JP2000288960A - 電動工具の速度を変える制御機構 - Google Patents
電動工具の速度を変える制御機構Info
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- JP2000288960A JP2000288960A JP11094723A JP9472399A JP2000288960A JP 2000288960 A JP2000288960 A JP 2000288960A JP 11094723 A JP11094723 A JP 11094723A JP 9472399 A JP9472399 A JP 9472399A JP 2000288960 A JP2000288960 A JP 2000288960A
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- speed
- control mechanism
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25F—COMBINATION OR MULTI-PURPOSE TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; DETAILS OR COMPONENTS OF PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS NOT PARTICULARLY RELATED TO THE OPERATIONS PERFORMED AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B25F5/00—Details or components of portable power-driven tools not particularly related to the operations performed and not otherwise provided for
- B25F5/001—Gearings, speed selectors, clutches or the like specially adapted for rotary tools
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T408/00—Cutting by use of rotating axially moving tool
- Y10T408/96—Miscellaneous
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電動工具の速度を変える速度調整体の操作を
制御する制御機構を提供する。 【解決手段】 電動工具４の機枠に、変速機３を作動す
る速度調整体２０の移動を案内する挿入穴４０を設け
る。該挿入穴４０の両内壁に、内側に突出する突出体４
１、４１を設けると共に、速度調整体２０の両側壁に、
外側方向に張り出し突起部２１Ａ、２１Ａを有する弓形
壁２１、２１を設ける。該速度調整体２０に、キィーセ
ット３１と、該キィーセット３１から突出するボス部３
１ａに挿入される弓型座金３２と、該ボス部３１ａの端
部に設けた圧縮板３３とで構成される弾圧部材３０を、
該弓型座金３２が、該キィーセット３１を該速度調整体
２０より引き上げる方向に付勢されてるように配置す
る。この付勢力により該圧縮板３３の両側縁３４，３４
は、各弓形壁２１，２１の背面２２、２２に係合するた
め、該速度調整体２０の移動は阻止される。
制御する制御機構を提供する。 【解決手段】 電動工具４の機枠に、変速機３を作動す
る速度調整体２０の移動を案内する挿入穴４０を設け
る。該挿入穴４０の両内壁に、内側に突出する突出体４
１、４１を設けると共に、速度調整体２０の両側壁に、
外側方向に張り出し突起部２１Ａ、２１Ａを有する弓形
壁２１、２１を設ける。該速度調整体２０に、キィーセ
ット３１と、該キィーセット３１から突出するボス部３
１ａに挿入される弓型座金３２と、該ボス部３１ａの端
部に設けた圧縮板３３とで構成される弾圧部材３０を、
