JP2000286924A - 無線電話装置 - Google Patents

無線電話装置

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JP2000286924A
JP2000286924A JP11091887A JP9188799A JP2000286924A JP 2000286924 A JP2000286924 A JP 2000286924A JP 11091887 A JP11091887 A JP 11091887A JP 9188799 A JP9188799 A JP 9188799A JP 2000286924 A JP2000286924 A JP 2000286924A
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Yoshitsugu Tomomatsu
義継 友松
Tsutomu Ohashi
勉 大橋
Hironaga Wakayama
裕修 若山
Kazuya Taki
和也 滝
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人体の接近を検出して送信回路とアンテナと
の間のインピーダンスを適切に整合させることのできる
無線電話装置を提供する。 【解決手段】 人体検出部63が人体の接近を検出し、
通信制御部30は、人体検出部63の検出結果に基づい
て、可変インピーダンス整合部43を制御して、無線送
受信部40とアンテナ44との間のインピーダンスを整
合させるので、無線送受信部40から送信電力が減衰す
ることなくアンテナ44に伝送され、効率よくアンテナ
44から電波として放射される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線電話装置に係
り、特に送信回路と前記アンテナとの間のインピーダン
スを整合させる整合手段を備えた無線電話装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平4−306942号公報及
び特開平9−186621号公報に記載されているよう
に、送信回路とアンテナとの間のインピーダンスを整合
させるインピーダンス整合回路を備えた無線電話装置が
知られている。特開平4−306942号公報に記載さ
れている無線電話装置では、アンテナが引き伸ばし式で
あるため、アンテナを収納した状態とアンテナを引き伸
ばした状態とで、アンテナのインピーダンスが変わって
しまい、送信回路とアンテナとの間のインピーダンスの
不整合が生じ、送信効率が下がるため、アンテナを収納
した状態とアンテナを引き伸ばした状態とで、アンテナ
整合器を切り替えるように構成されている。また、特開
平9−186621号公報に記載されている無線電話装
置では、アンテナを伸ばした状態と折り曲げた状態と
で、アンテナのインピーダンスが変わってしまい、送信
回路とアンテナとの間のインピーダンスの不整合が生
じ、送信効率が下がるため、アンテナを伸ばした状態と
折り曲げた状態とで、アンテナ整合器のリアクタンス値
を変更するように構成されている。
【0003】しかしながら、従来の無線電話装置では、
アンテナの形状変化による送信回路とアンテナとの間の
インピーダンスの不整合を解決することしかできず、無
線電話装置を使用者が手に持ったため、無線電話装置に
使用者の身体が接近したことにより変化したアンテナの
インピーダンスを送信回路のインピーダンスに整合させ
ることはできなかった。従って、使用者が無線電話装置
を手に持つと、送信回路からアンテナへの送信電力の電
送効率が低下し、良好な通信ができないという問題があ
った。
【0004】また、無線電話装置の一種であるコードレ
ス電話の子機では、最近は、アンテナが子機内に内蔵さ
れているために、アンテナの形状変化によるインピーダ
ンスの変化の問題は生じることがなく、それよりも、コ
ードレス電話の子機へ使用者の身体が接近したことによ
るアンテナのインピーダンスの変化の問題を解決するこ
とが要請されていた。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、無線電話装置に使用者の身体が接近し
たことにより変化したアンテナのインピーダンスを送信
回路のインピーダンスに整合させることのできる無線電
話装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明の無線電話装置では、送信回路
と、当該送信回路から出力される信号を空中に送出する
アンテナとを備えた無線電話装置において、前記送信回
路と前記アンテナとの間のインピーダンスを整合させる
整合手段と、前記無線電話装置を使用者が身体近傍に保
持しているか否かを検出する検出手段と、当該検出手段
の検出結果に基づいて前記整合手段を制御する第1整合
制御手段とを備えている。
【0007】上記の構成の無線電話装置では、検出手段
が無線電話装置を使用者が身体近傍に保持しているか否
かを検出し、第1整合制御手段は当該検出手段の検出結
果に基づいて整合手段を制御して送信回路とアンテナと
の間のインピーダンスを整合させる。
【0008】さらに、請求項2係る発明の無線電話装置
では、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記検出
手段は、前記送信回路を用いての通話を可能に設定する
通話スイッチであることを特徴とする構成となってい
る。
【0009】上記の構成の無線電話装置では、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、通話スイッチが操作され
ると、第1整合制御手段は、整合手段を制御して送信回
