JP2000280726A - 車両暖房装置 - Google Patents

車両暖房装置

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JP2000280726A
JP2000280726A JP11059255A JP5925599A JP2000280726A JP 2000280726 A JP2000280726 A JP 2000280726A JP 11059255 A JP11059255 A JP 11059255A JP 5925599 A JP5925599 A JP 5925599A JP 2000280726 A JP2000280726 A JP 2000280726A
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pump
heating device
vehicle
heating
bypass passage
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Sadahisa Onimaru
貞久 鬼丸
Mitsuo Inagaki
稲垣  光夫
Masaru Kadokawa
優 角川
Hirohito Matsui
啓仁 松井
Hajime Ito
肇 伊藤
Toshio Morikawa
敏夫 森川
Toshinao Aoki
俊直 青木
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Soken Inc
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Denso Corp
Nippon Soken Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人間が手動操作にて操作レバーを操作するこ
となく、絞り制御を行う。 【解決手段】 冷却水の温度が所定温度以下となる暖房
能力不足のときには、冷却水を循環させるウォータポン
プ210の吐出側に設けた絞り弁140の開度を小さく
する。これにより、絞り弁140およびウォータポンプ
210で発熱するので、人間が手動操作にて操作レバー
を操作することなく、暖房能力不足を補うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用暖房装置に
関するもので、エンジンから廃熱量が小さい、ディーゼ
ルエンジン車両や希薄燃焼型エンジン車両等に適用して
有効である。
【0002】
【従来の技術】車両用暖房装置の多くは、周知のごと
く、冷却水に回収されたエンジン廃熱を熱源として車室
内の暖房を行っている。しかし、ディーゼルエンジン車
両や希薄燃焼型エンジン車両等では、エンジンから廃熱
量が小さいため、十分な暖房能力を得ることができな
い。
【0003】そこで、例えば実開昭63−50713号
公報に記載の発明では、車輪と連動して駆動するポンプ
機構(5)と、ループ状の流体通路(14)と、発熱用
の絞り要素(18)と、この絞り要素(18)の絞り状
態を切り替える操作レバー(22)とを設けた鉄道用暖
房装置において、操作レバー(22)をONの位置に切
り替えて絞り要素(18)を絞ることによって、流体の
温度を上昇させて、暖房能力の向上させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に記
載の発明では、人間が手動操作にて操作レバーを操作し
なければならないという煩わしいと言う第1の問題があ
った。また、上記公報に記載の発明では、絞り要素の絞
り状態を切り替えることにより流体の温度を上昇させる
ことができるものの、流路を絞ることにより流量が低下
するので、暖房能力を良好に向上させることができない
という第2の問題があった。
【0005】本発明は、上記点に鑑み、第1、2の問題
を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1〜13に記載の発明では、冷却
液の温度を上昇させる必要があるのか下降させる必要が
あるのかを判定する判定手段(S110〜S140)
と、この判定手段(S110〜S140)にて冷却液の
温度を上昇させる必要があると判定されたときに、循環
サイクルの流路面積を小さくするように絞り手段(14
0)を制御する流路面積制御手段(S150)とを備え
ることを特徴とする。
【0007】これにより、人間が手動操作にて操作レバ
ーを操作することなく、暖房能力不足を補うことができ
る。また、請求項5に記載の発明では、ポンプ(21
0、100)は、駆動源(200)により駆動される主
ポンプ(210)と、この主ポンプ(210)とは別に
設けられた補助ポンプ(100)とを備えることを特徴
とする。
【0008】これにより、補助ポンプ(100)により
流量不足を補うことができるので、流量が大きく低下す
ることを防止でき、暖房能力を良好に向上させることが
できる。因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述す
る実施形態記載の具体的手段との対応関係の例を示す一
例である。
【0009】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は本発明の
第1実施形態に係る車両用暖房装置の模式図である。そ
して、200は走行用の水冷エンジン(水冷内燃機関)
であり、210は冷却水(冷却液)を循環させるウォー
タポンプ(以下、ポンプと略す。)である。
【0010】なお、ポンプ210は体積型ポンプの一種
であるベーン型ポンプであり、このポンプ210は、図
2に示すように、Vベルト211及びプーリ212を介
して水冷エンジン(以下、エンジンと略す。)200に
より回転駆動されるロータ213、及びロータ213の
