JPH1138265A - 波長多重光監視装置 - Google Patents
波長多重光監視装置Info
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- JPH1138265A JPH1138265A JP9194216A JP19421697A JPH1138265A JP H1138265 A JPH1138265 A JP H1138265A JP 9194216 A JP9194216 A JP 9194216A JP 19421697 A JP19421697 A JP 19421697A JP H1138265 A JPH1138265 A JP H1138265A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 波長多重光の各波長および各波長の光強度を
高確度で監視することができ、さらに信頼性を高める。 【解決手段】 出力ポートの透過中心波長間隔が波長多
重光の波長間隔の1/2に設定され、所定の入力ポート
に入力された波長多重光の各波長の信号光をそれぞれ隣
接する2つの出力ポートに分波して出力するアレイ導波
路回折格子を用いる。このアレイ導波路回折格子の隣接
ポート出力の比をとることにより、波長多重光の波長弁
別を行う。さらに、波長弁別手段により得られた波長弁
別曲線を用い、各出力ポートの透過光強度から各波長の
入力光強度に換算する。
高確度で監視することができ、さらに信頼性を高める。 【解決手段】 出力ポートの透過中心波長間隔が波長多
重光の波長間隔の1/2に設定され、所定の入力ポート
に入力された波長多重光の各波長の信号光をそれぞれ隣
接する2つの出力ポートに分波して出力するアレイ導波
路回折格子を用いる。このアレイ導波路回折格子の隣接
ポート出力の比をとることにより、波長多重光の波長弁
別を行う。さらに、波長弁別手段により得られた波長弁
別曲線を用い、各出力ポートの透過光強度から各波長の
入力光強度に換算する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長多重光の各波
長および各波長の光強度を監視する波長多重光監視装置
に関する。
長および各波長の光強度を監視する波長多重光監視装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の波長多重光監視装置の構
成例を示す。図において、本装置は、波長多重光を各波
長ごとに分波する回折格子51と、回折格子51を回転
させる回折格子回転手段52および回転制御手段53
と、回折格子51で分波された各波長の光を透過させる
出射スリット54と、出射スリット54を透過した光を
検出する光検出手段55と、回折格子51の回転角度と
光検出手段55で検出される光強度から波長に対する光
強度を分析する演算手段56とにより構成される。
成例を示す。図において、本装置は、波長多重光を各波
長ごとに分波する回折格子51と、回折格子51を回転
させる回折格子回転手段52および回転制御手段53
と、回折格子51で分波された各波長の光を透過させる
出射スリット54と、出射スリット54を透過した光を
検出する光検出手段55と、回折格子51の回転角度と
光検出手段55で検出される光強度から波長に対する光
強度を分析する演算手段56とにより構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図8に示す従来の波長
多重光監視装置は、回折格子51の回転角度に応じて波
長が掃引される構成であり機械的可動部を必要とする。
そのため、各波長と出射スリット54の位置決めが難し
く、各波長の光強度を高確度に監視することは容易では
なかった。また、摩耗等による長期的な信頼性に欠ける
問題があった。
多重光監視装置は、回折格子51の回転角度に応じて波
長が掃引される構成であり機械的可動部を必要とする。
そのため、各波長と出射スリット54の位置決めが難し
く、各波長の光強度を高確度に監視することは容易では
なかった。また、摩耗等による長期的な信頼性に欠ける
問題があった。
