JP2001235920A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001235920A
JP2001235920A JP2000047232A JP2000047232A JP2001235920A JP 2001235920 A JP2001235920 A JP 2001235920A JP 2000047232 A JP2000047232 A JP 2000047232A JP 2000047232 A JP2000047232 A JP 2000047232A JP 2001235920 A JP2001235920 A JP 2001235920A
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JP2000047232A
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English (en)
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Hiroyuki Deyama
弘幸 出山
Takasuke Kuno
高資 久野
Kazuyuki Kawabata
一之 川端
Shoji Imaizumi
祥二 今泉
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置のスループットを向上させるこ
と。 【解決手段】 カラー作像モードとモノクロ作像モード
との作像モードで画像形成が可能なデジタル複写機であ
って、用紙に画像を形成するための複数の画像形成ユニ
ットと、ブラック画像形成ユニットから用紙にトナーを
供給可能な退避位置とすべての画像形成ユニットから用
紙にトナーを供給可能な基本位置とに状態を変化可能な
無端ベルトと、作像モードを設定するための制御CPU
400と、画像形成の開始を指示するための操作パネル
500と、前記操作パネル500による指示の前の段階
に、制御CPU400による作像モードの設定に応じて
無端ベルトの状態を切換えるための退避機構制御部40
4とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は画像形成装置に関
し、特に、複数の画像形成ユニットを有し、モノクロモ
ードとカラーモードとで記録媒体を搬送する経路を異な
らせることが可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】無端ベルト上に画像を形成するための記
録媒体を担持し、記録媒体を搬送しつつ異なる色彩のト
ナーで画像を順次形成することにより、フルカラーの画
像を形成するデジタル複写機が知られている。このデジ
タル複写機は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ
ー(Y)、ブラック(K)の4色のトナーを用いて画像
を形成するものであり、それぞれの色彩に1つずつ画像
を形成するための画像形成ユニットを備えている。記録
媒体が画像形成ユニットを通過するたびに、それぞれの
色彩の画像が形成されて、4つの画像形成ユニットを通
過すると4色の画像が重畳して形成される。その結果、
記録媒体にフルカラーの画像が形成される。
【0003】画像形成ユニットは、記録媒体に転写する
トナー像を形成するための感光体ドラムを有しており、
この感光体ドラムと記録媒体とが接触したときに感光体
ドラム上に形成されたトナー像が記録媒体に転写され
る。したがって、無端ベルトは、担持した記録媒体が感
光体ドラムと接触することができるように、記録媒体を
担持する。このため無端ベルトでは、記録媒体を担持し
ていないときでも感光体ドラムと接触するようになって
いる。
【0004】一方、モノクロで画像を形成するときに
は、ブラックの画像を形成するブラック画像形成ユニッ
トのみを用い、シアン、マゼンタ、イエローの画像を形
成する画像形成ユニットを駆動する必要はない。しか
し、上述のとおり、無端ベルトは画像形成ユニットの感
光体ドラムと接触しているので、これらの画像形成ユニ
ットを駆動しないのでおくと、停止した感光体ドラムが
無端ベルトと接触する部分で摩耗してしまう。また、感
光体ドラムだけを無端ベルトのスピードに合わせて空転
させれば、無端ベルトとの接触による摩耗を防止するこ
とができるけれども、感光体ドラムは余分なトナーを除
去するための樹脂製のブレードと常に接触しているの
で、ブレードとの接触による摩擦により摩耗してしま
う。
【0005】この不具合を避けるために、モノクロで画
像を形成するときと、フルカラーで画像を形成するとき
とで無端ベルトの軌道を変更する退避機構を有するデジ
タル複写機がある。この退避機構は、すべての画像形成
ユニットの感光体ドラムと接触する軌道を、ブラックの
画像形成ユニットの感光体ドラムのみと接触する軌道に
変更するものである。したがって、モノクロで画像を形
成するときには、退避機構が無端ベルトの軌道を変更す
ることにより、シアン、マゼンタ、イエローの画像を形
成する画像形成ユニットの感光体ドラムから無端ベルト
が退避する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、退避機
構は無端ベルトの軌道を機械的に変更するものであるた
め、軌道の変更に所定の時間を必要とする。無端ベルト
の軌道をいずれの位置とするかは、モノクロまたはフル
カラーのいずれの作像モードで画像を形成するかにより
定まる。作像モードは、使用者がデジタル複写機に画像
形成の開始を指示してから決定されていたため、実際の
画像形成が開始される前に無端ベルトの軌道が変更され
ていた。このため、画像形成の開始を指示してから、画
像が形成された用紙が出力されるまでの時間が長くなっ
てしまうといった問題があった。
【0007】この発明は上述の問題点を解決するために
なされたもので、この発明の目的の1つは、画像形成動
作を直ちに開始することができ、スループットを向上さ
せた画像形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めにこの発明のある局面にしたがうと、画像形成装置
は、カラーモードとモノクロモードとの作像モードで画
像を形成可能な画像形成装置であって、記録媒体に画像
を形成するための複数の画像形成ユニットと、複数の画
像形成ユニットの少なくとも1つから記録媒体にトナー
を供給可能な第1の状態と複数の画像形成ユニットのす
べてから記録媒体にトナーを供給可能な第2の状態とに
状態を変化可能な搬送部と、作像モードを設定するため
の設定手段と、画像形成の開始を指示するための指示手
段と、指示手段による指示の前の段階に、設定手段によ
る作像モードの設定に応じて搬送部の状態を切替えるた
めの切替手段とを備える。
【0009】この発明に従えば、指示手段による指示の
前の段階に、設定手段による作像モードの設定に応じて
搬送部の状態が切替えられる。このため、画像形成の開
始の指示があってから画像形成を開始するまでの時間が
短くなる、もしくは、開始の指示がある前に搬送部の移
動を終了して、開始の指示と同時に画像形成を開始する
ことができる。その結果、スループットを向上させた画
像形成装置を提供することができる。
【0010】この発明の他の局面によれば、画像形成装
置は、カラーモードとモノクロモードとの作像モードで
画像を形成可能な画像形成装置であって、記録媒体に画
像を形成するための複数の画像形成ユニットと、複数の
