JP2000288536A - 過酸化水素含有廃水の処理方法及び処理装置 - Google Patents

過酸化水素含有廃水の処理方法及び処理装置

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JP2000288536A
JP2000288536A JP11101471A JP10147199A JP2000288536A JP 2000288536 A JP2000288536 A JP 2000288536A JP 11101471 A JP11101471 A JP 11101471A JP 10147199 A JP10147199 A JP 10147199A JP 2000288536 A JP2000288536 A JP 2000288536A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高負荷の過酸化水素含有廃水に対しても極め
て高い反応性を示し、処理時間、処理コストの削減を実
現すると共に、有害物質を排出せず、環境汚染の低減を
実現させる過酸化水素含有廃水の処理方法及び処理装置
を提供することである。 【解決手段】 過酸化水素含有廃水にアルカリ性化合物
と銅塩を添加し、アルカリ性のpH条件下で過酸化水素
と銅塩を反応させて銅化合物のフロックを形成させ、こ
れを光触媒として紫外線を照射し、過酸化水素を分解さ
せる。また、過酸化水素分解後は上澄水と銅化合物とを
固−液分離する過酸化水素含有廃水の処理方法及び処理
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、過酸化水素を含有
する廃水の処理方法に関し、詳しくは金属酸化物による
触媒作用と光化学反応とを利用した過酸化水素含有廃水
の処理方法及び処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】過酸化水素は強力な酸化剤であり、主に
医薬や食品業における器具の消毒や脱臭、油脂精製、繊
維、紙、パルプ等の漂白、水産加工品の殺菌、薬品製造
等、酸化や殺菌を目的として多量に使用されている。ま
た、半導体製造工程においては、酸もしくはアルカリ性
化合物と過酸化水素との混合液が、ウェハの洗浄剤とし
て多量に利用されており、これに伴い高濃度の過酸化水
素を含有する廃水が多量に発生している。
【0003】ところで、有機物や無機物を含む工場廃水
の処理においては、一般に有機物は生物学的処理によっ
て処理され、無機物は不溶性の沈殿を形成させて固−液
分離することによって処理される場合が多い。しかしな
がら、これらの廃水中に過酸化水素が混入した場合、生
物処理糟に多大な負荷を与え、また無機物を沈降分離す
る際には、過酸化水素の分解で発生する気泡が沈殿物に
付着して沈降性を妨げるといった悪影響が生じる。従っ
て、廃水中に過酸化水素が混入する場合には、これらの
処理に先立ち過酸化水素を除去するか、影響を与えない
程度まで低減しておく必要があった。
【0004】従来、廃水中の過酸化水素を分解する技術
としては、活性炭による除去、還元剤や過酸化水素分解
酵素による分解、金属酸化物による分解、光触媒と光化
学反応による分解等が利用されていた。
【0005】活性炭を利用した過酸化水素の分解方法と
して、例えば特開平8−39078号公報の図1には、
アルカリ性化合物を活性炭棟に通水した後、過酸化水素
含有廃水を通水することで、過酸化水素を効率的に分解
する方法が開示されている。活性炭を利用した処理は、
装置構成が比較的単純なため安定した処理効果が得られ
るという特徴があり、主に低濃度の過酸化水素を分解す
る際に利用される。
【0006】化学的な処理を利用した過酸化水素の分解
方法として、ヒドラジンや亜硫酸ナトリウムといった還
元剤を利用することができる。また、過酸化水素分解酵
素も利用されている。過酸化水素分解酵素は、過酸化水
素に対して触媒的に作用するため、還元剤を利用するよ
りも使用量が少なくて済む。例えば、特公平7−227
52号公報の図1には、過酸化水素含有廃水にフッ化物
イオンが混入した場合、まず廃水に水酸化カルシウムを
添加してフッ化物イオンを不溶性のフッ化カルシウムと
して固定した後、過酸化水素分解酵素を添加し、過酸化
水素を分解してからフッ化カルシウムを沈降分離するこ
とにより、気泡の発生によるフッ化カルシウムフロック
の浮上を抑制し、良好な沈降性を得る方法が開示されて