該弓型座金３２が、該キィーセット３１を該速度調整体
２０より引き上げる方向に付勢されてるように配置す
る。この付勢力により該圧縮板３３の両側縁３４，３４
は、各弓形壁２１，２１の背面２２、２２に係合するた
め、該速度調整体２０の移動は阻止される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動工具の速度を
変える制御機構に関し、さらに詳細には、確実な操作手
順を経ることによって、初めて作動が可能になる電動工
具の速度を変える制御機構に関する。
変える制御機構に関し、さらに詳細には、確実な操作手
順を経ることによって、初めて作動が可能になる電動工
具の速度を変える制御機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】各種電動工具の速度の調整は、電動工具
の機枠から露出する単一のブロック、又は単一のキィー
セットからなる速度調整体を操作して、工具の内部に設
けられた変速機を作動させることにより行われている。
しかし、従来の変速機は、ブロックの往復操作やキィー
セットの押し操作等の速度調整体の簡単な操作で作動す
る、例えば、児童が電動工具に触れている最中に、無意
識でこれらブロックやキィーセットを操作してしまい、
その結果、突然変速機が作動しがけがをする恐れがあっ
た。
の機枠から露出する単一のブロック、又は単一のキィー
セットからなる速度調整体を操作して、工具の内部に設
けられた変速機を作動させることにより行われている。
しかし、従来の変速機は、ブロックの往復操作やキィー
セットの押し操作等の速度調整体の簡単な操作で作動す
る、例えば、児童が電動工具に触れている最中に、無意
識でこれらブロックやキィーセットを操作してしまい、
その結果、突然変速機が作動しがけがをする恐れがあっ
た。
【０００３】また、電動工具を使用中に、誤ってブロッ
クやキィーセットに触れると、速度が直ちに変わるた
め、例えば、低速度の回転から高速度の回転に変わる
と、瞬時の内に電動工具に取り付けた刃物が加工部品を
必要以上に切削したり、極端な場合には、加工部品を切
断する恐れがあった。特に、電気ドリルによって硬堅な
加工物品を穿孔する場合、低速回転のドリルを途中で誤
って高速に回転させると、瞬間的に、ドリル先に負荷が
加わるためドリル先が折れたり、破損したドリル先が飛
び散り顔や目に当たる恐れがあった。
クやキィーセットに触れると、速度が直ちに変わるた
め、例えば、低速度の回転から高速度の回転に変わる
と、瞬時の内に電動工具に取り付けた刃物が加工部品を
必要以上に切削したり、極端な場合には、加工部品を切
断する恐れがあった。特に、電気ドリルによって硬堅な
加工物品を穿孔する場合、低速回転のドリルを途中で誤
って高速に回転させると、瞬間的に、ドリル先に負荷が
加わるためドリル先が折れたり、破損したドリル先が飛
び散り顔や目に当たる恐れがあった。
【０００４】更に、また低速度の作業が、突然、高速度
の作業に変わると、加工部品の切り込み口が、刃物の高
速度に伴い高温となるため、例えば、電気のこぎりによ
って、合成樹脂製の板材を切断する場合、のこぎりと板
材の切断面に急激な摩擦熱が生じて切断面を溶融した
り、或いは摩擦熱により板材から遊離した成分がのこぎ
り面に付着してこぎり自体を損傷させたりする恐れがあ
った。
の作業に変わると、加工部品の切り込み口が、刃物の高
速度に伴い高温となるため、例えば、電気のこぎりによ
って、合成樹脂製の板材を切断する場合、のこぎりと板
材の切断面に急激な摩擦熱が生じて切断面を溶融した
り、或いは摩擦熱により板材から遊離した成分がのこぎ
り面に付着してこぎり自体を損傷させたりする恐れがあ
った。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、従来の電動工具が有するこのような課題を解決した
新規な電動工具の速度を変える制御機構を提供すること
にある。具体的には、本発明の目的は、単一のブロッ
ク、又は単一のキィーセットからなる速度調整体は、必
ず確実な操作の順序を経ることにより初めて作動するこ
とができ、この操作順序を経ないと作動しない構成とし
た安全性が向上した電動工具の速度を変える制御機構を
