JP2000284651A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000284651A
JP2000284651A JP11086879A JP8687999A JP2000284651A JP 2000284651 A JP2000284651 A JP 2000284651A JP 11086879 A JP11086879 A JP 11086879A JP 8687999 A JP8687999 A JP 8687999A JP 2000284651 A JP2000284651 A JP 2000284651A
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高資 久野
Kazuyuki Kawabata
一之 川端
Shoji Imaizumi
祥二 今泉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通紙の信頼性や画像の品質が低下するのを防
止すること。 【解決手段】 待避機構制御部404は、モノクロ作像
モードの場合に、待避クラッチ405を制御して、待避
機構を待避位置に移動させる。待避機構は、待避クラッ
チにより、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのす
べての画像形成ユニットに用紙を供給する基本位置と、
ブラックの画像形成ユニットにのみ供給する待避位置と
に切換えられる。一方、待避機構制御部404は、湿度
センサS1、温度センサS2、用紙吸湿度センサS3の
出力を所定の値と比較し、通紙の信頼性や画像の品質が
低下する条件となったときには、モノクロ作像モードで
あっても待避機構を待避位置に移動させない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は画像形成装置に関
し、特に、複数の画像形成ユニットを有し、モノクロ作
像モードとカラー作像モードとで記録媒体を搬送する経
路を異ならせることが可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】無端ベルト上に画像を形成するための記
録媒体を担持し、記録媒体を搬送しつつ異なる色彩のト
ナーで画像を順次形成することにより、フルカラーの画
像を形成するデジタル複写機が知られている。このデジ
タル複写機は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ
ー(Y)、ブラック(K)の4色のトナーを用いて画像
を形成するものであり、それぞれの色彩に1つずつ画像
を形成するための画像形成ユニットを備えている。記録
媒体が画像形成ユニットを通過するたびに、それぞれの
色彩の画像が形成されて、4つの画像形成ユニットを通
過すると4色の画像が重畳して形成される。その結果、
記録媒体にフルカラーの画像が形成される。
【0003】画像形成ユニットは、記録媒体に転写する
トナー像を形成するための感光体ドラムを有しており、
この感光体ドラムと記録媒体とが接触したときに感光体
ドラム上に形成されたトナー像が記録媒体に転写され
る。したがって、無端ベルトは、担持した記録媒体が感
光体ドラムと接触することができるように、記録媒体を
担持する。このため無端ベルトでは、記録媒体を担持し
ていないときでも感光体ドラムと接触するようになって
いる。
【0004】一方、モノクロで画像を形成するときに
は、ブラックの画像を形成するブラック画像形成ユニッ
トのみを用い、シアン、マゼンタ、イエローの画像を形
成する画像形成ユニットを駆動する必要はない。しか
し、上述のとおり、無端ベルトは画像形成ユニットの感
光体ドラムと接触しているので、これらの画像形成ユニ
ットを駆動しないのでおくと、停止した感光体ドラムが
無端ベルトと接触する部分で摩耗してしまう。また、感
光体ドラムだけを無端ベルトのスピードに合わせて空転
させれば、無端ベルトとの接触による摩耗を防止するこ
とができるけれども、感光体ドラムは余分なトナーを除
去するための樹脂製のブレードと常に接触しているの
で、ブレードとの接触による摩擦により摩耗してしま
う。
【0005】この不具合を避けるために、モノクロで画
像を形成するときと、フルカラーで画像を形成するとき
とで無端ベルトの軌道を変更する待避機構を有するデジ
タル複写機がある。この待避機構は、すべての画像形成
ユニットの感光体ドラムと接触する軌道を、ブラックの
画像形成ユニットの感光体ドラムのみと接触する軌道に
変更するものである。したがって、モノクロで画像を形
成するときには、待避機構が無端ベルトの軌道を変更す
ることにより、シアン、マゼンタ、イエローの画像を形
成する画像形成ユニットの感光体ドラムから無端ベルト
が待避する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、待避機
構は、無端ベルトの軌道を機械的に変更するものである
ため、記録媒体の搬送経路に微妙なずれが生じる。記録
媒体の搬送経路にずれが生じると、記録媒体が搬送経路
の途中で詰まってしまうといった通紙の信頼性が低下し
たり、画像形成ユニットで形成される画像が記録媒体上
でずれて重畳されることにより画像の品質が低下すると
いった問題があった。
【0007】この発明は上述の問題点を解決するために
なされたもので、通紙の信頼性や画像の品質が低下する
のを防止することができる画像形成装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明のある局面に従うと画像形成装置は、記録
媒体に画像を形成するための複数の画像形成ユニット
と、第1の状態と第2の状態のいずれかで記録媒体を搬
送するための搬送部と、第1の状態と第2の状態とを切
換えるための切換手段とを備えた画像形成装置であっ
て、搬送部は、第1の状態で複数の画像形成ユニットの
少なくとも1つに記録媒体を搬送し、第2の状態で複数
の画像形成ユニットのすべてに記録媒体を搬送し、切換
手段は、画像形成装置の使用環境および/または使用状