画像形成ユニットの少なくとも1つから記録媒体にトナ
ーを供給可能な第1の状態と複数の画像形成ユニットの
すべてから記録媒体にトナーを供給可能な第2の状態と
に状態を変化可能な搬送部と、原稿がカラーあるいはモ
ノクロのいずれであるかを検出するための検出手段と、
検出手段による検出結果に基づき作像モードを設定する
ための設定手段と、設定手段による作像モードの設定に
応じて搬送部の状態を切替えるための切替手段とを備
え、切替手段は、設定手段により作像モードが設定され
る前の段階に、搬送部の状態を切替えることを特徴とす
る。
【0011】この発明に従えば、設定手段により作像モ
ードが設定される前の段階に、搬送部の状態が切替えら
れる。このため、搬送部の状態の切替えが開始されるタ
イミングを早くすることができ、画像形成動作の開始を
早くすることができる。その結果、スループットを向上
させた画像形成装置を提供することができる。
【0012】好ましくは、画像形成装置は、画像形成条
件を設定するための条件設定手段をさらに備え、切替手
段は、設定手段により作像モードが設定される前の段階
に、条件設定手段による画像形成条件の設定に応じて搬
送部の状態を切替えることを特徴とする。
【0013】この発明に従えば、設定手段により作像モ
ードが設定される前の段階に、条件設定手段による画像
形成条件の設定に応じて搬送部の状態が切替えられる。
画像形成条件と作像モードとは高い相関関係があるの
で、画像形成条件応じて切替えられる搬送部の状態と、
設定手段により設定される作像モード応じて切替えられ
る搬送部の状態とが同じとなる確率は高い。このため、
搬送部の状態の切替えが開始されるタイミングを早くす
ることができ、画像形成動作の開始を早くすることがで
きる。その結果、スループットを向上させた画像形成装
置を提供することができる。
【0014】さらに好ましくは、画像形成装置の切替手
段は、設定手段によりカラーモードに設定される可能性
がモノクロモードに設定される可能性よりも高い画像形
成条件が条件設定手段により設定された場合に搬送部を
第2の状態に切替え、低い画像形成条件が設定された場
合に第1の状態に切替えることを特徴とする。
【0015】この発明に従えば、設定手段によりカラー
モードに設定される可能性がモノクロモードに設定され
る可能性よりも高い画像形成条件が条件設定手段により
設定された場合に搬送部が第2の状態に切替えられ、低
い画像形成条件が設定された場合に第1の状態に切替え
られる。このため、搬送部をより高い確率で切替えるこ
とができる。
【0016】好ましくは、画像形成装置は、検出手段に
よる検出に用いられるしきい値を設定するためのしきい
値設定手段をさらに備え、切替手段は、設定手段により
作像モードが設定される前の段階に、しきい値設定手段
によるしきい値に基づいて搬送部の状態を切替えること
を特徴とする。
【0017】この発明に従えば、検出手段により、原稿
がカラーあるいはモノクロのいずれであるかが、しきい
値設定手段により設定されたしきい値を用いて検出さ
れ、設定手段により作像モードが設定される前の段階
に、しきい値設定手段によるしきい値に基づいて搬送部
の状態が切替えられる。しきい値が、例えばカラー側に
偏っていれば原稿がモノクロと検出される確率が高くな
り、モノクロ側に偏っていれば原稿がカラーと検出され
る確率が高くなる。したがって、しきい値に基づき切替
えられる搬送部の状態と設定手段により設定される作像
モードに応じて切替えられる搬送部の状態とが同じにな
る確率は高い。このため、搬送部の状態の切替えが開始
されるタイミングを早くすることができ、画像形成動作
の開始を早くすることができる。その結果、スループッ
トを向上させた画像形成装置を提供することができる。
【0018】この発明のさらに他の局面によれば、画像
形成装置は、カラーモードとモノクロモードとの作像モ
ードで画像を形成可能な画像形成装置であって、記録媒
体に画像を形成するための複数の画像形成ユニットと、
複数の画像形成ユニットの少なくとも1つから記録媒体
にトナーを供給可能な第1の状態と、複数の画像形成ユ
ニットのすべてから記録媒体にトナーを供給可能な第2
の状態と、第1の状態と第2の状態との中間に位置する
第3の状態とに状態を変化可能な搬送部と、原稿がカラ
ーあるいはモノクロのいずれであるかを検出するための
検出手段と、検出手段による検出結果に基づき作像モー
ドを設定するための設定手段と、設定手段による作像モ
ードの設定に応じて搬送部の状態を切替えるための切替
手段とを備え、切替手段は、設定手段により作像モード
が設定される前の段階に、搬送部を第3の状態に切替え
ることを特徴とする。
【0019】この発明に従えば、搬送部は、複数の画像
形成ユニットの少なくとも1つに記録媒体を搬送可能な
第1の状態と、複数の画像形成ユニットのすべてに記録
媒体を搬送可能な第2の状態と、第1の状態と第2の状
態との中間に位置する第3の状態とに状態を変化可能で
ある。設定手段により作像モードが設定される前の段階
に、搬送部が第3の状態に切替えられる。第3の状態は
第1の状態と第2の状態との中間に位置するので、設定
手段により設定される作像モードに応じた搬送部の状態
が、第1の状態と第2の状態のいずれになろうとも、第
3の状態からの切替え時間はほぼ同じとなる。このた
め、搬送部の状態の切替えに要する時間を短くすること
ができ、画像形成動作の開始を早くすることができる。
その結果、スループットを向上させた画像形成装置を提
供することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の1
つにおけるデジタル複写機について図面を参照して説明
する。なお、図中同一符号は同一または相当する部材を
示す。
【0021】図1は、この発明の実施の形態の1つにお
けるデジタル複写機の概略構成を示す模式的断面図であ
る。図を参照して、デジタル複写機100は、原稿を自
動的に画像読取位置に搬送するための自動原稿送り装置
101と、原稿から画像データを読取るための画像読取
部200と、用紙上に画像を形成するための画像形成部
300とから構成されている。
【0022】自動原稿送り装置101は、後述する操作
パネルからプリントが指示されると、原稿セットトレイ
102にセットされた原稿を原稿読取部200の画像読
取位置に自動的に搬送する。画像読取装置200で原稿
の読取が完了すると、原稿を画像読取位置から原稿排出
トレイ103に排出する。原稿セットトレイ101に複
数枚の原稿がセットされている場合には、最下層の原稿
から順に、原稿搬送、画像読取、原稿排出の一連の動作
が効率よく行なわれる。
【0023】画像読取部200は、原稿ガラス208上
にセットされた原稿の画像が、その下方を移動するスキ
ャナに取付けられた露光ランプ201により露光され
る。原稿からの反射光は、第1ミラー206と2枚の反
射ミラー202によりレンズ203に導かれ、CCDセ
ンサ204に結像する。露光ランプ201と第1ミラー
206とは、スキャナに取付けられており、スキャナ
は、スキャナモータ209により、図中に示す矢印方向
(副走査方向)へ複写倍率に応じた速度Vで移動する。
これにより、原稿ガラス208上にセットされた原稿を
全面にわたって走査することができる。また、露光ラン
プ201と第1ミラー206の移動に伴い、2枚の反射
ミラー202は、速度V/2で図中矢印方向へ移動す
る。これにより、露光ランプ201で原稿に照射された
光が、原稿で反射してからCCDセンサ204に結像す