回転に伴ってロータ213から出没するベーン214等
からなる作動室VC の体積を拡大縮小することによっ
て、冷却水を吸入圧送するものである。
【0011】また、215は後述するラジエータ及びヒ
ータコアの流出口側に接続される吸入口であり、216
は吸入口216と作動室VC と連通させる吸入ポートで
ある。そして、217はエンジン200内のウォータジ
ャケット(冷却水通路)201(図1参照)側に接続さ
れる吐出口であり、218は吐出口217と作動室V C
と連通させる吐出ポートである。
【0012】ところで、図1中、220は冷却水を冷却
するラジエータであり、221は冷却水温度に応じてラ
ジエータ220に向けて流通する冷却水流量を調節する
サーモスタットである。また、110はポンプ210か
ら圧送された冷却水を熱源として、車室内を暖房するヒ
ータコア(暖房用熱交換器)であり、ヒータコア110
の冷却水流れ上流側には、ヒータコア110に流入する
冷却水の温度を検出する水温センサ(温度検出手段)1
20が配設されている。
【0013】また、130はポンプ210の吐出圧を検
出する圧力センサ(圧力検出手段)であり、この圧力セ
ンサ130の冷却水流れ下流側には、冷却水通路の開度
(絞り度)を可変制御する絞り弁(エネルギ変換手段)
140が配設されている。そして、この絞り弁130の
開度は、サーボモータ等の駆動手段141を介して電子
制御装置(ECU)150により可変制御される。
【0014】なお、152はヒータコア110に向けて
空気を送風する送風機であり、この送風機152を駆動
する電動モータ151の印加電圧を示す信号、両センサ
120、130からの信号、及びポンプ210の回転数
を検出する回転センサ(回転数検出手段)160がEC
U150に入力されている。次に、本実施形態に係る車
両用暖房装置の作動について述べる。
【0015】図3は絞り弁140の制御作動(以下、こ
の制御作動を絞り制御と呼ぶ。)を示すフローチャート
であり、図4は絞り制御にて必要な目標圧力PC を演算
するためのフローチャートである(以下、このフローチ
ャートを目標圧力演算フローと呼ぶ。)。先ず、絞り制
御から説明する(図3参照)。
【0016】エンジン200の始動後、車両用暖房装置
の稼働させる暖房スイッチ(図示せず)が投入される
と、水温センサ120の検出温度(以下、この検出温度
を水温TW と記す。)を読み込み(S100)、水温T
W と所定水温TW0(本実施形態では約80℃)とを比較
する(S110)。そして、水温TW が所定水温TW0
上であるときには、S100に戻り、水温TW が所定水
温TW0未満であるときには、目標圧力演算フロー(図4
参照)にて演算された目標圧力PC 及び圧力センサ13
0の検出圧力(以下、この検出圧力を現圧力PW と呼
ぶ。)が読み込まれる(S120、S130)。
【0017】次に、目標圧力PC と現圧力PW とを比較
し(S140)、現圧力PW が目標圧力PC 以上である
ときには、絞り弁140の開度を所定量だけ開いてポン
プ210の吐出圧を降下させ(S150)、一方、現圧
力PW が目標圧力PC 未満であるときには、絞り弁14
0の開度を所定量だけ閉じてポンプ210の吐出圧を上
昇させる(S160)。なお、S150において、絞り
弁140が既に全開状態であるときは、その開度を維持
する。
【0018】そして、絞り制御が開始した時からの時間
tが所定時間t0 を経過するまでの間は、現圧力PW
目標圧力PC となるようにS140〜S170を繰り返
し、時間tが所定時間t0 を経過したときには、S10
0に戻る。なお、所定時間t0 のみS140〜S170
を繰り返す理由は、現圧力PW が目標圧力PC となるよ
うに絞り制御をしている間に水温TW が変化するため、
実際の水温TW と大きく異なる水温TW に基づいて目標
圧力PC が演算されることを防止するためである。
【0019】因みに、暖房スイッチが切られたときに
は、絞り弁140の開度を全開状態にして絞り制御を終
了する。次に、目標圧力演算フロー(図4参照)につい
て述べる。水温TW 、電動モータ151の印加電圧によ
って決定される送風量V及び回転センサ160の検出値
(以下、この検出値を回転数Nと呼ぶ。)を読み込み
(S200)、予め記憶されたマップ(図示せず)に基
づいて水温TW 及び送風量Vからヒータコア110通過
後の吹出空気温度Ta を演算する(S210)。
【0020】次に、予め記憶された所定吹出空気温度T
a0(本実施形態では約50℃)と吹出空気温度Ta との
差から、予め記憶されたマップ(図示せず)に基づいて
必要暖房熱量Qを演算するとともに、PC0=k・Q/N
に基づいて仮目標圧力PC0を演算する(S220、S2
30)。ここで、kは予め試験等により求めた定数であ
り、エンジンの冷却損失増加分による発生熱量も考慮さ
れた値である。
【0021】そして、仮目標圧力PC0と予め設定された
最大目標圧力Pmax とを比較し(S240)、仮目標圧
力PC0が最大目標圧力Pmax 以下のときは、仮目標圧力
C0を目標圧力PC とし(S250)、仮目標圧力PC0
が最大目標圧力Pmax より大きいときには、最大目標圧
力Pmax を目標圧力PC とする(S260)。なお、最
大目標圧力Pmax は、ポンプ210を保護すべく、ポン
プ210の吐出圧が過度に上昇しない程度の値である。
【0022】次に、本実施形態の特徴を述べる。絞り弁
140の開度が小さくなるほど、ポンプ210の吐出圧
が上昇して(図5参照)絞り弁140における圧力損失
ΔPが大きくなりるので、絞り弁140にて消費される
(熱に変換される)ポンプ210のポンプ仕事量(ポン
プ水動力)WP も大きくなる(図6参照)。因みに、絞
り弁140にて消費される(熱に変換される)ポンプ仕
事量WP は絞り弁140を流通する流量QW と圧力損失
ΔPとの積で表される。
