JP2006267961A - 光分波装置および光モニタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】波長ずれによる透過光の強度測定誤差を低減でき、組み立てが簡単で小型化できる光分波装置と、この光分波装置を備え、さらに被測定光の波長をモニタできる光モニタ装置を提供すること。
【解決手段】光モニタ装置100に組み込まれる光分波装置110は、1個の光入力ポートInと、2個の光出力ポートOutを1組とする出力ポート組150a〜150nを複数組含む複数の光出力ポート150を具備し、光入力ポートInから入力された複数チャンネルのWDM光を波長分離して複数の光出力ポート組150a〜150nに出力する。この出力ポート組150a〜150nは、一つの出力ポート組150a内で互いに波長が近接する光出力ポートである光出力ポート151,152間のクロストークが、光出力ポート152と当該光出力ポートに隣接する他の出力ポート組150b内の光出力ポート間のクロストークに比べ相対的に大きく設定する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、波長多重(WDM)光ファイバ通信で、波長チャンネルごとの光の強度と波長をモニタする光モニタ装置、特に装置を構成する際の組立工程を少なくできるとともに小型化に適する光モニタ装置と、その光モニタ装置に備えられた光分波装置に関する。
従来異なる波長の光信号を多重化することで伝送容量を増加させるWDM(Wavelength Division Multiplexing;波長分割多重)伝送方式では、光モニタ装置によって光信号のチャンネルごとの波長と、光強度のモニタリングが行われる。図23は、従来の光モニタ装置の基本構成を示す図である。光モニタ装置10は、光分波手段11と、多重化した波長数の光電変換手段12とから構成される。
光入力ポートInから多重化された多波長光による光信号(以下、「WDM光」という)が入力されると、WDM光は、光分波手段11によって波長ごとに分波される。単波長光となって各チャンネルの出力ポート13に出力された光信号は、光電変換手段12へ入力され、光の強度に応じた出力の電気信号に変換される。変換された電気信号は、波長ごとに光強度情報として、出力ポートOutに出力される。
図24は、図23に示した光モニタ装置の光分波手段の詳細な例を示す図である。図示するように光分波手段11には、AWG(Arrayed Waveguide Grating;アレイ導波路グレーティング)などが用いられる。光電変換手段12(12a〜12m)には、フォトダイオードなどが用いられる。図示のように光分波手段11と光電変換手段12を一つの基板20上にモノリシック集積して、組み立てが不要になるとともに装置が小型化された光モニタ装置が開示されている(例えば、下記非特許文献1および2参照。)。このような光分波手段11などの分光手段は、特定の波長域の光を透過させる、つまり特定の波長域の光透過損失が低いフィルタを用いて構成されている。
エム・ジリングブル(M.Ziringible)、外2名,「エレクトロニクス・レターズ(Electronics Letters)」,第31巻,第7号,p.581−582,1995年 神徳正樹(M.Kohtoku)、外4名,「アイトリプルイー・フォトニックス・テクノロジ・レターズ(IEEE Photonics Technology Letters)」,第10巻,第11号,p.1614−1616,1998年
図25は、従来の光モニタ装置の分光手段における光透過損失を示す図表である。図表の縦軸は、光透過損失を表し、横軸は透過光の波長を表す。図示するように、従来の光分波手段11は、分波されたチャンネルごとの中心波長(λ1〜λm)の光透過損失が最少となるような光透過損失特性を有している。つまり、同じチャンネルに分波された光信号であっても透過波長域の中心波長からのずれの具合によって、光透過損失が異なり、透過光の強度測定に誤差が生じる。
図25に示すように、光信号の波長が中心波長からずれると(例えば±50pm)、光透過損失がΔPに示すように変化し、光信号の透過率が低下することになる。また、図中のλAはλmのチャンネルに入力された光信号の波長の例を表しているが、このように同じチャンネルに分波される光信号であっても中心波長からずれた波長である場合がある(以下これを「波長ずれ」という)。しかも、光透過損失特性は、温度に依存することから、例えばλAに対するλmの波長ずれの量Δλは、測定ごとに変化するため、予め誤差量を設定するなどの補正が行えない。加えて、従来の光モニタ装置では、信号光の波長をモニタすることができなかった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、波長ずれによる透過光の強度測定誤差を低減でき、組み立てが簡単で小型化できる光分波装置と、この光分波装置を備え、さらに被測定光の波長をモニタできる光モニタ装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる光分波装置は、1個の入力ポートと複数の出力ポートを具備し、前記光入力ポートから入力された複数チャンネルのWDM光を波長分離して複数の前記出力ポートに出力する光分波装置において、前記出力ポートは、少なくとも2個の出力ポートを一組とする出力ポート組を複数組有しており、当該出力ポート組は、一つの出力ポート組内で互いに隣接する出力ポート間のクロストークを、前記出力ポートのうち異なる出力ポート組にありながら互いに隣接する出力ポート間のクロストークに比べ相対的に大きく設定したことを特徴とする。
また、この発明にかかる光モニタ装置は、共通の光入力ポートから入力した特定の波長の光を、特定の光透過バンド幅の第1の透過帯域を有する第1光出力ポートと、特定の光透過バンド幅でかつ透過帯域の一部が前記第1透過帯域と重なる第2の透過帯域を有する少なくとも1個以上の第2光出力ポートと、からそれぞれ出力する光分波手段と、前記第1光出力ポートと前記第2光出力ポートから出力される光の相対的強度比に基づいて算出した補正係数を用い、前記光分波手段の光透過損失の波長依存性を補正する信号処理手段と、備えたことを特徴とする。
本発明にかかる光分波装置によれば、波長ずれによる透過光の強度測定誤差を低減でき、組み立てが簡単で小型化できるという効果を奏する。また、この発明の光モニタ装置によれば、この光分波装置の効果を有するとともに、さらに被測定光の波長をモニタできるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる光分波装置および光モニタ装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(光モニタ装置の基本構成)
図1は、本発明にかかる光モニタ装置の基本構成を示す図である。光モニタ装置100は、光分波装置110と、光電変換手段120(120a〜120n)と、信号処理手段130とから構成される。光モニタ装置100の光入力ポートInから入力されたWDM光は、波長ごとの光強度情報信号として、出力ポートOutから出力される。そのためには、まず光分波装置110によって、入力されたWDM光がチャンネルごとの波長に分波が行われ、出力ポート140に出力される。出力ポート140は、2つの出力ポートごとに組になっており、同じ組のポートには同じチャンネルの光信号が出力されるように設計されている。
例えば、出力ポート150中の一つの出力ポート組150aは、第1の透過帯域を有する第1光出力ポート151と、第2の透過帯域を有する第2光出力ポート152とで構成される。第1光出力ポート151と、第2光出力ポート152は、それぞれ、出力される光の透過帯域の一部が重なるが、入力光の透過率が最も高い透過中心の波長は異なるように設定してある。出力ポート140は、このような出力ポート組150aが複数(150a〜150n)設けられることで構成される。このとき、出力ポート組の数は多重化したチャンネル数以上設けることが望ましい。