【0004】本発明は、波長多重光の各波長および各波
長の光強度を高確度で監視することができ、さらに信頼
性を高めることができる波長多重光監視装置を提供する
ことを目的とする。
長の光強度を高確度で監視することができ、さらに信頼
性を高めることができる波長多重光監視装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の波長多
重光監視装置は、出力ポートの透過中心波長間隔が波長
多重光の波長間隔の1/2に設定され、所定の入力ポー
トに入力された波長多重光の各波長の信号光をそれぞれ
隣接する2つの出力ポートに分波して出力するアレイ導
波路回折格子を用いる。
重光監視装置は、出力ポートの透過中心波長間隔が波長
多重光の波長間隔の1/2に設定され、所定の入力ポー
トに入力された波長多重光の各波長の信号光をそれぞれ
隣接する2つの出力ポートに分波して出力するアレイ導
波路回折格子を用いる。
【0006】このアレイ導波路回折格子の隣接ポート出
力の比をとることにより、波長多重光の波長弁別を行
う。さらに、波長弁別手段により得られた波長弁別曲線
を用い、各出力ポートの透過光強度から各波長の入力光
強度に換算する。これにより、波長多重光の波長および
光強度を高確度に監視することができる。
力の比をとることにより、波長多重光の波長弁別を行
う。さらに、波長弁別手段により得られた波長弁別曲線
を用い、各出力ポートの透過光強度から各波長の入力光
強度に換算する。これにより、波長多重光の波長および
光強度を高確度に監視することができる。
【0007】請求項2に記載の波長多重光監視装置は、
透過中心波長間隔が波長多重光の波長間隔の1/2に設
定された第1群の出力ポートおよび第2群の出力ポート
を有し、第1群の出力ポートと第2群の出力ポートの間
の透過中心波長間隔が波長多重光の波長間隔の3/4に
設定され、2分岐された波長多重光をそれぞれ異なる入
力ポートに入力し、一方の入力ポートに入力された波長
多重光の各波長の信号光を第1群の出力ポートの隣接す
る2つの出力ポートに分波して出力し、他方の入力ポー
トに入力された波長多重光の各波長の信号光を第2群の
各出力ポートに分波して出力するアレイ導波路回折格子
を用いる。
透過中心波長間隔が波長多重光の波長間隔の1/2に設
定された第1群の出力ポートおよび第2群の出力ポート
を有し、第1群の出力ポートと第2群の出力ポートの間
の透過中心波長間隔が波長多重光の波長間隔の3/4に
設定され、2分岐された波長多重光をそれぞれ異なる入
力ポートに入力し、一方の入力ポートに入力された波長
多重光の各波長の信号光を第1群の出力ポートの隣接す
る2つの出力ポートに分波して出力し、他方の入力ポー
トに入力された波長多重光の各波長の信号光を第2群の
各出力ポートに分波して出力するアレイ導波路回折格子
を用いる。
【0008】このアレイ導波路回折格子の第1群の出力
ポートに接続された複数の光検出器の出力からその隣接
ポート出力の比をとることにより、波長多重光の波長弁
別を行う。さらに、アレイ導波路回折格子の第2群の出
力ポートの1つおきの透過光強度から各波長の入力光強
度を検出する。これにより、波長多重光の波長および光
強度を高確度に監視することができる。
ポートに接続された複数の光検出器の出力からその隣接
ポート出力の比をとることにより、波長多重光の波長弁
別を行う。さらに、アレイ導波路回折格子の第2群の出
力ポートの1つおきの透過光強度から各波長の入力光強
度を検出する。これにより、波長多重光の波長および光
強度を高確度に監視することができる。
【0009】請求項3に記載の波長多重光監視装置は、
出力ポートの透過中心波長間隔が波長多重光の波長間隔
の1/3に設定され、所定の入力ポートに入力された波
長多重光の各波長の信号光をそれぞれ隣接する3つの出
力ポートに分波して出力するアレイ導波路回折格子を用
いる。
出力ポートの透過中心波長間隔が波長多重光の波長間隔
の1/3に設定され、所定の入力ポートに入力された波
長多重光の各波長の信号光をそれぞれ隣接する3つの出
力ポートに分波して出力するアレイ導波路回折格子を用
いる。