【0023】したがって、前述の作動説明のごとく、必
要暖房熱量Qが大きくなるほど、目標圧力PC を大きく
して絞り弁140の開度を小さくすれば、ポンプ仕事量
Pが大きくなり、絞り弁140にて熱に変換される熱
量が増大して水温TW が上昇するので、水温TW が低い
ときであっても十分な暖房能力を発揮することができ
る。
【0024】また、絞り弁140の開度が小さくなり圧
力損失ΔPが大きくなると、ポンプ210から見た負荷
が大きくなるので、図6に示すように、ポンプ内損失W
L が大きくなる。したがって、このポンプ内損失WL
のエネルギが、ポンプ仕事量WP に加えて冷却水に熱エ
ネルギとして与えられるので、水温TW が低いときであ
っても確実に十分な暖房能力を発揮することができる。
【0025】なお、ポンプ仕事量WP 及びポンプ内損失
L は、各々独立に制御できるものではなく、図6、1
0に示すように、ポンプ210の形式に依らず、絞り弁
140の開度を小さくしてポンプ仕事量WP 大きくすれ
ば、これに連動してポンプ内損失WL も大きくなるもの
である。また、ポンプ仕事量WP が増加が増加した分、
エンジン200の発生動力(熱量)も増加するので、こ
れに伴ってエンジン冷却水の温度も上昇するため、この
熱量も暖房能力不足を補うことに利用される。因みに、
通常、エンジン200の発生動力は、ポンプ仕事量WP
の増加分と同程度である。
【0026】以上に述べたように、本実施形態に係る車
両用暖房装置では、暖房能力不足を補うにあたって、車
両に搭載されたポンプ210を利用しているので、車両
用暖房装置の車両への搭載性を向上させつつ、絞り弁1
40の開度を制御するといった簡便な手段で暖房能力不
足を補うことができる。また、絞り弁140の開度を調
節することによって、絞り弁140での圧力損失ΔP及
びポンプ仕事量WP を容易に連続制御できるので、暖房
能力(暖房熱量)を木目細かく制御することができる。
【0027】また、冷却水の温度が所定温度以下となる
暖房能力不足のときには、冷却水を循環させるウォータ
ポンプ210の吐出側に設けた絞り弁140の開度を小
さくするので、人間が手動操作にて操作レバーを操作す
ることなく、暖房能力不足を補うことができる。 (第2実施形態)本実施形態は、ポンプ210として、
図7、8に示すように、渦巻き遠心式ポンプ(以下、遠
心式ポンプと略す。)を用いるとともに、圧力センサ1
30を廃止したものである。
【0028】ところで、遠心式ポンプは、周知のごと
く、インペラ219の略中心から流入した流体(本実施
形態では冷却水)を遠心力により径外方側に吹き出すも
のであるから(図8参照)、ポンプ回転数に比例した吐
出流量が得られる体積型ポンプと異なり、ポンプ回転数
が一定の場合にポンプ210の吐出側の圧力損失ΔPが
大きくなると、吐出流量が減少していく。
【0029】このため、遠心式ポンプにおいて、吐出流
量を一定に維持するためには、絞り弁140の開度を小
さくして圧力損失ΔPを大きくするほど、ポンプ回転数
を上昇させていく必要がある。また、遠心式ポンプで
は、前述のごとく、ポンプ210の吐出側の圧力損失Δ
Pが大きくなると吐出流量が減少していくので、図1
0、6に示すように、総発熱量に占めるポンプ内損失W
L による発熱量がポンプ仕事量WP により発熱量より大
きく大きくなる。
【0030】そこで、本実施形態では、後述するよう
に、必要暖房熱量Qに基づいて、ポンプ絞り弁140の
開度、及び絞り弁140を通過する冷却水流量、すなわ
ちポンプ210の吐出流量(ポンプ回転数)を制御する
ことにより暖房能力を制御している。以下、本実施形態
の作動を図11に示すフローチャートに基づいて述べ
る。
【0031】エンジン200の始動後、暖房スイッチが
投入されると、水温TW を読み込むとともに、水温TW
と所定水温TW0とを比較する(S300、S310)。
そして、水温TW が所定水温TW0以上であるときには、
S300に戻り、水温TW が所定水温TW0未満であると
きには、送風量V及び回転数Nを読み込み(S32
0)、吹出空気温度Ta を演算する(S330)。
【0032】次に、吹出空気温度Ta と所定吹出空気温
度Ta0との差から必要暖房熱量Qを演算し(S34
0)、必要暖房熱量Qに基づいて図9、10からポンプ
回転数(以下、この回転数を仮目標回転数Ncmと呼
ぶ。)及び絞り弁140の開度(以下、この開度を目標
開度Xc を演算する(S350)。そして、仮目標回転
数Ncmと回転数Nとの回転差ΔNが、予め設定された所
定回転差ΔNmax 以下であるか否かを判定し(S36
0)、回転差ΔNが所定回転差ΔNmax 以下であるとき
は、目標回転数Nc を仮目標回転数Ncmとし(S37
0)、一方、回転差ΔNがΔNmax より大きいときに
は、目標回転数Nc を回転数Nと所定回転差ΔNmax
の和とする(S380)。その後、絞り弁140の開度
が目標開度Xc となるように駆動手段141を制御する
とともに、ポンプ210の回転数Nが目標回転数Nc
なるようにエンジン200のスロットル弁(図示せず)
の開度を調節する(S380)。
【0033】なお、所定回転差ΔNmax は、ポンプ21
0の吐出圧及びエンジン200の回転数が過度に上昇し
ない程度の値である。また、水温TW が所定水温TW0
満であるときとは、一般的に、アイドリング時などのエ
ンジン200の回転数が低いときであるので、回転差Δ
Nが負(マイナス)となることはない。 (第3実施形態)本実施形態は、図12に示すように、
ポンプ210を遠心式ポンプとするとともに、このポン
プ210をインバータ171にて回転制御される電動モ
ータ170で駆動し、かつ、電動モータ170で発生す
るジュール損等の廃熱を冷却液に回収させるウォータジ
ャケット172(廃熱回収手段)を設けたものである。
【0034】これにより、絞り弁140及びポンプ21
