JP2000283844A - 波長計測装置 - Google Patents

波長計測装置

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JP2000283844A
JP2000283844A JP11092510A JP9251099A JP2000283844A JP 2000283844 A JP2000283844 A JP 2000283844A JP 11092510 A JP11092510 A JP 11092510A JP 9251099 A JP9251099 A JP 9251099A JP 2000283844 A JP2000283844 A JP 2000283844A
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light
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紀友 平山
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安一 佐野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 波長計測装置における波長の測定点数(セン
サ数)を増加させる。 【解決手段】 広帯域光源からの光を光ファイバを介し
て複数のブラッグ回折格子に導き、各ブラッグ回折格子
からの反射光をアレイ導波路回折格子に入射させ、この
アレイ導波路回折格子の複数の出力チャンネルにそれぞ
れ設けられた一対の受光素子による光電流の比の対数に
基づいて前記反射光の波長を測定する波長計測装置に関
する。前記ブラッグ回折格子FBG1〜FBG4から測
定部1Bのアレイ導波路回折格子(AWG)25に至る
までの間に、フィルタ手段として第1、第2の光フィル
タ22,23を挿入し、各フィルタ22,23の透過光
を交互にアレイ導波路回折格子25に入射させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度や歪み(圧
力)等の物理量を測定するために、光ファイバのブラッ
グ回折格子(Fiber Bragg Grating、以下FBGと略
す)からの反射光の波長をアレイ導波路回折格子または
回折格子型分波器により測定するようにした波長計測装
置において、波長の測定点数を増加させるようにした波
長計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、アレイ導波路回折格子
(AWG)を用いた波長計測装置について説明する。こ
の波長決定原理は、論文「Wavelength determination o
f semiconductor lasers:precise but inexpensive」(J
an Christian Braasch et.al, Optical Engineering 19
95)に記載されている。上述した文献によれば、図9の
グラフに示したような波長感度の異なる一対のフォトダ
イオード(電極A1−C間に形成されるダイオードをダ
イオードA1C、電極A2−C間に形成されるダイオード
をダイオードA2Cとする)と高精度ログアンプとから
なるセンサに単色光を照射した場合、センサの出力Wは
数式1によって表される。
【0003】
【数1】
【0004】ここで、I1,I2は各ダイオードA1C,
2Cによる光電流、S1(λ),S2(λ)は各ダイオ
ードA1C,A2Cの波長依存感度、φ(λ)は照射光の
波長依存強度分布、Δλは照射光波長のバンド幅であ
る。すなわち、φ(λ)の波長依存強度分布を持つ照射
光がS1(λ),S2(λ)の波長依存感度を持つフォト
ダイオードA1C,A2Cに入射した場合、光センサの出
力Wは、各ダイオードA1C,A2Cについての積φ
(λ)S1(λ),φ(λ)S2(λ)をバンド幅Δλに
わたって積分した値(つまり光電流I1,I2)の比のlo
gをとることで求められる。そして、照射光の出力が所
定の範囲内では、照射光の波長ごとに、log(I1
2)がほぼ一定になり、そのときの照射光波長は数式
2で表されることが記載されている。
【0005】
【数2】λ=a0log(I1/I2)+a1
(a0,a1は定数〔nm〕)
【0006】図10は上記原理に基づく波長測定システ
ムの構成図であり、31はレーザ光源、32は回転式偏
光プリズム、33はビームスプリッタ、34は前述の一
対のフォトダイオードA1C,A2Cからなるダイオード
