JP2004243103A - 食器洗浄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 食器かごを上下2段に配設して、多くの食器類を収納できるとともに、特には背の高い食器類にも対応できて多種多様な食器類を収納洗浄することができるようにする。
【解決手段】 食器かごを上下2段に配設するとともに、そのうちの上段の食器かご33bに対し、該食器かごの一部を構成する食器支持部材53を、取付高さ位置を変更可能に設けた構成とする。
【選択図】 図8

Description

本発明は、食器かごを改良した食器洗浄機に関する。
一般に、食器洗浄機に備えられた食器かごは、洗浄すべき食器類を配列支持するに当って、できるだけ多くの食器類を収納するとともに、確実に洗浄できて使い勝手が良いこと等が求められている。特に、食器洗浄機をキッチンのシンク上に設置して使用するコンパクトタイプほど、小スペースのもと効率良く食器類を配列し収納できることが強く望まれ、このことは昨今のコンパクト化指向に沿って重要課題の一つとなっている。
そこで従来、例えば食器かごの片側上方に回動可能な棚を設けて、必要に応じ当該棚を展開してコップや湯呑み等を載置し、より多くの食器類を洗浄可能としている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−231737号公報 (第4,5頁、図1)
しかしながら、上記従来のものでは棚自体の大きさや形状において、回動する構成上およびスペース的に大きな制約を受け、1回で洗浄できる洗浄容量である食器かご内に収容できる食器点数については限度があり、更なる収納量の増大が求められている。また、棚上の食器類を全て取り出さないと、その下方の食器類を取り出せないことから使い勝手も良いとは言えない。
そこで、その対策として例えば、洗浄槽内に上下2段に略同容量の食器かごを配設することも考えられるが、上下2段の配設に伴ない限られた洗浄槽の上下方向のスペースは狭められ、利用できる食器類の特に収納時における高さに制約を受け、大小様々な食器類の洗浄に不向きとなったり、或は食器かごへの細かな配列収納に苦慮するなど、また使い勝手も低下するなどの問題を有していた。
本発明は上記問題点を解決するため、食器かごの改善により多くの食器類を収納できるとともに、特には背の高い食器類にも対応できて多種多様な食器類を収納洗浄することができ、使い勝手も良好な食器洗浄機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による食器洗浄機は、洗浄槽内に食器類を収納した食器かごを出し入れ可能に設けたものにおいて、前記食器かごは、上下2段に配設されるとともに、そのうちの上段の食器かごに対し、該食器かごの一部を構成する食器支持部材を、取付高さ位置を変更可能に設けたことを主たる特徴としている。
本発明の食器洗浄機によれば、上下2段に多くの食器類を収納できるとともに、上下2段に食器かごを配設した構成でありながら上段の食器かごに設けた食器支持部材を、取付高さ位置を変更可能としたので、これに対応する下段側に特に背の高い食器類を支障なく収納でき、以って多種多様の食器類を所望に洗浄できる。
(実施例1)
以下、本発明の第1実施例につき、図1ないし図6を参照して説明する。
まず、図3は食器洗浄機の外観構成を示す斜視図にあって、食器洗浄機本体11と、これの前面部に設けた扉12、および操作パネル13を示している。そのうち本体11は、概略その外殻を構成する外箱14と、この外箱14内部に設けられた後述する洗浄槽19および洗浄機構部21(いずれも図2参照)等を具備した構成としている。
また、扉12は下端部を支点に回動する下扉12aと、上端部を支点に回動する上扉12bとからなり、そのうちの下扉12aには図示しない扉ロック機構と連動する構成にあって、そのロック解除ボタン15および取手16とを設けており、従って扉12を開放する場合には、ロック解除ボタン15を押しながら取手16を手前に引けば、下扉12aが下方に回動して開き、それに連動して上扉12bが上方に回動して、前面を大きく開放するようになっている。尚、上扉12bには、前記洗浄槽に連通した排気口17が設けられている。
