JPH09297059A - 波長弁別機能を備えた光パワーメータ - Google Patents
波長弁別機能を備えた光パワーメータInfo
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- JPH09297059A JPH09297059A JP11092496A JP11092496A JPH09297059A JP H09297059 A JPH09297059 A JP H09297059A JP 11092496 A JP11092496 A JP 11092496A JP 11092496 A JP11092496 A JP 11092496A JP H09297059 A JPH09297059 A JP H09297059A
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- Japan
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- optical
- signal
- light
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- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 波長多重化された光信号を広いダイナミック
レンジにて測定を行うことができるとともに簡単な操作
で迅速に測定を行うことのできる光パワーメータを実現
する。 【解決手段】 波長多重化された光信号を各波長毎の光
信号に分波してその強度を測定する波長弁別機能を備え
た光パワーメータにおいて、入射された波長多重化され
た光信号を各波長毎の光信号に分波する波長分割カプラ
ーと、前記波長分割カプラーにより分波された各波長毎
の光信号の強度をそれぞれ測定する複数の測定系と、前
記波長分割カプラーの各信号光の波長アイソレーション
を記憶するＲＯＭと、前記複数の測定系の各出力および
前記ＲＯＭに記憶される波長分割カプラーの各信号光の
波長アイソレーションから入射光に含まれる各波長毎の
光信号の実際の強度を求めるデータ処理部とを有する。
レンジにて測定を行うことができるとともに簡単な操作
で迅速に測定を行うことのできる光パワーメータを実現
する。 【解決手段】 波長多重化された光信号を各波長毎の光
信号に分波してその強度を測定する波長弁別機能を備え
た光パワーメータにおいて、入射された波長多重化され
た光信号を各波長毎の光信号に分波する波長分割カプラ
ーと、前記波長分割カプラーにより分波された各波長毎
の光信号の強度をそれぞれ測定する複数の測定系と、前
記波長分割カプラーの各信号光の波長アイソレーション
を記憶するＲＯＭと、前記複数の測定系の各出力および
前記ＲＯＭに記憶される波長分割カプラーの各信号光の
波長アイソレーションから入射光に含まれる各波長毎の
光信号の実際の強度を求めるデータ処理部とを有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は波長多重化された光
信号を各波長毎の光信号に分波してその強度を測定する
波長弁別機能を備えた光パワーメータに関する。
信号を各波長毎の光信号に分波してその強度を測定する
波長弁別機能を備えた光パワーメータに関する。
【０００２】
【従来の技術】光通信においては伝送する情報量を多く
するために、伝送する光信号を多重化することが行われ
ており、その伝送品質を管理するためには各波長毎の光
強度を測定する必要がある。
するために、伝送する光信号を多重化することが行われ
ており、その伝送品質を管理するためには各波長毎の光
強度を測定する必要がある。
【０００３】図２および図３のそれぞれは、従来の波長
弁別機能を備えた光パワーメータの構成を示すブロック
図である。
弁別機能を備えた光パワーメータの構成を示すブロック
図である。
【０００４】図２に示す従来例においては、波長λ1，
λ2の信号光を含む入射光Ｐinは光分割カプラー２０１
によって単純に分割される。光フィルタ２１０1，２１
０2は光分割カプラー２０１の出力のうち、波長λ1，λ
2のみをそれぞれ通過させる。光フィルタ２１０1の出力
