JP2000288855A - 工作物用の浮動式クランプ装置 - Google Patents

工作物用の浮動式クランプ装置

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JP2000288855A
JP2000288855A JP2000090978A JP2000090978A JP2000288855A JP 2000288855 A JP2000288855 A JP 2000288855A JP 2000090978 A JP2000090978 A JP 2000090978A JP 2000090978 A JP2000090978 A JP 2000090978A JP 2000288855 A JP2000288855 A JP 2000288855A
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clamp
clamping
piston
pistons
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Reinhard Schindler
シュインドラー ラインハート
Josef Eipl
アイプル ジョゼフ
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Heidelberger Druckmaschinen AG
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    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B5/00Clamps
    • B25B5/04Clamps with pivoted jaws
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B5/00Clamps
    • B25B5/06Arrangements for positively actuating jaws
    • B25B5/061Arrangements for positively actuating jaws with fluid drive

Abstract

(57)【要約】 【課題】 工作物用の浮動式クランプ装置を、できるだ
け大きな取付け領域が生じるように構成する。 【解決手段】 1対のクランプピストンと、この2つの
クランプピストンにより工作物上へ作用するクランプ力
の作用下で工作物の互いに対向する側部へ当接可能な1
対のクランプ顎とを有する、工作物用の浮動式クランプ
装置であって、クランプ顎(3.1)を備えるトングくわ
え口 (4.1;4’.1)を有する、1対のクランプレバー
(3;3’)によって形成されたクランプトング装置(4:
4’)と、クランプトング装置 (4;4’)の、位置固定
のリンク接続部とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1対のクランプピ
ストンと、この2つのクランプピストンによって、工作
物上へ作用するクランプ力を加えた状態で工作物の相対
向する側へ当接可能な1対のクランプ顎とを有する、加
工する工作物の浮動式クランプ(フローティングクラン
プ)のための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置は市販されており、例とし
てRoemheld社(D-35321、Laubau
ch、ドイツ)による型式名B1.833に関連する。
この公知の装置の第1のクランプシリンダは、例えば機
械台またはクランプ装置の基板のような基台に位置固定
して取付けることができるシリンダハウジングによっ
て、および、このシリンダハウジング内で案内される第
1の支持ピストンによって構成されている。この第1の
支持ピストンは、シリンダハウジングから突き出た支持
ピストンの端部において、該支持ピストンと固定的に連
結された第1のクランプ顎を坦持し、第1のクランプ顎
は、この第1の支持ピストンの縦方向軸に関し側方へ鍔
状に突出している。この支持ピストンは、それ自体がシ
リンダハウジングを形成しており、このシリンダハウジ
ング内には、第2の支持ピストンが、第1の支持ピスト
ンに対して同軸に案内される。第2の支持ピストンは、
第1のクランプ顎を支持するその支持ピストン端におい
て、この第1の支持ピストンから突出する第2の支持ピ
ストンの端において、これに固定的に連結されていて同
様に側方へ突出する第2のクランプ顎を支持している。
この第2の支持ピストンには、この第2の支持ピストン
によって支持されている第2のクランプ顎に向けられて
いるピストンリング表面が形成されている。このピスト
ンリング表面には、これに対応して第1の支持ピストン
に形成された内側リング表面が対向している。この第1
のクランプシリンダは、次のように2重に作用する状態
で形成されている。すなわち、第1の支持ピストンが、
シリンダハウジングの第1の接続部を介して圧力が加え
られている作業流体によって動作をする際に、ばね装置
によって加えられる抵抗力に打ち克って、シリンダハウ
ジング内へ入れられる出口位置を占め、そして、圧力が
この第1の接続部で撤去される際、および第2の接続部
を介して動作する際に、ばね装置の前述の抵抗力によっ
て支持されて状態でストッパによって固定された、シリ
ンダハウジングから出る位置へ移動可能である。第1の
クランプシリンダがこのように形成された場合に、この
第2の接続部を介して導入される作業流体は、さらに前
で説明されているリング表面の間(第2の支持ピストン
上のピストンリング表面と、第1の支持ピストン上の内
側リング表面との間)に形成された環状空間内へ達し、