いる。
【0007】また、光触媒の添加と光照射を利用した処
理例として、特開平10−151451号公報の図1に
は、過酸化水素含有廃水に酸化チタン(TiO2)、チ
タン酸ストロンチウム(SrTiO2)、酸化カドミウ
ム(CdS)及び酸化亜鉛(ZnO)といった光触媒を
添加し、100〜1000mg/リットルの過酸化水素
含有廃水に対して0.1w・sec/cm2〜10w・
sec/cm2の範囲で照射量を制御しながら紫外線を
照射することにより、還元剤やアルカリ性化合物を必要
とせずに過酸化水素を分解し、過剰照射によるエネルギ
ーロスを予防すると共に、光照射装置の内部機構の劣化
を防止する方法が開示されている。
【0008】しかしながら、従来の過酸化水素含有廃水
の処理法は、なお改善されるべき問題点を含むものであ
った。
【0009】第一の問題点は、従来の技術では過酸化水
素の反応性が不十分であり、そのため高濃度及び多量の
過酸化水素含有廃水に対しては、処理時間や処理コスト
の面で十分な効果が得られない点にある。その理由は、
活性炭を利用した場合、廃水中の過酸化水素の負荷が大
きくなると処理に長時間を要し、実用レベルの処理性を
確保するためには膨大な量の活性炭、すなわち大きな処
理装置が必要となるためである。また、光触媒と光照射
を利用した場合も同様に反応性が悪く、高負荷の過酸化
水素含有廃水に対しては処理時間を長くするか、もしく
は多数の紫外線ランプが必要となるためである。
【0010】なお、過酸化水素分解酵素の反応性は、活
性炭や光化学反応と比較すれば良好だが、酵素自体が非
常に高価であるため、高負荷の過酸化水素含有廃水が連
続して発生する場合は、多大な薬剤コストを要すること
になる。
【0011】第二の問題点は、処理の制御性が悪いこと
にある。還元剤を利用した場合、還元剤添加量は過酸化
水素濃度に応じて常に適量に保つ必要があり、添加量が
少なすぎると十分な過酸化水素処理性が得られず、逆に
添加量が多すぎると後段で還元剤の処理が別途必要にな
る。このため還元剤を利用する場合には、過酸化水素負
荷の連続測定と還元剤添加量の連続制御が必須であり、
過酸化水素の負荷変動に対する制御性が悪く、還元剤添
加は満足しうる技術ではない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高負
荷の過酸化水素含有廃水に対しても極めて高い反応性を
示し、処理時間、処理コストの削減を実現すると共に、
有害物質を排出せず、環境汚染の低減を実現させる過酸
化水素含有廃水の処理方法及び処理装置を提供すること
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明は、過酸化水素を含む廃水の過酸化水素処理方法に関
して、廃水にアルカリ性化合物を添加してアルカリ性に
調節し、銅塩を添加して銅化合物のフロックを形成さ
せ、紫外線を照射することを特徴とする過酸化水素含有
廃水の処理方法である。
【0014】上記構成を有する本発明の過酸化水素処理
方法によると、過酸化水素を含む廃水中にアルカリ性化
合物を添加して廃水をアルカリ性に調節することで、過
酸化水素分子はHOO-に解離し、HOO-と銅イオンと
の反応により銅化合物(以下、CuxOyHzと表記す
る)のフロックが生成する。CuxOyHzは、不定形
の銅酸化物あるいは銅水酸化物と考えられ、酸化チタン
等の代表的な光触媒と比較して、過酸化水素の分解に対
する光触媒能が極めて高い。CuxOyHzは、一般的
な酸化銅(CuO又はCu2O)や水酸化銅(Cu(O
H)2又はCuOH)とは明らかに異なる分子構造を持
っており、銅イオン溶液を過酸化水素の共存下でアルカ
リ性とした場合のみに得られ、例えば銅イオン溶液をア
ルカリ性に調節し、水酸化銅を生成させた後に過酸化水
素を添加しても、CuxOyHzは生成しない。
【0015】CuxOyHzは、紫外線を吸収して過酸
化水素を触媒的に分解するものと考えられる。下記反応
式1に示すように、まず過酸化水素含有廃水をアルカリ
性に調節することで、過酸化水素はHOO-に解離し、
そこにCuxOyHz共存下で紫外線を照射するとヒド
ロペルオキサイド(・OOH)とヒドロキシルラジカル
(・OH)に分解され、最終的にH2OとO2にまで反応
が進行すると考えられる。
【0016】
【化1】 従って、アルカリ性に調節、銅イオンと過酸化水素との
共存、紫外線照射のうち、いずれか一つでも欠けるとC