るまでの光路長が常に一定となる。
【0024】露光ランプ201と第1ミラー206とが
取付けられたスキャナの位置は、スキャナホームセンサ
210によりそのホームポジションが検知される。ま
た、スキャナモータ209のステップ数により、スキャ
ナの移動量が検出される。これにより、スキャナのホー
ム位置からの移動量が検出され、スキャナの位置が検知
される。
【0025】CCDセンサ204に結像した反射光は、
CCDセンサ224内で電気信号に変換され、画像処理
回路205に送られる。画像処理回路205では、受取
った電気信号にアナログ処理、A/D変換処理、デジタ
ル画像処理等を行なった後、画像処理回路205内のメ
モリに記憶する。また、メモリに記憶するデータと同じ
データをインターフェイス部207に出力する。
【0026】また、画像処理回路205は、メモリに記
憶した画像データもしくはインターフェイス部207よ
り入力される画像データを、シアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の印字用デー
タに変換し、画像形成部300へ送信する。
【0027】画像形成部300では、受信した印字用デ
ータが、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックそれぞ
れの露光ヘッドに送られる。各露光ヘッドでは、受取っ
た印字用データ(電気信号)に応じてレーザ光を発光す
る。発光されたレーザ光はポリゴンミラー301により
1次元走査され、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラッ
クそれぞれの画像形成ユニット307c,307m,3
07y,307k内の感光体ドラム304c,304
m,304y,304kを露光する。画像形成ユニット
307c,307m,307y,307kは、取扱うト
ナーの色彩が異なるのみなのでシアンの画像を形成する
ための画像形成ユニット307cについてその動作を説
明する。
【0028】感光体ドラム304cは、帯電チャージャ
305cによって帯電された後、イエロー用の露光ヘッ
ドが発光するレーザ光が照射される。これにより、感光
体ドラム304c上には静電潜像が形成される。続い
て、現像機302cにより、静電潜像上にトナーが載せ
られてトナー像が形成される。感光体ドラム304c上
に形成されたトナー像は、無端ベルト320上に担持さ
れた記録媒体に、転写チャージャ303cにより転写さ
れる。
【0029】感光体ドラム304cは、樹脂製のブレー
ド306cと常に接触しており、ブレード306cによ
り感光体ドラム304c上に付着した余分なトナーが除
去される。
【0030】このように、感光体ドラム304cは、図
中で時計回りに回転することにより、画像形成プロセス
が連続的に行なわれる。なお、画像形成ユニット307
c,307m,307y,307kは、それぞれ一体的
に構成され、デジタル複写機100に着脱可能となって
いる。
【0031】給紙カセット310a,310b,310
cには、それぞれサイズの異なる用紙がセットされてい
る。所望のサイズの用紙が、給紙カセット310a,3
10b,310cに取付けられている給紙ローラ312
a,312b,312cにより、搬送路へ供給される。
搬送路へ供給された用紙は、搬送ローラ対314により
タイミングローラ315へ送られる。
【0032】一方、無端ベルト320は、駆動ローラ3
22aと固定ローラ322b,322c、322dと、
可動ローラ321により弛まないように懸架されてい
る。駆動ローラ322aが図中で反時計回りに回転する
と、無端ベルト320が所定の速度で図中で反時計回り
に回転する。無端ベルト320の回転に伴って、各ロー
ラ322b,322c,322d,321が、反時計回
りに回転する。
【0033】無端ベルト320は、無端なので継ぎ目を
有し、この継ぎ目が無端ベルトの基準マークとして用い
られる。タイミングセンサ323は、無端ベルト320
に用紙が供給される位置に設置され、無端ベルト320
の基準マークを検出する。タイミングセンサ323が出
力する検出信号に同期して、タイミングローラ315が
用紙を無端ベルト320に供給する。これにより、用紙
が無端ベルト320の継ぎ目(基準マーク)に乗らない
ように、用紙が無端ベルト320に供給される。また、
タイミングローラ315からの用紙を無端ベルト320
に供給しやすくするために、ガイド316が設けられて
いる。
【0034】無端ベルト320に供給された用紙は、無
端ベルト320上に担持され、図中で左方向に搬送され
る。これにより、用紙がシアン、マゼンタ、イエロー、
ブラックの順に画像形成ユニットの感光体ドラム304
c,304m,304y,304kと接触する。記録媒
体がそれぞれの感光体ドラム304c,304m,30
4y,304kと接触したときに、感光体ドラムと対を
なす転写チャージャ303c,303m,303y,3
03kにより、感光体ドラム上のトナー像が用紙に転写
される。
【0035】各画像形成ユニット307c,307m,
307y,307kに内蔵されたレジスト補正センサ3
08c,308m,308y,308kが、無端ベルト
320の基準マークを検出する。レジスト補正センサ3
08c,308m,308y,308kで検出したタイ
ミングが、画像処理回路205に送信されることによ
り、画像形成ユニット307c,307m,307y,
307kで画像を形成するタイミングが微調整される。
これにより、レジストずれによる色ずれが防止される。
【0036】トナー像が転写された用紙は、定着ローラ
対325に搬送され、定着ローラ対325により加熱さ
れる。これにより、トナーが溶かされて用紙に定着す
る。その後、用紙は排紙トレイ327に排出される。
【0037】また、両面コピーの場合には、定着ローラ
対325によりトナー像が定着された用紙は、用紙反転
ユニット326により反転され、両面ユニット328に
搬送される。そして、両面ユニット328から反転され
た用紙が給紙ローラ313により搬送経路に再度供給さ
れる。そして、上述した経路を用紙が搬送されることに
より、用紙の裏面に画像が形成される。
【0038】無端ベルト320が用紙を搬送する経路の
最も下流には、レジストパターン検出センサ324が取
付けられている。レジストパターン検出センサ324
は、画像形成ユニット307c,307m,307y,
307kにより無端ベルト320上に形成されたレジス
トパターンを読込む。読込んだデータは画像処理回路2
05に送信される。レジストパターン検出センサは、発
光部と受光部とを有し、発光部で光を照射し、無端ベル
ト320で反射した反射光を受光部で受光する。受光部
で受光した光のレベルは、無端ベルト320上のレジス
トパターンの有無、またはどの色彩のトナーで形成され
たレジストパターンであるかを示す。また、レジストパ
ターン検出センサ324が出力する信号のタイミングか
ら、無端ベルト320上に形成されたレジストパターン
の位置が検出される。これについては後で詳しく説明す
る。
【0039】トナー回収器329は、無端ベルト320
上に形成されたレジストパターンを回収する。トナー回
収器329は、内部にブラシを有しており、ブラシが無
端ベルト320を擦ることにより、無端ベルト320上
にトナーで形成されたレジストパターンを取除く。取除
かれたトナーは、トナー回収器328内に収納される。
【0040】図2は、デジタル複写機100の上面に設