一方、前記操作パネル13は、食器洗浄機の運転コースの設定や、運転スタートおよび停止等に係る操作を行なうためのもので、詳細は略すがコース設定キーやスタートキー等の各種操作キー13aを備えている。
尚、この操作パネル13の裏側には、図2に示すようにマイクロコンピュータ等からなる制御装置18を配設しており、これは上記操作パネル13の操作入力に基づき、食器洗浄機の運転全般を制御する。
次いで、本体11の内部構成について図1,2および図4,5を参照して説明する。まず、図1は前記扉12を取除いた状態の本体11の正面図であり、図2は本体11の要所を切断して示す縦断側面図で、これら図面に基づき説明するに、特に図2に示すように前記外箱14内には、大きな空間を占める前記した洗浄槽19を配設している。この洗浄槽19は、その前面を大きく開放した食器類の出入口20を形成しており、その出入口20の全面を開閉する前記扉12(下扉12aおよび上扉12b)により、水密に閉鎖されている。
そして、上記洗浄槽19の底部には、前記した洗浄機構部21を配設している。該機構部21は、洗浄ポンプ22とこれを駆動するポンプモータ23、および後述する噴射体26を具備してなり、併せて洗浄ポンプ22と同軸上に並設した排水ポンプ24も上記ポンプモータ23にて共通に駆動可能に制御される。その制御手段としては、ポンプモータ23を正逆回転可能なモータを用いて、例えば時計回りの正転時には洗浄ポンプ23が正常にポンプ機能する一方、排水ポンプ24は機能せず、また逆転時には排水ポンプ24が正常にポンプ機能して排水管25から機外に排水できるが、洗浄ポンプ22は機能しないように、ポンプランナーの形状若しくはクラッチ機構を備えた構成としている。
このように、洗浄槽19の外底面側に設けられた洗浄ポンプ23に対し、洗浄槽19の内底部側には回転ノズルとして機能する噴射体26が軸筒部27に連通支持され、該軸筒部27は前記洗浄ポンプ22の吐出側に連通接続され、以って洗浄機構部21として構成されている。更に、洗浄ポンプ22の吸入側は、接続管28を介して洗浄槽19の最低部位である凹所19aに連通接続され、従って、例えば洗浄運転時には洗浄機構部21の駆動に伴ない、洗浄槽19内に供給された洗浄水は、凹所19aから洗浄ポンプ22を介して噴射体26に圧送され、該噴射体26から洗浄槽19内の主に上方に向けて噴射されるとする、洗浄水の循環を繰り返し行なう。この場合、噴射体26は洗浄水を横方向に噴射するときの反動を利用して回転するようにしている。
更にまた、洗浄槽19の内底部には、例えばシーズヒータによるヒータ29を配設しており、上記洗浄水の加熱や乾燥運転時に取り込んだ外気を加熱温風化するようにしている。この温風化手段としては、詳細は略すが洗浄槽19の背面側に送風装置30が配設され、この送風装置30により取り込まれた外気が洗浄槽19下部のヒータ29近傍から供給されることで、該ヒータ29にて加熱温風化されるようにしている。
また、洗浄槽19への給水手段としては、洗浄槽19の背面側から内方に給水できるように給水弁31を設けていて、外部の給水源である水道水を供給可能としている。そして、この給水手段による給水量を制御すべく水位検知装置32を備えていて、これは例えば所定水位を検知して動作するフロート式スイッチ(図示せず)を具備してなり、洗浄槽19の内底部に連通して設けられている。
そして、洗浄槽19内には図1,2から明らかなように、上下2段に配設されてなる食器かご33が出入口20から出し入れ可能に収容されている。
以下、この食器かご33について詳述すると、これは後述する茶碗やコップ等の食器、および鍋やまな板等の調理器具(用具)などの所謂食器類を収納すべく、下段に配置された食器かご33aと、上段に配置された食器かご33bとを具備してなり、且つ本実施例ではこれら両食器かご33a,33bは夫々独立した構成体となしていて、夫々単独に出し入れ操作できるようにしている。これら食器かご33a,33bは、いずれもワイヤを組んで大略矩形枠状に構成され上面を開放した容器状をなしている。
まず、下段の食器かご33aについて述べるに、これは比較的浅底容器状をなした食器類の収納スペースを形成していて、図1に示すように本実施例では例えば略右半分には径大な皿34や長尺のスプーン35および箸36等の収納時に縦長となる所謂背の高い食器類を配列する収納スペースAとし、残り略左半分には茶碗37やどんぶり(図示せず)等の一般的な食器類を配列する収納スペースBとするスペース区分としている。