況に基づき、搬送部を第2の状態から第1の状態へ切換
えるのを禁止することを特徴とする。
【0009】好ましくは画像形成装置は、記録媒体の通
紙性に関する条件を検知するための検知手段をさらに備
え、使用環境は、検知手段で検知された条件であること
を特徴とする。
【0010】さらに好ましくは画像形成装置は、画像形
成ユニットの画像形成に影響を与える条件を検知するた
めの検知手段をさらに備え、使用環境は、検知手段で検
知された条件であることを特徴とする。
【0011】さらに好ましくは画像形成装置は、ジャム
エラーを検知するためのジャム検知手段をさらに備え、
使用状況は、ジャム検知手段により検知されたジャムエ
ラーの回数であることを特徴とする。
【0012】さらに好ましくは画像形成装置は、画像形
成装置のトラブルを検知するためのトラブル検知手段を
さらに備え、使用状況は、トラブル検知手段により検知
されたトラブルの回数であることを特徴とする。
【0013】さらに好ましくは画像形成装置は、所定の
部品の使用回数を検出する検出手段をさらに備え、使用
状況は、検出手段により検出された使用回数であること
を特徴とする。
【0014】さらに好ましくは画像形成装置において、
使用状況は、切換手段で第2の状態から第1の状態へ搬
送部を切換えた回数であることを特徴とする。
【0015】さらに好ましくは画像形成装置の搬送部
は、無端状に形成された回転可能なベルトであることを
特徴とする。
【0016】これらの発明に従うと、通紙の信頼性や画
像の品質が低下するのを防止することができる画像形成
装置を提供することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の1
つにおけるデジタル複写機について図面を参照して説明
する。なお、図中同一符号は同一または相当する部材を
示す。
【0018】図1は、この発明の実施の形態の1つにお
けるデジタル複写機の概略構成を示す模式的断面図であ
る。図を参照して、デジタル複写機100は、原稿を自
動的に画像読取位置に搬送するための自動原稿送り装置
101と、原稿から画像データを読取るための画像読取
部200と、用紙上に画像を形成するための画像形成部
300とから構成されている。
【0019】自動原稿送り装置101は、後述する操作
パネルからプリントが指示されると、原稿セットトレイ
102にセットされた原稿を原稿読取部200の画像読
取位置に自動的に搬送する。画像読取装置200で原稿
の読取が完了すると、原稿を画像読取位置から原稿排出
トレイ103に排出する。原稿セットトレイ101に複
数枚の原稿がセットされている場合には、最下層の原稿
から順に、原稿搬送、画像読取、原稿排出の一連の動作
が効率よく行なわれる。
【0020】画像読取部200は、原稿ガラス208上
にセットされた原稿の画像が、その下方を移動するスキ
ャナに取付けられた露光ランプ201により露光され
る。原稿からの反射光は、第1ミラー206と2枚の反
射ミラー202によりレンズ203に導かれ、CCDセ
ンサ204に結像する。露光ランプ201と第1ミラー
206とは、スキャナに取付けられており、スキャナ
は、スキャナモータ209により、図中に示す矢印方向
(副走査方向)へ複写倍率に応じた速度Vで移動する。
これにより、原稿ガラス208上にセットされた原稿を
全面にわたって走査することができる。また、露光ラン
プ201と第1ミラー206の移動に伴い、2枚の反射
ミラー202は、速度V/2で図中矢印方向へ移動す
る。これにより、露光ランプ201で原稿に照射された
光が、原稿で反射してからCCDセンサ204に結像す
るまでの光路長が常に一定となる。
【0021】露光ランプ201と第1ミラー206とが
取付けられたスキャナの位置は、スキャナホームセンサ
210によりそのホームポジションが検知される。ま
た、スキャナモータ209のステップ数により、スキャ
ナの移動量が検出される。これにより、スキャナのホー
ム位置からの移動量が検出され、スキャナの位置が検知
される。
【0022】CCDセンサ204に結像した反射光は、
CCDセンサ224内で電気信号に変換され、画像処理
回路205に送られる。画像処理回路205では、受取
った電気信号にアナログ処理、A/D変換処理、デジタ
ル画像処理等を行なった後、画像処理回路205内のメ
モリに記憶する。また、メモリに記憶するデータと同じ
データをインターフェイス部207に出力する。
【0023】また、画像処理回路205は、メモリに記
憶した画像データもしくはインターフェイス部207よ
り入力される画像データを、シアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の印字用デー
タに変換し、画像形成部300へ送信する。
【0024】画像形成部300では、受信した印字用デ
ータが、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックそれぞ
れの露光ヘッドに送られる。各露光ヘッドでは、受取っ
た印字用データ(電気信号)に応じてレーザ光を発光す
る。発光されたレーザ光はポリゴンミラー301により
1次元走査され、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラッ
クそれぞれの画像形成ユニット307c,307m,3
07y,307k内の感光体ドラム304c,304
m,304y,304kを露光する。画像形成ユニット
307c,307m,307y,307kは、取扱うト
ナーの色彩が異なるのみなのでシアンの画像を形成する
ための画像形成ユニット307cについてその動作を説
明する。
【0025】感光体ドラム304cは、帯電チャージャ
305cによって帯電された後、イエロー用の露光ヘッ
ドが発光するレーザ光が照射される。これにより、感光
体ドラム304c上には静電潜像が形成される。続い
て、現像機302cにより、静電潜像上にトナーが載せ
られてトナー像が形成される。感光体ドラム304c上
に形成されたトナー像は、無端ベルト320上に担持さ
れた記録媒体に、転写チャージャ303cにより転写さ
れる。