提供することにある。
は、従来の電動工具が有するこのような課題を解決した
新規な電動工具の速度を変える制御機構を提供すること
にある。具体的には、本発明の目的は、単一のブロッ
ク、又は単一のキィーセットからなる速度調整体は、必
ず確実な操作の順序を経ることにより初めて作動するこ
とができ、この操作順序を経ないと作動しない構成とし
た安全性が向上した電動工具の速度を変える制御機構を
提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明は、電動工具の機体に速度調整体の移動を案
内する挿入穴を設け、この挿入穴の両内壁に、内側方向
に突出する突出体を設け、この突出体と速度調整体の両
側壁に設けられた各弓形壁の突起部とを係脱可能に構成
することにより、速度調整体の作動を制御するようにし
たものである。
め、本発明は、電動工具の機体に速度調整体の移動を案
内する挿入穴を設け、この挿入穴の両内壁に、内側方向
に突出する突出体を設け、この突出体と速度調整体の両
側壁に設けられた各弓形壁の突起部とを係脱可能に構成
することにより、速度調整体の作動を制御するようにし
たものである。
【０００７】具体的には、本発明の制御機構は、電動工
具の機枠に形成された挿入穴と、該挿入穴に沿って移動
可能に配置された速度調整体と、この速度調整体に取り
付けられ該変速機を作動する変速てこを有する弾圧部品
とで構成される。
具の機枠に形成された挿入穴と、該挿入穴に沿って移動
可能に配置された速度調整体と、この速度調整体に取り
付けられ該変速機を作動する変速てこを有する弾圧部品
とで構成される。
【０００８】挿入穴の両内壁に、それぞれ内側に突出す
る突出体が、また、速度調整体の両側壁に、それぞれ外
側方向に張り出す弓形壁が形成されている。該各弓形壁
に、該突出体間の幅より広くなるように外側方向に突出
する突起部が形成されている。
る突出体が、また、速度調整体の両側壁に、それぞれ外
側方向に張り出す弓形壁が形成されている。該各弓形壁
に、該突出体間の幅より広くなるように外側方向に突出
する突起部が形成されている。
【０００９】該弾圧部品は、キィーセットと、該キィー
セットから突出するボス部と、該ボス部に挿入される弓
型座金と、該ボス部の端部に配置される圧縮板とで構成
され、該圧縮板に該変速てこの端部が取り付けられてい
る。
セットから突出するボス部と、該ボス部に挿入される弓
型座金と、該ボス部の端部に配置される圧縮板とで構成
され、該圧縮板に該変速てこの端部が取り付けられてい
る。
【００１０】該弓型座金は、該キィーセットを該速度調
整体より引き上げる方向に付勢されており、この付勢力
により該圧縮板の両縁部は該各弓形壁の背面と係合して
いる。このため、キィーセットに指をかけ速度調整体を
移動しようとしても、各弓形壁の各突起部は、挿入穴の
両内壁に設けた各突出体と係合するため移動できないの
で、電動工具の変速機を作動することができない。
整体より引き上げる方向に付勢されており、この付勢力
により該圧縮板の両縁部は該各弓形壁の背面と係合して
いる。このため、キィーセットに指をかけ速度調整体を
移動しようとしても、各弓形壁の各突起部は、挿入穴の
両内壁に設けた各突出体と係合するため移動できないの
で、電動工具の変速機を作動することができない。
【００１１】
【発明の実施の形態】図１は、本発明の電動工具の速度
を変える制御機構の概略図である。図２は、本発明の制
御機構の主要部を分解した斜視図を示す。制御機構１
は、電動工具４内に設けた変速機３に近接して設けられ
ている。電気モータ２からの回転速度は、該制御機構１
を操作し該変速機３を作動することにより調整される。
を変える制御機構の概略図である。図２は、本発明の制
御機構の主要部を分解した斜視図を示す。制御機構１
は、電動工具４内に設けた変速機３に近接して設けられ
ている。電気モータ２からの回転速度は、該制御機構１
を操作し該変速機３を作動することにより調整される。
【００１２】制御機構１は、変速てこ１０と、速度調整
体２０と、一組の弾圧部品３０と、電動工具４の機枠に
形成された挿入穴４０とで構成されている。該挿入穴４
０の互いに対向する両内壁のほぼ真ん中に、それぞれ内