そして、第1の接続部で行われる圧力撤去後、また、し
たがって、第1の支持ピストンによって形成されたシリ
ンダハウジング内に、第1の支持ピストンにより形成さ
れたシリンダハウジング内への第2の支持ピストンの導
入が行われ、この結果、前述の第2の接続部を介して作
業流体によってこの装置を動作させる際、この2つのク
ランプ顎は、互いの方向に動き、そして、既に静止して
確定された状態にクランプされた工作物上に装置を適切
に配置し、かつ、その工作物に装置の幾何学的配置を適
合させるとき、この工作物上にクランプ力を作用させな
がら、工作物の互いに相対する側へ当接することが可能
である。
【0003】作業流体を用い第3の接続部を介してこの
装置を作動することによって、第1の支持ピストンは、
この第1の支持ピストンが占めている位置において、作
業流体への反作用なしにこの第1の支持ピストンに負荷
を加えることが可能であるように、第1の支持ピストン
をロックすることが可能である。このために、第3の接
続部に連通する環状チャンバを有し、第1の支持ピスト
ンを案内するシリンダハウジングは、第1の支持ピスト
ンを案内する内側壁を備え、該内側壁は、作業液体の圧
力によって第1の支持ピストンの外套面を押圧すること
が可能であり、この結果、第1の支持ピストンは、摩擦
係合状態でロックすることが可能である。この装置によ
ってクランプされた工作物の両側の加工の際にこのクラ
ンプ力に抗して作用する、第2の支持ピストンの負荷
は、該ピストンの直接向こう側に、作業液体へ反作用を
及ぼし、そして、第2のクランプのグラツキを引き起こ
すことがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】支持ピストンへの許容
できないほど大きな最大トルクを避けるために、側方へ
突出するクランプ顎は比較的短く、この結果、この装置
は、この装置によってクランプされる工作物の非常に近
くに置かれなければらない。この結果、この装置の使用
には、クランプされる工作物の幾何学的寸法によって、
狭い制限が置かれる。
【0005】前述の最大トルクによって引き起こされ
る、特にこの2つの支持ピストン間の摩擦力は、必要な
クランプ力を生成するために、さらに、作業液体の比較
的高い圧力を用いることを必要とする。
【0006】この公知の装置は、クランプ顎内に設けら
れている調節ねじの対応する調節によって、そのクラン
プ領域を縮小することが可能である。しかし、このクラ
ンプ領域の拡大は、第2の支持ピストンを長くすること
を必要とし、したがって、この装置全体のサイズがそれ
に付随してさらに大きくなる。その理由は、長くされた
第2の支持ピストンは高い曲げ剛性をも備えていなけれ
ばならないからである。この限りでは、このような公知
の装置は、より大きなクランプ幅に装備変更をすること
もできない。
【0007】本発明の目的は、冒頭(請求項1の前提
部、または[発明の属する技術分野])で述べた技術の
装置を、この装置のための可能なかぎり大きな取付け領
域を生じるように構成することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、冒頭で述べた装置は、クランプ顎を有するトングく
わえ口を備え、1対のクランプレバーを用いて形成され
たクランプトング装置と、該クランプトング装置の、位
置固定のリンク接続部とを有する。
【0009】このように構成された装置は、クランプさ
れる工作物に対して、その装置を配置するための比較的
大きな自由空間を保証し、そしてこれにより比較的大き
い取付け領域を提供する。さらに、この取付け領域は、
好ましい実施態様の場合には、クランプトング装置のみ
を、拡大された開口幅のトングくわえ口をもつクランプ
トング装置に取り替えるだけで、装置交換のための比較
的少ないコストで、クランプ領域を拡大する方向へ拡大
することが可能である。この場合、クランプピストン
は、この装置交換に全く影響を受けないままであること
が好ましい。
【0010】他の好ましい実施形態においては、2つの
クランプレバーの少なくとも1つが、位置固定のリンク
接続可能な第1のアームと、トングくわえ口の幅が変化
することができる状態で第1のアームに接続可能な第2
のアームとから構成されることが意図されている。これ
により、本装置のクランプ領域を変化させるためのコス
トが特に低減される。
【0011】2つのクランプピストンの各々は、圧力が
加えられている流体が作用している状態でロック可能で
あることが好ましく、そして、ロックが行われた後に
は、この流体への反作用なしに負荷を加えることができ
る。この好ましい実施形態の場合には、2つのクランプ
顎のうちのどちらの1つで、これらのクランプ顎の間に
クランプされた工作物の処理から発生する支持力が受け
止められるかは、些細な問題である。その理由は、クラ
ンプ顎のいずれもが流体への反作用によってグラツキを
生じることがないからである。
【0012】他の好ましい構成の場合において、クラン
プトング装置は、クランプ顎が工作物へ当接した後、そ
して、クランプピストンがロックされる前に、その位置
固定のリンク接続部の周りの、このクランプトング装置
の旋回位置に関して調節可能である。これにより、クラ
ンプ顎が工作物に当接する際に、場合によっては生じる
工作物の位置変化を修正することが可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、好ましい実施形態の変形例
を細部によってそれぞれ表している添付図面を参照し
て、本発明を詳細に説明する。
【0014】図1は、加工される工作物1を浮動クラン
プするための装置の、第1の実施形態を示している。こ
の装置は、第1および第2のクランプピストン2a、2
bと、1対のクランプ顎3.1を有し、該クランプ顎3.