【0026】感光体ドラム304cは、樹脂製のブレー
ド306cと常に接触しており、ブレード306cによ
り感光体ドラム304c上に付着した余分なトナーが除
去される。
【0027】このように、感光体ドラム304cは、図
中で時計回りに回転することにより、画像形成プロセス
が連続的に行なわれる。なお、画像形成ユニット307
c,307m,307y,307kは、それぞれ一体的
に構成され、デジタル複写機100に着脱可能となって
いる。
【0028】給紙カセット310a,310b,310
cには、それぞれサイズの異なる用紙がセットされてい
る。所望のサイズの用紙が、給紙カセット310a,3
10b,310cに取付けられている給紙ローラ312
a,312b,312cにより、搬送路へ供給される。
搬送路へ供給された用紙は、搬送ローラ対314により
タイミングローラ315へ送られる。
【0029】一方、無端ベルト320は、駆動ローラ3
22aと固定ローラ322b,322c、322dと、
可動ローラ321により弛まないように懸架されてい
る。駆動ローラ322aが図中で反時計回りに回転する
と、無端ベルト320が所定の速度で図中で反時計回り
に回転する。無端ベルト320の回転に伴って、各ロー
ラ322b,322c,322d,321が、反時計回
りに回転する。
【0030】無端ベルト320は、無端なので継ぎ目を
有し、この継ぎ目が無端ベルトの基準マークとして用い
られる。タイミングセンサ323は、無端ベルト320
に用紙が供給される位置に設置され、無端ベルト320
の基準マークを検出する。タイミングセンサ323が出
力する検出信号に同期して、タイミングローラ315が
用紙を無端ベルト320に供給する。これにより、用紙
が無端ベルト320の継ぎ目(基準マーク)に乗らない
ように、用紙が無端ベルト320に供給される。また、
タイミングローラ315からの用紙を無端ベルト320
に供給しやすくするために、ガイド316が設けられて
いる。
【0031】無端ベルト320に供給された用紙は、無
端ベルト320上に担持され、図中で左方向に搬送され
る。これにより、用紙がシアン、マゼンタ、イエロー、
ブラックの順に画像形成ユニットの感光体ドラム304
c,304m,304y,304kと接触する。記録媒
体がそれぞれの感光体ドラム304c,304m,30
4y,304kと接触したときに、感光体ドラムと対を
なす転写チャージャ303c,303m,303y,3
03kにより、感光体ドラム上のトナー像が用紙に転写
される。
【0032】各画像形成ユニット307c,307m,
307y,307kに内蔵されたレジスト補正センサ3
08c,308m,308y,308kが、無端ベルト
320の基準マークを検出する。レジスト補正センサ3
08c,308m,308y,308kで検出したタイ
ミングが、画像処理回路205に送信されることによ
り、画像形成ユニット307c,307m,307y,
307kで画像を形成するタイミングが微調整される。
これにより、レジストずれによる色ずれが防止される。
【0033】トナー像が転写された用紙は、定着ローラ
対325に搬送され、定着ローラ対325により加熱さ
れる。これにより、トナーが溶かされて用紙に定着す
る。その後、用紙は排紙トレイ327に排出される。
【0034】また、両面コピーの場合には、定着ローラ
対325によりトナー像が定着された用紙は、用紙反転
ユニット326により反転され、両面ユニット328に
搬送される。そして、両面ユニット328から反転され
た用紙が給紙ローラ313により搬送経路に再度供給さ
れる。そして、上述した経路を用紙が搬送されることに
より、用紙の裏面に画像が形成される。
【0035】湿度センサS1は、デジタル複写機100
内の湿度を検知するセンサであり、温度センサS2は、
デジタル複写機100内の温度を検知するためのセンサ
である。用紙吸湿度センサS3は、用紙中に含まれる水
分量を測るためのセンサであり、通常、用紙と接触して
用紙に流れる電流値を検知することにより、用紙の吸湿
度を測定する。用紙吸湿度センサS3は、タイミングロ
ーラ315の直前に設けられる。
【0036】無端ベルト320が用紙を搬送する経路の
最も下流には、レジストパターン検出センサ324が取
付けられている。レジストパターン検出センサ324
は、画像形成ユニット307c,307m,307y,
307kにより無端ベルト320上に形成されたレジス
トパターンを読込む。読込んだデータは画像処理回路2
05に送信される。レジストパターン検出センサは、発
光部と受光部とを有し、発光部で光を照射し、無端ベル
ト320で反射した反射光を受光部で受光する。受光部
で受光した光のレベルは、無端ベルト320上のレジス
トパターンの有無、またはどの色彩のトナーで形成され
たレジストパターンであるかを示す。また、レジストパ
ターン検出センサ324が出力する信号のタイミングか
ら、無端ベルト320上に形成されたレジストパターン
の位置が検出される。これについては後で詳しく説明す
る。
【0037】トナー回収器329は、無端ベルト320
上に形成されたレジストパターンを回収する。トナー回
収器329は、内部にブラシを有しており、ブラシが無
端ベルト320を擦ることにより、無端ベルト320上
にトナーで形成されたレジストパターンを取除く。取除
かれたトナーは、トナー回収器328内に収納される。
【0038】図2は、デジタル複写機100の上面に設
けられた操作パネルの平面図である。図を参照して、操
作パネル500は、液晶表示装置501と、その上に設
けられ透明な部材からなるタッチパネル506とを含
む。液晶表示装置501は、デジタル複写機100のプ
リント動作モードや内部の状態を表示する。タッチパネ
ル506は、スイッチであり、液晶表示装置501と組
合わせて用いることで、プリント動作モードの設定な
ど、使用者が所定の操作を入力することができる。操作
パネル500はさらに、プリント部数やプリント倍率な
どの数値を入力するためのテンキー502と、プリント
動作の開始を指示するためのスタートキー505と、使
用者の入力により設定されたプリント動作モードをクリ