けられた操作パネルの平面図である。図を参照して、操
作パネル500は、液晶表示装置501と、その上に設
けられ透明な部材からなるタッチパネル506とを含
む。液晶表示装置501は、デジタル複写機100のプ
リント動作モードや内部の状態を表示する。タッチパネ
ル506は、スイッチであり、液晶表示装置501と組
合わせて用いることで、プリント動作モードの設定な
ど、使用者が所定の操作を入力することができる。操作
パネル500はさらに、プリント部数やプリント倍率な
どの数値を入力するためのテンキー502と、プリント
動作の開始を指示するためのスタートキー505と、使
用者の入力により設定されたプリント動作モードをクリ
アするためのクリアキー503と、デジタル複写機10
0のプリント動作を一時停止させるための停止キー50
4とを含んでいる。
【0041】上述のデジタル複写機100は、図3に示
す制御部によって制御される。図3は、デジタル複写機
100の制御部の概略構成を示すブロック図である。図
を参照して、制御部は、デジタル複写機100の全体を
制御するための制御CPU400と、無端ベルト320
を退避させるための退避機構を制御する退避機構制御部
404と、上述した画像処理回路205と、レジストパ
ターン検出センサ324が出力するデータをもとにレジ
スト補正値を演算するレジスト補正部406とを含む。
【0042】制御CPU400は、操作パネル500と
接続されている。操作パネル500からは、使用者が操
作パネル500から入力したプリント動作モード等が送
られ、制御CPU400からは、操作パネルの液晶表示
装置501に表示するためのデータが送られる。
【0043】また、制御CPU400は、バックアップ
RAM402と接続されている。バックアップRAM4
02は、プリント枚数やデジタル複写機100内の画像
形成ユニット等のエレメントの動作回数などのデータを
記憶する。バックアップRAM402は、電池でバック
アップされており、デジタル複写機100のメイン電源
がOFF状態となった場合でも、バックアップRAM4
02に記憶されたデータを保持できるようになってい
る。
【0044】画像処理回路205は、CCDセンサ20
4と、シアン用の露光ヘッド410cと、マゼンタ用の
露光ヘッド410mと、イエロー用の露光ヘッド410
yと、ブラック用の露光ヘッド410kと接続されてい
る。CCDセンサ204で光電変換されたR,G,Bの
画像データは、画像処理回路205によりC,M,Y,
Kの印字用データに変換される。変換されたC,M,
Y,Kの印字用データは、レジスト補正部406から受
信したレジスト補正値に基づいて、レジスト補正処理が
行なわれた後、それぞれ対応する露光ヘッド410c,
410m,410y,410kに出力される。
【0045】それぞれの露光ヘッド410c,410
m,410y,410kは、レジスト補正されたデータ
を受信すると、受信したデータに基づき対応する感光体
ドラムにレーザビームを照射する。これにより、感光体
ドラム上に静電潜像が形成される。
【0046】レジスト補正部406は、それぞれの画像
形成ユニット307c,307m,307y,307k
で用紙上に画像を重畳して形成するときに、レジストず
れによる色ずれを防止するために用いられるレジスト補
正値を計算する。
【0047】レジスト補正処理は、それぞれの画像形成
ユニット307c,307m,307y,307kで無
端ベルト320上に所定のレジストパターンを形成する
ステップと、無端ベルト上に形成されたレジストパター
ンをレジストパターン検出センサ324で読取るステッ
プと、レジストパターン検出センサで読取られたデータ
をもとに、印字位置補正、倍率補正および空間的歪み補
正のためのレジスト補正値を演算するステップと、演算
して求められたレジスト補正値をもとに、C,M,Y,
Kの印字用データにレジスト補正を行なうステップとか
らなる。
【0048】レジスト補正部406では、予め所定のレ
ジストパターンを記憶しており、画像処理回路205に
対してレジストパターンを送信することにより、それぞ
れの画像形成ユニット307c,307m,307y,
307kでレジストパターンが無端ベルト320上に形
成される。
【0049】図4は、レジストパターンの一例を示す図
である。図を参照して、レジストパターンは、それぞれ
の画像形成ユニットにより、無端ベルト320の継ぎ目
601を基準とした無端ベルト320上の所定の位置に
形成される。レジストパターンは、それぞれの画像形成
ユニットごとに、無端ベルト320が進行する方向(図
中の矢印方向)に垂直な方向に3つの正方形を等間隔に
並べたパターンである。ここでは、レジストパターン
を、正方形とした例を示したが、たとえば、十字形や
「Z」の文字形等を用いることができる。
【0050】画像形成ユニットで形成されるレジストパ
ターンは、基準マーク601から所定の位置に所定の形
状で形成されるが、レジストずれがある場合には、所定
の位置に所定の形状で形成されない。レジスト補正値
は、実際に形成されたレジストパターンのずれ量から求
められる。
【0051】画像形成ユニット307cで形成されたレ
ジストパターン603a,603b,603cは、基準
マーク601から定められた所定の位置に形成されてい
る。
【0052】画像形成ユニット307mで形成されるレ
ジストパターン605a,605b,605cのうち、
レジストパターン605a,605cは、定められた位
置に形成されているけれども、レジストパターン605
bが定められた位置から無端ベルト320が進行する方
向(図中矢印方向)と反対方向にずれている。なお、図
中では、レジストパターンが形成されるべき所定の位置
を点線で示している。このように3つのレジストパター
ンが相対的にずれているときには、相対的なずれ量から
空間的歪みが検知され、空間的歪みを補正するためのレ
ジスト補正値が求められる。
【0053】画像形成ユニット307yで形成されるレ
ジストパターン607a,607b,607cは、それ
ぞれのパターンの重心が、予め定められた基準となる位
置の重心に重なるように形成されているけれども、レジ
ストパターンの大きさが小さくなって形成されている。
この大きさのずれ量から、倍率補正に用いるためのレジ
スト補正値が求められる。
【0054】画像形成ユニット307kで形成されたレ
ジストパターン609a,609b,609cは、基準
となる位置から無端ベルト320が進行する方向(図中
矢印方向)と反対方向に同じ量だけずれている。この位
置のずれ量から、印字位置を補正するためのレジスト補
正値が求められる。
【0055】このようにして、レジスト補正処理では、
レジスト補正部406から画像処理回路205に対し
て、レジストパターンを送信することにより、各画像形
成ユニット307c,307m,307y,307kで
無端ベルト320上に所定のレジストパターンが形成さ
れる。そして、レジストパターン検出センサ324でレ
ジストパターンを読取ることにより、読取られたレジス
トパターンと基準位置とのずれを検出することにより、
印字位置補正、倍率補正および空間的歪み補正に用いる
レジスト補正値を求める。レジスト補正部406で求め
られたレジスト補正値は、画像処理回路205内のメモ
リに記憶される。
【0056】図3を参照して、退避機構制御部404
は、退避クラッチと接続されている。退避機構制御部4
04は、退避クラッチ405を動作させることにより、
退避機構の位置を切換える。退避機構が移動することに