装置、35は光出力測定器、36は上記数式1、数式2
を演算する演算器である。
【0007】図11は、図10と同一の原理に基づき、
波長測定部にアレイ導波路回折格子(AWG)を用いて
構成された温度分布測定システムの従来技術を示してい
る。この構成は、特願平10−352249号に開示さ
れている。上記AWGは、論文「Wavelength Multiplex
er Based on SiO2-Ta2O5 Arrayed-Waveguide Grating
(Takahashi, et.al, Journal of Lightwave Technology
Vol.12, No.6, 1994)」等に記載されているように、所
定の曲率半径のアレイ導波路と、その入力側、出力側に
それぞれ形成されたスラブ導波路と、これらのスラブ導
波路にそれぞれ連続する複数チャンネルの入力導波路及
び出力導波路とを有する構造であり、入力光を1〔n
m〕以下の分解能で弁別可能な素子である。
【0008】図11の温度分布測定システムでは、光フ
ァイバ20の長手方向に4つの光ファイバブラッグ回折
格子FBG1〜FBG4が形成されているものとし、広
帯域光源4から照射した光の各回折格子FBG1〜FB
G4からの反射光(便宜的に中心波長をλ1〜λ4とし
てある)を、温度分布測定部1A内のAWGに入力す
る。そして、AWGの隣接する二つの出力チャンネルの
フォトダイオードPDの光電流(前述のI1,I2に相
当)を各々除算器DIV1〜DIV4に入力し、その出
力をCPUに入力して数式2の演算を行うことにより、
各ブラッグ回折格子FBG1〜FBG4の位置における
温度等の物理量に対応する波長を高分解能で検出可能と
している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このAWGを用いた波
長計測システムにおいて、課題となるのは、波長の測定
点数(センサ数)である。図12に、ブラッグ回折格子
からの反射光波長とAWGの各出力チャンネルの透過特
性との関係を示す。反射光波長λ1に対しては、AWG
の透過出力であるチャンネルCH1,CH2の出力のl
og比から、数式2によって波長を求めることができ
る。
【0010】しかし、反射光波長λ3を求める場合、チ
ャンネルCH4のフォトダイオードPDの出力は、図1
2の透過特性によればλ3とλ4とを合わせた出力とな
るので、数式2から波長を決定することができない。つ
まり、図12の波長λ3,λ4のように、AWGの同一
出力チャンネルにおいてその中心波長の短波長側及び長
波長側の両方にブラッグ回折格子からの反射波長が存在
する場合でも波長測定が可能なようには設計できないこ
とになる。このため、AWGを用いた測定部では、図1
3の網掛け部分(チャンネルCH1,CH2に跨る領
域、チャンネルCH3,CH4に跨る領域)しか波長計
測ができないため、波長の測定点数は、 {(AWGのチャンネル数)/2}/2 となる。このように、図11のシステムでは、AWGの
チャンネル数の1/4の点数しか波長を計測することが
できないという問題があった。
【0011】そこで本発明は、AWGや後述する回折格
子型分波器を使用した波長計測装置において、同一チャ
ンネルの中心波長から長波長側と短波長側の両方に光フ
ァイバブラッグ回折格子からの反射波長が存在する場合
にも、これらの波長を計測可能として波長の測定点数を
増加させた波長計測装置を提供しようとするものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載した発明は、広帯域光源からの光を
光ファイバを介して複数のブラッグ回折格子に導き、各
ブラッグ回折格子からの反射光をアレイ導波路回折格子
に入射させ、このアレイ導波路回折格子の複数の出力チ
ャンネルにそれぞれ設けられた一対の受光素子による光
電流の比の対数に基づいて前記反射光の波長を測定する
波長計測装置において、前記ブラッグ回折格子から前記
アレイ導波路回折格子に至るまでの間に、フィルタ手段
として第1、第2の光フィルタを挿入し、第1の光フィ
ルタの透過光と第2の光フィルタの透過光とを交互に前
記アレイ導波路回折格子に入射させることにより、波長
の測定点数を増加させるものである。
【0013】請求項2に記載した発明は、出射光の中心
波長が異なる第1、第2の広帯域光源を備え、これらの
第1、第2の広帯域光源を交互に点灯させることによ
り、波長の測定点数を増加させるものである。
【0014】請求項3に記載した発明は、単一の広帯域
光源の出射光をフィルタ手段にて複数の波長帯域に分波