0で発生する熱量に加えて電動モータ170の廃熱が冷
却水に与えれるので、さらに確実に暖房能力不足を補う
ことができる。因みに、図13は本実施形態に係る車両
用暖房装置の作動を示すフローチャートであり、以下
に、図13に示すフローチャートを説明する。
【0035】エンジン200の始動後、暖房スイッチが
投入されると、水温TW を読み込むとともに、水温TW
と所定水温TW0とを比較する(S400、S410)。
そして、水温TW が所定水温TW0以上であるときには、
S400に戻り、水温TW が所定水温TW0未満であると
きには、送風量V及び回転数Nを読み込み(S42
0)、吹出空気温度Ta を演算する(S430)。
【0036】次に、吹出空気温度Ta と所定吹出空気温
度Ta0との差から必要暖房熱量Qを演算し(S44
0)、必要暖房熱量Qに基づいて図9、10からポンプ
回転数(以下、この回転数を仮目標回転数Ncmと呼
ぶ。)及び絞り弁140の開度(以下、この開度を目標
開度Xc を演算する(S450)。そして、仮目標回転
数Ncmと回転数Nとの回転差ΔNが、予め設定された所
定回転差ΔNmax 以下であるか否かを判定し(S46
0)、回転差ΔNが所定回転差ΔNmax 以下であるとき
は、目標回転数Nc を仮目標回転数Ncmとし(S47
0)、一方、回転差ΔNがΔNmax より大きいときに
は、目標回転数Nc を回転数Nと所定回転差ΔNmax
の和とする(S480)。その後、絞り弁140の開度
が目標開度Xc となるように駆動手段141を制御する
とともに、ポンプ210の回転数Nが目標回転数Nc
なるように電動モータ170を制御とする(S48
0)。
【0037】(第4実施形態)図14は本実施形態に係
る車両用暖房装置の模式図であり、210は、第1実施
形態と同様にエンジン200から駆動力を得てエンジン
200の冷却水(冷却液)を循環させる第1ウォータポ
ンプ(以下、第1ポンプと略す。)であり、この第1ポ
ンプ210は渦巻き式(遠心式)のポンプである。
【0038】100は、駆動力を断続可能に伝達する電
磁クラッチ(動力伝達機構)101を介してエンジン2
00により駆動される第2ウォータポンプ(補助ポン
プ)であり、この第2ウォータポンプ100(以下、第
2ポンプ100と略す。)は渦流(ウエスコ式)ポンプ
である。また、220は、冷却水と大気との間で熱交換
を行い冷却水を冷却するラジエータであり、221は冷
却水温度に応じてラジエータ220に向けて流通する冷
却水流量を調節するサーモスタットである。
【0039】110は第1、2ポンプ210、100か
ら圧送された冷却水を熱源として、車室内を暖房するヒ
ータコアであり、120はエンジン200から流出する
冷却水の温度を検出する水温センサである。130は第
2ポンプ100の吐出圧を検出する圧力センサ(圧力検
出手段)であり、この圧力センサ130の冷却水流れ下
流側のヒータコア110に至る冷却水通路には、冷却水
通路の開度(絞り開度)を可変制御する絞り弁140が
配設されている。
【0040】ところで、170は、エンジン200から
流出した冷却水を第2ポンプ100の吸入側に流通させ
る場合と、第2ポンプ100及び絞り弁140を迂回さ
せてラジエータ200及びヒータコア110の冷却水入
り口側に流通させる場合とを切り換える切替弁(通路切
替手段)であり、この切替弁170及び電磁クラッチ1
01もECU150により制御されている。
【0041】なお、本実施形態に係る車両用暖房装置に
おける絞り制御及び目標圧力演算フローは、第1実施形
態と同じであるので省略する。次に、切替弁170及び
電磁クラッチ101の作動について述べる。 1.第1モード(図15参照) このモードは、冬場等の外気温が低いとき(本実施形態
ではTw1>Tw )又は暖房スイッチが投入されたとき等
の暖房運転を行う場合であって、エンジン200の回転
数が所定回転数(本実施形態では、アイドリング回転
数)以下のときに実行されるモードである。
【0042】そして、この第1モードでは、電磁クラッ
チ101を繋いで第2ポンプ100を稼働させるととも
に絞り制御を行い、かつ、切替弁170を作動させてエ
ンジン200から流出した冷却水を第2ポンプ100の
吸入側に流通させる。なお、第1モードでは、外気温が
低いため、サーモスタット221が閉じているため、エ
ンジン200から流出した冷却水の多くは、ラジエータ
220側に流通せず、ヒータコア110側に流通する。
【0043】2.第2モード(図16参照) このモードは、冬場等の外気温が低いとき(本実施形態
ではTw1>Tw )又は暖房スイッチが投入されたとき等
の暖房運転を行う場合であって、エンジン200の回転
数が所定回転数より高いとき(本実施形態では、車両走
行時)に実行されるモードである。
【0044】そして、この第2モードでは、第1ポンプ
210のみで十分な流量を確保することができるととも
に、冷却水の温度も暖房運転を行うに十分な温度に到達
しているので、電磁クラッチ101を切って第2ポンプ
100を停止させるとともに絞り弁140を全開として
絞り制御を停止し、かつ、切替弁170を作動させてエ
ンジン200から流出した冷却水を第2ポンプ100及
び絞り弁140を迂回させて流通させる。
【0045】なお、第2モードでは、第1モードと同様
に、エンジン200から流出した冷却水の多くは、ラジ
エータ220側に流通せず、ヒータコア110側に流通
する。 3.第3モード(図17参照) このモードは、夏場等の外気温が高いとき(本実施形態
ではTw ≧Tw1)又は暖房スイッチが切られているとき
等の暖房運転を行わない場合であって、エンジン200
の回転数が所定回転数以下のときに実行されるモードで
ある。
【0046】そして、この第3モードでは、電磁クラッ
チ101を繋いで第2ポンプ100を稼働させるととも
に絞り弁140を全開とし、かつ、切替弁170を作動
