JP2000287908A - 食器乾燥機 - Google Patents

食器乾燥機

Info

Publication number
JP2000287908A
JP2000287908A JP11134662A JP13466299A JP2000287908A JP 2000287908 A JP2000287908 A JP 2000287908A JP 11134662 A JP11134662 A JP 11134662A JP 13466299 A JP13466299 A JP 13466299A JP 2000287908 A JP2000287908 A JP 2000287908A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
basket
tableware
bowl
wires
drying chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11134662A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3555497B2 (ja
Inventor
Hiroaki Matsuura
裕明 松裏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Original Assignee
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tiger Vacuum Bottle Co Ltd filed Critical Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Priority to JP13466299A priority Critical patent/JP3555497B2/ja
Publication of JP2000287908A publication Critical patent/JP2000287908A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3555497B2 publication Critical patent/JP3555497B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】食器乾燥機の籠において、簡素な構造で茶碗を
安定して保持する。 【解決手段】本食器乾燥機1では、乾燥室3内に着脱自
在の籠4を有する。籠4は容器状で、その底面部4d
は、複数の縦線431〜440および平行な複数の横線
401〜421により格子状に形成され、茶碗立て部4
1,42が設けられている。各茶碗立て部では、隣接す
る一対の横線に、湾曲状の係止部4nが形成され、各係
止部4nは、底面部4dから10度〜20度で斜め上方
に向けて突出している。係止部4nは、茶碗を入れ易
く、且つ確実に保持できる。また、籠4に、逆向きセッ
ト防止用の突出部4gと、がたつき防止用の位置決め部
材4fとを設け、籠4の骨格線451に、食器保持や布
巾掛け用の支持体9を着脱可能とした。 【効果】茶碗立て部に茶碗をより多く保持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食器等の被乾燥物
を乾燥する食器乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】食器
乾燥機は、例えば、内部に乾燥室を形成する本体と、乾
燥室内に着脱自在に配置されて食器を保持する格子状の
籠とを有している。この籠に食器を保持して、乾燥室内
に入れ、そこに温風を吹き出して乾燥させる。籠は、上
部が開放された容器形状であり、この容器の各面は金属
線材をほぼ平行に並べて格子状に形成されている。籠
は、平面視で略長方形に形成され、その上部開口を形成
する枠状の骨格線と、この骨格線の一対の短辺同士を結
び容器の底面および一対の短側面を形成する縦線と、骨
格線の一対の長辺同士を結び容器の底面および一対の長
側面を形成する横線とを有している。籠には、食器を立
てて保持するものがある。
【0003】このような籠では、食器を安定して立てて
保持でき、且つ安価なものが要望されている。さらに、
より多くの食器を保持できればより好ましい。例えば、
従来の籠としては、その底面部を構成する金属線材に、
茶碗に沿う湾曲状の係止部を形成し、この係止部がほぼ
水平方向に張り出すようにしたものがある(特開平10
−305002号公報参照)。しかしながら、係止部は
略水平方向に張り出すので、茶碗の入れ方によっては茶
碗を入れ難く、それに伴い茶碗を確実に係止し難い。そ
の結果、茶碗を安定して保持するのが困難な場合があっ
た。また、茶碗を入れ易くするために、スペース効率が
低くなる傾向にある。
【0004】また、従来の他の籠としては、茶碗の保持
のために、線材を凹凸状に水平方向に沿って屈曲させた
突起部を有するものがある(特開平8−280559号
公報参照)。このような突起部では、茶碗の形状によっ
ては、茶碗との引っ掛かりが少ない場合もあり、茶碗が
安定して保持されない場合があった。また、茶碗に限ら
ず、食器が倒れ込むことを防止したい場合がある。ま
た、食器と同時に布巾を乾燥させたいという要望もあ
る。一方で、このような要望等は、常時その必要がある
とは限らないことから、このような要望をかなえるため
に、食器の保持が邪魔されることや、籠のコストが高く
なることは回避したい。
【0005】例えば、このような要望をかなえる従来の
食器乾燥機としては、食器を保持したり、布巾を乾燥で
きるような支持体を籠に取り付けるようにしたものがあ
る(例えば、実公平7−22201号公報参照)。支持
体は、一対の縦棒の一端同士を横棒で連結して略コ字形
状とし、横棒に布巾をかけるようにしたものである。縦
棒の他端に、籠に嵌まる凹部を形成した取付部が設けら
れている。また、取付部と反対側の縦棒の端部にも、嵌
合孔からなる取付部が形成され、この嵌合孔を籠の底面
に立設したピンに嵌め込み、縦棒を籠の底面に直立支持
し、支持体の上述の取付部でコップを逆さにして支持で
きるようになっている。しかしながら、布巾の支持と、
食器の支持とのために、別々の取付部が設けられるの
で、支持体の構造が複雑であった。また、籠の底面にピ
ンを多数立設する必要があり、籠の構造も複雑化してい
た。
【0006】また、上述のような茶碗等を安定して保持
できることの他にも、籠の使い易さを向上することが要
望されている。例えば、本体にセットするときの籠の向
きが予め定められている場合には、籠の向きを誤ると、
セットし直さなければならず、面倒である。また、籠と
本体との間にがたつきがあると、籠を本体にセットする
際や、籠を取り出す際に、籠が引きずられて、本体を傷
つける場合がある。
【0007】そこで、本発明の第1の目的は、上述の技
術的課題を解決し、簡素な構造で茶碗を安定して立てて
保持できる使い易い籠を備える食器乾燥機を提供するこ
とである。また、本発明の第2の目的は、簡素な構造で
食器を支持し易く、使い易い籠を備える食器乾燥機を提
供することである。また、本発明の第3の目的は、簡素
な構造で本体に誤りなくセットできて、使い易い籠を備
える食器乾燥機を提供することである。また、本発明の
第4の目的は、簡素な構造で本体にがたつきなくセット
できて、使い易い籠を備える食器乾燥機を提供すること
である。また、本発明の第5の目的は、簡素な構造で必
要に応じて食器を安定して支持し、または、布巾を支持
できる使い易い籠を備える食器乾燥機を提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の食器乾
燥機は、本体の内部に形成された乾燥室内に、茶碗の内
側の凹湾曲面がほぼ水平方向に向く立ち姿勢で茶碗を保
持する籠が設けられた食器乾燥機において、上記籠は、
食器を載せる底面部と、この底面部の周縁から立ち上が
る側面部とを有し、底面部は、所定の並列間隔を開けて
配列した複数の並列線材と、この並列線材と交差する方
向に延びる交差線材とにより格子状に形成され、並列線
材には、底面部から斜め上方に向けて突出して茶碗を係
止する係止部が形成されたことを特徴とする。