側に突出する突出体４１、４１が設けられており、速度
調整体２０は、該挿入穴４０に沿って移動可能に配置さ
れている。
体２０と、一組の弾圧部品３０と、電動工具４の機枠に
形成された挿入穴４０とで構成されている。該挿入穴４
０の互いに対向する両内壁のほぼ真ん中に、それぞれ内
側に突出する突出体４１、４１が設けられており、速度
調整体２０は、該挿入穴４０に沿って移動可能に配置さ
れている。
【００１３】変速てこ１０は、その下端に変速機３をは
さみ付けるはさみ口１１が設けられており、その上端
は、該速度調整体２０の下面に直立状に配置されてい
る。該速度調整体２０の両側に、外側方向に張り出す細
長い弓形壁２１、２１が形成され、該各弓形壁２１、２
１の最突出部に、更に外側に突出する突起部２１Ａ，２
１Ａが形成されている。両突起部２１Ａ，２１Ａ間の幅
は、前記突出体４１，４１間の幅よりも広く設定されて
いる。
さみ付けるはさみ口１１が設けられており、その上端
は、該速度調整体２０の下面に直立状に配置されてい
る。該速度調整体２０の両側に、外側方向に張り出す細
長い弓形壁２１、２１が形成され、該各弓形壁２１、２
１の最突出部に、更に外側に突出する突起部２１Ａ，２
１Ａが形成されている。両突起部２１Ａ，２１Ａ間の幅
は、前記突出体４１，４１間の幅よりも広く設定されて
いる。
【００１４】速度調整体２０に、上下方向に貫通する通
し穴２０Ａが形成されており、この通し穴２０Ａに、前
記弾圧部品３０が取り付けられている。キィーセット３
１の下部には、該通し穴２０Ａに挿入されるボス部３１
ａが形成され、該ボス部３１ａに、断面が弓型状の弓型
座金３２が、キィーセット３１の下面と速度調整体２０
との間に挿入されている。
し穴２０Ａが形成されており、この通し穴２０Ａに、前
記弾圧部品３０が取り付けられている。キィーセット３
１の下部には、該通し穴２０Ａに挿入されるボス部３１
ａが形成され、該ボス部３１ａに、断面が弓型状の弓型
座金３２が、キィーセット３１の下面と速度調整体２０
との間に挿入されている。
【００１５】また、該ボス部３１ａの下端に、ねじ５０
や接着剤などの適宜の固着手段で圧縮板３３が固着され
ている。該弓型座金３２は、該キィーセット３１を引き
上げる方向に付勢されており、この付勢力により該圧縮
板３３は、前記速度調整体２０の裏面に当接すると共
に、該圧縮板３３の両側縁３４，３４は、該弓形壁の背
面２２，２２に係合している。（図４）
や接着剤などの適宜の固着手段で圧縮板３３が固着され
ている。該弓型座金３２は、該キィーセット３１を引き
上げる方向に付勢されており、この付勢力により該圧縮
板３３は、前記速度調整体２０の裏面に当接すると共
に、該圧縮板３３の両側縁３４，３４は、該弓形壁の背
面２２，２２に係合している。（図４）
【００１６】電動工具の速度の調整は、キィーセット３
１を介して速度調整体２０を前記挿入穴４０に沿って移
動させ、圧縮板３３に配置されている変速てこ１０を変
速機３に作動させることにより行われる。なお、操作者
が該速度調整体２０の作動状況を容易に把握するため、
速度調整体２０、或いは電動工具４の機枠の適当な位置
に、高速度と低速度を示す記号、例えば、「Ｈ」と
「Ｌ」の記号を設けることもできる。
１を介して速度調整体２０を前記挿入穴４０に沿って移
動させ、圧縮板３３に配置されている変速てこ１０を変
速機３に作動させることにより行われる。なお、操作者
が該速度調整体２０の作動状況を容易に把握するため、
速度調整体２０、或いは電動工具４の機枠の適当な位置
に、高速度と低速度を示す記号、例えば、「Ｈ」と
「Ｌ」の記号を設けることもできる。
【００１７】本発明の制御機構の作動を説明する。図
３，図４は、制御機構が作動できない状態図を示してい
る。この場合は、キィーセット３１は、弓型座金３２の
付勢力により引き上げられ、圧縮板３３は速度調整体２
０の裏面に当接すると共に、両側縁部３４、３４は、各
弓形壁２１，２１の背面２２，２２に係合している。
３，図４は、制御機構が作動できない状態図を示してい
る。この場合は、キィーセット３１は、弓型座金３２の
付勢力により引き上げられ、圧縮板３３は速度調整体２
０の裏面に当接すると共に、両側縁部３４、３４は、各