【0010】このアレイ導波路回折格子の隣接ポートの
第1の出力ポートと第3の出力ポートの出力比をとるこ
とにより、波長多重光の波長弁別を行う。さらに、アレ
イ導波路回折格子の隣接ポートの第2の出力ポートの透
過光強度から各波長の入力光強度を検出する。これによ
り、波長多重光の波長および光強度を高確度に監視する
ことができる。
第1の出力ポートと第3の出力ポートの出力比をとるこ
とにより、波長多重光の波長弁別を行う。さらに、アレ
イ導波路回折格子の隣接ポートの第2の出力ポートの透
過光強度から各波長の入力光強度を検出する。これによ
り、波長多重光の波長および光強度を高確度に監視する
ことができる。
【0011】請求項4に記載の波長多重光監視装置は、
アレイ導波路回折格子に原子または分子の吸収線に絶対
周波数安定化した基準光を入力し、その基準光が出力さ
れる所定の隣接ポート出力の比をとり、透過特性のゼロ
交差周波数を一定値に制御する。これにより、温度など
による透過波長特性のドリフトを補償し、高確度な波長
弁別特性を得ることができる。
アレイ導波路回折格子に原子または分子の吸収線に絶対
周波数安定化した基準光を入力し、その基準光が出力さ
れる所定の隣接ポート出力の比をとり、透過特性のゼロ
交差周波数を一定値に制御する。これにより、温度など
による透過波長特性のドリフトを補償し、高確度な波長
弁別特性を得ることができる。
【0012】
(第1の実施形態:請求項1,4)図1は、本発明の波
長多重光監視装置の第1の実施形態を示す。
長多重光監視装置の第1の実施形態を示す。
【0013】図において、監視対象の波長多重光(波長
λ1 〜λn )と、原子または分子の吸収線に絶対周波数
安定化した基準光源11から出力される基準光は、光カ
プラ12で合波してアレイ導波路回折格子13の所定の
入力ポートに入力される。アレイ導波路回折格子13の
温度はサーミスタ14で検出されて温度制御回路15に
入力され、ペルチェ素子16によって所定の温度に制御
される。アレイ導波路回折格子13の出力ポート♯1〜
♯Nには、それぞれ光検出器17−1〜17−Nが接続
され、そのうちの光検出器17−1〜17−(N−2)
の出力が演算手段18に入力され、波長監視出力および
光強度監視出力が得られる。また、光検出器17−(N
−1)〜17−Nの出力は対数増幅器19に入力され、
その出力比に応じた誤差信号が負帰還ループを介して温
度制御回路15に帰還される。
λ1 〜λn )と、原子または分子の吸収線に絶対周波数
安定化した基準光源11から出力される基準光は、光カ
プラ12で合波してアレイ導波路回折格子13の所定の
入力ポートに入力される。アレイ導波路回折格子13の
温度はサーミスタ14で検出されて温度制御回路15に
入力され、ペルチェ素子16によって所定の温度に制御
される。アレイ導波路回折格子13の出力ポート♯1〜
♯Nには、それぞれ光検出器17−1〜17−Nが接続
され、そのうちの光検出器17−1〜17−(N−2)
の出力が演算手段18に入力され、波長監視出力および
光強度監視出力が得られる。また、光検出器17−(N
−1)〜17−Nの出力は対数増幅器19に入力され、
その出力比に応じた誤差信号が負帰還ループを介して温
度制御回路15に帰還される。
【0014】図2は、アレイ導波路回折格子13の透過
特性を示す。アレイ導波路回折格子13では、1つの入
力ポートからの入力に対して、出力ポート♯1〜♯Nの
透過特性はガウス関数的な分波特性を示す。各出力ポー
トの透過中心周波数をν1 〜νN とした。また、各出力
ポートの透過中心波長間隔は、波長多重光の波長間隔の
1/2に設定される。
特性を示す。アレイ導波路回折格子13では、1つの入
力ポートからの入力に対して、出力ポート♯1〜♯Nの
透過特性はガウス関数的な分波特性を示す。各出力ポー
トの透過中心周波数をν1 〜νN とした。また、各出力
ポートの透過中心波長間隔は、波長多重光の波長間隔の
1/2に設定される。
【0015】図3は、アレイ導波路回折格子13の隣接
する2つの出力ポート(例えば♯1,♯2)の透過特性
を示す。透過中心周波数間隔をΔνsp、透過半値幅をΔ