1は、この双方のクランプピストン2a、2bによって
工作物1上に作用するクランプ力の作用のもとで、工作
物1の相対する側面へ当接することが可能である。1対
のクランプレバー3を用いて、クランプトング装置4が
形成され、該クランプトング装置4は、クランプ顎3.
1を抱くトングくわえ口4、1を有する。そして、クラ
ンプトング装置4は、回転軸が位置固定されてリンク接
続されているので、両方のクランプレバー3がトングく
わえ口の開口幅を変化させるように共通の旋回面内にお
いて旋回することができる。
【0015】このために、本実施形態では、クランプレ
バー3の各々に対して、その両端の間に配置された旋回
軸が設けられている。この旋回軸は、旋回平面に対して
垂直にクランプレバー3を貫通し各々のクランプレバー
3から両側方へ突出するボルト4.2によって実現され
ている。ボルト4.2は、クランプレバー3から突出し
たその両端部が、双方のクランプレバー3を部分的に包
囲するフォーク部材(U字型部材)4.3内に支持されて
いる。そして、フォーク部材4.3は、隅の領域にねじ
孔を備えている、出来るだけ矩形状の取付けブロック5
に接続されている。これらのねじ孔は、図示されていな
いベース架台にこの取付けブロック5をねじ止めするた
めに使われる。ベース架台は、工作物の加工に使われる
工作機械の、これも図示されていない機械テーブルに固
定される。これらのねじ孔は、取付けブロック5の側部
表面の各々に設けられることが好ましく、その結果、取
付けブロック5を様々の仕方でベース架台にねじ止めす
ることができる。すなわち、ベース架台側を様々の仕方
に形成することができる。その結果、この装置は、非常
に多種多様な加工目的のために利用することが可能であ
る。
【0016】取付けブロック5は、2つのクランプレバ
ー3の間に配置され、そして、凹部5.1を備えてい
る。この凹部5.1の内部へは、2つのクランプピスト
ン2a、2bを取り囲んでいるピストン-シリンダ装置
6が、その2つのクランプピストン2a、2bが共通の
作用線をもつように取り付けられて、その作用線は、2
つのクランプレバー3の各々の、トングくわえ口4.1
側とは反対の側にある端部をそれぞれ貫通し、しかも、
2つのクランプレバー3が、図1で完全に描かれた線に
よって表現されたクランプ位置を占めるとき、ボルト
4.2により実施される前述の旋回軸からそれぞれ同一
の間隔aで貫通する。
【0017】2つのクランプピストン2a、2bのそれ
ぞれ1つを案内する、ピストン-シリンダ装置6のシリ
ンダチャンバは、次のように油圧導管に接続されてい
る。すなわち、圧力が加えられている作業液体によっ
て、この2つのクランプピストン2a、2bの各々を2
つのクランプレバー3の各々上に支持し、そしてこれに
よって、クランプトング装置4が、そのクランプ顎3.