である波長λ1の信号光は、フォトダイオード等の受光
素子２０３1によって受光されてその受光量に応じた電
流が流れる。該電流は電流電圧変換器２０４1によって
電圧値に変換され、増幅器２０５1によって増幅された
後にＡ／Ｄ変換器２０６1によりデジタル信号に変換さ
れる。
λ2の信号光を含む入射光Ｐinは光分割カプラー２０１
によって単純に分割される。光フィルタ２１０1，２１
０2は光分割カプラー２０１の出力のうち、波長λ1，λ
2のみをそれぞれ通過させる。光フィルタ２１０1の出力
である波長λ1の信号光は、フォトダイオード等の受光
素子２０３1によって受光されてその受光量に応じた電
流が流れる。該電流は電流電圧変換器２０４1によって
電圧値に変換され、増幅器２０５1によって増幅された
後にＡ／Ｄ変換器２０６1によりデジタル信号に変換さ
れる。
【０００５】上記の受光素子２０３1、電流電圧変換器
２０４1、増幅器２０５1およびＡ／Ｄ変換器２０６1に
よる測定系と同様の測定系が波長λ2についても同様に
設けられており、波長λ2については受光素子２０３2、
電流電圧変換器２０４2、増幅器２０５2およびＡ／Ｄ変
換器２０６2による測定系が設けられている。
２０４1、増幅器２０５1およびＡ／Ｄ変換器２０６1に
よる測定系と同様の測定系が波長λ2についても同様に
設けられており、波長λ2については受光素子２０３2、
電流電圧変換器２０４2、増幅器２０５2およびＡ／Ｄ変
換器２０６2による測定系が設けられている。
【０００６】Ａ／Ｄ変換器２０６1，２０６2の各出力は
データ処理部２０７に入力され、データ処理部２０７で
は入力値が示す各波長毎の光強度を表示部２０９に表示
させる。
データ処理部２０７に入力され、データ処理部２０７で
は入力値が示す各波長毎の光強度を表示部２０９に表示
させる。
【０００７】図３に示す従来例は光分割カプラーを用い
ることなく光信号の分岐を行うもので、図２に示した光
分割カプラー２０１の代りにスイッチ３０１を設けたも
のである。この他の光ファイバ３０２1，３０２2、受光
素子３０３1，３０３2、電流電圧変換器３０４1３０
４2，、増幅器３０５1，３０５2、Ａ／Ｄ変換器３０
６1，３０６2、データ処理部３０７、表示部３０９およ
び光フィルタ３１０1，３１０2のそれぞれは図２に示し
た光ファイバ２０２1，２０２2、受光素子２０３1，２
０３2、電流電圧変換器２０４1２０４2，、増幅器２０
５1，２０５2、Ａ／Ｄ変換器２０６1，２０６2、データ
処理部２０７、表示部２０９および光フィルタ２１
０1，２１０2と同様であるために説明は省略する。
ることなく光信号の分岐を行うもので、図２に示した光
分割カプラー２０１の代りにスイッチ３０１を設けたも
のである。この他の光ファイバ３０２1，３０２2、受光
素子３０３1，３０３2、電流電圧変換器３０４1３０
４2，、増幅器３０５1，３０５2、Ａ／Ｄ変換器３０
６1，３０６2、データ処理部３０７、表示部３０９およ
び光フィルタ３１０1，３１０2のそれぞれは図２に示し
た光ファイバ２０２1，２０２2、受光素子２０３1，２
０３2、電流電圧変換器２０４1２０４2，、増幅器２０
５1，２０５2、Ａ／Ｄ変換器２０６1，２０６2、データ
処理部２０７、表示部２０９および光フィルタ２１
０1，２１０2と同様であるために説明は省略する。
【０００８】上記のように構成される従来例において、
測定はスイッチ３０１を測定する波長側に切り換えるこ
とにより行われる。
測定はスイッチ３０１を測定する波長側に切り換えるこ
とにより行われる。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の波長弁
別機能を備えた光パワーメータのうち、図２に示したも
のにおいては、入射光を単純に分割する光分割カプラー
および特定波長光のみを通過させる光フィルタを使用し
ている。入射光は光分割カプラーを通ることにより、そ
の強度が減衰し、さらに光フィルタにおいても損失が生
じることから受光素子出力が低いものとなり測定ダイナ
ミックレンジが狭くなるという問題点がある。
別機能を備えた光パワーメータのうち、図２に示したも
のにおいては、入射光を単純に分割する光分割カプラー
および特定波長光のみを通過させる光フィルタを使用し