より、可動ローラ321と、転写チャージャ303y,
303m,303cと、タイミングセンサ323と、ガ
イド316と、タイミングローラ315とが移動する。
また、退避機構が移動することにより、無端ベルトは、
すべての画像形成ユニットの感光体ドラム304c,3
04m,304y,304kと接触する軌道と、ブラッ
ク画像形成ユニット307kの感光体ドラム304kと
のみ接触する軌道とに切換えられる。無端ベルトがすべ
ての画像形成ユニットの感光体ドラム304c,304
m,304y,304kと接触する軌道となるときの退
避機構の位置を「基本位置」といい、無端ベルトがブラ
ック画像形成ユニット307kの感光体ドラム304k
とのみ接触する軌道となるときの退避機構の位置を「退
避位置」という。
【0057】図5は、退避機構が退避位置に移動したと
きのデジタル複写機100の模式的断面図である。図5
を参照して、退避機構により、可動ローラ321と、転
写チャージャ303y,303m,303cと、タイミ
ングセンサ323と、ガイド316と、タイミングロー
ラ315とが、下方に移動している。これにより、無端
ベルト320は、ブラック画像形成ユニット307kの
感光体ドラム304kとのみ接触することになる。換言
すれば、シアン画像形成ユニット307cの感光体ドラ
ム304cと、マゼンタ画像形成ユニット307mの感
光体ドラム304mと、イエロー画像形成ユニット30
7yの感光体ドラム304yと、無端ベルト320とは
接触していない。したがって、無端ベルト320が退避
機構により退避した状態においては、シアン、マゼン
タ、イエローのそれぞれの画像形成ユニットの駆動を停
止することができる。このため、感光体ドラム304
c,304m,304kおよび現像機302c,302
m,302yが駆動することにより生じる摩耗を削減す
ることができる。
【0058】退避機構はさらに、基本位置と退避位置の
中間となる中間位置をとることができる。図6は、退避
機構の中間位置を説明するための図である。図6を参照
して、退避機構が基本位置にあるときの無端ベルトを実
線で示し、退避機構が退避位置にあるときの無端ベルト
を点線で示し、退避機構が中間位置にあるときの無端ベ
ルトを一点鎖線で示す。退避機構の移動は、可動ローラ
321が移動することにより行なわれ、無端ベルトの軌
道が変更されるものである。退避機構が中間位置にある
ときの可動ローラ321aは、基本位置にあるときの可
動ローラ321と退避位置あるときの可動ローラ321
bとの中間に位置する。厳密には、可動ローラ321
は、無端ベルトがたるまないように移動するため、固定
ローラ322cと322dとを焦点とする楕円の弧上を
移動する。したがって、この楕円の弧の中点が、退避機
構が中間位置にあるときの可動ローラ321aの位置と
なる。なお、退避機構が基本位置にあるときの可動ロー
ラ321の位置と、退避位置にあるときの可動ローラ3
21bの位置との間を結ぶ直線上を可動ローラ321が
移動するようにしてもよい。この場合には、退避機構が
基本位置から退避位置に移動するまでの時間を短くする
ことができる。
【0059】退避機構が中間位置にあるときの可動ロー
ラ321aを、退避位置にあるときの可動ローラ321
bと基本位置にあるときの可動ローラ321との中間に
設けるようにすれば、退避機構が中間位置から基本位置
あるいは退避位置に移動する時間をほぼ等しくすること
ができる。また、退避機構が中間位置から基本位置ある
いは退避位置に移動する時間は、基本位置から退避位置
あるいは退避位置から基本位置に移動する時間の半分と
なる。
【0060】次に、デジタル複写機100の制御部で行
なわれる処理の流れについて説明する。図7は、デジタ
ル複写機100の制御部で行なわれる処理の流れを示す
フローチャートである。図7を参照して、制御部ではデ
ジタル複写機100を初期設定するステップ(S01)
と、デジタル複写機100でコピーする条件等を示すコ
ピーモードを設定するためのステップ(S02)と、退
避機構を制御するステップ(S03)と、スタートキー
が押下されたか否かを判断するステップ(S04)と、
原稿を読取り用紙に画像を形成するコピー処理を行なう
ステップ(S05)とを含む。
【0061】ステップS01で行なわれる初期設定で
は、デジタル複写機100のメイン電源がON状態とさ
れたときに、たとえば、定着ローラ対325の温度を上
昇させる処理や、上述のレジスト補正処理などを行な
う。初期設定では、デジタル複写機100でコピー処理
を行なうために必要な準備動作が行なわれる。
【0062】ステップS02では、コピーモードの設定
が行なわれる。コピーモードの設定は、使用者が操作パ
ネル500から、液晶表示装置501に表示されたメニ
ューに従ってタッチパネル506あるいはテンキー50
2から入力することにより設定される。コピーモードに
は、複写枚数や複写倍率、あるいは作像モードの設定等
が含まれる。作像モードには、モノクロモードとカラー
モードとがある。モノクロモードは、ブラック用画像形
成ユニット307kのみを用いてコピー処理を行なうモ
ードであり、カラーモードは、すべての画像形成ユニッ
ト307c,307m,307y,307kを用いてコ
ピー処理を行なうモードである。
【0063】作像モードは、手動で設定される場合と自
動で設定される場合とがある。手動で設定される場合に
は、モノクロモードとカラーモードのいずれかが作像モ
ードとして設定される。自動で設定される場合には、こ
の時点では作像モードに自動選択モードが設定される。
自動選択モードでは、後で説明するように、モノクロモ
ードとカラーモードとを原稿を読取ったデータをもとに
選択して設定する。
【0064】ステップS03では、退避機構の制御が行
なわれる。これについては後で詳しく説明する。ステッ
プS04では、操作パネル500のスタートキー505
が押下されたか否かが判断される。スタートキーが押下
された場合にはステップS05に進み、そうでない場合
にはステップS02に進む。したがって、ステップS0
1の初期設定が終了してからスタートキー505が押下
されるまでの間、ステップS02におけるコピーモード
設定処理とステップS03における退避機構制御処理と
が繰返し行なわれることになる。これは、退避機構制御
処理がコピーモード設定処理により設定されたコピーモ
ードによって退避機構を制御することを可能とするため
である。
【0065】ステップS05では、ステップS02のコ
ピーモード設定処理で設定されたコピーモードに従って
画像形成が行なわれる。
【0066】図8は、図7のステップS02で行なわれ
るコピーモード設定処理の流れを示すフローチャートで
ある。図8を参照して、コピーモード設定処理は、ま
ず、作像モードの設定があったか否かが判断される(ス
テップS11)。設定があった場合にはステップS12
に進み、そうでない場合にはステップS16に進む。
【0067】ステップS12では、設定された作像モー
ドが判断される。設定された作像モードが、作像モード
を自動で設定する自動選択モードとされた場合には、ス
テップS13に進み、作像モードに自動選択モードを設
定する。設定された作像モードがカラーモードの場合に
は、ステップS14に進み、作像モードにカラーモード
を設定する。設定された作像モードがモノクロモードの
場合には、ステップS15に進み、作像モードにモノク
ロモードを設定する。
【0068】ステップS16では、原稿種類の設定があ
ったか否かが判断される。設定があった場合にはステッ
