JP2000280041A - 車両用ホイールリムの成形方法及び装置 - Google Patents
車両用ホイールリムの成形方法及び装置Info
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- JP2000280041A JP2000280041A JP11091767A JP9176799A JP2000280041A JP 2000280041 A JP2000280041 A JP 2000280041A JP 11091767 A JP11091767 A JP 11091767A JP 9176799 A JP9176799 A JP 9176799A JP 2000280041 A JP2000280041 A JP 2000280041A
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Abstract
高精度で実行することができる。 【解決手段】 丸められたバー1は、横倒し状態で水平
設置面11にセットされる。この際、バー1は中型20
を囲むように配置され、その周方向両端1aが中型20
と先曲げ型40の間に配置され、その周方向中央部1b
が中型20と先詰め型30との間に配置される。先曲げ
型40の成形面43aの中央には位置決めピン50が突
出,後退可能に設けられている。先詰め型30を中型2
0に向かって移動させて、両端1aが接近するようにバ
ー1を成形する際に、突出状態の位置決めピン50が両
端1a間に入り込んで、その位置決めを行う。次に、先
曲げ型40を中型20に向かって移動させ、両端1a近
傍部を直線状に揃える。この先曲げ成形の際も途中まで
位置決めピン50により両端1aの位置決めを行い、先
曲げ成形の途中で位置決めピン50を後退させる。
Description
ムの製造に際して、バーを丸める工程とバーの両端を溶
接する工程との間に実行される成形方法およびこの成形
方法を実行するための装置に関する。
中型のホイールは、圧延形鋼からなるバーを丸め、この
丸められたバーの両端をフラッシュバット溶接すること
により、得られる。この溶接に先だって、予めバーの周
方向両端を接近させる先詰め成形と、この両端近傍部を
直線状に揃える先曲げ成形を行っている。これにより、
バーの端面同士を面接触またはそれに近い状態で突き合
わせることができ、上記端面での溶接を良好に行うこと
ができる。
ついて説明する。この装置は、水平に突出する中型と、
この中型の下方に配置された先詰め型と、中型の上方に
配置された先曲げ型とを備えている。上記丸められたバ
ーは、その周方向両端を上にして、中型を囲むようにし
てセットされ、吊り下げ状態となる。
れる。すなわち、油圧シリンダを駆動させて上記先詰め
型を上方へ移動させることにより、先詰め型と中型とで
上記バーの周方向中央部を挟むことにより、このバーの
両端を接近させるように成形する。次に、上記油圧シリ
ンダを逆方向に駆動して先詰め型を下降させて中型から
離すとともに、他の油圧シリンダを駆動して上記先曲げ
型を下降させる。そして、この先曲げ型と中型で挟むこ
とにより、バーの両端近傍部を曲げて直線状に揃える。
先曲げ成形において、上記バーの両端近傍部が両端から
等しい長さ分だけ曲げられるようにすることが、その後
の良好な溶接を行うために必要であり、そのため、先曲
げ成形の終了時点でバーの両端が先曲げ型の成形面の周
方向中央に位置していなければならない。しかし、上記
従来の成形方法,装置では、成形に際して上記バーの周
方向両端の位置決めを中型にセットする際に手作業で行
うだけであるため、先詰め,先曲げ工程において両端位
置がずれしまい、両端近傍の直線部の長さが異なること
があった。
車両用ホイールリムとなる略円筒形状に丸められたバー
を、中型を囲むようにしてセットし、このセット状態
で、バーの周方向の両端を上記中型とこれに対向する先
曲げ型との間に配置するとともに、バーの周方向中央部
を上記中型とこれに対向する先詰め型との間に配置し、
次に、先詰め工程を実行し、この先詰め工程では、上記
先詰め型を中型に向かって移動させ、この先詰め型と中
型との間にバーの周方向中央部を挟むことにより、バー
の両端を接近させるように成形し、次に、先曲げ工程を
実行し、この先曲げ工程では、上記先詰め型を後退させ
るとともに、先曲げ型を中型に向かって移動させ、この
先曲げ型と中型との間に上記バーの両端近傍部を挟むこ
とにより、これら両端近傍部が直線状に揃うように成形
する車両用ホイールリムの成形方法において、上記先詰
め工程では、上記バーの周方向両端間に位置決め部材を