ている。入射光は光分割カプラーを通ることにより、そ
の強度が減衰し、さらに光フィルタにおいても損失が生
じることから受光素子出力が低いものとなり測定ダイナ
ミックレンジが狭くなるという問題点がある。
【００１０】また、光分割カプラ１個と光フィルタ２個
が必要となるため、光学系ブロックが複雑となり、高価
となる。
が必要となるため、光学系ブロックが複雑となり、高価
となる。
【００１１】図３に示した従来例においては光分割カプ
ラーを使用しないことから、この部分での減衰が生じな
いものとなるが、光フィルタを使用しているために、や
はり測定ダイナミックレンジが狭くなるという問題点が
あり、さらに測定対象信号の波長に応じてスイッチを切
り換えなければならず、煩わしいうえに測定に時間がか
かるという問題点がある。
ラーを使用しないことから、この部分での減衰が生じな
いものとなるが、光フィルタを使用しているために、や
はり測定ダイナミックレンジが狭くなるという問題点が
あり、さらに測定対象信号の波長に応じてスイッチを切
り換えなければならず、煩わしいうえに測定に時間がか
かるという問題点がある。
【００１２】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、広いダイナミ
ックレンジにて測定を行うことができるとともに簡単な
操作で迅速に測定を行うことのできる波長弁別機能を備
えた光パワーメータを実現することを目的とする。
る問題点に鑑みてなされたものであって、広いダイナミ
ックレンジにて測定を行うことができるとともに簡単な
操作で迅速に測定を行うことのできる波長弁別機能を備
えた光パワーメータを実現することを目的とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明の波長弁別機能を
備えた光パワーメータは、波長多重化された光信号を各
波長毎の光信号に分波してその強度を測定する波長弁別
機能を備えた光パワーメータにおいて、入射された波長
多重化された光信号を各波長毎の光信号に分波する波長
分割カプラーと、前記波長分割カプラーにより分波され
た各波長毎の光信号の強度をそれぞれ測定する複数の測
定系と、前記波長分割カプラーの各信号光の波長アイソ
レーションを記憶するＲＯＭと、前記複数の測定系の各
出力および前記ＲＯＭに記憶される波長分割カプラーの
各信号光の波長アイソレーションから入射光に含まれる
各波長毎の光信号の実際の強度を求めるデータ処理部と
を有することを特徴とする。
備えた光パワーメータは、波長多重化された光信号を各
波長毎の光信号に分波してその強度を測定する波長弁別
機能を備えた光パワーメータにおいて、入射された波長
多重化された光信号を各波長毎の光信号に分波する波長
分割カプラーと、前記波長分割カプラーにより分波され
た各波長毎の光信号の強度をそれぞれ測定する複数の測
定系と、前記波長分割カプラーの各信号光の波長アイソ
レーションを記憶するＲＯＭと、前記複数の測定系の各
出力および前記ＲＯＭに記憶される波長分割カプラーの
各信号光の波長アイソレーションから入射光に含まれる
各波長毎の光信号の実際の強度を求めるデータ処理部と
を有することを特徴とする。
【００１４】本発明の他の形態による波長弁別機能を備
えた光パワーメータは、波長多重化された光信号を各波
長毎の光信号に分波してその強度を測定する波長弁別機
能を備えた光パワーメータにおいて、入射された波長多
重化された光信号を各波長毎の光信号に分波する波長分
割カプラーと、前記波長分割カプラーにより分波された
各波長毎の光信号の強度をそれぞれ測定する複数の測定
系と、前記波長分割カプラーの各信号光の波長アイソレ
ーションおよび前記複数の測定系のそれぞれの波長感度
特性を記憶するＲＯＭと、前記複数の測定系の各出力、
前記ＲＯＭに記憶される波長分割カプラーの各信号光の
波長アイソレーションおよび複数の測定系のそれぞれの
波長感度特性から入射光に含まれる各波長毎の光信号の
実際の強度を求めるデータ処理部とを有することを特徴
とする。
えた光パワーメータは、波長多重化された光信号を各波
長毎の光信号に分波してその強度を測定する波長弁別機
能を備えた光パワーメータにおいて、入射された波長多
重化された光信号を各波長毎の光信号に分波する波長分
