JP2000279260A - ヘッドレスト装置 - Google Patents

ヘッドレスト装置

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JP2000279260A
JP2000279260A JP11091770A JP9177099A JP2000279260A JP 2000279260 A JP2000279260 A JP 2000279260A JP 11091770 A JP11091770 A JP 11091770A JP 9177099 A JP9177099 A JP 9177099A JP 2000279260 A JP2000279260 A JP 2000279260A
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JP
Japan
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stay
headrest
lock plate
groove
headrest device
Prior art date
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Pending
Application number
JP11091770A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiko Takeda
伸彦 武田
Satoshi Kawaguchi
聡 川口
Koji Hosoda
浩嗣 細田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Suzuki Motor Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッドレストのシートバックからの不用意な
抜けを防止する。 【解決手段】 ヘッドレストのステー(4)に格納用の
溝(14)の上方であってステーの中心軸に対して反対
側に抜け止め用の凹所(15)を設け、ロックプレート
(17)を押しつづけていると、ロックプレート(1
7)が凹所(15)に係合して、ステー(4)の引き上
げを規制させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のシートバッ
クに装着され、使用位置および格納位置への選択が自由
であり、さらに、シートバックからの取外し可能なヘッ
ドレストを有するヘッドレスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のシートに着座した乗員の頭を支え
その位置を安定に維持させるヘッドレストはその高さ位
置を調節自在とさせた形でシートのシートバックに装着
される。シートバック装置の一例は、実公平2−467
55号公報に開示されるが、その基本構成を、図6を参
照して説明する。
【0003】シートバック装置は、乗員の頭を支えるヘ
ッドレスト101、ヘッドレスト101に固定された対
のステー102、シートバック103のフレーム104
に固定されかつその内部にステー102を受けるガイド
部材105、ステー102を通しかつガイド部材105
に対して回動自在な回動部材106とから構成される。
ステー102はガイド部材105内に挿入され、ヘッド
レスト101の好ましい位置へと高さ調整された後、ス
トッパ装置107(図7参照)によりステー102をガ
イド部材105に対して固定して、ヘッドレスト101
の使用位置を確保する。ヘッドレスト101の格納位置
である前倒し即ち前倒し状態は、ヘッドレスト101を
上方へ移動させ、ステー102の下端部をストッパ装置
107(図7参照)により回動部材106に支持させ、
この状態で回動部材106をガイド部材105に対して
回動させることで得られる。
【0004】ヘッドレスト101のシートバックからの
取外しは、ストッパ装置107(図7参照)をステー1
02に対して解放させて、ステー102をガイド部材1
05から引抜くことで可能となる。
【0005】図7に示すように、ストッパ装置107
は、回動部材106内を水平方向に移動自在に配設され
たL型のロックプレート108、該ロックプレート10
8を一方向に付勢するスプリング109とを有し、ロッ
クプレート108はステー102を通す孔を有す。ステ
ー102の外周面には、上方が水平な断面略三角形の切
欠き110が複数個離間して設けられかつその下方に断
面略コの字状の溝111が少くとも2ケ離間して配され
る。切欠き110がヘッドレスト101の使用位置を、
上方の溝111がヘッドレストの使用最上位置を、又、
下方の溝112がヘッドレスト101の格納位置を得る
のに利用される。
【0006】ストッパ装置107のロックプレート10
8の孔の内周縁が切欠き110の一つと係合している
と、ヘッドレスト101(図6参照)の使用位置を確保
するが、図7の状態で、さらにステー102を上方へ移
動させるには、ステー102を引き上げると切欠き11
0の斜面を利用してロックプレート108がスプリング
109の付勢力に抗して自から図7で見て右方へ移動し
て切欠き110とロックプレート108との係合を解放
させればよい。したがって、ヘッドレスト101(図6
参照)の高さは、ステー102を引き上げるのみで自由
に調節できる。好みの位置でロックプレート108を切
欠き110に係合させれば、望みの高さのヘッドレスト
101の使用位置が得られる。ヘッドレスト101の最