そこで、図示右側の食器類の背の高い収納スペースAには、底部から逆ハ字状に起立した長寸の食器支え38(図2参照)を複数配設するとともに、筒状の小物入れ39を立設保持している。従って、上記各食器支え38間には皿34のうち図示例ではやゝ径小な小皿34aと、やゝ径大な中皿34bを複数枚立設状態に左右方向に一列配列支持し、また小物入れ39には上記スプーン35や箸36等を収納支持している。
これに対し、図示左側の一般的な食器類の収納スペースBには、やはり底部から逆ハ字状に起立した短寸の食器支え40を複数配設していて、これら各食器支え40は当該図1に示すように長短をなす第1,第2の支え40a,40bを一対として構成されている。従って、これら各支え40a,40b間に個々の茶碗37が挟持されるように配列支持されるもので、且つこれは図2から理解できるように前後に2列配設した構成としている。
因みに、斯かる構成からなる下段の食器かご33aは、前記噴射体26の上方に配設され、洗浄槽19の左右両側壁に固定されたレール部材41に対し、下段の食器かご33aの左右両側下部に装着されたスライド部材42を介して、前後方向にスライド可能に載置支持されている。
次いで、上記上段の食器かご33bの構成について、詳細は後述するとして、まず図1,2に基づきその大略構成につき述べると、これは底部の高さが左右で異なる段違いに構成されている。即ち、前記した下段の食器かご33aの右側の背の高い食器類の収納スペースAの上方に対応した部位を、底部が上位にある所謂浅底収納スペースCを形成し、同じく左側の収納スペースBの上方に対応する部位にあっては底部が下位にある所謂深底収納スペースDを構成している。そして、図示例では右側の浅底収納スペースCにはコップ43やマグカップ(図示せず)等の比較的小物の食器類が収納されるようにし、一方左側の深底収納スペースDには、鍋44などの全体に大型の食器類を収納可能としている。
尚、斯かる上段の食器かご33bの支持手段としては、洗浄槽19の左右両側壁に固定されたレール部材45に対し、該食器かご33bの左右両側に装着されたスライド部材46がスライド可能に係合支持された構成としており、且つこのスライド式の支持手段は、上段の食器かご33bを上下方向に高さ位置を変更可能とすべく、詳細は後述するが上記スライド部材46とレール部材45との係合支持位置を変更できるようにしている。
しかして、図4および図5は、上記した上段の食器かご33bとスライド部材46の具体構成を説明すべく開示したもので、そのうち図4は上記両者の組み込み状態を示す斜視図で、図5は分解斜視図である。
以下、詳述すると上段の食器かご33bの特徴とするところは、上記した段違い構成に加えて特に図5から明らかなように、該食器かご33bの一部を構成する食器支持部材47を着脱可能に設けた点にあって、この食器支持部材47は前記した浅底収納スペースCに対応した一部を構成している。
即ち、上段の食器かご33bは、図5に示すようにかご本体48と上記食器支持部材47とが着脱可能に組み込まれた構成にあり、従ってかご本体48は、その右側の浅底収納スペースC側においては底部が抜けた如き開放口48aが形成されていて、周囲枠のみワイヤにて形成された形態にある。
これに対し、食器支持部材47はワイヤを格子状に組み平坦な棚状の底部を形成する棚部47aを主体として、そのうちの4隅部から1本のワイヤを上方に起立し、側方から見て前後方向に曲成されて逆L字状に形成された腕部47bと、前方側の2本の腕部47b間に位置して略同形状に形成された逆L字状の取手兼腕部47cとから構成されている。そのうち、4隅部の腕部47bは1本のワイヤにて先端を自由端部とした柔軟な弾性変形可能であるのに対し、取手兼腕部47cは自由端部側が逆U字状に曲成されて取手部分となしたもので、従って剛性を高めた弾性変形を可能とするとともに、その上部に後方に窪んだ係合凹部47dを形成している。