uxOyHzの生成を抑制するか、光触媒としての効果
が得られなくなるため、過酸化水素の分解反応が遅くな
り、高負荷の廃水を処理することができない。
【0017】また、過酸化水素処理方法において、添加
する銅塩の濃度が二価の銅イオンとして10mg/リッ
トル〜500mg/リットルの範囲であることが好まし
い。銅イオンがCuxOyHzとなり、これが触媒とし
て過酸化水素の光分解反応を進行させるためには、添加
する銅塩の濃度は、銅イオン濃度として少なくとも10
mg/リットル以上になるように調節する必要がある。
逆に、銅イオン濃度として500mg/リットルよりも
高濃度になるように銅塩を調節すると、CuxOyHz
が紫外線の透過度を低下させ、過酸化水素に対する光の
吸収率を低下させる。
【0018】また、過酸化水素処理方法において、アル
カリ性化合物の添加により調節するpH領域が、8〜1
3の範囲であることが好ましい。過酸化水素は酸性から
中性領域ではH22の形態で安定に存在し、この液性に
銅塩を添加しても、触媒となるCuxOyHzは形成さ
れない。これに対し、過酸化水素はアルカリ性領域では
HOO-の形態で解離し、銅イオンと反応して容易にC
uxOyHzを形成する。アルカリ性度が高い方がCu
xOyHzの安定度も高まり、触媒能を高めることがで
きる。ただし、pH13を越える程度の高いアルカリ性
度になると、銅がH2Oを配位して錯イオンを形成する
ため、触媒能が著しく低下する。
【0019】また、過酸化水素処理方法において、照射
する光の波長が200nm〜400nmの範囲であるこ
とが好ましい。CuxOyHz触媒下で紫外線を照射す
ることによりHOO-が分解され、酸化力の高いヒドロ
キシルラジカルを生成させる。HOO-のO−O結合を
切断することで得られるヒドロキシルラジカルは、比較
的短波長(200nm〜400nm)の紫外線を利用す
ることが有効である。一般に、光のエネルギーは短波長
側の方が大きいため、波長が短くて大照射量の紫外線ラ
ンプを利用することが望ましい。ただし、200nmよ
りも短波長の紫外線ランプを利用すると、H2Oから直
接ヒドロキシルラジカルを形成し、ヒドロキシルラジカ
ル二分子が結合して過酸化水素を生成させる反応が起こ
りうるため、過酸化水素を極低濃度まで処理する場合に
は、200nm以上の波長を有する紫外線ランプを利用
することが好ましい。
【0020】また、本発明の過酸化水素処理方法は、紫
外線処理後にCuxOyHzと上澄水とを固−液分離
し、CuxOyHzを系外に排出せず繰り返し利用する
ことを特徴とする過酸化水素含有廃水の処理方法であ
る。
【0021】これに関して、HOO-と銅イオンとの反
応で生成したCuxOyHzは比重が大きく、比較的沈
降し易い特性を有する。この特性を利用し、紫外線処理
後に処理水を静置することで、比較的短時間にCuxO
yHzと上澄水とを固−液分離することが可能である。
固−液分離を十分に行い、上澄水のみを排出して、Cu
xOyHzは次の過酸化水素含有廃水の処理に繰り返し
利用すれば、銅の排出による環境汚染を抑制することが
できる。
【0022】光触媒の中で最も多く利用されている酸化
チタンは、その粉末を廃水中に添加すると粒子径が小さ
いために分散してしまい、処理後に酸化チタンを回収す
ることが困難だが、CuxOyHzを利用することによ
って容易に固−液分離を行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照し詳細に説明する。
【0024】(第一の実施形態)図1は、本発明の第一
の実施の形態の構成を示す概略図である。
【0025】紫外線照射装置1は、紫外線ランプ用電源
2を有する紫外線ランプ3及び紫外線反応セル4から構
成される。また、過酸化水素含有廃水が流入する過酸化
水素含有廃水槽5、銅塩を貯蔵する銅塩添加槽6、銅塩
を添加する銅塩添加ポンプ7、アルカリ性化合物を貯蔵
するアルカリ性化合物添加槽8、アルカリ性化合物を添
加するアルカリ性化合物ポンプ9、過酸化水素含有廃水
を循環させる送液ポンプ10、固−液分離後に処理水を
排出する流路切り替え弁11から構成される。
【0026】図2は、本発明の第一の実施の形態を工程
順に示すフローチャートである。
【0027】過酸化水素を含有する廃水を過酸化水素含
有廃水流入槽5に流入し、pHをアルカリ性に調節する
ためのアルカリ性化合物を廃水中に添加する(図2のス
テップ1)。