路とアンテナとの間のインピーダンスを整合させる。
【0010】また、請求項3に係る発明の無線電話装置
では、請求項1に記載の発明の構成に加えて、さらに充
電池を備え、前記検出手段は、前記充電池を充電する為
の充電器からの無線電話装置の離脱を検出する充電器離
脱検出手段であることを特徴とする構成となっている。
【0011】上記の構成の無線電話装置では、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、充電器離脱検出手段が前
記充電池を充電する為の充電器からの無線電話装置の離
脱を検出することによって、第1整合制御手段は、整合
手段を制御して送信回路とアンテナとの間のインピーダ
ンスを整合させる。
【0012】さらに、請求項4に係る発明の無線電話装
置では、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記検
出手段は、使用者の身体の接近を検出する静電スイッチ
であることを特徴とする構成となっている。
【0013】上記の構成の無線電話装置では、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、無線電話装置に備えられ
た静電スイッチにより使用者の身体の接近を検出し、第
1整合制御手段は、整合手段を制御して送信回路とアン
テナとの間のインピーダンスを整合させる。
【0014】また、請求項5に係る発明の無線電話装置
では、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記検出
手段は、使用者の身体の接近を検出する抵抗変換スイッ
チであることを特徴とする構成となっている。
【0015】上記の構成の無線電話装置では、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、無線電話装置に備えられ
た抵抗変換スイッチにより使用者の身体の接近を検出
し、第1整合制御手段は、整合手段を制御して送信回路
とアンテナとの間のインピーダンスを整合させる。
【0016】さらに、請求項6に係る発明の無線電話装
置では、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記検
出手段は、加速度センサーであることを特徴とする構成
となっている。
【0017】上記の構成の無線電話装置では、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、無線電話装置に備えられ
た加速度センサーにより使用者が無線電話装置を身体の
近傍に移動させたことを検出し、第1整合制御手段は、
整合手段を制御して送信回路とアンテナとの間のインピ
ーダンスを整合させる。
【0018】さらに、請求項7に係る発明の無線電話装
置では、請求項1乃至6の何れかに記載の発明の構成に
加えて、前記無線電話装置は、さらに当該無線電話装置
を使用者が保持せずに使用できるように設定するハンズ
フリースイッチを備え、当該ハンズフリースイッチがO
Nされた場合には、前記整合手段の整合を切り替える第
2整合制御手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至
6の何れかに記載の無線電話装置。
【0019】上記の構成の無線電話装置では、請求項1
乃至6の何れかに記載の発明の作用に加えて、無線電話
装置に備えられたハンズフリースイッチがONされた場
合には、第2整合制御手段は、整合手段を制御して送信
回路とアンテナとの間のインピーダンスを整合させる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。本実施の形態では、無線
電話装置の一種としてのコードレス電話を用いた場合を
例にして具体的に説明する。
【0021】まず、本発明の第1の実施の形態について
図1乃至図9を参照して説明する。
【0022】図1は本発明に係るコードレス電話1の外
観を示す斜視図である。コードレス電話1は、子機20
と、当該子機20を載置する充電装置10とから構成さ
れている。
【0023】図2は、コードレス電話1の充電装置10
から子機20を外した状態を示す正面図であり、図3
は、使用者がコードレス電話1の充電装置10から子機
20を外すところを示す斜視図である。子機20には、
受話器21が上部に設けられ、受話器21の下部には、
コードレス電話1の充電装置10を壁面に固定した場合
に、子機20を充電装置10に保持させるための凹部2
2が形成されている。また、子機20の下部には、送話
器23が設けられている。子機20の受話器21と送話
器23との間には、電話番号の入力や機能の指示を入力
する複数のキーを備えたキー操作入力部24が設けら
れ、キー操作入力部24の上部には、通話ボタン25及
び子機20を使用者が持たずに話ができるハンズフリー
ボタン26が設けられ、キー操作入力部24の下部に
は、電話回線を切るための終了ボタン36が設けられて
いる。
【0024】また、充電装置10の上部には、子機20
の受話器21を収納する凹部である受話器受11が設け
られ、充電装置10の下部には、子機20の送話器23
を収納する凹部である送話器受12が設けられている。
また、受話器受11の下端部には、子機20の凹部22
に嵌合する突起13が設けられている。この突起13に
より子機20が支えられて、充電装置10から落下しな
いように保持される。また、凹部22とキー操作入力部
24との間には、電話番号等を表示する液晶ディスプレ
ーからなる表示部27が設けられている。
【0025】さらに、子機20の送話器23とキー操作
入力部24との間には、後述するバッテリー31を充電
するために使用される陽極端子28及び陰極端子29が
設けられている。
