JP2000287091A - カラーファクシミリ装置及びその制御方法及び記憶媒体 - Google Patents

カラーファクシミリ装置及びその制御方法及び記憶媒体

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JP2000287091A
JP2000287091A JP11090070A JP9007099A JP2000287091A JP 2000287091 A JP2000287091 A JP 2000287091A JP 11090070 A JP11090070 A JP 11090070A JP 9007099 A JP9007099 A JP 9007099A JP 2000287091 A JP2000287091 A JP 2000287091A
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Yasuyuki Nakamura
康幸 仲村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク液滴吐出による画像形成手段の状態及
び記録媒体の種類に応じた最適なカラー画像送信するた
めの情報を、その送信側端末に提供する。 【解決手段】 着呼があると、CPU101は、画像出
力部111に装着されているカラーインク吐出が大小の
液滴を吐出できる高品位用のものかどうかを示す情報、
及び、給紙部113で給紙し記録可能な印字用紙として
専用のものがあるかどうかを示す情報を、状態保持部1
15より抽出し、それをコマンド形式で発信元端末に通
知する。そして、発信元端末からの指示に従い、記録ヘ
ッド及び記録紙を用いて受信画像を記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラーファクシミリ
装置及びその制御方法及び記憶媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ファクシミリ装置は受信した符
号化された画像を伸長し、陰惨粒に転送して記録出力す
る。印刷部としては、一般にホストコンピュータに接続
するプリンタと同様に、感熱記録方式、電子写真方式、
インクジェット方式等、様々なものが存在する。
【0003】カラー画像を送受信し、記録するカラーフ
ァクシミリ装置の場合には、コスト、品質、及び装置の
小型化という観点からインク液滴を記録紙(記録媒体)
に吐出するインクジェット方式が望まれる。
【0004】また、インクジェット記録方式の場合、異
なるインクタンク、記録ヘッドに交換し、意識して印刷
品位を変更する、という二次的な作用効果も期待でき
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以下、カラーファクシ
ミリ装置に搭載する印刷部としてカラーインクジェット
記録方式の印刷部を採用した場合の動作を簡単に説明す
る。
【0006】図4はダイレクト送信時の動作処理であ
る。
【0007】先ず、指定された相手先端末に向けて発呼
を行い(ステップS301)、通信回線の異常或いは機
器の故障等がなく、受信側が正常な状態であれば、原稿
画像データの送信処理を開始する(ステップS30
2)。
【0008】原稿読取部より原稿台或いは原稿トレイに
設置された画像データの読取を開始する(ステップS3
03)。次いで、読取り画像データに対し、補正係数に
より適正な値に補正処理を施す(ステップS304)。
補正処理した画像データは符号化され(ステップS30
5)、その符号データを通信回線上に順次送信する(ス
テップS307)。
【0009】そして、この処理を読み取った全画像デー
タの符号を送信するまで、ステップS303からステッ
プS306までの処理を繰り返し実施する(ステップS
307)。また、送信開始時或いは送信中に通信回線の
異常、受信側機器の故障等の異常があった場合、その送
信処理を中止し、送信エラー処理を行う(ステップS3
08)。
【0010】次に受信時の動作を図5のフローチャート
に従って説明する。
【0011】通信回線を介して着呼があると受信動作を
開始する(ステップS401)。通信回線の異常、送信
側機器の故障等の異常がなければ(ステップS40
2)、通信回線を介して符号データを受信する(ステッ
プS403)。そして、符号データに対して順次復号化
処理を施し(ステップS404)、生成される画像デー
