JP2000287866A - シート包装体 - Google Patents

シート包装体

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JP2000287866A
JP2000287866A JP11104529A JP10452999A JP2000287866A JP 2000287866 A JP2000287866 A JP 2000287866A JP 11104529 A JP11104529 A JP 11104529A JP 10452999 A JP10452999 A JP 10452999A JP 2000287866 A JP2000287866 A JP 2000287866A
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sheets
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sheet package
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佳文 仁木
Taeko Kanai
妙子 金井
Sanae Sagara
早苗 相良
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蒸し器や加熱器、冷却器等に収容する際の取
り扱いが容易であるとともに、収容される清拭シートの
湿潤状態を容易に保持することのできるシート包装体を
提供する。 【解決手段】 調温加湿器13に収容されて、個々にま
とめられた複数のシート11を湿潤状態で一体として加
温あるいは冷却するためのシート包装体10であって、
各シート11は、25mm幅のクレム吸水量がシートの
MD方向、CD方向共に、或いは何れか一方において1
80秒で80mm以上となる吸水性を備え、かつ複数の
シート11を一体として被覆封入する包装材12は、1
00℃以下で溶融しない材料からなるとともに、内部の
シート11に水を供給する注水開口16が形成される。
一体として被覆封入される複数のシート11は、巻物状
に加工されて個々にまとめられ、その中心軸を平行にし
て積み重ねられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシート包装体に関
し、特に湿潤状態で加温あるいは冷却された清拭シート
を提供するシート包装体に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例えば
身体の一部を拭う布製のタオルやおしぼり、ペーパータ
オル等の清拭シートは、汚れなどを拭き取りやすくする
とともに、拭き取り時の爽快感や心地良さを得るため
に、湿潤な状態で、かつ加温あるいは冷却された状態で
提供することが好ましい。
【0003】清拭シートを湿潤状態で加温あるいは冷却
するには、蒸し器や加熱器、冷却器等を使用し、濡らし
た清拭シートを個々に巻物状に巻き上げたり折り畳んだ
りした後に、蒸し器等の内部に直接収容し、又はさらに
フィルム材料によって個々に覆った状態で蒸し器等に収
容して、加温又は冷却していた。
【0004】これらの方法では、清拭シートは個々に独
立したばらばらの湿潤シートとして蒸し器や加熱器、冷
却器等に収容されるため、取り扱いが煩雑であるととと
もに、これらを個々にフィルム材料によって覆う場合に
はコスト高になり、ゴミの量も増すことになる。また、
時間が経過して清拭シートが一度乾燥すると、再び湿潤
状態に戻すことが困難である。
【0005】本発明は、蒸し器や加熱器、冷却器等に収
容する際の取り扱いが容易であるとともに、収容される
清拭シートの湿潤状態を容易に保持することのできるシ
ート包装体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のシート包装体
は、調温加湿器に収容されて、個々にまとめられた複数
のシートを湿潤状態で一体として加温あるいは冷却する
ためのシート包装体であって、収容される各シートは、
25mm幅のクレム吸水量がシートのMD方向(機械の
流れ方向)、CD方向(機械の流れ方向と直交する方
向)共に、或いは何れか一方において180秒で80m
m以上となる吸水性を備える。また、これらの複数のシ
ートを一体として封入する包装材は、100℃以下で溶
融しない材料からなるとともに、この包装材には、内部
のシートに水を供給する注水開口が、ミシン目に沿って
包装材を開封したり、開閉可能なチャック機構を開放す
ること等によって形成される。
【0007】上記記載において、調温加湿器とは、加温
機能、冷却機能、加湿機能のうち、何れか一つ或いは複
数の機能を備えた装置を意味する。また、クレム吸水量
とは、日本工業規格における JIS P 8141 に規定する、
紙のクレム法による吸水度試験方法に準じて得られる吸
水量を意味する。さらに、シートをまとめるとは、例え
ばシートを巻物状に加工したり、2回以上折りたたむこ
とにより、薄く平坦な状態のシートを相当の厚み有する
コンパクトな状態にまとめることを意味する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態にかか
るシート包装体10は、図1に示すように、内部に封入
される巻物状に加工された多数のシート11と、これら
の多数のシート11を3枚〜50枚、好ましくは10〜
30枚一体として封入する包装材12とによって構成さ
れる。このシート包装体10は、調温加湿器としての蒸
し器13(図3参照)に収容されて、巻物状に加工され
て個々にまとめられた多数のシート12を湿潤状態で一
体として加温するために用いられる。
【0009】各シート11を構成するシート材料として
は、その組成がパルプ100%のシート材料や、パルプ
繊維及び非パルプ繊維の少なくとも2種類の組成からな
り、パルプ繊維量が20%〜100%である湿式抄紙、
乾式パルプ、湿式スパンレースの方法により作られたシ
ート材料であって、非パルプ繊維がレーヨン、コット
ン、麻、ポリエステル、アクリル、ポリエチレン、ナイ
ロンからなるシート材料が用いられる。
【0010】また、各シート11は、25mm幅のクレ
ム吸水量がシートのMD方向、CD方向共に、或いは何
れか一方において180秒で80mm以上となる吸水性
を備えている。
【0011】さらに、各シート11は、長方形のシート
部材であって、その短辺の長さが100mm以上100
0mm以下であるとともに、図2に示すように、巻物状
に巻き付けられるようにして加工形成される。なお、か
かる巻き付け作業時において、シート12の両側部寄り
の部分には、カルボキシメチルセルロース等からなる水