させてエンジン200から流出した冷却水を第2ポンプ
100の吸入側に流通させる。なお、第3モードでは、
外気温が高くなりサーモスタット221が開くことに加
えて、ヒータコア110側の冷却水通路に設けらたウォ
ータバルブ(図示せず)が閉じるため、エンジン200
から流出した冷却水の多くは、ラジエータ220側に流
通する。
【0047】4.第4モード(図18参照) このモードは、夏場等の外気温が高いとき(本実施形態
ではTw ≧Tw1)又は暖房スイッチが切られているとき
等の暖房運転を行わない場合であって、エンジン200
の回転数が所定回転数より高いときに実行されるモード
である。そして、この第4モードでは、第1ポンプ21
0のみで十分な流量を確保できるので、電磁クラッチ1
01を切って第2ポンプ100を停止させるとともに絞
り弁14を全開として絞り制御を停止し、かつ、切替弁
170を作動させてエンジン200から流出した冷却水
を第2ポンプ100及び絞り弁140を迂回させて流通
させる。
【0048】なお、第4モードでは、第3モードと同様
に、エンジン200から流出した冷却水の多くは、ラジ
エータ220側に流通する。次に、本実施形態の特徴を
述べる。第2ポンプ100により流量不足を補うことが
できるので、絞り弁140により冷却水の流路を絞って
も流量が大きく低下することを防止でき、暖房能力を良
好に向上させることができる。
【0049】ところで、前述のごとく、遠心式ポンプや
渦流ポンプにおいて、吐出流量を一定に維持するために
は、ポンプ負荷(吐出側の圧力損失ΔP)の増減に応じ
て、ポンプ回転数又は吐出圧を増減させる必要がある
が、発熱量を増大させるべく、絞り開度を小さくする
と、ポンプ負荷が大きくなるため、エンジン200の回
転数が上昇しない限り、冷却水の循環水量が減少してし
まう。
【0050】これに対して、本実施形態では、第2ポン
プ100により冷却水の吐出圧を上昇させているので、
暖房熱源不足を補いつつ、目標とする循環水量を確保で
きる。因みに、本実施形態では、夏場においては、ラジ
エータ220側で25L/min以上の流量を確保し、
一般地又はリア用ヒータコアにおいては、ヒータコア1
10側で10L/min以上の流量を確保し、寒冷地お
いては、ヒータコア110側で5〜8L/min以上の
流量を確保することが可能である(図19参照)。
【0051】そして、第2ポンプ100は、暖房運転時
には暖房能力不足を補う補助熱源として機能し、非暖房
運転時には、第1ポンプ210を補助して冷却水を循環
させる補助ポンプとして機能するので、燃焼式ヒータと
異なり、冷却水通路の通水抵抗(圧力損失)を増大させ
ることなく、夏・冬を問わず年間を通じて有効に第2ポ
ンプ100を活用することができる。
【0052】以上に述べたように、本実施形態に係る車
両用暖房装置では、暖房能力不足を補いつつ、ヒータコ
ア110又はラジエータ220への流量が減少してしま
うことを防止しながら、コストパフォーマンスを向上さ
せることができる。また、エンジン200の回転数が高
く、冷却水の流量及び温度が高いときには第2ポンプ2
00を停止させるので、エンジン200に不必要な仕事
をさせることを防止できる。
【0053】(第5実施形態)本実施形態は、図20に
示すように、電磁クラッチ101を廃止して第2ポンプ
100を電動モータ180にて駆動するようにしたもの
である。なお、エンジン200の稼働時における電動モ
ータ180のON−OFF制御は、第4実施形態におけ
る電磁クラッチ101のON−OFFと同じである。
【0054】ところで、本実施形態において、エンジン
200の停止時においても電動モータ180を稼働させ
れば、デットソーク(高速走行直後等の冷却水温度が高
いときにエンジンを停止させた時、冷却水温度が過度に
高くなること)を防止できるとともに、エンジン200
の停止中においても暖房運転を継続することができる。
【0055】なお、本実施形態では、電動モータ180
により第2ポンプ100を稼働させているので、絞り弁
140及び第2ポンプ100回転数(吐出流量)を制御
することにより、又は第2ポンプ100回転数のみを制
御することによりポンプ仕事量Wp(発熱量)を調節し
てもよい。 (第6実施形態)本実施形態は、第4実施形態に係る車
両用暖房装置を図21に示す制御フローにて制御するも
のである。以下、図21に基づいて本実施形態の作動を
述べる。
【0056】水温TW1が所定温度Tw1以上であるか否か
又は暖房スイッチが投入されたか否かによって暖房モー
ドであるか否かを判定し(S500)、暖房モードであ
るときには、エンジン200の回転数は所定回転数(本
実施形態では、アイドリング回転数)以上であるか否か
を判定する(S510)。そして、エンジン200の回
転数が所定回転数より低いと判定されたときには、絞り
制御を行うとともに(S520)、第2ポンプ100を
稼働させ(S530)、かつ、切替弁170の状態を第
1モード(図15参照)と同様にする(S540)。な
お、以下、この切替弁170状態を切替弁制御第1位置
と呼ぶ。
【0057】一方、S510にてエンジン200の回転
数が所定回転数以上であると判定されたときには、絞り
弁140を全開として絞り制御を停止するとともに(S
550)、第2ポンプ100を停止させ(S560)、
かつ、切替弁170の状態を第2モード(図16参照)
と同様にする(S570)。なお、以下、この切替弁1
70状態を切替弁制御第2位置と呼ぶ。
【0058】また、S500にて非暖房モードであると
判定されたときには、エンジン200の回転数は所定回
転数(本実施形態では、アイドリング回転数)以上であ
るか否かを判定する(S580)。そして、エンジン2
00の回転数が所定回転数より低いと判定されたときに
は、絞り弁140を全開とするとともに(S590)、
第2ポンプ100を稼働させ(S600)、かつ、切替