【0009】請求項1に記載の構成によれば、係止部に
立ち姿勢の茶碗の下端部を引っ掛けて係止することがで
きる。係止部は、斜め上方に向けて突出するので、突出
する方向から見たときに、底面部との間に隙間を確保で
き、この隙間を通じて係止部に沿って茶碗を入れ易い。
しかも、茶碗を立ち姿勢で安定して保持できる。また、
係止部は、並列線材を曲げて得ることも可能なので、簡
素な構造にできる。
【0010】請求項2に記載の食器乾燥機は、請求項1
に記載の食器乾燥機において、上記係止部は、並列線材
の並ぶ方向に対して、10度以上且つ20度以下の角度
で上向きに突出していることを特徴とする。請求項2に
記載の構成によれば、係止部に立ち姿勢の茶碗をより一
層安定して保持できる。ここで、所定角度が10度未満
であれば、茶碗を隙間に入れ難くなり、また、所定角度
が20度を超えていれば、茶碗の内側面を引っ掛け難く
なって安定して保持し難くなることから、所定角度が1
0度以上、且つ20度以下とするのが、茶碗を安定して
保持するのに好ましい。
【0011】請求項3に記載の食器乾燥機は、請求項1
または2に記載の食器乾燥機において、上記交差線材
は、複数が並んで配置され、並び方向の両端部にある一
対の交差線材は、並列線材に比べて太いことを特徴とす
る。請求項3に記載の構成によれば、交差線材を太くし
たので、籠の剛性を高められて、並列線材同士の間隔を
安定させ易く、また、茶碗をより一層安定して保持でき
る。
【0012】また、両端の一対の交差線材を太くすれば
よいので、材料コストの上昇を防止できて、籠を安価に
することができる。請求項4に記載の食器乾燥機は、本
体の内部に形成された乾燥室内に、皿を立てて保持する
籠が設けられた食器乾燥機において、上記籠は、食器を
載せる底面部と、この底面部の周縁から立ち上がる側面
部とを有し、底面部は、所定の並列の間隔を開けて配列
した複数の並列線材と、この並列線材と交差する方向に
延びる複数の交差線材とにより格子状に形成され、並列
線材の間に皿を配置する皿立て部を有し、皿立て部の並
列線材は、等間隔で並んでいることを特徴とする。
【0013】請求項4に記載の構成によれば、等間隔で
並ぶ並列線材であれば、厚みに応じて皿を分けて配置す
る必要がないので、気を使わずに済み、籠を使い易い。
また、籠を製作する際に、線材を位置決めして固定する
作業が容易になるので、籠を製作し易い。特に、底面部
のほぼ全面の並列線材の間隔を等しくする場合には、よ
り一層製作し易い。
【0014】請求項5に記載の食器乾燥機は、本体の内
部に形成された乾燥室内に、食器を保持する籠が設けら
れた食器乾燥機において、上記籠は、底面部およびこの
底面部の周縁から立ち上がる側面部を有する主体部と、
この主体部の側面部から外方に向けて突出する突出部と
を含み、この突出部は、乾燥室の入口寄りの位置に設け
られ、乾燥室は、乾燥室内にある籠の突出部の近傍に配
置されてこの突出部を収容する入口近傍部分を形成する
第1形成部材と、所定間隔で入口の両側に配置されて入
口近傍部分を形成する一対の第2形成部材とを有し、第
2形成部材間の所定間隔は、籠の主体部の通過を許容
し、且つ籠の突出部の通過を阻止する距離とされたこと
を特徴とする。
【0015】請求項5に記載の構成によれば、乾燥室内
に適正な向きで籠を入れる際には、籠の突出部は入口寄
りにあるので、第2形成部材にぶつかることなく、第1
形成部材により形成される乾燥室の部分に収容される。
また、例えば、前後の向きを逆にして籠を入れる場合に
は、突出部の位置が変化するので、第2形成部材にぶつ
かり、籠を入れることができなくなる。このように、乾
燥室への籠の不適正な配置が突出部により未然に防止さ
れる。また、主体部から突出する突出部であれば、主体
部の構造を簡素化できる。
【0016】請求項6に記載の食器乾燥機は、本体の内
部に形成された乾燥室内に、食器を保持する籠が設けら
れた食器乾燥機において、上記籠は、本体と対向する位
置に配置されて、弾性変形しつつ本体と当接する位置決
め部材を備えたことを特徴とする。請求項6に記載の構
成によれば、乾燥室内で籠をがたつきなく配置できる。
しかも、位置決め部材は弾性変形しつつ当接するので、
食器に衝撃がかからず、食器を安定して保持するのに好
ましい。
【0017】請求項7に記載の食器乾燥機は、本体の内
部に形成された乾燥室内に、食器を保持するために、底
面部とこの底面部の周縁から立ち上がる側面部とを有す
る籠が設けられた食器乾燥機において、籠の互いに対向
する一対の側面部の上部端縁間に掛け渡されて布巾、食
器等を支持する支持体が備えられ、この支持体は、長尺
の載置部と、載置部の両端から屈曲状に廷設された一対
の腕部と、その端部に設けられ上部端縁に着脱自在に係
合する一対の係合部とを一体に形成され、載置部は、一
対の係合部を介して上部端縁の上方に支持される立設状
態と、一対の係合部を介して上部端縁から籠内に吊り下
げられる垂下状態との何れかの状態で選択的に配置され
ることを特徴とする。
【0018】請求項7に記載の構成によれば、支持体を
垂下状態とすると、載置部が籠内の食器の倒れ込みを防
止できるので、食器をより一層安定して保持できる。ま
た、支持体を立設状態とすると、布巾を載置部に掛け
て、乾燥室内で食器とともに乾燥できる。また、支持体
を利用しない時には、係合部の係合を解除して取り外し
ておけば、乾燥室内を広く利用できる。
【0019】また、支持体は一体に形成され、しかも、
支持体の係合部は立設状態と垂下状態とで共用されるの
で、支持体の構造を簡素化できる。また、係合部は、両
状態でともに籠にそのまま係合できるので、籠の構造が
複雑化することも防止できる
【0020】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、係止部
が上向きに突出するので、茶碗を立ち姿勢で安定して保
持でき、しかも、茶碗を入れ易く、さらに、構造も簡素
にできる。また、換言すれば、並列線材の間隔を狭くし
て、より多くの茶碗を保持することもできる。
【0021】請求項2に記載の発明によれば、係止部が
突出する角度を10度以上、且つ20度以下としたの
で、茶碗をより一層安定して保持することができる。請
求項3に記載の発明によれば、並列線材よりも太い一対
の交差線材により、籠の剛性を高めて、茶碗をより一層
安定して保持できる。しかも、一対の交差線材を太くす
ることで、コストの上昇も防止できる。
【0022】請求項4に記載の発明によれば、皿立て部
の並列線材の間隔を等しくしたので、厚みに応じて皿を
分けずに済み、籠を使い易い。しかも、籠を製作し易
い。請求項5に記載の発明によれば、籠の突出部によ
り、籠の簡素さを保ちつつ、籠を適正な向きで確実に配
置できるので、例えば、食器に風が当たり難くなること
を防止できる結果、乾燥効率が低下することを防止でき
る。
【0023】請求項6に記載の発明によれば、位置決め
部材により、能が乾燥室内でがたつくことがないので、
例えば、籠の脚部と乾燥室の底部とが擦れあうことが防
止されて、乾燥室の底部が傷つくことが防止される。し
かも、位置決め部材は、弾力的に当接するので、食器を
安定して保持するのに好ましい。請求項7に記載の発明
によれば、布巾掛けや食器の倒れ込み防止に利用できる
支持体を、簡素な構造で実現でき、しかも、籠の構造の
複雑化も防止することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を、
添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一
実施形態を示す食器乾燥機の概略構成の正面断面図であ
る。図2は、図1に示す食器乾燥機の左側面断面図であ
る。なお、各図には、左右方向を示す矢印Xと、前後方
向を示す矢印Yとを必要に応じて図示した。
【0025】食器乾燥機1は、内部に乾燥室3を形成す
る本体2と、乾燥室3内で被乾燥物としてのまな板や食
器等を保持する保持部材としての籠4とを備えている。
籠4は、本体2に着脱自在に設けられている。本体2
は、乾燥室3の下方に配置されるケース5と、ケース5
の上面部51に載置されるシンク8と、ケース5の上方
を覆う覆い部材としての後カバー61、上蓋62、およ
び前蓋63とを有している。ケース5の上面部51の中
央には、一段低い傾斜状の流し面54が形成され、排水