【0028】次に、銅塩を貯蔵する銅塩添加槽6より銅
塩添加ポンプ7を用いて廃水中に銅塩の水溶液を添加
し、過酸化水素と反応させてCuxOyHzのフロック
を形成させる(図2のステップ2)。
【0029】次に、紫外線反応装置1と過酸化水素含有
廃水槽5の間を循環させる送液ポンプ10を用いて廃水
を循環し、紫外線ランプ用電源2により紫外線ランプ3
を点灯させて廃水中の過酸化水素を光分解させる(図2
のステップ3)。
【0030】廃水中の過酸化水素の分解が終了したら紫
外線ランプ用電源2及び送液ポンプ10を停止し、廃水
を静置して処理水とCuxOyHzとを固−液分離させ
る。十分に固−液分離が行われたことを確認した後、流
路切り替え弁11を作動させ、送液ポンプ10を用いて
処理水を過酸化水素含有廃水槽5から排出する。この
時、過酸化水素含有廃水槽5の底部に存在するCuxO
yHzは排出せず、上澄水のみを排出する(図2のステ
ップ4)。
【0031】排出した処理水(上澄水)は、処理済水中
に溶解する有機物の種類や濃度に応じて生物学的処理を
施した後(図2のステップ5)、放流する。一方、固−
液分離によって過酸化水素含有廃水槽5に残留したCu
xOyHzのフロックは、次の過酸化水素含有廃水の処
理に利用するため槽内に残し、新たな廃水を流入する
(図2のステップ6)。
【0032】図2のステップ4にて十分に固−液分離が
実施され、且つ系内のpHが最適に保たれれば、外部に
排出される銅はほとんどないので、次の過酸化水素含有
廃水を処理する際に銅塩を追加する必要がない。
【0033】pH調節に用いるアルカリ性化合物は特に
限定されるものではなく、後段の生物学的処理に対して
悪影響を及ぼさない物質であれば、特に問題はない。例
えば、水酸化ナトリウム(NaOH)を好適に利用する
ことができる。
【0034】良好な過酸化水素処理特性を得るためのp
H領域は9〜13の間で、しかもこの領域の中で高いp
Hを維持することが望ましい。その理由は二つある。
【0035】一つは、水溶液中の過酸化水素はpHによ
って存在形態が変化し、アルカリ性の方が分解し易いた
めである。過酸化水素は、酸性溶液中ではH22分子の
形態で安定に存在するが、アルカリ性溶液中ではHOO
-に解離するため、外部からのエネルギーによって酸素
と水に分解し易くなる。
【0036】もう一つの理由としては、アルカリ性に調
節することで、HOO-と銅イオンとの反応によるCu
xOyHzが安定化するためである。水溶性の1価もし
くは2価の銅塩は過酸化水素共存下において、酸性溶液
中では銅イオンとして溶解し、中性からpH13程度ま
でのアルカリ性溶液中では、CuxOyHzとして析出
し易い。本発明による過酸化水素の光化学反応は、Cu
xOyHzを触媒として効率的に進行するため、Cux
OyHzの生成を促進するアルカリ性条件下で処理する
ことで、過酸化水素の分解効率を高めることが可能であ
る。CuxOyHzの溶解度が最も低くなるのはpH1
2〜13であるが、pHが13よりも高くなると、銅が
2Oを配位して錯体を形成し、CuxOyHzの沈殿
が再溶解してしまうため、適切なpH領域に調節する必
要がある。実用上では、pH12程度であれば十分な処
理性を得ることができる。
【0037】図3は、本発明の第一の実施の実施の形態
に拘わる過酸化水素分解処理のpH依存性を示すグラフ
である。
【0038】図3によれば、過酸化水素の分解率は、過
酸化水素含有廃水のpHを12.5に調節した場合が最
も高く、pHが高い方が処理効率は高くなることが判
る。ただし、CuxOyHzはpHを13よりも大きく
するとアクア錯体を形成して十分な触媒能を得られなく
なることから、pH13.5で処理した場合には過酸化
水素分解率がpH12.5に比べ約20%低下してい
る。
【0039】添加する銅塩は特に限定されるものではな
く、水溶性を有し、アルカリ性条件下で銅化合物を析出
させる銅塩であれば問題ない。例えば、硫酸銅(CuS
4)や塩化銅(CuCl2)を好適に利用することがで
きる。これらの銅塩は、通常アルカリ性条件下では水酸
化銅(Cu(OH)2)として沈殿するが、過酸化水素
が共存する場合にはCuxOyHzとして沈殿する。過
酸化水素の分解を促進する触媒として銅を利用するため
には、CuxOyHzの形態にする必要があり、例えば
金属銅(Cu)を添加しただけでは十分な効果を得るこ
とはできない。金属銅を利用するためには、まず酸性で