挿入し、バーの周方向両端を、この位置決め部材に当て
ることにより先曲げ型の成形面の周方向中央に位置決め
することを特徴とする。
ホイールリムの成形方法において、上記先曲げ工程にお
いても上記位置決め部材を上記バーの周方向両端間に挿
入した状態を継続することを特徴とする。本発明の第3
の態様は、第2態様の車両用ホイールリムの成形方法に
おいて、上記先曲げ工程の途中で、上記位置決め部材を
上記バーの周方向両端間から抜くことを特徴とする。
(ロ)上記中型に対峙して配置された先詰め型と、
(ハ)上記先詰め型の反対側において上記中型に対峙し
た配置された先曲げ型と、(ニ)車両用ホイールリムと
なる略円筒形状に丸められたバーを上記中型を囲むよう
にセットするとともに、このバーの周方向中央部を上記
中型と先詰め型との間に配置し、このバーの周方向両端
を上記中型と先曲げ型との間に配置した状態で、上記先
詰め型を中型に向かって移動させ、この先詰め型と中型
との間に上記バーの周方向中央部を挟むことにより、バ
ーの両端を接近させるように先詰め成形する先詰め用移
動手段と、(ホ)上記先詰め成形後、先曲げ型を中型に
向かって移動させ、この先曲げ型と中型との間に上記バ
ーの両端近傍部を挟んでこれら両端近傍部が直線状に揃
うように先曲げ成形する先曲げ用移動手段と、を備えた
車両用ホイールリムの成形装置において、上記先曲げ型
には、その成形面の周方向中央から突出,後退が可能な
位置決め部材と、この位置決め部材を突出,後退させる
駆動手段が設けられており、この駆動手段は、上記先詰
め成形に際して位置決め部材を先曲げ型の成形面から突
出させて、上記バーの両端間に挿入させ、これにより、
バーの両端の位置決めを行うことを特徴とする。
ホイールリムの成形装置において、上記駆動手段は、先
曲げ成形においても上記位置決め部材の突出状態を継続
し、先曲げ成形の途中で後退させることを特徴とする。
本発明の第6の態様は、第5態様の車両用ホイールリム
の成形装置において、上記位置決め部材は、上記バーの
両端の対峙方向における厚みが先端に向かって減少する
ようなテーパをなしていることを特徴とする。
車両用ホイールリムの成形装置において、さらに、上記
中型に隣接して設置テーブルが配置され、この設置テー
ブルは、上記バーを横倒しにし、その幅方向一側縁が接
するようにして載せる水平な設置面を有し、上記中型
は、上記設置面から上方に突出しており、上記先詰め型
および先曲げ型は上記中型に水平方向に対峙することを
特徴とする。
ホイールリムの成形装置において、さらに、上記中型と
先詰め型と先曲げ型が並ぶ水平方向を第1方向とし、こ
の第1方向と直交する水平な方向を第2方向とした時、
上記中型を挟んで上記第2方向に対峙する一対のクラン
プ機構が配置され、これら一対のクランプ機構は、上記
先詰め,先曲げ成形において、上記第1方向に移動可能
な状態で上記バーを挟みつけることにより、上記バーの
第2方向の変位を規制することを特徴とする。本発明の
第9の態様は、第8態様の車両用ホイールリムの成形装
置において、上記クランプ機構は、第1方向に移動可能
な移動台と、この移動台に設置されたクランプ用付勢部
材と、このクランプ用付勢部材に付勢されることにより
第2方向に移動して上記バーの外面に押し付けられるク
ランプ部材と、この移動台に第1方向の相反する力を付
勢する一対のセンタリング用付勢部材とを有しているこ
とを特徴とする。
車両用ホイールリムの成形装置について、図面を参照し
ながら説明する。なお、理解を助けるために、互いに直
交する2つの水平軸X,Y(図1)を基準にして説明す
る。上記成形装置は、X軸方向(第2方向)に離れた一
対の設置テーブル10を有している。この設置テーブル
10の水平をなす設置面11に、車両用ホイールリムと
なる略円筒形状に丸められたバー1が載るようになって
いる。バー1は形鋼からなり、図2に示す複雑な断面形
状となっており、設置面11には横倒し状態で、すなわ
ち、幅方向の一側縁が設置面11に接するようにしてセ
ットされる。なお、本装置による成形前では、このバー
1の周方向両端1aは離れている。
0が配置されている。この中型20は、上記設置面11
より上方に垂直に突出している。この中型20は、ベー
ス部21と、このベース部21の外周に取り付けられた
先詰め用成形部22と、先曲げ用成形部23とを有して
いる。これら成形部22,23は、Y軸方向(第1方
向)に離れて配置されている。成形部22,23は成形
面22a,23aを有している。図2に示すように、成
形面22a,23aと垂直面とが交差して得られる線