アするためのクリアキー503と、デジタル複写機10
0のプリント動作を一時停止させるための停止キー50
4とを含んでいる。
【0039】上述のデジタル複写機100は、図3に示
す制御部によって制御される。図3は、デジタル複写機
100の制御部の概略構成を示すブロック図である。図
を参照して、制御部は、デジタル複写機100の全体を
制御するための制御CPU400と、無端ベルト320
を待避させるための待避機構を制御する待避機構制御部
404と、上述した画像処理回路205と、レジストパ
ターン検出センサ324が出力するデータをもとにレジ
スト補正値を演算するレジスト補正部406とを含む。
【0040】制御CPU400は、操作パネル500
と、湿度センサS1と、温度センサS2と、用紙吸湿度
センサS3と、JAMセンサS4と、ペーパーエンプテ
ィセンサS5と、定着温度センサS6と、トナーエンプ
ティセンサS7とが接続されている。
【0041】操作パネル500からは、使用者が操作パ
ネル500から入力したプリント動作モード等が送ら
れ、制御CPU400からは、操作パネルの液晶表示装
置501に表示するためのデータが送られる。
【0042】JAMセンサS4は、用紙が搬送経路中で
詰まったことを検知するためのセンサで、搬送経路中の
複数箇所に設けられる。ペーパーエンプティセンサS5
は、給紙カセット310a,310b,310cのそれ
ぞれに設けられ、給紙カセット310a,310b,3
10c中に収納されている用紙の有無を検知するための
センサである。定着温度センサS6は、定着ローラ対3
25の温度を測定するためのセンサである。トナーエン
プティセンサS7は、画像形成ユニットの現像機302
c,302m,302y,302k内にそれぞれセット
されたトナーの有無を検知するためのセンサである。
【0043】それぞれのセンサS1〜S7の出力が、制
御CPU400に送られる。制御CPU400では、そ
れぞれのセンサS1〜S7の出力をもとに、待避機構制
御部404を制御する。この制御については後で詳しく
説明する。
【0044】また、制御CPU400は、バックアップ
RAM402と接続されている。バックアップRAM4
02は、プリント枚数やデジタル複写機100内の画像
形成ユニット等のエレメントの動作回数などのデータを
記憶する。バックアップRAM402は、電池でバック
アップされており、デジタル複写機100のメイン電源
がOFF状態となった場合でも、バックアップRAM4
02に記憶されたデータを保持できるようになってい
る。
【0045】画像処理回路205は、CCDセンサ20
4と、シアン用の露光ヘッド410cと、マゼンタ用の
露光ヘッド410mと、イエロー用の露光ヘッド410
yと、ブラック用の露光ヘッド410kと接続されてい
る。CCDセンサ204で光電変換されたR,G,Bの
画像データは、画像処理回路205によりC,M,Y,
Kの印字用データに変換される。変換されたC,M,
Y,Kの印字用データは、レジスト補正部406から受
信したレジスト補正値に基づいて、レジスト補正処理が
行なわれた後、それぞれ対応する露光ヘッド410c,
410m,410y,410kに出力される。
【0046】それぞれの露光ヘッド410c,410
m,410y,410kは、レジスト補正されたデータ
を受信すると、受信したデータに基づき対応する感光体
ドラムにレーザビームを照射する。これにより、感光体
ドラム上に静電潜像が形成される。
【0047】レジスト補正部406は、それぞれの画像
形成ユニット307c,307m,307y,307k
で用紙上に画像を重畳して形成するときに、レジストず
れによる色ずれを防止するために用いられるレジスト補
正値を計算する。
【0048】レジスト補正処理は、それぞれの画像形成
ユニット307c,307m,307y,307kで無
端ベルト320上に所定のレジストパターンを形成する
ステップと、無端ベルト上に形成されたレジストパター
ンをレジストパターン検出センサ324で読取るステッ
プと、レジストパターン検出センサで読取られたデータ
をもとに、印字位置補正、倍率補正および空間的歪み補
正のためのレジスト補正値を演算するステップと、演算
して求められたレジスト補正値をもとに、C,M,Y,
Kの印字用データにレジスト補正を行なうステップとか
らなる。
【0049】レジスト補正部406では、予め所定のレ
ジストパターンを記憶しており、画像処理回路205に
対してレジストパターンを送信することにより、それぞ
れの画像形成ユニット307c,307m,307y,
307kでレジストパターンが無端ベルト320上に形
成される。
【0050】図4は、レジストパターンの一例を示す図
である。図を参照して、レジストパターンは、それぞれ
の画像形成ユニットにより、無端ベルト320の継ぎ目
601を基準とした無端ベルト320上の所定の位置に
形成される。レジストパターンは、それぞれの画像形成
ユニットごとに、無端ベルト320が進行する方向(図
中の矢印方向)に垂直な方向に3つの正方形を等間隔に
並べたパターンである。ここでは、レジストパターン
を、正方形とした例を示したが、たとえば、十字形や
「Z」の文字形等を用いることができる。
【0051】画像形成ユニットで形成されるレジストパ
ターンは、基準マーク601から所定の位置に所定の形
状で形成されるが、レジストずれがある場合には、所定
の位置に所定の形状で形成されない。レジスト補正値
は、実際に形成されたレジストパターンのずれ量から求
められる。
【0052】画像形成ユニット307cで形成されたレ
ジストパターン603a,603b,603cは、基準
マーク601から定められた所定の位置に形成されてい
る。
【0053】画像形成ユニット307mで形成されるレ
ジストパターン605a,605b,605cのうち、
レジストパターン605a,605cは、定められた位
置に形成されているけれども、レジストパターン605
bが定められた位置から無端ベルト320が進行する方
向(図中矢印方向)と反対方向にずれている。なお、図
中では、レジストパターンが形成されるべき所定の位置