性を良好にするための溝54a,54bおよび排水口5
4dが形成されている。流し面54の上に、シンク8が
着脱自在に載せられている。シンク8は、上方に開放さ
れた容器状にステンレス鋼や樹脂材により形成され、そ
の最低部に水抜き孔8aを有している。シンク8の左右
には、ケース5の上面部51の支持柱部55がそれぞれ
立設されている。
【0026】上蓋62および前蓋63は、ケース5の支
持柱部55に回動自在に支持され、左右方向に延びる回
動中心軸回りに回動させることができる。また、後カバ
ー61はケース5の後部に固定されている。ケース5の
上面部51、後カバー61、上蓋62、および前蓋63
とで囲まれた空間が、乾燥室3とされる。後カバー6
1、上蓋62、および前蓋63の各部を、図2に示すよ
うに、側面視で半円形状に並べると、乾燥室3を閉じる
ことができる。また、上蓋62および前蓋63を後カバ
ー61に入れ子状に重ね合わせると、乾燥室3の前方と
上方とを開くことができる(図3参照)。
【0027】ケース5内には、乾燥室3から排出される
水を溜める水溜め容器65と、乾燥室3内に温風を吹き
出させる温風発生装置7とが設けられている。温風発生
装置7は、モータ71で駆動されるファン72と、空気
の温度を高めるヒータ73と、空気を吹出口70へ導く
風路を形成するためにケース5と一体または別体に形成
された風路区画部材74と、モータ71およびヒータ7
3への通電を制御するためのタイムスイッチ76等の電
装品とを有している。吹出口70は、ケース5の右側の
支持柱部55の根元近傍に、乾燥室3内に臨んで開口し
ている。吹出口70は、温風を左向きに吹き出す。
【0028】乾燥時には、籠4内に食器を保持し、籠4
を乾燥室3内のシンク8の上に載置する。この状態で、
乾燥室3が閉じられて、モータ71によりファン72が
運転されると、空気は、ケース5の底板53にある吸込
口53aから吸い込まれ、ヒータ73より温風とされた
後、風路区画部材74に沿って略U字状に流れて、吹出
口70から乾燥室3内に吹き出される。温風の一部は、
吹出口70の近くに配置された食器に直接に吹きつけら
れる。また、温風の他の一部は、シンク8と籠4の底面
部4dとの間にある隙間KSを通って籠4の下方から乾
燥室3内に広がって、吹出口70から遠くに離れて配置
された食器を乾燥させる。
【0029】ところで、本発明では、籠4内に食器を安
定して立てておくことができる。以下、詳細に説明す
る。籠4は、図3に示すように、上部に開放された容器
状の主体部4cを有している。主体部4cは、食器を載
せる底面部4dと、この底面部4dの周縁から立ち上が
る側面部4eとにより構成され、この側面部4eの上端
縁により上部開口が形成されている。籠4の底面部4d
および側面部4eは、格子状に配置されたステンレス鋼
製の複数の線材により形成されている。なお、籠4を、
樹脂により格子状に形成してもよい。
【0030】また、籠4の主体部4cには、底面部4d
から下方に突出して形成された複数の脚4aと、底面部
4dから下方に突出して形成されて乾燥室3内の所定位
置にがたつきなく配置するための複数の位置決め部材4
fと、主体部4cの外方に向けて突出して籠4を適正な
向きに配置するための複数の突出部4gと、左右の上端
縁にあって着脱する際に掴む把手4bとが設けられてい
る。
【0031】籠4の主体部4cは、図4の平面図に示す
ように、平面視で略長方形に形成されている。籠4の長
手方向を本体の左右方向に沿わせて、籠4は乾燥室3内
に配置される。籠4は、所定の間隔を開けて並ぶ複数の
並列線材としての横線401〜421(一部の横線は簡
略化して図示されている。)と、これらの横線と直交す
る方向に延びる複数の交差線材としての縦線431〜4
40と、上部開口を形成する四角環状の骨格線451と
を有している。
【0032】横線401〜421は、互いに平行に、籠
4の長手方向に並んでいる。例えば、横線401は、籠
4の短側面に平行に延びて底面部4dを形成する水平部
分401a(図6参照)と、この水平部分401aの両
端から上方に向けて延びる垂設部分401b(図6参
照)とを有し、垂設部分401bの上端部で骨格線45
1に溶接固定されている。他の各横線402〜421
も、横線401と同様に構成されている。各横線401
〜421は、例えば、直径1.5mmの単一の線材を曲
げ加工して形成されている。
【0033】縦線431,436,437は、籠4の長
手方向に平行に延びて底面部4dを形成する水平部分
(縦線431の水平部分431aを図5に図示)と、こ
の水平部分の両端から上方に向けて廷びる垂設部分(縦
線431の垂設部分431bを図5に図示)とを有し、
垂設部分の上端部で骨格線451に溶接固定されてい
る。各縦線431,436,437は、篭4の右端部か
ら左端部にまで廷びている。また、各縦線432,43
4,435,438〜440は、籠4の左右方向の一部
にだけ設けられ、上述の水平部分の一端に垂設部分を有
する。また、縦線433は、水平部分のみを有する。前
後の端部にある各縦線431,437は、例えば、横線
よりも太い直径2mmの単一の線材を曲げ加工して形成
されている。また、他の各縦線432〜436,438
〜440は、横線と同じ、直径1.5mmの単一の線材
でそれぞれ形成されている。
【0034】骨格線451は、縦線よりも太い直径4m
mの線材を曲げ加工により環状としたものである。ま
た、籠4には、大形の皿DLを立てて保持するための大
皿立て部45と、中形の皿DMを立てて保持する中皿立
て部44と、小形の皿DSを立てて保持する小皿立て部
43と、茶碗DCを立てて保持する茶碗立て部41,4
2との各領域が設定されている。小皿立て部43、中皿
立て部44、大皿立て部45は、この順に籠4の長手方
向に沿って、右側から並んでいる。
【0035】各皿立て部43〜45では、内部に食器を
係止するための食器保持枠が設けられている。この食器
保持枠は、互いに隣接する一対の横線と、互いに隣接す
る一対の縦線とにより、底面部4dで枠状に形成されて
いる。例えば、大皿立て部45は、横線419〜421
と、縦線440,438とによる2組の食器保持枠を有
している。中皿立て部44は、横線413〜419と、
縦線431,434とによる6組の食器保持枠を有して
いる。小皿立て部43は、横線407〜413と、縦線
431,433とによる6組の食器保持枠を有してい
る。
【0036】各皿立て部43,44,45では、食器保
持枠を形成する縦線に皿を載せて、横線に引っ掛けて保
持する。また、横線の垂設部分同士の間にも皿の一部を
引っ掛けて、皿を立ち姿勢で安定して保持でき(図6参
照)、このとき、皿の食品を載せる面を平行にして、皿
を籠4の長手方向に並んで配置している。茶碗立て部4
1は、小皿立て部43に隣接して、その右側に設けら
れ、茶碗立て部42は、茶碗立て部41および小皿立て
部43の後方に設けられている。茶碗立て部41,42
は、底面部4dで互いに隣接する一対の横線同士の間に
茶碗DCを保持する。この保持されている茶碗は、茶碗
の内面となる凹湾曲面がほぼ水平方向に向く立ち姿勢と
されている。茶碗立て部41,42での各横線401〜
411は、湾曲状に同じ向きに突出する係止部4nをそ
れぞれ含んでいる。
【0037】係止部4nは、平面視で左向きに突出して
いる。係止部4nは、各横線が茶碗の凹湾曲面DC1
(図7参照)に沿うように湾曲することにより構成さ
れ、その上に茶碗を安定して載せることができる。ま
た、図7に示すように、各係止部4nが突出する向き
(矢印U)は、各横線401〜421の並ぶ方向である
水平方向(水平線HLを図示)に対して所定角度Kの上
方への向きとされている。ここで、所定角度Kは、10
度以上で、且つ20度以下となる角度とされている。
【0038】茶碗の保持を説明する。例えば、茶碗立て
部41の横線401と横線402との間の隙間では、こ
の隙間に向かって突出する一方の横線401の係止部4
nに、茶碗の凹湾曲面DC1を向けて、茶碗DCを横向
きにする。そして、横向きの茶碗DCの下部DCKを、
一対の横線401,402の係止部4n同士の間に差し
込み、茶碗の下部DCKの内側面を、一方の横線401
の係止部4nに引っ掛け、他方の横線402の係止部4
nの上に、茶碗の下部DCKの外周面となる凸湾曲面D
