JP2000280707A - リジットアクスル構造 - Google Patents

リジットアクスル構造

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JP2000280707A
JP2000280707A JP11088318A JP8831899A JP2000280707A JP 2000280707 A JP2000280707 A JP 2000280707A JP 11088318 A JP11088318 A JP 11088318A JP 8831899 A JP8831899 A JP 8831899A JP 2000280707 A JP2000280707 A JP 2000280707A
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JP
Japan
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hub
axle shaft
axle
bearing
male screw
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Application number
JP11088318A
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English (en)
Inventor
Katsunori Ohashi
克則 大橋
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車の後輪のリジットアクスル機構を
改良し、ブレーキ機構の交換作業が容易に行えるように
する。 【解決手段】 ベアリング10で回転自在に支持したア
クスルシャフト1の端部にドラム取付用のハブ2を設け
たリジットアクスル構造において、アクスルシャフト1
のベアリング10から突出した部分にスプライン溝1a
と雄ねじ1bを形成し、アクスルシャフト1と別体に形
成したハブ2をスプライン溝1aに嵌合し、雄ねじ1b
に螺合したナット18で締結し、ハブ2のスプライン結
合部の外形部分に車速センサ17用のセンサリング15
を圧入し、かつ、その後部に位置するブレーキ機構のバ
ッキングプレート12に車速センサ17を固定した。ア
クスルシャフトからハブを取り外すのみで、ブレーキ機
構の交換作業を行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の後輪など
に適用するリジットアクスル構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】左右の車輪が一体に振動するように支持
された、いわゆるリジットアクスル構造は、ディファレ
ンシャル機構から左右に延びるアクスルシャフトの端部
にハブを設け、このハブにドラムを取付けた構造になっ
ている。この部分の構造を図5について説明する。
【0003】アクスルシャフト1の端部にはハブ2が一
体に設けられており、このハブ2に植設されたアンカボ
ルト3には、ドラム4が固定されるとともにホイール5
の孔が嵌挿し、ナット6により締付けられている。ホイ
ール5にはタイヤ7が装着され、全体として車輪が形成
される。
【0004】アクスルシャフト1の外周部にはパイプ状
のアクスルハウジング8が設けられ、その端部にはフラ
ンジ9が設けられて、ベアリング10の外輪を保持して
いる。ベアリング10は、アクスルシャフト1を回転自
在に支持している。なお、ベアリング10の内輪とハブ
2の間にはスペーサ11が介装されている。ベアリング
10の外周にはバッキングプレート12が設けられ、ブ
レーキシリンダ13を支持している。14はブレーキ機
構(ブレーキアッセンブリ)であリ、ブレーキシリンダ
13の作動によってドラム4に制動力を与えるものであ
る。
【0005】図6に示したものは、ABS(アンチロッ
ク・ブレーキ・システム)機構を搭載したものである。
ABS機構のうち車輪内部に設けられるのは、車輪と一
体に回転するセンサリングと、このセンサリングの回転
を捉えるセンサである。センサリング15は、リテーナ
16を介してアクスルシャフト1に取付けられており、
センサ17はフランジ9に取付けられている。
【0006】これらいずれの構造のものも、図示しない
ディファレンシャル装置側から回転力を受けてアクスル
シャフト1が回転すると、アクスルシャフト1のハブ2
にアンカボルト3で取付けられたホイール5が回転する
ので、自動車は進行する。運転者のブレーキ操作によ
り、ブレーキシリンダ13が作動するとブレーキ機構1
4によりドラム4に制動力が加えられ車輪が止まるの
で、自動車は停止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記構造のアクスルシ
ャフト1とハブ2とは、最初から一体に製造する場合
と、別個に製作しておいてこれを接合して一体品にする
場合がある。いずれにしても一体であるから、ハブ2を
アクスルシャフト1から取り外すことはできない。この
ため、ブレーキ機構14を交換しようとするときには、
スライディングハンマを用いてアクスルシャフト1を抜
かなければ、この作業を行うことができないという問題
がある。
【0008】また、図6に示したABS装着車において
は、アクスルハウジング8のフランジ9をセンサ17を
取付けるための特殊構造にする必要があり、リテーナ1
6もセンサリング15を取付けるための特殊な構造にな
って、ABS非装着車と共通なものにならないという問
題もある。
【0009】これを解決するためには、ハブ2をアクス
ルシャフト1と別体に製作し、ボルト等により着脱可能
に結合するのがよい。このようにすれば、ハブ2を除去
することによってブレーキ機構14の取り外しも容易に
行えることになる。しかしながら、このように、ハブ2
をアクスルシャフト1と別体に製作するものは、次の公
報に開示されている。
【0010】すなわち、本発明に関連する先行技術とし
ての実開平6−73458号公報には、本発明が意図し
ているところと同様に、車軸(アクスルシャフト)とハ
ブとを別体に製作し、これをボルトで結合する技術が開
示されている。しかしながらその具体的内容は、ベアリ
ングの外輪部分とアクスルハウジングのフランジ部との
嵌合部の寸法を厳しく管理しないと、アクスルシャフト
の回転にアンバランスが発生する虞がある。また、AB
S装着車の場合にはアクスルハウジングのフランジ部等
を、専用部品にする必要がある。
【0011】本発明はこの点に鑑みてなされたものであ
り、アクスルシャフトとハブを別体に形成するととも
に、具体的な構成をこの先行技術と変えることにより、
ブレーキ機構の交換作業を容易に行える構造としたもの