プS17に進み、設定がない場合には処理を終了する。
ステップS17では、原稿種類フラグに設定された原稿
の種類に相当する値を設定する。ここで、原稿種類と
は、原稿に表わされた内容を示し、「テキスト」、「写
真」、「テキスト写真混在」、「カラーテキスト」、
「地図」の5つの種類がある。原稿種類フラグには、原
稿種類それぞれに対応して1〜5の値が設定される。す
なわち、原稿種類が「テキスト」の場合には原稿種類フ
ラグに「1」が設定され、原稿種類が「写真」の場合に
は原稿種類フラグに「2」が設定され、原稿種類が「テ
キスト写真混在」の場合には原稿種類フラグに「3」が
設定され、原稿種類が「カラーテキスト」の場合には原
稿種類フラグに「4」が設定され、原稿種類が「地図」
の場合には原稿種類フラグに「5」が設定される。
【0069】原稿種類は、コピーを行なう原稿の種類を
区別するもので、原稿種類の違いにより、画像処理パラ
メータが変更されて、原稿種類に応じた最適な画質で画
像形成が行なわれる。
【0070】図9は、図7のステップS03で行なわれ
る退避機構制御処理の流れを示すフローチャートであ
る。図9を参照して、退避機構制御処理は、まず、作像
モードに設定されているモードが判断される(ステップ
S21)。設定された作像モードが、自動選択モードの
場合にはステップS22に進み、カラーモードの場合に
はステップS24に進み、モノクロモードの場合にはス
テップS26に進む。作像モードは、図7で説明したコ
ピーモード設定処理のステップS11〜ステップS15
で設定される。作像モードは、初期値は自動選択モード
が設定されており、コピーモード設定処理で作像モード
が設定されていない場合には、ステップS21では自動
選択モードと判断する。
【0071】ステップS22では、原稿種類フラグが判
断される。原稿種類フラグが、「写真」あるいは「地
図」を示すフラグである場合には、ステップS24に進
み、「テキスト」を示す場合にはステップS26に進
み、「写真」、「地図」、または「テキスト」のいずれ
でもない場合には、ステップS23に進む。原稿種類フ
ラグが設定されていない場合、この場合には原稿種類フ
ラグに「0」が設定され、ステップS23に進む。
【0072】ステップS23では、カラー判定レベルの
設定状態が判断される。カラー判定レベルが、「原稿を
カラー原稿と判定しやすいレベル」に設定されている場
合には、ステップS24に進み、カラー判定レベルが
「原稿をモノクロ原稿と判定しやすいレベル」に設定さ
れている場合にはステップS26に進み、「原稿をカラ
ー原稿とモノクロ原稿とのいずれも重視しないレベル」
に設定されている場合には、ステップS25に進む。
【0073】ステップS24では、退避機構を基本位置
へ動作させる。なお、既に退避機構が基本位置にある場
合には、退避機構を動作させる必要はない。ステップS
25では、退避機構を中間位置へ移動させる。既に退避
機構が中間位置にある場合には退避機構は動作しない。
ステップS26では、退避機構を退避位置へ移動させ
る。既に退避機構が退避位置にある場合には退避機構は
動作しない。
【0074】このように、退避機構制御部においては、
コピーモード設定処理で設定された作像モード、原稿種
類、または、初期設定処理で設定されたカラー判定レベ
ルによって、退避機構を基本位置、中間位置、あるいは
退避位置のいずれかに移動させるようにしている。
【0075】上述したとおり、初期設定処理が終了して
からスタートキー505が押下されるまでの間に、コピ
ーモード設定処理と退避機構制御処理とは繰返し行なわ
れるため、コピーモード設定処理で作像モードの設定あ
るいは変更があった場合、または、原稿種類の設定ある
いは変更があった場合には、その都度退避機構制御処理
の流れに従って、退避機構が移動される。
【0076】ステップS21において、作像モードが、
手動で設定された場合には、作像モードがカラーモード
であるのかモノクロモードであるのかはその時点で決定
される。したがって、手動で設定された作像モードがカ
ラーモードの場合には、退避機構を基本位置へ移動し
(ステップS24)、モノクロモードの場合には退避機
構を退避位置へ移動させる(ステップS26)。
【0077】作像モードに自動選択モードが設定されて
いる場合には、カラー判定処理を行なわなければカラー
モードとモノクロモードのいずれの作像モードかは決定
されない。しかし、原稿種類により、作蔵モードを仮に
決定することができる。すなわち、原稿種類が、「写
真」あるいは「地図」の場合には、カラー判定処理によ
りカラー原稿と判定される確率が高いのでカラーモード
と仮に決定し、原稿種類が「テキスト」の場合にはカラ
ー判定処理によりモノクロ原稿と判定される確率が高い
のでモノクロモードと仮に決定する。これは、写真や地
図が表わされた原稿は、カラー原稿である場合が多く、
テキストが表わされた原稿は、モノクロ原稿である場合
が多いからである。
【0078】本実施の形態におけるデジタル複写機10
0では、カラー判定処理が行なわれる前に作像モードを
仮に決定し、仮に決定した作像モードに基づいて退避機
構を移動させるようにしている。このため、カラー判定
処理を開始する前に、退避機構の移動を開始することが
でき、カラー判定処理が終了した後には退避機構の移動
が完了しているか、あるいは、途中まで移動しているた
め、できるだけ早く画像形成を開始することができる。
【0079】設定された原稿種類からは作像モードを仮
に決定することができない場合には、カラー判定処理で
用いるカラー判定レベルの設定状態から作像モードを仮
に決定する。すなわち、カラー判定レベルが「カラー原
稿を重視するレベル」に設定されている場合には、カラ
ー判定処理においてカラー原稿と判定される確率が高い
のでカラーモードに仮に決定し、退避機構を基本位置へ
移動する(ステップS24)。逆に、カラー判定レベル
が「モノクロ原稿を重視するレベル」に設定されている
場合には、カラー判定処理においてモノクロ原稿と判定
される確率が高いのでモノクロモードと仮に決定し、退
避機構を退避位置へ移動する(ステップS26)。ま
た、カラー判定レベルが「カラー原稿とモノクロ原稿と
のいずれも重視しないレベル」に設定されている場合に
は、カラー原稿と判定される確率とモノクロ原稿と判定
される確率がほぼ同じなので、退避機構を中間位置へ移
動する(ステップS25)。
【0080】このように、カラー判定レベルに基づき作
像モードを仮に決定し、予測した結果に基づいて退避機
構を移動させるようにしている。
【0081】なお、ステップS24〜ステップS26に
おける退避機構の移動は、後述するコピー処理において
カラー判定処理が行なわれている間に行なわれるので、
カラー判定処理が終了した時点では、退避機構は目的の
位置へ移動が完了しているか、または、途中まで移動し
ているので、カラー判定処理の終了後できるだけ早く画
像形成を開始することができる。
【0082】図10は、図7のステップS05で行なわ
れるコピー処理の流れを示すフローチャートである。図
10を参照して、コピーモード設定処理で設定された作
像モードが判断される(ステップS31)。作像モード
が自動選択モードに設定されている場合には、ステップ
S32に進み、カラーモードに設定されている場合には
ステップS35に進み、モノクロモードに設定されてい
る場合にはステップS37に進む。
【0083】ステップS32では、カラー判定処理が行
なわれる。カラー判定処理は、原稿をスキャンして原稿