は、上記バー1の断面形状に対応した複雑な形状をなし
ている。成形面22aと水平面との交差により得られる
線は、図1から理解できるように円弧をなしている。ま
た、成形面23aと水平面との交差により得られる線
は、図1から理解できるように両端を除いて直線をなし
ている。
軸方向に離れて配置された先詰め型30と、先曲げ型4
0とを備えている。先詰め型30は、ベース部31と、
このベース部31の前面(なお、本実施形態の説明にあ
たっては、中型20に近い方を前とし、中型20から離
れた方を後とする)に固定された中央成形部32と、左
右の成形部33とを有している。これら成形部32,3
3は若干量X軸方向に離れており、成形部32は上記中
型20の先詰め用成形部22に対峙している。成形部3
2,33の前面は成形面32a,33aとなっている。
これら成形面32a,33aと垂直面との交差により得
られる線は、図2に示すように、上記バー1の断面形状
に対応した複雑な形状を有しており、水平面との交差に
より得られる線は、図1から理解できるように、円弧形
状をなしている。上記先詰め型30は、油圧シリンダ3
5(先詰め用移動手段)により、Y軸方向すなわち中型
20に対して接近したり離間する方向に移動されるよう
になっている。
のベース41の前面に固定されたケース部42と、この
ケース部42の前面に固定された成形部43とを有して
いる。成形部43の前面は、中型20の先曲げ用成形部
23の成形面23aに対向する成形面43aとなってい
る。この成形面43aと垂直面との交差により得られる
線は、図2に示すように、上記バー1の断面形状に対応
した複雑な形状を有しており、水平面との交差により得
られる線は、図1から理解できるように、直線をなして
いる。上記先曲げ型40は、油圧シリンダ45(先曲げ
用移動手段)により、Y軸方向すなわち中型20に対し
て接近したり離間する方向に移動されるようになってい
る。
置決めピン50(位置決め部材)が収容されている。こ
の位置決めピン50はY軸方向に延びており、ケース部
42および成形部43の中央に形成された42b,43
bをスライド可能に貫通している。この位置決めピン5
0の先端部は、そのX軸方向の両面がテーパをなして先
細となっている。なお、この先端部の断面形状は円でも
扁平な形状でもよく、要はX軸方向の厚さが先端に向か
って減少するようなテーパをなしていればよい。
より成形面43aから中型20に向かって突出したり後
退するようになっている。この駆動手段55は、コイル
スプリング56と油圧シリンダ57を有している。コイ
ルスプリング56は上記ケース部42に収容され、位置
決めピン50のバネ受け部51とケース部42の前壁と
の間に配置され、位置決めピン50を後方へ付勢してい
る。上記油圧シリンダ57は、第1状態で油圧によりコ
イルスプリング56に抗して位置決めピン50を前方へ
付勢して突出させ、第2状態では戻り、位置決めピン5
0をコイルスプリング56の力で後退させるようになっ
ている。
の一対のクランプ機構60を備えている。これらクラン
プ機構60は、中型を挟んでX軸方向に離れている。各
クランプ機構60は、上記設置テーブル10に隣接する
固定台61と、この固定台61の上面にLMガイド62
を介してY軸方向にスライド可能に設置された移動台6
3と、固定台61に固定されて移動台63を必要な時期
にY軸方向の相反する力で押しつける一対のエアシリン
ダ64(センタリング用付勢部材)と、この移動台63
に設けられたエアシリンダ65(クランプ用付勢部材)
と、このエアシリンダ65のロッド先端に所定角度の首
振りを可能にして設けられたクランプ爪66(クランプ
部材)とを、有している。上記クランプ爪66は湾曲し
た形状を有しており、その両端がバー1の外周面に当た
るようになっている。クランプ爪66の一端には、バー
1に接するローラ67が回転可能に取り付けられてい
る。
められたバー1は、搬送機構により前工程のステージか
ら本装置の設置テーブル10に前述した横倒し状態でセ
ットされる。この際、図1に示すように、バー1は、中
型20とほぼ同心をなす基準位置に配置される。この
際、バー1の周方向の両端が、中型20の成形部23と
先曲げ型40の成形部43との間に、これら成形部2
3,43から離れた状態で配置される。他方、バー1の
周方向の中央部1bが、中型20の成形部22と先詰め
型30の成形部32との間に、これら成形部22,32
から離れた状態で配置される。なお、クランプ機構60
のクランプ爪66は、バー1から後退した位置にある。
示す先詰め成形がなされる。詳述すると、図3(A)に
示す状態から、一対のクランプ機構60のエアシリンダ