【0026】また、充電装置10の送話器受12の上端
部には、前記陽極端子28及び陰極端子29と対向する
位置に、陽極端子14及び陰極端子15が設けられてい
る。この陽極端子14及び陰極端子15は、図示外の電
源装置に接続されており、前記陽極端子28及び陰極端
子29に電力を供給するために使用される。陽極端子1
4及び陰極端子15間に出力される電圧の一例として
は、例えば、4.5V、6V、7.2V等がある。な
お、子機20の内部には、図示外の親機(基地局)との
間で無線通信するための図示外の無線送受信装置及びア
ンテナが内蔵されており、また、当該無線送受信装置
は、親機を介して電話回線に接続されている。
【0027】図4は、第1の実施の形態のコードレス電
話1の子機20の電気的回路構成を示すブロック図であ
る。
【0028】子機20には、子機20をコードレス電話
として制御する通信制御部30が設けられている。この
通信制御部30は、図示外のCPU、ROM、RAM等
から構成されている。通信制御部30には、電源を供給
する二次電池であるバッテリー31が接続され、バッテ
リー31には、バッテリー31への充電を制御する充電
部32が接続されている。また、通信制御部30と充電
部32との間には、バッテリー31への充電状態を検出
する充電検出部33が接続されている。なお、前記陽極
端子28及び陰極端子29は充電部32に接続されてい
る。
【0029】さらに、通信制御部30には、キー操作入
力部24及び表示部27が接続され、また、ブザー34
も接続されている。このブザー34は、呼び出し音やバ
ッテリー31の切れたことを知らせることに使われる。
【0030】また、通信制御部30には、無線送受信部
40が接続され、無線送受信部40には、受話器21内
に設けられたスピーカ41、送話器23内に設けられた
マイク42及び可変インピーダンス整合部43が接続さ
れている。さらに、可変インピーダンス整合部43はア
ンテナ44に接続されている。また、可変インピーダン
ス整合部43は、通信制御部30に接続されており、通
信制御部30により整合状態が制御される。
【0031】ここで、無線送受信部40は、送話器23
内に設けられたマイク42へ入力された音声を、無線送
受信部40内に設けられた図示外の音声増幅回路で音声
増幅し、変調回路で高周波に変調し、電力増幅回路で電
力増幅して、可変インピーダンス整合部43に出力す
る。この可変インピーダンス整合部43は、無線送受信
部40の電力増幅回路の出力側のインピーダンスの値
(例えば、50Ωや75Ω)に、アンテナ44のインピ
ーダンスの値を整合させる働きをするものである。従っ
て、無線送受信部40から出力される高周波出力は、ア
ンテナ44で跳ね返されることなく、減衰せずに、効率
よくアンテナ44から空間へ電波として放射される。
【0032】また、アンテナ44で受信された電波は、
可変インピーダンス整合部43を経て、無線送受信部4
0へ入力され、無線送受信部40内の図示外の高周波増
幅回路で高周波増幅され、周波数変換され、中間周波増
幅の後に、復調されて低周波増幅されてスピーカ41か
ら音声として出力される。
【0033】次に、可変インピーダンス整合部43につ
いて、図5を参照して詳細に説明する。図5は、可変イ
ンピーダンス整合部43の回路構成を示す図である。
【0034】可変インピーダンス整合部43は、固定イ
ンダクタ(高周波コイル)51,52を直列に接続し、
その接続点にコンデンサ53を接続し、コンデンサ53
に、可変容量ダイオード54のカソードを接続し、可変
容量ダイオード54のアノードは接地している。この可
変インピーダンス整合部43は、所謂「T型アンテナカ
ップラ」の構造となっている。
【0035】そして、可変容量ダイオード54のカソー
ドには、可変容量ダイオード54を制御する電圧を印加
するためのチョークコイル55が接続されている。固定
インダクタ51の入力端子51aは、無線送受信部40
の出力端子(図示外)に接続され、固定インダクタ52
の出力端子52aは、アンテナ44に接続されている。
チョークコイル55の入力端子55aは、通信制御部3
0の図示外の制御電圧回路に接続され、当該制御電圧回
路は、通信制御部30に内蔵された図示外のCPUから
の指令に応じて、チョークコイル55に出力する電圧を
変化させる。この電圧がチョークコイル55を介して、
可変容量ダイオード54のカソードに入力され、可変容
量ダイオード54の容量が、当該電圧に応じて変化する
ことにより、可変インピーダンス整合部43の入力側
(固定インダクタ51の入力端子51a)と可変インピ
ーダンス整合部43の出力側(固定インダクタ52の出
力端子52a)との間のインピーダンスが整合される。
【0036】なお、図6に示すように、固定インダクタ
52を用いないタイプの可変インピーダンス整合部43
を用いてもよい。
【0037】次に、図7乃至図9を参照して、第1の実
施の形態の可変インピーダンス整合部43を制御する通
信制御部30が行う制御について説明する。
【0038】図7乃至図9は、通信制御部30に内蔵さ
れたCPU(図示外)が行う制御を示すフローチャート
である。図7乃至図9に示されるフローチャートのプロ
グラムは、通信制御部30に内蔵されたROM(図示
外)に記憶されている。
【0039】まず、コードレス電話1に電話が着信した
ことが検出されると(S1)、呼び出しのためのブザー
34が鳴動する(S2)。次いで、充電中であるか否
か、すなわち、充電装置10上に子機20が載置されて
いるか否かが判断される(S3)。なお、この充電中で
あるか否かの検出は、充電検出部33により充電中であ
るか否かが検出され、その検出信号が通信制御部30に
内蔵されたCPU(図示外)に伝達されることにより行
われる。また、充電装置10上に子機20が載置されて