νとし、図3では規格化透過幅(Δν/Δνsp)が 0.5
5 の場合を示した。横軸は透過中心周波数間隔で規格化
した規格化周波数である。個々の透過特性は、 H1(ν/Δνsp)=η1〔XT+exp{−4ln2(ν/Δνsp
+0.5)/(Δν1/Δνsp)2}〕 H2(ν/Δνsp)=η2〔XT+exp{−4ln2(ν/Δνsp
−0.5)/(Δν2/Δνsp)2}〕 で与えられる。なお、η1 ,η2 は、光検出器17の量
子効率とアレイ導波路回折格子13の損失を考慮した変
換効率、XTは迷光,光検出器17の暗電流などを考慮
したクロストーク分である。ここでは簡単のために、η
1 =η2 =1、XT=0とした。
する2つの出力ポート(例えば♯1,♯2)の透過特性
を示す。透過中心周波数間隔をΔνsp、透過半値幅をΔ
νとし、図3では規格化透過幅(Δν/Δνsp)が 0.5
5 の場合を示した。横軸は透過中心周波数間隔で規格化
した規格化周波数である。個々の透過特性は、 H1(ν/Δνsp)=η1〔XT+exp{−4ln2(ν/Δνsp
+0.5)/(Δν1/Δνsp)2}〕 H2(ν/Δνsp)=η2〔XT+exp{−4ln2(ν/Δνsp
−0.5)/(Δν2/Δνsp)2}〕 で与えられる。なお、η1 ,η2 は、光検出器17の量
子効率とアレイ導波路回折格子13の損失を考慮した変
換効率、XTは迷光,光検出器17の暗電流などを考慮
したクロストーク分である。ここでは簡単のために、η
1 =η2 =1、XT=0とした。
【0016】図1に示す光検出器17−1〜17−Nは
それぞれペアで用い、アレイ導波路回折格子13の隣接
する2つの出力ポートに取り出される光強度を検出し、
演算手段18または対数増幅器19で比較する。この隣
接ポート出力の比 H2(ν/Δνsp)/H1(ν/Δνsp) は、規格化周波数に対して一意に与えられ、図4に示す
ような波長弁別特性が得られる。
それぞれペアで用い、アレイ導波路回折格子13の隣接
する2つの出力ポートに取り出される光強度を検出し、
演算手段18または対数増幅器19で比較する。この隣
接ポート出力の比 H2(ν/Δνsp)/H1(ν/Δνsp) は、規格化周波数に対して一意に与えられ、図4に示す
ような波長弁別特性が得られる。
【0017】演算手段18では、この隣接ポート出力の
比をとって得られる光周波数νから透過率H(ν/Δ
νsp)を求める。一方、入力波長光強度Pinに対する個
々のポート出力ηH(ν/Δνsp)Pinの関係から、あら
かじめηを測定して記憶することにより、Pinを算出す
ることができる。このような機能により、波長監視出力
および光強度監視出力が得られる。
比をとって得られる光周波数νから透過率H(ν/Δ
νsp)を求める。一方、入力波長光強度Pinに対する個
々のポート出力ηH(ν/Δνsp)Pinの関係から、あら
かじめηを測定して記憶することにより、Pinを算出す
ることができる。このような機能により、波長監視出力
および光強度監視出力が得られる。
【0018】また、アレイ導波路回折格子13に原子ま
たは分子の吸収線に絶対周波数安定化した基準光を入力
し、対数増幅器19で隣接ポート出力の比をとり、図4
のゼロ交差周波数を温度制御によって一定値に制御する
構成をとることにより、長期に渡って高確度な波長監視
出力および光強度監視出力を得ることができる(請求項
4)。
たは分子の吸収線に絶対周波数安定化した基準光を入力
し、対数増幅器19で隣接ポート出力の比をとり、図4
のゼロ交差周波数を温度制御によって一定値に制御する
構成をとることにより、長期に渡って高確度な波長監視
出力および光強度監視出力を得ることができる(請求項
4)。
【0019】なお、本実施形態では図2〜図4に示すよ
うに、隣接ポート出力の比を検出するためには80dBのダ
イナミックレンジが必要とされる。すなわち、対数増幅
器19等にこのダイナミックレンジが要求される。この
ダイナミックレンジを小さくするためには、アレイ導波
路回折格子13の規格化透過幅(Δν/Δνsp)を大き
くするように設計すればよい。
うに、隣接ポート出力の比を検出するためには80dBのダ
