
体におけるX−X断面とY−Y断面とを示す断面図であ
る。
【0013】すなわち、底面板21の左右に、左右の側
面板22、22、左右の上面枠板23、23、左右の内
側面板24、24及び左右の底貼着板25、25を、そ
れぞれ折り目線と谷折り線とを介して順に連設し、それ
ぞれ左右の上面枠板23、23と内側面板24、24と
に、縦の折り目線a、aを設け、この折り目線a、aの
中間に縦の谷折り線bを設け、かつ折り目線a、aの端
部同士を結ぶ横の切れ目線c、cを設けて区画した、そ
れぞれ左右1個の中空保持板11、11と側面保持板1
2、12とから成る保持凹部構造A、Aを形成して、ま
た底面板21の、前記左右1個の保持凹部構造A、Aの
組立て時に、それぞれの中空保持板11の左右(図1、
図2では前後)と中間とに相当する位置に、前記折り目
線を含むコの字状の切れ目線fを設け、このコの字状の
切れ目線fの終端同士を結ぶ横の折り目線dを設け、か
つコの字状の切れ目線fの平行な部分の中間部を結ぶ横
の谷折り線eを設けて区画した、それぞれ左右3個の中
空補強板13、13、13、13、13、13と摩擦板
14、14、14、14、14、14とから成る中空補
強構造B、B、B、B、B、Bを形成して、加えて、左
右1個の保持凹部構造A、Aを構成する中空保持板1
1、11と底貼着板25、25との間の内側面板24、
24の中間に、左右1個の繋止細溝孔h、hを設けると
ともに、左右3個の中間の中空補強構造B、Bを構成す
る中空補強板13、13の左端縁又は右端縁に、左右1
個の繋止突起g、gを設けた、図1に示す緩衝構造体の
ブランクであって、外面側に簡単な印刷をした450g
/m2のコートボール紙を用いて、通常の打抜型を用い
た打抜工程で、精密機械部品(家庭用オーディオ部品)
を収容する縦、横、高さが24×12×6cmの、無駄
がない長方形状の緩衝構造体のブランクを作製した。
【0014】次に、図1に示す緩衝構造体のブランク
の、全ての符号がない1点鎖線で示す折り目線と折り目
線a、a、a、aとを山折りして、また全ての符号がな
い破線で示す谷折り線と谷折り線b、bとを谷折りし
て、通常の機械的な貼着工程で、底面板21の内面側
に、左右の上面枠板23、23が上部になるように、平
坦な状態で左右の底貼着板25、25を貼着した後に、
使用する時に、簡単な手作業などで、左右を縦角筒状に
形成すると同時に、左右の中空保持板11、11と側面
保持板12、12とを押込んで、それぞれ収容物の形状
に合せた、左右1個の保持凹部構造A、Aを形成して、
続いて簡単な手作業で、左右の中空補強板13、13、
13、13、13、13と摩擦板14、14、14、1
4、14、14とを押込んで、それぞれの中空補強板1
3を起立させ、それぞれの摩擦板14が前記中空保持板
11の下面を支持する左右3個の中空補強構造B、B、
B、B、B、Bを形成して、加えて、左右の内側面板2
4、24の中間に設けた繋止細溝孔h、hに、左右の中
間の中空補強板13、13の左端縁又は右端縁に設けた
繋止突起g、gを挿入して繋止して、図2Aに示す実施
例1の緩衝構造体を作製した。
【0015】本実施例の緩衝構造体においては、それぞ
れ収容物の形状に合せた、左右1個の保持凹部構造A、
Aを形成したことによって、図2Aに示すように、重量
があって衝撃に弱い家庭用オーディオ部品を、図示して
いない輸送、梱包箱に対して、前後方向、左右方向に加
えて、下方向にも中空状に収容することができる工程が
簡単で作製費用が廉価なコートボール紙製の緩衝構造体
が得られた。
【0016】また、本実施例の緩衝構造体においては、
それぞれの中空補強板13を起立させ、それぞれの摩擦
板14が前記中空保持板11の下面を支持する左右3個
の中空補強構造B、B、B、B、B、Bを形成したこと
によって、図2B、Cに示すように、左右の中空保持板
11、11の下面と摩擦板14、14、14、14、1
4、14の上面との摩擦によって、中空保持板11、1
1に対して直角に保形された中空補強板13、13、1
3、13、13、13が、重量がかかる左右の保持凹部
構造A、Aを構成する中空保持板11、11の左右隅部