し、これらの複数の波長帯域の光を切り替えて前記光フ
ァイバから複数のブラッグ回折格子に導くことにより、
波長の測定点数を増加させるものである。
【0015】請求項4に記載した発明は、光源から前記
ブラッグ回折格子に至るまでの間に、フィルタ手段とし
て第1、第2の光フィルタを挿入し、第1の光フィルタ
の透過光と第2の光フィルタの透過光とを交互にアレイ
導波路回折格子に入射させることにより、波長の測定点
数を増加させるものである。
【0016】請求項5に記載した発明は、上記請求項1
〜4の何れか1項に記載の波長計測装置において、アレ
イ導波路回折格子の温度検出信号に基づいて温度制御素
子を制御することにより、アレイ導波路回折格子の温度
を一定に保って波長計測精度を向上させるものである。
【0017】請求項6に記載した発明は、前記請求項1
または3または4記載の波長計測装置において、前記フ
ィルタ手段の温度検出信号に基づいて温度制御素子を制
御することにより、前記フィルタ手段の温度を一定に保
って波長計測精度を向上させるものである。
【0018】請求項7に記載した発明は、上記請求項1
〜6の何れか1項に記載の波長計測装置において、アレ
イ導波路回折格子の代わりに回折格子型分波器を用いる
ものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形
態を説明する。図1は、本発明の第1実施形態を示す構
成図である。この実施形態は、請求項1に記載した発明
の実施形態に相当する。図1において、4Bは波長が
1.55〔μm〕の光を発生するスーパールミネッセン
スダイオード等の広帯域の光源であり、光ファイバ20
の長手方向に形成された4つの光ファイバブラッグ回折
格子FBG1〜FBG4に光を照射する。光源4Bから
照射した光の各ブラッグ回折格子FBG1〜FBG4か
らの反射光(中心波長(1.55〔μm〕前後)をλ1
〜λ4としてある)を、測定部1B内の光スイッチ21
に入力する。
【0020】測定部1Bは、光ファイバ20に接続され
た光スイッチ21と、その出力側にそれぞれ接続された
フィルタ手段としての第1、第2の光フィルタ22,2
3と、その出力側に接続された光結合器24と、その後
段のAWG25、フォトダイオードPD1〜PD5、除
算器DIV1〜DIV4、CPU26とを備えている。
ここで、AWG25以後の構成及び動作は図11と同様
である。なお、図1における(a)〜(e)はそれぞれ
図2の(a)〜(e)に対応する。
【0021】光フィルタ22,23は、何れも特定の中
心波長を持つ光を通過させるものであり、光ファイバブ
ラッグ回折格子によって構成されている。すなわち、第
1のフィルタ22は図2(d)に示すごとく中心波長λ
1,λ3の光を通過させ、第2のフィルタ23は図2
(e)に示すごとく中心波長λ2,λ4の光を通過させ
るようになっている。このような光フィルタには、例え
ば加Innovative Fibers社製の「DWDMファイバーブ
ラッググレーティング」を使用することができる。
【0022】この実施形態では、光スイッチ21に入力
される各ブラッグ回折格子FBG1〜FBG4からの反
射光の波長分布が図2(a)のとおりであるとすると、
図2(b)に示すように、AWG25の透過特性におけ
るチャンネルCH1,CH2の交差部分、及び、チャン
ネルCH3,CH4の交差部分を使用した波長λ1,λ
3の測定時には光スイッチ21を第1の光フィルタ22
側に切り替え、また、図2(c)に示すように、チャン
ネルCH2,CH3の交差部分、及び、チャンネルCH
4,CH5の交差部分を使用した波長λ2,λ4の測定
時には光スイッチ21を第2の光フィルタ23側に切り
替える。すなわち、光スイッチ21の切替により、波長
λ1,λ3及びλ2,λ4をタイミングをずらして測定
するものである。
【0023】これにより、例えば図12におけるチャン
ネルCH4のように、中心波長の短波長側及び長波長側
の両方にブラッグ回折格子からの反射波長λ3,λ4が
同時に存在する場合には、図2(b)及び(c)の特性
に基づいて第1及び第2の光フィルタ22,23を切り
替えて使用すれば、チャンネルCH4について見ると1
種類の波長λ3を測定している場合(図2(b))と同
じく1種類の波長λ4を測定している場合(図2
(c))とに分離することができる。従って、図12の
ごとく同一出力チャンネルCH4において中心波長の短
波長側及び長波長側の両方に反射波長が同時に計測され
ることはなくなり、波長λ3,λ4の測定を支障なく行
うことができる。その結果、波長の測定点数を従来の2