銅イオンとして溶解させた後に過酸化水素含有廃水に流
入させ、アルカリ性に調整してCuxOyHzのフロッ
クを析出させる必要がある。
【0040】添加する銅塩の濃度としては、銅イオン
(Cu2+)として10mg/リットル〜500mg/リ
ットルの範囲で溶解させることが望ましい。その理由
は、銅イオン濃度が10mg/リットル未満になると、
CuxOyHzの生成量が不十分になるためである。ま
た、銅イオン(Cu2+)として500mg/リットルよ
りも高濃度になると、CuxOyHzが過酸化水素の光
吸収を妨害してしまい、過酸化水素の分解効率は低下し
てしまう。
【0041】また、過酸化水素分解後は処理水を固−液
分離するため、CuxOyHzの沈殿は再び次の過酸化
水素含有廃水の処理に利用できる。すなわち、一回目の
過酸化水素分解を行う際に銅塩の濃度を高めに設定し、
上記フローチャートに従って十分に固−液分離を行え
ば、二回目以降の過酸化水素分解に銅塩を追加すること
はほとんどない。
【0042】廃水に照射する光源の波長範囲は、200
nm〜900nmが可能であり、より好ましくは200
nm〜400nmである。これらの条件を満たす光源と
しては、例えば、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、中
圧水銀ランプ、キセノンランプ、重水素ランプ等を挙げ
ることができる。光のエネルギーは、波長に反比例する
ので、ランプから発する光に400nm以下の波長を有
する紫外線を含むと、過酸化水素の分解反応を効率的に
行うことができる。ただし、200nm未満の波長を有
する紫外線を照射すると、紫外線が水を直接分解してヒ
ドロキシルラジカルや過酸化水素を生成してしまうた
め、廃水中の過酸化水素を極低濃度まで分解する場合に
は適さない。これら列挙したランプの中で、紫外線照射
効率の高い低圧水銀ランプ(主波長254nm)を好適
に使用することができる。
【0043】本発明のもう一つの特徴は、廃水中の過酸
化水素を分解した後に処理水を固−液分離し、CuxO
yHzの沈殿は次の過酸化水素含有廃水の分解に再利用
し、上澄水は回収して生物学的処理を施すか、もしくは
そのまま放流することにある。アルカリ性での過酸化水
素の反応で得られたCuxOyHzのフロックは、酸化
チタンのような一般的な光触媒と比較して沈降し易いた
め、過酸化水素分解後に短時間静置することによって、
容易に固−液分離することができる。
【0044】図4は、CuxOyHzを固−液分離して
繰り返し過酸化水素分解を行った場合の、上澄水中の過
酸化水素濃度と銅イオン(Cu2+)濃度を示したもので
ある。測定は紫外線照射量500mW・hr/リットル
後に30分間静置し、上澄水中の濃度を測定した。な
お、銅塩は初回のみ添加した。以下に処理条件を示す。
【0045】処理条件: 過酸化水素初期濃度:3000mg/リットル 処理量 :500ml 処理温度:25℃ 初期pH:約12 銅塩の種類と濃度:硫酸銅(CuSO4)、200mg
/リットル(Cu2+) 紫外線の種類と出力:低圧水銀ランプ(主波長254n
m)、15W 過酸化水素測定方法:フェノールフタレイン法 銅イオンの測定方法:バソクプロイン法 図4によれば、12回の試験を行っても紫外線照射後の
残留過酸化水素濃度、及び30分間静置した後に上澄水
中に含まれるCu2+濃度は大きな変化が見られず、紫外
線照射後に処理水とCuxOyHzとを固−液分離する
ことで、CuxOyHzは何度でも繰り返し利用できる
ことが確認された。
【0046】ただし、CuxOyHzは生成させてから
数週間以上を経ると、使用回数に拘わらず、徐々に触媒
能が低下することがある。この場合でも、劣化したCu
xOyHzは酸に容易に溶解し、銅イオン溶液となるの
で、この銅イオン溶液に最初にCuxOyHzを生成さ
せたときと同じ様にアルカリ性化合物の添加操作を行え
ば、優れた触媒能を有するCuxOyHzを再生するこ
とができる。
【0047】
【実施例】次に、本実施の形態の実施例を挙げて本発明
を具体的に示すが、本発明はこの実施例のみに限定され
るものではない。
【0048】半導体生産工場から排出される2種類の過
酸化水素含有廃水(過酸化水素濃度:3000mg/リ
ットル及び5000mg/リットル、TOC:500p
pm)を5リットルの容積を持つ過酸化水素含有廃水流
入槽5に流入し、アルカリ性化合物添加ポンプ9を用い
て2N−水酸化ナトリウム溶液を1.2ml/min.