いるか否かの検出は、充電部32に接続されている陽極
端子28と陰極端子29との間に充電装置10からの電
圧が印加されているか否かにより行ってもよい。
【0040】充電中でない場合(充電装置10上に子機
20が載置されていない場合)には(S3:NO)、通
話ボタン25が押下されているか否かが判断され(S
4)、通話ボタン25が押下されている場合には(S
4:YES)、使用者が子機20を手に持って使用して
いるはずであるので、子機20に人体が接近していると
判断できるので、図8に示すS11の処理を行う。S1
1では、可変インピーダンス整合部43を人体の接近が
ある時に最適な整合とする整合A状態に制御する(S1
1)。具体的には、通信制御部30に内蔵されたCPU
(図示外)が制御電圧回路(図示外)を制御して、人体
の接近がある時に最適な整合とする整合A状態に制御す
るための電圧を可変容量ダイオード54のカソードに印
加する(S11)。
【0041】次いで、通信要求信号を子機20から親機
に送信し(S12)、ブザー34の鳴動を停止する(S
13)。次いで、ハンズフリーボタン26が押下された
か否かが判断される(S14)。ハンズフリーボタン2
6が押下されていない場合には(S14:NO)、終了
ボタン36が押下されたか否かが判断される(S1
5)。終了ボタン36が押下されていない場合には(S
15:NO)、使用者が通話中であるので、S14に移
行する。終了ボタン36が押下された場合には(S1
5:YES)、終話信号を親機に送信し(S16)、そ
の後、可変インピーダンス整合部43の整合を人体の接
近がない時に最適な整合である整合Bの状態にする(S
17)。これは、通話が終了すれば、使用者が子機20
を人体から離して、充電装置10に載置するからであ
る。具体的には、通信制御部30に内蔵されたCPU
(図示外)が制御電圧回路(図示外)を制御して、人体
の接近がない時に最適な整合とする整合B状態に制御す
るための電圧を可変容量ダイオード54のカソードに印
加する(S17)。その後、処理を終了する。
【0042】なお、S3の判断処理において充電中であ
ると判断された場合(S3:YES)には、充電装置1
0から子機20が離脱したか否かが判断される(S
6)。充電装置10から子機20が離脱した場合(使用
者が子機20を持ち上げた場合)には(S6:YE
S)、上記のS11からS17の処理が行われる。ま
た、S6の判断処理で、充電装置10から子機20が離
脱しなかった場合(使用者が子機20を持ち上げなかっ
た場合)に(S6:NO)、通話ボタン25が押下され
た場合には(S7:YES)、使用者が子機20を手に
持って使用していないはずであるので、子機20に人体
が接近していないと判断できるので、図9に示すS21
に進み、可変インピーダンス整合部43を人体の接近が
ない時に最適な整合とする整合B状態に制御する(S2
1)。そして、後述するS21からS28の処理が行わ
れる。尚、図1乃至図3に示す子機20は、キー操作入
力部24が下向きの状態(伏せた状態)で充電装置10
に載置されるものを示しているが、子機20は、キー操
作入力部24が上向きの状態で充電装置10に載置され
るものの場合には、子機20を充電装置10から離脱さ
せずに、キー操作入力部24の通話ボタン25やハンズ
フリーボタン26が操作可能である。
【0043】また、S14の判断処理において、ハンズ
フリーボタン26が押下された場合には(S14:YE
S)、使用者が子機20を手から離して、人体から遠ざ
けて使用する(以下、この使用状態を「ハンズフリー」
という。)ので、可変インピーダンス整合部43の整合
を人体の接近がない時に最適な整合である整合Bの状態
にする。このとき、通話ボタン25が押下されると(S
19:YES)、使用者がハンズフリーでの通話をやめ
て通常の通話に戻したことになるので、S14に移行し
て前記同様の処理を行う。また、S19の判断処理で、
通話ボタン25が押下されていないと判断され(S1
9:NO)、終了ボタン36が押下された場合には(S
20:YES)、通話が終了なので、前記同様にS16
及びS17の処理を行う。なお、S20において、終了
ボタン36が押下されない場合には(S20:NO)、
ハンズフリーで通話を行っているので、S19に移行す
る。
【0044】なお、上記S4の判断処理において、通話
ボタン25が押下されておらず(S4:NO)、ハンズ
フリーボタン26が押下された場合には(S5:YE
S)、使用者がハンズフリーでの通話を行っているの
で、図9に示すS21の処理に進む。S21では、可変
インピーダンス整合部43の整合を人体の接近がない時
に最適な整合である整合Bの状態にする。このS21の
処理は、図8に示すS17及びS18の処理と同様の処
理である。
【0045】S21の処理に次いで、子機20から親機
に通信要求信号を送信し(S22)、ブザー34の鳴動
を停止する(S23)。次いで、通話ボタン25が押下
されたか否かが判断される(S24)。通話ボタン25
が押下されていない場合には(S24:NO)、終了ボ
タン36が押下されたか否かが判断される(S25)。
終了ボタン36が押下されていない場合には(S25:
NO)、使用者が通話中であるので、S24に移行す
る。終了ボタン36が押下された場合には(S25:Y
ES)、終話信号を親機に送信し(S16)、その後、
可変インピーダンス整合部43の整合を人体の接近がな
い時に最適な整合である整合Bの状態にする(S1
7)。これは、通話が終了すれば、使用者が子機20を
人体から離して、充電装置10に載置するからである。
具体的には、通信制御部30に内蔵されたCPU(図示
外)が制御電圧回路(図示外)を制御して、人体の接近
がない時に最適な整合とする整合B状態に制御するため
