JP2000283971A - ガス中の微量不純物の分析方法及び装置 - Google Patents
ガス中の微量不純物の分析方法及び装置Info
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Abstract
なく、しかも簡単な操作で極微量の不純物の分析を高感
度で行うことができるガス中の微量不純物の分析方法及
び装置を提供する。 【解決手段】 ガスクロマトグラフの下流に大気圧イオ
ン化質量分析計を設置した複合分析計により各種高純度
ガス中のppb〜サブppbレベルの微量不純物を測定
するに際し、ガスクロマトグラフのキャリヤーガス、あ
るいは、ガスクロマトグラフの流出ガスに添加する精製
ガスとして複数のガスを混合した混合ガスを用いる。
Description
物の分析方法及び装置に関し、詳しくは、ガスクロマト
グラフと大気圧イオン化質量分析計とを組合わせた複合
分析計により各種高純度ガス中のppb〜サブppbレ
ベルの微量不純物を高感度で測定するための方法及び装
置に関する。
量分析計とを組合わせた複合分析計で高純度ガス中の不
純物を分析(測定)する場合、通常使用されるパックド
カラムを用いたガスクロマトグラフの流出ガス(30〜
50cc/min)だけでは、通常の大気圧イオン化質
量分析計に必要なガス流量(100〜500cc/mi
n)に達しないため、ガスクロマトグラフの流出ガス
に、該ガスクロマトグラフで使用したキャリヤーガスと
同種の精製ガスを一定量添加してから大気圧イオン化質
量分析計に導入するようにしている(特開平6−346
1号公報,同9−15207号公報参照)。
常、高純度のヘリウムやアルゴンが用いられており、特
にヘリウムは、そのイオン化ポテンシャルが24.59
eVと、他のものに比べて高く、ヘリウム以外の不純物
が全て検出可能なため、多く用いられている。
スとしてヘリウムを用いた場合、ほとんど全ての対象不
純物が検出できる反面、酸素,窒素,アルゴン等の主成
分にも感度が高く、これらの主成分イオンも多量に生成
されるため、主成分イオンとの分離が不完全な不純物に
関しては検出が困難であったり、高感度な測定が困難に
なったりすることがあった。
入する前に不純物成分と主成分とを分離して測定感度を
向上させることが行われている。例えば、ハートカット
法等の複雑な応用カラム流路を設け、主成分がガスクロ
マトグラフから流出してくる直前でカットし、主成分が
略流出し終えた時点で流出ガスを大気圧イオン化質量分
析計に導入することが行われていた。
が接近している場合、完全に主成分を分離除去すること
が困難であり、どうしても主成分が大気圧イオン化質量
分析計に流入するため、不純物を分析する際のノイズ等
が増加して感度等が劣化する影響があった。
ラムの状態等、長期間使用していると多少ずれることも
考えられるため、目的成分である不純物まで分離除去し
てしまう不安があり、これを予防するためには、定期的
に流出時間を確認する必要があり、多大な手間を要して
いた。さらに、主成分除去のために複数のカラムが必要
となり、流路等が複雑になる問題もあった。
を除去する方法等もあるが、これらは、主成分の除去と
同時に不純物も除去してしまったり、あるいは、主成分
の除去の際に吸着剤からppb〜ppmレベルで様々な
不純物が発生したりすることがあって、ppbレベルで
の精確な測定には大きな問題となっていた。
て、ヘリウムは質量数16のヘリウムのクラスターイオ
ン(He4 +)を多量に生成するため、分子量16のメ
タンを分析する際には、質量数15の(CH3 +)を測
定するようにしているが、質量数15の感度が質量数1
6(CH4 +)より悪いという問題があった。また、ヘ
リウムは、放電が他のガスに比べて不安定で、主成分の
安定性が悪いため、ヘリウム成分(He2 +)にプロト
ンが結合してできる質量数9(He2H+)で観測され
る水素の感度が悪いという問題があった。
が、アルゴンのイオン化ポテンシャル(15.76e
V)と窒素のイオン化ポテンシャル(15.58eV)
とがかなり接近しているため、電荷移動反応が起こりに