倍に増加させることが可能である。
【0024】次に、本発明の第2実施形態を説明する。
この実施形態は請求項2に記載した発明の実施形態に相
当し、AWGにおける透過特性の周期性に着目したもの
である。ここで、透過特性の周期性とは、図4(a),
(b)に示すように、ある中心波長(例えば図4(a)
では1.3〔μm〕前後、図4(b)では1.55〔μ
m〕前後)の光がAWGに入力されると、各チャンネル
の出力信号が波長に対し一定の周期で繰り返し現れるこ
とをいう。
【0025】そこで、本実施形態では、図3に示すよう
に、広帯域光源として中心波長及び半値全幅が互いに異
なる1.55μm光源4B及び1.3μm光源4Cを備
え、これらの光源4B,4Cを光結合器27、光分岐器
2を介してブラッグ回折格子側に接続する。なお、ブラ
ッグ回折格子はFBG1,……,FBGn,FBGn+
1,……,FBG2nとして示してあり、FBG1,…
…,FBGnは中心波長が1.3〔μm〕前後、FBG
n+1,……,FBG2nは中心波長が1.55〔μm〕前
後であるとする。また、測定部1Cは図11の測定部1
Aと実質的に同一の構成であるが、ブラッグ回折格子F
BG1〜FBG2nの数に対応する中心波長λ1〜λ2nが入
力されるAWG25を備えている。
【0026】その動作を説明すると、この実施形態で
は、1.55μm光源4B及び1.3μm光源4Cを交
互に点灯し、測定を行う。例えば、1.3μm光源4C
を点灯すると、ブラッグ回折格子FBG1,……,FB
Gnからの反射光が測定部1CのAWG25に入力さ
れ、その出力チャンネルCH1〜CHnからの出力信号
は図4(a)のようになる。また、1.55μm光源4
Bを点灯すると、ブラッグ回折格子FBGn+1,……,
FBG2nからの反射光がAWG25に入力され、その出
力チャンネルCH1〜CHnからの出力信号は図4
(b)のようになる。
【0027】ここで、図4(a),(b)は、見方を変
えると、ある出力チャンネルに着目した場合、その透過
特性の中心波長より短波長側(図4(a))と長波長側
(図4(b))とにブラッグ回折格子からの反射波長が
存在すること(図12におけるチャンネルCH4の特
性)に相当する。従って、波長の異なる二つの光源4
B,4Cを切り替えて測定することにより、図2
(b),(c)のごとく光フィルタ22,23を切り替
えて使用した場合と同様に、同一出力チャンネルにおい
て中心波長の短波長側及び長波長側の両方の反射波長が
同時に計測される状態を回避でき、波長の測定点数を従
来の2倍に増加させることができる。なお、この実施形
態を第1実施形態と組み合わせる(図3の測定部1Cの
代わりに図1の測定部1Bを用いる)ことにより、波長
の測定点数を4倍にすることも可能である。
【0028】上記第2実施形態では二つの光源4B,4
Cを用いているが、光源の波長幅が十分に広ければ、図
5(a)に示す第3実施形態のように、単一の1.55
μm光源4Bを光分波器28によりフィルタリングし、
光スイッチ29で切り替えながら使っても良い。ここ
で、光分波器28には、米FIBEROPTICS社製のMulti-Cha
nnel WDMを使用することができる。この第3実施形態
は、請求項3に記載した発明の実施形態に相当する。上
述した光分波器28及び光スイッチ29からなるフィル
タ手段Aは、図5(b)に示すように光スイッチ41、
光フィルタ43,44,……及び光合波器45によって
構成しても良い。ここで、光フィルタには、米FIBEROPT
ICS社製のNarrowband Filterを使用することができる。
なお、図6は、光分波器28の各チャンネルの出力また
は光フィルタ43,44の出力を示す特性図である。
【0029】次に、図7は本発明の第4実施形態であ
り、請求項4に記載した発明の実施形態に相当する。こ
の実施形態は、二つの1.55μm光源4B,4Dを備
え、各光源4B,4Dにそれぞれフィルタ手段としての
光フィルタ46,47を接続すると共に、その出力を光
分岐器2を介して複数のブラッグ回折格子FBG1〜F
BGnに入射させる。そして、各回折格子FBG1〜F
BGnからの反射光を測定部1C内のAWG25に入射
し、前記数式2により波長を測定する。
【0030】この実施形態は、図1の実施形態における
測定部1B内の光スイッチ21及び光フィルタ22,2
3を1.55μm光源4B,4D側の光フィルタ46,
47により置き換えたものに相当しており、各光源4
B,4Dのオン・オフを切り替えて光フィルタ46,4
7を介しブラッグ回折格子FBG1〜FBGnに光を入