の電圧を可変容量ダイオード54のカソードに印加する
(S17)。その後、処理を終了する。
【0046】なお、S24の判断処理で、通話ボタン2
5が押下された場合には(S24:YES)、使用者が
子機20を手に持って使用しているはずであるので、子
機20に人体が接近していると判断できるので、可変イ
ンピーダンス整合部43を人体の接近がある時に最適な
整合とする整合A状態に制御する(S26)。
【0047】S26の処理に次いで、ハンズフリーボタ
ン26が押下された場合には(S27:YES)、使用
者がハンズフリーで通話をしようとしているので、S2
4の判断処理に移行する。S27の判断処理において、
ハンズフリーボタン26が押下されていないと判断され
(S27:NO)、終了ボタン36も押下されていない
と判断された場合には(S28:NO)、使用者が子機
20を手に持って通話中であるので、S27の判断処理
に移行する。終了ボタン36が押下された場合には(S
28:YES)、上記同様に終話信号を送信し(S1
6)、その後、可変インピーダンス整合部43の整合を
人体の接近がない時に最適な整合である整合Bの状態に
し(S17)、その後、処理を終了する。
【0048】以上説明したように、第1の実施の形態の
コードレス電話1では、使用者が子機20を充電装置1
0から外した場合や通話ボタン25を押下した場合に、
自動的に可変インピーダンス整合部43を人体の接近が
ある時に最適な整合とする整合A状態に制御することが
できるので、人体の影響があっても効率良くアンテナ4
4から電波を送信することができる。
【0049】また、使用者が子機20をハンズフリーで
使用している場合には、可変インピーダンス整合部43
の整合を人体の接近がない時に最適な整合である整合B
の状態にすることができるので、無線送受信部40から
効率良くアンテナ44に高周波を伝えることができ、電
波を安定して送信することができる。
【0050】さらに、通話が終了した場合には、可変イ
ンピーダンス整合部43の整合を人体の接近がない時に
最適な整合である整合Bの状態に戻すことができる。
【0051】なお、第1の実施の形態は、送信だけでは
なく、受信時も可変インピーダンス整合部43が適切な
整合を行っているので、アンテナ44が受信した電波を
無線送受信部40に減衰することなく伝達することがで
き、無線送受信部40の受信感度が向上する。
【0052】次に、本発明の第2の実施の形態につい
て、図10及び図11を用いて説明する。
【0053】図10は、第2の実施の形態のコードレス
電話1の子機20の電気的回路構成を示すブロック図で
ある。図10では、図4に示す第1の実施の形態のコー
ドレス電話1の子機20の電気的回路構成を示すブロッ
ク図と同一部材には、同一の符号を付けている。なお、
第2の実施の形態のコードレス電話1の外形的構造は、
第1の実施の形態のコードレス電話1と同じである。図
10に示す第2の実施の形態のコードレス電話1の子機
20は、第1の実施の形態では、充電検出部33を用い
ていたものを、人体検出部63を用いた点が異なってお
り、第2の実施の形態では、直接的に人体の子機20へ
の接近を検出するようにしている点が特徴である。
【0054】図10を参照して、第2の実施の形態のコ
ードレス電話1の子機20の電気的構成を具体的に説明
する。
【0055】第2の実施の形態の子機20には、子機2
0をコードレス電話として制御する通信制御部30が設
けられている。この通信制御部30は、図示外のCP
U、ROM、RAM等から構成されている。通信制御部
30には、電源を供給するバッテリー31が接続され、
バッテリー31には、バッテリー31への充電を制御す
る充電部32が接続されている。また、通信制御部30
には、人体の接近を検出する人体検出部63が接続され
ている。
【0056】なお、前記陽極端子28及び陰極端子29
は充電部32に接続されている。
【0057】さらに、通信制御部30には、キー操作入
力部24及び表示部27が接続され、さらに、ブザー3
4も接続されている。このブザー34は、呼び出し音や
バッテリー31の切れたことを知らせることに使われ
る。
【0058】また、通信制御部30には、無線送受信部
40が接続され、無線送受信部40には、受話器受11
内に設けられたスピーカ41、送話器23内に設けられ
たマイク42及び可変インピーダンス整合部43が接続
されている。さらに、可変インピーダンス整合部43は
アンテナ44に接続されている。
【0059】ここで、無線送受信部40は、送話器23
内に設けられたマイク42へ入力された音声を、無線送
受信部40内に設けられた図示外の音声増幅回路で音声
増幅し、変調回路で高周波に変調し、電力増幅回路で電
力増幅して、可変インピーダンス整合部43に出力す
る。この可変インピーダンス整合部43は、無線送受信
部40の電力増幅回路の出力側のインピーダンスの値
(例えば、50Ωや75Ω)に、アンテナ44のインピ
ーダンスの値を整合させる働きをするものである。従っ
て、無線送受信部40から出力される高周波出力は、ア
ンテナ44で跳ね返されることなく、減衰せずに、効率
よくアンテナ44から空間へ電波として放射される。
【0060】また、アンテナ44で受信された電波は、
可変インピーダンス整合部43を経て、無線送受信部4
0へ入力され、無線送受信部40内の図示外の高周波増
幅回路で高周波増幅され、周波数変換され、中間周波増
幅の後に、復調されて低周波増幅されてスピーカ41か
ら音声として出力される。
【0061】なお、第2の実施の形態の可変インピーダ
ンス整合部43は、図5及び図6に示すものと同一であ
るので、説明は省略する。
【0062】ここで、人体検出部63は、人体の接近に
よる静電容量の変化を検出する静電素子を用いた静電ス
イッチを採用してもよい。また、人体検出部63は、人