イナミックレンジが必要とされる。すなわち、対数増幅
器19等にこのダイナミックレンジが要求される。この
ダイナミックレンジを小さくするためには、アレイ導波
路回折格子13の規格化透過幅(Δν/Δνsp)を大き
くするように設計すればよい。
【0020】(第2の実施形態:請求項2,4)図5
は、本発明の波長多重光監視装置の第2の実施形態を示
す。なお、本実施形態では、説明を容易にするために波
長多重光の多重数を5波(λ1 〜λ5 )、波長間隔を等
間隔として説明する。
は、本発明の波長多重光監視装置の第2の実施形態を示
す。なお、本実施形態では、説明を容易にするために波
長多重光の多重数を5波(λ1 〜λ5 )、波長間隔を等
間隔として説明する。
【0021】図において、監視対象の波長多重光は、ス
プリッタ21で2分岐してアレイ導波路回折格子22の
異なる入力ポートに入力される。アレイ導波路回折格子
22の温度はサーミスタ14で検出されて温度制御回路
15に入力され、ペルチェ素子16によって所定の温度
に制御される。アレイ導波路回折格子22の出力ポート
♯1〜♯10には、それぞれ光検出器17−1〜17−
10が接続され、隣接する光検出器の出力が対数増幅器
19−1〜19−5に入力され、波長監視出力を得る。
また、アレイ導波路回折格子22の出力ポート♯11,
♯13,♯15,♯17,♯19には、それぞれ光検出
器17−11〜17−15が接続され、各光検出器の出
力から各波長対応の光強度監視出力を得る。
プリッタ21で2分岐してアレイ導波路回折格子22の
異なる入力ポートに入力される。アレイ導波路回折格子
22の温度はサーミスタ14で検出されて温度制御回路
15に入力され、ペルチェ素子16によって所定の温度
に制御される。アレイ導波路回折格子22の出力ポート
♯1〜♯10には、それぞれ光検出器17−1〜17−
10が接続され、隣接する光検出器の出力が対数増幅器
19−1〜19−5に入力され、波長監視出力を得る。
また、アレイ導波路回折格子22の出力ポート♯11,
♯13,♯15,♯17,♯19には、それぞれ光検出
器17−11〜17−15が接続され、各光検出器の出
力から各波長対応の光強度監視出力を得る。
【0022】なお、アレイ導波路回折格子22は、出力
導波路の配置位置により、各出力ポートの透過中心周波
数は任意に設計可能である(参考文献、H.Takahashi et
al.,"Transmission characteristics of arrayed wave
guide N ×N wavelength multiplexer", J. Lightwave
Technol., vol.13, no.3, pp.447-455, 1995) 。
導波路の配置位置により、各出力ポートの透過中心周波
数は任意に設計可能である(参考文献、H.Takahashi et
al.,"Transmission characteristics of arrayed wave
guide N ×N wavelength multiplexer", J. Lightwave
Technol., vol.13, no.3, pp.447-455, 1995) 。
【0023】図6は、アレイ導波路回折格子22の透過
特性を示す。アレイ導波路回折格子22は、入力ポート
♯1からの入力に対して各出力ポートは図6(a) に示す
透過特性を示し、入力ポート♯11からの入力に対して
各出力ポートは図6(b) に示す透過特性を示す。出力ポ
ート♯1〜♯10、♯11〜♯20の透過中心周波数間
隔Δνspは、波長多重光の波長間隔の1/2に対応する
周波数間隔に設定し、出力ポート♯10と♯11の透過
中心周波数間隔は 1.5Δνsp(波長多重光の波長間隔の
3/4に対応する周波数間隔)に設定する。また、アレ
イ導波路回折格子22は周回性を有するように対称に設
計されるので、入力ポートを♯1から♯11にシフトす
ると、出力ポートの波長対応も10ポート分シフトする。
特性を示す。アレイ導波路回折格子22は、入力ポート
♯1からの入力に対して各出力ポートは図6(a) に示す
透過特性を示し、入力ポート♯11からの入力に対して