1の間にある工作物1を、この工作物上へ作用するクラ
ンプ力によってクランプ3.1の間に挟み込むように、
この2つのクランプピストン2a、2bが共通に作用す
ることができる。
【0018】製造上および組立て上の理由から、ピスト
ン-シリンダ装置6は、図1に表示されているハウジン
グ部分6A、6B、6B’を備えている。これらのハウ
ジング部分6A、6B、6B’は、クランプピストン2
a、2bの長手方向に相互に継ぎ足して配列され、図示
されていない固定手段によって互いに結合されている。
他の構成のクランプピストン装置を有する、図1とは異
なった図3、4による実施形態の場合には、これに対応
して、それらの実施形態と共に存在する状況に適合され
た他のハウジング部分6A’、6C(図3の場合)または
6A”、6A’”、6D(図4の場合)が形成されてい
る。
【0019】既に言及したように、2つのクランプピス
トン(図1による実施形態の場合にクランプピストン2
a、2b)は、圧力の作用下にある流体の作用によってロ
ックされることが可能であり、そして、このロックが行
われた後にこの流体への反作用がない状態で軸方向に荷
重を加えることが可能である。このことを実現するため
に、ピストン-シリンダ装置6は、さらに、ドイツ特許
第19512664号により知られている支持装置をモ
デルとして形成されており、しかも、この刊行物に開示
された実施例に従って形成されている。この実施例にお
いては、2つのクランプピストン2a、2bの1つに相
応する支持シャフトが、この支持シャフトの一部に沿っ
て円形面とは異なる断面形状を有し、断面形状は、この
支持シャフトを直線状に案内する案内面部分によって形
状係合状態で包囲されており、そして、クランプ手段装
置が、このクランプ手段装置に作用する調節力の作用に
よって、この支持シャフトにねじれ力を作用させる。
【0020】これに相応して、図1による実施形態で
は、2つのクランプピストン2a、2bの各々は、矩形
状の、そしてこの限りでは円形面とは異なる断面を有す
るシャフト2a.1、2b.1を備え、この2つのシャフ
ト2a.1、2b.1が、全体として、前述の案内面部分
によって形成されている正方形の内のり断面Qを占有し
ている(図2参照)。この案内面部分を構成する、ピスト
ン-シリンダ装置6のハウジング部分6Aは、この2つ
のシャフト2a.1、2b.1の共通の部分に沿いこの2
つのシャフト2a.1、2b.1に対し横方向に延びる空
所6A.1を備えている。この空所の内部には、レバー
6.2が配置されていて、該レバー6.2は、2つのシャ
フト2a.1、2b.1の全体で正方形になる断面Qを形
状ロック状態で包囲する空所を備えている。さらに、ピ
ストン-シリンダ装置6は、同様に圧力が加えられてい
る流体によって動作することができるピストン6.3を
有し、このピストン6.3は、その流体による動作の際
に2つのシャフト2a.1、2b.1を形状ロック状態で
包囲するレバー6.2をレンチ式に操作し、そしてこの
シャフトへねじれ力を作用させる。一方ではシャフト2
a.1、2b.1と、他方ではこのシャフト2a.1、2
b.1を形状ロック状態で包囲しピストン-シリンダ装置
のハウジング6.1内に備えられた案内面部分との間
の、このねじれ力によって生成された押圧力は、この2
つのクランプレバー3へ前もって当接されたクランプピ
ストン2a、2bを停止させ、そして、この押圧力によ
って、ピストン6.3を動作させている圧力流体への反
作用なしに、このクランプピストン2a、2bに軸方向
負荷を加えることができる。従って、クランプ顎3.1
の間に挟み込まれた工作物1は、特に図3で示されてい
る加工の場合に生じるように、加工力の作用のもとで、
これらの加工力がクランプ顎3.1側に働くクランプ力
を上回る場合においても、その位置を維持する。
【0021】圧力下にある流体の供給は、クランプピス
トン2a、2bが起動する際には、ピストン-シリンダ
装置6に取り付けられているねじ込み型開閉器6.4を
介して行われ、そして、クランプピストン2a、2bが
ロックされる際には、これに相応する、図2で示されて
いるねじ込み型開閉器6.5を介して行われる。
【0022】本装置を備えるクランプ装置内へ工作物1
を支障なく取り付けること、および、このクランプ装置
から工作物1を支障なく取り外すことができるために、
図1に図示された場合における2つのクランプレバー3
の上側のレバーは、このレバーがクランプピストン2a
の側から作動されていない状態のときにそのレバーのク
ランプ顎3.1の、工作物1に向かい合っている位置か
ら、取付けブロック5へ向かう方向に、工作物1の平面
図の外側にある位置をクランプ顎3.1が占めるよう
に、移動することができる。
【0023】このために、上側のクランプレバー3に付
属するボルト4.2は、フォーク部材4.3の対応する長
孔内に収容される。工作物1をクランプするために定め
られたこのクランプレバー3の位置を保持するために、
フォーク部材4.3内には少なくとも1つの、ボルト4.