なお、一つの出力ポート組(150a〜150n)内の隣接する第1光出力ポート151および第2光出力ポート152を、「組内隣接ポート」とよぶ。また、組内隣接ポートの一方(例えば第1光出力ポート151)から他方(例えば第2光出力ポート152)への光の漏れ込みおよび漏れ込みの起こる度合いを、「組内隣接ポート間のクロストーク」とよび、一つの出力ポート組150aとその隣にある出力ポート組150bを構成する第1光出力ポート151および第2光出力ポート152のうち最も近接した出力ポート、例えば出力ポート組150aの第2光出力ポート151と、出力ポート組150bの第1光出力ポート151を、「組間隣接ポート」とよぶ。さらに、組間隣接ポートの一方(例えばポート組150aの第2光出力ポート152)から他方(例えば出力ポート組150bの第1光出力ポート151)への光の漏れ込みおよび漏れ込みの起こる度合いを、「組間隣接ポート間のクロストーク」とよぶ。
図2は、本発明にかかる光分波装置の光透過損失特性の一例を示す図表である。図示する図表200において、横軸は光の波長を表し、縦軸は光透過損失を表す。図表200において、スペクトル201は、出力ポート組150aの第1光出力ポート151の透過帯域を表す。また、スペクトル202は、出力ポート組150aの第2光出力ポート152の透過帯域を表す。同様に、スペクトル203は、出力ポート組150bの第1光出力ポート151の透過帯域を、スペクトル204は、出力ポート組150bの第2光出力ポート152の透過帯域をそれぞれ表す。
光分波装置110(図1参照)は、スペクトル201とスペクトル202や、スペクトル203とスペクトル204のように同じ出力ポート組から、つまり同じチャンネルの光信号を出力する出力ポート同士の透過帯域が重なるように構成されている。具体的には、図2に示すように、組内隣接ポート間のクロストーク210が組間隣接ポート間のクロストーク220より大きくなるように設定する。
図1の光モニタ装置100の説明に戻ると、つぎに、出力ポート140へ出力された光信号は、出力ポート140の近傍に備えられた光電変換手段120へ入力される。光電変換手段120へ入力された光信号は、光の強度に応じた電気信号へ変換される。光電変換手段120から出力された電気信号は、チャンネルごとに、光電変換手段120の後方に備えたれた信号処理手段130へ入力される。したがって、信号処理手段130では、同じ出力ポート組内の隣接する2つのポート(151,152)から出力される光の相対的な光強度の比(以下これを「光強度比」という)情報を得ることができる。同時に、信号処理手段130では、光強度比情報に基づき所望の処理を行うことができる。
図3は、光分波装置における光電変換手段の出力の波長依存性の一例を示す図表である。図示する図表300において、横軸は光電変換手段120へ入力された際の光信号の波長を表し、縦軸は光電変換手段120から電気信号として出力された際の出力強度を表す。図表300中のスペクトル301は、光電変換手段121から出力される電気信号の波長依存を表し、スペクトル302は、光電変換手段122から出力される電気信号の波長依存を表す。また、スペクトル303は、スペクトル301とスペクトル302の和を表す。このように隣接する2つのスペクトルの和(例えば、スペクトル304,305)が、一つの出力ポート組をなす光電変換手段(例えば、光電変換手段121,122)から出力される電気信号の波長依存を表す。
例えば、波長λの被測定光310が対応するチャンネルの光電変換手段120m,120nへ入力され、電気信号として出力された場合、当該チャンネルの中心波長は、直線320に示した波長である。このとき、光電変換手段120mから出力される電気信号は出力強度321を表し、光電変換手段120nから出力される電気信号は出力強度322を表す。この出力強度321と出力強度322から光強度比がわかる。さらに、この光強度比から、透過中心波長を表す直線320と被測定光310との相対的な波長ずれΔλを測定することができる。
図4は、光強度比の波長依存性を示す図表である。図示する図表400において、横軸は各チャンネルの中心波長λ0をゼロとして波長(リニア)の長短を表し、縦軸は光強度比(基数=10とする対数プロット)を表す。図表400の波形401は、光分波装置110の各ポートに全くクロストークがない場合の光強度比の波長依存性を表す。波形402と波形403は、光分波装置110の各ポートにクロストークがあり、本来出力されるべきチャンネル以外に光が漏れ込む場合の光強度比の波長依存性を表す。また、波形403は、波形402よりクロストークが大きい場合における光強度比の波長依存性を表す。クロストークの量に比例して、短波長側では、最大値Rmaxを起点に光強度比が低下し、長波長側では、最小値Rminを起点に光強度比が上昇する。
図4より、光分波装置110にクロストークがない場合(波形401)、光電変換手段120の出力がノイズと判別できる波長範囲において、光強度比から波長ずれを一意に特定することができる。光分波装置110にクロストークがある場合(波形402および波形403)には、光電変換手段120の出力がノイズと判別できる波長範囲と各チャンネル内の波長域で光強度比が最大値Rmaxと最小値Rminになる波長範囲内つまり、最大値Rmax〜最小値Rmin間の波長範囲で、光強度比から波長ずれを一意に特定することができる。
なお、図表400中の、最大値Rmaxにおいて光強度比が最大または、光強度比が最小になる波長と、中心波長λ0において光強度比が1になる波長(以下この「光強度比が1になる波長」を、「出力ポート組の中心波長」という)との波長差と、最小値Rminにおいて光強度比が最小になる波長と、出力ポート組150(150a〜150nのいずれか1組)の中心波長λ0との波長差は、実質、同じになる。なぜなら、両者は着目する出力ポート140を第1光出力ポート151とするか第2光出力ポート152とするかが、異なるだけだからである。したがって、実質的に第1光出力ポート151からの出力光の強度に対する第2光出力ポート152からの出力光の強度が最小になる波長では、第2光出力ポート152からの出力光の強度に対する第1光出力ポート151からの出力光の強度が最大になる。
さらに波長ずれの情報を用いて第1光出力ポート151または、第2光出力ポート152から出力される光が、光分波装置110の損失によって減衰さても、その減衰量を補正することにより、波長ずれが生じた場合でも正確な光強度を測定モニタすることが可能になる。また、第1光出力ポート151を透過した光が光電変換手段120へ入力され、光電変換手段120から出力される電気信号の出力と第2光出力ポート152を透過した光が、光電変換手段120へ入力され、光電変換手段120から出力される電気信号の出力の和を取り、この電気信号の出力の和について光分波装置110の透過損失の波長依存性を相殺するように演算補正を行うことにより、波長ずれが生じた場合でもより正確な光強度を測定モニタすることが可能になる。
図5は、光分波装置の基本構成を示す図である。図示するように、光分波装置110は、光入力ポートInから入力されたWDM光を出力ポート140へ出力する。出力ポート140は、ポート501〜ポート514から構成されており、さらに、ポート501〜ポート514は、隣接する2つのポートを1組とする出力ポート組を構成している。例えば、ポート501とポート502は、出力ポート組150aを構成する。以上のように光分波装置110を構成することで各ポートの出力特性は、図2に示すようなスペクトルを表し、各出力ポート組内の2つの光出力ポートから出力される光の相対強度、すなわち「光強度比」をモニタすること、光強度比の情報を基に、波長ずれをモニタすることが可能になる。
つぎに、図を用いて光モニタ装置100における、光分波装置110の具体的な各実施の形態を説明する。
(光分波装置の実施の形態1)
図6は、実施の形態1にかかる光分波装置の構成を示す図である。図示するように、光分波装置600は、導波路付基板601上に入力ポートパターン(入力導波路)602と、入力スラブパターン(入力スラブ)603と、位相差形成部パターン(チャンネル導波路)604と、出力スラブパターン605と、出力ポートパターン(出力導波路)606とで構成される。出力ポートパターン606を構成するパターンのうち2本を1組として、出力ポート組610〜670が、構成される。