斯くして、図4に示す上段の食器かご33bとして構成するには、図5に示すように上記かご本体48の開放口48aに、上方から食器支持部材47を挿入し、まず後方(奥方)側の2本の腕部47bを周囲枠のうちの後枠部48bに引掛けるように係合し、次いで食器支持部材47の前方側の取手兼腕部47cを後方に押しながら下方に押圧操作する。すると、取手兼腕部47cは、周囲枠の前枠部48cの内面を摺接しつつ弾性変形して挿入され、そして係合凹部47dの位置まで挿入されると、該凹部47dが前枠部48cに弾性係合するとともに、このとき同時に前方側の腕部47bも前枠部48cに対して弾性変形しつつ挿入され下方への抜け止め状態に係合される。
この結果、かご本体48の浅底収納スペースC側に装着された食器支持部材47は、開放口48aを閉鎖して棚部47aにより当該浅底収納スペースC側の底部を形成するとともに、4隅部の腕部47bおよび取手兼腕部47cにより、主に下方への抜け止め状態のもとに圧挿されて弾性的に保持されるに加えて、取手兼腕部47cでは係合凹部47dと前枠部48cとの弾性係合により、特に上方への抜け止め作用を得て、確実に組み込まれた状態に保持される。この場合、上記した食器支持部材47の弾性変形のみに非ず、周囲枠を構成する後,前枠部48b,48Cの弾性変形も利用できるので、有効な弾性変形のもとに容易に圧挿装着できる。
逆に、この組み込み状態の食器支持部材47を取り外す場合には、上記とは逆の手順で行なえばよい。即ち、まず剛性の高い取手兼腕部47cの端部を掴んで後方(奥方)に押しやりながら上方へ持ち上げるようにする。すると、まず前方側における前枠部48cに対する係合凹部47dの係合、および腕部47bが圧挿状態から解かれて、後部側の腕部47bと後枠部48bとの係合部位を支点に上方に回動される。従って、この状態から食器支持部材47を上方に持ち上げることで取外すことができ、この場合、上段の食器かご33bを出入口20から外方に出した状態で簡単に着脱操作できる。
また、この図4,5には前記した上段の食器かご33b用のスライド部材46の具体構成についても示しており、これは図示から明らかなように該食器かご33bの左右両側面にワイヤが有する弾力性を利用して、該スライド部材46を弾性係合により装着している。そして、その両外側面には上下複数段の例えば3段の溝部46a,46b,46cを設けており、このいずれかを選択して前記洗浄槽19内の両側面上部に形成したレール部材45(図1参照)とスライド可能に係合させることにより、上段の食器かご33bを前記出入口20から出し入れ可能としている。
しかも、最も上段の溝部46aを選択してレール部材45と係合した場合には、図1にも示すように洗浄槽19内における上段の食器かご33bは、最も低い高さ位置に収容支持され、最下段の溝部46cとレール部材45との組み合わせの場合には、当該食器かご33bは最も高い位置に収容支持された状態が得られ、所謂高さ調節が可能な支持手段を構成している。このことは、下段の食器かご33aに収納された食器類の高さに応じて、上段の食器かご33bを適正な高さ位置にセットすることができる。
尚、図6は食器かご33に図1とは異なる食器類を配列収納した場合の実施態様を示した図1相当図で、詳細は後段の作用説明とするが、その食器類として下段の食器かご33aの右側である背の高い食器類の収納スペースAには、例えば皿34(この場合、中皿34b),麦茶用ボトル49,小物入れ39に収納されたおたま50や菜箸51等が収納され、また左側の一般的な食器類の収納スペースBには複数のどんぶり52が収納されている。
一方、上段の食器かご33bにおいては、その右側の浅底収納スペースC側に取付けられる食器支持部材47が外された状態にあって、食器類は何も収納支持されていない。また、左側の深底収納スペースDには例えば複数のコップ43が収納支持されている。
この場合、上段の食器かご33bは最も高い位置に収容支持されており、従ってレール部材45に対してスライド部材46の最下段の溝部46cが係合して、スライド可能に支持されている。
次に、上記構成とした食器洗浄機において、食器かご33による異なる使用形態を示す図1および図6に基づき、その作用を説明する。
まず、図1は一般的によく使用される形態を示し、上下2段に配設した食器かご33a,33bの食器類収納スペースを全て利用して、一度に多くの食器類を収納し洗浄可能としている。しかも、本実施例では上段の食器かご33bは、左右で高さが異なる段違いに構成されるとともに、これと下段の食器かご33aにおける背の高さが異なる食器類収納スペースとの組み合わせにより、多くの種類の食器類の洗浄に対処できる。