がカラー原稿であるのかモノクロ原稿であるのかを判定
する処理である。詳細については後で説明する。
【0084】ステップS33ではカラー判定処理の判定
結果が判断され、カラー原稿と判定された場合にはステ
ップS34に進み、モノクロ原稿と判定された場合には
ステップS36に進む。
【0085】ステップS34では、退避機構を基本位置
へ移動させる。既に退避機構が基本位置にある場合に
は、退避機構は移動しない。ステップS36では、退避
機構を退避位置へ移動させる。退避機構が既に退避位置
にある場合には、退避機構は移動しない。
【0086】ステップS35では、カラーモードで画像
形成が行なわれ、ステップS37ではモノクロモードで
画像形成が行なわれる。
【0087】図11は、図10のステップS32で行な
われるカラー判定処理の流れを示すフローチャートであ
る。図11を参照して、カラー判定処理は、まず、画像
読取部200において、画像読取が行なわれる(ステッ
プS41)。そして、読取られた画像を、複数の分割画
像に分割する(ステップS42)。画像の分割は、たと
えば、縦横それぞれに4分割をして16個の分割画像と
することができる。
【0088】そして、分割された分割画像それぞれにつ
いて、ステップS43〜ステップS45の処理が行なわ
れる。ステップS43では、分割画像中のカラー画像の
画素数が、しきい値K1よりも大きいか否かが判断され
る。しきい値K1よりも大きい場合には、ステップS4
4に進み、そうでない場合にはステップS45に進む。
【0089】ステップS44においては、分割画像をカ
ラー画像と判断し、カラー画像数をインクリメントす
る。
【0090】ステップS45では、次に処理対象とする
分割画像があるか否かが判断され、ある場合にはステッ
プS43に進み、ない場合にはステップS46に進む。
このように、分割されたすべての分割画像についてステ
ップS43とステップS44の処理が行なわれる。
【0091】ステップS46では、カラー画像の数がし
きい値K2よりも大きいか否かが判断される。しきい値
K2よりも大きい場合にはステップS47に進み、そう
でない場合にはステップS48に進む。ステップS47
では、ステップS41で読取られた画像、すなわち原稿
をカラー画像と判定し、ステップS48では原稿をモノ
クロ画像と判定する。
【0092】しきい値K1あるいはしきい値K2の値を
変えることで、原稿をカラー画像と判定しやすくするレ
ベル(カラー原稿を重視するレベル)と、原稿をモノク
ロ画像と判定しやすくするレベル(モノクロ原稿を重視
するレベル)と、いずれの方向には偏らないレベル(カ
ラー原稿とモノクロ原稿のいずれも重視しないレベル)
とにカラー判定処理のレベルを分類することができる。
これは、次の理由による。カラーモードにおける画像形
成は、コストも高く、モノクロモードにおける画像形成
はコストがやすい。使用者によっては、原稿中に含まれ
るカラーの領域が少ないけれど少しでもカラーの領域が
含まれるのであれば、コストは高くとも画質を重視して
カラーモードで画像形成をしたいと考える場合がある。
逆に、原稿に含まれるカラーの領域が多少多くても、コ
ストを安く抑えてモノクロモードで画像形成を望む場合
もある。このように、使用者によってカラー判定処理の
レベルが異なる。
【0093】図12は、操作パネル500の液晶表示装
置501に表示されるカラー判定レベル設定画面の一例
を示す図である。図12を参照して、カラー判定レベル
設定画面には、レベル設定ボタン601,602と、レ
ベル表示部603とが表示される。レベル表示部603
は、5つの四角形が並べられており、現在設定されてい
るレベルの四角形が反転表示される。カラー判定レベル
の初期設定値は、「標準」が設定されており、カラー原
稿とモノクロ原稿のいずれも重視することのないカラー
判定レベルとなっている。使用者が、カラー原稿を重視
するレベルを望む場合には、設定ボタン602を押下す
ることにより、レベル表示部603で反転表示される四
角形が右方向に順に移動する。本実施の形態では、カラ
ー原稿を重視するレベルを、3つ設定している。設定ボ
タン602を押下するごとに、反転表示され四角形が右
方向に順に移動する。逆に、モノクロ原稿を重視するレ
ベルに設定したい場合には、設定ボタン601を押下す
ることにより、レベル表示部603の反転された四角形
が左方向に順に移動する。モノクロ原稿を重視するレベ
ルは、3レベル設定している。
【0094】このように、カラー判定レベルを、カラー
原稿を重視するレベルと、モノクロ原稿を重視するレベ
ルと、カラー原稿とモノクロ原稿のいずれも重視しない
レベルのいずれかに設定することにより、上述したしき
い値K1またはしきい値K2の値が変更される。より具
体的には、カラー原稿を重視するレベルが高いほど、し
きい値K1またはしきい値K2は、小さい値に設定さ
れ、モノクロ原稿を重視するレベルが高いほど、しきい
値K1またはしきい値K2は大きな値に設定される。
【0095】以上説明したとおり、本実施の形態におけ
るデジタル複写機100では、作像モードが手動で設定
された場合には、設定された作像モードに従って、退避
機構を直ちに基本位置あるいは退避位置に移動するよう
にしている。このため、スタートキー505が押下され
る前に退避機構の移動が開始されるので、使用者が他の
コピーモードの設定を行なっている間に退避機構を作像
モードに従った位置へ移動させることができる。その結
果、スタートキーが押下されてからできるだけ早く画像
形成処理を開始することができる。
【0096】また、作像モードに自動選択モードが設定
された場合には、カラー判定処理を行なう前にモードを
仮に決定し、仮に決定された結果に応じて退避機構を移
動させるようにしている。このため、カラー判定処理を
行なっている間に退避機構を移動させることができるの
で、仮に決定された作像モードとカラー判定処理の結果
に基づき決定される作像モードとが同じ場合には、でき
るだけ早く画像形成を開始することができる。このた
め、スタートキーを押下してからコピー処理が終了する
までの時間を短くすることができる。
【0097】また、設定された原稿種類またはカラー判
定レベルに基づいて作像モードを仮に決定しているの
で、カラー判定処理の結果に基づき決定される作像モー
ドと同じとなる確率が高い。
【0098】さらに、設定された原稿種類またはカラー
判定レベルに基づいて作像モードを仮に決定できない場
合には、カラー判定処理が行なわれる前に退避機構の中
間位置への移動を開始するので、カラー判別処理により
判別された後に退避機構を移動させる時間を短くするこ
とができる。
【0099】〈退避機構制御処理の変形例〉次に、図7
のステップS03で行なわれる退避機構制御処理の変形
例について説明する。図13は、図7のステップS03
で行なわれる退避機構制御処理の流れを示す別のフロー
チャートである。図13を参照して、変形された退避機
構制御処理は、まず、コピーモード設定処理で設定され
た作像モードの内容を判定する(ステップS51)。設
定された作像モードが自動選択モードの場合にはステッ
プS53に進み、退避機構を中間位置へ移動させる。設
定された作像モードがカラーモードの場合には、ステッ
プS52へ進み、退避機構を基本位置へ移動させる。設
定された作像モードがモノクロモードの場合には、ステ
ップS54に進み退避機構を退避位置へ移動させる。
【0100】このように、変形された退避機構制御処理
は、作像モードが手動で設定された場合には、上述した