の速度で過酸化水素含有廃水流入槽5に添加した。次
に、銅塩添加ポンプ7を用いて硫酸銅溶液を1.2ml
/min.の速度で添加し、Cu2+濃度として200m
g/リットルになるように調節した。次に、送液ポンプ
10で紫外線反応セル4と過酸化水素含有廃水流入槽5
との間を2000ml/min.で循環しながら、主波
長254nmを発する紫外線ランプ3により廃水に紫外
線を照射した。過酸化水素濃度が0.5mg/リットル
以下まで低下したことを確認した後、処理水を30分間
静置し、十分に固−液分離したことを確認した後、流路
切り替え弁11を作動させて上澄水を排出した。Cux
OyHzは流入槽5に残し、次の過酸化水素含有廃水を
流入した。以下に処理条件を示す。
【0049】処理条件: 銅塩の種類と濃度:硫酸銅(CuSO4)、200mg
/リットル(Cu2+) 処理量 :500ml 初期pH:約12 処理温度:25℃ 紫外線の種類と出力:低圧水銀ランプ(主波長254n
m)、15W 過酸化水素測定方法:フェノールフタレイン法 図5は、各過酸化水素初期濃度における、紫外線照射量
に対する過酸化水素濃度の変化を示す。
【0050】これより、いずれの過酸化水素濃度でも、
本発明による過酸化水素分解が極めて迅速に進行するこ
とが判る。
【0051】一方、図6は、比較例としてアルカリ性化
合物を添加せずに同様に処理した場合の紫外線照射量に
対する過酸化水素濃度の変化を示す。これより、pHを
アルカリ性に調節しないで紫外線照射を行った場合に
は、pHが4程度であるためCuxOyHzのフロック
を効率的に生成させることができず、過酸化水素分解速
度が低い。
【0052】(第二の実施形態)以下に、本発明の他の
実施形態例を示す。上記の基本的な実施形態例に対する
以下の付加点以外は、上記の実施形態例と同様に構成さ
れ、操作される。
【0053】図7は、本発明の第二の実施の形態の構成
を示す概略図である。
【0054】図7より、この形態例では過酸化水素含有
廃水流入槽25において、紫外線照射処理を行っている
時間内は、機械的に攪拌操作を行うための攪拌装置32
を有する。攪拌操作の付加以外は、第一の実施の形態例
と同様に操作される。
【0055】図8は、本発明の第二の実施の実施の形態
に拘わる攪拌操作の有無による過酸化水素分解効率の比
較である。一方はマグネティックスターラーで常時攪拌
し、他方は静置したままで、紫外線照射量250mW・
hr/リットル及び1000mW・hr/リットルでの
過酸化水素分解率を比較したグラフである。以下に処理
条件を示す。
【0056】処理条件: 過酸化水素初期濃度:3300mg/リットル 処理量 :500ml 初期pH:約10 攪拌速度:約100rpm 銅塩の種類と濃度:硫酸銅(CuSO4)、200mg
/リットル(Cu2+) 紫外線の種類と出力:低圧水銀ランプ(主波長254n
m)、15W 過酸化水素測定方法:フェノールフタレイン法 図8によれば、過酸化水素分解効率は攪拌の有無によっ
て異なり、過酸化水素が約50%分解する250mW・
hr/リットル照射時では攪拌の有無で約5%の違いが
見られ、過酸化水素が約90%分解する1000mW・
hr/リットル照射時では攪拌の有無で約20%の違い
が確認された。
【0057】攪拌を行う理由は、高濃度の過酸化水素が
残留している初期段階では、発生する酸素ガスによって
処理水が十分に攪拌されるため、攪拌の有無で処理性に
大きな差異が認められないが、処理の進行に従って過酸
化水素濃度が低い領域になると、攪拌を行わない場合に
はCuxOyHz表面に酸素ガスの気泡が付着し、固−
液接触効率が低下する。攪拌を行う場合には、CuxO
yHz表面が常に処理水と接触しているため、過酸化水
素の分解効率を高めることができる。ただし、強い攪拌
は必要とせず、CuxOyHz表面に気泡が付着しない
程度の攪拌能力であれば良い。例えば、容量500ml