2に当接可能なロック用ねじ4.3’が設けられてい
る。この位置においては、付属するボルト4.2によっ
て実現される、このクランプレバー3の旋回軸は、2つ
のクランプピストンの共通の作用線に対し間隔aを占め
ている。
【0024】図2に示されている、図示されていない取
付け具により保持されるダイアルゲージ7の探触子は、
この例では工作物1の上面側へ当接されている。このダ
イアルゲージ7は、クランプピストン2a、2bが、圧
力を加えられている流体によって作用を受ける前に、ゼ
ロに設定される。次に行われるクランプピストン2a、
2bの動作の後、ダイアルゲージ7は、場合によっては
一方または他方の方向に振れ、そして、それによって、
ボルト4.2上の空間的に固定されたリンク接続につい
てのクランプトング装置4に生じた旋回に基づいて発生
する、工作物1の前もって占められた位置からのズレが
わかる。この位置は、クランプトング装置4の調節によ
り再現することが可能である。このために、図3、4で
わかるように、位置固定された取付け具内へねじ込まれ
る調節ねじ8が設けられ、その調節ねじ8は、この調節
ねじ8を適切な方向に回転するときにクランプレバー3
の1つ(そして従ってクランプトング装置4)が、前記
生じた旋回とは反対の方向への位置変化を受けるよう
に、クランプレバー3の1つと共に共働する。続いて、
この位置変化は、ダイアルゲージ7の観察下で、このダ
イアルゲージが再びゼロになる位置へ到達するまで行わ
れる。 この際、クランプピストン2a、2bは、クラ
ンプレバー3に密着した状態にとどまっている。ダイア
ルゲージ7がゼロ位置に達した後、さらに、クランプピ
ストン2a、2bは、既に示された手法でロックされ
る。
【0025】調節ねじ8のための空間的に固定された取
付け具として、図3、4で例示的に示されているよう
に、特に、少なくとも1つの前述の案内面部分の一部を
それぞれ構成しているハウジング部分6A’もしくは6
A”が設けられていることが好ましい。
【0026】クランプ顎3.1の各々には、クランプさ
れる工作物1へ向かう方向に、このクランプ顎3.1か
ら突出する調節ねじ3.2が組み込まれ、この調節ねじ
3.2は、工作物1に対向する押圧片3.3をそれぞれ支
持し、押圧片3.3は、ボールソケット支持部材により
この調節ねじ3.2内に収容されていることが好まし
い。
【0027】本装置は、理想的な場合にはこのボールソ
ケット支持部材を不要とすることができるように、全体
が配置されるとともに、特にトングくわえ口の幅に関し
工作物を捕捉するトングくわえ口の位置でこの工作物に
適合させられる。しかし、この理想的な場合からの幾ら
かのズレがある場合、例えば、工作物1の幾何学的寸法
における許容誤差がある場合には、このボールソケット
支持部材は、押圧片3.1を工作物1に十分に密着させ
るためにも設けられる。さらに、クランプレバー3に
は、クランプピストン2a、2bのための支持面が次の
ように形成されている。すなわち、クランプ顎3.1が
工作物1を把握するときに、この支持面は、理想的な場
合にはクランプピストン2a、2bの共通の作用線に対
して垂直に位置する。前掲の場合に対して、理想的な場
合からのいくらかのズレがある前述の場合にも、クラン
プレバー3に向いているクランプピストン2a、2bの
前面に、この前面よりも突出していて、それぞれボール
ソケット支持部材によって収容される押圧片2a.2、
2b.2が備えられていることも好ましく、この結果、
この場合においても、クランプピストン2a、2bが、
各々のクランプレバー3に十分に密着することが保証す
るされる。
【0028】原則的に、クランプピストン2a、2bの
反対側に位置するクランプレバー3の端部に適当な押圧
片を配置しても同じ目的が満たされ、前述の配置は、ク
ランプレバー3を、トングくわえ口の異なるクランプ幅
を有するクランプレバーと交換する場合のためのコスト
的により有利な変形例を提供する。
【0029】図4に示されている実施形態は、この場合
に設けられたクランプトング装置4’のトングくわえ口
4’.1の開口幅(クランプ幅)を適合させることに関
して、前述したようなクランプレバーの交換とは異なる
解決策を示している。ここでは、2つのクランプレバー
3’のうち少なくとも1つが、図1に対応する手法で空
間的に固定してリンク接続された第1のアーム3’.1
と、そして、クランプ顎3.1を備えている第2のアー
ム3’.2とをパーティングライン4’.2上で組合せて
構成されている。この場合、パーティングライン4’.