C2を載せる。このようにして茶碗を立ち姿勢で保持で
きる。
【0039】また、茶碗立て部41,42は、前後に並
び、茶碗立て部41に茶碗を6個、茶碗立て部42に8
個保持できるようにして、食器の配置の自由度を高めて
いる。というのは、茶碗立て部42は、小皿立て部43
と前後に並ぶので、小皿立て部43に小皿を一杯に入れ
たとしても、8個全部の茶碗を保持できる。一方、小皿
立て部43に小皿を一杯に入れたときには、茶碗立て部
41に茶碗を一杯となる6個でなく4個しか入れられな
くなる場合がある。このような場合に、茶碗立て部42
を利用すればよい。
【0040】また、茶碗立て部41,42と、各皿立て
部43〜45とでは、横線同士が並ぶ間隔が等しくされ
ている。その結果、籠4での横線同士の間隔は、全て等
しく、例えば18mmとされている。また、この間隔
は、従来の茶碗立て部の間隔に比べて狭くされ、同じ面
積であれば、茶碗同士を接近させて配置でき、より多く
の茶碗を収容することができる。
【0041】また、本実施の形態の籠4は、乾燥室3内
で所定の向きに配置される。このとき、吹出口70寄り
の位置に各茶碗立て部41,42を配置し、茶碗立て部
41よりも吹出口70から遠い位置に各皿立て部43〜
45を配置している。また、各皿立て部は、吹出口70
から遠ざかる程に、大形の皿を保持するように、上述の
ように並んでいる。また、茶碗立て部41,42は、茶
碗の内側面となる凹湾曲面を吹出口70に向かうように
して、茶碗を保持する。これにより、温風を食器に確実
に行きわたらせて、食器を効率よく乾燥させることがで
きる。
【0042】また、本実施の形態では、籠4に上述の突
出部4gを設けて、籠4を乾燥室3内で所定の向きにだ
け配置できるようにしている。突出部4gは、主体部4
cの左右側面部4eの上端縁に、籠4の前寄りに一対で
設けられている。各突出部4gは、主体部4cから左右
方向の外方に向けてそれぞれ突出している。各突出部4
gは、単一の線材を屈曲状に形成したもので、側面部4
eの各線材に溶接接合されている。各突出部4gは、籠
4が適正な向きで乾燥室3内に配置されるときには、邪
魔にならず、適正な向きと異った予め定められた向き、
例えば、前後を逆にした向きでは、籠4が乾燥室3内に
進入しようとするときには、本体2とぶつかることによ
り籠4の進入を禁止するように設けられている。
【0043】また、突出部4gは、籠4を乾燥室3へ進
入させる方向と交差する方向に突出しているので、乾燥
室3への進入を防止し易い。また、突出部4gは、下方
への突出を回避されているので、籠4をテーブル等に置
いたときに邪魔にならない。突出部4gは、上方への突
出を回避されているので、籠4に食器を入れるときに邪
魔にならない。
【0044】乾燥室3は、各突出部4gに対応して形成
され、図4に示すように、籠4の主体部4cを収容する
主室3aと、この主室3aの前寄り左右側方に一対で設
けられて突出部4gを収容する副室3bとを有してい
る。また、乾燥室3は、開成状態の入口近傍に、副室3
bを形成する第1形成部材と、主室3aを挟んで所定間
隔を開けて入口の両側に配置された一対の第2形成部材
3cとを有し、これらの各形成部材は、一部を共用しつ
つ入口近傍部分を形成している。
【0045】一対の第2形成部材3cは、主室3aを形
成する部材と一体化され、支持柱部55の前面部分と、
開成状態の前蓋63および上蓋62の側面部の前部端縁
により構成されている。上述の所定間隔は、主室3aの
左右方向の幅であり、籠4の主体部4cの左右方向の幅
よりも広く、主体部4cだけの通過を許容する長さであ
り、且つ籠4の突出部4gの左右端部同士の左右方向に
沿う間隔寸法よりも狭くされて、逆向きの籠4の主体部
4cおよび突出部4gの通過を阻止する長さとされてい
る。このように、一対の第2形成部材3cは、逆向きの
籠4の進入を阻止する進入阻止部材とされている。
【0046】また、副室3bは、閉じた状態で支持柱部
55の前面と、前蓋63とにより形成され、開いた状態
では、第1形成部材としての支持柱部55の前面により
形成されている。適正な向きの籠4では、突出部4gは
前寄りにあるので、突出部4gは邪魔にならずに、籠4
を乾燥室3内に進入できる。そして、主体部4cは主室
3aに、そして、前蓋63および上蓋62を閉じると、
突出部4gは副室3bに収容される。一方、左右方向を
逆にした不適正な向きの籠4では、突出部4gが後方に
配置され、籠4を乾燥室3に進入させようとすると、突
出部4gと支持柱部55等の上述の進入阻止部材3cと
がぶつかりあって、籠4を乾燥室3に入れることが未然
に防止される。
【0047】脚4aは、図5および図6に示すように、
籠4の底面部4dの隅部の近傍となる4箇所に設けられ
ている。脚4aは、籠4の底面部4dの前端および後端
に配置された各縦線431,437に、屈曲状に一体に
2カ所にそれぞれ形成されている。籠4を乾燥室3内に
入れたときには、脚4aが、シンク8の上面の四隅に一
段高く形成された座8eに載せられる。
【0048】位置決め部材4fは、脚4aの形成された
各縦線431,437に2箇所ずつと、籠4の左右方向
の中央部に配置された横線411に2箇所とで、合計6
筒所に設けられている。位置決め部材4fは、線材に一
体に形成された屈曲部であり、この屈曲部は下方に向け
て突出する。各縦線431,437の右側にある各位置
決め部材4fは、本体のシンク8の右側の内側面に当接
して、籠4の右方へのがたつきを防止する。また、各縦
線431,437の左側にある各位置決め部材4fは、
シンク8の左側の内側面に当接して、籠4の左方へのが
たつきを防止する。また、横線411の前側にある位置
決め部材4fは、シンク8の前側の内側面に当接し、ま
た、横線411の後側にある位置決め部材4fは、シン
ク8の後側の内側面に当接して、籠4の前後方向へのが
たつきをそれぞれ防止する。
【0049】また、各位置決め部材4fの近傍では、各
位置決め部材4fが形成された各縦線431,437お
よび横線411と、これらの線材と交差する横線および
縦線とは、接合をそれぞれ回避されている。例えば、横
線411は、これと前端で交差する縦線431とは接合
されていない。それゆえ、各位置決め部材4fは、それ
が形成されている各線材の曲げ弾性により、弾力的にシ
ンク8に当接する。
【0050】また、本食器乾燥機1では、図8に示すよ
うに、籠4に支持体9を着脱自在に取り付けて、布巾F
や食器を支持し、乾燥室3内で布巾を乾燥したり、食器
の倒れ込みを防止できるようにすることができる。支持
体9は、籠4の長手側面となる対向する一対の上部端縁
に沿う骨格線451の間に掛け渡されて、骨格線451
に着脱自在に取り付けられる。
【0051】支持体9は、図9に示すように、籠4の骨
格線451に係合する係合部9cを一端に有する一対の
腕部9bと、一対の腕部9bの他端同士を接続する長尺
の載置部9aとを有している。支持体9の各部は、単一
の線材を曲げ加工して一体に形成されている。支持体9
は、載置部9aを籠4の上方に配置する立設状態(図2
および図8参照)と、載置部9aを籠4内に配置する垂
下状態(図10参照)との何れかを選択して、乾燥室3
内に収容して配置することができる。
【0052】立設状態では、図8に示すように、載置部
9aに布巾をかけて支持することで、支持体9を布巾掛
けとして利用でき、乾燥室3内で食器とともに布巾を乾
燥させることができる。また、複数の支持体9を取り付
け、これらの支持体9に布巾を掛け渡すことで、長尺の
布巾を乾燥させることができる。垂下状態では、図10
に示すように、腕部9bが、籠4の側面部4eにある隣
接する横線の垂設部分同士の間に配置される。例えば、
図10では、横線419の垂設部分と、腕部9bとが交
差している。これにより、支持体9は、横線の並ぶ方向
への移動を防止されるので、載置部9aに食器を沿わせ
て支持することで、食器が倒れ込むことを防止すること
ができる。なお、支持体9を利用しない時には、係合部
9cと骨格線451との係合を解除して、支持体9を取
り外して、乾燥室3内を広く利用することができる。
【0053】係合部9cは、立設状態と垂下状態との両
状態でともに、籠4の骨格線451と係合する。係合部
9cは、籠4の骨格線451を内部に嵌め入れる円環形