の流入槽で処理を行う場合、マグネティックスターラー
で長さ30mmの攪拌子を用い、100rpm程度の回
転能力があれば十分である。
【0058】以上のように、本実施の形態では、十分な
固−液接触効率を保つことで、過酸化水素が低濃度領域
になっても、高い処理効率を維持することができるとい
う効果が得られる。
【0059】(第三の実施形態)以下に、本発明の他の
実施形態例を示す。上記の基本的な実施形態例に対する
以下の付加点以外は、上記の実施形態例と同様に構成さ
れ、操作される。
【0060】図9は、本発明の第三の実施の形態の構成
を示す概略図である。
【0061】図9より、この形態例では過酸化水素含有
廃水流入槽45において、紫外線照射処理を行っている
時間内は廃水を加温するためのヒーター53を有する。
加温操作を付加すること以外は、第二の実施の形態例と
同様に操作される。
【0062】図10は、本発明の第三の実施の形態に拘
わる過酸化水素分解処理の処理温度依存性を示すグラフ
であり、廃水温度25℃〜65℃まで変動させた場合の
紫外線照射量500mW・hr/リットル時における過
酸化水素分解率を比較したグラフである。以下に処理条
件を示す。
【0063】処理条件: 過酸化水素初期濃度:3000mg/リットル 処理量 :500ml 処理温度:25、45、55、65℃ 初期pH:約11 銅塩の種類と濃度:硫酸銅(CuSO4)、200mg
/リットル(Cu2+) 紫外線の種類と出力:低圧水銀ランプ(主波長254n
m)、15W 紫外線照射量:500mW・hr/リットル 過酸化水素測定方法:フェノールフタレイン法 図10によれば、過酸化水素の分解率は処理温度によっ
て異なり、処理温度の上昇に伴って処理効率が高まる。
この理由としては、過酸化水素が高温領域で不安定にな
ることと、CuxOyHz表面での触媒反応が促進され
ること、紫外線ランプの照射効率が高まること等が挙げ
られる。
【0064】以上のように、本実施の形態では、処理温
度を高温に保つことで過酸化水素を不安定な状態にし、
分解を促進すると共に紫外線ランプの照射効率を高める
ことができ、高い処理効率を得ることができるという効
果がある。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を得ること
ができる。第一の効果は、反応自体が極めて効率的に進
行するため、高負荷過酸化水素含有廃水でも低コストで
短時間に処理することができる点にある。その理由は、
廃水をアルカリ性に調節して過酸化水素をHOO-の形
態とし、そこに銅塩を添加することでCuxOyHzを
生成させ、これを光触媒として過酸化水素を光分解する
ことにより極めて効率的に分解が進行するためである。
これらの構成要素がいずれか一つでも欠けると反応の進
行は極めて遅くなり、高負荷過酸化水素含有廃水の処理
には不適切となる。
【0066】本発明は、従来の酸化チタン等を利用した
光化学的処理法と比較して、処理時間の短縮と紫外線ラ
ンプの本数低減による処理コストの大幅な低減を実現す
ることができる。
【0067】第二の効果は、環境に負荷を与えずに過酸
化水素分解を促進することができる点にある。その理由
は、過酸化水素処理後には固−液分離して銅をほとんど
含まない処理水のみを排出させ、CuxOyHzは何度
でも繰り返し利用することができるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例を示す処理装置の概略図
である。
【図2】本発明の一実施形態例を示す処理フローチャー
トである。
【図3】本発明の一実施形態例のpHの違いによる過酸
化水素分解特性を比較したグラフである。
【図4】本発明の一実施形態例のCuxOyHz再利用
における過酸化水素分解特性、及び上澄水中の残留銅イ
オン濃度特性を示すグラフである。
【図5】本発明の実施例における紫外線照射量と過酸化