2は、ボルト4.2によって形成される旋回軸によって
定義される平面であって、この実施形態の場合に設けら
れたクランプピストン2a’、2b’の、この実施形態
の場合においても共通な作用線に対して平行に延びる平
面に平行に延びていることが好ましい。
【0030】第1および第2のアーム3’.1、3’.2
は、パーティングライン4’、2上で相互に接触させた
状態で互いにねじ留めすることが可能であり、この場
合、対応するねじを貫通して留めるために、2つのアー
ム3’.1、3’.2のうちの1つに、トングくわえ口
4’.1を様々な開口幅に調節のために形成された長孔
3’.3が設けられている。
【0031】パーティングライン4’.2で相互接合可
能な、第1および第2のアーム3’.1、3’.2の表面
は、それぞれ上下に相並んで形成された同一の溝を備
え、これらの溝が、第1および第2のアーム3’.1、
3’.2の接合された位置で形状係合して互いにかみ合
い、そしてクランプトング装置4’の規定通りの位置で
ボルト4.2に対し平行に延びるようにすることが好ま
しい。これにより、前述の溝の相互間隔に相応するステ
ップで、トングくわえ口4’.1の開口幅は変更するこ
とが可能である。
【0032】図3に示されている実施形態は、さらに、
取付けブロック5内に組み込まれているピストン-シリ
ンダ装置6’の構造において、図1による実施形態とは
異なっている。この異なっている点は、ここで設けられ
ているクランプピストン2a’、2b’が、クランプト
ング装置4’が工作物1を把握するときに作用する加圧
流体によって作業をする技術と手法に関連する。加え
て、第2のクランプピストン2b’の有効なリング表面
に対向して配置された補助ピストン2a’.2が設けら
れている。この補助ピストン2a’.2は、第2のクラ
ンプピストン2b’のピストンロッドのシリンダ状の部
分に沿って滑動することができるように配置され、そし
て、この補助ピストン2a’.2自身と、第2のクラン
プピストン2b’の有効なリング表面との間に含まれて
いるシリンダチャンバを限定している。ねじ込み型開閉
器6.4と連絡があるこのシリンダチャンバが動作する
と、この補助ピストン2a’.2は、図1に基づいて既
に説明されている矩形状の断面を持つように形成されて
いる、第1のクランプピストン2a’のシャフト2
a’.1の、この補助ピストン2a’.2の側に向けられ
た前面を押圧する。この場合、補助ピストン2a’.2
の対応する前面側の空所2a’.2’は、矩形状の断面
を有する、第2のクランプピストン2b’のシャフト2
b’.1に、この補助ピストン2a’.2が衝突すること
を阻止する。その他、クランプピストン2a’、2b’
のロックに関して、図1の実施形態に類似の、ピストン
-シリンダ装置6’の構造がある。
【0033】図4では、例示的に図1によるクランプト
ング装置4が設けられた実施形態が示されている。しか
し、このクランプトング装置4は、取付けブロック5内
に取り付けられていてこれ(図1)とは異なるピストン
-シリンダ装置6”によって操作可能である。このピス
トン-シリンダ装置6”は、中央のハウジング部分Dを
備えており、このハウジング部分Dの上方および下方に
は、少なくとも実質的に鏡像的に形成されたハウジング
部分6A”、6A’”が接続されている。この中央のハ
ウジング部分Dは、第1および第2のクランプピストン
2a”、2b”のために、これら(第1および第2のク
ランプピストン2a”、2b”)に共通の、ねじ込み型
開閉器6.4に連通するシリンダチャンバを構成してお
り、このシリンダチャンバ内では第1および第2のクラ
ンプピストン2a”、2b”の有効ピストン面が相対向
している。それぞれ接続するハウジング部分6A”もし
くは6A”’内で、クランプピストン2a”もしくは2
b”の、正方形の断面をもつシャフト2a”.1もしく
は2b”.1が、対応する案内面部分によって形状ロッ
ク状態で包囲され、そして、図1〜3による例に対応す
るレバー6.2が設けられ、そしてまた、レバー6.2の
既に説明された操作のための特定のピストン6.3が配
置されている。この2つのクランプピストン2a”、2
b”は、前述の実施形態のクランプピストン2a、2b
もしくは2a’、2b’と同様に、共通の作用線および
同一の有効ピストン面をもっている。円形面とは異なる
断面を有する各々の実施形態の場合に設けられたシャフ
トと、これらのシャフトを包囲する案内面部分とによる
協働に関しての更なる説明は、既に説明した文献DE1
9512664C2を引用されたい。ここでは、この文
献を明示しておく。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態を部分的に破断して示す側面図