出力ポートパターン606が出力スラブパターン605と接続された部分における出力ポート組内の出力ポートを構成するコアパターン間の間隔(出力導波路の間隔)を「第1の導波路間隔」とする。また、隣り合う出力ポート組、例えば612と621、622と631などを構成するコアパターン間の間隔を「第2の導波路間隔」とする。このとき第1の導波路間隔が第2の導波路間隔より小さくなるように構成されている。
図7−1は、図6に示した光分波装置のA−A断面を示す図である。また、図7−2は、図6に示した光分波装置の範囲Bの拡大図である。図7−1に示すように、光分波装置600を構成する導波路付基板601は、基板615と、クラッド(cladding)614との積層構造になっている。基板615には石英、シリコンなどの無機材料やポリイミドなどの有機材料を用いる。クラッド614は、導波路となるコア(core)613を包み込んだ構成となっている。クラッド614とコア613は、石英などの誘電体、ポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、シリコン系材料などの透明材料からなるが、その中でも、クラッド614は相対的な屈折率の低い材料、コア613は相対的な屈折率が高い材料をそれぞれ用いている。このクラッド614に包まれたコア613を基板615上に連続的に構成することで図6に示したような入力ポートパターン602と、位相差形成部パターン604と、出力ポートパターン606を構成することができる。
また、図7−2に示した図6の範囲B部分の出力ポートパターン606を拡大して表している。図示するように出力ポート組620,630,640を構成している出力ポート同士の導波路間隔(第1の導波路間)は、隣接するポート組の異なる出力ポート同士の導波路間隔(第2の導波路間)より狭く構成されている。
また、波形70は、出力ポート631,632からなる出力ポート組630のチャンネルに入力される光信号であり、ω1の幅の波長ずれまで許容できる。波形70は、出力ポート組630へ入力されると、図示する分波方向に分光されて、出力ポート組630内の各出力ポートに出力される。実際に波形70が、出力ポート組630へ入力されると、出力ポート631へは波形70が分光された波形71aで表される光信号が、出力ポート632へは波形70が分光された波形71bで表される光信号が出力される。分光された光信号は、それぞれ、ω2の幅の波長ずれまで許容できる。
図8−1〜図8−3は、2つの導波路に閉じこめられる光の強度分布と、その重なり具合の導波路間隔依存性の一例を示す図表である。図8−1〜図8−3において横軸はあるチャンネルの中心波長λ0を中心とした波長を表し、縦軸は光信号の相対強度[dB]を表す。また、波形801は、第1光出力ポート151からの出力を表し、波形802は、第2光出力ポート152からの出力を表す。また、図表810〜図表830は、それぞれ第1の導波路間隔の設定が異なる。図表810は、第1の導波路間隔が最も広く設定してある場合の波形を表している。図表830は、第1の導波路間隔が最も狭く設定してある場合の波形を表している。図表820は、図表810と、図表830の第1の導波路間隔の中間の設定の場合の波形を表している。
このように第1の導波路間隔が広くなるにつれて、チャンネルの中心波長λ0における相対強度が低下してしまう。この中心波長λ0における相対強度が低すぎると光信号の強度が下がり、他のチャンネルの光信号からのクロストークの累積によって生じたバックグランドに埋もれ、信号として認識されなくなってしまう。逆に、第1の導波路間隔が狭すぎると、チャンネルの透過波長域が狭くなってしまい、伝送中に中心波長λ0からの波長ずれが生じた光信号を透過できなくなってしまう。したがって、図8−2に示した図表820のような設定が最も好ましい。
図9は、図8−1〜図8−3に示すλ0におけるポートからの出力光強度の導波路間隔依存性の一例を示す図表である。図表900において、横軸は導波路間隔(相対値)つまり各出力ポート同士の間隔を表し、縦軸は中心波長λ0における光強度(相対値を対数プロット)を表す。まず、一般的に、図8−1〜図8−3に示した中心波長λ0における出力ポートから出力される光信号の光強度が大きいほど、2つの導波路間のクロストークが大きいと考えてよい。
つまり、導波路の構成間隔を狭くするほど中心波長λ0における光信号の光強度が大きくなり、具体的には、例えば、図6に示した出力ポートの構成間隔を狭くするほど、隣接する出力ポートへのクロストークが大きくなる。したがって、図7−2に示したように同じのポート組内の隣接する出力ポートの間隔(第1の導波路間隔)を、異なるポート組間の隣接する出力ポートの間隔(第2の導波路間隔)より小さくすることで、同一の出力ポート組内の隣接する出力ポート間の光クロストークが相対的に大きくすることができる。
(光分波装置の実施の形態2)
図10は、実施の形態2にかかる光分波装置の構成を示す図である。光分波装置1000は、導波路付基板601上に入力ポートパターン(入力導波路)602と、入力スラブパターン(入力スラブ)603と、エシェレット格子(回折格子の一例)1001と、出力ポートパターン(出力導波路)606とで構成される。導波路付基板601は実施の形態1と同様、コア613によって構成された導波路がクラッド614に積み込まれた構造になっている。なお、光分波装置1000には、光電変換手段120、信号処理手段130が接続されているがここでは図示を省略する。
また、光分波装置1000においても、出力ポートパターン606が入力スラブパターン603と接続された部分における出力ポート組610〜出力ポート組640内の各出力ポート同士の間隔(出力導波路の間隔)を第1の導波路間隔、隣り合う出力ポート組で隣接する出力ポート同士の間隔を第2の導波路間隔とし、第1の導波路間隔が第2の導波路間隔より小さくなるように構成されており、出力ポート組内の出力ポート間の光クロストークが相対的に大きくなるようにしている。
光分波装置1000の入力ポートパターン602から入力したWDM光は、入力スラブパターン603で自由伝搬し、エシェレット格子1001で反射されると、波長ごと光信号に分波され、それぞれ異なる方向に回折され、チャンネルごとに集光される。集光された光信号は、出力ポートパターン606に結合して、各出力ポート611〜出力ポート642へ出力される。
エシェレット格子1001は、入力スラブパターン603の境界を鋸歯状に加工したものである。なおはハッチングを施した部分(図に示す1002部分)のクラッド614を除去し空気層にするとエシェレット格子1001の格子面の光反射率を高くすることができる。さらにエシェレット格子1001の格子面に単層または多層の誘電体薄膜で構成する高反射膜を形成するとさらに光反射率が高くなり光学的損失が小さくなる。
図11−1〜図11−3は、光強度比の波長依存性を示す図表である。いずれの図表においても、横軸はあるチャンネルの中心波長λ0を中心とした波長を表し、縦軸は光信号の相対な光強度比[dB]を表す。図10に示した光分波装置1000の入力ポートパターン602へ入力される際、各チャンネルごとの光信号のある波長の幅だけ波長ずれが生じている。このとき、入力ポートパターン602が、入力スラブパターン603と接続する部分における波長ずれ幅の全幅を入力モード幅とする。また、出力ポートパターン606から出力される光信号のうち入力ポートパターン602が出力スラブパターン605(光分波装置1000の場合は、入力スラブパターン603が兼用)と接続する部分の光信号の波長ずれ幅の全幅を出力モード幅と定義する。
この出力モード幅を一定にして入力モード幅を変化させた場合に、2つのポートから出力される光の相対強度比の波長依存性、すなわち「光強度比」を表したのが図11−1〜図11−3に示した各図表ある。なお図11−1は、入力モードの幅が出力モードの幅より狭い場合、図11−2は、入力モードの幅と出力モードの幅が広い場合、図11−3は入力モードの幅が出力モードの幅より広い場合である。
さらに図11−1〜図11−3の各図表におけるg1は、光分波装置1000の各ポートにクロストークがない場合、または使用される波長チャンネルが1チャンネルのみの場合光の相対強度比の波長依存性を表す。また、g2とg3は光分波装置1000にクロストークがある場合であり、g2と比べてg3の方がクロストークにより漏れ込む不要輻射光のトータル強度が大きい。不要輻射により漏れ込む不要輻射光の強度は光分波装置1000のクロストークが大きい場合や、光分波装置1000に入力される波長(WDM)チャンネル数が多いほど大きくなる。
