JP2000289429A - 空調制御装置 - Google Patents

空調制御装置

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JP2000289429A
JP2000289429A JP11098828A JP9882899A JP2000289429A JP 2000289429 A JP2000289429 A JP 2000289429A JP 11098828 A JP11098828 A JP 11098828A JP 9882899 A JP9882899 A JP 9882899A JP 2000289429 A JP2000289429 A JP 2000289429A
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air
temperature
conditioning
target
conditioning control
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JP11098828A
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English (en)
Inventor
Matsue Ueda
松栄 上田
Yosuke Taniguchi
洋介 谷口
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Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 季節や時刻に無関係に常に最適な空調状態を
実現する。 【解決手段】 目標温度を設定する設定器2と、車室温
度等を検出するセンサ3と、計時回路15が設けられて
おり、空調制御装置1のCPU11は、計時回路15か
らの計時情報に基づいて上記目標温度を補正し、補正さ
れた目標温度と検出された車室温度を比較して車室温度
を目標温度に一致させるように空調機4を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空調制御装置に関
し、季節や時刻によって変化する環境に応じた最適な空
調状態を実現する空調制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の例えば車両の空調制御装置では、
乗員が操作パネルで設定した目標温度に従って、この時
の外気温度、室内温度、日射量等を加味して空調風の吹
出し温度を決定し、これに基づいてエアミックスダンパ
で空調風の温度を変更するとともに、内外気切替ダンパ
による吸入口の選択、モードダンパによる吹出し口の選
択、あるいはブロアの回転数変更による空調風量の決定
等、空調装置の制御を行なっている(例えば特開平10
−264637号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、発明者の知見
によると、人が快適と感じる温度あるいは温度感覚は季
節や時刻によって変化する。例えば、夏季においては夜
間や午前中は弱い冷房を好み、午後には比較的強い冷房
を好む。これは、人の活動量が午前等と午後では異なる
ことや、午後には日射で加熱された室壁等からの輻射量
が増大する等の原因によるものと考えられる。このた
め、上記従来の空調制御装置では、操作パネル上の目標
温度を一定にしておくと快適な空調感が得られず、目標
温度をこまめに変更する等の手間を必要としていた。
【0004】そこで、本発明はこのような課題を解決す
るもので、季節や時刻に無関係に常に最適な空調状態を
実現できる空調制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本第1発明では、空調目標を設定する目標設定手段
(2)と、空調状態を検出する空調状態検出手段(3)
と、計時手段(15)と、計時手段(15)からの計時
情報に基づいて空調目標を補正する目標補正手段(1
1,ステップ102)と、補正された空調目標と検出さ
れた空調状態を比較して空調状態を空調目標に一致させ
るように空調機(4)を制御する空調機制御手段(1
1,ステップ103〜109)とを具備している。な
お、上記空調目標および空調状態は例えば車室の室内温
度、あるいは乗員の温度感覚である。
【0006】本発明においては、計時手段からの計時情
報に基づいて空調目標を補正するようにしているから、
例えば午前中は正午に向けて室内温度をゆっくりと低温
側へ移行させ、午後には3時頃に最も室内温度が下がる
ような制御を行なうことが可能となり、季節や時刻に無
関係に常に最適な空調状態を実現することができる。
【0007】本第2発明では、上記目標補正手段(1
1)における補正量を修正するための補正量修正手段
(21)をさらに設ける。本第2発明においては、補正
量修正手段により、使用者が好みに応じて目標補正手段
における補正量を修正できるから、使用者の好みを考慮
した空調状態を実現することができる。
【0008】なお、上記カッコ内の符号は、後述する実