と中間部とを、しっかり補強しているために、輸送中の
振動や取扱中の衝撃などで中空保持板11が変形したり
破損したりして、緩衝構造体の緩衝効果が劣化すること
がない、緩衝効果が優れた緩衝構造体が得られた。
【0017】加えて、本実施例の緩衝構造体において
は、左右の内側面板24、24の中間に設けた繋止細溝
孔h、hに、左右の中間の中空補強板13、13の左端
縁又は右端縁に設けた繋止突起g、gを挿入して繋止し
た(図2Aを参照)ことによって、前述した左右の中空
保持板11、11の下面と左右の中間の摩擦板14、1
4の上面との摩擦に加えて、挿入して繋止した中空補強
板13、13の繋止突起g、gが、左右の中間の中空補
強板13、13を、確実に中空保持板11、11に対し
て直角に保形しているために、特に重量がかかる左右の
保持凹部構造A、Aを構成する中空保持板11、11の
中間部を、しっかり確実に補強した、輸送中の振動や取
扱中の衝撃などで緩衝効果が劣化することがない、緩衝
効果がより優れた緩衝構造体が得られた。
【0018】なお、本実施例の緩衝構造体においては、
左右3個の中空補強構造B、B、B、B、B、Bを形成
したことによって、図2Cに示すように、それぞれ左右
の側面板22、22と内側面板24、24との内面側
に、押込んだ左右の中空補強板13、13、13、1
3、13、13と摩擦板14、14、14、14、1
4、14との左右が、直角に強く接触しているために、
使用する時に、簡単な手作業などで形成した、緩衝構造
体の左右の縦角筒状の形状が安定しているものであっ
て、緩衝構造体の図示していない輸送、梱包箱への挿入
や緩衝構造体への図示していない家庭用オーディオ部品
の収容などに便利な、使い勝手が優れた緩衝構造体が得
られた。
【0019】<実施例2>図3は、本発明の実施例2に
おける緩衝構造体のブランクの平面図である。また図4
Aは、本発明の実施例2における図3を組立てた緩衝構
造体の斜視図であって、図4B、Cは、図4Aの緩衝構
造体におけるX−X断面とY−Y断面とを示す断面図で
ある。
【0020】すなわち、底面板21の左右に、左右の側
面板22、22、左右の上面枠板23、23、左右の内
側面板24、24及び左右の底貼着板25、25を、そ
れぞれ折り目線と谷折り線とを介して順に連設し、それ
ぞれ左右の上面枠板23、23と内側面板24、24と
に、縦の折り目線a、aを設け、この折り目線a、aの
中間に縦の谷折り線bを設け、かつ折り目線a、aの端
部同士を結ぶ細溝状の横の切れ目線c、cを設けて区画
した、それぞれ左右2個の中空保持板11、11、1
1、11と側面保持板12、12、12とから成る保持
凹部構造A、A、A、Aを形成して、また底面板21
の、前記左右2個の保持凹部構造A、A、A、Aの組立
て時に、それぞれの中空保持板11の中間寄りの左又は
右(図3、図4では前又は後)に相当する位置に、前記
折り目線を含むコの字状の切れ目線fを設け、このコの
字状の切れ目線fの終端同士を結ぶ横の折り目線dを設
け、かつコの字状の切れ目線fの平行な部分の中間部を
結ぶ横の谷折り線eを設けて区画した、それぞれ左右2
個の中空補強板13、13、13、13と摩擦板14、
14、14、14とから成る中空補強構造B、B、B、
Bを形成して、さらに底面板21の、左右の上面枠板2
3、23の前後部に相当する位置に、左右2個の角筒保
形板15、15、15、15と摩擦板14、14、1
4、14とを、それぞれ横の折り目線iと横の谷折り線
jとを介して順に連設して、加えて、左右2個の中空補
強構造B、B、B、Bを構成する中空補強板13、1
3、13、13の左端縁又は右端縁と、左右2個の角筒
保形板15、15、15、15の左端縁又は右端縁と
に、それぞれ左右2個の繋止突起g、g、g、g、g、
g、g、gを設けた、図3に示す緩衝構造体のブランク
であって、印刷をしていない通常のA段ボール紙を用い
て、通常の打抜型を用いた打抜工程で、重量がある陶器
製の置物を収容する縦、横、高さが39×20×8cm
の、無駄が少ない長方形状の緩衝構造体のブランクを作
製した。
【0021】次に、図3に示す緩衝構造体のブランク