本発明による光モニタ装置において、1チャンネル内の光強度比から、波長ずれを求めることができる波長範囲は、光強度比と波長ずれが1対1に対応するつまり各図表において線形特性を表す波長範囲に限定される。なおここで、波長ずれと光強度比が1対1に対応する波長範囲を「補正可能帯域幅」という。図11−1〜図11−3の場合には、光強度比が最大になる波長と光強度比が最小になる波長の間の範囲が最大の補正可能帯域幅である。
図11からわかるように、入力モード幅が広い(大きい)するほど、補正可能帯域幅が広がる。すなわち、入力モードの幅を広く(大きく)することにより補正可能帯域幅が大きくでき、WDM信号の伝送に用いる光源波長がより大きく変化した場合であっても、強度の補正や波長のモニタが可能となる。
(光分波装置の実施の形態3)
図12は、実施の形態3にかかる光分波装置の構成を示す図である。光分波装置1200は、導波路付基板601上に入力ポートパターン(入力導波路)602と、入力スラブパターン(入力スラブ)603と、位相差形成部パターン(チャンネル導波路)604と、出力スラブパターン605と、出力ポートパターン(出力導波路)606とで構成される。また、光分波装置1200には、光電変換手段120、信号処理手段130が接続されている。さらに、光分波装置の他の実施の形態と同様に、光分波装置1200も、導波路付基板601は、コア613によって構成された導波路がクラッド614に積み込まれた構造になっており、導波路付基板601の断面は、図7−1に示したような構造になっている。
光分波装置1200は、入力ポートパターン602に入力されたWDM光が、入力スラブパターン603によって、波長ごとに導波路付基板601と平行な方向に回折させて自由伝搬される。また、入力ポートパターン602は、入力スラブパターン603に繋がる部分で入力スラブパターン603に近づくにしたがって徐々にパターン幅が広くなるようにテーパー部2Tを設けてある。入力スラブパターン603を構成するコア613(図7−1参照)の厚さは他のパターンを構成するコア613と同じであることから、導波路は、導波路付基板601と垂直な方向には閉じこめられる。
入力スラブパターン603の光信号を出力する側の境界32は、入力ポートパターン602との接続部にある点31を中心とする半径の、円弧となるよう構成している。境界32には複数のコア613からなる位相差形成部パターン604が接続されている。入力スラブパターン603を介して伝搬された光信号は、位相差形成部パターン604に結合する。位相差形成部パターン604は入力スラブパターン603を線C−Cを中心に折り返したものとほぼ同じ形状の出力スラブパターン605に接続されている。
位相差形成部パターン604を構成する各コア613は、隣り合うパターンの入力スラブパターン603から出力スラブパターン605までの実効的光路長の差が一定になるように構成されている。回折次数をmで表すと位相差形成部パターン604の隣り合うパターンの光路長差は、光分波装置1200の分波される光信号の中心波長λ0のm倍になる。また、通常、mには20〜30が用いられる。
出力スラブパターン605の光信号を出力する側の境界54は、円弧52を形成する円の1/2の半径の円(ローランド円)の円弧である。ローランド円は円弧52を形成する円の中心と円弧52に接するように形成される。点53はこのようにして形成されるローランド円の中心位置を示す。
位相差形成部パターン604から出力された光信号は、出力スラブパターン605を伝搬し、特定の波長ごとに強められた後、集光されて出力ポートパターン606に結合する。また、出力ポートパターン606には出力スラブパターン605に近づくにしたがって徐々に幅が広くなるテーパー部6Tがある。出力ポートパターン606は、出力ポート611〜出力ポート642からなり、出力ポート組610〜出力ポート組630を構成している。なお、図12に例示した出力ポート組は3組であるが、実際にはモニタすべきチャンネル数に等しいかそれより多い組数の出力ポート組を形成する。
実施の形態3においても出力ポート組610〜出力ポート組630内の隣接する出力ポートの間隔(厳密には出力ポートパターン606を構成する導波路のコア613が出力スラブパターン605と接続する部分における当該コア613の中心の間隔)を第1の導波路間隔と定義し、他の出力ポート組間の隣接した出力ポートとの間隔(厳密には出力ポートパターン606を構成する導波路のコア613が出力スラブパターン605と接続する部分における当該コア613の中心の間隔)を第2の導波路間隔と定義し、第1の導波路間隔が第2の導波路間隔より小さくなるように構成する。
入力ポートパターン602が入力スラブパターン603と接続する部分のコア613の幅を「入力導波路末端幅」、出力ポートパターン606を構成するコア613のパターンが出力スラブパターン605と接続する部分の幅を「出力導波路始点幅」とするとき、入力導波路末端幅が出力導波路始点幅より広くなるように構成している。入力ポートパターン602に導入力される通常の波長ずれを有したWDM光の各チャンネルの光信号のうち、入力ポートパターン602が入力スラブパターン603に接続する部分における光信号の波長ずれの幅を全幅を入力モード幅とする。また、出力ポートパターン606に出力される通常の波長ずれを有した各チャンネルの光信号のうち、出力ポートパターン606が出力スラブパターン605に接続する部分の光信号の波長ずれの幅の全幅を出力モード幅と定義する。このとき、入力導波路末端幅を出力導波路始点幅より広くすると、入力モード幅が出力モード幅より広くなる。
この実施の形態3における光電変換手段120と、信号処理手段130も、他の実施の形態同様、光分波装置1200からの出力を光電変換手段120を経由して信号処理手段130で処理することで、光分波装置1200における挿入損失の波長依存性を補正し、より精度の高い光強度測定を行うことができる。
図13は、光導波路のコアの幅と、導波路に出力される光信号の波長ずれ幅との関係の一例を示す図表である。図表1300において、横軸は導波路のコア613の幅[全幅μm]つまり、隣接する出力ポートの間隔を表し、縦軸は導波路に出力される光信号の波長ずれの幅[全幅μm]を表す。この、図13より、先程定義した入力導波路末端幅と出力導波路始点幅のコア613を図表1300におけるw0より大きい領域に選び、入力導波路末端幅を出力導波路始点幅より大きくすると、入力モードの幅を出力モードの幅より大きくできることがわかる。入力モードの幅を大きくするほど補正可能帯域幅が広がり、WDM信号の伝送に用いる光源波長の変動許容範囲を大きくすることができる。
図14−1〜図14−4は、導波路間隔と出力モード幅の比を変化させた場合の、光強度と波長ずれの測定誤差の計算例を示す図表であり、いずれの図表においても横軸は、光信号の波長を表す。また、いずれの図表においても縦軸は、光信号の強度測定誤差(対数)と、波長測定誤差(リニア)を表す。図14−1に示した図表1410と、図14−2に示した図表1420は、第1の導波路間隔が出力モード幅より狭い場合の波形を表している。図14−3に示した図表1430と、図14−4に示した図表1440は、第1の導波路間隔が出力モード幅が等しい場合である。
いずれの図表も光分波装置1200の各ポート間にクロストークがあり、なおかつ他のチャンネルから出力されるべき光の一部が測定を行っているチャンネルに漏れ込む場合である。さらに、図表1420と図表1440は、図表1410と図表1430よりもクロストークが大きい場合である。クロストークの大きさが同じ場合(例えば図表1410と図表1430、もしくは図表1420と図表1440)を比較すると、第1の導波路間隔を出力モード幅より小さくすると、他のチャンネルから出力されるべき光信号の一部が測定を行っているチャンネルに漏れ込む場合であっても光強度と波長ずれの測定誤差が小さい。光分波装置1200は、テーパー部2Tおよび6Tを設けることで、上述した特性を利用して光強度と波長の測定誤差を小さくしている。
(光分波装置の実施の形態4)