状に形成され、その円環形状の一部が内部への出入口と
して切り欠かれて、略C字形状とされている。この出入
口は、一対の係合部9cで、互いに反対側に向くように
配置されている。また、係合部9cは、骨格線451の
外周面に沿う内周面を有し、この内周面は、その中心か
ら見てほぼ180度となるように形成されている。内周
面は、腕部9b寄りの円弧状部分であって、立設状態で
骨格線451と係合して支持する部分と、この部分と反
対側の円弧状部分であって、垂下状態で骨格線451と
係合して支持する部分とを含む。
【0054】なお、一対の係合部9cは、互いに逆向き
で設けられていたが、これには限定されない。例えば、
係合部9cの出入口となる部分は、上向きや下向きに設
けられてもよく、立設状態と下垂状態とで係合する部分
がある形状であればよい。このように本実施の形態によ
れば、図7に示すように、茶碗立て部41,42の係止
部4nは、傾斜して上向きに突出するので、突出する方
向から見たときに、底面部4dの上面、特に係止部4n
同士の間に隙間を確保でき、この隙間を通じて傾斜の方
向に沿って茶碗を入れ易い。
【0055】また、傾斜して突出する係止部4nは、茶
碗を立ち姿勢で安定して保持できる。というのは、茶碗
を入れ易いので、確実に係止部4nに引っ掛けることが
できる。また、係止部4nの頂部は、上下方向に高くな
るので、茶碗の重さは、茶碗を引っ掛ける方向に押し出
す力として作用する結果、より確実に茶碗を引っ掛ける
ことができる。
【0056】また、換言すれば、係止部4n間の隙間を
確保し易くて、茶碗を入れ易いことから、各横線同士の
間隔を狭くしてより多くの茶碗を保持できる。係止部4
nは、並列線材を曲げた簡素な構造である。特に、係止
部4nの突出する所定角度Kは、10度以上、且つ20
度以下の場合に、茶碗を安定して保持できて好ましく、
特に、所定角度Kは、20度が好ましい。というのは、
係止部4nの傾斜して突出する所定角度Kが10度未満
であれば、茶碗を隙間に入れ難くなり、また、所定角度
Kが10度〜20度であれば大きい程に、係止部4nと
茶碗とは確実に係合でき、また、所定角度Kが20度を
超えていれば、茶碗の内側面を引っ掛け難くなって安定
して保持し難くなるからである。
【0057】また、所定角度Kが20度以下であれば、
係止部4nは底面部4dの上方への突出が少なくて済
み、食器を載せる場合に邪魔にならない。また、茶碗立
て部の係止部4nでは、コップ等を引っ掛けてがたつき
なく安定して保持できる。特に、係止部4nが突出する
方向に凸湾曲する場合には、湾曲の内側に茶碗の外周面
を沿わせて、より安定して保持できる。
【0058】また、図4に示すように、皿立て部で各横
線を等間隔で並べたので、厚みに応じて皿を横線間で分
けて配置する必要がなく、気を使わずに済み、籠4を使
い易い。また、籠4を製作する際に、横線を位置決めし
て固定する作業が容易になるので、籠4を製作し易い。
【0059】特に、底面部4dのほぼ全面の横線の間隔
を等しくする場合には、より一層製作し易い。例えば、
底面部4dの横線同士の間隔を、各皿立て部43,4
4,45と茶碗立て部41,42との間で等しくする場
合である。この場合には、係止部4nが傾斜して突出し
ているにもかかわらず、籠4を製作し易く、本実施の形
態の籠4では、全横線401〜421が等間隔で並んで
いるので、製作がより一層容易である。
【0060】また、底面部4dの横線同士の間隔を、各
皿立て部43,44,45と茶碗立て部41,42との
間で等しくする場合には、横線同士の間隔が異なる従来
の場合に比べてより多くの茶碗を係止できる。というの
は、従来の籠では、茶碗を入れ易くするために、皿立て
部よりも横線の間隔を広くした部分が必要であった。こ
れに対して、本発明の茶碗立て部では、茶碗を入れ易い
ので、皿立て部と横線の間隔を同じにできるからであ
る。その結果、本発明の茶碗立て部41,42は、茶碗
同士を互いに接近させて収容できるので、同じ面積で比
較すると、従来に比べてより多くの茶碗を係止できる。
【0061】また、各縦線431と437を各横線40
1〜421よりも太くしたので、籠4の剛性を高める結
果、各横線同士の間隔を安定させ易く、また、茶碗をよ
り一層安定して保持できる。また、前後の端部にある2
本だけを太くしたので、線材の材料コストが上昇するこ
とを防止することができる。ところで、本実施の形態の
籠4では、多数の茶碗を立てて互いに接近させて収容し
ている。このような場合、茶碗と吹出口70との相互の
位置関係によっては茶碗の乾燥効率が大きく変化する場
合がある。そこで、本実施の形態では、乾燥室3内で籠
4を吹出口70に対して位置関係や向きを上述のように
定めておき、効率よく乾燥できるようにしている。一方
では、向きを誤って籠4を配置することも想定される。
特に、籠4の主体部4cの平面形状が矩形の場合には、
形状が簡素であるので、製作し易い一方で向きを誤り易
いことも想定される。
【0062】仮に、籠4が左右を逆にして配置される場
合を考えると、吹出口70の近くに大皿が配置されるこ
ととなるので、温風は大皿に邪魔されて、乾燥室3内に
行き渡り難くなることが想定される。本実施の形態で
は、籠4の主体部4cに設けられた突出部4gにより、
籠4が不適正な向きとなっているときには、籠4は乾燥
室3内に進入を防止されるので、籠4の不適正な配置が
防止される。その結果、例えば、食器に風が当たり難く
なることを防止できるので、乾燥効率が低下することを
防止できる。また、主体部4cから突出する突出部4g
であれば、主体部4cの構造を簡素化でき、例えば、主
体部4cの平面形状を製造し易い略長方形にできる。
【0063】また、図5および図6に示すように、位置
決め部材4fにより、乾燥室3内で籠4をがたつきなく
配置できるので、例えば、籠4の脚4a部と乾燥室3の
底部にあるシンク8とが擦れあうことが防止され、シン
ク8の傷つきが防止される。特に、籠4に食器を多く収
容できる場合には、シンク8が傷つき易い虞があること
から、傷付きを防止できて好ましい。
【0064】また、位置決め部材4fは、弾力的に本体
2のシンク8と当接するので、籠4に衝撃がかからず、
食器を安定して保持するのに好ましい。なお、位置決め
部材4fは、籠4の底面部4dに設けられて、シンク8
と当接していたが、これには限定されない。例えば、位
置決め部材4fは、籠4の側面部4eから側方に突出し
てもよいし、この場合、乾燥室3を形成する本体2の各
部材と当接してもよい。また、位置決め部材4fは、左
右方向に4箇所、前後方向に2箇所に設けられていた
が、各方向2箇所ずつでもよい。また、位置決め部材4
fは、主体部4cから突出して設けられていたが、これ
には限定されず、例えば、主体部4cの一部がシンク8
と当接してもよい。
【0065】また、突出部4gは、単一の線材を屈曲し
た簡素な構造であり、しかも、籠4の引き出し用の把手
と兼用している。また、位置決め部材4fや脚4aは、
籠4の主体部4cを構成する線材を利用して形成してい
る。このように、突出部4g、位置決め部材4f、脚4
a等の各部は、線材や把手のような籠4の部材を利用し
たり、一体に形成することで構造を簡素化されているの
で、上述の各部を設ける場合であったとしても、籠4の
構造の複雑化を防止することができる。
【0066】また、図8および図10に示すように、支
持体9を利用することで、必要に応じて、布巾を食器と
ともに乾燥させることができ、また、食器の倒れ込みを
防止することができる。特に、支持体9の係合部9c
は、立設状態と垂下状態との両状態で共用されるので、
支持体9の構造を簡素化でき、しかも、係合部9cは、
籠4の骨格線451にそのまま係合できる結果、籠4の
構造が複雑化することも防止できる。
【0067】また、支持体9は、単一の線材を曲げ加工
した簡素な構造である。このような構造の支持体9であ
れば、ユーザが線材の曲げ具合を変化させて、係合部9
c同士の間隔を容易に調節することができ、その結果、
支持体9を、前後方向と斜めに交差するように取り付け
ることも可能となる。また、支持体9の係合部9cは、
骨格線451と嵌合することで骨格線451の延びる方
向の任意の位置に取り付けることができる。このよう
に、支持体9を取り付ける自由度が高いので、立設状態
で、食器の邪魔にならずに布巾をかけることができる。