上使用位置は、ロックプレート108を上方の溝111
に係合させることで確保でき、又、その格納位置は下方
の溝112に係合させ、回動部材106をステー102
とヘッドレスト101とともに一方向に回動させること
で容易に得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術にお
いて、ヘッドレスト101を使用位置から格納位置へと
移動させるとき、ロックプレート108をスプリング1
09の付勢力に抗して水平方向へ移動させ、切欠き11
0とロックプレート108との係合を解除し、ステー1
02を引上げるが、この際、下方の溝112にロックプ
レート108を係合させるタイミングを外し、ステー1
02がガイド部材105から抜けでるおそれがあり、改
善が望れている。又、格納状態にあるヘッドレスト10
1を使用状態に戻すときは、ロックプレート108を押
しつづけなければならず、使い勝手が悪く改善が望まれ
ている。
【0008】それ故に、本発明は前述した従来技術の不
具合を解消させることを解決すべき課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
を解決するために、基本的には、ステーの外周面のヘッ
ドレスト最上使用位置用の溝と格納位置用の溝との間に
ステー抜け止め用の凹所を設けるという技術的手段を用
い、好ましくは、凹所を溝とは反対側に位置させる。
【0010】この手段の採用は、ヘッドレストを使用状
態から格納状態へと移動させるとき、ロックプレートを
スプリングの付勢力に抗して押しつづけていると、ロッ
クプレートがステー抜け止め用の凹所に係合し、ヘッド
レストのそれ以上の引き上げが不可能となり、使用者に
ロックプレートと格納位置用の溝とが近いことを知らせ
る。ロックプレートの押圧をやめると、ロックプレート
と凹所との係合が解放され、ヘッドレストの引き上げが
可能となり、やがて、最下部の溝とロックプレートが自
動的に係合し、ヘッドレストを格納位置へと移動可能と
させる。よって、ヘッドレスト引上げ中の不用意なヘッ
ドレストの抜けを防止できる。
【0011】具体的には、本発明は、車両のシートのシ
ートバックに対し昇降自在な使用位置、前倒し状態の格
納位置を選択できかつステーを有するヘッドレスト装置
において、ステーがステーの外周面にヘッドレストの使
用位置を維持する切欠き、その格納位置を維持する溝に
加えて、ステーの抜け止め用の凹所を有することを特徴
とするヘッドレスト装置を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】図1を参照する。シートバックフ
レーム(図示なし)に固定されるベースブラケット1
は、断面チャンネル形をなし、その本体両側に取付用フ
ランジ2を有し、本体内部の両側部にガイド部材3が固
定される。合成樹脂製のガイド部材3は、ステー4の脚
片を通す孔5(図3参照)を有す。ベースブラケット1
に回動部材6を回動自在に支持させる。回動部材6はス
テー4を通す本体7と、本体7と一体に成形されかつベ
ースブラケット1に軸支される突軸8と、対の本体7を
連結するバー9とからなり、本体7に設けた孔10にス
テー4が通る。
【0013】図2と図4とにステー4を示す。ステー4
の一方の脚片の外側面に、ヘッドレストの最下位置、中
位置、最上位置を決める切欠き11、12、13を離間
して設け、ヘッドレストの使用位置を確保する。下方の
切欠き13より、さらに下方の位置にヘッドレストの格
納位置を確保する溝14を設け、かつ溝14の上方であ
って、溝14とは逆側のステー4の脚片の外面、好まし
くは180度反対側に、ステー抜け止め用の凹所15を
設ける。上方の2つの切欠き11、12は、断面逆略三
角形状で上方の水平面、その下方のテーパ面からなり、
下方の切欠き13は断面略コの字状であって、溝14と
凹所15は下方の水平面、その上方のテーパ面からなる
断面略三角形状をなす。
【0014】図3は、ステー4を回動部材6の本体7
と、ガイド部材3との孔10、5に通しかつストッパ装
置16のロックプレート17を切欠き13に係合させた
状態、即ち、ヘッドレストの最上方の使用状態を示す。
ストッパ装置16は、図3と図5に示すように、本体7
の穴18にスプリング19を介して挿入されたロックプ
レート17を有す。ロックプレート17はステー4を通
す方形の孔20を有し、ピン21と長孔22とを用い、
ロックプレート17の抜けを防止した構成となってい
る。ストッパ装置は図示例に限定されるものでなく他の
公知のものを用いることができる。図3と図4の例で
は、スプリング19で一方向に付勢されたロックプレー
ト17は、その孔20の内縁が切欠き13に係合してい
るが、ロックプレート17を逆方向に押圧して、この係
合を解除すると、ステー4即ちヘッドレストの引き上げ
と押し下げが自在となる。
【0015】ロックプレート17が上方の切欠き11、
12に係合しているときは、ヘッドレストを強い力で引
き上げると、切欠き11、12のテーパ面に沿ってロッ
クプレート17が動き、やがてロックプレート17と切
欠き11、12との係合が解除され、ヘッドレストの上
方への移動が可能となる。図3の状態は、ヘッドレスト
が最っとも高い使用位置となっているが、切欠き13が
断面コの字状のため、ロックプレート17を手で押し
て、切欠き13とロックプレート17の係合を解除しな
い限り、ヘッドレストを動かすことができない。この状
態で、ロックプレート17を手で押し、切欠き13とロ
ックプレート17との係合を解除して、さらに、ロック