図15は、実施の形態4にかかる光分波装置の構成を示す図である。図示するように、光分波装置1500は、導波路付基板601上に入力ポートパターン(入力導波路)602と、入力スラブパターン(入力スラブ)603と、位相差形成部パターン(チャンネル導波路)604と、出力スラブパターン605と、出力ポートパターン(出力導波路)606とで構成される。また、入力ポートパターン602は、入力スラブパターン603に繋がる部分で入力スラブパターン603に近づくにしたがって徐々にパターン幅が広くなるようにテーパー部2Tが設けてある。出力ポートパターン606は、出力スラブパターン605に近づくにしたがって徐々に幅が狭くなるテーパー部6Tを設けてある。
また、光分波装置1500には、光電変換手段120、信号処理手段130が接続されている。さらに、光分波装置の他の実施の形態と同様に、光分波装置1200も、導波路付基板601は、コア613によって構成された導波路がクラッドに積み込まれた構造になっており、導波路付基板601の断面は、図7−1に示したような構造になっている。WDM光が入力され、各チャンネルごとの光信号として光電変換手段120へ出力されるまでの流れは光分波装置1200と同じである(光分波装置の実施の形態3参照)。
この実施の形態4の場合にも先程定義した入力モード幅が出力モード幅より広くなる。さらに、出力モード幅を同一の出力ポート組内の第1の出力ポート(例えば出力ポート611)と第2の出力ポート(例えば出力ポート612)を構成する第1の導波路間隔よりも大きくすることが可能になる。さらに、出力導波路始点幅を他の出力ポートパターン606を形成する導波路の他の部分のコア613のパターンの幅より小さくすればよい、したがって下記の図16に示すような構成でもよい。
図16は、実施の形態4にかかる光分波装置の出力スラブパターンの異なる例を示す図である。光分波装置1500は、出力スラブパターン605の第1の導波路間隔がα、第2の導波路間隔がβと設定されている。また、出力スラブパターン605と出力ポートパターン606(611,612等)の接続部近傍において、出力ポートパターン611,612の中途位置には、出力スラブパターン605に近づくにしたがって徐々に幅が狭くなるテーパー部6T形成している。また、出力スラブパターン605との接続部の出力ポートパターン606(611,612)は、幅が狭く一定の幅を持つパターン6Uとしている。このような構成にすることで出力モード幅に対する第1の導波路間隔αの比を1より小さくすることができる(その理由については、図17を用いて説明する)。なお、このような出力スラブパターン605は、光分波装置1200にも適用可能である。
図17は、光導波路のコアに出力される光信号の波長ずれの全幅と、第1の導波路間隔のコア613の幅の依存性の例を示す図表である。図表1700において、横軸は、光導波路のコア613の幅を表す。また、縦軸は、各出力ポートに出力される光信号の波長ずれの全幅(μm)と、第1の導波路間隔(μm)を表す。波形1701は、光導波路の各出力ポートに出力される光信号の波長ずれの全幅である。また、波形1702は、コア間にギャップがない場合の第1の導波路間隔、波形1703は、コア間ギャップを1μmに設定した場合の第1の導波路間隔、波形1704は、コア間ギャップを2μmに設定した場合の第1の導波路間隔である。
図17より、コア間ギャップがない場合はコア幅が図表1700のw1より大きい領域、コア間ギャップが1μmの場合はコア幅がグラフに記載のw2より大きい領域、コア間ギャップが2μmの場合はコア幅がグラフに記載のw3より大きい領域では、出力モード幅に対する第1の導波路間隔の比を1より小さくできないことがわかる。一方、コア間ギャップの設定に応じて各コアの幅をグラフに記載のw1、w2およびw3より小さくすると、出力モード幅に対する第1の導波路間隔の比を1より小さくできることから図16に示したような構成が可能となる。
(本発明にかかる光モニタ装置における測定誤差の補正方法)
以上説明したような光分波装置600,1000,1200,1500の動作から、本発明による光モニタ装置100において、1チャンネル内の光強度比から、波長ずれを求めることができる波長範囲は、波長ずれと、光強度比が1対1に対応する範囲、すなわち補正可能帯域幅に限定される。よって波長ずれと光強度比が1対1に対応する範囲をできるだけ広く取ることが望ましい。そのためには、以下に挙げた2つの条件を満たす必要がある。
1.波長ずれと、光強度比を1対1に対応させるための条件
出力ポート組内の出力ポート間のクロストークが相対的に大きいことが必要である。少なくとも、補正可能帯域幅の範囲では、出力ポート組内の出力ポート間のクロストークが相対的に大きいことが必要である。
2.クロストークのレベルの条件
一方、隣接する出力ポート組を構成する出力ポートへのクロストークは測定誤差要因となる。そのため隣接する出力ポート組を構成する出力ポートへのクロストークは、要求精度を満たすのに十分なレベルまで低減させる必要がある。
図18は、補正可能帯域の設定方法を説明するための図表である。図表1800において、横軸は光信号の波長を表し、縦軸は、光信号の相対的な光強度を表す。図表1800に示したC1は、同一の出力ポート組を構成する出力ポートの一方(例えば出力ポート611)の中心波長λ0の波長を表し、波形1801は、この出力ポートから出力される光信号の光強度をあらしている。また、C2は、同一の出力ポート組を構成する出力ポートの他方(例えば出力ポート612)の中心波長λ0の波長を表し、波形1802は、この出力ポートから出力される光信号の光強度をあらしている。このような出力ポート組において、C1〜C2の幅が補正可能帯域幅となる。また、波形1801および波形1802の最小値がある程度の光強度を有しているのは、他チャンネルからのクロストークの蓄積がバックグランドとして、光信号に影響をあたえているためである。
図19は、2つのポートから出力される光の光強度比の波長依存性の一例を示す図表である。図表1900において、横軸は光信号の波長を表し、縦軸は、光信号の相対的な光強度比(対数プロット)を表す。図表1900の波形1901は、同じ条件における2つの出力ポート間の光強度比を示すものである。図表1900に示したC1および、C2は、図18に示したC1およびC2同様、同一の出力ポート組を構成する2つの出力ポートそれぞれの中心波長の波長を表す。また、λ0は、この出力ポート組としての中心波長を表す。D1は、この出力ポート組に入力された場合、光強度比が最大となる波長を表し、D2は、この出力ポート組に入力された場合、光強度比が最小となる波長を表す。
図表1900から、着目するチャンネルの出力ポート組を構成する全導波路の中心波長に対応する空間的位置に対応する距離を表すパラメータがo、第2の導波路間隔に対応する距離を表すパラメータをu1、第2の導波路間隔に対応する距離を表すパラメータをu2とするとき、出力導波路始点幅と第1の導波路間隔の比が1:1+vになるよう設定し、さらにo±{u1−(u2×v)/2}の位置に対応する波長における隣接するチャンネルのクロストークが所定値以下になるように第2の導波路間隔を設定すればよいことがわかる。
以上のように設定を行った範囲では、光強度比と波長ずれが1対1に対応することがわかる。したがって、比較的簡単に補正可能帯域幅を設定でき且つ比較的広い補正可能帯域幅を実現できる
また、組内隣接ポートから出力される光の相対強度である光強度比が等しくなる波長をλ0、特定のWDM光のあるチャンネルの出力導波路に他チャンネルから出力されこのチャンネルに混入する(紛れ込み本来の光と一緒に出力される)不要輻射光が重畳された場合に、組内隣接ポートから出力される光の相対的な光強度比が最大になる波長をλ1、WDM光の波長間隔をΔλとするとき、λ2=λ0±{Δλ−(|λ0−λ1|)}の波長における隣接する他のチャンネルからこのチャンネルへのクロストークが所定値以下になるように第2の導波路間隔を設定してもよい。
以上のように設定することでさらに広い補正可能帯域幅を実現することができる。例えば図19の図表1900のD1で示した光強度比が最大になる波長と、D2で示した光強度比が最小になる波長の間を補正可能帯域幅と設定することができる。したがって、光強度比と波長ずれが、1対1に対応する最も広い波長範囲を、補正可能帯域幅に設定できる。