また、取り付け自由度が高い支持体9であれば、垂下状
態で籠4内の食器に確実に載置部9aを沿わせることが
できる結果、食器をより一層安定な状態で保持できて、
確実に倒れ込みを防止できる。
【0068】ところで、本実施の形態では、乾燥室3内
での籠4と吹出口70との位置関係や向きを予め定め
て、乾燥効率を高めるようにしている。また、食器をよ
り一層効率よく、且つ迅速に乾燥できるように、吹出口
70からの温風の温度が、吹出口70の近傍で、略10
0℃になるようにしている。これに対して、従来の食器
乾燥機では、吹出口から略80度の温風を、乾燥運転開
始から乾燥運転終了直前まで継続して吹き出させてい
た。しかしながら、このように乾燥運転終了直前まで温
風を吹きつけていると、乾燥運転終了直後では、シンク
8、食器、籠4等の温度も高いままである。特に、温風
の温度が略100℃と高い本実施の形態では、人が触る
には熱過ぎる程の温度に籠4等がなることが想定され
る。そこで、本実施の形態では、不案内なユーザであっ
ても乾燥運転終了直後に食器や籠4等を支障なく取り出
すことができる食器乾燥機1を提供することを目的とし
て、以下のように乾燥運転を行うようにしている。
【0069】食器乾燥機1の温風発生装置7では、図1
に示すように、モータ71およびヒータ73は、運転制
御手段としてのタイムスイッチ76に接続されている。
このタイムスイッチ76は、2つの回路を内蔵し、両回
路は、ユーザがつまみ75を操作した時点でともに閉じ
られる。また、一方の回路は、つまみ75を操作するこ
とにより設定した運転時間の経過後に開かれ、他方の回
路は、運転時間が経過する時点よりも所定時間前の時点
で開かれるように構成されている。一方の回路にモータ
71、他方の回路にヒータ73が接続され、タイムスイ
ッチ76によりファン72およびヒータ73の運転を制
御する。なお、上述のように乾燥運転を制御する構成と
しては、タイムスイッチ76の他、例えば、マイクロコ
ンピュータ等を利用した制御回路等、公知の方法を利用
することができる。
【0070】図11に示すように、食器乾燥機1の乾燥
運転は、ユーザがタイムスイッチ76のつまみ75を操
作することを契機として開始され(タイミングt0)、
乾燥運転時間(時間T1+時間T2)は、例えば60分
に設定される。乾燥運転の開始後の第1の時間(時間T
1)、ファン72およびヒータ73をともに運転して、
空気を加熱しつつ吹き出させる。吹出口70からの温風
の温度GAも上昇し、やがて、略100℃に達する。そ
れに連れて、吹出口70の近傍にある食器や籠4等の温
度GBも略100℃にまで上昇する。この状態で、上述
の第1の時間T1が経過して、予め定める時点(タイミ
ングt1)に到達するまで、効率よく乾燥が行われる。
【0071】上述の予め定める時点、すなわち、乾燥運
転終了の所定時間前、例えば、7分前になると、その
後、第2の時間(時間T2、上述の所定時間)ヒータ7
3の運転を停止させ、且つファン72の運転を継続し
て、空気の加熱を回避しつつ空気を吹き出させる。この
状態で、所定時間、乾燥運転が継続される。このときの
吹き出される空気の温度GAは、例えば、機外の温度で
ある常温へ下がる。常温の空気が吹きつけられること
で、籠4等の温度も下げられる。また、乾燥運転の終了
直前であれば、食器は、その時点までに温風に吹きつけ
られることにより、十分に温まっているので、常温の空
気が所定時間送風される場合であっても、十分に乾燥さ
れる。
【0072】そして、第2の時間が経過すると乾燥運転
時間(時間T1+時間T2)に達し(タイミングt
2)、ファン72の運転を停止させて乾燥運転を終了す
る。このとき、籠4等の温度は触れることのできる程度
の温度TAに下がっている。ここで、上述の所定時間T
2は、以下のように設定されている。すなわち、吹出口
70からの温風が吹きつけられると、籠4等の温度が上
昇する。この温度の高くなった籠4等に、例えば、常温
の空気を吹きつけることにより、籠4等の温度を人が触
わることのできる温度TA、例えば、40℃以下に低下
させることのできるような、常温の空気の送風時間とし
て設定され、通常、第1の時間T1に比べて短い。吹出
口70近傍の温風の温度が100℃の場合には、所定時
間T2は略7分が好ましい。所定時間T2が7分よりも
長い場合には、籠4等の温度はより低くできる一方、乾
燥運転時間が長引くこととなる。また、所定時間T2が
7分よりも短い場合には、籠4等の温度が十分に低下せ
ず、籠4等に触れたときに熱く感じる場合がある。
【0073】このように、第1の時間T1では送風と加
熱とを行い、その後の第2の時間T2では加熱を停止し
て送風のみを行うようにするタイムスイッチ76を含む
乾燥運転の制御手段を有している。これにより、第1の
時間T1に温風が吹きつけられて高くなった食器や籠4
等の温度GBを、第2の時間T2の送風により人が触っ
ても支障のない温度TAに下げることができる。従っ
て、不案内なユーザが使用する場合であっても、乾燥運
転終了直後に籠4等を支障なく取り出して食器を使用す
ることができる。なお、第2の時間では、ヒータ73お
よびモータ71の少なくとも一方への通電を断続させて
もよく、例えば、ヒータ73への通電を断続させる場合
には、温風の温度を低下させることができ、また、モー
タ71への通電を断続させる場合には、籠等が温風を吹
きつけられる時間を短くできる結果、籠等の温度の低下
に時間はかかるものの、同様の効果を得ることはでき
る。
【0074】特に、第2の時間T2が乾燥運転終了直前
に設定されている場合には、第1の時間T1に食器の温
度を高く維持できるので、乾燥効率を高くでき、乾燥運
転時間を短くすることができる。また、乾燥運転の終了
直前に、食器の温度を送風により効率よく短時間で低下
させることができる。なお、上述の実施の形態では、食
器乾燥機1の本体2のケース5とシンク8とは、別体で
形成されて、シンク8はケース5の流し面54に着脱自
在に載置されていたが、これには限定されない。例え
ば、ケース5とシンク8とは、別体で形成されて、互い
に固定されてもよい。また、ケース5とシンク8とは一
体に形成されてもよい。また、食器乾燥機1の乾燥室3
は、前方に開放されるものであったが、上方のほぼ全体
を開放するものでもよい。
【0075】また、上述の実施の形態では、各横線の間
隔は、全て等間隔で18mmとされていたが、例えば、
等間隔で配置された横線同士の間に、その間を10mm
以下の2つの部分に仕切るように、横線と平行な線材を
設けてもよい。この場合には、横線同士の間隔は等しく
したままで、籠4の製造し易さを維持しつつ、一部の間
隔を狭くして、多くの食器を収容することができる。
【0076】また、縦線と横線は全て直交していたが、
縦線には横線に対して斜めに交差するものが含まれてい
てもよい。例えば、図12に示す籠4では、縦線433
を、各横線に対して斜め方向に交差させ、皿立て部を構
成するために互いに隣接する縦線433,431同士の
間隔を、吹出口70寄り程に狭くなるようにしている。
また、縦線436も、同様に横線に対して斜めに交差
し、皿立て部を構成するための縦線434との間隔が、
吹出口70寄りで狭くなるように配置されている。これ
により、縦線433,431と横線407〜413によ
り形成される皿立て部43、および縦線436,434
と横線412〜419により形成される皿立て部46で
は、保持できる食器を吹出口70寄りになる程に小さく
できるので、吹出口70からの温風は、小さい皿から大
きい皿へとスムーズに流れる結果、効率よく乾燥させる
ことができる。
【0077】また、茶碗立て部41,42の係止部4n
の湾曲の大きさは全て等しくされていたが、異なるもの
が含まれてもよい。例えば、図13の籠4では、係止部
4nの湾曲の曲率半径を、吹出口70寄りで小さくして
いる。茶碗立て部41では、(横線401の係止部4n
の湾曲の半径)<(横線402の係止部4nの湾曲の半
径)<…<(横線406の係止部4nの湾曲の半径)と
されている。また、茶碗立て部42では、(横線404
の係止部4nの湾曲の半径)<(横線405の係止部4
nの湾曲の半径)<…<(横線411の係止部4nの湾
曲の半径)とされている。この場合には、吹出口70寄
りに小さい茶碗を載せることを、湾曲を異ならせること