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、請求項1に記載した発明にお
いては、ベアリングで回転自在に支持したアクスルシャ
フトの端部にドラム取付用のハブを設けたリジットアク
スル構造において、前記アクスルシャフトのベアリング
から突出した部分にスプライン溝と雄ねじを形成し、ア
クスルシャフトと別体に形成したハブを前記スプライン
溝に嵌合し、雄ねじに螺合したナットで締結したことを
特徴とする。
【0013】また、請求項2に記載した発明では、ベア
リングで回転自在に支持したアクスルシャフトの端部に
ドラム取付用のハブを設けたリジットアクスル構造にお
いて、前記アクスルシャフトのベアリングから突出した
部分にスプライン溝と雄ねじを形成し、アクスルシャフ
トと別体に形成したハブを前記スプライン溝に嵌合し、
雄ねじに螺合したナットで締結し、前記ハブのスプライ
ン結合部の外形部分に車速センサ用のセンサリングを圧
入し、かつ、その車幅方向内側に位置するブレーキ機構
のバッキングプレートに車速センサを固定したことを特
徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
について説明する。本発明が上述の従来技術と相違する
部分は、アクスルシャフト1とハブ2を別体に形成し、
このハブ2を、アクスルシャフト1のベアリング支持部
より突出した部分に設けたスプライン溝1aに嵌合し、
端部に形成した雄ねじ1bに螺合したナット18で締結
したことである。先に説明した公報記載のものもアクス
ルシャフトとハブを別体に形成した点で類似するが、ハ
ブをアクスルシャフトに固定する具体的な構造が大きく
相違する。
【0015】本発明の実施の形態をより詳細に説明する
と、ベアリング10の内輪はアクスルシャフト1の外周
に直接嵌合してアクスルシャフト1を回転自在に支持し
ている。そしてスプライン溝1aは、アクスルシャフト
1のベアリング10による支持部から突出した部分に設
けられており、そこにハブ2が嵌合し段部で位置決めさ
れている。さらにアクスルシャフト1の端部には雄ねじ
1bが刻設され、ナット18が螺合してハブ2を締め付
けている。ハブ2にはアンカボルト3が植設され、この
アンカボルト3に、ドラム4とホイール5の孔が嵌挿
し、ナット6により締付けられている。ホイール5には
タイヤ7が装着され、全体として車輪が形成される。
【0016】図2および図3に示すものは本発明の実施
の形態の他の例であり、ABS機構を搭載したものであ
る。アクスルシャフト1の端部側から見た図4のA−A
線に沿う断面を示すものが図2であり、B−B線に沿う
断面を示すものが図3である。ABS機構を搭載する場
合には、これらの図に示すようにハブ2の筒状部(ハブ
2のスプライン結合部の外形部分)に車速センサリング
15を圧入し、その外周部に近接させて車速センサ17
を設けて、バッキングプレート12に固定している。
【0017】この実施の形態においても、アクスルシャ
フト1の回転がホイール5を回転させるまでの動きに変
わるところはない。ただ、ハブ2とともにセンサリング
15が回転するから、バッキングプレート12に固定さ
れた車速センサ17がこれを検出し、ABS制御を行う
ことになる。
【0018】この構造においてブレーキ機構14を交換
しようとするときには、ナット18を緩めてハブ2を取
り外せば、簡単に行うことができることになる。
【0019】上記構造において、アクスルシャフト1に
設けるスプライン溝1aと雄ねじ1bは、前輪の車軸部
でハブを使用するものと同一形状、同一寸法にしておけ
ば、前後輪での部品の共有化を図ることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
たリジットアクスル構造であるから、請求項1に記載さ
れた発明によれば、アクスルシャフトからハブを取り外
すのみで、ブレーキ機構の交換作業を行えることにな
る。そしてこの場合、ハブはアクスルシャフトを支持す
るベアリングとは関わりなく支持されるので、ベアリン
グの外輪部分とアクスルハウジングのフランジ部との嵌
合部の寸法を厳しく管理する必要がなく、作業性とコス
ト面で有利になる。
【0021】また、請求項2に記載された発明によれ
ば、ABS装着車の場合にもアクスルハウジングのフラ
ンジ部等を特殊部品にする必要がなく、ABS非装着車
と共用できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の他の例を示すもので、図
4のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図2のものを異なった部位から見たもので、図
4のB−B線に沿う断面図である。
【図4】図2のドラムを切断してアクスルシャフトの端
部側から見た図である。
【図5】従来の技術を示す縦断面図である。
【図6】従来の技術の他の例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 アクスルシャフト 1a スプライン溝 1b 雄ねじ 2 ハブ 4 ドラム 10 ベアリング 12 バッキングプレート 14 ブレーキ機構 15 センサリング 17 車速センサ 18 ナット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベアリングで回転自在に支持したアクス
    ルシャフトの端部にドラム取付用のハブを設けたリジッ
    トアクスル構造において、前記アクスルシャフトのベア
    リングから突出した部分にスプライン溝と雄ねじを形成
    し、アクスルシャフトと別体に形成したハブを前記スプ
    ライン溝に嵌合し、雄ねじに螺合したナットで締結した
    ことを特徴とするリジットアクスル構造。
  2. 【請求項2】 ベアリングで回転自在に支持したアクス
    ルシャフトの端部にドラム取付用のハブを設けたリジッ
    トアクスル構造において、前記アクスルシャフトのベア
    リングから突出した部分にスプライン溝と雄ねじを形成
    し、アクスルシャフトと別体に形成したハブを前記スプ
    ライン溝に嵌合し、雄ねじに螺合したナットで締結し、
    前記ハブのスプライン結合部の外形部分に車速センサ用
    のセンサリングを圧入し、かつ、その車幅方向内側に位
    置するブレーキ機構のバッキングプレートに車速センサ
    を固定したことを特徴とするリジットアクスル構造。
JP11088318A 1999-03-30 1999-03-30 リジットアクスル構造 Pending JP2000280707A (ja)

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