割カプラーと、前記波長分割カプラーにより分波された
各波長毎の光信号の強度をそれぞれ測定する複数の測定
系と、前記波長分割カプラーの各信号光の波長アイソレ
ーションおよび前記複数の測定系のそれぞれの波長感度
特性を記憶するＲＯＭと、前記複数の測定系の各出力、
前記ＲＯＭに記憶される波長分割カプラーの各信号光の
波長アイソレーションおよび複数の測定系のそれぞれの
波長感度特性から入射光に含まれる各波長毎の光信号の
実際の強度を求めるデータ処理部とを有することを特徴
とする。
【００１５】「作用」上記のように構成される本発明に
おいては、入力光信号を分割する波長分割カプラー自体
が各波長毎の光信号に分波する弁別機能を備えているの
で、従来必要とされていた光フィルタが不要となってい
る。
おいては、入力光信号を分割する波長分割カプラー自体
が各波長毎の光信号に分波する弁別機能を備えているの
で、従来必要とされていた光フィルタが不要となってい
る。
【００１６】入射光に含まれる各波長毎の光信号の実際
の強度は、波長分割カプラーの各出力の測定結果とＲＯ
Ｍに記憶される波長分割カプラーの各信号光の波長アイ
ソレーションから求められるので、波長分割カプラーに
よって分割を行うことにより誤差が生じることはない。
の強度は、波長分割カプラーの各出力の測定結果とＲＯ
Ｍに記憶される波長分割カプラーの各信号光の波長アイ
ソレーションから求められるので、波長分割カプラーに
よって分割を行うことにより誤差が生じることはない。
【００１７】また、測定はスイッチを切り換える等の操
作を必要としないので、各々の波長の光パワーが同時に
測定できるとともに、簡単かつ迅速に測定がなされる。
作を必要としないので、各々の波長の光パワーが同時に
測定できるとともに、簡単かつ迅速に測定がなされる。
【００１８】
【発明の実施の形態】実施例１ 次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。図１は本発明の波長弁別機能を備えた光パワーメー
タの一実施例の構成を示すブロック図である。
る。図１は本発明の波長弁別機能を備えた光パワーメー
タの一実施例の構成を示すブロック図である。
【００１９】本実施例は、図２に示した従来例における
光分割カプラー２０１を、入射光を異なる波長毎の光信
号に分割する波長分割カプラー１０１とし、波長分割カ
プラー１０１の所定の特性を記憶するＲＯＭ１０８を設
け、データ処理部１０７はＲＯＭ１０８の記憶内容およ
び測定値に基づいて各波長光の強度を算出するように構
成したものである。この他の光ファイバ１０２1，１０
２2、受光素子１０３1，１０３2、電流電圧変換器１０
４1，１０４2，、増幅器１０５1，１０５2、Ａ／Ｄ変換
器１０６1，１０６2および表示部１０９の各構成および
動作は図２に示した光ファイバ２０２1，２０２2、受光
素子２０３1，２０３2、電流電圧変換器２０４1２０
４2，、増幅器２０５1，２０５2、Ａ／Ｄ変換器２０
６1，２０６2および表示部２０９と同様であるために説
明は省略する。
光分割カプラー２０１を、入射光を異なる波長毎の光信
号に分割する波長分割カプラー１０１とし、波長分割カ
プラー１０１の所定の特性を記憶するＲＯＭ１０８を設
け、データ処理部１０７はＲＯＭ１０８の記憶内容およ
び測定値に基づいて各波長光の強度を算出するように構
成したものである。この他の光ファイバ１０２1，１０
２2、受光素子１０３1，１０３2、電流電圧変換器１０
４1，１０４2，、増幅器１０５1，１０５2、Ａ／Ｄ変換
器１０６1，１０６2および表示部１０９の各構成および
動作は図２に示した光ファイバ２０２1，２０２2、受光
素子２０３1，２０３2、電流電圧変換器２０４1２０
４2，、増幅器２０５1，２０５2、Ａ／Ｄ変換器２０
６1，２０６2および表示部２０９と同様であるために説
明は省略する。
【００２０】波長分割カプラー１０１は波長分波機能を
備えるもので、例えば、グレーティングを用いた導波路
型のものやＷＤＭ（WaveLength Division Multiplexin
g）ファイバ等が使用され、入射光Pinに含まれる波長λ
1，λ2の信号光をそれぞれＡポート，Ｂポートへ出力す
る。本実施例においては、上記のような波長分波機能を