各出力ポートは図6(b) に示す透過特性を示す。出力ポ
ート♯1〜♯10、♯11〜♯20の透過中心周波数間
隔Δνspは、波長多重光の波長間隔の1/2に対応する
周波数間隔に設定し、出力ポート♯10と♯11の透過
中心周波数間隔は 1.5Δνsp(波長多重光の波長間隔の
3/4に対応する周波数間隔)に設定する。また、アレ
イ導波路回折格子22は周回性を有するように対称に設
計されるので、入力ポートを♯1から♯11にシフトす
ると、出力ポートの波長対応も10ポート分シフトする。
【0024】したがって、入力ポート♯1からの入力に
対して、出力ポート♯1〜♯10を用いて第1の実施形
態と同様の波長弁別方法によって波長監視出力を得るこ
とができる。
対して、出力ポート♯1〜♯10を用いて第1の実施形
態と同様の波長弁別方法によって波長監視出力を得るこ
とができる。
【0025】また、出力ポート♯11,♯13,♯1
5,♯17,♯19の透過中心周波数は、図6(b) に示
すように波長多重光の各周波数と一致するので、入力ポ
ート出力11からの入力に対して、出力ポート♯11,
♯13,♯15,♯17,♯19の光強度を検出し、変
換効率ηによる補正係数(1/η)を乗じることによ
り、各波長の光強度監視出力を得ることができる。
5,♯17,♯19の透過中心周波数は、図6(b) に示
すように波長多重光の各周波数と一致するので、入力ポ
ート出力11からの入力に対して、出力ポート♯11,
♯13,♯15,♯17,♯19の光強度を検出し、変
換効率ηによる補正係数(1/η)を乗じることによ
り、各波長の光強度監視出力を得ることができる。
【0026】また、本実施形態においても、第1の実施
形態と同様に、アレイ導波路回折格子22に原子または
分子の吸収線に絶対周波数安定化した基準光を入力し、
図6(a) に示すゼロ交差周波数を温度制御によって一定
値に制御する構成をとることにより、長期に渡って高確
度な波長監視出力および光強度監視出力を得ることがで
きる。
形態と同様に、アレイ導波路回折格子22に原子または
分子の吸収線に絶対周波数安定化した基準光を入力し、
図6(a) に示すゼロ交差周波数を温度制御によって一定
値に制御する構成をとることにより、長期に渡って高確
度な波長監視出力および光強度監視出力を得ることがで
きる。
【0027】(第3の実施形態:請求項3)以上の実施
形態は、アレイ導波路回折格子の出力ポートの透過中心
波長間隔を波長多重光の波長間隔の1/2に設定し、隣
接ポート出力の比をとって波長多重光の波長弁別を行う
構成であるが、アレイ導波路回折格子の出力ポートの透
過中心波長間隔を波長多重光の波長間隔の1/3に設定
してもよい。この場合におけるアレイ導波路回折格子の
透過特性を図7に示す。
形態は、アレイ導波路回折格子の出力ポートの透過中心
波長間隔を波長多重光の波長間隔の1/2に設定し、隣
接ポート出力の比をとって波長多重光の波長弁別を行う
構成であるが、アレイ導波路回折格子の出力ポートの透
過中心波長間隔を波長多重光の波長間隔の1/3に設定
してもよい。この場合におけるアレイ導波路回折格子の
透過特性を図7に示す。
【0028】波長多重光の各波長の信号光は隣接する3
つの出力ポート(例えば♯1,♯2,♯3)に分波して
出力される。この隣接する3つの出力ポートの第1の出
力ポート(♯1)と第3の出力ポート(♯3)の出力比
をとることにより、第1の実施形態と同様に、波長多重
光の波長弁別を行うことができる。また、隣接する3つ
の出力ポートの第2の出力ポート(♯2)の光強度を検
出し、変換効率ηによる補正係数(1/η)を乗じるこ
とにより、各波長の光強度監視出力を得ることができ
る。
つの出力ポート(例えば♯1,♯2,♯3)に分波して
出力される。この隣接する3つの出力ポートの第1の出
力ポート(♯1)と第3の出力ポート(♯3)の出力比
をとることにより、第1の実施形態と同様に、波長多重
光の波長弁別を行うことができる。また、隣接する3つ
の出力ポートの第2の出力ポート(♯2)の光強度を検
出し、変換効率ηによる補正係数(1/η)を乗じるこ
とにより、各波長の光強度監視出力を得ることができ