くく、窒素やネオン等のアルゴンよりもイオン化ポテン
シャルの高い不純物の測定ができないという大きな問題
があった。
純物を1ppb以下の高感度で測定する場合には、不純
物としての窒素やネオンの分析をヘリウムを使用して行
い、その他の水素,メタン,一酸化炭素,二酸化炭素等
の分析をアルゴンを使用して行う必要があった。したが
って、窒素等の分析の際にはキャリヤーガス及び添加す
る精製ガスとしてヘリウムを供給し、水素等の分析の際
にはキャリヤーガス及び精製ガスとしてアルゴンを供給
するようにしなければならず、供給ガスの切換えのため
に多大な手間と時間とが必要となり、高純度ガスの使用
現場等で迅速に不純物を測定したい場合に大きな問題と
なる。
用して分析を行う場合に、試料ガスに特定のガス(第三
成分)を混入させる方法が提案されている(特開平6−
74940号公報参照)。しかし、この方法では、混入
させる第三成分中の不純物が試料ガス中の不純物の分析
に大きな影響を与えるため、第三成分中の不純物をあら
かじめ確認しておかなければならないという問題があ
る。
ての窒素の測定に関しては、アルゴンと窒素のイオン化
ポテンシャルが近いために感度が極端に悪く、ppbレ
ベルでの測定が困難であるため、試料ガスであるアルゴ
ン中に%レベルの水素を添加してプロトン移動を利用す
ることにより、大気圧イオン化質量分析計で直接測定す
る方法が提案されているが、この方法では、添加する水
素中の窒素不純物の確認や、アルゴン中の同質量数の一
酸化炭素との分別が困難なことから、窒素が一酸化炭素
との合算として検出され、試料ガス中の一酸化炭素の濃
度もあらかじめ正確に把握しておく必要があった。この
ようなことから、アルゴン中のppbレベルの窒素を測
定するためには、前もって測定しておかなければならな
い項目が多く、かなり面倒な作業であった。
成を複雑化することなく、しかも簡単な操作で極微量の
不純物の分析を高感度で行うことができるガス中の微量
不純物の分析方法及び装置を提供することを目的として
いる。
め、本発明のガス中の微量不純物の分析方法は、キャリ
ヤーガスによって搬送される試料ガス中の主成分と微量
不純物とをガスクロマトグラフにより分離し、該ガスク
ロマトグラフからの流出ガスを大気圧イオン化質量分析
計に導入して前記微量不純物を分析する方法において、
前記キャリヤーガスとして混合ガスを用いることを特徴
としている。
って搬送される試料ガス中の主成分と微量不純物とをガ
スクロマトグラフにより分離し、該ガスクロマトグラフ
からの流出ガスに精製ガスを添加してから大気圧イオン
化質量分析計に導入して前記微量不純物を分析する方法
において、前記キャリヤーガス及び精製ガスの少なくと
もいずれか一方に混合ガスを用いることを特徴としてい
る。
よって搬送される試料ガス中の主成分と微量不純物とを
ガスクロマトグラフにより分離し、該ガスクロマトグラ
フからの流出ガスを大気圧イオン化質量分析計に導入し
て前記微量不純物を分析する方法において、前記キャリ
ヤーガスとして単一成分ガスを用いるとともに、前記流
出ガスに、キャリヤーガスとは異なる種類の精製ガスを
添加することを特徴としている。
の場合は、添加する精製ガスがアルゴン単独あるいはヘ
リウムとアルゴンとの混合ガスあるいはヘリウム又はア
ルゴンと水素との混合ガスであり、キャリヤーガスがア
ルゴンの場合は、添加する精製ガスがヘリウム単独ある
いはヘリウムとアルゴンとの混合ガスであることを特徴
としている。
ーガスとして試料ガスをガスクロマトグラフに導入し、
該試料ガス中の主成分と微量不純物とを分離し、ガスク
ロマトグラフからの流出ガスにアルゴン単独の精製ガス
あるいはアルゴンとヘリウムとを混合した精製ガスを添
加してから大気圧イオン化質量分析計に導入して前記微
量不純物を分析するにあたり、不純物としての水素を質
量数41又は81で、不純物としてのメタンを質量数1
6でそれぞれ検出することを特徴としている。
試料ガスをガスクロマトグラフに導入し、該試料ガス中
の主成分と微量不純物とを分離し、ガスクロマトグラフ
からの流出ガスに精製ガスを添加してから大気圧イオン
化質量分析計に導入して前記微量不純物を分析するにあ