タに対して画像処理を施す(ステップS405)。実施
する画像処理は記録可能な濃度信号への変換、出力解像
度にあわせる解像度変換、出力値変換処理等がある。こ
うして生成された画像データをカラーインクジェットプ
リンタ部に出力することで画像データの印刷を行う。
【0012】そして通信回線を介して送信される全符号
データの受信が完了するまでステップS403からステ
ップS406までの処理を繰返し実行する(ステップS
407)。また、受信開始時或いは受信中に通信回線の
異常、送信側機器の異常等が発生した場合は、受信エラ
ー処理を実行し、受信処理を終了する(ステップS40
8)。ところで、ステップS406における印刷処理で
あるが、搭載されているヘッド及びインクタンク(もし
くはこれらが一体になったカートリッジ)の種類を検出
する手段を備えている場合、例えば、イエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4種
類の記録ヘッドとインクタンクの場合、それぞれの色成
分につき濃淡を設けるために吐出液滴量が異なる多数の
記録ヘッド(吐出口の大きさの違う等)及びインクタン
クを搭載されている場合、理論上は後者で印刷すると品
位を高くすることができる。
【0013】しかしながら、高い品質で印刷できる記録
ヘッドの場合、記録媒体とする記録紙としては、表面に
特別な処理が施されたものが要求される。従って、表面
処理された記録紙がないと、その真価を発揮できない。
また、逆に、記録ヘッドが高い方ではなく、記録紙がそ
の表面処理が施されている場合は、高価な記録紙を有効
活用していないことになり、この場合もコストの面で問
題がある。
【0014】同様のことは、送信側及び受信側間の関係
でも言える。例えば、送信側では、高い品質で印刷され
ることを望んで、高品位な再生画像を得るための符号化
処理を行ったとしても、受信側がそれに対応していない
場合(普通の記録ヘッド及びタンク、又は/及び、表面
処理されていない記録紙が搭載されていない場合)に
は、送信側が望んだ結果が出力されない。また、受信側
が高い品質で印刷する準備ができているとしても(高品
位用ヘッド及びタンクを搭載しても)、送信側で高い品
位の画像を送信しない限りは、品位を保つことはできな
いし、高価な記録紙を不要に消費してしまうことにな
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる問題点
に鑑みなされたものであり、インク液滴吐出による画像
形成手段の状態及び記録媒体の種類に応じた最適なカラ
ー画像送信するための情報を、その送信側端末に提供可
能とする受信側としてのカラーファクシミリ装置及びそ
の制御方法及び記憶媒体を提供しようとするものであ
る。
【0016】また、第2には、上記の送信側端末で、受
信側ファクシミリ装置が有する画像形成手段及び記録媒
体の種類と、送信すべき画像の品質に基づいて、受信側
ファクシミリに、最適な印刷モードを設定可能とする、
送信側としてのカラーファクシミリ装置及びその制御方
法及び記憶媒体を提供しようとするものである。
【0017】かかる課題を解決するため、例えば本発明
の受信側としてのカラーファクシミリ装置は以下の構成
を備える。すなわち、インク液滴を吐出することでカラ
ー画像を形成する画像形成手段を有し、所定回線を介し
て受信したカラー画像を前記画像形成手段で形成するカ
ラーファクシミリ装置であって、送信元端末からの着呼
があった場合に、前記画像形成手段に装着されている記
録ヘッドに関する情報と、記録可能な記録媒体に関する
情報を前記送信元端末に通知する通知手段と、前記送信
元端末から、前記画像形成手段における使用する記録ヘ
ッドの機能と記録媒体の指示情報を受信する受信手段
と、前記送信元端末から送られてくるカラー画像データ
を、前記受信手段で受信した指示情報に基づき、前記画
像形成手段による画像形成を制御する制御手段とを備え
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る実施形態を詳細に説明する。
【0019】図1は実施形態におけるカラーファクシミ
リ装置のブロック構成図である。同図において、101
は装置全体を制御する中央演算制御装置(以下、CPU
と称する)、102は動作モード、起動指示等を与える
操作部であり、例えば複数のキーで構成されるオペレー
ションパネルにより構成される。103は動作状況や動