即ち、下段の食器かご33aの右側の背が高い食器類の収納スペースAには、比較的背が高い皿34としての小皿34a,中皿34b、および小物入れ39に収納されたスプーン35や箸36等が長寸の食器支え38を利用して立設状態に配列支持される。そして、この上方に対応して浅底収納スペースCが位置するように上段の食器かご33bが配設されて、該スペースCの開放口48aには食器支持部材47が着脱可能に装着され(図4,5参照)、浅底収納スペースCの底部を構成している。
従って、この浅底とする食器支持部材47には複数のコップ43が載置され収納されている。この場合、図示するように上段の食器かご33bは、スライド部材46の最上段の溝部46aとレール部材45とが係合した支持状態にあるので、最も下位にセットされた収容状態にあるが、浅底収納スペースCの底部を構成する食器支持部材47の下方を有効活用して、下段には比較的径大な皿34やスプーン35等を当接することなく配列収納できる。
また、下段の食器かご33aの左側の一般的にな食器類の収納スペースBには、短寸の食器支え40を介して複数の茶碗37の如く背が低い食器類が配列支持される。従って、この上方に対応して上段の食器かご33bの深底収納スペースD側を配置することができ、該スペースDには全体に大型の鍋44などを、下段の茶碗37に何ら支障なく載置収納することができる。
このように、段違い構成の上段の食器かご33bと、背の高い食器類を収納する収納スペースAを有する下段の食器かご33aとを、上下方向に無駄な空間を極力小さくした状態のもとで洗浄槽19内に適正配置でき、従って上下2段に亘って多数の異なる食器類を有効に収納できるとともに、下方に設けられた噴射体26からの噴射水を上段に配列された食器類に対し、有効に噴き付けることができ所望の洗浄効果が期待できる。
これに対し、図6は更に背の高い食器類を含む洗浄に好適する例を示したもので、食器かご33の使用形態としては、下段の食器かご33aは上記と同じ状態であるが、上段の食器かご33bは高い収容位置にセットされ、且つ食器支持部材47を外した状態での使用形態を示している。
即ち、下段の食器かご33aにおいて、背の高い食器類の収納スペースAには前記中皿34bよりも更に縦長の食器類を洗浄すべく収納した使用形態を示しており、ここでは夏季によく使われる麦茶用ボトル49を伏せた状態に収納し、他には小物入れ39に収納支持したおたま60や菜箸51等を配列している。尚、左側の一般的な食器類の収納スペースBには、例えば複数のどんぶり52が配列支持されている。
このような、下段に配列されたうちの特に背の高い食器類に対し、上段の食器かご33bが前記した図1の如く最下段に収容支持された形態では、該底部に背の高い麦茶用ボトル49等が当接することになるので、この図6ではスライド部材46を高さ調節して上段の食器かご33bを最上段の位置に係合支持させ、且つ浅底収納スペースCを構成する着脱可能な食器支持部材47を取外した使用形態としている。従って、単に背が高いだけでなく厚みのある麦茶用ボトル49とか、まな板(図示せず)などを立設状態に収納できる。尚、左側の深底収納スペースDにあっては、洗浄槽19の天井面との間が狭まるので小鉢類や図示するコップ43が複数配列され収納支持されている。
この結果、上段の食器かご33bの段違い構成による浅底収納スペースC側に対応して下段に配列された背の高い食器類は当接することなく確実に収納でき、しかも該スペースC側を構成する底部は抜けた状態(開放口48a)にすることで、その開放口48aに対応した位置であれば、更に背の高い食器類をも収納可能となるなど、より多くの種類の食器類の洗浄が可能となる。
但し、上段の食器かご33bの使用形態としては上記に限らず、特に下段に配列される背の高い食器類に応じて種々変更可能で、例えば食器支持部材47は装着したまま当該食器かご33bを最上段に支持する高さ調節のみ行なえばよい場合とか、或は中段または最下段に支持させたまま食器支持部材47のみを外して、その除去スペースを有効利用して行なう場合など、種々展開可能である。