弓形壁２１，２１の背面２２，２２に係合している。
【００１８】このため、該各弓形壁２１，２１は外側方
向に安定な突出状態となり、また該各弓形壁２１，２１
の両突起部２１Ａ，２１Ａ間の幅は、該挿入穴４０の両
突出体４１，４１，間の幅より広くなるため、速度調整
体２０の両突起部２１Ａ、２１Ａは、挿入穴４０の両突
出体４１，４１と係合するので、速度調整体２０を挿入
穴４０に沿って移動することができない。従って、速度
調整体２０を移動しようとしても移動できないので、電
動工具の変速機３を作動することができない。
向に安定な突出状態となり、また該各弓形壁２１，２１
の両突起部２１Ａ，２１Ａ間の幅は、該挿入穴４０の両
突出体４１，４１，間の幅より広くなるため、速度調整
体２０の両突起部２１Ａ、２１Ａは、挿入穴４０の両突
出体４１，４１と係合するので、速度調整体２０を挿入
穴４０に沿って移動することができない。従って、速度
調整体２０を移動しようとしても移動できないので、電
動工具の変速機３を作動することができない。
【００１９】次に、本発明の制御機構を作動し電動工具
の速度を調整する場合を説明する。図５，図６は、制御
機構が作動できる状態図を示している。先ず、キィーセ
ット３１を弓型座金３２の付勢力に抗して図６の矢印の
方向に圧縮すると、ボス部３１ａは速度調整体２０の裏
面下方に突出し、圧縮板３３は速度調整体２０の裏面よ
り離れ下方に移動する。
の速度を調整する場合を説明する。図５，図６は、制御
機構が作動できる状態図を示している。先ず、キィーセ
ット３１を弓型座金３２の付勢力に抗して図６の矢印の
方向に圧縮すると、ボス部３１ａは速度調整体２０の裏
面下方に突出し、圧縮板３３は速度調整体２０の裏面よ
り離れ下方に移動する。
【００２０】このため、各弓形壁２１、２１の背面２
２，２２は、圧縮板３３の両側縁３４，３４との係合が
解除されるため、各弓形壁２１、２１は、外側方向から
の力により内側方向に変形移動することができる。従っ
て、キィーセット３１を圧縮した状態で、速度調整体２
０を挿入穴４０に沿って移動させると、速度調整体２０
の各弓形壁２１，２１の突起部２１Ａ，２１Ａは、挿入
穴４０の両内壁から内側方向に突出する各突出体４１、
４１と当接するが、各弓形壁２１，２１は内側方向に変
形移動するため、速度調整体は挿入穴４０に沿って移動
することができる。この移動が、例えば、高速を意味す
る「Ｈ」方向であると、変速てこ１０は変速機３を高速
作動に切り替え電動工具を高速で回転する。
２，２２は、圧縮板３３の両側縁３４，３４との係合が
解除されるため、各弓形壁２１、２１は、外側方向から
の力により内側方向に変形移動することができる。従っ
て、キィーセット３１を圧縮した状態で、速度調整体２
０を挿入穴４０に沿って移動させると、速度調整体２０
の各弓形壁２１，２１の突起部２１Ａ，２１Ａは、挿入
穴４０の両内壁から内側方向に突出する各突出体４１、
４１と当接するが、各弓形壁２１，２１は内側方向に変
形移動するため、速度調整体は挿入穴４０に沿って移動
することができる。この移動が、例えば、高速を意味す
る「Ｈ」方向であると、変速てこ１０は変速機３を高速
作動に切り替え電動工具を高速で回転する。
【００２１】なお、各弓形壁２１，２１の突起部２１
Ａ，２１Ａが各突出体４１、４１と当接した場合、各突
起部２１Ａ，２１Ａが容易に変形できるようにするた
め、各突起部２１Ａ、２１Ａに切り欠き溝や各突起部２
１Ａ、２１Ａの角部を切除することもできる。
Ａ，２１Ａが各突出体４１、４１と当接した場合、各突
起部２１Ａ，２１Ａが容易に変形できるようにするた
め、各突起部２１Ａ、２１Ａに切り欠き溝や各突起部２
１Ａ、２１Ａの角部を切除することもできる。
【００２２】
【発明の効果】請求項１に係る発明によると、変速機を
作動するには、必ず、キィーセット３１を弓型座金２１
の付勢力に抗して圧縮する操作と、この圧縮操作中に速
度調整体２０を移動する２段階の操作が必要であるた
め、従来の速度調整体を単に操作するものと比べ電動工
具の安全性が向上する。
作動するには、必ず、キィーセット３１を弓型座金２１
の付勢力に抗して圧縮する操作と、この圧縮操作中に速