の、全ての符号がない1点鎖線で示す折り目線と折り目
線a、a、a、a、a、a、aとを山折りして、また全
ての符号がない破線で示す谷折り線と谷折り線b、b、
b、bとを谷折りして、実施例1と同様に、通常の機械
的な貼着工程で、底面板21の内面側に、左右の上面枠
板23、23が上部になるように、平坦な状態で左右の
底貼着板25、25を貼着した後に、使用する時に、簡
単な手作業などで、左右を縦角筒状に形成すると同時
に、左右の中空保持板11、11、11、11と側面保
持板12、12、12とを押込んで、それぞれ収容物の
形状に合せた、左右2個の保持凹部構造A、A、A、A
を形成して、続いて簡単な手作業で、左右の中空補強板
13、13、13、13と摩擦板14、14、14、1
4とを押込んで、それぞれの中空補強板13を起立さ
せ、それぞれの摩擦板14が前記中空保持板11の下面
を支持するそれぞれ左右2個の中空補強構造B、B、
B、Bを形成して、左右の内側面板24、24の下部の
切れ目線c、cに、左右2個の中空補強板13、13、
13、13の左端縁又は右端縁に設けた繋止突起g、
g、g、gを挿入して繋止して、実施例1に加えて、簡
単な手作業で、左右2個の角筒保形板15、15、1
5、15と摩擦板14、14、14、14とを押込ん
で、左右の内側面板24、24の上部の切れ目線c、c
に、角筒保形板15、15、15、15の左端縁又は右
端縁に設けた繋止突起g、g、g、gを挿入して繋止し
て、図4Aに示す実施例2の緩衝構造体を作製した。
【0022】本実施例の緩衝構造体においては、それぞ
れ収容物の形状に合せた、左右2個の保持凹部構造A、
A、A、Aを形成したことによって、図4Aに示すよう
に、重量があって衝撃に弱い陶器製の置物を、実施例1
と同様に、輸送、梱包箱に対して中空状に収容すること
ができる工程が簡単で作製費用が廉価なA段ボール紙製
の緩衝構造体が得られた。
【0023】また、本実施例の緩衝構造体においては、
それぞれの中空補強板13を起立させ、それぞれの摩擦
板14が前記中空保持板11の下面を支持する左右2個
の中空補強構造B、B、B、Bを形成したことによっ
て、図4B、Cに示すように、左右2個の中空保持板1
1、11、11、11の下面と摩擦板14、14、1
4、14の上面との摩擦によって、実施例1と同様に、
左右2個の中空補強板13、13、13、13を、中空
保持板11、11、11、11に対して直角に保形して
いるために、加えて、左右の内側面板24、24の下部
の切れ目線c、cに、左右2個の中空補強板13、1
3、13、13の繋止突起g、g、g、gを挿入して繋
止した(図4Aを参照)ことによって、それぞれ挿入し
て繋止した中空補強板13の繋止突起gが、左右2個の
中空補強板13、13、13、13を、確実に中空保持
板11、11、11、11に対して直角に保形している
ために、特に重量がかかる左右2個の保持凹部構造A、
A、A、Aを構成する中空保持板11、11、11、1
1の中間寄りの左隅部又は右隅部を、しっかり確実に補
強した、輸送中の振動や取扱中の衝撃などで緩衝効果が
劣化することがない、緩衝効果が優れた緩衝構造体が得
られた。
【0024】さらに、本実施例の緩衝構造体において
は、左右2個の角筒保形板15、15、15、15と摩
擦板14、14、14、14とを押込んで、左右の内側
面板24、24の上部の切れ目線c、cに、角筒保形板
15、15、15、15の左端縁又は右端縁に設けた繋
止突起g、g、g、gを挿入して繋止したことによっ
て、図4Bに示すように、左右の上面枠板23、23の
前後部の下面と摩擦板14、14、14、14の上面と
の摩擦によって、左右2個の角筒保形板15、15、1
5、15を、左右の上面枠板23、23に対して直角に
保形しているために、また左右の側面板22、22と内
側面板24、24との内面側に、押込んだ左右2個の角
筒保形板15、15、15、15と摩擦板14、14、
14、14との左右が、直角に強く接触しているため
に、加えてそれぞれ挿入して繋止した角筒保形板15の
繋止突起gが、左右2個の角筒保形板15、15、1