図20−1は、本発明にかかる光モニタ装置に波長λの光が入射したときの光電変換手段の出力を示す図表である。図表2010において、横軸は波長を表し、縦軸は光強度を表す。図表2010は、図1に示すような光電変換手段120の出力例を表している。P1と、P2は同一の出力ポート組から出力された光信号が光電変換手段120へ入力された場合の出力例であり、この出力ポート組の中心波長λ0からΔλだけ波長ずれが生じている被測定光λが出力された例である。
また、図20−2は、図20−1同様、本発明にかかる光モニタ装置に波長λの光が入力したときの光電変換手段の出力を示す図表であり、横軸は波長を表し、縦軸は光強度を表す。また、P1とP2の出力の和をP3として示している。P3は、P1とP2の和のΔλ依存性を表し、その最大値をPmaxとして示している。この被測定光λの場合における測定誤差を補正するためには、以下に説明する補正係数を用いる。
図20−3は、光強度の補正係数を表す関数の近似曲線の一例を示す図表である。図表2030において、横軸は、図20−1の被測定光λの波長を変化させ、その場合のP1とP2の比(対数)である光強度比を表している。また、縦軸は、被測定光λの波長と、図20−1の図表2010に示した中心波長λ0を、λとλ0のは調査をΔλ、P1とP2の和P3(P1とP2の和のΔλ依存性)の最大値をPmaxとして、P3をPmaxで割った値の逆数を光強度の補正係数として表す。プロット点は実測値D、プロット点に重ねて描いた曲線はプロット点を結ぶ関数近似曲線APである。図表2030に示した関数近似曲線APは、実測値Dから式2031のように関数近似することができる。
図21−1は、本発明適用後の光モニタ装置の測定強度誤差を示す図表である。図表2110において、横軸はフィルタ中心波長に対する波長ずれΔλを表し、縦軸は測定強度誤差[dB]を表す。波形2111は、図20−3に示した関数近似曲線APを各光強度比に対応する補正係数として用い、対応する光強度比と補正係数との積を取る演算を行い、光強度を測定した結果である。中心波長から−0.015〜+0.015[nm]の範囲で波形ずれが生じた場合の誤差Eが、±0.006[dB]以内に収まっている。
一方、図21−2は、AWGを使用した場合の光モニタ装置の測定強度誤差を示す図表である。図表2120も図表2110(図21−1参照)と同様に、横軸はフィルタ中心波長に対する波長ずれΔλを表し、縦軸は測定強度誤差[dB]を表す。波形2121は、図24に示す従来の光分波手段11を用いて、光強度を測定した結果である。中心波長から−0.015〜+0.015[nm]の範囲で波形ずれた場合の誤差Eは、0.65[dB]と、極めて大きいことがわかる。
このように、本発明にかかる光分波装置600,1000,1200,1500を用いて各チャンネルごとに補正係数を求めることで、被測定光の波長λと分波装置の各光出力ポートの中心波長λ0に波長ずれΔλ(Δλ=λ−λ0)が生じさらに波長ずれΔλが変化した場合であっても、光強度の測定誤差が低減されるという効果が得られる。また、例えば図4に示した図表400のように、最大値Rmaxと最小値Rminの対応する波長範囲では、光強度比と波長ずれΔλが1対1に対応するので、光強度比から被測定光の中心波長を求めることが出きるという効果が得られる。
(光モニタ装置の異なる構成例)
図22は、本発明にかかる光分波装置を用いた光モニタ装置の他の構成を示す図である。図示するように、光分波装置600と光電変換手段120の光結合に結像レンズ2200を用いてもよい。結像レンズ2200を用いると、出力ポートパターン606のポート間隔と、光電変換手段120のポート間隔を合わせる必要がなく、結像レンズ2200を調整することで光電変換手段120のポート間隔を変化させることができる。したがって、光電変換手段120へ入力する部分の光のスポットサイズを光電変換手段120との光接続に最適なスポットサイズに変換することができるため、結合損失を低下させるという効果が得られる。さらに、一般的に光モニタ装置は、光電変換手段120にPDなど水に弱い素子が用いられるため、少なくとも光電変換手段120の部分は、気密封止を施さなければならない。本構成例は、気密封止しやすいという利点を有する。図示した構成例では、光分波装置600を用いたが、光分波装置の実施の形態1〜4で説明した光分波装置600,1000,1200,1500のすべてが適用可能である。
以上説明したように、光分波装置および光モニタ装置によれば、特定ポート対間の出力強度比を測定し、その測定情報を基に感度補正を行うことでWDM光の各チャンネルの光信号の光強度の測定誤差を大幅に低減することができ、なおかつ、光信号の波長も測定することができる。
(付記1)1個の入力ポートと複数の出力ポートを具備し、前記光入力ポートから入力された複数チャンネルのWDM光を波長分離して複数の前記出力ポートに出力する光分波装置において、
前記出力ポートは、少なくとも2個の出力ポートを一組とする出力ポート組を複数組有しており、当該出力ポート組は、一つの出力ポート組内で互いに隣接する出力ポート間のクロストークを、前記出力ポートのうち異なる出力ポート組にありながら互いに隣接する出力ポート間のクロストークに比べ相対的に大きく設定したことを特徴とする光分波装置。
(付記2)前記光入力ポートとしての入力導波路と、
前記入力導波路に接続される入力用のスラブと、
出力用のスラブと、
前記光出力ポートとして前記出力用のスラブに接続される出力導波路と、
前記入力用のスラブと前記出力用のスラブとを接続する複数の導波路であり、隣接する当該導波路の前記入力用のスラブから前記出力用のスラブに至る光路の長さの差が一定とされたチャンネル導波路と、を備えたアレイ導波路グレーティング用の基本構造を有する光分波装置であり、
前記出力用のスラブと前記出力導波路の接続部は、前記出力ポートのうち同一の出力ポート組内にて隣接する出力ポート間の間隔に対応する前記出力導波路の間隔である第1の導波路間隔が、前記出力ポートから選定された2本の出力ポートのうち各々がそれぞれ異なる出力ポート組内にあって且つ互いに最も近接して隣接する2つの出力ポートの間隔に対応する前記出力導波路の間隔である第2の導波路間隔に比べ相対的に狭い間隔とされたことを特徴とする付記1に記載の光分波装置。
(付記3)前記光入力ポートとしての入力導波路と、
前記入力導波路に接続される入力および出力用のスラブと、
前記スラブに接続される出力導波路と、
前記スラブに形成され、前記入力導波路から前記スラブに出力された光を反射して分光し、当該分光した光を波長ごとに異なる前記出力導波路に集光して光結合させるエシェレット格子と、を備えたエシェレット格子型の光分波装置であり、
前記スラブと前記出力導波路の接続部は、前記出力ポートのうち同一の出力ポート組内にて隣接する前記出力導波路の間隔である第1の導波路間隔が、前記出力ポートから選定された2本の出力ポートのうち各々がそれぞれ異なる出力ポート組内にあって且つ互いに最も近接して隣接する2つの出力ポートの間隔に対応する前記出力導波路の間隔である第2の導波路間隔に比べ相対的に狭い間隔とされたことを特徴とする付記1に記載の光分波装置。
(付記4)前記スラブと入力導波路の接続部における前記入力導波路の幅(入力導波路末端幅)は、前記スラブと出力導波路の接続部における前記出力導波路の幅(出力導波路始点幅)より大きいことを特徴とする付記2または3に記載の光分波装置。
(付記5)前記スラブと入力導波路の接続部における前記入力導波路にガイドされる光の基本モードの全幅(入力モード幅)は、前記スラブと出力導波路の接続部における前記出力導波路にガイドされる光の基本モードの全幅(出力モード幅)より大きいことを特徴とする付記2または3に記載の光分波装置。
(付記6)前記第1の導波路間隔が前記出力モード幅より小さいことを特徴とする付記5に記載の光分波装置。
(付記7)前記出力導波路は、前記接続部の幅が当該導波路の他の部分の幅より狭い形状となっていることを特徴とする付記2〜6のいずれか一つに記載の光分波装置。
(付記8)前記出力導波路は、前記接続部近傍に前記スラブに向かって、当該スラブに近づくしたがって徐々に幅が狭くなるテーパー部を有することを特徴とする付記7に記載の光分波装置。