弁170を切替弁制御第1位置とする(S610)。
【0059】一方、S580にてエンジン200の回転
数が所定回転数以上であると判定されたときには、絞り
弁140を全開として絞り制御を停止するとともに(S
620)、第2ポンプ100を停止させ(S630)、
かつ、切替弁170を切替弁制御第2位置とする(S6
40)。 (第7実施家形態)第4〜6実施形態では、第2ポンプ
100から流出する冷却水の分岐部より第2ポンプ10
0側に絞り弁140が設けられていたが、本実施形態
は、図22に示すように、絞り弁140を分岐部Tより
ヒータコア110側に設けたものである。
【0060】(第8実施形態)本実施形態は、第1ポン
プ210又は第2ポンプ100を渦流ポンプとした場合
におけるポンプ機構に関するものである。図23は、本
実施形態に係る渦流ポンプ300を第1ポンプ210に
適用した場合の渦流ポンプ300の断面図であり、30
1はエンジン200から駆動力を得て回転するシャフト
である。
【0061】302はシャフト301と一体的に回転す
る円盤状のインペラ(羽根車)であり、このインペラ3
02の径外方側には、シャフト301の長手方向側に向
けて略椀状(略半球状)に窪んだ羽根溝303が、円周
外縁部に沿って多数個形成されている。なお、本実施形
態に係る渦流ポンプ300では、インペラ302の両盤
面に羽根溝303が形成されている。
【0062】また、304はインペラ302を収納する
ポンプハウジングであり、このポンプハウジング304
のうち羽根溝303と対向する部位には、シャフト30
1の長手方向側に向けて窪むとともに、シャフト301
周りにリング状の流体通路(リング溝)305が形成さ
れている。そして、流体通路305の断面形状は、円弧
部305aと2つの直線部305bとからなる半長円形
状となっているため、流体通路305と羽根溝303と
によって形成される空間306は、そのシャフト301
の長手方向と平行な部位の寸法L1 が、シャフト301
の長手方向に対して直交する方向と平行な部位の寸法L
2 より大きくなるように楕円形状(長円形状)となって
いる。
【0063】なお、307はシャフト301を回転可能
に支持する転がり軸受であり、308はシャフト301
とポンプハウジング304との隙間から冷却水が外部に
漏れ出すことを防止する軸シールである。次に、渦流ポ
ンプ300の作動及び特徴を述べる。渦流ポンプ300
のインペラ302を回転すると、羽根溝303内に存在
する冷却水は、遠心力により羽根溝303の円弧状底部
に沿ってインペラ302の内径側から外形側に向けて流
動する(図23のa矢印)。
【0064】そして、羽根溝303の円弧状底部に沿っ
てインペラ302の外形側まで到達した冷却水は、その
動圧(勢い)により流体通路305に進入して流体通路
305の内壁に沿って径外方側から径内方側に向けて流
通した後(図23のb矢印)、再び羽根溝303内に進
入する。つまり、冷却水は、インペラ302から与えら
れる遠心力により空間306の内壁に沿って渦を巻くよ
うに旋回する。
【0065】そしてさらに、冷却水は、遠心力に加え
て、インペラ302の回転方向の力も受けるので、空間
306の内壁に沿って旋回を繰り返すことにより静圧を
上昇させながら、インペラ302の旋回の向きに移動し
ていき、最終的に吐出口(図示せず)から吐出する。こ
のとき、空間306は、そのシャフト301の長手方向
と平行な部位の寸法L1 が、シャフト301の長手方向
に対して直交する方向と平行な部位の寸法L 2 より大き
くなるように楕円形状(長円形状)となっているので、
渦流ポンプ300の径方向(シャフト301と直交する
方向)を拡大することなく、空間306断面積を拡大す
ることができる。したがって、渦流ポンプ300の径方
向を拡大することなく、渦流ポンプ300の吐出流量を
増大させることができる。
【0066】(第9実施形態)第8実施形態では、流体
通路305側を半球状から半長円状に拡大する(羽根溝
303の窪み寸法d1 を流体通路305の窪み寸法d2
より大きくする)ことにより空間306の断面積を拡大
したが、本実施形態は、図24に示すように、羽根溝3
03を半球状から半長円状に拡大する(流体通路305
の窪み寸法d2を羽根溝303の窪み寸法d1 より大き
くする)ことにより空間306の断面積をさらに拡大し
たものである。
【0067】(第10実施形態)第8、9実施形態で
は、空間306の断面形状は、その長径方向がシャフト
301の長手方向と平行となるように形成されていた
が、図25、26に示すように、空間306の長径方向
がシャフト301の長手方向と交差するように空間30
6を形成してもよい。
【0068】なお、図25は羽根溝303の円弧部の直
径、羽根溝303の開口直径、流体通路305の円弧部
の直径、及び流体通路305の開口幅の全てが等しいも
のであり、図26は羽根溝303の円弧部の直径円弧部
及び流体通路305の円弧部の直径と、羽根溝303の
開口直径及び及び流体通路305の開口幅とが異なるよ
うにしたものである。
【0069】(その他の実施形態)上述の実施形態で
は、絞り弁140の開度を連続的に可変制御したが、絞
り弁140の開度を2段階または多段階に制御してもよ
い。また、第1実施形態において、電磁クラッチ101
を廃止するとともに、第2ポンプ100を迂回して絞り
弁140に冷却水を導くバイパス回路を設けてもよい。
これにより、電磁クラッチ101を廃止しても、第2、
4モード時に実質的に第2ポンプ100を停止させるこ
とができる。
【0070】また、第5実施形態において、第1ポンプ
210を迂回して冷却水をエンジン200に導くバイパ
ス通路を設けてもよい。また、エンジン200の暖気運
転時において、冷却水温度を素早く上昇させたいときに
は、絞り弁140を絞ってもよい。また、第4〜7実施
形態において、切替弁170を廃止し、冷却水が常に第
2ポンプ100とバイパス通路171(図14参照)と
を流通し得るようにしてもよい。
【0071】また、第5実施形態において、電動モータ
180の回転数を連続的に可変制御してもよい。また、
第3実施形態では、絞り弁140の開度(ポンプ210
の吐出圧)を制御することにより水温TW を制御し、ポ
ンプ210の回転数Nを制御することにより流量を制御
して、水温TW と流量とによって決定する冷却水の熱量
が必要暖房熱量Qとなるようにしたものであるが、暖房
能力は、水温TW (吹出空気温度Ta )及び熱量のいず
れか一方または双方で決定されるものであるから、本発
明は、絞り弁140の開度のみを制御して水温TW (吹
出空気温度Ta )を制御してもよく、また、ポンプ21
0の回転数Nのみを制御して流量を制御してもよい。
【0072】因みに、圧力損失ΔPは流速の約2乗に比
例するので、仮に絞り弁140の開度を一定に維持した
ままであっても、流量変化に伴って圧力損失ΔPも変化
するため、流量のみ制御してもポンプ仕事量WP を制御
することができる。また、ポンプ210は、ベーン型ポ
ンプや遠心式ポンプに限定されるものではなく、ピスト
ン型、斜板型、ルーツ型、スクリュー型、渦流型などそ
の他の形式のポンプでもよい。
【0073】さらに、ポンプ210の駆動源は、エンジ
ン200や電動モータ170に限定されるものではな
く、車両走行時に蓄えた圧縮空気、エンジン200の吸
入負圧、エンジン200の排気圧等その他のものを駆動
源としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る車両用暖房装置の模式図で
ある。
【図2】(a)は第1実施形態に係る車両用暖房装置の
ポンプの断面(図3のA−A断面)図であり、(b)は
(a)のB−B断面図である。
【図3】絞り制御のフローチャートである。
【図4】目標圧力演算絞りのフローチャートである。
【図5】絞り弁の開度、吐出圧及びポンプ回転数との関
係を示すグラフである。
【図6】絞り弁の開度及びポンプの仕事率(発熱量)と
の関係を示すグラフである。
【図7】第1実施形態に係る車両用暖房装置の模式図で
ある。
【図8】第2実施形態に係る車両用暖房装置のポンプの
断面図である。
【図9】絞り弁の開度、吐出圧及びポンプ回転数との関
係を示すグラフである。
【図10】絞り弁の開度及びポンプの仕事率(発熱量)
との関係を示すグラフである。
【図11】第2実施形態に係る車両用暖房装置の作動を
示すフローチャートである。
【図12】第3実施形態に係る車両用暖房装置のポンプ
の断面図である。
【図13】第3実施形態に係る車両用暖房装置の作動を
示すフローチャートである。
【図14】第4実施形態に係る車両用暖房装置の模式図
である。
【図15】第1モード時の冷却水流れを示す模式図であ
る。
【図16】第2モード時の冷却水流れを示す模式図であ
る。
【図17】第3モード時の冷却水流れを示す模式図であ
る。
【図18】第4モード時の冷却水流れを示す模式図であ
る。
【図19】絞り弁の開度と、ポンプの仕事率(発熱量)
及び流量との関係を示すグラフである。
【図20】第5実施形態に係る車両用暖房装置の模式図
である。
【図21】第6実施形態に係る車両用暖房装置の制御フ
ローチャートである。
【図22】第7実施形態に係る車両用暖房装置の模式図
である。
【図23】第8実施形態に係る渦流ポンプの断面図であ
る。
【図24】第9実施形態に係る渦流ポンプの断面図であ
る。
【図25】第10実施形態に係る渦流ポンプの断面図で
ある。
【図26】第10実施形態に係る渦流ポンプの断面図で
ある。
【符号の説明】
110…ヒータコア(暖房用熱交換器)、120…水温
センサ、130…圧力センサ、140…絞り弁(絞り手
段)、200…水冷エンジン(駆動手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲垣 光夫 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 角川 優 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 松井 啓仁 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 伊藤 肇 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 森川 敏夫 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 青木 俊直 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両を駆動する駆動源(200)、この
    駆動源(200)を冷却する冷却液を熱源として車室内
    暖房を行う暖房用熱交換器(110)、前記駆動源(2
    00)と前記暖房用熱交換器(110)との間で前記冷
    却液を循環させる循環サイクル、及び前記循環サイクル
    に前記冷却液を循環させるポンプ(210、100)を
    有する車両に適用される車両用暖房装置において、 前記循環サイクルの途中部位に設けられ、前記循環サイ
    クルの流路面積を調節する絞り手段(140)と、 前記冷却液の温度を上昇させる必要があるのか下降させ
    る必要があるのかを判定する判定手段(S110〜S1
    40)と、 この判定手段(S110〜S140)にて前記冷却液の
    温度を上昇させる必要があると判定されたときに、前記
    循環サイクルの流路面積を小さくするように前記絞り手
    段(140)を制御する流路面積制御手段(S150)
    と、 を備えることを特徴とする車両用暖房装置。
  2. 【請求項2】 前記絞り手段(140)の上流側におけ