プレート17を押しながら、ヘッドレストを引き上げる
と、ロックプレート17が凹所15内に入り、それ以上
のヘッドレストの引き上げが不可能となる。ここで手を
離すと、スプリング19の付勢力によりロックプレート
17が凹所15との係合から解放され、ヘッドレストの
さらなる引き上げを可能にし、やがて、ロックプレート
17が最下位の溝14に自動的にスプリング19の付勢
力により係合し、ヘッドレストの前倒し、即ち格納位置
への移動を可能にさせる。
【0016】ヘッドレストを取り外すときは、ロックプ
レート17を再度押して、ロックプレート17と溝14
との係合を解除させるが、再び使用状態に戻すには、ヘ
ッドレストを、ロックプレート17が切欠き13に係合
する迄押し下げつづければよい。いずれにしても、ヘッ
ドレストの最上位置(アッパモースト)を解除させ、ヘ
ッドレストを別の位置へ移動させるときは、図示例で
は、ロックプレート17の手での押圧を必要とする。
尚、図3の状態でロックプレート17を手で押し、切欠
き13との係合を解除して、手をロックプレート17か
ら離してステー4を引き上げると、ロックプレート17
は溝14に自動的に係合し、ステー4のさらなる引き上
げは規制される。
【0017】
【発明の効果】以上から明らかなように、ステーの脚片
に凹所を設けたことにより、ヘッドレストの不用意な抜
けが防止される。加えて、ヘッドレストを格納位置から
使用位置へ戻すには、ヘッドレストを単に押し下げれば
よく、使い易いヘッドレスト装置が本発明により提供さ
れることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例のヘッドレスト装置の斜視図であ
る。
【図2】ステーの正面図である。
【図3】ステーを回動部材に保持させた状態を示す断面
図である。
【図4】回動部材の回動方向を示す断面図である。
【図5】ストッパ装置の平面図である。
【図6】従来例のヘッドレスト装置の縦断面図である。
【図7】従来例のステーと回動部材との関係を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 ベースブラケット 3 ガイド部材 4 ステー 5 貫通孔 6 回動部材 7 本体 11、12、13 切欠き 14 溝 15 凹所 16 ストッパ装置 17 ロックプレート 19 スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川口 聡 富山県新湊市奈呉の江12番地の3 アイシ ン軽金属株式会社内 (72)発明者 細田 浩嗣 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株式 会社内 Fターム(参考) 3B084 DB05 DB13 DC02 DD07 3B087 DC06 DC09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のシートのシートバックに対し昇降
    自在な使用位置、前倒し状態の格納位置を選択できかつ
    ステーを有するヘッドレスト装置において、ステーがス
    テーの外周面にヘッドレストの使用位置を維持する切欠
    き、その格納位置を維持する溝に加えて、ステーの抜け
    止め用の凹所を有することを特徴とするヘッドレスト装
    置。
  2. 【請求項2】 切欠き、溝および凹所に係合自在なロッ
    クプレートがスプリングの付勢力を受け、該スプリング
    の付勢力に抗してロックプレートを押しかつステーを引
    上げるとロックプレートが凹所に係合する請求項1記載
    のヘッドレスト装置。
  3. 【請求項3】 ステーが静止部材側のガイド部材に挿入
    自在でありかつガイド部材に対して回動自在な回動部材
    に挿入自在であり、ロックプレートが回動部材に配され
    る請求項2記載のヘッドレスト装置。
  4. 【請求項4】 車両用のシートバックフレームに固定さ
    れるベースブラケットと、ベースブラケットに回動自在
    に支持されかつ貫通孔を有する回動部材と、ベースブラ
    ケットに固定されかつ孔を有するガイド部材と、回動部
    材の貫通孔およびガイド部材の孔に挿入されるステー
    と、回動部材に保持されかつスプリングの付勢力を受け
    るロックプレートと、ステーに設けられかつスプリング
    の付勢力を受けたロックプレートが係合する切欠きと、
    ステーに設けられかつスプリングの付勢力に抗してロッ
    クプレートを押したとき係合するステー抜け止め用凹所
    とを有するヘッドレスト装置。
  5. 【請求項5】 ステー外周面に設けた凹所がステー外周
    面に設けた切欠きの反対側に位置する請求項4記載のヘ
    ッドレスト装置。
JP11091770A 1999-03-31 1999-03-31 ヘッドレスト装置 Pending JP2000279260A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100439910B1 (ko) * 2001-06-21 2004-07-12 기아자동차주식회사 자동차용 헤드 레스트
US6969118B2 (en) 2003-10-14 2005-11-29 Nihon Technica Co., Ltd. Headrest support structure

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