が接触したことを検出するタッチセンサを用いた抵抗変
換スイッチを採用してもよい。この場合には、子機20
の把持部の表面にタッチセンサの一部を露出しておく必
要がある。
【0063】また、人体検出部63は、人体から放出さ
れる赤外線を検出する焦電素子を用いてもよい。さら
に、人体検出部63は、使用者が子機20を持ち上げた
ことを加速度の変化により検出する加速度センサを用い
てもよい。
【0064】さらに、人体検出部63は、上記のセンサ
に限られず、人体が接近したことが検出できるものであ
れば、各種のセンサを使用することができる。
【0065】次に、図11乃至図13を参照して、第2
の実施の形態の通信制御部30が行う制御について説明
する。
【0066】図11乃至図13は、通信制御部30に内
蔵されたCPU(図示外)が行う制御を示すフローチャ
ートである。図11乃至図13に示されるフローチャー
トのプログラムは、通信制御部30に内蔵されたROM
(図示外)に記憶されている。
【0067】まず、コードレス電話1に電話が着信した
ことが検出されると(S31)、呼び出しのためのブザ
ー34が鳴動する(S32)。次いで、人体を検出した
か否かが判断される(S33)。このS33の判断は、
人体検出部63により人体の接近が検出され、その検出
信号が通信制御部30に内蔵されたCPU(図示外)に
伝達されることにより行われる。
【0068】人体検出部63により人体の接近が検出さ
れた場合には(S33:YES)、使用者が子機20を
手に持って使用しているはずであるので、子機20に人
体が接近していると判断できるので、図12に示すS4
1の処理を行う。S41では、可変インピーダンス整合
部43を人体の接近がある時に最適な整合とする整合A
状態に制御する(S41)。具体的には、通信制御部3
0に内蔵されたCPU(図示外)が制御電圧回路(図示
外)を制御して、人体の接近がある時に最適な整合とす
る整合A状態に制御するための電圧を可変容量ダイオー
ド54のカソードに印加する(S41)。このS41の
処理は、図8に示すS11の処理と同様の処理である。
【0069】次いで、通信要求信号を子機20から親機
に送信し(S42)、ブザー34の鳴動を停止する(S
43)。次いで、ハンズフリーボタン26が押下された
か否かが判断される(S44)。ハンズフリーボタン2
6が押下されていない場合には(S44:NO)、終了
ボタン36が押下されたか否かが判断される(S4
5)。終了ボタン36が押下されていない場合には(S
45:NO)、使用者が通話中であるので、S44に移
行する。終了ボタン36が押下された場合には(S4
5:YES)、終話信号を親機に送信し(S46)、そ
の後、可変インピーダンス整合部43の整合を人体の接
近がない時に最適な整合である整合Bの状態にする(S
47)。これは、通話が終了すれば、使用者が子機20
を人体から離して、充電装置10に載置するからであ
る。具体的には、通信制御部30に内蔵されたCPU
(図示外)が制御電圧回路(図示外)を制御して、人体
の接近がない時に最適な整合とする整合B状態に制御す
るための電圧を可変容量ダイオード54のカソードに印
加する(S47)。その後、処理を終了する。
【0070】なお、S33の判断処理において人体の接
近がないと判断された場合に(S33:NO)、通話ボ
タン25が押下された場合には(S34:YES)、使
用者が子機20を手に持たずに、通話ボタン25が押下
されているので、子機20に人体が接近していないと判
断できるので、図13に示すS51の処理に進む。S5
1では、可変インピーダンス整合部43の整合を人体の
接近がない時に最適な整合である整合Bの状態にする。
このS51の処理は、図8に示すS17及びS18の処
理と同様の処理である。尚、図1乃至図3に示す子機2
0は、キー操作入力部24が下向きの状態(伏せた状
態)で充電装置10に載置されるものを示しているが、
子機20は、キー操作入力部24が上向きの状態で充電
装置10に載置されるものの場合には、子機20を充電
装置10から離脱させずに、キー操作入力部24の通話
ボタン25やハンズフリーボタン26が操作可能であ
る。
【0071】S51の処理に次いで、通信要求信号を子
機20から親機に送信し(S52)、ブザー34の鳴動
を停止する(S53)。次いで、通話ボタン25が押下
されたか否かが判断される(S54)。通話ボタン25
が押下されていない場合には(S54:NO)、終了ボ
タン36が押下されたか否かが判断される(S55)。
終了ボタン36が押下されていない場合には(S55:
NO)、使用者が通話中であるので、S54に移行す
る。終了ボタン36が押下された場合には(S55:Y
ES)、終話信号を送信し(S46)、その後、可変イ
ンピーダンス整合部43の整合を人体の接近がない時に
最適な整合である整合Bの状態にする(S47)。これ
は、通話が終了すれば、使用者が子機20を人体から離
して、充電装置10に載置するからである。具体的に
は、通信制御部30に内蔵されたCPU(図示外)が制
御電圧回路(図示外)を制御して、人体の接近がない時
に最適な整合とする整合B状態に制御するための電圧を
可変容量ダイオード54のカソードに印加する(S4
7)。その後、処理を終了する。
【0072】なお、S54の判断処理で、通話ボタン2
5が押下された場合には(S54:YES)、使用者が
子機20を手に持って使用しているはずであるので、子
機20に人体が接近していると判断できるので、可変イ
ンピーダンス整合部43を人体の接近がある時に最適な
整合とする整合A状態に制御する(S56)。
【0073】S56の処理に次いで、ハンズフリーボタ
ン26が押下された場合には(S57:YES)、使用
者がハンズフリーで通話しようとしているので、S54
の判断処理に移行する。S57の判断処理において、ハ
ンズフリーボタン26が押下されていないと判断され
(S57:NO)、終了ボタン36も押下されていない
と判断された場合には(S58:NO)、使用者が子機
20を手に持って通話中であるので、S57の判断処理
に移行する。終了ボタン36が押下された場合には(S
58:YES)、上記同様に終話信号を送信し(S4
6)、その後、可変インピーダンス整合部43の整合を
人体の接近がない時に最適な整合である整合Bの状態に
し(S47)、その後、処理を終了する。
【0074】また、着信検出(S31)後、ブザー34
が鳴動し(S32)、人体検出部63にて人体の接近が
検出されず(S33:NO)、通話ボタン25が押下さ
れない場合に(S34:NO)、ハンズフリーボタン2
6が押下された場合には(S35:YES)、使用者が
子機20を手から離して、人体から遠ざけて使用してい
るので、図13に示すS51に移行して、可変インピー
ダンス整合部43の整合を人体の接近がない時に最適な
整合である整合Bの状態にする(S51)。以後の処理
は前記同様にS52乃至S58の処理及び、S46及び
S47の処理が行われる。
【0075】なお、S35の判断処理において、ハンズ
フリーボタン26が押下されない場合には(S35:N
O)、ブザー34の鳴動を続ける(S32)。
【0076】以上説明したように、第2の実施の形態の
コードレス電話1では、使用者が子機20を把持する
と、人体検出部63が直接的に、人体の接近を検出でき
るので、自動的に可変インピーダンス整合部43を人体
の接近がある時に最適な整合とする整合A状態に制御す
ることができる。従って、人体の影響があっても効率良
くアンテナ44から電波を送信することができる。
【0077】また、使用者が子機20をハンズフリーで
使用している場合には、可変インピーダンス整合部43
の整合を人体の接近がない時に最適な整合である整合B
の状態にすることができるので、無線送受信部40から
効率良くアンテナ44に高周波を伝えることができ、電
波を安定して送信することができる。
【0078】さらに、通話が終了した場合には、可変イ
ンピーダンス整合部43の整合を人体の接近がない時に
最適な整合である整合Bの状態に戻すことができる。
【0079】なお、第2の実施の形態は、送信だけでは
なく、受信時も可変インピーダンス整合部43が適切な
整合を行っているので、アンテナ44が受信した電波を
無線送受信部40に減衰することなく伝達することがで
き、無線送受信部40の受信感度が向上する。
【0080】なお、上記の実施の形態では、充電装置1
0と子機20とは、端子を接触させることにより電力を
バッテリー31に供給できるようにしているが、充電装
置10と子機20との間に接点を設けず、非接触型の充
電装置を用いてもよい。例えば、電磁誘導により充電装
置10から子機20へ電力を供給するようにしてもよ
い。
【0081】また、上記の実施の形態では、可変インピ
ーダンス整合部43は、可変容量ダイオード54を用い
て整合特性を変化させるようにしているが、整合特性の
異なる2つの整合部を設けて、その整合部を択一的に切
り替えて、使用するようにしてもよい。その場合、整合
部は2つに限られず、複数設けて、その複数の整合部を
択一的に切り替えて、使用するようにしてもよい。
【0082】さらに、上記の実施の形態では、可変イン
ピーダンス整合部43は「T型アンテナカップラ」の構
造となっているが、「T型アンテナカップラ」に限られ
ず、「π型アンテナカップラ」等の各種の整合回路を用
いることができることは言うまでもない。
【0083】さらに、本発明は、コードレス電話に限ら
れず、携帯電話、PHS、ハンディートランシーバー、
携帯用無線機等に応用可能なことは言うまでもない
【0084】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る発明
の無線電話装置は、検出手段が無線電話装置を使用者が
身体近傍に保持しているか否かを検出し、第1整合制御
手段は当該検出手段の検出結果に基づいて整合手段を制
御して送信回路とアンテナとの間のインピーダンスを整
合させることができる。従って、人体の影響があっても
送信回路からアンテナへ減衰することなく送信電力を伝
えることができ、効率良くアンテナから電波を送信する
ことができる。
【0085】また、請求項2に係る発明の無線電話装置
は、請求項1に記載の発明の効果に加えて、通話スイッ
チが操作されると、使用者が無線電話装置を人体の近傍
に保持しているはずなので、第1整合制御手段は、整合
手段を制御して送信回路とアンテナとの間のインピーダ
ンスを整合させることができる。
【0086】さらに、請求項3に係る発明の無線電話装
置は、請求項1に記載の発明の効果に加えて、充電器離
脱検出手段が前記充電池を充電する為の充電器からの無
線電話装置の離脱を検出することによって、第1整合制
御手段は、整合手段を制御して送信回路とアンテナとの
間のインピーダンスを整合させることができる。
【0087】また、請求項4に係る発明の無線電話装置
は、請求項1に記載の発明の効果に加えて、無線電話装
置に備えられた静電スイッチにより使用者の身体の接近
を検出し、第1整合制御手段は、整合手段を制御して送
信回路とアンテナとの間のインピーダンスを整合させ
る。
【0088】さらに、請求項5に係る発明の無線電話装
置は、請求項1に記載の発明の効果に加えて、無線電話
装置に備えられた抵抗変換スイッチにより使用者の身体
の接近を検出し、第1整合制御手段は、整合手段を制御
して送信回路とアンテナとの間のインピーダンスを整合
させることができる。
【0089】また、請求項6に係る発明の無線電話装置
は、請求項1に記載の発明の効果に加えて、無線電話装
置に備えられた加速度センサーにより使用者が無線電話
装置を身体の近傍に移動させたことを検出し、第1整合
制御手段は、整合手段を制御して送信回路とアンテナと
の間のインピーダンスを整合させることができる。
【0090】さらに、請求項7に係る発明の無線電話装
置は、請求項1乃至6の何れかに記載の発明の効果に加
えて、無線電話装置に備えられたハンズフリースイッチ
がONされた場合には、第2整合制御手段は、整合手段
を制御して送信回路とアンテナとの間のインピーダンス
を整合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のコードレス電話1の斜
視図である。
【図2】コードレス電話1から子機20を外した状態を
示す正面図である。
【図3】使用者がコードレス電話1の充電装置10から
子機20外すところを示す斜視図である。
【図4】第1の実施の形態のコードレス電話1の子機2
0の電気的回路構成を示すブロック図である。
【図5】可変インピーダンス整合部43の回路構成を示
す回路図である。
【図6】可変インピーダンス整合部43の変形例を示す
回路図である。
【図7】第1の実施の形態の通信制御部30に内蔵され
た図示外のCPUが行う制御を示すフローチャートであ
る。
【図8】第1の実施の形態の通信制御部30に内蔵され
た図示外のCPUが行う制御を示すフローチャートであ
る。
【図9】第1の実施の形態の通信制御部30に内蔵され
た図示外のCPUが行う制御を示すフローチャートであ
る。
【図10】第2の実施の形態のコードレス電話1の子機
20の電気的回路構成を示すブロック図である。
【図11】第2の実施の形態の通信制御部30に内蔵さ
れた図示外のCPUが行う制御を示すフローチャートで
ある。
【図12】第2の実施の形態の通信制御部30に内蔵さ
れた図示外のCPUが行う制御を示すフローチャートで
ある。
【図13】第2の実施の形態の通信制御部30に内蔵さ
れた図示外のCPUが行う制御を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 コードレス電話 10 充電装置 20 子機 21 受話器 23 送話器 24 キー操作入力部 25 通話ボタン 26 ハンズフリーボタン 27 表示部 30 通信制御部 31 バッテリー 32 充電部 33 充電検出部 34 ブザー 36 終了ボタン 40 無線送受信部 41 スピーカ 42 マイク 43 可変インピーダンス整合部 44 アンテナ 51 固定インダクタ(高周波コイル) 52 固定インダクタ(高周波コイル) 53 コンデンサ 54 可変容量ダイオード 55 チョークコイル 63 人体検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若山 裕修 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブ ラザー工業株式会社内 (72)発明者 滝 和也 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブ ラザー工業株式会社内 Fターム(参考) 5J047 AA03 AB06 FD01 5K027 AA11 BB12 EE11 GG04 HH03 5K067 AA23 BB04 EE02 FF38 KK01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信回路と、当該送信回路から出力され
    る信号を空中に送出するアンテナとを備えた無線電話装
    置において、 前記送信回路と前記アンテナとの間のインピーダンスを
    整合させる整合手段と、 前記無線電話装置を使用者が身体近傍に保持しているか
    否かを検出する検出手段と、 当該検出手段の検出結果に基づいて前記整合手段を制御
    する第1整合制御手段とを備えたことを特徴とする無線
    電話装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記送信回路を用いて
    の通話を可能に設定する通話スイッチであることを特徴
    とする請求項1に記載の無線電話装置。
  3. 【請求項3】 前記無線電話装置は、さらに充電池を備
    え、 前記検出手段は、前記充電池を充電する為の充電器から
    の無線電話装置の離脱を検出する充電器離脱検出手段で
    あることを特徴とする請求項1に記載の無線電話装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、使用者の身体の接近を
    検出する静電スイッチであることを特徴とする請求項1
    に記載の無線電話装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、使用者の身体の接近を
    検出する抵抗変換スイッチであることを特徴とする請求
    項1に記載の無線電話装置。
  6. 【請求項6】 前記検出手段は、加速度センサーである
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線電話装置。
  7. 【請求項7】 前記無線電話装置は、さらに当該無線電
    話装置を使用者が保持せずに使用できるように設定する
    ハンズフリースイッチを備え、 当該ハンズフリースイッチがONされた場合には、前記
    整合手段の整合を切り替える第2整合制御手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の無線
    電話装置。
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