度調整体２０を移動する２段階の操作が必要であるた
め、従来の速度調整体を単に操作するものと比べ電動工
具の安全性が向上する。
【００２３】請求項２に係る発明によると、各弓形壁２
１、２１の各突起部２１Ａ、２１Ａに切り欠き溝を形成
したので、速度調整体２０を挿入穴４０に沿って移動す
る場合、各突起部２１Ａ、２１Ａが、挿入穴４０の内壁
から突出する各突出体４１、４１に当接しても、各突起
部２１Ａ、２１Ａは、容易に変形できるので速度調整体
の移動を円滑に行える。
１、２１の各突起部２１Ａ、２１Ａに切り欠き溝を形成
したので、速度調整体２０を挿入穴４０に沿って移動す
る場合、各突起部２１Ａ、２１Ａが、挿入穴４０の内壁
から突出する各突出体４１、４１に当接しても、各突起
部２１Ａ、２１Ａは、容易に変形できるので速度調整体
の移動を円滑に行える。
【００２４】請求項３に係る発明によると、各弓形壁２
１、２１の各突起部２１Ａ、２１Ａの角部を切除したの
で、速度調整体２０を挿入穴４０に沿って移動させる場
合、各突起部２１Ａ、２１Ａが、挿入穴４０の内壁から
突出する各突出体４１、４１に当接しても、各突起部２
１Ａ、２１Ａの角部が削除され丸くなっているので、各
突出体４１、４１と係合することがないので、速度調整
体の移動を円滑に行える。
１、２１の各突起部２１Ａ、２１Ａの角部を切除したの
で、速度調整体２０を挿入穴４０に沿って移動させる場
合、各突起部２１Ａ、２１Ａが、挿入穴４０の内壁から
突出する各突出体４１、４１に当接しても、各突起部２
１Ａ、２１Ａの角部が削除され丸くなっているので、各
突出体４１、４１と係合することがないので、速度調整
体の移動を円滑に行える。
【図１】本発明に係る制御機構を具備する電動工具の分
解図
解図
【図２】本発明に係る制御機構の主要部を分解した斜視
図
図
【図３】本発明に係る制御機構が作動できない状態を示
す平面図
す平面図
【図４】本発明に係る制御機構が作動できない状態を示
す図３のIV−IVの断面図
す図３のIV−IVの断面図
【図５】本発明に係る制御機構が作動できる状態を示す
平面図
平面図
【図６】本発明に係る制御機構が作動できる状態を示す
図５のVI−VIの断面図
図５のVI−VIの断面図
１ 制御機構 ２ 電気モータ ３ 変速機 ４ 電動工具 １０ 変速てこ １１ はさみ口 ２０ 速度調整体 ２０Ａ 通し穴 ２１ 弓形壁 ２１Ａ 突起部 ２２ 背面 ３０ 弾圧部品 ３１ キィーセット ３１ａ ボス部 ３２ 弓型座金 ３３ 圧縮板 ３４ 側縁 ４０ 挿入穴 ４１ 突出体 ５０ ねじ
Claims (3)
- 【請求項１】 電動工具４の変速機３に近接する機枠に
形成された挿入穴４０と、該挿入穴４０に移動可能に配
置され、該変速機３を作動する変速てこ１０を接続した
弾圧部品３０と、該弾圧部品３０を挿入する通し穴２０
Ａを有する速度調整体２０とからなり、該挿入穴４０の
対向する両内壁に、それぞれ内側に突出する突出体４
１，４１を形成すると共に、該速度調整体２０の両側壁
に、それぞれ外側方向に張り出す弓形壁２１，２１と、
該各弓形壁２１，２１に設けられ、且つその間の幅が、
該突出体４１、４１間の幅より広くなるように外側方向
に突出した突起部２１Ａ，２１Ａとを形成し、該弾圧部
品３０は、キィーセット３１と、該キィーセット３１か
ら突出するボス部３１ａと、該ボス部３１ａに挿入され
る弓型座金３２と、該弓型座金３２を介して該通し穴３
２に挿入されたボス部３１ａの端部に配置される圧縮板
３３とで構成され、該圧縮板３３に、該変速てこ１０の
端部が取り付けられると共に、該弓型座金３２は、該キ
ィーセット３１を引き上げ方向に付勢されており、この
付勢力により該圧縮板３３の両縁部３４，３４を該弓形
壁２１，２１の背面２２，２２と係合可能としたことを
特徴とする電動工具の速度を変える制御機構。 - 【請求項２】 該突起部２１Ａ，２１Ａに切り欠き溝を
形成したことを特徴とする請求項１に記載の電動工具の
速度を変える制御機構。 - 【請求項３】 該突起部２１Ａ，２１Ａの角部を切除し
たことを特徴とする請求項１に記載の電動工具の速度を
変える制御機構。
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