作メニューを表示する表示部であり、例えばLCD等に
より構成される。104は原稿読取部であり、コンタク
トセンサ或いはCCD等により構成され、LEDの点灯
制御或いは光源切換え等により原稿台或いは原稿トレイ
に設定された画像データの読取を行う。
【0020】105は原稿読取部104により読み取っ
た画像データの補正係数及び読み取った画像データを一
時記憶するメモリ、106は原稿読取部104によって
読み取られた画像データに対して画像処理を行う画像処
理部であり、送信時及び受信時の画像処理として、エッ
ジ強調等のフィルタ処理、出力解像度に合わせるための
解像度変換処理、輝度信号を濃度信号、即ちシアン(以
下C)、マゼンタ(以下M)、イエロー(以下Y)に変
換するための輝度濃度変換処理、変換されたC,M,Y
信号を最適な値に補正するマスキング処理等がある。1
07は画像処理部106が画像処理する際に使用するメ
モリ、108は送信時には画像処理部106が処理した
画像データに符号化処理を施し、受信時には通信回線を
介して送信されてくる符号データに符号化処理を施す符
号復号化部である。符号復号化部108で行う符号復号
化処理はJPEG(Joint Photographic Experts Group)
による符号復号化方式であり、原稿読取部104で読み
取ったカラー画像データに対して色信号変換処理、直交
変換処理、量子化/逆量子化処理、ハフマン符号化/復
号化処理を施す。
【0021】109は送信時は符号復号化部108によ
り符号化された符号データを記憶し、受信時には通信回
線から送られてくる符号データを記憶するメモリ、11
0は通信回線を制御する通信制御部である。111は画
像出力部であり、画像処理部106によって処理された
画像データをインクジェット方式により記録を行う。イ
ンクジェット方式の記録部は印字に使用するインクタン
クの種類及びインク吐出ヘッド(以下、印字ヘッドと称
する)の組み合わせにより、様々な印字品位の画像出力
が可能である。したがって、ユーザーは画像出力部11
1には所望する印字品位に合ったインクタンク、印字ヘ
ッドを装着する。
【0022】112は画像出力部111が使用するメモ
リであり、印字画像データ或いは印字に必要なパラメー
タ等を記憶する。113は画像データ出力時、画像出力
部111に対して設定された印字用紙を供給する給紙
部、114は通信回線である。
【0023】なお、給紙部113には、コート紙(表面
処理された印字用紙と、普通紙とが別々のカセットに収
容されている。CPU101は、いずれかを選択させる
指示を給紙部113に与えることで、印刷機構にその選
択された印字用紙を搬送させることができるようになっ
ている。
【0024】115は、画像出力部111に装着されて
いる記録ヘッド、インクタンクの種類、搭載された記録
紙の種別を示す情報を記憶している状態保持部である。
【0025】図2、図3は各々、本実施形態のカラーフ
ァクシミリ装置が送信及び受信側で動作している場合の
処理手順を示している。また、図6は送信側、受信側の
通信時のコマンド及び通信データの送受のシーケンスを
示している。
【0026】以下、グループ3ファクシミリの非標準コ
マンド(NSF,NSS)を使用した場合について詳細
に説明する。
【0027】先ず、送信側は通信を開始するために発呼
を行い(ステップS101)、受信側がそれを受けると
(ステップS201)、画像データの通信が行われる。
送受信側の機器の異常或いは通信回線の異常がなけれ
ば、通信は継続的に行われる(ステップS102、ステ
ップS202)。
【0028】受信側は通信開始時点において装着されて
いるインクタンクの種類、印字ヘッドの種類、更には供
給される印字用紙の種別を示すコマンドを非標準コマン
ドNSFにて送信側機器に対して送出する(ステップS
203)。インクタンクの種類、印字ヘッドの種類、印
字用紙の種別の判別は、先に説明したように、状態保持
部115に記憶されている(操作パネルで設定される)
情報を活用する。ただし、インクタンクの種類、印字ヘ
ッドの種類については、それらを電気的もしくは光学的
センサでもって検出し、印字用紙はその光の反射率を検
出することで判断しても良い。
【0029】このとき送出するコマンドの一例は図7に
示通りである。同図(a)は受信側機器が通信開始時に
装着しているインクタンクの種別を表すコマンド、同図
(b)は受信側機器に供給される印字用紙の種別を表わ