溶性ののり14が、一対のライン状に塗布され、これを
介して各シート11が巻き付けられることにより、巻物
状となったシート11の巻き広がりが防止される。かか
る巻物状のシート11は、その中心軸を平行にして多数
積層状態で積み重ねられるようにして、一体として包装
材12の内部に封入されることになる。
【0012】包装材12は、100℃以下で溶融しない
材料からなるシート状のフィルム部材によって形成され
る。この包装材12は、多数積み重ねられた巻物状のシ
ート11を一体として被覆するようにして配設され、必
要箇所を溶着接合することにより、例えば高さ30〜1
000mm,長さ30〜1000mm,幅30〜100
0mm程度の大きさの、略直方体形状の包装体10とし
て、多数のシート11をコンパクトに封入する。
【0013】また、包装材12には、図1に示すよう
に、これの一側面の中央部分を横断するとともに、当該
一側面と隣接する面の中央部分にまで延長して、ミシン
目15が設けられている。このミシン目15に沿って包
装材12を開封することにより、内部のシート11に水
を供給するための注水開口16が形成される(図3参
照)。
【0014】本実施形態によれば、上記構成を有するシ
ート包装体10は、工場等において製造され、未だ湿潤
状態となっていない多数の巻物状のシート11を一体と
して詰め込んだ、コンパクトかつ軽量な包装体10とし
て蒸し器13の近傍まで搬送される。
【0015】シート包装体10を蒸し器13に収容する
際には、図3に示すように、包装材12のミシン目15
を開封して注水開口16を形成し、ここから水を注ぎ入
れて内部のシート11を充分に湿潤させる。ここで、シ
ート11は、25mm幅のクレム吸水量が180秒で8
0mm以上の吸水性を備えているので、容易かつ速やか
に湿潤状態となる。
【0016】湿潤状態となった多数のシート11は、包
装材12とともにシート包装体10ごと一体として容易
に蒸し器13に収容され、時間の経過とともに各シート
11は加温されて、心地良さを有する清拭シートとして
各々使用されることになる。
【0017】また、長時間経過して、シ−ト11が乾燥
してきた場合でも、シート包装体10を取り出して注水
開口16から水を補給することにより、シート11の湿
潤状態を容易に保持することができる。
【0018】なお、各シ−ト11は、巻物状にまとめら
れていることにり、これを清拭シートとして取り出した
際に、その内側部分は外側部分に覆われて加温状態を保
持し、拭き取り時の心地良さを長時間維持する。また、
多数のシ−ト11が、包装材12の内部に積み重ねられ
るようにして収容されているので、加温されたシート包
装体10を一体として取り出して各シ−ト11を使用す
る際に、内部に位置する各シ−ト11は、外側に位置す
るシ−ト11で覆われて、長時間加温状態が保持され
る。
【0019】図4は、本発明の他の実施形態にかかるシ
ート包装体20を示すもので、この実施形態によれば、
多数のシ−ト11は、上端辺部21にファスナー22か
らなる開閉可能なチャック機構が設けられたチャック袋
23を包装材として、これの内部に、中心軸を平行にし
て積み重ねられるようにして収容される。この実施形態
によれば、シ−ト11を湿潤状態にするための水は、フ
ァスナー22を開放して供給されるとともに、多数のシ
ート11は、チャック袋23とともにシート包装体10
ごと一体として蒸し器13に収容される。この実施形態
によっても、上述と同様の作用効果が得られる。
【0020】なお、本発明は上記各実施形態に限定され
ることなく種々の変更が可能である。例えば、シート
は、予め湿潤状態として包装材の内部に収容することも
でき、また、各シートは、折り畳んだ状態で包装材の内
部に収容することもできる。
【0021】
【発明の効果】本発明のシート包装体によれば、蒸し器
や加熱器、冷却器等に収容する際の取り扱いが容易であ
るとともに、収容される清拭シートの湿潤状態を容易に
保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るシート包装体を示す斜
視図である。
【図2】シートを巻物状にまとめる状況を示す斜視図で
ある。
【図3】シート包装体を調温加湿器に収容する状況を説
明する斜視図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係るシート包装体を示
す斜視図である。
【符号の説明】
10,20 シート包装体 11 シート 12 包装材 13 蒸し器(調温加湿器) 14 切断刃 15 ミシン目 16 注水開口 17 交差部 18 基端部 22 ファスナー 23 チャック袋(包装材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相良 早苗 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 3E067 AA12 AA16 AB74 AC03 AC15 BA24A BB01A BB14A BB15A CA09 EB03 EB15 EE19 GA01 GA06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調温加湿器に収容されて、個々にまとめ
    られた複数のシートを湿潤状態で一体として加温あるい
    は冷却するためのシート包装体であって、 上記各シートは、25mm幅のクレム吸水量がシートの
    MD方向、CD方向共に、或いは何れか一方において1
    80秒で80mm以上となる吸水性を備え、かつ上記複
    数のシートを一体として封入する包装材は100℃以下
    で溶融しない材料からなるとともに、該包装材に内部の
    シートに水を供給する注水開口が形成されるシート包装
    体。
  2. 【請求項2】 上記一体として封入される複数のシート
    が、巻物状に加工されて個々にまとめられ、その中心軸
    を平行にして積み重ねられている請求項1記載のシート
    包装体。
  3. 【請求項3】 上記複数のシートが、湿潤していない状
    態で包装材に封入され、調温加湿器に収容される際に注
    水開口を形成して水を供給することにより湿潤状態とさ
    れる請求項1又は2記載のシート包装体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008537026A (ja) * 2005-04-18 2008-09-11 アールストロム コーポレイション 水が含浸されることを意図した繊維質支持体

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