射させる。図8(f),(g)は、光源4B,4Dのオ
ン・オフによる光フィルタ46,47の出力(図7にお
ける(f),(g)の出力)を示し、図8(h)は測定
部1Cに入射する反射光のパワー(図7における(h)
の出力)を示す図であって図2の(d),(e)に相当
する。
【0031】本実施形態によれば、二つの光源4B,4
Dのオン・オフを切り替えることで、図8(h)のよう
に反射光の波長帯域を交互に切り替えることができ、実
質的に第1実施形態の図2と同一の動作を実現すること
ができる。これにより、波長の測定点数を従来の2倍に
増加させることができる。
【0032】以上の各実施形態において、第1の実施形
態(図1)ではフィルタ手段としての光フィルタ22,
23及びAWG25、第2の実施形態(図3)ではAW
G25、第3の実施形態(図5)ではフィルタ手段とし
ての光分波器28、光フィルタ43,44,……、及び
AWG25、第4の実施形態(図7)ではフィルタ手段
としての光フィルタ46,47及びAWG25の、それ
ぞれ波長に対するフィルタリング特性が温度により変動
するので、請求項5,6に記載するように、これらの光
フィルタ手段の温度を検出し、その温度検出信号に基づ
いて例えばペルチェ素子等の温度制御素子を制御するこ
とにより温度を一定に保つようにすれば、波長測定精度
が向上することは明らかである。
【0033】なお、上記各実施形態において、請求項7
に記載するように、AWGの代わりに回折格子型分波器
(HOE)を用いても、AWGを使用した場合と全く同
等の作用効果が得られることは自明である。ここで、回
折格子型分波器は、論文「VERY DENSE N*M WAVELENGTH
ROUTERS BASED ON A NEW DIFFRACTION GRATING CONFIGU
LATION」(J.P.Laude,et.al, ECOC'97 pp.22-25 1997)、
及び、「A new method for broadening and flattening
thespectral shape of the transmission channels of
Grating Wavelength Multiplexers(WDM) and Router
s」(J.P.Laude, et.al, OECC'98 pp.522-523 1998)等に
記載されているように、光を入射させる入射ファイバ
と、その入射光を回折し、結像させる回折格子と、回折
光を導く出射ファイバとからなり、回折格子と入出射フ
ァイバとの間は例えばシリカブロックによってつながれ
ている構造であり、入射光を最小で1〔nm〕以下の分
解能で弁別可能な素子である。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来技術
に対して光スイッチや光フィルタ、光源等を追加するだ
けで、波長の測定点数を簡単に増加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す波長計測装置の構
成図である。
【図2】第1実施形態の動作説明図である。
【図3】本発明の第2実施形態を示す波長計測装置の構
成図である。
【図4】第2実施形態におけるAWGの周期性の説明図
である。
【図5】本発明の第3実施形態を示す波長計測装置の構
成図である。
【図6】第3実施形態における主要部の特性図である。
【図7】本発明の第4実施形態を示す波長計測装置の構
成図である。
【図8】第4実施形態における主要部の特性図である。
【図9】波長測定原理の説明図である。
【図10】公知の波長測定システムの構成図である。
【図11】従来技術としての温度分布測定システムの全
体構成図である。
【図12】図10におけるブラッグ回折格子からの反射
光波長とAWGの透過特性との関係を示す図である。
【図13】図10におけるブラッグ回折格子からの反射
光波長とAWGの透過特性との関係を示す図である。
【符号の説明】