を点線で示している。このように3つのレジストパター
ンが相対的にずれているときには、相対的なずれ量から
空間的歪みが検知され、空間的歪みを補正するためのレ
ジスト補正値が求められる。
【0054】画像形成ユニット307yで形成されるレ
ジストパターン607a,607b,607cは、それ
ぞれのパターンの重心が、予め定められた基準となる位
置の重心に重なるように形成されているけれども、レジ
ストパターンの大きさが小さくなって形成されている。
この大きさのずれ量から、倍率補正に用いるためのレジ
スト補正値が求められる。
【0055】画像形成ユニット307kで形成されたレ
ジストパターン609a,609b,609cは、基準
となる位置から無端ベルト320が進行する方向(図中
矢印方向)と反対方向に同じ量だけずれている。この位
置のずれ量から、印字位置を補正するためのレジスト補
正値が求められる。
【0056】このようにして、レジスト補正処理では、
レジスト補正部406から画像処理回路205に対し
て、レジストパターンを送信することにより、各画像形
成ユニット307c,307m,307y,307kで
無端ベルト320上に所定のレジストパターンが形成さ
れる。そして、レジストパターン検出センサ324でレ
ジストパターンを読取ることにより、読取られたレジス
トパターンと基準位置とのずれを検出することにより、
印字位置補正、倍率補正および空間的歪み補正に用いる
レジスト補正値を求める。レジスト補正部406で求め
られたレジスト補正値は、画像処理回路205内のメモ
リに記憶される。
【0057】図3を参照して、待避機構制御部404
は、待避クラッチと接続されている。待避機構制御部4
04は、待避クラッチ405を動作させることにより、
待避機構の位置を切換える。待避機構が移動することに
より、可動ローラ321と、転写チャージャ303y,
303m,303cと、タイミングセンサ323と、ガ
イド316と、タイミングローラ315とが移動する。
また、待避機構が移動することにより、無端ベルトは、
すべての画像形成ユニットの感光体ドラム304c,3
04m,304y,304kと接触する軌道と、ブラッ
ク画像形成ユニット307kの感光体ドラム304kと
のみ接触する軌道との2つの位置に切換えられる。無端
ベルトがすべての画像形成ユニットの感光体ドラム30
4c,304m,304y,304kと接触する軌道と
なるときの待避機構の位置を「基本位置」といい、無端
ベルトがブラック画像形成ユニット307kの感光体ド
ラム304kとのみ接触する軌道となるときの待避機構
の位置を「待避位置」という。
【0058】図5は、待避機構が待避位置に移動したと
きのデジタル複写機100の模式的断面図である。図5
を参照して、待避機構により、可動ローラ321と、転
写チャージャ303y,303m,303cと、タイミ
ングセンサ323と、ガイド316と、タイミングロー
ラ315とが、下方に移動している。これにより、無端
ベルト320は、ブラック画像形成ユニット307kの
感光体ドラム304kとのみ接触することになる。換言
すれば、シアン画像形成ユニット307cの感光体ドラ
ム304cと、マゼンタ画像形成ユニット307mの感
光体ドラム304mと、イエロー画像形成ユニット30
7yの感光体ドラム304yと、無端ベルト320とは
接触していない。したがって、無端ベルト320が待避
機構により待避した状態においては、シアン、マゼン
タ、イエローのそれぞれの画像形成ユニットの駆動を停
止することができる。このため、感光体ドラム304
c,304m,304kおよび現像機302c,302
m,302yが駆動することにより生じる摩耗を削減す
ることができる。
【0059】次に、デジタル複写機100の制御部で行
なわれる処理の流れについて説明する。図6は、デジタ
ル複写機100の制御部で行なわれる処理の流れを示す
フローチャートである。図を参照して、制御部ではデジ
タル複写機100を初期設定するステップ(S11)
と、デジタル複写機100でコピーするモードを設定す
るステップ(S12)と、待避機構を制御するステップ
(S13)と、コピー処理を行なうステップ(S14)
と、種々のカウンタをカウントするステップ(S15)
とを含む。
【0060】ステップS11で行なわれる初期設定で
は、デジタル複写機100のメイン電源がON状態とさ
れたときに、たとえば、定着ローラ対325の温度を上
昇させる処理等を行なう。初期設定は、デジタル複写機
100でコピー処理を行なうために必要な準備動作であ
る。
【0061】ステップS12では、コピーモードの設定
が行なわれる。コピーモードの設定は、使用者が操作パ
ネル500から、液晶表示装置501に表示されたメニ
ューに従って、タッチパネル506あるいはテンキー5
02から入力することにより設定される。コピーモード
には、たとえば複写枚数や複写倍率、あるいは作像モー
ド等の設定が行なわれる。ここで、作像モードの設定と
は、モノクロ作像モードとカラー作像モードの切換をい
う。モノクロ作像モードは、ブラック用の画像形成ユニ
ット307kのみを用いてコピー処理を行なうモードで
あり、カラー作像モードは、すべての画像形成ユニット
307c,307m,307y,307kを用いてコピ
ー処理を行なうモードをいう。たとえば、モノクロ作像
モードを選択した場合には、原稿がカラーであっても、
ブラック用の画像形成ユニット307kのみを用いてコ
ピー処理が行なわれる。
【0062】ステップS13では、待避機構の制御が行
なわれる。これについては後で詳しく説明する。
【0063】ステップS14では、コピー処理が行なわ
れる。ステップS12で設定されたコピーモードに基づ
いて、画像形成が行なわれる。
【0064】ステップS15では、1回の画像形成動作
ごとに、その状態に応じた各種のカウンタを加算する。
そして、加算されたカウンタ値が、バックアップRAM
402に書込まれる。
【0065】次に、待避機構の制御処理について説明す
る。図7は、図6のステップS13で行なわれる待避機
構制御処理の流れを示すフローチャートである。図を参
照して、待避機構制御処理では、まず、待避機構が待避