すコマンド、同図(c)は受信側機器が通信開始時に装
着している印字ヘッドの種別を表すコマンドを示してお
り、それぞれ8bit,4bit,4bitの合計16
bitで構成される。
【0030】ここで各ビットの意味であるが、“0”の
状態で未装着(もしくは未対応)を示し、“1”の状態
で装着(対応)を表す。したがって、例えばインクタン
クとしてCMYの濃インク、印字用紙として普通紙、装
着印字ヘッドとして大ヘッドが装着されている場合は装
着インクコマンド、給紙用紙コマンド、装着ヘッドコマ
ンドの順に“00000111”、“0001”、“0
001”となる。またインクタンクとしてCMYKそれ
ぞれについて濃淡インクが装着され、給紙用紙として普
通紙、コート紙が設定され、大小ヘッドが装着されてい
る場合は装着インクコマンド、給紙用紙コマンド、装着
ヘッドコマンドの順に“11111111”、“001
1”、“0100”となる。
【0031】送信側機器は、上記の情報を受信側から送
出される前記コマンドを受け、そのコマンドの解読を行
う(ステップS103、ステップS104)。そして送
信側機器は送信カラー画像データが高品位印字可能な画
像データである場合(操作パネルでその旨を指定した場
合)は、受信側からのコマンドを反映させて適正なイン
クタンク、印字ヘッド、印字用紙の指示コマンドを非標
準コマンドNSSにより送出する。
【0032】送信側機器が送出するコマンドの一例は図
8に示す通りである。同図(a)は送信側機器が送信す
るカラー画像データを印字するために使用するインクタ
ンクの種別を表すコマンド、同図(b)は送信側機器が
送信するカラー画像データを印字する印字用紙の種別を
表すコマンド、同図(c)は送信側機器が送信するカラ
ー画像データを印字するために使用するヘッドの種別を
表すコマンドであり、それぞれ8bit,4bit,4
bitの合計16bitで構成される。
【0033】例えば、受信側機器から装着インクコマン
ド、給紙用紙コマンド、装着ヘッドコマンドの順に“1
1111111”、“0011”、“0100”が返さ
れ、送信側機器として高品位印字可能なカラー画像デー
タを送信する場合は、印字インクコマンド、給紙用紙コ
マンド、印字ヘッドコマンドの順に“1111111
1”、“0010”、“0100”のコマンドを受信側
機器に送出する。即ち、送信側機器から受信側機器に対
してCMYKの濃淡インク、大小ヘッドを使用して、コ
ート紙に対して印字する指示を出力する(ステップS1
05,ステップS106)。
【0034】受信側機器は前記送信側からのコマンドを
受けると、コマンドの解析を行う(ステップS20
5)。前記例の場合、送信側機器からの印字用紙指示は
コート紙(表面処理された用紙)であるため、給紙部1
13は画像出力部111に対して設定されたコート紙を
給紙する(ステップS206)。
【0035】送信側機器は原稿読取部104にて、原稿
台或いは原稿トレイに設定された原稿画像データを順次
読取る(ステップS108)。読み取られた画像データ
はメモリ105に記憶し、同じくメモリ105に記憶し
た補正係数(品位優先の補正係数)により読み取ったカ
ラー画像データを適正な値に補正する。補正した画像デ
ータは画像処理部106に出力する。画像処理部106
は原稿読取部104から出力されるカラー画像データを
メモリ107に記憶し、読取順に再度読み出して画像処
理を施す(ステップS109)。画像処理部106は画
像処理した画像データを符号復号化部108に出力す
る。符号復号化部108は画像処理部106から出力さ
れる画像データに対して符号化処理(品位優先の符号
化)を施し(ステップS110)、生成される符号デー
タをメモリ109に記憶する。メモリ109に記憶した
符号データは通信制御部110により通信回線に送出さ
れる(ステップS111)。
【0036】受信側機器の通信制御部110は通信回線
から送られる符号データを受信すると、メモリ109に
記憶する(ステップS208)。受信側メモリ109に
記憶した符号データは符号復号化部108により復号化
処理され(ステップS209)、画像処理部106に出
力される。画像処理部106はメモリ107を使用し、
符号復号化部108から出力される画像データに対して
画像処理を施す(ステップS210)。画像処理部10
6により画像処理された画像データは順次画像出力部1
11に出力される。画像出力部111は画像処理部10