である。
【図2】図1による実施形態を部分的に破断して示す平
面図である。
【図3】図1に対して変更された実施形態を示す図であ
る。
【図4】図1に対して変更された実施形態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 工作物 2a、2a’、2a” 第1のクランプピストン 2a.1、2a’.1、2a”.1 第1のクランプピス
トン2a、2a’、2a”のシャフト 2a.2 押圧片 2a’.2 補助ピストン 2a”.2 補助ピストン2a’.2の空所 2b、2b’、2b” 第2のクランプピストン 2b.1、2b’.1、2b”.1 第2のクランプピ
ストン2b、2b’、2b”のシャフト 2b2 押圧片 3、3’ クランプレバー 3.1 クランプ顎 3.2 調節ねじ 3.3 押圧片 3’.1 クランプレバー3’の第1のアーム 3’.2 クランプレバー3’の第2のアーム 3’.3 長孔 4、4’ クランプトング装置 4.1、4’.1 トングくわえ口 4’.2 パーティングライン 4.2 ボルト 4.3 フォーク部材 4.3’ ロック用ねじ 5 取付けブロック 5.1 取付けブロック5の凹部 6、6’、6” ピストン-シリンダ装置 6A、6A’、6A”、6A”’ ピストン-シリンダ装置
6、6’、6”のハウジング部分 6A.1 ハウジング部分6Aの空所 6B、6B’ ピストン-シリンダ装置6のハウジング部
分 6C ピストン-シリンダ装置6’のハウジング部分 6D ピストン-シリンダ装置6”のハウジング部分 6.2 レバー 6.3 ピストン 6.4 ねじ込み型開閉器 6.5 ねじ込み型開閉器 7 ダイアルゲージ 8 調節ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390009232 Kurfuersten−Anlage 52−60,Heidelberg,Fede ral Republic of Ger many (72)発明者 ジョゼフ アイプル ドイツ連邦共和国 69254 マルシュ ソ ーネンヴェーク 24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1対のクランプピストンと、該1対のク
    ランプピストンによって工作物上へ作用するクランプ力
    の作用下で前記工作物の互いに向かい合う側部へ当接可
    能な1対のクランプ顎とを有する、加工する工作物を浮
    動式にクランプする装置において、 前記クランプ顎(3.1)を有するトングくわえ口 (4.
    1;4’.1)を備え、1対のクランプレバー(3;3’)を
    用いて形成されたクランプトング装置 (4:4’)と、
    該クランプトング装置 (4;4’)の、位置固定のリンク
    接続部とを有することを特徴とする、工作物用の浮動式
    クランプ装置。
  2. 【請求項2】 前記1対のクランプピストン(2a、2
    b;2a’、2b’;2a”;2b”)の各々は、圧力が加
    えられている流体の作用によってロック可能であり、そ
    して、ロックが行われた後に、前記流体への反作用なし
    に軸方向に負荷をかけることが可能である、請求項1に
    記載の浮動式クランプ装置。
  3. 【請求項3】 前記クランプトング装置 (4;4’)は、
    前記クランプ顎(3.1)が前記工作物(1)へ当接した
    後、および、前記クランプピストン(2a、2b;2
    a’、2b’;2a”;2b”)の前記ロックの前に、前
    記位置固定のリンク接続部に対する前記クランプトング
    装置の旋回位置について調節可能である、請求項2に記
    載の浮動式クランプ装置。
  4. 【請求項4】 前記クランプピストン(2a、2b;2
    a’、2b’;2a”;2b”)が、前記クランプレバー
    (3;3’)の間に配置されている、請求項1乃至3の少
    なくとも1項に記載の浮動式クランプ装置。
  5. 【請求項5】 前記1対のクランプレバー(3;3’)の
    少なくとも1つが、位置固定のリンク接続が可能な第1
    のアーム(3’.1)と、前記トングくわえ口の幅が変化
    可能である場合において該トングくわえ口がある幅を有
    するときに前記第1のアーム(3’.1)に連結可能な第
    2のアーム(3’.2)とを有する、請求項1乃至4の少
    なくとも1項に記載の浮動式クランプ装置。
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