で、分かりやすく示すことができる。また、このように
茶碗を配置する場合、吹出口70寄りに小さい茶碗が配
置されるので、吹出口70からの温風は、小さい茶碗か
ら大きい茶碗へとスムーズに流れる結果、効率よく乾燥
させることができる。また、湾曲の大きさを、吹出口7
0からの距離に応じて異ならせる場合には、様々なサイ
ズの茶碗をそのサイズに応じた係止部4nにより確実に
安定して保持することができる。また、大形の茶碗の内
側に、相対的に小形の茶碗が配置されるので、大形の茶
碗の内側面に沿う温風により小形の茶碗の外側面をも効
率よく乾燥させることができる。
【0078】また、突出部4gは、図14の正面図およ
び図15の平面図に示すように、籠4の左右側面の上下
方向の中央部に設けられていてもよい。また、図15に
示すように、突出部4gには、その根元部から後方に延
びる位置決め部材4pが一体に形成されている。位置決
め部材4pは、突出部4gと同様に籠4の左右側面に一
対で設けられている。位置決め部材4pは、籠4の主体
部4cの側面部4eに対して左右方向の外方に距離を開
けて配置され、一対の位置決め部材4pは、乾燥室3の
一対の第2形成部材3cの間を主体部4cとともに通る
ことができるように設けられている。位置決め部材4p
は、乾燥室3の第2形成部材3cであるケース5の支持
柱部55の乾燥室3内側になる側面に当接し、籠4を乾
燥室3内で左右方向に偏りなく配置できるので、突出部
4gを乾燥室3内に確実に収容できる結果、上蓋62と
前蓋63とを支障なく閉じることができる。というの
も、籠4が乾燥室3内で左右方向に偏っていると、上蓋
62と前蓋63とを閉じようとしても、籠4の突出部4
gが前蓋63の内面とぶつかることがあるからである。
【0079】その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である食器乾燥機の概略構
成を示す正面断面図である。
【図2】図1の食器乾燥機の左側面断面図であり、図3
のA−A断面を示す。
【図3】図1の食器乾燥機の分解斜視図である。
【図4】図1に示す籠の平面図である。
【図5】図4に示す籠の正面図である。
【図6】図4に示す籠の右側面図である。
【図7】図5に示す籠の要部の正面断面図である。
【図8】図1に示す食器乾燥機で支持体を布巾掛けに利
用する状態の斜視図である。
【図9】図8に示す支持体の正面図である。
【図10】図8に示す支持体を下垂状態としたときの右
側面断面図である。
【図11】図1に示す食器乾燥機の運転のタイミングチ
ャートであり、
【図12】本発明の他の実施の形態の籠の平面図であ
る。
【図13】本発明の別の実施の形態の籠の平面図であ
る。
【図14】本発明のまた別の実施の形態の籠の正面図で
ある。
【図15】図14に示す籠の平面図である。
【符号の説明】
1 食器乾燥機 2 本体 3 乾燥室 3c 第2形成部材 4 籠 4c 主体部 4d 底面部 4e 側面部 4f 位置決め部材 4g 突出部 4n 係止部 9 支持体 9a 載置部 9b 腕部 9c 係合部 41,42 茶碗立て部 43 小皿立て部 44 中皿立て部 45 大皿立て部 55 支持柱部(第1形成部材) 401〜421 横線(並列線材) 431〜440 縦線(交差線材)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体の内部に形成された乾燥室内に、茶碗
    の内側の凹湾曲面がほぼ水平方向に向く立ち姿勢で茶碗
    を保持する籠が設けられた食器乾燥機において、 上記籠は、食器を載せる底面部と、この底面部の周縁か
    ら立ち上がる側面部とを有し、 底面部は、所定の並列間隔を開けて配列した複数の並列
    線材と、この並列線材と交差する方向に延びる交差線材
    とにより格子状に形成され、 並列線材には、底面部から斜め上方に向けて突出して茶
    碗を係止する係止部が形成されたことを特徴とする食器
    乾燥機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の食器乾燥機において、 上記係止部は、並列線材の並ぶ方向に対して、10度以
    上且つ20度以下の角度で上向きに突出していることを
    特徴とする食器乾燥機。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の食器乾燥機にお
    いて、 上記交差線材は、複数が並んで配置され、並び方向の両
    端部にある一対の交差線材は、並列線材に比べて太いこ
    とを特徴とする食器乾燥機。
  4. 【請求項4】本体の内部に形成された乾燥室内に、皿を
    立てて保持する籠が設けられた食器乾燥機において、 上記籠は、食器を載せる底面部と、この底面部の周縁か
    ら立ち上がる側面部とを有し、 底面部は、所定の並列の間隔を開けて配列した複数の並
    列線材と、この並列線材と交差する方向に延びる複数の
    交差線材とにより格子状に形成され、並列線材の間に皿
    を配置する皿立て部を有し、 皿立て部の並列線材は、等間隔で並んでいることを特徴
    とする食器乾燥機。
  5. 【請求項5】本体の内部に形成された乾燥室内に、食器
    を保持する籠が設けられた食器乾燥機において、 上記籠は、底面部およびこの底面部の周縁から立ち上が
    る側面部を有する主体部と、この主体部の側面部から外
    方に向けて突出する突出部とを含み、 この突出部は、乾燥室の入口寄りの位置に設けられ、 乾燥室は、乾燥室内にある籠の突出部の近傍に配置され
    てこの突出部を収容する入口近傍部分を形成する第1形
    成部材と、所定間隔で入口の両側に配置されて入口近傍
    部分を形成する一対の第2形成部材とを有し、 第2形成部材間の所定間隔は、籠の主体部の通過を許容
    し、且つ籠の突出部の通過を阻止する距離とされたこと
    を特徴とする食器乾燥機。
  6. 【請求項6】本体の内部に形成された乾燥室内に、食器
    を保持する籠が設けられた食器乾燥機において、 上記籠は、本体と対向する位置に配置されて、弾性変形
    しつつ本体と当接する位置決め部材を備えたことを特徴
    とする食器乾燥機。
  7. 【請求項7】本体の内部に形成された乾燥室内に、食器
    を保持するために、底面部とこの底面部の周縁から立ち
    上がる側面部とを有する籠が設けられた食器乾燥機にお
    いて、 籠の互いに対向する一対の側面部の上部端縁間に掛け渡
    されて布巾、食器等を支持する支持体が備えられ、 この支持体は、長尺の載置部と、載置部の両端から屈曲
    状に延設された一対の腕部と、その端部に設けられ上部
    端縁に着脱自在に係合する一対の係合部とを一体に形成
    され、 載置部は、一対の係合部を介して上部端縁の上方に支持
    される立設状態と、一対の係合部を介して上部端縁から
    籠内に吊り下げられる垂下状態との何れかの状態で選択
    的に配置されることを特徴とする食器乾燥機。
JP13466299A 1999-04-05 1999-04-05 食器乾燥機 Expired - Fee Related JP3555497B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13466299A JP3555497B2 (ja) 1999-04-05 1999-04-05 食器乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13466299A JP3555497B2 (ja) 1999-04-05 1999-04-05 食器乾燥機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003145089A Division JP4207663B2 (ja) 2003-05-22 2003-05-22 食器乾燥機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000287908A true JP2000287908A (ja) 2000-10-17
JP3555497B2 JP3555497B2 (ja) 2004-08-18