6から出力される画像データを、送信側機器から指示さ
れた内容に則して印字を行う。即ち、給紙部113から
給紙されたコート紙に対して、CMYKの濃淡インク、
大小ヘッドを使用して印字を行う(ステップS21
1)。
【0037】送信側機器は原稿読取部104が読み取っ
た全ての画像データの符号データ送信が終了するまでス
テップS108からステップS118までの処理を繰返
し実行する(ステップS112)。
【0038】また、受信側機器は送信側機器から送られ
る全ての符号データ受信が終了するまでステップS20
8からステップS211までの処理を繰返し実行する
(ステップS212)。画像データの通信実行時に、通
信回線の異常、或いは送信側機器、受信側機器の異常が
あった場合は、送信側機器、受信側機器共に通信処理を
終了し、各々エラー処理を実行する(ステップS11
3、ステップS213)。
【0039】一方、送信側機器から送信する画像データ
が通信時間を短縮するためのパラメータ、即ち画質はそ
れほど高品位とはならないが圧縮率を高くするパラメー
タを使用した場合(操作パネルにより設定)は、受信側
機器からのコマンドを受けた後、受信側機器に対して印
字インクコマンド、給紙用紙コマンド、印字ヘッドコマ
ンドの順に例えば“00001111”、“000
1”、“0001”のコマンドを受信側機器に送出す
る。即ち、送信側機器から受信側機器に対してCMYK
の濃インク、大ヘッドを使用して(小ヘッドは使用しな
い)、普通紙に対して印字する指示を出力する。画像出
力部111に指定された印字用紙が給紙されてからの各
処理部の動作は高品位印字の場合と同一であるため、こ
こでの説明は省略する。
【0040】また、受信側機器が高品位印刷できる状態
ではない場合(高品位記録用ヘッドがない、或いは/及
び、印字用紙が普通紙の場合)、送信側機器で高品位と
なる設定をしたとしても、上記の普通の品位の画質とな
る印字を行う。
【0041】以上、説明したように本実施形態によれ
ば、送信側機器が通信開始時に受信側機器に装着された
インクタンク、印字ヘッド及び給紙される印字用紙を把
握することができるため、送信画像データ印字に適した
インクタンク、印字ヘッド、印字用紙を送信側が指示す
ることが可能となる。これにより、高品位印字可能なパ
ラメータを使用して符号化処理した画像データは高品位
印字、通信時間を短縮するパラメータを使用して符号化
処理した画像データはコストを抑えたインク、印字用紙
を使用して印字することができるという効果がある。
【0042】なお、本実施例においては、受信側機器は
受信した符号データを順次復号化処理、画像処理、画像
出力するダイレクト受信に関して説明したが、これに限
られるものではない。例えば、受信側機器が受信した符
号データを即時に復号化処理するのではなく、送信側か
らの画像出力指示コマンド及び全符号データ(高い品位
の画像データ)をメモリ109に一旦記憶し、その後
で、現在の印刷機能に併せて画像データの補正処理を行
い(例えば大ノズルのヘッドだけ使用するように変換処
理を行う等)、印刷するメモリ受信としても良い。
【0043】また、本発明は、上記の如く、1つの装置
として説明したが、複数の機器(例えばホストコンピュ
ータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタなど)か
ら構成されるシステムに適用しても良い。
【0044】更に、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0045】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0046】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0047】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0048】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、イ
ンク液滴吐出による画像形成手段の状態及び記録媒体の
種類に応じた最適なカラー画像送信するための情報を、
その送信側端末に提供可能となる。
【0050】また、受信側ファクシミリ装置が有する画
像形成手段及び記録媒体の種類と、送信すべき画像の品
質に基づいて、受信側ファクシミリ装置に対して、最適