FBG1〜FBG4 光ファイバブラッグ回折格子 PD,PD1〜PD5 フォトダイオード DIV1〜DIV4 除算器 A フィルタ手段 1B,1C 測定部 2 光分岐器 4B,4D 1.55μm光源 4C 1.3μm光源 20 光ファイバ 21,29,41 光スイッチ 22,23,43,44,46,47 光フィルタ 24,27 光結合器 25 アレイ導波路回折格子(AWG) 26 CPU 28 光分波器 45 光合波器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F056 VF02 VF10 VF12 VF16 2F065 AA65 CC23 DD00 FF41 FF48 GG01 GG21 KK01 LL02 LL21 LL42 LL64 LL67 MM16 MM26 NN06 NN16 QQ28 QQ33 QQ43 SS11 UU05 UU08 2G020 AA03 BA20 CA17 CB23 CB42 CC02 CC26 CD12 CD24 2G065 AA04 AB02 AB09 AB22 BA09 BB02 BB15 BB28 CA21 DA05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広帯域光源からの光を光ファイバを介し
    て複数のブラッグ回折格子に導き、各ブラッグ回折格子
    からの反射光をアレイ導波路回折格子に入射させ、この
    アレイ導波路回折格子の複数の出力チャンネルにそれぞ
    れ設けられた一対の受光素子による光電流の比の対数に
    基づいて前記反射光の波長を測定する波長計測装置にお
    いて、 前記ブラッグ回折格子から前記アレイ導波路回折格子に
    至るまでの間に、フィルタ手段として第1、第2の光フ
    ィルタを挿入し、第1の光フィルタの透過光と第2の光
    フィルタの透過光とを交互に前記アレイ導波路回折格子
    に入射させることを特徴する波長計測装置。
  2. 【請求項2】 広帯域光源からの光を光ファイバを介し
    て複数のブラッグ回折格子に導き、各ブラッグ回折格子
    からの反射光をアレイ導波路回折格子に入射させ、この
    アレイ導波路回折格子の複数の出力チャンネルにそれぞ
    れ設けられた一対の受光素子による光電流の比の対数に
    基づいて前記反射光の波長を測定する波長計測装置にお
    いて、 出射光の中心波長が異なる第1、第2の広帯域光源を備
    え、これらの第1、第2の広帯域光源を交互に点灯させ
    ることを特徴する波長計測装置。
  3. 【請求項3】 広帯域光源からの光を光ファイバを介し
    て複数のブラッグ回折格子に導き、各ブラッグ回折格子
    からの反射光をアレイ導波路回折格子に入射させ、この
    アレイ導波路回折格子の複数の出力チャンネルにそれぞ
    れ設けられた一対の受光素子による光電流の比の対数に
    基づいて前記反射光の波長を測定する波長計測装置にお
    いて、 単一の広帯域光源の出射光をフィルタ手段にて複数の波
    長帯域に分波し、これらの複数の波長帯域の光を切り替
    えて前記光ファイバから複数のブラッグ回折格子に導く
    ことを特徴する波長計測装置。
  4. 【請求項4】 広帯域光源からの光を光ファイバを介し
    て複数のブラッグ回折格子に導き、各ブラッグ回折格子
    からの反射光をアレイ導波路回折格子に入射させ、この
    アレイ導波路回折格子の複数の出力チャンネルにそれぞ
    れ設けられた一対の受光素子による光電流の比の対数に
    基づいて前記反射光の波長を測定する波長計測装置にお
    いて、 前記光源から前記ブラッグ回折格子に至るまでの間に、
    フィルタ手段として第1、第2の光フィルタを挿入し、
    第1の光フィルタの透過光と第2の光フィルタの透過光
    とを交互に前記アレイ導波路回折格子に入射させること
    を特徴する波長計測装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れか1項に記載の波長
    計測装置において、 前記アレイ導波路回折格子の温度検出信号に基づいて温
    度制御素子を制御することにより、前記アレイ導波路回
    折格子の温度を一定に保つことを特徴とする波長計測装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1または3または4記載の波長計
    測装置において、 前記フィルタ手段の温度検出信号に基づいて温度制御素
    子を制御することにより、前記フィルタ手段の温度を一
    定に保つことを特徴とする波長計測装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れか1項に記載の波長
    計測装置において、 前記アレイ導波路回折格子の代わりに回折格子型分波器
    を用いることを特徴とする波長計測装置。
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