また、上段の食器かご33bから外された食器支持部材47は、下段の食器かご33aに保持させることも可能で、例えば平坦な棚部47aの格子状の大きな網目を利用して、下段の収納スペースB側に立設された短寸の食器支え40に挿通して底部を重ね合わせることにより、失うおそれがなくコンパクトに保管できるとともに、その上から食器支え40にて一般的な茶碗37等を配列支持することも可能で、この場合には洗浄運転時にも上記保管状態のまま対応できて便利である。その他、上段の食器かご33bの深底スペースD区分に収納できる大きさとして、該スペースDに収納保管することも可能である。
以上説明したように、本実施例によれば次の効果を有する。
食器かご33を、上下2段に配設した食器かご33a,33bから構成したので、洗浄槽19を大型化するのを抑えながら多くの食器類を収納でき、一度に洗浄できる食器点数の増大が図れる。しかも、これら食器かご33a,33bは夫々独立した構成体としたので、出し入れ操作は軽やかにでき使い勝手も良い。更には、上段の食器かご33bは、高さが異なる段違い構成として浅底収納スペースCおよび深底収納スペースDとしたことで、下段に収納された食器類の背の高さに応じた組み合わせにより、径大,径小,大物,小物など多種多様な食器類を効率良く収納できて洗浄が可能とするコンパクトな食器洗浄機を提供できる。
上記に加え、特に上段の食器かご33bの一部を構成する食器支持部材47を着脱可能に設けたことにより、該食器支持部材47の有無に応じた食器類の収納が可能となるもので、上記段違い構成による効果に加えて殊に食器支持部材47を取外した状態では、その下方に対応した位置に背の高い食器類を下段の食器かご33aに収納可能となり、各種の食器類に対して所望の洗浄ができる。
しかも、この食器支持部材47を段違い構成の高い段部側である浅底収納スペースC側に配設したので、下段の食器かご33aには更に背の高い食器類をも収納可能とすることができるものであり、且つ上下2段配置からなる食器かご33の構成でありながら上段の食器かご33bに支障なく、下段に背の高い食器類を収納できる利点は、使い勝手上その実用的価値を高め得る。また、食器支持部材47を着脱可能に設ける部位は、本実施例では段違い構成の高い段部側にしているので、常に背の高い食器類を収納する側において食器支持部材47を着脱利用できることで、その位置付けが特定でき取扱いも容易である。
更には、上段の食器かご33bの左右両側に装着されたスライド部材46は、洗浄槽19の両側壁に固定的に設けられたレール部材45に対し、スライド可能に係合支持されるとともに、該レール部材45に対してスライド部材46が有する複数の溝部46a〜46cは係脱可能にして選択的に係合支持できるので、所謂上段の食器かご33bを洗浄槽19内にセットする高さ位置を複数段に調整できる。
従って、最上段にセットすれば下段には一層背の高い食器類を収納できて便利であるとともに、逆に下段の食器類が一般的な什器や小皿類のような場合とか、少なくともこれら下段の食器類が当接しない範囲において、上段の食器かご33bを下方位置にセットできるので、下方に設けられた噴射体26からの噴射水を上段にセットされた食器類に対しても有効に作用し、所望の洗浄効果を得ることができる。
尚、上記実施例では上段の食器かご33bは、平坦状をなす底部として説明したが、これは下段の食器かご33aが有する如き食器支え40を備えた構成としてもよく、その他、食器支持部材47を取付ける腕部47bの構成も適宜変形して実施できるものである。
(実施例2)
上記に対し、図7,8は本発明の第2実施例を示す図4,5相当図で、以下、上記実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
このものは、上段の食器かご33bの一部を構成する食器支持部材53のみが異なる以外は、上記第1実施例と共通である。即ち、この食器支持部材53は、特に図8に明示するように左右両側から上方に起立し先端がカール状をなした腕部53eを形成したもので、具体的には底部たる棚部53aを形成するうちの2本のワイヤを左右方向に延長して夫々2本の腕部53eを形成してなり、4隅部の前後方向に対応した腕部53bに対し、左右方向に対応して形成され且つこれらは略同等の起立高さとしている。
上記構成の食器支持部材53に対し、これを取付ける上段の食器かご33bにあっては、かご本体48の開放口48aの周囲枠のうちの左右両側枠に取付け可能としている。即ち、開放口48aの周囲枠の一部をワイヤで構成する右枠部48dおよび左枠部48eを、前記した前後の枠部48c,48bより低い位置に枠組みした構成としている。