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の波長多重
光監視装置は、アレイ導波路回折格子の周期的な透過中
心波長の相対精度が高いことを利用することにより、波
長多重光の波長弁別を高確度に行うことができる。さら
に、各波長の光強度を高確度に監視することができる。
光監視装置は、アレイ導波路回折格子の周期的な透過中
心波長の相対精度が高いことを利用することにより、波
長多重光の波長弁別を高確度に行うことができる。さら
に、各波長の光強度を高確度に監視することができる。
【0030】また、基準光の波長に安定化されたアレイ
導波路回折格子を用いることにより、長期に渡って安定
した波長弁別および光強度の監視を行うことができる。
また、アレイ導波路回折格子は石英系や半導体のような
固体基板上に集積化された光導波路の組み合わせにより
実現され、機械的可動部を必要としない構成であるの
で、長期的な摩耗による劣化を回避することができる。
導波路回折格子を用いることにより、長期に渡って安定
した波長弁別および光強度の監視を行うことができる。
また、アレイ導波路回折格子は石英系や半導体のような
固体基板上に集積化された光導波路の組み合わせにより
実現され、機械的可動部を必要としない構成であるの
で、長期的な摩耗による劣化を回避することができる。
【図1】本発明の波長多重光監視装置の第1の実施形態
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図2】アレイ導波路回折格子13の透過特性を示す
図。
図。
【図3】アレイ導波路回折格子13の隣接する2つの出
力ポートの透過特性を示す図。
力ポートの透過特性を示す図。
【図4】波長弁別特性を説明する図。
【図5】本発明の波長多重光監視装置の第2の実施形態
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図6】アレイ導波路回折格子22の透過特性を示す
図。
図。
【図7】第3の実施形態におけるアレイ導波路回折格子
の透過特性を示す図。
の透過特性を示す図。
【図8】従来の波長多重光監視装置の構成例を示す図。
【符号の説明】 11 基準光源 12 光カプラ 13,22 アレイ導波路回折格子 14 サーミスタ 15 温度制御回路 16 ペルチェ素子 17 光検出器 18 演算手段 19 対数増幅器 21 スプリッタ
Claims (4)
- 【請求項1】 出力ポートの透過中心波長間隔が波長多
重光の波長間隔の1/2に設定され、所定の入力ポート
に入力された波長多重光の各波長の信号光をそれぞれ隣
接する2つの出力ポートに分波して出力するアレイ導波
路回折格子と、 前記アレイ導波路回折格子の各出力ポートの透過光を電
気信号に変換する複数の光検出器と、 前記複数の光検出器の出力から前記アレイ導波路回折格
子の隣接ポート出力の比をとり、前記波長多重光の波長
弁別を行う波長弁別手段と、 前記波長弁別手段により得られた波長弁別曲線を用い、
各出力ポートの透過光強度から各波長の入力光強度に換
算する光強度検出手段とを備えたことを特徴とする波長
多重光監視装置。 - 【請求項2】 波長多重光を2分岐する分岐手段と、 透過中心波長間隔が波長多重光の波長間隔の1/2に設
定された第1群の出力ポートおよび第2群の出力ポート
を有し、第1群の出力ポートと第2群の出力ポートの間
の透過中心波長間隔が波長多重光の波長間隔の3/4に
設定され、前記分岐手段で分岐された波長多重光をそれ
ぞれ異なる入力ポートに入力し、一方の入力ポートに入
力された波長多重光の各波長の信号光を第1群の出力ポ
ートの隣接する2つの出力ポートに分波して出力し、他
方の入力ポートに入力された波長多重光の各波長の信号
光を第2群の各出力ポートに分波して出力するアレイ導
波路回折格子と、 前記アレイ導波路回折格子の各出力ポートの透過光を電
気信号に変換する複数の光検出器と、 前記アレイ導波路回折格子の第1群の出力ポートに接続
された複数の光検出器の出力からその隣接ポート出力の
比をとり、前記波長多重光の波長弁別を行う波長弁別手