位置であるか否かが判断される(ステップS21)。待
避機構が待避位置になく基本位置にある場合、すなわち
すべての画像形成ユニット307c,307m,307
y,307kと無端ベルト320とが接触している状態
である場合には、作像モードがモノクロ作像モードか否
かが判断される(S22)。モノクロ作像モードか否か
は、図6のステップS21のコピーモード設定処理にお
いて、作像モードがモノクロ作像モードに設定されたか
否かにより判断される。また、デジタル複写機100
が、自動カラー選択(ACS)機能を有する場合には、
これを用いてモノクロ作像モードまたはカラー作像モー
ドの切換を行なうようにしてもよい。自動カラー選択
(ACS)機能では、原稿をプレスキャンすることによ
り原稿がモノクロなのかカラーなのかを検知し、モノク
ロと検知した場合にはモノクロ作像モードとし、カラー
と検知した場合にはカラー作像モードとする。
【0066】ステップS22でモノクロ作像モードでな
いと判断された場合には、ステップS27に進み、待避
機構を動作させない。
【0067】モノクロ作像モードである場合には、次の
ステップS23において、湿度センサS1により計測さ
れた湿度が、所定の値よりも高いか否かが判断される。
湿度が所定の値よりも高い場合には、ステップS27に
進み、待避機構を動作させない。
【0068】湿度が所定の値よりも高くない場合には、
次のステップS24において、温度センサS2で検知さ
れた温度が所定の値よりも低いか否かが判断される。温
度センサS2で検出された温度が所定の値よりも低い場
合には、ステップS27に進み、待避機構を動作させな
い。
【0069】温度センサS2で検知された温度が所定の
値より低くない場合には、ステップS25に進み、用紙
吸湿度センサS3で検知された用紙吸湿度が所定の値よ
りも高いか否かが判断される。用紙吸湿度が所定の値よ
りも高い場合には、ステップS27に進み、待避機構を
動作させない。
【0070】用紙吸湿度が所定の値よりも高くない場合
には、待避クラッチを動作させ、待避機構を待避位置に
移動させる(S26)。これにより、無端ベルト320
が画像形成ユニット307c,307m,307yから
待避した状態となる。
【0071】一方、ステップS21において、待避機構
が待避位置にあるときには(S21でYES)、次のス
テップS28において、作像モードがモノクロ作像モー
ドか否かが判断される。モノクロ作像モードの場合に
は、待避機構を動作させる必要がないので、そのまま処
理を終了する。モノクロ作像モードでない場合には、待
避クラッチを動作させて、待避機構を基本位置に移動さ
せる(S29)。これにより、無端ベルト320が、す
べての画像形成ユニット307c,307m,307
y,307kと接触する状態となる。
【0072】このように、待避機構制御処理は、湿度が
所定の値よりも高い場合あるいは温度が所定の値よりも
低い場合、あるいは用紙の吸湿度が所定の値よりも高い
場合には、モノクロ作像モードであっても、待避機構を
動作させないようにしている。これは、湿度が高い場
合、温度が低い場合、用紙の吸湿度が高い場合には、用
紙を搬送するための条件(用紙の通紙性)が悪くなるの
で、用紙が詰まるジャミングが発生する可能性が高くな
る。このような環境下で待避機構の位置を変更して用紙
の搬送経路を変更すると、ジャミングが発生する可能性
がより高くなってしまう。そこで、湿度、温度、用紙吸
湿度のすべてが、デジタル複写機100に対して良好な
条件にない場合には、待避機構を動作しないようにし
て、ジャミング等のトラブルの発生を防止している。
【0073】一方、デジタル複写機100は、温度、湿
度、用紙吸湿度の面で好ましい環境に置かれている場合
には、用紙がジャミングする等の可能性が少なくなるの
で、待避機構を動作可能としている。待避機構が動作す
ることにより、モノクロコピー時のコピーコストを削減
することが可能となる。
【0074】なお、感光体ドラムの温度、定着ローラ対
325の温度は、画像の品質に影響を与えるので、これ
らの温度が所定の範囲内にない場合には、待避機構を動
作しないようにしてもよい。これにより、画像の品質が
低下するのを防止することができる。
【0075】「待避機構制御処理の変形例」次に、変形
された待避機構制御処理について説明する。図8は、図
6のステップS13で行なわれる変形された待避機構制
御処理の流れを示すフローチャートである。図を参照し
て、ステップS41とステップS49とステップS50
とは、それぞれ図7に示したフローチャートのステップ
S21、ステップS28、ステップS29と同じである
ので、ここでの説明は繰返さない。
【0076】ステップS42において、作像モードがモ
ノクロ作像モードであるか否かが判断される。モノクロ
作像モードでない場合には、ステップS48に進み、待
避機構を動作させずに、待避機構を待避位置に移動させ
ない。
【0077】ステップS42において、作像モードがモ
ノクロ作像モードである場合には、バックアップRAM
402に記憶されているジャム回数カウンタが、所定の
値よりも大きいか否かが判断される。ジャム回数カウン
タが、所定の値よりも大きい場合には、ステップS48
に進み、待避機構を動作させずに、待避機構を待避位置
に移動させない。
【0078】ジャム回数カウンタが所定の値よりも大き
くない場合には、バックアップRAM402に記憶され
ているトラブル回数カウンタが所定の値よりも大きいか
否かが判断される。、トラブル回数カウンタが所定の値
よりも大きい場合には、ステップS48に進み、待避機
構を動作させずに、待避機構を待避位置に移動させな
い。
【0079】トラブル回数カウンタが、所定の値よりも
大きくない場合には、ステップS45において、待避機
構の使用回数が多いか否かが判断される。待避機構の使
用回数は、バックアップRAM402に記憶されている
待避機構の使用回数カウンタが所定の値よりも大きいか
否かにより判断される。所定の値よりも大きい場合に
は、ステップS48に進み、待避機構を動作させずに、
待避機構を待避位置に移動させない。
【0080】待避機構の使用回数カウンタが、所定の値