(付記9)前記出力ポート組を構成する全導波路の中心波長に対応する空間的位置に対応する距離を表すパラメータがo、前記第2の導波路間隔に対応する距離を表すパラメータがu1、前記第2の導波路間隔に対応する距離を表すパラメータがu2のとき、前記接続部における前記出力導波路の幅(出力導波路始点幅)と前記第1の導波路間隔の比を1:1+vに設定するとともに、
o±{u1−(u2×v)/2}
の位置に対応する波長において隣接する他の出力ポート組とのクロストークが所定値以下となるよう前記第2の導波路間隔を設定したことを特徴とする付記5〜8のいずれか一つに記載の光分波装置。
(付記10)前記出力ポート組内にて隣接する前記光出力ポートから出力される光の相対的な光強度比が等しくなる波長をλ0、特定の前記出力導波路に対して他のチャンネルから出力され当該チャンネルに混入する不要輻射光が重畳されて前記光出力ポートから出力された場合に、前記出力ポート組内にて隣接する前記光出力ポートから出力される光の相対的な光強度比が最大になる波長をλ1、WDM波長間隔をΔλとしたとき、
λ2=λ0±{Δλ−(|λ0−λ1|)}
の波長において隣接する他のチャンネルから当該チャンネルへのクロストークが所定値以下になるように前記第2の導波路間隔を設定したことを特徴とする付記5〜8のいずれか一つに記載の光分波装置。
(付記11)共通の光入力ポートから入力した特定の波長の光を、特定の光透過バンド幅の第1の透過帯域を有する第1光出力ポートと、特定の光透過バンド幅でかつ透過帯域の一部が前記第1透過帯域と重なる第2の透過帯域を有する少なくとも1個以上の第2光出力ポートと、からそれぞれ出力する光分波手段と、
前記第1光出力ポートと前記第2光出力ポートから出力される光の相対的強度比に基づいて算出した補正係数を用い、前記光分波手段の光透過損失の波長依存性を補正する信号処理手段と、
を備えたことを特徴とする光モニタ装置。
(付記12)前記信号処理手段は、
前記第1光出力ポートと前記第光2出力ポートから出力される光の相対的な光強度比に基づいて、前記光分波手段の特定のポートの光透過バンドの中心波長と当該特定のポートを通過する光の中心波長との相対的な波長のずれの大きさを求めることを特徴とする付記11に記載の光モニタ装置。
(付記13)1個の光入力ポートに対して少なくとも2個の互いが隣接する光出力ポートを1組として有する複数組の出力ポート組を備え、当該出力ポート組は、前記光出力ポートのうち一つの出力ポート組内で互いに隣接する出力ポート間のクロストークを、前記出力ポートのうち異なる出力ポート組にありながら互いに隣接する出力ポート間のクロストークに比べ相対的に大きく設定されており、
前記光入力ポートから入力されたWDM光を波長分離して前記出力ポート組に出力する光分波手段と、
前記光出力ポートから出力される光のパワーを検出し、光電変換する光電変換手段と、
前記光電変換手段により検出された前記出力ポート組内の前記2つの光出力ポートから出力される光の相対的な光強度比に基づいて算出した補正係数を用いて前記光分波手段の前記光入力ポートと前記光出力ポートの間の光透過損失の波長依存性を補正する信号処理手段と、
を備えたことを特徴とする光モニタ装置。
(付記14)前記信号処理手段は、前記出力ポート組内の光出力ポートであって、隣接する少なくとも2つの光出力ポートから出力される光の相対的な光強度比に基づいて、前記光分波手段の特定の光出力ポートの光透過バンドの中心波長と、当該特定の光出力ポートを通過する光の中心波長との相対的ずれの大きさを求め、当該相対的ずれの大きさによって当該特定の光出力ポートを通過する光の中心波長を求める機能を含むことを特徴とする付記13に記載の光モニタ装置。
(付記15)前記信号処理手段は、前記出力ポート組内の光出力ポートであって、隣接する少なくとも2つの光出力ポートから出力される光の相対的な光強度比に基づいて、前記光分波手段の特定の光出力ポートの光透過バンドの中心波長と、当該特定の光出力ポートを通過する光の中心波長との相対的ずれの大きさを求め、当該相対的ずれの大きさによって当該特定の光出力ポートを通過する光の中心波長を求める機能を含むことを特徴とする付記14に記載の光モニタ装置。
(付記16)前記信号処理手段は、
前記出力ポート組内にて隣接する前記光出力ポートから出力される光の中心波長に対して前記出力ポート組内の特定の前記光出力ポートの透過帯域の中心波長とのずれの大きさをΔλとして、前記出力ポート組内にて隣接する前記光出力ポートから出力される光の相対的な光強度比を測定する測定手段と、
前記出力ポート組内にて隣接する前記光出力ポートから出力される光の相対的な光強度比とΔλの関係を規定する情報とを用い、前記出力ポート組内にて隣接する前記光出力ポートから出力される光の相対的な光強度比と、前記光強度比とΔλの関係により前記検出された光のパワーを補正することを特徴とする付記11または13に記載の光モニタ装置。
(付記17)前記信号処理手段は、
前記出力ポート組内にて隣接する前記光出力ポートから出力される光の中心波長に対して前記出力ポート組内の特定の前記光出力ポートの透過帯域の中心波長とのずれの大きさをΔλとして、前記出力ポート組内にて隣接する前記光出力ポートから出力される光の相対的な光強度比を測定する測定手段と、
前記出力ポート組内にて隣接する前記光出力ポートから出力される光の相対的な光強度比とΔλの関係を規定する近似関数を備え、
前記出力ポート組内にて隣接する前記光出力ポートから出力される光の相対的な光強度比と、前記光強度比とΔλの関係を規定する近似関数を用いて前記検出された光のパワーを補正することを特徴とする付記11または13に記載の光モニタ装置。
(付記18)前記信号処理手段は、
前記出力ポート組に含まれる複数の前記光出力ポートから出力される光パワーの和の最大値Pmaxと、前記出力ポート組内の特定の前記光出力ポートの透過帯域の中心波長と当該特定の光出力ポートを通過する光の中心波長の差(変数Δλ)と、前記出力ポート組に含まれる複数の光出力ポートから出力される光パワーの和のΔλ依存性(PΔλ)として、前記出力ポート組内にて隣接する前記光出力ポートから出力される光の相対的な光強度比に1/(PΔλ/Pmax)を対応させ、前記検出された光のパワーの補正を行うことを特徴とする付記17に記載の光モニタ装置。
(付記19)前記信号処理手段は、
前記出力ポート組内にて隣接する前記光出力ポートから出力される光の中心波長に対して前記出力ポート組内の特定の前記光出力ポートの透過帯域の中心波長とのずれの大きさをΔλとして、前記出力ポート組内にて隣接する前記光出力ポートから出力される光の相対的な光強度比を測定する測定手段と、
前記出力ポート組内にて隣接する前記光出力ポートから出力される光の相対的な光強度比とΔλの関係を規定する情報を備え、
前記測定手段により測定された前記光強度比の値に基づいて、前記特定の光出力ポートから出力される光の波長を求めることを特徴とする付記12または14に記載の光モニタ装置。
以上のように、本発明にかかる光分波装置および光モニタ装置は、高密度WDM伝送に有用であり、特に、伝送距離が長く高品質な光信号を必要とする基幹ネットワークに適している。
本発明にかかる光モニタ装置の基本構成を示す図である。 本発明にかかる光分波装置の光透過損失特性の一例を示す図表である。 光分波装置における光電変換手段の出力の波長依存性の一例を示す図表である。 光強度比の波長依存性を示す図表である。 光分波装置の基本構成を示す図である。 実施の形態1にかかる光分波装置の構成を示す図である。 図6に示した光分波装置のA−A断面を示す図である。 図6に示した光分波装置の範囲Bの拡大図である。 2つの導波路に閉じこめられる光の強度分布と、その重なり具合の導波路間隔依存性の一例を示す図表である(その1)。 2つの導波路に閉じこめられる光の強度分布と、その重なり具合の導波路間隔依存性の一例を示す図表である(その2)。 2つの導波路に閉じこめられる光の強度分布と、その重なり具合の導波路間隔依存性の一例を示す図表である(その3)。 図8−1〜図8−3に示すλ0におけるポートからの出力光強度の導波路間隔依存性の一例を示す図表である。 実施の形態2にかかる光分波装置の構成を示す図である。 光強度比の波長依存性を示す図表である(その1)。 光強度比の波長依存性を示す図表である(その2)。 光強度比の波長依存性を示す図表である(その3)。 実施の形態3にかかる光分波装置の構成を示す図である。 