65が前進駆動することにより、クランプ爪66がバー
1の外周面に押しつけられる。このように一対のクラン
プ爪66によりエアシリンダ65の力でバー1を挟むこ
とにより、バー1のX軸方向の変位が抑制される。ま
た、油圧シリンダ57を駆動してその油圧によりコイル
スプリング56に抗して位置決めピン50を前進させ、
先曲げ型40の成形部43から突出させる。
び位置決めピン50の突出動作より遅れて油圧シリンダ
35の駆動により先詰め型30を前進させる。やがて、
先詰め型30の左右成形部33の先端部がバー1の中央
部1b外面に当たり、このバー1を中型20に向かって
移動させる。この際、先詰め型30の中央成形部32
は、バー1の中央部1bの外面から離れている。
バー1の移動により、図3(B)に示すように、バー1
の中央部1bの内面が中型20の成形部22に当たり、
バー1の両端1a間に位置決めピン50の先端部が入り
こんだ状態となる。上記バー1の移動過程において、一
対のクランプ機構60でバー1をクランプ支持し、X軸
方向の変位を規制しているので、バー1の両端1a間に
位置決めピン50を確実に入り込ませることができる。
なお、上記クランプ爪66およびエアシリンダ65は、
移動台63に設けられているので、バー1のクランプ状
態を維持したままY軸方向に移動することができる。各
クランプ機構60の一対のエアシリンダ64は、シリン
ダが戻った状態にあり、移動台63が無負荷状態にある
ので、上記バー1の移動の抵抗にはならない。
せる。すると、図3(C)に示すように、バー1の中央
部1bは、中型20の成形部22に係止されたまま、そ
の左右が成形部33に押されることになり、その曲率半
径が小さくなるように成形される。この成形の結果、バ
ー1の両端1aは互いに近づき、図3(C)に示すよう
に位置決めピン50に当たる。
よる先詰め成形に際して、バー1が片当たり等に起因し
て回ることがある。この場合には、上記先詰め成形にお
いて、バー1の一方の端1aが先に位置決めピン50に
当たるため、それ以上のバー1の回動が禁じられる。や
がてバー1の他方の端1aが位置決めピン50に当た
り、この状態で先詰め成形が終了する。このようにし
て、先詰め成形の過程でバー1の両端1aは、位置決め
ピン50により先曲げ型40の成形面43aの中央(バ
ー1の周方向の中央)に位置することを確保される。
端1aは上記位置決めピン50に当たっているが、この
位置決めピン50がなければ両端1aは直接当たる。換
言すれば、バー1は位置決めピン50により弾性変形さ
れて広げられた状態にあり、両端1aはこのバー1の弾
性復元力をもって位置決めピン50に当たっている。
曲げ成形を実行する。詳述すると、油圧シリンダ57の
油圧により位置決めピン50を突出させたまま、油圧シ
リンダ45を駆動させて先曲げ型40を前進させ、バー
1の両端1aを押す。この先曲げ型40の前進より早く
(同調でも可)、油圧シリンダ35を逆方向に駆動して
先詰め型30を後退させる。その結果、バー1がY軸方
向に移動する。なお、一対のクランプ爪66は、このバ
ー1の移動に追随してバー1のクランプ状態を維持した
まま移動台63とともにY軸方向に移動する。
の両端1aの近傍が中型20の成形部23に当たる。な
お、上記先詰め型30は、バー1が中型20に当たった
後も後退し続けて初期位置に戻る。先曲げ型40をさら
に前進させると、図4(B)に示すように、バー1の両
端1aの近傍部は、両型20,40の成形部23,43
でプレスされて、直線状に揃うように折り曲げられる。
aの近傍部が成形部23の角である程度曲げられるま
で、位置決めピン50によりバー1の両端1aが成形部
23,43の周方向中央に位置することが確保されるの
で、両端1aから等しい長さ分直線状に先曲げ成形する
ことができる。
戻るため、コイルスプリング56の力で後退する。油圧
シリンダ57の後退は、先曲げ型40の前進とほぼ同時
期に開始され、ほぼ等しい速度で行われる。ただし、位
置決めピン50がバー1の両端1a間に挿入された状態
は維持される。なお、位置決めピン50は、両端1aが
咥え込む力が強い場合には、中型20の成形部23に当
たることにより先曲げ型40の成形部43に対し相対的
に後退することになる。
両端1aの近傍部が直線状に成形される時、この両端1
aが近づこうとする。そこで、その直前に油圧シリンダ
57を切り替え駆動して、シリンダ及びロッドを後退さ
せ、位置決めピン50を、コイルスプリング56の力で
後退させる。これにより、位置決めピン50が上記先曲
げ成形の支障になるのを回避することができる。また、