    る前記循環サイクル内圧力を検出する圧力検出手段(1
    30)と、 前記絞り手段(140)の上流側における前記循環サイ
    クル内圧力の目標圧力を算出する目標圧力検出手段(S
    120)とを備え、 前記判定手段(S110〜S140)は、前記圧力検出
    手段(130)が検出した圧力に対して前記目標圧力検
    出手段(S120)が算出した目標圧力の方が高いとき
    に、前記冷却液の温度を上昇させる必要があると判定す
    ることを特徴とする請求項1に記載の車両用暖房装置。
  3. 【請求項3】 前記流路面積制御手段(S150)は、
    前記判定手段(S110〜S140)にて前記冷却液の
    温度を下降させる必要があると判定されたときに、前記
    循環サイクルの流路断面積を大きくするように前記絞り
    手段(140)を制御することを特徴とする請求項1又
    は2に記載の車両用暖房装置。
  4. 【請求項4】 前記絞り手段(140)は、前記ポンプ
    (210、100)の吐出側に設けられたことを特徴と
    する請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用暖
    房装置。
  5. 【請求項5】 前記ポンプ(210、100)は、前記
    駆動源(200)により駆動される主ポンプ(210)
    と、この主ポンプ(210)とは別に設けられた補助ポ
    ンプ(100)とを備えることを特徴とする請求項1な
    いし4のいずれか1つに記載の車両用暖房装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動源(200)の動力を前記補助
    ポンプ(100)に断続可能に伝達する動力伝達機構
    (101)を備え、 前記補助ポンプ(100)は、前記動力伝達機構(10
    1)によって前記駆動源(200)の動力が前記補助ポ
    ンプ(100)に伝達されたときに駆動することを特徴
    とする請求項5に記載の車両用暖房装置。
  7. 【請求項7】 車両に搭載されたバッテリからの電力に
    よって駆動する電動モータ(180)を備え、 前記補助ポンプ(100)は、前記電動モータ(18
    0)によって駆動されることを特徴とする請求項5に記
    載の車両用暖房装置。
  8. 【請求項8】 暖房時に前記補助ポンプ(100)を作
    動させる補助ポンプ制御手段を有することを特徴とする
    請求項5ないし7のいずれか1つに記載の車両用暖房装
    置。
  9. 【請求項9】 前記補助ポンプ制御手段は、暖房時でか
    つ前記駆動源(200)の動力が所定以下の時に前記補
    助ポンプ(100)を作動させることを特徴とする請求
    項8に記載の車両用暖房装置。
  10. 【請求項10】 前記循環サイクルは、前記補助ポンプ
    をバイパスして冷却液を流すバイパス通路(171)を
    有することを特徴とする請求項5ないし9のいずれか1
    つに記載の車両用暖房装置。
  11. 【請求項11】 前記循環サイクルは、前記補助ポンプ
    (100)をバイパスして冷却液を流すバイパス通路
    (171)と、このバイパス通路(171)を開閉する
    バイパス通路開閉手段(170)とを有し、 暖房時に、前記バイパス通路(171)を開くように前
    記バイパス通路開閉手段(170)を制御するバイパス
    通路開閉手段(170)を備えることを特徴とする請求
    項8に記載の車両用暖房装置。
  12. 【請求項12】 前記バイパス通路開閉手段は、暖房時
    でかつ前記駆動源(200)の動力が所定以下のとき
    に、前記バイパス通路(171)を開くように前記バイ
    パス通路開閉手段(170)を制御することを特徴とす
    る請求項11に記載の車両用暖房装置。
  13. 【請求項13】 前記駆動源(200)は、液冷エンジ
    ンであることを特徴とする請求項1ないし12のいずれ
    か1つに記載の車両用暖房装置。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし12のいずれか1つに
    記載の車両用暖房装置に適用される渦流ポンプであっ
    て、 回転するシャフト(301)と、 前記シャフト(301)と一体的に回転するとともに、
    前記シャフト(301)の長手方向側に向けて略椀状に
    窪んだ多数個の羽根溝(303)が形成されたインペラ
    (302)と、 前記インペラ(302)を収納するとともに、前記羽根
    溝(303)と対向する部位にて前記シャフト(30
    1)の長手方向側に向けて窪んだリング状の流体通路
    (305)が形成されたポンプハウジング(304)と
    を備え、 前記羽根溝(303)及び前記流体通路(305)によ
    って形成される空間(306)のうち、前記シャフト
    (301)の長手方向と平行な部位の寸法(L1)が、
    前記シャフト(301)の長手方向に対して直交する方
    向と平行な部位(L2 )の寸法より大きくなるように選
    定されていることを特徴とする渦流ポンプ。
  15. 【請求項15】 前記羽根溝(303)の窪み寸法(d
    1 )を前記流体通路(305)の窪み寸法(d2 )より
    大きくしたことを特徴とする請求項14に記載の渦流ポ
    ンプ。
  16. 【請求項16】 前記流体通路(305)の窪み寸法
    (d2 )を前記羽根溝(303)の窪み寸法(d1 )よ
    り大きくしたことを特徴とする請求項14に記載の渦流
    ポンプ。
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