光導波路のコアの幅と、導波路に出力される光信号の波長ずれ幅との関係の一例を示す図表である。 導波路間隔と出力モード幅の比を変化させた場合の、光強度と波長ずれの測定誤差の計算例を示す図表である(その1)。 導波路間隔と出力モード幅の比を変化させた場合の、光強度と波長ずれの測定誤差の計算例を示す図表である(その2)。 導波路間隔と出力モード幅の比を変化させた場合の、光強度と波長ずれの測定誤差の計算例を示す図表である(その3)。 導波路間隔と出力モード幅の比を変化させた場合の、光強度と波長ずれの測定誤差の計算例を示す図表である(その4)。 実施の形態4にかかる光分波装置の構成を示す図である。 実施の形態4にかかる光分波装置の出力スラブパターンの異なる例を示す図である。 光導波路のコアに出力される光信号の波長ずれの全幅と、第1の導波路間隔のコアの幅の依存性の例を示す図表である。 補正可能帯域の設定方法を説明するための図表である。 2つのポートから出力される光の光強度比の波長依存性の一例を示す図表である。 本発明にかかる光モニタ装置に波長λの光が入射したときの光電変換手段の出力を示す図表である。 本発明にかかる光モニタ装置に波長λの光が入射したときの光電変換手段の出力を示す図表である。 光強度の補正係数を表す関数の近似曲線の一例を示す図表である。 本発明適用後の光モニタ装置の測定強度誤差を示す図表である。 AWGを使用した場合の光モニタ装置の測定強度誤差を示す図表である。 本発明にかかる光分波装置を用いた光モニタ装置の他の構成を示す図である。 従来の光モニタ装置の基本構成を示す図である。 図23に示した光モニタ装置の光分波手段の詳細な例を示す図である。 従来の光モニタ装置の分光手段における光透過損失を示す図表である。
符号の説明
100 光モニタ装置
110,600,1000,1200,1500 光分波装置
120 光電変換手段
130 信号処理手段

Claims (10)

  1. 1個の入力ポートと複数の出力ポートを具備し、前記光入力ポートから入力された複数チャンネルのWDM光を波長分離して複数の前記出力ポートに出力する光分波装置において、
    前記出力ポートは、少なくとも2個の出力ポートを一組とする出力ポート組を複数組有しており、当該出力ポート組は、一つの出力ポート組内で互いに隣接する出力ポート間のクロストークを、前記出力ポートのうち異なる出力ポート組にありながら互いに隣接する出力ポート間のクロストークに比べ相対的に大きく設定したことを特徴とする光分波装置。
  2. 前記光入力ポートとしての入力導波路と、
    前記入力導波路に接続される入力用のスラブと、
    出力用のスラブと、
    前記光出力ポートとして前記出力用のスラブに接続される出力導波路と、
    前記入力用のスラブと前記出力用のスラブとを接続する複数の導波路であり、隣接する当該導波路の前記入力用のスラブから前記出力用のスラブに至る光路の長さの差が一定とされたチャンネル導波路と、を備えたアレイ導波路グレーティング用の基本構造を有する光分波装置であり、
    前記出力用のスラブと前記出力導波路の接続部は、前記出力ポートのうち同一の出力ポート組内にて隣接する出力ポート間の間隔に対応する前記出力導波路の間隔である第1の導波路間隔が、前記出力ポートから選定された2本の出力ポートのうち各々がそれぞれ異なる出力ポート組内にあって且つ互いに最も近接して隣接する2つの出力ポートの間隔に対応する前記出力導波路の間隔である第2の導波路間隔に比べ相対的に狭い間隔とされたことを特徴とする請求項1に記載の光分波装置。
  3. 前記光入力ポートとしての入力導波路と、
    前記入力導波路に接続される入力および出力用のスラブと、
    前記スラブに接続される出力導波路と、
    前記スラブに形成され、前記入力導波路から前記スラブに出力された光を反射して分光し、当該分光した光を波長ごとに異なる前記出力導波路に集光して光結合させるエシェレット格子と、を備えたエシェレット格子型の光分波装置であり、
    前記スラブと前記出力導波路の接続部は、前記出力ポートのうち同一の出力ポート組内にて隣接する前記出力導波路の間隔である第1の導波路間隔が、前記出力ポートから選定された2本の出力ポートのうち各々がそれぞれ異なる出力ポート組内にあって且つ互いに最も近接して隣接する2つの出力ポートの間隔に対応する前記出力導波路の間隔である第2の導波路間隔に比べ相対的に狭い間隔とされたことを特徴とする請求項1に記載の光分波装置。
  4. 前記スラブと入力導波路の接続部における前記入力導波路の幅(入力導波路末端幅)は、前記スラブと出力導波路の接続部における前記出力導波路の幅(出力導波路始点幅)より大きいことを特徴とする請求項2または3に記載の光分波装置。
  5. 前記スラブと入力導波路の接続部における前記入力導波路にガイドされる光の基本モードの全幅(入力モード幅)は、前記スラブと出力導波路の接続部における前記出力導波路にガイドされる光の基本モードの全幅(出力モード幅)より大きいことを特徴とする請求項2または3に記載の光分波装置。
  6. 共通の光入力ポートから入力した特定の波長の光を、特定の光透過バンド幅の第1の透過帯域を有する第1光出力ポートと、特定の光透過バンド幅でかつ透過帯域の一部が前記第1透過帯域と重なる第2の透過帯域を有する少なくとも1個以上の第2光出力ポートと、からそれぞれ出力する光分波手段と、
    前記第1光出力ポートと前記第2光出力ポートから出力される光の相対的強度比に基づいて算出した補正係数を用い、前記光分波手段の光透過損失の波長依存性を補正する信号処理手段と、
    を備えたことを特徴とする光モニタ装置。
  7. 前記信号処理手段は、
    前記第1光出力ポートと前記第光2出力ポートから出力される光の相対的な光強度比に基づいて、前記光分波手段の特定のポートの光透過バンドの中心波長と当該特定のポートを通過する光の中心波長との相対的な波長のずれの大きさを求めることを特徴とする請求項6に記載の光モニタ装置。
  8. 1個の光入力ポートに対して少なくとも2個の互いが隣接する光出力ポートを1組として有する複数組の出力ポート組を備え、当該出力ポート組は、前記光出力ポートのうち一つの出力ポート組内で互いに隣接する出力ポート間のクロストークを、前記出力ポートのうち異なる出力ポート組にありながら互いに隣接する出力ポート間のクロストークに比べ相対的に大きく設定されており、
    前記光入力ポートから入力されたWDM光を波長分離して前記出力ポート組に出力する光分波手段と、
    前記光出力ポートから出力される光のパワーを検出し、光電変換する光電変換手段と、
    前記光電変換手段により検出された前記出力ポート組内の前記2つの光出力ポートから出力される光の相対的な光強度比に基づいて算出した補正係数を用いて前記光分波手段の前記光入力ポートと前記光出力ポートの間の光透過損失の波長依存性を補正する信号処理手段と、
    を備えたことを特徴とする光モニタ装置。
  9. 前記信号処理手段は、前記出力ポート組内の光出力ポートであって、隣接する少なくとも2つの光出力ポートから出力される光の相対的な光強度比に基づいて、前記光分波手段の特定の光出力ポートの光透過バンドの中心波長と、当該特定の光出力ポートを通過する光の中心波長との相対的ずれの大きさを求め、当該相対的ずれの大きさによって当該特定の光出力ポートを通過する光の中心波長を求める機能を含むことを特徴とする請求項8に記載の光モニタ装置。
  10. 前記信号処理手段は、
    前記出力ポート組内にて隣接する前記光出力ポートから出力される光の中心波長に対して前記出力ポート組内の特定の前記光出力ポートの透過帯域の中心波長とのずれの大きさをΔλとして、前記出力ポート組内にて隣接する前記光出力ポートから出力される光の相対的な光強度比を測定する測定手段と、
    前記出力ポート組内にて隣接する前記光出力ポートから出力される光の相対的な光強度比とΔλの関係を規定する情報とを用い、前記出力ポート組内にて隣接する前記光出力ポートから出力される光の相対的な光強度比と、前記光強度比とΔλの関係により前記検出された光のパワーを補正することを特徴とする請求項6または8に記載の光モニタ装置。

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