バー1の両端1aが位置決めピン50に噛み付くのを防
止することができる。この際、位置決めピン50の先端
部がテーパをなしているので、バー1の両端1aから抜
き取り易くなっている。
ンダ45を逆方向に駆動させると、先曲げ型40が後退
して中型20から離れる。この時、バー1はその弾性復
元力により、その両端1aが当たった状態となる。上記
のように先曲げ型40が後退すると、バー1は各クラン
プ機構60の一対のエアシリンダ64が駆動して、逆方
向のエア圧を移動台63に付与するので、そのセンタリ
ング作用により、基準位置すなわち中型20とほぼ同心
の位置に戻る。その結果、バー1は全ての型20,3
0,40から離れた状態となり、図示しない搬送機構か
らの取り出しが容易となる。取り出されたバー1は、前
述したフラッシュバット溶接のステージへ送られる。こ
の溶接に際しては、バー1の両端1aの近傍部が等しい
長さ分直線をなして揃っており、その端面同士がほぼ面
接触可能になっているので、良好な溶接を行うことがで
きる。
詰め成形、先曲げ成形を行うので、バー1の自重の影響
を受けずに、円滑に成形を行うことができる。
様によれば、先詰め成形の際に位置決め部材によりバー
の両端を位置決めするので、その後の先曲げ成形の際に
バーの両端近傍部を等しい長さで直線状に揃えることが
できる。第2の態様によれば、先曲げ成形の際にも位置
決め部材によるバーの両端の位置決め状態を維持するの
で、より一層確実にバーの両端近傍部を等しい長さで直
線状に揃えることができる。第3の態様によれば、先曲
げ成形の途中で位置決め部材をバーの両端間から抜き取
るので、先曲げ成形を円滑に行うことができる。
ら突没する位置決め部材を用いることにより、簡単な構
造で第1態様の効果を達成することができる。第5の態
様によれば、駆動手段により、第2,第3の態様の効果
を得ることができる。第6の態様によれば、位置決め部
材のテーパにより、先曲げ成形においてバーの両端間か
らの抜き取りが容易となる。第7の態様によれば、バー
を横倒しにして設置テーブルに載せることにより、先詰
め成形,先曲げ成形を、バーの自重の影響を受けること
なく円滑に行うことができる。第8の態様によれば、一
対のクランプ機構をバーの移動に追随させながら、これ
らクランプ機構によって移動方向と直交する方向のバー
の変位を規制するので、例えば先詰め成形において、バ
ーの両端間に位置決め部材を確実に入り込ませることが
できる。第9の態様によれば、一対のセンタリング用付
勢部材により、バーを基準位置に向かって付勢するの
で、例えば成形終了後にバーを取り出し易くすることが
できる。
の成形装置を示す平面図である。
を追って示す平面図である。
後に実行される先曲げ成形を、順を追って示す平面図で
ある。
Claims (9)
- 【請求項1】 車両用ホイールリムとなる略円筒形状に
丸められたバーを、中型を囲むようにしてセットし、こ
のセット状態で、バーの周方向の両端を上記中型とこれ
に対向する先曲げ型との間に配置するとともに、バーの
周方向中央部を上記中型とこれに対向する先詰め型との
間に配置し、 次に、先詰め工程を実行し、この先詰め工程では、上記
先詰め型を中型に向かって移動させ、この先詰め型と中
型との間にバーの周方向中央部を挟むことにより、バー
の両端を接近させるように成形し、 次に、先曲げ工程を実行し、この先曲げ工程では、上記
先詰め型を後退させるとともに、先曲げ型を中型に向か
って移動させ、この先曲げ型と中型との間に上記バーの
両端近傍部を挟むことにより、これら両端近傍部が直線
状に揃うように成形する車両用ホイールリムの成形方法
において、 上記先詰め工程では、上記バーの周方向両端間に位置決
め部材を挿入し、バーの周方向両端を、この位置決め部
材に当てることにより先曲げ型の成形面の周方向中央に
位置決めすることを特徴とする車両用ホイールリムの成
形方法。 - 【請求項2】 上記先曲げ工程においても上記位置決め
部材を上記バーの周方向両端間に挿入した状態を継続す
ることを特徴とする請求項1に記載の車両用ホイールリ
ムの成形方法。 - 【請求項3】 上記先曲げ工程の途中で、上記位置決め
部材を上記バーの周方向両端間から抜くことを特徴とす
る請求項2に記載の車両用ホイールリムの成形方法。 - 【請求項4】(イ)中型と、(ロ)上記中型に対峙して
配置された先詰め型と、(ハ)上記先詰め型の反対側に
おいて上記中型に対峙した配置された先曲げ型と、
(ニ)車両用ホイールリムとなる略円筒形状に丸められ
たバーを上記中型を囲むようにセットするとともに、こ
のバーの周方向中央部を上記中型と先詰め型との間に配