よりも大きくない場合には、ステップS46に進み、ト
ータルの作像回数が多いか否かが判断される(S4
6)。トータルの作像回数は、バックアップRAM40
2に記憶されているトータル作像回数カウンタが所定の
値よりも大きいか否かにより判断される。トータル作像
回数が所定の値よりも大きい場合には、ステップS48
に進み、待避機構を動作させずに、待避機構を待避位置
に移動させない。
【0081】トータル作像回数カウンタが所定の値より
も大きくない場合には、ステップS47に進み、待避機
構を動作させ、待避機構を待避位置から基本位置に移動
させる。
【0082】このように、変形された待避機構制御処理
においては、ジャム回数、トラブル回数、待避機構の使
用回数、トータル作像回数に基づいて、これらの回数が
所定の値よりも大きい場合には、待避機構を駆動しない
ようにしている。これは、次の理由による。
【0083】ジャミングの発生回数が多い場合は、その
原因の1つとして待避機構の動作が挙げられる。よっ
て、ジャミングの発生回数が所定回数以上の場合には、
待避機構を動作させないようにして、ジャミングの発生
する回数を少なくする。
【0084】トラブルの発生回数が多い場合は、その原
因の1つとして待避機構の動作が挙げられる。したがっ
て、トラブルの発生回数が所定回数以上の場合には、待
避機構を動作させないようにして、トラブルが発生する
確率を低くする。
【0085】待避機構の使用回数が多い場合は、待避機
構のメカ的な疲労が考えられる。したがって、待避機構
の使用回数が多くなった場合に、待避機構を動作させる
とマシントラブルにつながるおそれがある。よって、待
避機構の使用回数が所定の回数以上の場合には、待避機
構を動作しないようにする。
【0086】トータルの作像回数が多い場合には、その
待避機構および、作像プロセスのメカ的な疲労が考えら
れる。よって、トータル作像回数が多い場合には、待避
機構を動作させるとマシントラブルにつながるおそれが
ある。よって、トータルの作像回数が所定の回数以上の
場合には、待避機構を動作しないようにする。
【0087】以上の理由から、デジタル複写機100の
使用状況がマシントラブルを発生する確率が高い状態と
なったときには、待避機構を待避させる動作を行なわな
いようにすることにより、マシントラブルが発生する確
率を低くすることができる。
【0088】一方、デジタル複写機100の使用状況
が、マシントラブルを発生させる確率が低い状態にある
場合には、待避機構を待避状態に移動させるようにして
いるので、モノクロコピー時のコピーコストを削減する
ことが可能である。
【0089】次に、図6のステップS15で行なわれる
カウンタ処理について説明する。図9は、図6のステッ
プS15で行なわれるカウンタ処理の流れを示すフロー
チャートである。図を参照して、カウンタ処理は、ま
ず、作像が開始されたか否かを判断する(S61)。作
像が開始された場合には、ステップS62において、ト
ータル作像回数カウンタをインクリメントする。作像が
開始されていない場合には、何も行なわず次のステップ
S63に進む。
【0090】ステップS63においては、待避機構が動
作したか否かを判断し、待避機構が動作した場合には、
待避機構動作カウンタをインクリメントする(S6
4)。待避機構が動作していない場合には、何も行なわ
ず次のステップS65に進む。
【0091】ステップS65においては、ジャミングが
発生したか否かを判断する。ジャミングが発生した場合
には、ジャム発生回数カウンタをインクリメントする
(S66)。ジャミングが発生していない場合には、何
も行なわず次のステップS67に進む。
【0092】ステップS67においては、トラブルが発
生したか否かを判断する。ここで、トラブルとは、無端
ベルト320が蛇行するなどの、メカ的な異変をいう。
トラブルが発生した場合には、トラブル発生回数カウン
タをインクリメントする(S68)。トラブルが発生し
ていない場合には、何も行なわず処理を終了する。
【0093】このようにカウンタ処理では、トータル作
像回数カウンタは作像が開始されるたびに、待避機構動
作回数カウンタは待避機構が動作するたびに、ジャム発
生回数カウンタはジャミングが発生するたびに、トラブ
ル発生回数カウンタはトラブルが発生するたびに、それ
ぞれ1ずつカウントアップする。それぞれのカウンタ
は、バックアップRAM402に記憶されている。
【0094】以上説明したように、本実施の形態におけ
るデジタル複写機100では、湿度、温度、用紙吸湿度
で表わされるデジタル複写機100の使用環境、または
ジャミングの発生回数、トラブルの発生回数、待避機構
の使用回数、トータルの作像回数で表わされるデジタル
複写機100の使用状況とに基づき、モノクロ作像モー
ドにおいて、待避機構を待避状態に移動させるか否かを
決定するようにしている。したがって、デジタル複写機
100の使用環境または使用状況が、デジタル複写機1
00の通紙の信頼性や画像の品質が低下する条件となっ
たときに、モノクロ作像モードであっても、待避機構を
待避状態に移動させないようにするので、待避機構を移
動させることにより通紙の信頼性や画像の品質が低下す
るのを防止することができる。
【0095】なお、本実施の形態においては、湿度、温
度、用紙吸湿度のいずれかでも所定の条件より悪くなっ
たときに、待避機構を待避状態に移動させないようにし
たが、これらを組合わせて、たとえば、湿度が所定の値
よりも高くなり、かつ、温度が所定の値よりも低くなる
条件としてもよい。同様に、ジャミングの発生回数、ト
ラブルの発生回数、待避機構の使用回数、トータルの作
像回数についても、それぞれ単独の条件ではなく、これ
らの使用状況を組合わせた条件としてもよい。さらに、
使用環境と使用状況とを組合わせた条件としてもよい。
【0096】また、使用環境は、湿度、温度、用紙吸湿
度としたが、通紙の信頼性や画像の品質に影響を与える
環境条件であれば、これらに限定されるわけではない。
同様に、使用状況は、ジャミングの発生回数、トラブル
の発生回数、待避機構の使用回数、トータルの作像回数