備える波長分割カプラー１０１を用いることにより従来
必要であった光フィルタが不要となっている。
備えるもので、例えば、グレーティングを用いた導波路
型のものやＷＤＭ（WaveLength Division Multiplexin
g）ファイバ等が使用され、入射光Pinに含まれる波長λ
1，λ2の信号光をそれぞれＡポート，Ｂポートへ出力す
る。本実施例においては、上記のような波長分波機能を
備える波長分割カプラー１０１を用いることにより従来
必要であった光フィルタが不要となっている。
【００２１】ＲＯＭ１０８は、予め測定された波長分割
カプラー１０１の波長アイソレーションを記憶してい
る。なお、ここでいう波長アイソレーションとは、例え
ば、Ｂポートに出力される波長λ1の信号光の割合であ
り、分岐路に現れる非選択光の割合をいう。
カプラー１０１の波長アイソレーションを記憶してい
る。なお、ここでいう波長アイソレーションとは、例え
ば、Ｂポートに出力される波長λ1の信号光の割合であ
り、分岐路に現れる非選択光の割合をいう。
【００２２】ＲＯＭ１０８に記憶される波長λ1、λ2の
各信号光の波長アイソレーションをＲ（λ1）、Ｒ
（λ2）とし、入射光Ｐinに含まれる波長λ1、λ2の各
信号光の強度をＰin（λ1）、Ｐin（λ2）とすると、Ａ
ポートおよびＢポートにおける信号光の強度はＰA，ＰB
のそれぞれは以下に表わされる。
各信号光の波長アイソレーションをＲ（λ1）、Ｒ
（λ2）とし、入射光Ｐinに含まれる波長λ1、λ2の各
信号光の強度をＰin（λ1）、Ｐin（λ2）とすると、Ａ
ポートおよびＢポートにおける信号光の強度はＰA，ＰB
のそれぞれは以下に表わされる。
【００２３】 ＰA＝Ｐin（λ1）・（１−Ｒ（λ1））＋Ｐin（λ2）・Ｒ（λ2）・・・・・・(1) ＰB＝Ｐin（λ1）・Ｒ（λ1）＋Ｐin（λ2）・（１−Ｒ（λ2））・・・・・・(2) データ処理部１０７では、Ａ／Ｄ変換器１０６1，１０
６2が示すＡポートおよびＢポートにおける信号光の強
度ＰA，ＰBと、ＲＯＭ１０８に記憶される波長λ 1、λ2
の各信号光の波長アイソレーションＲ（λ1）、Ｒ
（λ2）を上記の（１）式および（２）式に代入するこ
とにより入射光Ｐinに含まれる波長λ1、λ2の各信号光
の強度Ｐin（λ1）、Ｐin（λ2）をそれぞれ求め、表示
部１０９に表示させる。
６2が示すＡポートおよびＢポートにおける信号光の強
度ＰA，ＰBと、ＲＯＭ１０８に記憶される波長λ 1、λ2
の各信号光の波長アイソレーションＲ（λ1）、Ｒ
（λ2）を上記の（１）式および（２）式に代入するこ
とにより入射光Ｐinに含まれる波長λ1、λ2の各信号光
の強度Ｐin（λ1）、Ｐin（λ2）をそれぞれ求め、表示
部１０９に表示させる。
【００２４】本実施例においては上記のような補正を行
うことにより波長分割カプラー１０１の波長アイソレー
ション特性に関わらずに正確な測定を行うことが可能と
なっている。波長分割カプラー１０１の波長アイソレー
ションは、入射光Ｐinに含まれる波長λ1、λ2の各信号
光の強度Ｐin（λ1）、Ｐin（λ2）の比が大きな場合に
測定精度に大きく影響するため、上記のような補正を行
わない場合には図２および図３に示した従来例のように
波長フィルタが必要となることがあり、上記の補正は測
定精度の向上とともに測定ダイナミックレンジを広げる
意味からも重要である。
うことにより波長分割カプラー１０１の波長アイソレー
ション特性に関わらずに正確な測定を行うことが可能と
なっている。波長分割カプラー１０１の波長アイソレー
ションは、入射光Ｐinに含まれる波長λ1、λ2の各信号
光の強度Ｐin（λ1）、Ｐin（λ2）の比が大きな場合に
測定精度に大きく影響するため、上記のような補正を行
わない場合には図２および図３に示した従来例のように
波長フィルタが必要となることがあり、上記の補正は測
定精度の向上とともに測定ダイナミックレンジを広げる
意味からも重要である。
【００２５】なお、以上説明した実施例においては、入
射光に含まれる信号光の種類を２種類として説明した
が、さらに多くの信号光を含む入射光についても信号数
分の分波が可能な波長分割カプラーを使用し、その波長