5、15を、確実に上面枠板23、23に対して直角に
保形しているために、使用する時に、簡単な手作業など
で形成した、緩衝構造体の左右の縦角筒状の形状が、特
に安定しているものであって、緩衝構造体の図示してい
ない輸送、梱包箱への挿入や緩衝構造体への図示してい
ない重量がある陶器製の置物の収容などに便利な、さら
に使い勝手が優れた緩衝構造体が得られた。
【0025】
【発明の効果】以上、作用及び実施例に示すとおり、本
発明の緩衝構造体においては、重量があって衝撃に弱い
陶磁器、ガラス製品や精密部品、家電製品などを、輸
送、梱包箱に対して中空状に収容することができる使い
勝手が優れた上に工程が簡単で作製費用が廉価な板紙製
や段ボール紙製などの輸送中の振動や取扱中の衝撃など
で緩衝効果が劣化することがない、緩衝効果が優れた緩
衝構造体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における緩衝構造体のブラン
クの平面図である。
【図2】図2Aは、本発明の実施例1における図1を組
立てた緩衝構造体の斜視図であって、図2B、Cは、図
2Aの緩衝構造体におけるX−X断面とY−Y断面とを
示す断面図である。
【図3】本発明の実施例2における緩衝構造体のブラン
クの平面図である。
【図4】図4Aは、本発明の実施例2における図3を組
立てた緩衝構造体の斜視図であって、図4B、Cは、図
4Aの緩衝構造体におけるX−X断面とY−Y断面とを
示す断面図である。
【図5】従来の板紙製や段ボール紙製などの緩衝構造体
の斜視図である。
【符号の説明】
A…保持凹部構造 B…中空補強構造 11…中空保持板 12…側面保持板 13…中空補強
板 14…摩擦板 15…角筒保形板 21…底面板 22…側面板 23…上面枠板 24…
内側面板 25…底貼着板 a、d、i…折り目線 b、e、j…谷折り線 c、f
…切れ目線 g…繋止突起 h…繋止細溝孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底面板21の左右に、外側から左右の側面
    板22、22、左右の上面枠板23、23、左右の内側
    面板24、24及び左右の底貼着板25、25を、それ
    ぞれ折り目線を介して連設し、左右の上面枠板23、2
    3が上部になるように、山型に折曲げた緩衝部を底面板
    21の内面側に、左右の底貼着板25、25を貼着した
    緩衝構造体であって、この角筒状の板紙製や段ボール紙
    製などの緩衝構造体において、それぞれ左右の上面枠板
    23、23と内側面板24、24とに、折り目線a、a
    を設け、この折り目線a、aの中間に谷折り線bを設
    け、かつ折り目線a、aの端部同士を結ぶ切れ目線c、
    cを設けて区画した、中空保持板11と側面保持板12
    とから成る保持凹部構造Aを形成して、また底面板21
    の、前記保持凹部構造Aの組立て時に、それぞれの中空
    保持板11の少なくとも左右に相当する位置に、前記折
    り目線を含むコの字状の切れ目線fを設け、このコの字
    状の切れ目線fの終端同士を結ぶ折り目線dを設け、か
    つコの字状の切れ目線fの平行な部分の中間部を結ぶ谷
    折り線eを設けて区画した、中空補強板13と摩擦板1
    4とから成り、中空補強板13を起立させ、摩擦板14
    が前記中空保持板11の下面を支持する中空補強構造B
    を形成したことを特徴とする緩衝構造体。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の緩衝構造体において、保
    持凹部構造Aを構成する中空保持板11と底貼着板25
    との間の内側面板24の中間に、繋止細溝孔hを設ける
    とともに、中間の中空補強構造Bを構成する中空補強板
    13の端縁に、繋止突起gを設け、この繋止突起gを繋
    止細溝孔hに挿入して繋止したことを特徴とする緩衝構
    造体。
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