水素濃度の関係を示すグラフである。
【図6】本発明の比較例における紫外線照射量と過酸化
水素濃度の関係を示すグラフである。
【図7】本発明の第二の実施形態例を示す処理装置の概
略図である。
【図8】本発明の第二の実施形態例を示す攪拌の有無に
よる過酸化水素分解特性を比較したグラフである。
【図9】本発明の第三の実施形態例を示す処理装置の概
略図である。
【図10】本発明の第三の実施形態例の処理温度の違い
による過酸化水素分解特性を比較したグラフである。
【符号の説明】
1,21,41 紫外線照射装置 2,22,42 紫外線ランプ用電源 3,23,43 紫外線ランプ 4,24,44 紫外線反応セル 5,25,45 過酸化水素含有廃水流入槽 6,26,46 銅塩添加槽 7,27,47 銅塩添加ポンプ 8,28,48 アルカリ性化合物添加槽 9,29,49 アルカリ性化合物添加ポンプ 10,30,50 送液ポンプ 11,31,51 流路切り替えポンプ 32,52 攪拌装置 53 ヒーター

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃水中に含まれる過酸化水素を分解する
    処理方法において、廃水にアルカリ性化合物と銅塩とを
    添加し、アルカリ性のpH条件下で過酸化水素と銅塩を
    反応させて銅化合物のCuxOyHzのフロックを析出
    させ、200nm〜900nmの光を照射して廃水中の
    過酸化水素を光分解させることを特徴とする過酸化水素
    含有廃水の処理方法。
  2. 【請求項2】 前記銅塩の濃度が二価の銅イオンとして
    10mg/リットル〜500mg/リットルの範囲であ
    る請求項1に記載の過酸化水素含有廃水の処理方法。
  3. 【請求項3】 前記アルカリ性化合物の添加により調節
    するpH領域が、8〜13の範囲である請求項1又は2
    に記載の過酸化水素含有廃水の処理方法。
  4. 【請求項4】 照射する光の波長が200nm〜400
    nmの範囲である請求項1〜3のいずれかに記載の過酸
    化水素含有廃水の処理方法。
  5. 【請求項5】 光の照射処理後に銅化合物と上澄水を固
    −液分離し、銅化合物を系外に排出せず繰り返し利用す
    る請求項1〜4のいずれかに記載の過酸化水素含有廃水
    の処理方法。
  6. 【請求項6】 過酸化水素水含有廃水にアルカリ性化合
    物と銅塩とを添加し、該廃水を攪拌させる攪拌工程を有
    する請求項1〜5のいずれかに記載の過酸化水素含有廃
    水の処理方法。
  7. 【請求項7】 過酸化水素水含有廃水にアルカリ性化合
    物と銅塩とを添加し、該廃水を25〜65℃に加熱させ
    る加熱工程を有する請求項1〜6のいずれかに記載の過
    酸化水素含有廃水の処理方法。
  8. 【請求項8】 廃水中に含まれる過酸化水素を分解除去
    する処理装置において、過酸化水素含有廃水流入糟と該
    廃水層に銅塩を含有する糟及びアルカリ性化合物を含有
    する糟とを備え、かつ光照射手段と光分解反応糟とから
    なる光照射装置を備え、該廃水糟中の廃水を該光分解反
    応糟に注入するための送液ポンプ及び光分解反応後、固
    −液分離された処理水を排出する流路切り替え手段を設
    けることを特徴とする過酸化水素の分解除去処理装置。
  9. 【請求項9】 前記廃水糟に前記の光照射処理の間に攪
    拌操作を行う攪拌手段を設けた請求項8に記載の過酸化
    水素の分解除去処理装置。
  10. 【請求項10】 前記廃水糟に前記の光照射処理の間に
    廃水を加熱する加熱手段を設けた請求項8又は9に記載
    の過酸化水素の分解除去処理装置。
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