施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1には本発明
を車両用の空調制御装置に適用した場合のハード構成を
示し、その主体はCPUを中心としたコンピュータであ
る。すなわち、空調制御装置1はCPU11、メモリ1
2、入力インターフェース13、および出力インターフ
ェース14と、さらに日時を知るための計時回路15を
有している。運転席の操作パネル上に目標温度を設定す
るための設定器2が設けられて入力インターフェース1
3に接続されている。
【0010】入力インターフェース13にはまた、車両
各部に設けられた各種センサ3が接続されており、これ
らセンサ3は、車室温度(Tr)、外気温度(Tam)、
日射量(Ts)、および冷凍サイクル中のコンデンサ出
口温度(Tc)、エバポレータ出口温度(Te)を測定
するものである。出力インターフェース14には空調機
4が接続されており、これら空調機4はエアミックスダ
ンパ、内外気切替ダンパ、モードダンパ、およびブロ
ア、冷凍サイクル中のコンプレッサや電磁切換弁等の機
器で構成されている。
【0011】本実施形態における冷凍サイクルは例えば
特開平6−171340号に開示されているもので、空
調風ダクト内にヒータコアに代えてコンデンサを置き、
暖房モードではコンプレッサ→コンデンサ→室外熱交換
器→アキュムレータ→コンプレッサへと冷媒循環を行な
わせて、コンデンサを通過する高温ガス冷媒の放熱によ
って空調風を加熱する。一方、冷房モードでは室外熱交
換器→エバポレータ→アキュムレータ→コンプレッサ→
室外熱交換器へと冷媒循環を行なわせて、エバポレータ
で空調風を冷却する。なお、コンデンサ出口温度とエバ
ポレータ出口温度を検出するのは、それぞれ暖房モード
および冷房モードでこれらをフィードバック制御するか
らである。
【0012】図2には制御装置1のCPU11における
処理手順を示す。図2において、ステップ101では、
上記各センサ3からの測定信号Tr,Tam,Ts,T
e,Tc、設定器2からの目標温度Tset、さらに計時
回路15からの日時(月の情報も含む)の情報Dsを読
み込み、続くステップ102では上記目標温度Tsetを
補正する。補正目標温度T´setは下式(1)により算
出され、式(1)中、補正量ΔTsetは日時に応じて予
めマップとして記憶されている。その一例を図3に示
す。図3は8月1日の補正量ΔTsetの計時変化を示
し、午前中や夜間は弱い冷房とするために補正量ΔTse
tはやや+側の値となっており、一方、午後は比較的強
い冷房を実現するように3時(15時)頃を中心に大き
く−側の値としてある。
【0013】T´set=Tset+ΔTset…(1)
【0014】ステップ103では補正目標温度T´set
と室内温度Trの差を算出し、続いてこの差に応じてブ
ロアによる吹出風量を算出するとともに(ステップ10
4)、算出された吹出風量等に基づいて空調風の吹出温
度を算出する(ステップ105)。さらにステップ10
6では、空調風の吹出温度、車室温度、外気温度等に基
づいて外気の混合割合を最適にすべく内外気切替ダンパ
の開度を算出し、続くステップ107では空調風の吹出
温度と空調風ダクトへの吸込温度の差に基づいて冷凍サ
イクルの運転モードを暖房ないし冷房のいずれかに設定
する。ステップ108では吹出温度と吹出風量に基づい
てエアミックスダンパの開度を算出するとともに吹出モ
ードを選択してモードダンパの開度を決定する。ステッ
プ109では空調機4を構成する上記各機器へ制御デー
タを出力する。なお、以上の処理手順は例えば特開平6
−171340号に開示されている。
【0015】以上のような手順で目標温度を補正しつつ
空調制御を行なった場合の車両の室内温度の変化を図4
の実線で示す。なお、図4の破線は、目標温度を補正し
ない従来の空調制御における室内温度の変化である。図
4より明らかなように、本発明の空調制御によると、正
午に近づくにつれて室内温度はゆっくりと低温側へシフ
トしている。また、正午頃に駐車した後、午後に乗車し
た直後は室内温度は高いが本発明の空調制御では午後3
時頃に向けて急速に室温が低下している。これに対し
て、従来の空調制御では室内温度は時刻に無関係にほぼ
一定に維持されている。
【0016】そこで図5に、上記のように室内温度を変
化させた場合の、本発明の空調制御と従来の空調制御に
おける乗員の快適性(実線が本発明、破線が従来)の経
時変化を示す。図5より明らかなように、午前の乗車直
後は本発明の空調制御でも従来のものでも同程度の快適
さであるが、本発明の空調制御では正午に近づくにつれ
ても不快感を生じないのに対して、従来の空調制御では
正午に近づくにつれて不快感を生じるようになる。ま
た、午後には、乗車直後は本発明の空調制御でも従来の
ものでも同程度の快適さであるが、本発明の空調制御で
は午後の大部分の時間帯で快適性が向上しているのに対
して、従来の空調制御では特に午後3時頃の前後で大き
な不快感を生じている。
【0017】(第2実施形態)上記設定器2で目標温度