従って、食器支持部材53を左右の腕部53eを利用してかご本体48に組み込んだ状態は、図7に示すように左右の腕部53eの先端カール部分が左右の枠部48e,48dに係合支持され、且つ前述した前後の腕部47bを利用した取付状態(図4参照)より下位に取付けられる。
次に、上記構成の使用形態につき述べるに、まず食器支持部材53の取付手順としては、これを開放口48aの下方から例えば左側を上にしたやゝ傾斜状態にして挿入する。そして、まず左側の腕部53eを左枠部48eに引掛けた後、右側の腕部53eを上方に持ち上げ若干撓ませながら右枠部48dに引掛ける。この場合、左右の腕部53eはワイヤによる弾性変形が容易であるので、取付状態では左右の枠部48e,48d間に弾性的に挟持される寸法関係としておくことで、該食器支持部材53が不用意に移動したり微振動を呈することなく確実に取付保持することができる。尚、食器支持部材53は、上段の食器かご33bが出入口20から外方に引き出されている場合には、開放口48aの上方からでも適宜撓ませながら取付けることもできる。
しかして、上記のように食器支持部材53を取付けてなる上段の食器かご33bには、該食器支持部材53の取付け高さを変えて組み込むことにより、その右側の浅底収納スペースCでは、上記第1実施例に比してやゝ深くした底部が形成されることとなり、通常のコップ43(図1,2参照)より若干大きい例えばマグカップ(図示せず)等が収納可能となる。尚、この食器支持部材53の取付高さは、本実施例に限らず更に複数段に調整可能とすることも容易にできるとともに、その高さ位置を左側の深底収納スペースDと同等にするなど、使用形態は広く展開できる。
また、食器支持部材53の下方たる下段側の食器類が比較的背の低い場合には、当該食器支持部材53の取付高さを低く設定することができ、斯かる場合には当該収納スペースCに収納された食器類に対し、特に下方からの噴射洗浄水を有効に噴き当てることができ、効果的な洗浄が期待できる。
このように、本実施例によれば食器支持部材53を、前後,左右の腕部53b,53eを利用して上段の食器かご33bにおける取付高さを変更できるので、上記第1実施例に増して使用者の要望に応じた多種多様の食器類を収納できるとともに、効果的に洗浄できるなど一層の使い勝手が向上する。
尚、本発明は上記し且つ図面に示した各実施例にのみ限定されるものではなく、例えば食器かごとしては上下2段に個々に配設した構成としたが、これは上下一体の構成としても良いし、また食器支持部材は容器状に構成しても良いことはもとより、その前後更には左右にも設けた腕部を介して取付け得、且つ取付高さを変更可能としたが、同じ腕部を利用して被取付側の取付位置を変更して取付け高さ調整することも容易に考えられるなど、実施に際して本発明の要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
本発明の第1実施例を示す、扉を取除いた状態の正面図 要所を切断して示す縦断側面図 外観斜視図 上段の食器かごの斜視図 上段の食器かごの分解斜視図 異なる使用形態を説明するための図1相当図 本発明の第2実施例を示す図4相当図 図5相当図
符号の説明
19は洗浄槽、33は食器かご、33aは下段の食器かご、33bは上段の食器かご、45はレール部材、46はスライド部材、47,53は食器支持部材、47b,53b,53eは腕部、48はかご本体、および48aは開放口を示す。

Claims (2)

  1. 洗浄槽内に食器類を収納した食器かごを出し入れ可能に設けたものにおいて、
    前記食器かごは、上下2段に配設されるとともに、そのうちの上段の食器かごに対し、該食器かごの一部を構成する食器支持部材を、取付高さ位置を変更可能に設けたことを特徴とする食器洗浄機。
  2. 食器支持部材の取付高さの低い位置設定は、上段の食器かごの左右側に支持する構成としたことを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。

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