分割カプラーの波長アイソレーションを予め測定してお
くことで、上記と同様に測定することができる。
射光に含まれる信号光の種類を２種類として説明した
が、さらに多くの信号光を含む入射光についても信号数
分の分波が可能な波長分割カプラーを使用し、その波長
分割カプラーの波長アイソレーションを予め測定してお
くことで、上記と同様に測定することができる。
【００２６】実施例２ 本実施例は、受光素子の波長感度補正を行うことにより
測定精度を向上するものである。
測定精度を向上するものである。
【００２７】受光素子は波長感度特性（分光特性）を有
し、検出波長毎に感度が異なるため、ＲＯＭ１０８に各
受光素子１０３1，１０３2の波長感度特性を記憶させ、
データ処理部１０７は該波長感度特性と測定を行う波長
から波長感度補正値を決定する。受光素子１０３1の波
長λ1に対する波長感度補正値をα、受光素子１０３2の
波長λ2に対する波長感度補正値をβとすると、（１）
式および（２）式は以下のように変形することができ
る。
し、検出波長毎に感度が異なるため、ＲＯＭ１０８に各
受光素子１０３1，１０３2の波長感度特性を記憶させ、
データ処理部１０７は該波長感度特性と測定を行う波長
から波長感度補正値を決定する。受光素子１０３1の波
長λ1に対する波長感度補正値をα、受光素子１０３2の
波長λ2に対する波長感度補正値をβとすると、（１）
式および（２）式は以下のように変形することができ
る。
【００２８】 PA・α＝Pin(λ1)・(1-R(λ1))+Pin(λ2)・R(λ2)・・・・・・(1') PB・β＝Pin(λ1)・R(λ1)+Pin(λ2)・(1-R(λ2))・・・・・・(2') データ処理部１０７では、Ａ／Ｄ変換器１０６1，１０
６2が示すＡポートおよびＢポートにおける信号光の強
度ＰA，ＰBと、ＲＯＭ１０８に記憶される波長λ 1、λ2
の各信号光の波長アイソレーションＲ（λ1）、Ｒ
（λ2）および波長感度補正値α，βを上記の（１’）
式および（２’）式に代入することにより入射光Ｐinに
含まれる波長λ1、λ2の各信号光の強度Ｐin（λ1）、
Ｐin（λ2）をそれぞれ求め、表示部１０９に表示させ
る。
６2が示すＡポートおよびＢポートにおける信号光の強
度ＰA，ＰBと、ＲＯＭ１０８に記憶される波長λ 1、λ2
の各信号光の波長アイソレーションＲ（λ1）、Ｒ
（λ2）および波長感度補正値α，βを上記の（１’）
式および（２’）式に代入することにより入射光Ｐinに
含まれる波長λ1、λ2の各信号光の強度Ｐin（λ1）、
Ｐin（λ2）をそれぞれ求め、表示部１０９に表示させ
る。
【００２９】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
【００３０】請求項１に記載のものにおいては、従来必
要とされていた光フィルタが不要となり、光学系ブロッ
クが単純化でき、測定ダイナミックレンジを広くするこ
とができる効果がある。
要とされていた光フィルタが不要となり、光学系ブロッ
クが単純化でき、測定ダイナミックレンジを広くするこ
とができる効果がある。
【００３１】また、測定はスイッチを切り換える等の操
作を必要としないので、各波長の光パワーが同時に測定
できることから簡単かつ迅速に測定を行うことができる
効果がある。
作を必要としないので、各波長の光パワーが同時に測定
できることから簡単かつ迅速に測定を行うことができる
効果がある。
【００３２】請求項２に記載のものにおいては測定系の
波長感度補正がなされることから、上記各効果に加え
て、測定精度をさらに向上することができる効果があ
る。
波長感度補正がなされることから、上記各効果に加え
て、測定精度をさらに向上することができる効果があ
る。
【図１】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図２】従来例の構成を示すブロック図である。
【図３】従来例の構成を示すブロック図である。
１０１ 波長分割カプラー １０２1，１０２2 光ファイバ １０３1，１０３2 受光素子 １０４1，１０４2 電流電圧変換器 １０５1，１０５2 増幅器 １０６1，１０６2 Ａ／Ｄ変換器 １０７ データ処理部 １０８ ＲＯＭ １０９ 表示部
Claims (2)