たり、前記精製ガスとして、ヘリウム単独の精製ガス
と、ヘリウムとアルゴンとを混合した精製ガスと、ヘリ
ウム又はアルゴンと水素とを混合した精製ガスとの少な
くともいずれか2種を切換えて用いることを特徴として
いる。
スにより搬送される試料ガス中の主成分と微量不純物と
を分離するガスクロマトグラフと、該ガスクロマトグラ
フの下流に接続した大気圧イオン化質量分析計とを備
え、前記ガスクロマトグラフのガス導出部と前記大気圧
イオン化質量分析計のガス導入部との間の経路に、ガス
クロマトグラフからの流出ガスに精製ガスを添加する精
製ガス添加経路を設けた分析装置において、前記精製ガ
ス添加経路に、前記キャリヤーガスと同種の精製ガスを
供給する経路と、異種の精製ガスを供給する経路とを設
けるとともに、両精製ガスの混合割合を調節する混合割
合調節手段を設けたことを特徴とし、さらに、前記精製
ガス添加経路に、前記流出ガスの種類によって精製ガス
の添加量を調節する添加量制御手段を設けたことを特徴
としている。
示す系統図である。この分析装置は、試料ガス中の主成
分と微量不純物とを分離するためのガスクロマトグラフ
10の下流に、該ガスクロマトグラフ10の検出部とし
ての大気圧イオン化質量分析計11を配置するととも
に、ガスクロマトグラフ10のキャリヤーガス及びガス
クロマトグラフ10の流出ガスに添加する精製ガスとし
て用いるための主精製ガスを供給する主精製ガス供給系
統30と、この主精製ガスに混合して流出ガスに添加さ
れる副精製ガスを供給する副精製ガス供給系統31と、
流出ガスに添加する主精製ガス及び副精製ガスの供給量
を制御するための精製ガス供給量制御手段32とを備え
たものである。
コック12を介して、分離剤を充填した分離カラム13
と、2個の計量管14a,14bと、試料ガス源に接続
した試料ガス導入経路15と、前記主精製ガス供給系統
30に接続したキャリヤーガス導入経路16と、圧力計
17,背圧弁(バックプレッシャーレギュレーター)1
8及び流量計(マスフローメーター)19を備えた排気
経路20とを接続したものであって、八方ガス切換コッ
ク12を操作することにより、計量管14a,14bで
計量した試料ガスを分離カラム13に導入し、該分離カ
ラム13で試料ガス中の各成分を分離して分離ガス流出
経路21に順次導出するように形成されている。
源部22と質量分離部・検出部23とを有しており、イ
オン源部22には、前記分離ガス流出経路21に接続す
るガス導入経路24と、余剰のガスを排出するためのガ
ス導出経路25とが接続されている。また、ガス導出経
路25には、イオン源部22を一定圧力に保つための圧
力計26,バックプレッシャーレギュレーター27及び
マスフローメーター28が設けられている。
ス供給系統31は、圧力調節弁33,34と、精製器3
5,36とをそれぞれ備えている。主精製ガス供給系統
30は、精製器35の下流で二方に分岐し、一方の経路
37ががマスフローコントローラー38を介して前記ガ
スクロマトグラフ10のキャリヤーガス導入経路16に
接続しており、他方の経路39は、前記精製ガス供給量
制御手段32に接続している。また、副精製ガス供給系
統31は、精製器36の下流がそのまま精製ガス供給量
制御手段32に接続している。
39から導入される主精製ガスと副精製ガス供給系統3
1から導入される副精製ガスとを所定の割合で混合する
とともに、流出ガスへの添加量を調節するためのもので
あって、主精製ガス用マスフローコントローラー40及
び副精製ガス用マスフローコントローラー41を備える
とともに、副精製ガスの供給を制御する供給弁42及び
排気弁43を備えており、混合後の精製ガスを導出する
経路(ガス添加経路)44は、前記分離ガス流出経路2
1からガス導入経路24に至る経路の途中に接続してい
る。
に、両マスフローコントローラー40,41の流量設定
や弁42,43の開閉を制御するための自動制御器(プ
ログラムコントローラー)を設けておき、これをガスク
ロマトグラフ10の運転等と連動させておくことによ
り、精製ガスの混合割合やガス添加量の変更等を自動化
することができる。
マトグラフ10での成分分離や大気圧イオン化質量分析
計20での成分分析に影響を与えない範囲で任意の精製
ガス、例えば、ヘリウム,アルゴン,窒素,水素等をそ
れぞれ単独で用いることもでき、ヘリウムとアルゴンと
の混合ガス、ヘリウムと水素との混合ガス、アルゴンと
水素との混合ガスも好適に使用することができる。ま
た、分離カラム13に充填する分離剤には、モレキュラ
シーブス系、ユニビーズ系等の任意の分離剤を用いるこ
とができる。
量不純物を分析する手順の一例を説明する。
クプレッシャーレギュレーター等を設定値にセットし、
各ガスの流量や系内の圧力を分析条件に応じた状態にす
る。さらに、試料ガス導入経路15から試料ガスを導入
し、八方ガス切換コック12を介して計量管14a,1
4bのいずれか一方、例えば軽量管14aに試料ガスを
流通させる。
試料ガスが流れている軽量管14aにキャリヤーガスが
流れるように切換えると、軽量管14aで計量された所
定量の試料ガスがキャリヤーガスに伴われて分離カラム
13に導入され、分離剤の中で成分分離されながら分離
カラム13内を進み、各成分が所定の順序で分離ガス流
出経路21から流出する。
スクロマトグラフの流出ガス)には、ガス添加経路44
から導入される精製ガスが所定量添加され、ガス導入経
路24を経て大気圧イオン化質量分析計11のイオン源
部22に導入される。このイオン源部22は、バックプ
レッシャーレギュレーター27によって所定圧力、例え
ば0.4kg/cm2G(0.04MPa)に保たれて
おり、イオン源部22に導入されてイオン化したガスの
一部は、スリットを通って質量分離部・検出部23に流
入し、質量毎に分離されて各成分のイオン電流が検出さ
れる。
するにあたり、主精製ガスと副精製ガスとを適宜に選択
し、かつ、ガスクロマトグラフの流出ガスへの添加量及
び混合割合を適切に設定することにより、高感度で高精
度の分析を行うことができる。さらに、添加する精製ガ
ス中に分析対象不純物と同種の不純物が含まれていて
も、前段のガスクロマトグラフ10で成分分離を行って
いるので、試料ガス中からの不純物のピークを確実に検
出することが可能であり、大気圧イオン化質量分析計単
独で使用する従来のもののように精製ガス中の不純物を
確認しておく必要はない。
(混合割合)や添加量は、試料ガスにおける主成分及び
測定対象となる不純物、主精製ガス及び副精製ガスの種
類等に応じて適当に設定することが可能であり、上記形
態例においては、両マスフローコントローラー40,4
1の流量値を適宜に設定することによって任意の混合割
合を選択することができ、また、供給弁42を閉じて排
気弁43を開くことにより、所定流量の主精製ガスのみ
を流出ガスに添加することができる。
精製ガスを添加することにより、試料ガスの主成分の影
響を取除くこともできる。例えば、主精製ガスがヘリウ
ムで、副精製ガスがアルゴンの場合、試料ガスの主成分
がアルゴンのときはもちろん、主成分が窒素の場合で
も、ヘリウムとアルゴンとの混合ガスを添加することに
より、主成分の窒素分がほとんど消滅し、また、主成分
が酸素の場合でも、ヘリウムだけのときに比べてアルゴ
ンのときは酸素の反応速度が一桁程度遅いため、主成分
の影響が一桁程度減少し、その後に検出される不純物を
高感度で測定することが可能となる。しかも、アルゴン
を添加することにより、大気圧イオン化質量分析計11
における放電も安定し、バックグラウンドのノイズ低
減、ベースラインの安定化も図れる。
し、副精製ガスとしてアルゴンを使用した場合、ヘリウ
ムがキャリヤーガスとなるので、ガスクロマトグラフ1
0の分離カラム13における安定性が図れるとともに、
流出ガスにヘリウムとアルゴンとの混合ガスを添加する
ことにより、従来は質量数9で測定していた水素不純物
を質量数41又は81で測定することができ、メタンを
従来の質量数15から質量数16で測定することが可能
となるので、これらの測定感度を大幅に向上させること
ができる。
スを添加した場合、ヘリウムのみの場合に生成していた
(He4 +)がアルゴンによって破壊され、これによっ
て質量数16のブランクが低減でき、不純物のメタンを
質量数16で測定することが可能となる。同時に、不純
物の水素もアルゴンを添加したことによってAr+やA
r2 +が反応中心となり、ノイズの大きい質量数9の
(He2H+)ではなく、ノイズの少ない質量数41
(ArH+)又は質量数81(Ar2H+)で測定する
ことが可能となる。
にアルゴンを使用した場合、流出ガスに添加するガスを
ヘリウム単独とヘリウム及びアルゴンの混合ガスとに切
換えることにより、混合ガスの添加では検出が困難な窒
素,ネオン,アルゴン等の不純物もヘリウムを単独で添
加することによって高感度で測定でき、分析対象成分の
拡大と感度の向上とを同時に達成することができる。加
えて、キャリヤーガスには、主精製ガスであるヘリウム
をそのまま継続して使用することができるので、キャリ
ヤーガスを変更するという手間や時間が省略できる。さ
らに、流出ガスに添加する精製ガス量をガスクロマトグ
ラフ10から流出してくるガス種に応じて増減させるこ
ともできる。
リウムに対するアルゴンの割合は任意に設定できるが、
キャリヤーガスがヘリウムであることから、通常は、添
加するガス中のアルゴン濃度が0〜50%になるように
することが適当である。
の窒素を測定するような場合、前述のような多くの作業
が必要であったが、大気圧イオン化質量分析計のイオン
源内に試料ガスと同時に水素を直接導入するのではな
く、ガスクロマトグラフで分離した後に添加する混合ガ
スとして、水素を含む混合精製ガス、例えばヘリウム又
はアルゴンと水素とを混合した精製ガスを使用すること
により、水素中の窒素不純物による影響を無視すること
ができ、かつ、ガスクロマトグラフの分離能によって一
酸化炭素と窒素との分離が可能であるから、アルゴン中
の不純物窒素を精度よく分別して測定することが可能と
なる。なお、水素の添加方法としては、キャリヤーガス
として水素を含む混合ガスを使用するようにしてもよ
い。さらに、プロトン移動反応を利用することにより感
度を高めることができる不純物の測定に際しても、水素
の添加によって感度の向上を期待することができる。
オン化質量分析計11には、従来と同様のものを用いる
ことができ、特別な仕様のものを用いる必要はない。さ
らに、試料ガスの主成分及び分析対象となる不純物成分
は特に限定されるものではなく、酸素,窒素,水素,ア
ルゴン,ヘリウム,キセノン,クリプトン等の高純度ガ
スだけでなく、シラン,アルシン,ホスフィン等の半導
体材料ガス中の不純物分析にも適用可能である。また、
流出ガスに、例えばヘリウム、アルゴン、ネオン等の三
成分以上の精製ガスを添加することもできる。
図である。この分析装置は、分離ガス流出経路21に導
出した流出ガスに主精製ガスを所定量添加してから、そ
の下流側で副精製ガスを添加するようにしたものであ
る。この場合も、両マスフローコントローラー40,4
1の流量設定や弁42,43の開閉を制御することによ
り、流出ガスに所望の精製ガスを所望量、所望の混合割
合で添加することができる。
置と同様に形成することができるので、同一構成要素に
は同一の符号を付して詳細な説明は省略する(以下の各
形態例も同様)。
及び第4形態例を示すそれぞれの系統図である。両形態
例装置は、大気圧イオン化質量分析計11に通常必要な
最低ガス量までガスクロマトグラフ10の流出ガス量を
増加できたり、あるいは、ガスクロマトグラフ10の通
常の流出ガス量まで大気圧イオン化質量分析計11の最
低ガス量を減少できたりして、ガスクロマトグラフ10
の流出ガスに精製ガスを添加せずに大気圧イオン化質量
分析計11で分析が行える場合の装置構成の一例を示し
ている。
グラフ10のキャリヤーガス導入経路16に、圧力調節
弁51,52、精製器53,54及びマスフローコント
ローラー55,56をそれぞれ有する主精製ガス供給系
統57と副精製ガス供給系統58とを接続し、ガスクロ
マトグラフ10のキャリヤーガスとして、主精製ガス又
は副精製ガスのいずれか一方を単独で、あるいは、主精
製ガス及び副精製ガスを適当な割合で混合した混合ガス
を供給できるように形成したものである。
スにおける主成分や測定対象不純物の種類に応じて最適
なキャリヤーガスを使用することができ、測定対象不純
物の流出タイミングに合うように適宜な混合状態のガス
を選択してキャリヤーガスに使用することにより、高感
度な分析を行うことが可能となる。
の割合で混合した混合ガスをガス容器61に充填し、こ
のガス容器61を、圧力調節弁62、精製器63及びマ
スフローコントローラー64を介して、ガスクロマトグ
ラフ10のキャリヤーガス導入経路16に接続したもの
である。すなわち、分析する試料ガスがある程度決まっ
ている場合は、このようにガス容器61から所定の混合
ガスを供給するように形成することにより、分析精度を
損なうことなく、装置構成を簡略化することができる。
なお、このような混合ガスの精製を行う精製器63に
は、ゲッタータイプの精製器を用いることが好ましい。
る不純物(水素,メタン,窒素,一酸化炭素,二酸化炭
素)を測定した。ガスクロマトグラフにおいて、分離カ
ラムには直径4mm,長さ2mのステンレス鋼製カラム
に、二酸化炭素以外の測定にはモレキュラーシーブス1
3XSを充填したものを用い、二酸化炭素の測定にはユ
ニビーズ1Sを充填したものを用いた。試料ガスの採取
量は3ccとし、キャリヤーガス(主精製ガス)にはヘ
リウムを用いて流量は42cc/minとした。
にヘリウムのみを1000cc/minで添加して分析
を行った。その後、流出ガスに添加するガス量を328
cc/minとし、ヘリウムにアルゴン(副精製ガス)
を加え、アルゴン濃度を0〜90%の範囲内で変化させ
て水素,メタン,一酸化炭素,二酸化炭素の分析を行っ
た。アルゴン濃度と各不純物のピーク強度との関係を図
5に示す。
ない場合(アルゴン濃度0%)のピーク強度に比べて、
ヘリウムにアルゴンを加えたときの方のピーク強度が、
いずれの場合も高くなっていることがわかる。
ゴン無しの場合(図6(A))と、アルゴン濃度5%の
場合(図6(B))とにおける測定ピークを示す。この
ように、アルゴンを加えた場合は、バックグラウンドの
ノイズが低減し、ベースラインが安定化していることが
わかる。さらに、図7は、アルゴンを加えた際のメタン
の検量線を示している。このように、良好な直線性が得
られており、精度も十分に高いことがわかる。
リウム・アルゴン混合ガスを使用した場合、酸素ガス中
の水素の検出限界(S/N=2、以下同)は0.5pp
b、メタンの検出限界は0.2ppb、一酸化炭素の検
出限界は0.3ppbとなった。なお、アルゴンを加え
ない場合の検出限界は、水素2ppb、メタン2pp
b、一酸化炭素1ppb、窒素0.5ppbであった。
9.99995%以上)の不純物を測定したところ、水
素1ppb、メタン0.3ppb以下、一酸化炭素1.
5ppb、窒素11ppbという分析結果が得られた。
この場合、キャリヤーガスの種類を変更することなく、
流出ガスに添加するガスをヘリウムのみと、ヘリウム及
びアルゴン(5%)の混合ガスとに切換えただけであ
り、30分という短時間で、4成分の不純物分析をサブ
ppbレベルで行うことができた。
とし、流出ガスに添加するガスの合計量を420cc/
minとした以外は実施例1と略同じ条件で操作を行っ
た。図8にアルゴン無しの場合(図8(A))と、アル
ゴン濃度3%の場合(図8(B))とにおける測定ピー
クを示す。
ないヘリウムのみの場合に比べて、アルゴン濃度3%の
場合は、ピーク強度が高く、また、ベースラインも安定
していることがわかる。図9は、実験の結果得られたア
ルゴン濃度3%の場合の検量線である。これにより、一
酸化炭素の検出限界は0.3ppbとなった。
ルゴンを、副精製ガスとしてヘリウムをそれぞれ使用し
て窒素ガス中の二酸化炭素の測定を行った。分離カラム
には、直径4mm,長さ1mのステンレス鋼製カラムを
使用し、これにユニビーズ1Sを充填した。試料ガスの
採取量は4ccとし、キャリヤーガスの流量は112c
c/minとした。
0cc/minとし、ヘリウムを加えなかった場合(図
10(A))と、添加する精製ガス中のヘリウム濃度を
50%にした場合(図10(A))とで二酸化炭素の分
析を行った。その結果、図10から明らかなように、ヘ
リウムを加えることによってピーク強度が数倍高くなる
ことがわかる。また、アルゴンのみを使用した場合の検
出限界が0.6ppbであったのに対し、流出ガスにヘ
リウム濃度50%のアルゴンを添加することにより、検
出限界を0.2ppbに向上させることができた。
測定を行った。ガスクロマトグラフの分離カラムには、
直径4mm,長さ2mのステンレス鋼製カラムにモレキ
ュラーシーブス13XSを充填したものを使用した。試
料ガスの採取量は5ccとし、キャリヤーガスの流量は
112cc/minとした。
10ccに対してアルゴン2ccを混合した混合精製ガ
ス(アルゴン濃度約2%)を使用した。なお、分離カラ
ムの温度は35℃とした。また、大気圧イオン化質量分
析計において、ガスクロマトグラフの流出ガスに別に精
製ガスを添加しなくても、イオン源部内が大気圧以下に
ならないようにスリット径を小さくするとともに、出口
側の弁の開度を調節した。
として使用した場合の二酸化炭素の検出限界が5ppb
であったのに対し、アルゴンを加えることによって検出
限界を0.5ppbに向上させることができた。
まれる窒素不純物を測定した。ガスクロマトグラフの分
離カラムには直径4mm,長さ2mのステンレス鋼製カ
ラムにモレキュラーシーブス13XSを充填したものを
用いた。試料ガスの採取量は3ccとし、キャリヤーガ
ス(主精製ガス)にはヘリウムを用いて流量は42cc
/minとした。
水素との混合ガスを使用し、水素含有量を0.05〜
0.4%の範囲とした。混合ガスの添加量は、大気圧イ
オン化質量分析計に導入されるガス量が500cc/m
inになるように設定した。
ときの測定結果を図11(A)に、水素を添加したとき
の測定結果を図11(B)にそれぞれ示す。両図から明
らかなように、水素を添加しないときには全く検出され
なかった窒素が、水素の添加によるプロトン移動反応に
より、N2・H+(質量数29)として検出できること
がわかる。
を添加したときの検量線は、良好な直線性を有してい
た。実験の結果から、ヘリウムに0.05%の水素を混
合したガスを添加ガスとして用いた場合、アルゴン中の
窒素の検出限界は1ppbとなった。
ルゴンに含まれる窒素分を測定したところ、72ppb
の窒素が検出された。また、このアルゴンをゲッター式
精製器に通して精製してから窒素の測定を行ったとこ
ろ、窒素含有量は、1ppb以下となっていた。
各種ガス中に存在する微量不純物を高感度、高精度で検
出することができ、しかも、操作性を損なうことなく、
かつ、装置構成を複雑化させることもなく、短時間でp
pb〜pptレベルの不純物を分析することができる。
る。
る。
る。
る。
ピーク強度との関係を示す図である。
ンのピークの状態を比較した図である。
ンの検量線を示す図である。
化炭素のピークの状態を比較した図である。
化炭素の検量線を示す図である。
酸化炭素のピークの状態を比較した図である。
ピークの状態を比較した図である。
検量線を示す図である。
分析計、12…八方ガス切換コック、13…分離カラ
ム、14a,14b…計量管、15…試料ガス導入経
路、16…キャリヤーガス導入経路、17…圧力計、1
8…バックプレッシャーレギュレーター、19…マスフ
ローメーター、20…排気経路、21…分離ガス流出経
路、22…イオン源部、23…質量分離部・検出部、2
4…ガス導入経路、25…ガス導出経路、26…圧力
計、27…バックプレッシャーレギュレーター、28…
マスフローメーター、30…主精製ガス供給系統、31
…副精製ガス供給系統、32…精製ガス供給量制御手
段、33,34…圧力調節弁、35,36…精製器、3
7…経路、38…マスフローコントローラー、39…経
路、40…主精製ガス用マスフローコントローラー、4
1…副精製ガス用マスフローコントローラー、42…供
給弁、43…排気弁、44…ガス添加経路、51,52
…圧力調節弁、53,54…精製器、55,56…マス
フローコントローラー、57…主精製ガス供給系統、5
8…副精製ガス供給系統、61…ガス容器、62…圧力
調節弁、63…精製器、64…マスフローコントローラ
ー
Claims (10)
- 【請求項1】 キャリヤーガスによって搬送される試料
ガス中の主成分と微量不純物とをガスクロマトグラフに
より分離し、該ガスクロマトグラフからの流出ガスを大
気圧イオン化質量分析計に導入して前記微量不純物を分
析する方法において、前記キャリヤーガスとして混合ガ
スを用いることを特徴とするガス中の微量不純物の分析
方法。 - 【請求項2】 キャリヤーガスによって搬送される試料
ガス中の主成分と微量不純物とをガスクロマトグラフに
より分離し、該ガスクロマトグラフからの流出ガスに精
製ガスを添加してから大気圧イオン化質量分析計に導入
して前記微量不純物を分析する方法において、前記キャ
リヤーガス及び精製ガスの少なくともいずれか一方に混
合ガスを用いることを特徴とするガス中の微量不純物の
分析方法。 - 【請求項3】 前記混合ガスがアルゴンとヘリウムとの
混合ガスであることを特徴とする請求項1又は2記載の
ガス中の微量不純物の分析方法。 - 【請求項4】 キャリヤーガスによって搬送される試料
ガス中の主成分と微量不純物とをガスクロマトグラフに
より分離し、該ガスクロマトグラフからの流出ガスを大
気圧イオン化質量分析計に導入して前記微量不純物を分
析する方法において、前記キャリヤーガスとして単一成
分ガスを用いるとともに、前記流出ガスに、キャリヤー
ガスとは異なる種類の精製ガスを添加することを特徴と
するガス中の微量不純物の分析方法。 - 【請求項5】 前記キャリヤーガスがヘリウムの場合
は、添加する精製ガスがアルゴン単独あるいはヘリウム
とアルゴンとの混合ガスあるいはヘリウム又はアルゴン
と水素との混合ガスであり、キャリヤーガスがアルゴン
の場合は、添加する精製ガスがヘリウム単独あるいはヘ
リウムとアルゴンとの混合ガスであることを特徴とする
請求項4記載のガス中の微量不純物の分析方法。 - 【請求項6】 ヘリウムをキャリヤーガスとして試料ガ
スをガスクロマトグラフに導入し、該試料ガス中の主成
分と微量不純物とを分離し、ガスクロマトグラフからの
流出ガスにアルゴン単独の精製ガスあるいはアルゴンと
ヘリウムとを混合した精製ガスを添加してから大気圧イ
オン化質量分析計に導入して前記微量不純物を分析する
にあたり、不純物としての水素を質量数41又は81
で、不純物としてのメタンを質量数16でそれぞれ検出
することを特徴とするガス中の微量不純物の分析方法。 - 【請求項7】 ヘリウムをキャリヤーガスとして試料ガ
スをガスクロマトグラフに導入し、該試料ガス中の主成
分と微量不純物とを分離し、ガスクロマトグラフからの
流出ガスに精製ガスを添加してから大気圧イオン化質量
分析計に導入して前記微量不純物を分析するにあたり、
前記精製ガスとして、ヘリウム単独の精製ガスと、ヘリ
ウムとアルゴンとを混合した精製ガスと、ヘリウム又は
アルゴンと水素とを混合した精製ガスとの少なくともい
ずれか2種を切換えて用いることを特徴とするガス中の
微量不純物の分析方法。 - 【請求項8】 前記精製ガスの添加量を、前記流出ガス
の種類に応じて増減することを特徴とする請求項2,
3,4,5,6又は7記載のガス中の微量不純物の分析
方法。 - 【請求項9】 キャリヤーガスにより搬送される試料ガ
ス中の主成分と微量不純物とを分離するガスクロマトグ
ラフと、該ガスクロマトグラフの下流に接続した大気圧
イオン化質量分析計とを備え、前記ガスクロマトグラフ
のガス導出部と前記大気圧イオン化質量分析計のガス導
入部との間の経路に、ガスクロマトグラフからの流出ガ
スに精製ガスを添加する精製ガス添加経路を設けた分析
装置において、前記精製ガス添加経路に、前記キャリヤ
ーガスと同種の精製ガスを供給する経路と、異種の精製
ガスを供給する経路とを設けるとともに、両精製ガスの
混合割合を調節する混合割合調節手段を設けたことを特
徴とするガス中の微量不純物の分析装置。 - 【請求項10】 前記精製ガス添加経路に、前記流出ガ
スの種類によって精製ガスの添加量を調節する添加量制
御手段を設けたことを特徴とする請求項9記載のガス中
の微量不純物の分析装置。
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