Family

ID=15133631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13466299A Expired - Fee Related JP3555497B2 (ja) 1999-04-05 1999-04-05 食器乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3555497B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002253470A (ja) * 2001-03-02 2002-09-10 Sanyo Electric Co Ltd 洗浄機用ラック
JP2010082092A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Panasonic Corp 食器設置具およびこの食器設置具を設けた食器洗い機、食器乾燥機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002253470A (ja) * 2001-03-02 2002-09-10 Sanyo Electric Co Ltd 洗浄機用ラック
JP4592199B2 (ja) * 2001-03-02 2010-12-01 三洋電機株式会社 洗浄機用ラック
JP2010082092A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Panasonic Corp 食器設置具およびこの食器設置具を設けた食器洗い機、食器乾燥機

Also Published As

Publication number Publication date
JP3555497B2 (ja) 2004-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1110523A (en) Rack hold arrangement for dishware
JP4207663B2 (ja) 食器乾燥機
JP3555497B2 (ja) 食器乾燥機
JP2004041686A (ja) 食器洗浄機
KR101397037B1 (ko) 식기 수납체 및 이를 이용한 식기 세척기
JP2003038410A (ja) 食器洗い機等のかご
ES2317987T3 (es) Lavaplatos domestico con bandeja superior alojada parcialmente en un rebajo de la puerta frontal de carga y dotado frontalmente de un anaquel basculante.
JPH0910158A (ja) 食器洗浄機の食器カゴ
ES2294239T3 (es) Cesta de lavavajillas provista con soporte de sujeccion para cuberteria.
ES2514790T3 (es) Cesta para lavavajillas que comprende un estante provisto de una cubierta
JP2004242901A (ja) 食器洗浄機
JP4147159B2 (ja) 食器洗浄機
JP4123367B2 (ja) 食器洗浄機の食器かご
JP2000279363A (ja) 食器洗浄乾燥機等の食器かご
JPH09271460A (ja) 食器洗浄機
JP3128218B2 (ja) 食器乾燥機
JP2002253470A (ja) 洗浄機用ラック
JPH0431022Y2 (ja)
JP3114178B2 (ja) 食器洗い機
JP4426713B2 (ja) 食器洗い乾燥機
JP2004243103A (ja) 食器洗浄機
JP2007330707A (ja) 食器洗い乾燥機
WO2022121794A1 (zh) 用于洗碗机设备的物品保持器组件
CN109744981B (zh) 高脚杯支架、碗篮组件和厨房电器
JP2000157481A (ja) 食器洗浄機

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040420

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040503

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080521

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090521

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090521

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100521

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100521

Year of fee payment: 6

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110521

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees