JP2000285034A - 制御装置 - Google Patents

制御装置

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JP2000285034A JP9103499A JP9103499A JP2000285034A JP 2000285034 A JP2000285034 A JP 2000285034A JP 9103499 A JP9103499 A JP 9103499A JP 9103499 A JP9103499 A JP 9103499A JP 2000285034 A JP2000285034 A JP 2000285034A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 時間経過とともにメモリに記憶されている情
報が消えていく、いわゆるビット欠けの発生に基づくマ
イクロコンピュータの暴走を防止して安全性を向上させ
ることができる制御装置を提供する点にある。 【解決手段】 不揮発性の書換え可能なメモリ21の運
転用制御情報に基づいて運転を制御するマイクロコンピ
ュータが設けられている制御装置で、メモリ21が、複
数の組情報を記憶し、その組情報のそれぞれが、運転用
制御情報と、運転用制御情報が異常か正常かを判別する
判別処理を実行するための判別情報と、判別処理にて運
転用制御情報が異常であるときには、他の組情報に記憶
されている運転用制御情報に基づいて異常の運転用制御
情報を修正する修正処理を実行するための修正情報とか
らなり、マイクロコンピュータが、複数の組情報のそれ
ぞれについて、判別処理および修正処理を実行するよう
に構成されている制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性の書換え
可能なメモリを備え、そのメモリに記憶されている運転
用制御情報に基づいて運転を制御するマイクロコンピュ
ータが設けられている制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような制御装置は、不揮発性の書
換え可能なメモリとしてフラッシュメモリを使用して、
そのフラッシュメモリに運転用制御プログラムが記憶さ
れ、マイクロコンピュータがフラッシュメモリに記憶さ
れている運転用制御プログラムに基づいて運転を制御す
るものが知られている(例えば、特開平8−22735
9号公報)。そして、このような制御装置は、マイクロ
コンピュータを装置に装着したまま、フラッシュメモリ
に記憶されている運転用制御プログラムを繰り返し書換
えることができるので、製造後などのプログラムの変更
の必要性にも容易に対応することができるものであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、フラッシュメモリなどの不揮発性の書換え可能
なメモリを用いるものでは、時間経過とともに記憶され
ている情報が消えていく、いわゆるビット欠けが生じる
という問題がある。そして、一般的には、メモリに情報
を記憶させてから10年経過すると、ビット欠けが発生
するとされているが、その装置の使用環境および使用条
件により、ビット欠けが早い段階で生じることがあり、
その場合には、運転用制御情報が異常となり、マイクロ
コンピュータが暴走して安全性が損なわれる虞があっ
た。
【0004】本発明はかかる点に着目してなされたもの
であり、その目的は、時間経過とともにメモリに記憶さ
れている情報が消えていく、いわゆるビット欠けの発生
に基づくマイクロコンピュータの暴走を防止して安全性
を向上させることができる制御装置を提供する点にあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明によれば、不揮発性の書換え
可能なメモリを備え、そのメモリに記憶されている運転
用制御情報に基づいて運転を制御するマイクロコンピュ
ータが設けられている制御装置において、メモリが、複
数の組情報を記憶し、その組情報のそれぞれが、運転用
制御情報と、運転用制御情報が異常か正常かを判別する
判別処理を実行するための判別情報と、判別処理にて運
転用制御情報が異常であるときには、他の組情報に記憶
されている運転用制御情報に基づいて異常の運転用制御
情報を修正する修正処理を実行するための修正情報とか
らなり、マイクロコンピュータが、複数の組情報のそれ
ぞれについて、判別情報に基づく判別処理および修正情
報に基づく修正処理を実行するように構成されている。
【0006】つまり、時間経過とともに記憶されている
情報が消えていく、いわゆるビット欠けが発生すると、
マイクロコンピュータのメモリに記憶されている運転用
制御情報が異常となるので、複数の組情報のそれぞれに
ついて、判別情報に基づく判別処理を実行し、その判別
処理において運転用制御情報が異常であるときには、修
正情報に基づいて修正処理を実行して、異常の運転用制
御情報を他の組情報に記憶されている正常の運転用制御
情報に基づいて修正することができる。したがって、装
置の使用環境や使用条件によりビット欠けが早い段階で
発生しても、そのビット欠けの発生を検出して、複数の
組情報のそれぞれに記憶されている運転用制御情報を常
に正常の運転用制御情報に修正することができるので、
マイクロコンピュータが常に正常の運転用制御情報に基
づいて運転を制御することができ、ビット欠けの発生に
基づくマイクロコンピュータの暴走を防止して安全性を
向上させることができる。
【0007】請求項2に記載の発明によれば、メモリ
が、複数の組情報のうち一部に運転用制御情報の全情報
を記憶し、他の組情報に運転用制御情報のうちの一部で
ある特定の制御情報を記憶し、マイクロコンピュータ
が、判別処理および修正処理において、運転用制御情報
のうちの一部である特定の制御情報について行うように
構成されている。つまり、運転用制御情報のうちの一部
である特定の制御情報のみをすべての組情報に記憶さ
せ、その特定の制御情報に対して判別処理および修正処
理を行うので、運転用制御情報のうち重要な情報、例え
ば、マイクロコンピュータが暴走したときに安全性に関
わる情報のみをすべての組情報に記憶させることがで
き、メモリの容量を減少させてコストの低減を図りなが
ら、ビット欠けの発生に基づくマイクロコンピュータの
暴走を防止して安全性を向上させることができる。
【0008】請求項3に記載の発明によれば、マイクロ
コンピュータが、電源投入および電源リセットのうち少
なくとも一方が実行されると、判別処理を実行するよう
に構成されている。つまり、電源投入または電源リセッ
トのうちのいずれかが実行されると、複数の組情報のそ
れぞれについて、判別処理を実行するので、マイクロコ
ンピュータによる運転制御を実行する前に必ず運転用制
御情報が正常か異常か判別されることになる。したがっ
て、マイクロコンピュータによる運転制御を実行する前
にビット欠けを検出することができ、その運転用制御情
報が異常であるときには、正常な運転用制御情報に修正
されるので、常に正常な運転用制御情報に基づいて運転
することができ、安全性をより向上させることができ
る。
【0009】請求項4に記載の発明によれば、マイクロ
コンピュータが、運転制御中に異常状態が発生すると、
判別処理を実行するように構成されている。したがっ
て、たとえ異常状態の発生の原因が運転用制御情報の異
常であっても、運転制御中に異常状態が発生すると、複
数の組情報のそれぞれについて、判別処理を実行するの
で、運転用制御情報の異常をいち早く検出することがで
き、その運転用制御情報が異常であるときには、正常な
運転用制御情報に修正され、常に正常な運転用制御情報
に基づいて運転することができ、安全性をより一層向上
させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明にかかる制御装置を給湯装
置に適応した例を図面に基づいて説明する。この給湯装
置は、図1に示すように、供給される水を加熱して出湯
栓7に給湯する給湯部K、この給湯部Kの運転を制御す
るマイクロコンピュータとしてメインマイコンM、この
メインマイコンMに動作情報を指令するリモコンRなど
から構成されている。
【0011】前記給湯部Kは、燃焼室1内に設けられて
いる水加熱用の熱交換器2、この熱交換器2を加熱する
ガス燃焼式のバーナ3などから構成され、このバーナ3
の上流側から燃焼用空気を通風するとともに、その通風
量を変更調整自在な空気量調節手段としてのファン4も
設けられ、ファン4の回転数を検出する回転数センサ4
aも設けられている。
【0012】そして、熱交換器2には、例えば家庭用の
水道などから水が供給される入水路5、加熱後の湯水を
手動式の給湯栓7に出湯する出湯路6がそれぞれ接続さ
れている。前記入水路5には、熱交換器2への通水量を
検出する通水量センサ8、入水路5を通して供給される
水の温度を検出する入水温サーミスタ9がそれぞれ備え
られている。また、出湯路6には、出湯栓7から出湯さ
れる湯水の温度を検出する出湯温サーミスタ10が設け
られている。
【0013】バーナ3に対する燃料供給路11には、燃
料供給を断続する電磁操作式の断続弁12、燃料供給量
(バーナ3の燃焼量)を変更調節自在な電磁操作式の燃
料調節手段としてのガス量調節弁13が備えられ、バー
ナ3の近くには、バーナ3に対する点火動作を実行する
イグナイタ14と、バーナ3が着火されているか否かを
検出するフレームロッド15とがそれぞれ備えられてい
る。
【0014】前記リモコンRは、給湯部Kの運転の開始
・停止を指令する運転スイッチ16、出湯用目標温度を
変更設定自在な温度設定スイッチ17、出湯温度や出湯
用目標温度などを表示する表示部18、運転状態である
ことを表示する運転ランプ19、バーナ3が燃焼状態で
あることを表示する燃焼ランプ20などから構成されて
いる。
【0015】前記メインマイコンMは、図2に示すよう
に、不揮発性の書換え可能なメモリとしてのメイン用フ
ラッシュメモリ21と、メイン用フラッシュメモリ21
に記憶されている記憶情報に基づいた動作を実行するメ
イン用CPU22と、外部との制御情報の送受信を可能
とするメイン用インターフェース23とから構成され、
メイン用フラッシュメモリ21、メイン用CPU22、
および、メイン用インターフェース23のそれぞれが制
御基板24に備えられている。
【0016】そして、メイン用フラッシュメモリ21に
は、2つの組情報が記憶され、この2つの組情報のそれ
ぞれが、運転用制御情報の全情報としての運転用制御プ
ログラムと、運転用制御プログラムが正常か異常かを判
別する判別処理を実行するための判別情報としての判別
プログラムと、判別処理において運転用制御プログラム
が異常であるときには、他の組情報に記憶されている運
転用制御プログラムに基づいて異常の運転用制御プログ
ラムを修正する修正処理を実行するための修正情報とし
ての修正プログラムから構成されている。
【0017】前記メインマイコンMは、運転状態である
ときに、リモコンRからの制御指令により、運転用制御
プログラムに基づく運転制御処理、判別プログラムに基
づく判別処理、修正プログラムに基づく修正処理のそれ
ぞれの処理を実行するように構成されている。具体的に
説明すると、メインマイコンMは、2つの組情報のうち
ひとつに記憶されている組情報を実行用組情報とし、そ
の実行用組情報に記憶されている実行用運転用制御プロ
グラム、実行用判別プログラム、および、実行用修正プ
ログラムに基づいて、運転制御処理、実行用判別処理、
および、実行用修正処理のそれぞれの処理を実行するよ
うにしている。そして、メインマイコンMは、実行用組
情報とは別の組情報をバックアップ用組情報とし、その
バックアップ用組情報に記憶されているバックアップ用
運転用制御プログラムが正常か異常か判別すべく、バッ
クアップ用判別プログラムに基づいてバックアップ用判
別処理を実行し、バックアップ用修正プログラムに基づ
いてバックアップ用修正処理を実行するようにしてい
る。
【0018】つまり、メインマイコンMは、実行用組情
報に記憶されている実行用運転用制御プログラムに基づ
いてバーナ3の点火・消火を含む燃焼制御処理などの運
転制御処理を実行しながら、その実行用運転用制御プロ
グラムが異常か正常かを判別するべく、実行用判別プロ
グラムに基づいて実行用判別処理を実行し、その実行用
判別処理にて実行用運転用制御プログラムが異常である
ときには、実行用修正プログラムに基づいて、異常の実
行用運転用制御プログラムをバックアップ用組情報に記
憶されているバックアップ用運転用制御プログラムによ
り修正する実行用修正処理を実行するようにしている。
また、メインマイコンMは、バックアップ用運転用制御
プログラムが異常か正常かを判別すべく、バックアップ
用判別プログラムに基づいてバックアップ用判別処理を
実行し、そのバックアップ用判別処理にてバックアップ
用運転用制御プログラムが異常であるときには、バック
アップ用修正プログラムに基づいて、異常のバックアッ
プ用運転用制御プログラムを実行用組情報に記憶されて
いる実行用運転用制御プログラムにより修正するバック
アップ用修正処理を実行するようにしている。
【0019】このようにして、複数の組情報のそれぞれ
について、判別情報に基づく判別処理を実行し、その判
別処理において運転用制御情報が異常であるときには、
修正情報に基づいて修正処理を実行して、異常の運転用