段と、 前記アレイ導波路回折格子の第2群の出力ポートの1つ
おきに接続された光検出器の出力を各波長の入力光強度
として検出する光強度検出手段とを備えたことを特徴と
する波長多重光監視装置。 - 【請求項3】 出力ポートの透過中心波長間隔が波長多
重光の波長間隔の1/3に設定され、所定の入力ポート
に入力された波長多重光の各波長の信号光をそれぞれ隣
接する3つの出力ポートに分波して出力するアレイ導波
路回折格子と、 前記アレイ導波路回折格子の各出力ポートの透過光を電
気信号に変換する複数の光検出器と、 前記複数の光検出器の出力から前記アレイ導波路回折格
子の隣接ポートの第1の出力ポートと第3の出力ポート
の出力比をとり、前記波長多重光の波長弁別を行う波長
弁別手段と、 前記アレイ導波路回折格子の隣接ポートの第2の出力ポ
ートに接続された光検出器の出力を各波長の入力光強度
として検出する光強度検出手段とを備えたことを特徴と
する波長多重光監視装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
載の波長多重光監視装置において、 アレイ導波路回折格子に原子または分子の吸収線に絶対
周波数安定化した基準光を入力し、その基準光が出力さ
れる所定の隣接ポート出力の比をとり、透過特性のゼロ
交差周波数を一定値に制御する手段を備えたことを特徴
とする波長多重光監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9194216A JPH1138265A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 波長多重光監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9194216A JPH1138265A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 波長多重光監視装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1138265A true JPH1138265A (ja) | 1999-02-12 |
Family
ID=16320893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9194216A Pending JPH1138265A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 波長多重光監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1138265A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2346024A (en) * | 1999-01-14 | 2000-07-26 | Samsung Electronics Co Ltd | Arrayed waveguide grating (AWG) module for monitoring optical signals |
JP2000252920A (ja) * | 1999-02-25 | 2000-09-14 | Mitsubishi Electric Corp | 光等化器 |
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JP2014165751A (ja) * | 2013-02-26 | 2014-09-08 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光チャネルモニタ及び光チャネルモニタリング方法 |
-
1997
- 1997-07-18 JP JP9194216A patent/JPH1138265A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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