な印刷モードを設定可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態におけるカラーファクシミリ装置のブ
ロック構成図である。
【図2】実施形態におけるカラーファクシミリ装置の送
信処理を示すフローチャートである。
【図3】実施形態におけるカラーファクシミリ装置の受
信処理を示すフローチャートである。
【図4】一般の装置の送信時の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図5】一般の装置の受信時の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図6】実施形態における送受信側との間で交わされる
コマンドの一例を表す図である。
【図7】実施形態のファクシミリ装置が送出する着呼時
のコマンドの構成例を示す図である。
【図8】実施形態のファクシミリ装置が発呼側である場
合に送出するコマンドの構成例を示す図である。
【符号の説明】
101 CPU 102 操作部 103 表示部 104 原稿読取部 105,107,109,112 メモリ 106 画像処理部 108 符号復号化部 110 通信制御部 111 画像出力部 113 給紙部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク液滴を吐出することでカラー画像
    を形成する画像形成手段を有し、所定回線を介して受信
    したカラー画像を前記画像形成手段で形成するカラーフ
    ァクシミリ装置であって、 送信元端末からの着呼があった場合に、前記画像形成手
    段に装着されている記録ヘッドに関する情報と、記録可
    能な記録媒体に関する情報を前記送信元端末に通知する
    通知手段と、 前記送信元端末から、前記画像形成手段における使用す
    る記録ヘッドの機能と記録媒体の指示情報を受信する受
    信手段と、 前記送信元端末から送られてくるカラー画像データを、
    前記受信手段で受信した指示情報に基づき、前記画像形
    成手段による画像形成を制御する制御手段とを備えるこ
    とを特徴とするカラーファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記通知手段で通知する情報には、前記
    画像形成手段に装着された記録ヘッドが各色成分につき
    大小のインク液滴の吐出機能を有するか否かの情報、及
    び、インク吐出用の表面処理された記録紙の有無の情報
    が含まれることを特徴とする請求項第1項に記載のカラ
    ーファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 インク液滴を吐出することでカラー画像
    を形成する画像形成手段を有し、所定回線を介して受信
    したカラー画像を前記画像形成手段で形成するカラーフ
    ァクシミリ装置の制御方法であって、 送信元端末からの着呼があった場合に、前記画像形成手
    段に装着されている記録ヘッドに関する情報と、記録可
    能な記録媒体に関する情報を前記送信元端末に通知する
    通知工程と、 前記送信元端末から、前記画像形成手段における使用す
    る記録ヘッドの機能と記録媒体の指示情報を受信する受
    信工程と、 前記送信元端末から送られてくるカラー画像データを、
    前記受信工程で受信した指示情報に基づき、前記画像形
    成手段による画像形成を制御する制御工程とを備えるこ
    とを特徴とするカラーファクシミリ装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 インク液滴を吐出することでカラー画像
    を形成する画像形成手段を有し、コンピュータが読込み
    実行するこで、所定回線を介して受信したカラー画像を
    前記画像形成手段で形成するカラーファクシミリ装置と
    して機能するプログラムコードを格納した記憶媒体であ
    って、 送信元端末からの着呼があった場合に、前記画像形成手
    段に装着されている記録ヘッドに関する情報と、記録可
    能な記録媒体に関する情報を前記送信元端末に通知する
    通知手段と、 前記送信元端末から、前記画像形成手段における使用す
    る記録ヘッドの機能と記録媒体の指示情報を受信する受
    信手段と、 前記送信元端末から送られてくるカラー画像データを、