Tsetを設定するのに代えて、「涼しい」「暖かい」等
の目標温度感覚Ttsvを設定するようにしても良く、こ
の場合はセンサ3として、赤外線温度計等の乗員の顔皮
膚温Tsknを計測できるものをさらに設ける。この場合
のCPU11(図1)における処理手順を図6に示す。
図6のステップ201で第1実施形態と同様の測定信号
Tr,Tam,Ts,Te,Tcおよび日時情報Dsを読
み込むとともに、目標温度Tsetに代えて目標温度感覚
Ttsvを読み込み、さらに顔皮膚温Tsknの読み込みを行
なう。ステップ202では、日時に応じて予めマップと
して記憶された温度感覚の補正量ΔTtsvを使用して、
上式(1)と同様の下式(2)により補正目標温度感覚
T´tsvを得る。そしてステップ203で、この補正目
標温度感覚T´tsvからaを定数とする下式(3)によ
り目標顔皮膚温Tsknoを得る。
【0018】 T´tsv=Ttsv+ΔTtsv…(2) Tskno=a・T´tsv…(3)
【0019】ステップ204では、目標顔皮膚温Tskno
と計測された顔皮膚温Tsknの差が算出され、以下、こ
の差に応じてステップ205〜210が実行されて、吹
出風量、吹出温度、および内外気切替ダンパの開度が算
出されるとともに、冷凍サイクルの運転モードや吹出モ
ード等が設定され、出力される。このようにして、本実
施形態においても上記第1実施形態と同様の効果が得ら
れるとともに、「涼しい」「暖かい」等の目標温度感覚
を設定するものであるから、目標温度を設定する第1実
施形態に比して乗員の感覚に近い設定が可能であるとい
う効果もある。
【0020】(第3実施形態)本実施形態では図7に示
すように、使用者が好みに応じて補正量ΔTsetを修正
できる補正量修正手段としての修正ボタン21を設け
る。すなわち、メモリ12には、一般的な補正量ΔTse
tが予めマップとして記録されているが、使用者の好み
が一致しない場合には、修正ボタン21により補正量Δ
Tsetを適当に修正することができる。この修正によ
り、個人の好みにも対応した空調が可能となる。
【0021】(その他の実施形態)第2実施形態におい
て、計測された顔皮膚温から温度感覚を推定し、推定さ
れた温度感覚と目標温度感覚の差をとるようにしても良
い。この場合、温度感覚を心拍数や発汗量から推定し、
あるいは車室温度、外気温度、日射量等の環境情報から
温度感覚を推定することもできる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明の空調制御装置に
よれば、季節や時刻に無関係に常に最適な空調状態を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における、空調制御装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態における、制御手順を示
すフローチャートである。
【図3】本発明の第1実施形態における、温度補正量の
経時変化を示す図である。
【図4】本発明の第1実施形態における、室内温度の経
時変化を示す図である。
【図5】本発明の第1実施形態における、快適性の経時
変化を示す図である。
【図6】本発明の第2実施形態における、制御手順を示
すフローチャートである。
【図7】本発明の第3実施形態における、空調制御装置
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…空調制御装置、11…CPU、15…計時回路、2
…設定器、21…修正ボタン、3…センサ、4…空調
機。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調目標を設定する目標設定手段と、空
    調状態を検出する空調状態検出手段と、計時手段と、計
    時手段からの計時情報に基づいて空調目標を補正する目
    標補正手段と、補正された空調目標と検出された空調状
    態を比較して空調状態を空調目標に一致させるように空
    調機を制御する空調機制御手段とを具備する空調制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記目標補正手段における補正量を修正
    するための補正量修正手段をさらに設けた請求項1に記
    載の空調制御装置。
JP11098828A 1999-04-06 1999-04-06 空調制御装置 Pending JP2000289429A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109109606A (zh) * 2017-06-26 2019-01-01 宝沃汽车(中国)有限公司 车辆信息提醒方法、装置及车辆
WO2021024730A1 (ja) * 2019-08-07 2021-02-11 株式会社デンソー 車両用室内環境制御装置、車両用室内環境制御システム、車両用室内環境制御方法、及び制御プログラム

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