制御情報を他の組情報に記憶されている正常の運転用制
御情報に基づいて修正することができる。したがって、
装置の使用環境や使用条件によりビット欠けが早い段階
で発生しても、そのビット欠けの発生を検出して、複数
の組情報のそれぞれに記憶されている運転用制御情報を
常に正常の運転用制御情報に修正することができるの
で、マイクロコンピュータが常に正常の運転用制御情報
に基づいて運転を制御することができ、ビット欠けの発
生に基づくマイクロコンピュータの暴走を防止して安全
性を向上させることができる。
【0020】そして、運転制御処理としてのバーナ3の
点火・消火を含む燃焼制御処理について説明を加える
と、メインマイコンMは、リモコンRによる制御指令を
通信により受信して、熱交換器2への通水が開始される
に伴ってバーナ3の燃焼を開始して、熱交換器2への通
水が停止されるに伴ってバーナ3の燃焼を停止するとと
もに、熱交換器2への通水が検出されているときに、給
湯温度が目標温度になるようにバーナ3の燃焼量を調整
するように構成されている。また、実行用判別処理およ
びバックアップ用判別処理の判別処理としては、ある記
憶領域のビット情報を加算した総和の特定ビット値が、
予め付加されている検査合計と一致するか否かにより、
その領域のビット異常を検出する、いわゆるチェックサ
ム方式を利用し、メインマイコンMは、電源投入および
電源リセットのうち少なくとも一方、または、運転制御
中に異常状態が発生すると、この判別処理を実行するよ
うにしている。
【0021】前記燃焼制御処理について具体的に説明す
ると、運転スイッチ16のON操作に伴って出湯運転状
態に設定された後に、給湯栓7の開操作に伴って通水量
センサ8にて検出される通水量が設定水量を超えると、
ファン4による通風作動を開始し、かつ、断続弁12を
開弁させてガス量調節弁13を点火用ガス量になるよう
に開弁調整するとともに、イグナイタ14によってバー
ナ3へ着火し、フレームロッド15によって確認する。
【0022】その後、入水温サーミスタ9、出湯温サー
ミスタ10、通水量センサ8のそれぞれの検出情報、お
よび、温度設定スイッチ17にて設定されている目標温
度の情報に基づいて、給湯温度を目標温度にするために
必要なバーナ3の燃焼量を演算にて求める。そして、求
められた燃焼量に対応するガス量になるようにガス量調
節弁13を調整制御するとともに、ファン4の通風量が
調整ガス量に対して適正燃焼状態になるようにファン4
の通風量を調整制御するフィードフォワード制御を実行
し、さらに、出湯温サーミスタ10の検出温度が目標温
度になるように、ガス量調節弁13の開度を微調整する
フィードバック制御を実行する。このようにして、給湯
栓7から目標温度の湯水が出湯されることになる。
【0023】前記メインマイコンMの制御動作につい
て、図3および4のフローチャートに基づいて説明す
る。まず、電源投入または電源リセットの少なくとも一
方が実行されると、複数の組情報のそれぞれについて、
判別プログラムに基づく判別処理および修正プログラム
に基づく修正処理を実行するプログラムチェック処理を
実行する(ステップ1)。つまり、図4のフローチャー
トに示すように、実行用運転用制御プログラムが実行用
判別処理にて異常であると判別された実行用異常回数N
a、および、バックアップ用運転用制御プログラムがバ
ックアップ用判別処理にて異常であると判別されたバッ
クアップ用異常回数Nbをリセットし、実行用判別プロ
グラムに基づく実行用判別処理、および、バックアップ
用判別プログラムに基づくバックアップ用判別処理を実
行して、実行用運転用制御プログラムおよびバックアッ
プ用運転用制御プログラムが正常か異常か判別する(ス
テップ21〜23)。
【0024】このようにして、実行用運転用制御プログ
ラムが異常で、かつ、バックアップ用運転用制御プログ
ラムが異常であるときには、表示部18にエラー表示し
て、その後のすべての動作を停止させるインターロック
がかかるようにしている(ステップ24〜26)。そし
て、実行用運転用制御プログラムが異常で、かつ、バッ
クアップ用運転用制御プログラムが正常であるときに
は、実行用異常回数Naが最大回数Nmax未満である
と、異常の実行用運転用制御プログラムをバックアップ
用運転用制御プログラムに基づいて修正すべく、実行用
修正プログラムに基づく実行用修正処理を実行して、実
行用異常回数Naを+1し、再度実行用判別プログラム
に基づく実行用判別処理、および、バックアップ用判別
プログラムに基づくバックアップ用判別処理を実行する
(ステップ27〜29)。
【0025】また、実行用運転用制御プログラムが正常
で、かつ、バックアップ用運転用制御プログラムが異常
であるときには、バックアップ用異常回数Nbが最大回
数Nmax未満であると、異常のバックアップ用運転用
制御プログラムを実行用運転用制御プログラムに基づい
て修正すべく、バックアップ用修正プログラムに基づく
バックアップ修正処理を実行して、バックアップ用異常
回数Nbを+1し、再度実行用判別プログラムに基づく
実行用判別処理、および、バックアップ用判別プログラ
ムに基づくバックアップ用判別処理を実行する(ステッ
プ30〜33)。そして、実行用運転用制御プログラム
およびバックアップ用運転用制御プログラムの両方がと
もに正常であれば、プログラムチェック処理を終了して
リターンする(ステップ24,30)。
【0026】このようにして、プログラムチェック処理
を実行した後、給湯栓7の開操作に伴って通水量センサ
8にて検出される通水量が設定水量を超えると、ファン
4による通風作動を開始し、かつ、断続弁12を開弁さ
せてガス量調節弁13を点火用ガス量になるように開弁
調整するとともに、イグナイタ14によってバーナ3へ
着火し、フレームロッド15によって確認する点火処理
を実行する(ステップ2,3)。また、給湯栓7が開操
作されず、通水量センサ8にて検出される通水量が設定
水量を越えないときには、電源がOFFされなければ、
給湯栓7の開操作に伴って通水量センサ8にて検出され
る通水量が設定水量を超えるまで待機状態となる(ステ
ップ2,4)。
【0027】そして、点火処理を実行しても、フレーム
ロッド15によりバーナ3の着火が確認されず不着火で
あると、表示部18にエラー表示して、断続弁12とガ
ス量調節弁13を閉弁して、その後ファン4の作動を停
止させる異常停止を行う(ステップ5〜7)。なお、点
火処理を再び実行して、バーナ3への不着火が2回続く
と、上述のエラー表示および異常停止を行うようにして
もよく、その回数は適宜設定可能にしている。
【0028】点火処理を実行してバーナ3へ着火される
と、入水温サーミスタ9、出湯温サーミスタ10、通水
量センサ8のそれぞれの検出情報、および、温度設定ス
イッチ17にて設定されている目標温度の情報に基づい
て、給湯温度を目標温度にするために必要なバーナ3の
燃焼量を演算にて求める。そして、求められた燃焼量に
対応するガス量になるようにガス量調節弁13を調整制
御するとともに、ファン4の通風量が調整ガス量に対し
て適正燃焼状態になるようにファン4の通風量を調整制
御するフィードフォワード制御を実行し、さらに、出湯
温サーミスタ10の検出温度が目標温度になるように、
ガス量調節弁13の開度を微調整するフィードバック制
御を実行する(ステップ8)。
【0029】そして、フィードフォワード制御およびフ
ィードバック制御は、燃焼異常などのエラーが発生しな
ければ、給湯栓7の閉操作に伴って通水量センサ8にて
検出される通水量が設定水量未満になるか、または、電
源がOFFされるまで実行される(ステップ9,10,
11)。つまり、水量センサ8にて検出される通水量が
設定水量未満になるか、または、電源がOFFされる
と、断続弁12とガス量調節弁13が閉弁され、設定時
間経過した後ファン4の作動を停止させてバーナ3の燃
焼を停止させ、電源がOFFされていなければ、通水量
センサ8にて検出される通水量が設定水量を越えるまで
待機状態となる(ステップ12,13)。
【0030】また、フィードフォワード制御およびフィ
ードバック制御中に、燃焼異常などのエラーが発生する
と、表示部18にエラー表示して、断続弁12とガス量
調節弁13を閉弁して、設定時間経過した後ファン4の
作動を停止させて燃焼を停止させ、上述のプログラムチ
ェック処理を実行して、異常停止させる(ステップ14
〜17)。
【0031】〔別実施形態〕 (1)上記実施形態では、メイン用フラッシュメモリ2
1には、実行用組情報およびバックアップ用組情報のそ
れぞれに運転用制御情報の全情報を記憶させるようにし
ているが、実行用組情報に運転用制御情報の全情報を記
憶させ、バックアップ用組情報に運転用制御情報の一部
である特定の制御情報のみを記憶させ、マイコンMが、
判別処理および修正処理において、運転用制御情報のう
ちの一部である特定の制御情報について行うようにして
もよい。
【0032】(2)上記実施形態では、電源投入および
電源リセットのうち少なくとも一方、または、運転制御
中に異常状態が発生すると、判別情報に基づく判別処理
を実行するようにしているが、電源投入および電源リセ
ットのうち少なくとも一方が実行されたときのみ、判別
情報に基づく判別処理を実行するようにしてもよく、ま
た、運転制御中に異常状態が発生したときのみ、判別情
報に基づく判別処理を実行するようにしてもよい。
【0033】(3)上記実施形態では、メイン用フラッ
シュメモリ21に、2つの組情報を記憶させるようにし
ているが、3つ以上の組情報を記憶させるようにしても
よい。
【0034】(4)上記実施形態では、不揮発性の書換
え可能なメモリとして、フラッシュメモリを用いた例を
示しているが、その他の不揮発性の書換え可能なメモリ
を適応させてもよい。
【0035】(5)上記実施形態では、判別処理とし
て、チェックサム方式を利用するようにしているが、こ
れに限られるものではなく、例えば、パリティチェック
方式を利用してもよい。
【0036】(6)上記実施形態では、本発明にかかる
制御装置を給湯装置に適応した例を示しているが、その
他各種の装置に適応可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】給湯装置の全体概略構成図
【図2】制御ブロック図
【図3】制御動作を示すフローチャート
【図4】制御動作を示すフローチャート
【符号の説明】
21 メモリ M マイクロコンピュータ
フロントページの続き Fターム(参考) 5B018 GA04 HA04 KA21 MA05 NA06 QA11 QA20 5H209 AA11 BB02 BB04 CC01 DD04 EE13 GG04 HH02 HH04 HH22 JJ09 5H220 AA10 BB09 CC07 CX04 EE01 FF03 GG04 GG12 GG25 JJ12 JJ27 JJ28 KK02 LL02 LL04 MM06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不揮発性の書換え可能なメモリを備え、
    そのメモリに記憶されている運転用制御情報に基づいて
    運転を制御するマイクロコンピュータが設けられている
    制御装置であって、 前記メモリが、複数の組情報を記憶し、 その組情報のそれぞれが、前記運転用制御情報と、前記
    運転用制御情報が異常か正常かを判別する判別処理を実
    行するための判別情報と、前記判別処理にて前記運転用
    制御情報が異常であるときには、他の組情報に記憶され
    ている運転用制御情報に基づいて異常の運転用制御情報
    を修正する修正処理を実行するための修正情報とからな
    り、 前記マイクロコンピュータが、前記複数の組情報のそれ
    ぞれについて、前記判別情報に基づく判別処理および前
    記修正情報に基づく修正処理を実行するように構成され
    ている制御装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリが、前記複数の組情報のうち
    一部に前記運転用制御情報の全情報を記憶し、他の組情
    報に前記運転用制御情報のうちの一部である特定の制御
    情報を記憶し、 前記マイクロコンピュータが、前記判別処理および前記
    修正処理において、前記運転用制御情報のうちの一部で
    ある特定の制御情報について行うように構成されている
    請求項1に記載の燃焼装置。
  3. 【請求項3】 前記マイクロコンピュータが、電源投入
    および電源リセットのうち少なくとも一方が実行される
    と、前記判別処理を実行するように構成されている請求
    項1または2に記載の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記マイクロコンピュータが、運転制御
    中に異常状態が発生すると、前記判別処理を実行するよ
    うに構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載
    の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002163155A (ja) * 2000-11-29 2002-06-07 Rb Controls Co ガス器具のマイコン制御装置

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