- 【請求項１】 波長多重化された光信号を各波長毎の光
信号に分波してその強度を測定する波長弁別機能を備え
た光パワーメータにおいて、 入射された波長多重化された光信号を各波長毎の光信号
に分波する波長分割カプラーと、 前記波長分割カプラーにより分波された各波長毎の光信
号の強度をそれぞれ測定する複数の測定系と、 前記波長分割カプラーの各信号光の波長アイソレーショ
ンを記憶するＲＯＭと、 前記複数の測定系の各出力および前記ＲＯＭに記憶され
る波長分割カプラーの各信号光の波長アイソレーション
から入射光に含まれる各波長毎の光信号の実際の強度を
求めるデータ処理部とを有することを特徴とする波長弁
別機能を備えた光パワーメータ。 - 【請求項２】 波長多重化された光信号を各波長毎の光
信号に分波してその強度を測定する波長弁別機能を備え
た光パワーメータにおいて、 入射された波長多重化された光信号を各波長毎の光信号
に分波する波長分割カプラーと、 前記波長分割カプラーにより分波された各波長毎の光信
号の強度をそれぞれ測定する複数の測定系と、 前記波長分割カプラーの各信号光の波長アイソレーショ
ンおよび前記複数の測定系のそれぞれの波長感度特性を
記憶するＲＯＭと、 前記複数の測定系の各出力、前記ＲＯＭに記憶される波
長分割カプラーの各信号光の波長アイソレーションおよ
び複数の測定系のそれぞれの波長感度特性から入射光に
含まれる各波長毎の光信号の実際の強度を求めるデータ
処理部とを有することを特徴とする波長弁別機能を備え
た光パワーメータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11092496A JPH09297059A (ja) | 1996-05-01 | 1996-05-01 | 波長弁別機能を備えた光パワーメータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11092496A JPH09297059A (ja) | 1996-05-01 | 1996-05-01 | 波長弁別機能を備えた光パワーメータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09297059A true JPH09297059A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=14548077
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11092496A Withdrawn JPH09297059A (ja) | 1996-05-01 | 1996-05-01 | 波長弁別機能を備えた光パワーメータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09297059A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100431068B1 (ko) * | 2002-05-03 | 2004-05-12 | 주식회사 옵텔콤 | 광파장 자동 식별기능을 구비한 광파워메타 |
| WO2009084761A1 (en) * | 2008-01-03 | 2009-07-09 | Hantle System Co., Ltd. | Optical wavelength power meter |
-
1996
- 1996-05-01 JP JP11092496A patent/JPH09297059A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100431068B1 (ko) * | 2002-05-03 | 2004-05-12 | 주식회사 옵텔콤 | 광파장 자동 식별기능을 구비한 광파워메타 |
| WO2009084761A1 (en) * | 2008-01-03 | 2009-07-09 | Hantle System Co., Ltd. | Optical wavelength power meter |
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