退避機構制御処理と同じであるが、自動選択モードが設
定された場合には、退避機構を必ず中間位置へ移動させ
るようにしている。
【0101】これにより、変形された退避機構制御処理
が行なわれるデジタル複写機100では、コピー処理に
おいてカラー判定処理が行なわれる前に、退避機構の中
間位置への移動が開始されている。したがって、カラー
判定処理を行なっている間に、退避機構が中間位置への
移動を終了し、カラー判定処理が終了してから、退避機
構が基本位置あるいは退避位置へ移動させる。したがっ
て、カラー判定処理が終了してから、退避機構が基本位
置あるいは退避位置へ移動するまでの時間を、できるだ
け短くすることができる。
【0102】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態の1つにおけるデジタル複写機
の概略構成を示す模式的断面図である。
【図2】 デジタル複写機100の上面に設けられた操
作パネル500の平面図である。
【図3】 デジタル複写機100の制御部の構成を示す
ブロック図である。
【図4】 レジストパターンを説明するための図であ
る。
【図5】 退避機構が退避位置に移動したときのデジタ
ル複写機100の模式的断面図である。
【図6】 退避機構の中間位置を説明するための図であ
る。
【図7】 デジタル複写機100の制御部で行なわれる
処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】 図7のステップS02で行なわれるコピーモ
ード設定処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】 図7のステップS03で行なわれる退避機構
制御処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】 図7のステップS05で行なわれるコピー
処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】 図10のステップS32で行なわれるカラ
ー判定処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】 操作パネルの液晶表示装置に表示されるカ
ラー判定レベル設定画面の一例を示す図である。
【図13】 図7のステップS03で行なわれる退避機
構制御処理の流れを示す別のフローチャートである。
【符号の説明】
204 CCDセンサ、205 画像処理回路、324
レジストパターン検出センサ、400 制御CPU、
404 退避機構制御部、405 退避クラッチ、40
6 レジスト補正部、500 操作パネル。
フロントページの続き (72)発明者 川端 一之 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 今泉 祥二 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DB01 ED24 EF15 EH08 FA28 FB05 FB06 ZA07 2H030 AA00 AB02 AD06 AD07 AD08 AD16 BB44 BB46 BB53 BB56

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラーモードとモノクロモードとの作像
    モードで画像を形成可能な画像形成装置であって、 記録媒体に画像を形成するための複数の画像形成ユニッ
    トと、 前記複数の画像形成ユニットの少なくとも1つから記録
    媒体にトナーを供給可能な第1の状態と前記複数の画像
    形成ユニットのすべてから記録媒体にトナーを供給可能
    な第2の状態とに状態を変化可能な搬送部と、 作像モードを設定するための設定手段と、 画像形成の開始を指示するための指示手段と、 前記指示手段による指示の前の段階に、前記設定手段に
    よる作像モードの設定に応じて前記搬送部の状態を切替
    えるための切替手段とを備えた、画像形成装置。
  2. 【請求項2】 カラーモードとモノクロモードとの作像
    モードで画像を形成可能な画像形成装置であって、 記録媒体に画像を形成するための複数の画像形成ユニッ
    トと、 前記複数の画像形成ユニットの少なくとも1つから記録
    媒体にトナーを供給可能な第1の状態と前記複数の画像
    形成ユニットのすべてから記録媒体にトナーを供給可能
    な第2の状態とに状態を変化可能な搬送部と、 原稿がカラーあるいはモノクロのいずれであるかを検出
    するための検出手段と、 前記検出手段による検出結果に基づき作像モードを設定
    するための設定手段と、 前記設定手段による作像モードの設定に応じて前記搬送
    部の状態を切替えるための切替手段とを備え、 前記切替手段は、前記設定手段により作像モードが設定
    される前の段階に、前記搬送部の状態を切替えることを
    特徴とする、画像形成装置。
  3. 【請求項3】 画像形成条件を設定するための条件設定
    手段をさらに備え、 前記切替手段は、前記設定手段により作像モードが設定
    される前の段階に、前記条件設定手段による画像形成条
    件の設定に応じて前記搬送部の状態を切替えることを特
    徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記切替手段は、前記設定手段によりカ
    ラーモードに設定される可能性がモノクロモードに設定
    される可能性よりも高い画像形成条件が前記条件設定手
    段により設定された場合に前記搬送部を前記第2の状態
    に切替え、低い画像形成条件が設定された場合に前記第
    1の状態に切替えることを特徴とする、請求項3に記載
    の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段による検出に用いられるし
    きい値を設定するためのしきい値設定手段をさらに備
    え、 前記切替手段は、前記設定手段により作像モードが設定
    される前の段階に、前記しきい値設定手段によるしきい
    値に基づいて前記搬送部の状態を切替えることを特徴と
    する、請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 カラーモードとモノクロモードとの作像
    モードで画像を形成可能な画像形成装置であって、 記録媒体に画像を形成するための複数の画像形成ユニッ
    トと、 前記複数の画像形成ユニットの少なくとも1つから記録
    媒体にトナーを供給可能な第1の状態と、前記複数の画
    像形成ユニットのすべてから記録媒体にトナーを供給可
    能な第2の状態と、前記第1の状態と前記第2の状態と
    の中間に位置する第3の状態とに状態を変化可能な搬送
    部と、 原稿がカラーあるいはモノクロのいずれであるかを検出
    するための検出手段と、 前記検出手段による検出結果に基づき作像モードを設定
    するための設定手段と、 前記設定手段による作像モードの設定に応じて前記搬送
    部の状態を切替えるための切替手段とを備え、 前記切替手段は、前記設定手段により作像モードが設定
    される前の段階に、前記搬送部を前記第3の状態に切替
    えることを特徴とする、画像形成装置。
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