としたが、通紙の信頼性や画像の品質に影響を与える条
件であれば、これらに限定されるわけではない。
【0097】なお、今回開示された実施の形態は全ての
点で例示であって、制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特
許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の
意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意
図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の1つにおけるデジタル複写機の
概略構成を示す模式的断面図である。
【図2】デジタル複写機100の上面に設けられた操作
パネル500の平面図である。
【図3】デジタル複写機100の制御部の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】レジストパターンを説明するための図である。
【図5】待避機構が待避位置に移動したときのデジタル
複写機100の模式的断面図である。
【図6】デジタル複写機100の制御部で行なわれる処
理の流れを示すフローチャートである。
【図7】図6のステップS13で行なわれる待避機構制
御処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】図6のステップS13で行なわれる変形された
待避機構制御処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】図6のステップS15で行なわれるカウンタ処
理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
204 CCDセンサ 205 画像処理回路 324 レジストパターン検出センサ 400 制御CPU 404 待避機構制御部 406 レジスト補正部 500 操作パネル S1 湿度センサ S2 温度センサ S3 用紙吸湿度センサ S4 JAMセンサ S5 ペーパーエンプティセンサ S6 定着温度センサ S7 トナーエンプティセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川端 一之 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 今泉 祥二 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA11 DA14 DA44 DA45 DA48 DC14 DE01 DE07 EC06 EC07 EC09 EC14 EF01 EK01 FA30 FA32 FB07 FB11 FB19 HB17 2H030 AB02 AD05 AD06 AD08 AD16 BB02 BB23 BB44 BB46 BB53 3F048 AA01 AB01 BA14 BB03 CC01 DA06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に画像を形成するための複数の
    画像形成ユニットと、 第1の状態と第2の状態のいずれかで記録媒体を搬送す
    るための搬送部と、 前記第1の状態と前記第2の状態とを切換えるための切
    換手段とを備えた画像形成装置であって、 前記搬送部は、前記第1の状態で前記複数の画像形成ユ
    ニットの少なくとも1つに記録媒体を搬送し、前記第2
    の状態で前記複数の画像形成ユニットのすべてに記録媒
    体を搬送し、 前記切換手段は、画像形成装置の使用環境および/また
    は使用状況に基づき、前記搬送部を前記第2の状態から
    前記第1の状態へ切換えるのを禁止することを特徴とす
    る、画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体の通紙性に関する条件を検
    知するための検知手段をさらに備え、 前記使用環境は、前記検知手段で検知された条件である
    ことを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像形成ユニットの画像形成に影響
    を与える条件を検知するための検知手段をさらに備え、 前記使用環境は、前記検知手段で検知された条件である
    ことを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 ジャムエラーを検知するためのジャム検
    知手段をさらに備え、 前記使用状況は、前記ジャム検知手段により検知された
    ジャムエラーの回数であることを特徴とする、請求項1
    に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 画像形成装置のトラブルを検知するため
    のトラブル検知手段をさらに備え、 前記使用状況は、前記トラブル検知手段により検知され
    たトラブルの回数であることを特徴とする、請求項1に
    記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 所定の部品の使用回数を検出する検出手
    段をさらに備え、 前記使用状況は、前記検出手段により検出された使用回
    数であることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成
    装置。
  7. 【請求項7】 前記使用状況は、前記切換手段で前記第
    2の状態から前記第1の状態へ前記搬送部を切換えた回
    数であることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成
    装置。
  8. 【請求項8】 前記搬送部は、無端状に形成された回転
    可能なベルトであることを特徴とする、請求項1〜7の
    いずれかに記載の画像形成装置。
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