置し、このバーの周方向両端を上記中型と先曲げ型との
間に配置した状態で、上記先詰め型を中型に向かって移
動させ、この先詰め型と中型との間に上記バーの周方向
中央部を挟むことにより、バーの両端を接近させるよう
に先詰め成形する先詰め用移動手段と、(ホ)上記先詰
め成形後、先曲げ型を中型に向かって移動させ、この先
曲げ型と中型との間に上記バーの両端近傍部を挟んでこ
れら両端近傍部が直線状に揃うように先曲げ成形する先
曲げ用移動手段と、 を備えた車両用ホイールリムの成形装置において、 上記先曲げ型には、その成形面の周方向中央から突出,
後退が可能な位置決め部材と、この位置決め部材を突
出,後退させる駆動手段が設けられており、この駆動手
段は、上記先詰め成形に際して位置決め部材を先曲げ型
の成形面から突出させて、上記バーの両端間に挿入さ
せ、これにより、バーの両端の位置決めを行うことを特
徴とする車両用ホイールリムの成形装置。 - 【請求項5】 上記駆動手段は、先曲げ成形においても
上記位置決め部材の突出状態を継続し、先曲げ成形の途
中で後退させることを特徴とする請求項4に記載の車両
用ホイールリムの成形装置。 - 【請求項6】 上記位置決め部材は、上記バーの両端の
対峙方向における厚みが先端に向かって減少するような
テーパをなしていることを特徴とする請求項5に記載の
車両用ホイールリムの成形装置。 - 【請求項7】 さらに、上記中型に隣接して設置テーブ
ルが配置され、この設置テーブルは、上記バーを横倒し
にし、その幅方向一側縁が接するようにして載せる水平
な設置面を有し、 上記中型は、上記設置面から上方に突出しており、上記
先詰め型および先曲げ型は上記中型に水平方向に対峙す
ることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の車
両用ホイールリムの成形装置。 - 【請求項8】 さらに、上記中型と先詰め型と先曲げ型
が並ぶ水平方向を第1方向とし、この第1方向と直交す
る水平な方向を第2方向とした時、上記中型を挟んで上
記第2方向に対峙する一対のクランプ機構が配置され、
これら一対のクランプ機構は、上記先詰め、先曲げ成形
において、上記第1方向に移動可能な状態で上記バーを
挟みつけることにより、上記バーの第2方向の変位を規
制することを特徴とする請求項7に記載の車両用ホイー
ルリムの成形装置。 - 【請求項9】 上記クランプ機構は、第1方向に移動可
能な移動台と、この移動台に設置されたクランプ用付勢
部材と、このクランプ用付勢部材に付勢されることによ
り第2方向に移動して上記バーの外面に押し付けられる
クランプ部材と、この移動台に第1方向の相反する力を
付勢する一対のセンタリング用付勢部材とを有している
ことを特徴とする請求項8に記載の車両用ホイールリム
の成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09176799A JP3933812B2 (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 車両用ホイールリムの成形方法及び装置 |
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JP09176799A JP3933812B2 (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 車両用ホイールリムの成形方法及び装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000280041A true JP2000280041A (ja) | 2000-10-10 |
JP3933812B2 JP3933812B2 (ja) | 2007-06-20 |
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JP (1) | JP3933812B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107138604A (zh) * | 2017-06-27 | 2017-09-08 | 浙江恒威汽车部件有限公司 | 一种全自动轮辋卷圆压平机 |
-
1999
- 1999-03-31 JP JP09176799A patent/JP3933812B2/ja not_active Expired - Fee Related
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