    前記受信手段で受信した指示情報に基づき、前記画像形
    成手段による画像形成を制御する制御手段として機能す
    るプログラムコードを格納する記憶媒体。
  5. 【請求項5】 原稿をカラー画像として読み取り、所定
    の通信回線を介して相手側ファクシミリ装置にカラー画
    像を送信するカラーファクシミリ装置であって、 前記相手側ファクシミリ装置に接続した場合、当該相手
    側ファクシミリ装置が有するインク吐出による記録ヘッ
    ドの種別及び記録媒体種別に関する情報を受信する受信
    手段と、 該受信手段で受信した情報と、設定された送信すべき画
    像の品質に基づいて、前記相手側ファクシミリに、印刷
    モードを設定するための情報を送信する第1の送信手段
    と、 該第1の送信手段による送信したのち、読み取った画像
    データに所定の処理を施し、前記相手側ファクシミリ装
    置に送信する第2の送信手段とを備えることを特徴とす
    るカラーファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 前記受信手段で受信する情報は、相手側
    ファクシミリ装置のインク吐出の記録ヘッドが各色成分
    につき大小のインク液滴の吐出機能を有するか否かの情
    報、及び、インク吐出用の表面処理された記録紙の有無
    の情報が含まれることを特徴とする請求項第5項に記載
    のカラーファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の送信手段は、記録すべきイン
    クの種別、記録紙の種別を指示する情報を送信すること
    を特徴とする請求項第6項に記載のカラーファクシミリ
    装置。
  8. 【請求項8】 原稿をカラー画像として読み取り、所定
    の通信回線を介して相手側ファクシミリ装置にカラー画
    像を送信するカラーファクシミリ装置の制御方法であっ
    て、 前記相手側ファクシミリ装置に接続した場合、当該相手
    側ファクシミリ装置が有するインク吐出による記録ヘッ
    ドの種別及び記録媒体種別に関する情報を受信する受信
    工程と、 該受信工程で受信した情報と、設定された送信すべき画
    像の品質に基づいて、前記相手側ファクシミリに、印刷
    モードを設定するための情報を送信する第1の送信工程
    と、 該第1の送信工程により送信したのち、読み取った画像
    データに所定の処理を施し、前記相手側ファクシミリ装
    置に送信する第2の送信工程とを備えることを特徴とす
    るカラーファクシミリ装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 原稿をカラー画像として読み取る手段を
    有し、コンピュータが読込み実行することで、所定の通
    信回線を介して相手側ファクシミリ装置に読み取ったカ
    ラー画像を送信するカラーファクシミリ装置として機能
    するプログラムコードを格納した記憶媒体であって、 前記相手側ファクシミリ装置に接続した場合、当該相手
    側ファクシミリ装置が有するインク吐出による記録ヘッ
    ドの種別及び記録媒体種別に関する情報を受信する受信
    手段と、 該受信手段で受信した情報と、設定された送信すべき画
    像の品質に基づいて、前記相手側ファクシミリに、印刷
    モードを設定するための情報を送信する第1の送信手段
    と、 該第1の送信手段により送信したのち、読み取った画像
    データに所定の処理を施し、前記相手側ファクシミリ装
    置に送信する第2の送信手段として機能するプログラム
    コードを格納する記憶媒体。
JP11090070A 1999-03-30 1999-03-30 カラーファクシミリ装置及びその制御方法及び記憶媒体 Withdrawn JP2000287091A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008005256A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Canon Inc 画像処理装置及びその色変換方法

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